JPH0571660A - 電磁弁及びその製造方法 - Google Patents

電磁弁及びその製造方法

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JPH0571660A
JPH0571660A JP22793291A JP22793291A JPH0571660A JP H0571660 A JPH0571660 A JP H0571660A JP 22793291 A JP22793291 A JP 22793291A JP 22793291 A JP22793291 A JP 22793291A JP H0571660 A JPH0571660 A JP H0571660A
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Naonobu Kanamaru
尚信 金丸
Yasuo Takahashi
保郎 孝橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁弁の組立の自動化、製造コストの低減、
弁体動作の応答性の向上を図り、主要部品の最終組立時
に弁体駆動用プランジャの移動ストロークを調整可能に
する。 【構成】 弁体付きプランジャ3の両端をアウターヨー
ク1,インナーヨーク2に設けた軸受6,12により支
持する。軸受6は弁座7と共に電磁弁外側から組付けさ
れる。この組付け方向と一致させて、インナーヨーク2
をベースとしつつ軸受12,筒状部材5,電磁コイル
4,アウターヨーク1,戻しばね11等を順次組付ける
構造とする。主要部品の最後に軸受6と弁座7を組付け
る。弁座7はヨーク1の一部を冷間塑性流動してシール
結合される。ヨーク1,2も冷間塑性流動結合され、そ
れにより筒状部材5に圧縮応力が残留することで部材5
両端全周がヨーク1,2に圧着し耐圧シールを形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弁体付きプランジャを内
装した電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電磁弁の外殻を構成するヨー
ク内に弁体付きプランジャ,戻しばね,弁座,電磁コイ
ル等を内装し、電磁コイルの励磁,消磁及び戻しばねの
協働により弁体付きプランジャを軸方向に往復移動させ
て、弁体と弁座間を開閉(離接)させる方式の電磁弁が
広く知られている。
【0003】例えば、特開昭63−254283号公報
(第1の従来技術)に開示される電磁弁(ノーマルクロ
ーズ型)では、電磁弁の外殻となる一つのヨークに弁座
を一体に成形すると共に、弁体付きプランジャを軸方向
に移動可能に軸受を介して組み込む。
【0004】特開昭63−235778号公報(第2の
従来技術)の第1図〜第4図に開示される電磁弁(ノー
マルオープン型)では、電磁弁の外殻を構成するヨーク
に弁座を一体に成形すると共に、電磁弁本体内の流体充
填部(弁体付きプランジャの移動空間)を形成するスリ
ーブを用いてプランジャを軸方向に移動可能に支持す
る。この従来例はスリーブを軸受として用いる。
【0005】特開昭63−266284号公報(第3の
従来技術)の第1図の電磁弁(ノーマルクローズド型)
や第2図の電磁弁(ノーマルオープン型)では、電磁弁
の外殻を構成するヨークとは別体の弁座を電磁弁本体内
に組み込み、また、第2の従来技術と同様に電磁弁本体
内にて弁体付きプランジャをスリーブを用いて軸方向に
移動可能に支持している。
【0006】特開昭64−46080号公報(第4の従
来技術)の第1図の電磁弁(ノーマルオープン型)や第
6図の電磁弁(ノーマルクローズド型)でもヨークと別
体の弁座を電磁弁本体内に組み込んでいる。
【0007】また、特開昭63−111280号公報
(第5の従来技術)の電磁弁(ノーマルクローズド型)
では、弁座付きノズル及びその付近にある軸受(プラン
ジャのストッパ兼用軸受)を電磁弁本体に外側から取付
けている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように種々の電
磁弁が存在する。
【0009】これらの従来技術のうち、第1,第2の従
来技術のように、弁座を電磁弁外殻の一部を構成するヨ
ークと一体に成形する場合には、ヨーク全体を耐摩耗性
を有する高硬度の材料にて製作する必要があり、加工及
び材料費が割高になる。また、ノーマルオープン型電磁
弁の場合には、弁座側のヨークが電磁吸着面となるため
これに高い磁気特性が要求されるが、通常の鉄鋼材料で
は高硬度になるほど磁気特性が低下する傾向がある。
【0010】これに対し、第3,第4の従来技術のよう
に弁座をヨークと別体に成形した場合には、上記したよ
うな問題が生じない。しかし、これらの弁座は電磁弁本
体の内部に外付けできない状態で組み込まれ、しかもシ
ール性が要求されるので特殊な工夫を要する関係上、予
め別の組立ラインにて弁座とこれを取付けるヨークとを
部分組立(以下、部組と称する)する必要があり、これ
が一貫した組立ラインによる自動組立を阻む原因となっ
ている。
【0011】また、第2,第3の従来技術のようにスリ
ーブを用いて弁体付きプランジャを支持する場合、プラ
ンジャを精度良く支持する意図でプランジャ外周・スリ
ーブ内周間のクリアランスをできるだけ小さくしようと
すると、反面、作動油の粘性抵抗の影響で入力信号に対
するプランジャの応答動作すなわち電磁弁開閉の時間遅
れが大きくなり、逆に電磁弁開閉の時間遅れを少なくし
ようとすると、プランジャ外周・スリーブ内周間のクリ
アランスが大きくなり、プランジャの支持精度が低下す
る傾向がある。
【0012】これに対して、第1,第4,第5の従来技
術のようなプランジャ支持構造では上記のような問題が
生じないが、プランジャを支持する弁座側の軸受につい
ては一般に外側からの組付けが不能な内部組み込み方式
であり、且つ奥まった箇所にあるため、軸受及びこれを
取付けるヨーク或いは軸受,プランジャ,ノズルの組立
体を予め別の組立ラインにて部組する必要があり、これ
も一貫した組立ラインによる自動組立を阻む原因となっ
ている。
【0013】また、従来は電磁弁本体内の流体充填部
(プランジャ移動空間)をシールするために一般にOリ
ングを用いており、そのため、部品点数が多く、部品加
工や組立が煩雑になる傾向がある。
【0014】さらに、いずれも、プランジャのストロー
クは、電磁弁のヨークを結合して電磁弁外殻を構成して
しまう段階で既に決定される構造であるため、後の調整
が困難である問題があった。
【0015】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目
的は、前記した諸々の問題を解消して、電磁弁を一貫し
た組立ラインで自動化を図って製造可能にし、製造コス
トが安価にして応答動作に優れ、しかも弁体付きプラン
ジャのストローク調整を組立時に容易に調整できる電磁
弁を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は基本的には次のように構成する。以下、内
容の理解を容易にするため、第1図の符号を引用して説
明する。
【0017】すなわち、本発明は、アウターヨーク1と
インナーヨーク2とを結合して電磁弁本体の外殻を構成
し、電磁弁本体内に軸受6,12を介して弁体3a付き
プランジャ3を軸方向に移動可能に組み込むと共に、こ
の弁体付きプランジャ3の移動空間Sの周囲に配置され
て弁体付きプランジャ3に駆動力を付与する電磁コイル
4、弁体付きプランジャの移動空間Sと電磁コイル4の
収納部との間をシールして仕切るための筒状部材5、弁
体3aに対する弁座7及び戻しばね11を備えて成る電
磁弁において、前記の軸受6,12は弁体付きプランジ
ャ3の軸方向の両端を支持するようその一方の軸受6が
アウターヨーク1側に、他方の軸受12がインナーヨー
ク2側に配置され、アウターヨーク1にプランジャ移動
空間Sに通じる嵌合穴15を設けて、この嵌合穴15に
弁座7がアウターヨーク1側の軸受6と共に電磁弁外殻
の外側からの組付けられ、この弁座7の組付けは嵌合穴
15周縁を冷間塑性流動させて弁座7外周を緊縛シール
結合することによりなされ、且つ電磁弁の前記構成部品
のうち、アウターヨーク1,インナーヨーク2及びこれ
らと別体の部品(別体品,例えば軸受6,12、弁座
7、筒状部材5、弁体付きプランジャ3、戻しばね1
1、電磁コイル4等)は、インナーヨーク2をベースと
して、アウターヨーク1及び前記別体品が所定の順序で
順次同一方向から組付け可能な形状及び構造で、この一
連の組付けの最後がアウターヨーク1側の軸受6及び弁
座7として成る(これを第1の発明とする)。
【0018】また、上記構成の電磁弁を組立る場合に、
インナーヨーク2の外周にはアウターヨーク1に対する
嵌合入口付近に周溝22を組立前に予め形成し、筒状部
材5は前記各ヨーク1,2よりも硬度の高い材質を使用
し、以上の条件の下で、インナーヨーク2をベースとし
つつアウターヨーク1及び前記別体品を順次組付ける工
程において、アウターヨーク1,インナーヨーク2同士
の結合は、筒状部材5の組付け後に行い、且つこの結合
はアウターヨーク1の嵌合入口付近の周縁を軸方向から
コイニングして(符号23がコイニング箇所である)そ
のコイニングにより生じた塑性流動をインナーヨーク2
の周溝22に入り込ませることで行うと共に、この結合
工程では、筒状部材5に前記コイニングの加圧力に起因
する圧縮応力の一部がコイニング後にも前記塑性流動結
合により残留させ、この残留圧縮応力により筒状部材5
の両端の全周縁を前記各ヨーク1,2の一部に圧着させ
て耐圧シールを形成する工程も併せて行い、前記構成部
品の一連の組付けの最後としてアウターヨーク1側に設
けた嵌合穴15内部の外向き段部24に電磁弁外殻の外
側から該ヨーク側の軸受6を挿入係止させると共に弁座
7を挿入セットし、この弁座7近くの嵌合穴15周縁を
軸方向からコイニングして(符号27がこのコイニング
箇所である)、弁座6を組付ける方法を提案する(これ
を第2の発明とする)。
【0019】また、これらの発明の応用としては、図9
のようにプランジャ3の両端に弁体3a,3a´を設け
て、弁体3a´に対応してインナーヨーク2側にもアウ
ターヨーク1側の嵌合穴15,軸受6,弁座7同様の構
造をなす嵌合穴15´,軸受6´,弁座7を配置したも
のを提案する。
【0020】
【作用】第1の発明の作用…電磁弁を構成する部品のう
ちアウターヨーク1,インナーヨーク2及び別体品が所
定の順序で同一方向から組付け可能な形状,構造を呈し
ている。そのため、例えば、インナーヨーク2をベース
として、インナーヨーク2側の軸受12、筒状部材5、
電磁コイル4、弁体付きプランジャ3等を順次組付ける
ことができ、その後これらの組立品にアウターヨーク1
をかぶせる。なお、これらの構成部品の組付け順序は任
意に設定し得るもので、また、軸受12は例えばインナ
ーヨーク2のコア部2Aに一体成形も可能である。
【0021】以上のような部品の組立をインナーヨーク
2をベースにして行うことで、アウターヨーク1のよう
に高い壁に囲まれ且つ奥まった箇所での部品の組付けを
行うことがなく、比較的ゆとりのあるスペースにて前記
の各種の別体品の組付けが行い得る。
【0022】そして、上記した構成部品のうちの最後に
軸受6及び弁座7がアウターヨーク1の外側から嵌合穴
15に組付けられ、嵌合穴周縁を冷間塑性流動させるこ
とでその塑性流動部分が弁座7外周の一部を緊縛シール
結合する。すなわち、弁座7とアウターヨーク1との間
の緊縛結合部分が圧縮の残留応力状態となり高強度のシ
ール結合がなされる。
【0023】以上の一連の組付けはインナーヨーク2を
ベースにして全て同一方向からしかも組付け箇所の周囲
に比較的余裕のあるスペースを保ってなされので、一貫
した製造ラインにて電磁弁の自動的な組立を可能にす
る。
【0024】ヨーク1,2同士の結合後に軸受6,弁座
7が外側から取付けられるので、ヨーク同士の結合後に
も弁体付きプランジャ3の移動ストロークを弁座7或い
は弁座側軸受6の寸法調整によって調整可能となる。
【0025】軸受6,12によりプランジャ3の両端を
支持するので、筒状部材がプランジャを支持するものに
比べプランジャ移動時の流体抵抗を少なくして電磁弁の
応答性を高める。
【0026】弁座7はヨークと別体品なので、ヨークの
材料選定が容易で通常の鉄鋼材料を使用できる。
【0027】第2の発明の作用…本発明においても、第
1の発明同様に電磁弁の一貫した製造ラインにての自動
組立を可能にする。さらに、流体充填部(プランジャ移
動空間)Sと電磁コイル4とを仕切る筒状部材5の組付
け後に、アウターヨーク1,インナーヨーク2同士のコ
イニングによる冷間塑性流動結合を行うと、その塑性流
動がインナーヨーク2の周溝22に入り込むこと及び筒
状部材5の硬度をヨーク1,2よりも充分に高くした相
乗効果により、筒状部材5にコイニングの加圧力に起因
する圧縮応力の一部が残留する。この圧縮応力によって
筒状部材5の両端の全周縁がヨーク1,2の一部(コア
部)に圧着して高い耐圧シール性を維持する。その結
果、筒状部材5による耐圧シール形成がヨーク1,2同
士の結合工程で同時になされる合理性を有する。
【0028】また、上記構成部品の最後に弁座側の軸受
6及び弁座7がアウターヨーク1の合穴15に外側から
組付けられるが、この場合の弁座7の組付けもコイニン
グによる冷間塑性流動結合を利用するので、高い耐圧シ
ール結合を呈する。そして、これらの耐圧シール形成に
はOリングを使用しないので、部品点数の削減と組立の
簡便化を図り、電磁弁組立の自動化に大きく寄与する。
【0029】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明する。
【0030】図1は本発明の第1実施例に係る電磁弁の
縦断面図で、一例として自動車のブレーキ力を制御する
ABS(アンチロックブレーキシステム)に適用される
ノーマルオープン型の油圧制御用電磁弁が例示してあ
る。図2〜図7は図1の電磁弁の組立工程を示す説明図
である。
【0031】図1に示すように、電磁弁は、その外殻が
アウターヨーク1とインナーヨーク2からなり、これら
が結合することによって構成される。アウターヨーク1
とインナーヨーク2は、磁性材料(例えば低炭素鋼)よ
りなり、冷間塑性結合ができる材質としてある。
【0032】アウターヨーク1とインナーヨーク2の間
には、プランジャ3の移動空間(流体充填部)Sとその
周囲にある電磁コイル4収納部とをシールして仕切る筒
状部材5が配置される。筒状部材5は、その硬度がアウ
ターヨーク1やインナーヨーク2よりも高く、非磁性ま
たは飽和磁束密度の低い材質(例えばオーステナイト系
ステンレス鋼)よりなり、一端の縁が軸方向に鋭利な形
状となっている。筒状部材5の一端がアウターヨーク1
の中央に設けたコア1Aの段部20に係合し、他端がイ
ンナーヨーク2の中央に設けたコア2Aの段部21に係
合し、次に述べるようにヨーク1,2同士が冷間塑性結
合した時にシール機能を発揮する。
【0033】すなわち、インナーヨーク2のうちアウタ
ーヨーク1の嵌合入口近くの周縁には溝22が形成さ
れ、アウターヨーク1の嵌合入口近くにコイニングによ
る冷間塑性加工23が施され、その塑性流動が溝22に
入り込むことでアウターヨーク1とインナーヨーク2は
シール結合される。このシール結合(冷間塑性流動結
合)によって筒状部材5には圧縮応力が残留し、この残
留圧縮応力により筒状部材5の両端全周が各ヨーク1,
2の段部20,21に圧着することで、流体充填部Sの
内部圧力に打ち勝つ高い耐圧シールを発揮する。コア1
A,2Aはそれぞれのヨーク1,2と別体化することも
可能である。
【0034】プランジャ移動空間Sはヨーク1,2及び
筒状部材5に囲まれて電磁弁本体の中央に軸方向に向け
て形成され、アウターヨーク1に径方向に向けて形成し
た流体通路25が合流するようにしてある。プランジャ
移動空間Sの一端となるアウターヨーク1の流体出口側
に嵌合穴15を設けて嵌合穴15に弁座7が配置され、
この弁座7の近くで弁座7上流に軸受6が配設され、プ
ランジャ移動空間Sの他端となるインナーヨーク2側の
内側に軸受12が配設される。軸受6には流路孔6aが
プランジャ支持部周囲に配設してある。
【0035】プランジャ3は一端がロッド状に延びてそ
の先端に弁体3aが一体形成され、両端が軸受6,12
で支持されつつプランジャ移動空間Sに軸方向に往復移
動可能に内装される。また、戻しばね11により弁体3
aが弁座7から離れる(開く)方向に付勢される。この
弁体付きプランジャ3も磁性材料(例えば機械構造用炭
素鋼)よりなり、弁体部3aだけが高周波焼入れされて
いる。
【0036】弁座7及びその近くに設けた軸受6は、次
のようにして組付けられる。
【0037】アウターヨーク1のプランジャ移動空間S
の一端側、換言すればアウターヨーク1の嵌合孔15に
は外向きの段部24が形成される。弁座7と弁座側軸受
6の外径を同一にし、弁座7の外周面に複数の溝26を
周方向に設ける。弁座7の硬度はアウターヨーク1より
高くしてある。嵌合穴15に弁座側軸受6が電磁弁外殻
の外側から挿入係止され、さらに弁座7が嵌合される。
溝26近くのアウターヨーク1の嵌合穴15周縁をコイ
ニングにより冷間塑性流動し(符号の27の部分)、そ
の塑性流動を溝26に入り込ませることで弁座7を緊縛
シール結合し同時に軸受6を固定している。すなわち、
アウターヨーク1と弁座7の周溝26付近の境界はコイ
ニングの加圧による残留圧縮応力が一部保持されて冷間
塑性流動結合され、高強度を有する耐圧シール構造とな
る。軸受6とこれと反対側にある軸受(反弁座側軸受と
する)12は非磁性材料(例えば銅合金)よりなる。弁
座8は耐摩耗性が要求されるため、HRC50以上の材
料(例えばSUS440C焼入材)よりなる。
【0038】電磁コイル4はプランジャ移動空間Sを囲
むようにしてアウターヨーク1に設けた収納部に収納さ
れる。電磁コイル4の非通電時には戻しばね11により
プランジャ3がインナーヨーク2側の反弁座側の軸受1
2側に付勢され弁体3aが弁座7から離れて電磁弁は開
いた状態にある。上記のように軸受12はプランジャ3
のストッパとしても機能する。
【0039】電磁コイル4を通電すると、アウターヨー
ク1,インナーヨーク2及びプランジャ3により磁気回
路を形成して、プランジャ3が戻しばね11の力に抗し
てアウターヨーク1の吸引面1aに吸引され電磁弁は閉
じる。なお、8,9はヨーク外周に設けたOリング、1
0はフィルタである。
【0040】次に本実施例の電磁弁の製造工程について
図2〜図7により説明する。
【0041】まず、図2に示すようにインナーヨーク2
をベースとして反弁座側の軸受12をインナーヨーク2
のコア部2Aに挿入して組み込み、この軸受12を冷間
塑性による緊縛シール結合する。次に筒状部材5の一端
(鋭利な一端と反対側の一端)をインナーヨーク2のコ
ア部2Aに設けた段部28に係止しつつ挿入し、この挿
入口付近のインナーヨーク周縁(コア部2A端面)をコ
イニングして塑性流動させ(符号29で示す部分)、こ
のようにしてインナーヨーク2と筒状部材5の一端とを
冷間塑性流動結合により緊縛シール結合しておく。
【0042】このインナーヨーク2の組立体の筒状部材
5の内周にプランジャ3を挿入すると共に筒状部材5の
外周に電磁コイル4を嵌装する(図3)。その上に、図
4に示すようにアウターヨーク1をそのコア部1Aを筒
状部材5の他端と嵌合係止しつつかぶせ、インナーヨー
ク2とアウターヨーク1をコイニングにより冷間塑性流
動結合し(符号22,23で示す部分)、このコイニン
グの加圧力による筒状部材5への残留圧縮応力の一部が
コイニングにも保持されることで、筒状部材5がヨーク
1,2に耐圧シール構造を呈して組付けられる。
【0043】次いで、アウターヨーク1の出口側近くに
設けた段部24付きの嵌合穴15に、図5に示すように
弁座側軸受6を係止させつつ挿入すると共に弁座7を順
次組み込み、その後に図6に示すようにパンチ16によ
り弁座7近くのアウターヨーク1の周縁に軸方向の加圧
力を加えてコイニング27を施してそのコイニング近く
の嵌合穴15内周を隆起させ、これを弁座7の外周溝2
6に塑性流動させることで、アウターヨーク1と弁座7
を緊縛シール結合する。すなわち、弁座側軸受6及び弁
座7も電磁弁外殻から組付けられる。
【0044】参考までに弁座7と弁座側軸受6の外径を
φ5.8mmとし、弁座7にS45C焼入材.弁座側軸
受6にC5191B,アウターヨーク1にS6Cを用
い、各部品を通常の切削加工によってのみ仕上げた組立
品を作成し、耐圧試験をした結果、弁座7とアウターヨ
ーク1の結合部の耐内圧は44.1MPa以上を達成し
た。
【0045】以上のようにして、弁座7と弁座側の軸受
6をアウターヨーク1に組付けた後、このアウターヨー
ク1の外周にOリング8,9及びフィルター10を装着
してノーマルオープン型電磁弁の組立を完了する。
【0046】本実施例によれば次のような効果を奏す
る。
【0047】(1)上記組立工程で説明したように、本
実施例の電磁弁製造は、インナーヨーク2をベースと
し、その上に反弁座側軸受12,筒状部材5,弁体付き
プランジャ3,電磁コイル4,アウターヨーク1,弁座
側軸受6,弁座7を順次同一方向から挿入しつつ組付
け、これらの部品を用いた組立を一貫した生産ラインに
載せて、しかも連続した流れ工程により自動化を図り得
る。
【0048】(2)しかも、弁座7や軸受6及びこれら
を組付けるヨークの組立前の形状寸法及び面精度は研磨
加工を必要とせず、通常の切削加工にて充分実現でき
る。
【0049】(3)プランジャ移動空間(流体充填部)
Sと電磁コイル4収納部をシールする筒状部材5はヨー
ク1,2の冷間塑性流動結合時の残留圧縮応力を利用し
てヨーク1,2に強固に密着シールし、耐圧シール性の
高い電磁弁を提供できる。しかもこの耐圧シール構造は
Oリング等の部品を使用しないので、組立の簡便化と部
品点数の削減を図り得る。
【0050】(4)弁座とヨークとを別体に成形したの
で、ヨークそのものは弁座のような高硬度の材料を用い
ることなく、通常使用される磁性材料を用いることがで
きる。
【0051】(5)プランジャ3を吸引させるための磁
気吸引面1aはヨーク1と一体化でき、この点も部品点
数の削減に貢献する。
【0052】(6)プランジャ3の両端の細径部を軸受
を介して支持するので、プランジャ3の支持を容易にし
つつ支持精度ひいては弁開閉の確実性を向上させ、ま
た、軸受・プランジャ間の間隙面積を従来のシールチュ
ーブによりプランジャを支持する方式に比べて大幅に小
さくできるので、応答性に対する流体制御物体の粘性の
影響を小さくでき電磁弁としての性能を向上させる。
【0053】(7)プランジャ3の移動ストロークを組
立工程の最後に組付ける弁座7又は弁座側軸受7の寸法
調整により容易に調整できる。
【0054】図8は本発明の第2実施例に係る電磁弁の
縦断面図である。
【0055】図8に係る電磁弁はノーマルクローズド型
の電磁弁で、図中、第1実施例と同一符号は同一或いは
共通する要素を示す(図8以降の図面についても同様で
ある)。
【0056】本実施例の場合、電磁弁を構成する部品,
そのシール構造及びその組立工程については第1実施例
と同様の配慮がなされており、異なる点としては戻しば
ね11が弁体付きプランジャ3を弁座7側に付勢し、電
磁コイル4の励磁による磁気吸引面が符号2aに示すよ
うにインナーヨーク2側に設けてある。
【0057】また、第1実施例のようなインナーヨーク
2側の軸受12に代わってインナーヨーク2のコア部2
Aがプランジャ3に対する軸受を兼用する。すなわち、
プランジャ3の一端にはプランジャ3の一部を構成する
ロッド14が取付けられ、このロッド14が非磁性体の
スペーサ13を介してコア部2Aの設けたガイド穴に挿
入されて支持される。
【0058】本実施例の電磁弁の組立順序については戻
しばね11の順序が第1実施例よりも早まるがその他は
同様である。
【0059】図9は本発明の第3実施例に係る方向制御
弁の縦断面図である。
【0060】本実施例のうち第1実施例と異なる点は、
インナーヨーク2側にもアウターヨーク1側に設けた嵌
合穴15と同様に段部24´付きの嵌合穴15´を形成
し、この嵌合穴15´に軸受6´及び弁座7´を組付け
た点にある。軸受6´及び弁座7´の組付けはアウター
ヨーク1側の軸受6及び弁座7と同様に行う。すなわ
ち、符号の26´,27´が弁座7の塑性流動結合用の
周溝及びコイニングによる塑性流動部を示す。プランジ
ャ4の両端にはシャフト状の弁体3a,3a´が形成さ
れる。
【0061】このような構成よりなれば、電磁コイル4
が消磁されている時には、戻しばね11がプランジャ3
を介して弁体3a´を弁座7´側に圧接(閉弁)するよ
うに付勢し弁体3a側が開弁状態となり、電磁コイル4
が励磁されると、戻しばね11の力に抗してプランジャ
4が移動して弁体3a´が弁座7´から離れ(開弁)、
弁体3aが弁座7に圧接(閉弁)する。
【0062】このような構成においては、弁座側軸受と
弁座の組付け対象がアウターヨーク1及びインナーヨー
ク2の計2箇所に増えるが、組立の手法としては、最初
にインナーヨーク2側の弁座7´を軸受6´と共に外側
から組付けてシール結合(弁座7´を嵌合する嵌合穴1
5´周縁をコイニングによる冷間塑性流動してのシール
結合)する点を除いて第1実施例同様である。
【0063】すなわち、軸受6´,弁座7´付きのイン
ナーヨーク2をベースとして、このヨーク2に筒状部材
5の一端を嵌合係止し、弁体付きプランジャ3を筒状部
材5の内周に挿入しつつ組み込み、電磁コイル4を筒状
部材5の外周に嵌合して組み込む。その後、筒状部材5
の他端と係止させつつアウターヨーク1をインナーヨー
ク2に嵌合し、アウターヨーク1とインナーヨーク2と
をコイニングによる冷間塑性流動結合すると共に、筒状
部材5にこの結合後にも一部残る圧縮応力により耐圧シ
ールを形成し、戻しばね11のセット後にアウターヨー
ク1側の軸受6,弁座7を外側よりコイニングにより組
付ける。
【0064】本実施例も、第1実施例同様の効果を奏す
る。
【0065】
【発明の効果】第1の発明によれば、電磁弁を一貫した
組立ラインで自動化を図って製造可能にし、弁座をヨー
クと別体にすることでヨーク等に通常の磁性材料を用い
て製造コストを安価にし、軸受がプランジャの両端を支
持するので弁体付きプランジャの動作の安定性を図り、
しかも軸受面積を小さくして流体の粘性の影響も小さく
して電磁弁の応答性を高め、さらに主要な構成部品を組
付けた最後に弁体付きプランジャのストローク調整を弁
座又は弁座側の軸受の寸法調整により可能にする等の効
果を奏する。
【0066】また、第2の発明によれば、上記の効果に
加えて、Oリングを用いずとも、電磁弁本体内部の流体
充填部と電磁コイル収納部間を強度の耐圧シールを施す
ことができ、部品点数の削減と組立の合理化を図りつつ
シール性能に優れた電磁弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電磁弁の縦断面図。
【図2】上記第1実施例の電磁弁組立過程を示す説明
図。
【図3】上記第1実施例の電磁弁組立過程を示す説明
図。
【図4】上記第1実施例の電磁弁組立過程を示す説明
図。
【図5】上記第1実施例の電磁弁組立過程を示す説明
図。
【図6】上記第1実施例の電磁弁組立過程を示す説明
図。
【図7】上記第1実施例の電磁弁組立過程を示す説明
図。
【図8】本発明の第2実施例に係る電磁弁の縦断面図。
【図9】本発明の第3実施例に係る電磁弁の縦断面図。
【符号の説明】
1…アウターヨーク、1A…コア部、2…インナーヨー
ク、2A…コア部、3…弁体付きプランジャ、4…電磁
コイル、5…筒状部材、6…軸受、7…弁座、11…戻
しばね、12…軸受、15…嵌合穴、16…パンチ、2
1…係止段部、22…インナーヨーク外周の周溝、23
…コイニング跡、24…係止段部、26…弁座外周の周
溝、27…コイニング跡、S…プランジャ移動空間。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターヨークとインナーヨークとを結
    合して電磁弁本体の外殻を構成し、電磁弁本体内に軸受
    を介して弁体付きプランジャを軸方向に移動可能に組み
    込むと共に、この弁体付きプランジャの移動空間の周囲
    に配置されて該弁体付きプランジャに駆動力を付与する
    電磁コイル、前記弁体付きプランジャの移動空間と前記
    電磁コイルの収納部との間をシールして仕切るための筒
    状部材、前記弁体に対する弁座及び戻しばねを備えて成
    る電磁弁において、 前記軸受は前記弁体付きプランジャの軸方向の両端を支
    持するようその一方の軸受が前記アウターヨーク側に、
    他方の軸受が前記インナーヨーク側に配置され、前記ア
    ウターヨークに前記プランジャ移動空間に通じる嵌合穴
    を設けて、この嵌合穴に前記弁座が前記アウターヨーク
    側の軸受と共に電磁弁外殻の外側から組付けられ、この
    弁座の組付けは、前記嵌合穴周縁を冷間塑性流動させて
    弁座外周を冷間塑性流動により緊縛シール結合してなさ
    れ、 且つ電磁弁の前記構成部品のうち、前記アウターヨー
    ク,インナーヨーク及びこれらと別体の部品(以下、別
    体品とする)は、前記インナーヨークをベースとして、
    前記アウターヨーク及び前記別体品が所定の順序で順次
    同一方向から組付け可能な形状及び構造で、この一連の
    組付けの最後が前記アウターヨーク側の軸受及び弁座と
    した組付構造として成ることを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記別体品は、少な
    くとも、前記軸受、弁座、筒状部材、弁体付きプランジ
    ャ、戻しばね、電磁コイルよりなり、前記軸受の一方或
    いは前記アウターヨーク,インナーヨークのいずれかが
    前記弁体付きプランジャの移動量を規制するストッパを
    兼ねる構成としてあることを特徴とする電磁弁。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記別
    体品は、少なくとも、前記アウターヨーク側の軸受、弁
    座、筒状部材、弁体付きプランジャ、戻しばね、電磁コ
    イルよりなり、前記インナーヨーク側の軸受が該インナ
    ーヨークに一体に成形してあることを特徴とする電磁
    弁。
  4. 【請求項4】 アウターヨークとインナーヨークとを結
    合して電磁弁本体の外殻を構成し、両端に弁体を有する
    プランジャを軸方向に移動可能に組み込むと共に、前記
    アウターヨーク,インナーヨークの双方の位置に前記弁
    体付きプランジャの移動空間の両端に通じる嵌合穴を配
    設し、これらの嵌合穴に前記各弁体に対応した弁座が前
    記弁体付きプランジャの各一端を支持する軸受と共に電
    磁弁外殻の外側から組付けられ、これらの弁座の組付け
    は、前記嵌合穴周縁を冷間塑性流動させて弁座外周を冷
    間塑性流動により緊縛シール結合してなされ、 且つ前記プランジャ移動空間の周囲に配置されて前記弁
    体付きプランジャに駆動力を付与する電磁コイル、前記
    弁体付きプランジャの移動空間と前記電磁コイルの収納
    部との間をシールして仕切るための筒状部材、戻しばね
    等を備え、この戻しばねと前記電磁コイルの励磁・消磁
    の協働により前記プランジャを往復移動可能にして前記
    各弁座に対する弁体の離接(弁開閉)を交互に切り替わ
    る構成とし、 電磁弁の前記構成部品は、前記インナーヨークに該イン
    ナーヨーク側の弁軸及び弁座を組付けたものをベースと
    して、その上に前記筒状部材,弁体付きプランジャ,戻
    しばね,電磁コイル,アウターヨーク,アウターヨーク
    側の軸受及び弁座が順次同一方向から組付け可能な形状
    及び構造で、この一連の組付けの最後が前記アウターヨ
    ーク側の軸受及び弁座として成ることを特徴とする電磁
    弁。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    において、前記弁座外周に溝を設け、この溝に前記アウ
    ターヨークの前記嵌合周縁を冷間塑性流動させることに
    より前記弁座を緊縛シール結合したことを特徴とする電
    磁弁。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    において、前記インナーヨーク外周のアウターヨーク嵌
    合入口付近に周溝を設け、この周溝近くにある前記アウ
    ターヨークの周縁が軸方向からコイニングされてコイニ
    ングにより生じた塑性流動が前記周溝に入り込むことで
    前記ヨーク同士が冷間塑性流動結合され、 一方、前記筒状部材は前記各ヨークよりも硬度の高い部
    材を使用し、この筒状部材に前記コイニングの加圧力に
    起因する圧縮応力の一部をコイニング後にも前記冷間塑
    性流動結合により残留させ、この残留圧縮応力により前
    記筒状部材の両端の全周縁を前記各ヨークの一部に圧着
    させて耐圧シールを形成したことを特徴とする電磁弁。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    において、前記アウターヨーク及びインナーヨークは、
    その対向する中央部を内側に突出させたコア部を有し、
    このコア部間に前記筒状部材がシールしつつ介在して成
    ることを特徴とする電磁弁。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記コア部は前記ア
    ウターヨーク及びインナーヨークに一体又は別体に成形
    してあることを特徴とする電磁弁。
  9. 【請求項9】 アウターヨークとインナーヨークとを結
    合して電磁弁本体の外殻を構成し、電磁弁本体内に軸受
    を介して弁体付きプランジャを軸方向に移動可能に組み
    込むと共に、前記弁体に対する弁座を前記アウターヨー
    ク側に配設し、且つ前記弁体付きプランジャの移動空間
    の周囲に配置されて該弁体付きプランジャに駆動力を付
    与する電磁コイル、前記弁体付きプランジャの移動空間
    と前記電磁コイルの収納部との間をシールして仕切るた
    めの筒状部材、前記弁体付きプランジャを支持する軸
    受、前記弁体付きプランジャを所定方向に付勢する戻し
    ばねを備えてなる電磁弁において、 電磁弁の前記構成部品のうち、前記アウターヨーク,イ
    ンナーヨーク及びこれらと別体の部品(以下、別体品と
    する)は、前記インナーヨークをベースとして、前記ア
    ウターヨーク及び前記別体品が所定の順序で順次同一方
    向から組付け可能な形状及び構造に予め設定し、且つ前
    記インナーヨークの外周にはアウターヨークに対する嵌
    合入口付近に周溝を組立前に予め形成し、前記筒状部材
    は前記各ヨークよりも硬度の高い材質を使用し、 以上の条件の下で、前記インナーヨークをベースとしつ
    つ前記アウターヨーク及び前記別体品を順次組付け、こ
    の組付け工程において、前記アウターヨーク,インナー
    ヨーク同士の結合は、前記筒状部材の組付け後に行い、
    且つこの結合は前記アウターヨークの嵌合入口付近の周
    縁を軸方向からコイニングしてそのコイニングにより生
    じた塑性流動を前記インナーヨークの周溝に入り込ませ
    ることで行うと共に、この結合工程では、前記筒状部材
    に前記コイニングの加圧力に起因する圧縮応力の一部が
    コイニング後にも前記冷間塑性流動結合により残留さ
    せ、この残留圧縮応力により前記筒状部材の両端の全周
    縁を前記各ヨークの一部に圧着させて耐圧シールを形成
    する工程も併せて行い、 前記構成部品の一連の組付けの最後として前記アウター
    ヨーク側に設けた嵌合穴内部の外向き段部に電磁弁外殻
    の外側から該ヨーク側の軸受を挿入係止させると共に前
    記弁座を挿入セットし、この弁座近くの前記嵌合穴周縁
    を軸方向からコイニングして前記弁座を組付けることを
    特徴とする電磁弁の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記筒状部材の組
    付けは、前記インナーヨークのコア部に前記筒状部材の
    一端を係止しつつ挿入し、この挿入された筒状部材一端
    周囲の前記コア部を冷間塑性流動させることにより、該
    筒状部材一端を緊縛シール結合して行うことを特徴とす
    る電磁弁の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10において、電
    磁弁の組立工程として、前記インナーヨークをベースに
    してインナーヨークのコア部に軸受を挿入により組み込
    む工程と、前記インナーヨークのコア部に前記筒状部材
    の一端を挿入係止しこの挿入部付近のコア部をコイニン
    グにより冷間塑性流動させて該筒状部材一端を緊縛シー
    ル結合する工程と、前記弁体付きプランジャを前記筒状
    部材の内周に挿入しつつ組み込む工程と、前記筒状部材
    の外周に電磁コイルを嵌合する工程と、前記各工程を経
    た組立体に前記アウターヨークをそのコア部を前記筒状
    部材の他端(前記緊縛結合シール結合を行った一端と反
    対側の端部)に係止させつつかぶせた後、アウターヨー
    ク,インナーヨーク同士のコイニングによる冷間塑性流
    動結合する工程と、前記戻しばねを前記アウターヨーク
    側から挿入する工程と、前記各工程を経た後に前記アウ
    ターヨーク側に設けた嵌合穴に該アウターヨーク側の軸
    受及び弁座を電磁弁外殻の外側から挿入係止させて、こ
    の弁座近くの前記嵌合穴周縁を軸方向からコイニングし
    て前記弁座を組付けする工程を有することを特徴とする
    電磁弁の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    1項において、前記弁座の組付け工程は、前記弁座の外
    周に予め溝を設けて、この溝に前記嵌合穴周縁のコイニ
    ングにより生じた塑性流動部を入り込ませて行うことを
    特徴とする電磁弁の製造方法。
  13. 【請求項13】 アウターヨークとインナーヨークとを
    結合して電磁弁本体の外殻を構成し、両端に弁体を有す
    るプランジャを軸方向に移動可能に組み込むと共に、前
    記アウターヨーク,インナーヨークの双方の位置に前記
    弁体付きプランジャの移動空間の両端に通じる嵌合穴を
    配設し、これらの嵌合穴に前記弁体付きプランジャの各
    一端を支持する弁軸及び前記各弁体に対応した弁座を配
    置してなり、前記弁体付きプランジャの周囲に配置され
    て該弁体付きプランジャに駆動力を付与する電磁コイ
    ル、前記弁体付きプランジャの移動空間と前記電磁コイ
    ルの収納部との間をシールして仕切る筒状部材と、戻し
    ばねとを備えてなる方向切換用の電磁弁において、 前記インナーヨークの外周における前記アウターヨーク
    に対する嵌合入口付近に周溝を組立前に予め形成し、前
    記筒状部材は前記各ヨークよりも硬度の高い材質を使用
    し、 以上の条件の下で、インナーヨークを組立のベースと
    し、このインナーヨーク側の嵌合穴にその軸受及び弁座
    を電磁弁外殻の外側より順に挿入係止すると共にこの弁
    座付近の嵌合穴周縁を軸方向にコイニングしてその塑性
    流動により前記弁座を組付ける工程と、前記インナーヨ
    ークに前記筒状部材の一端を嵌合係止する工程と、前記
    弁体付きプランジャを前記筒状部材の内周に挿入しつつ
    組み込む工程と、前記電磁コイルを前記筒状部材の外周
    に嵌合して組み込む工程と、前記筒状部材の他端と係止
    させつつ前記アウターヨークをインナーヨークに嵌合
    し、前記アウターヨークの嵌合入口付近の周縁を軸方向
    からコイニングしてそのコイニングにより生じた塑性流
    動を前記インナーヨークの周溝に入り込ませることでヨ
    ーク同士を冷間塑性流動結合すると共に、前記筒状部材
    に前記コイニングの加圧力に起因する圧縮応力の一部を
    コイニング後にも前記塑性流動結合により残留させ、こ
    の残留圧縮応力により前記筒状部材の両端の全周縁を前
    記各ヨークの一部に圧着させて耐圧シールを形成する工
    程と、戻しばねをセットする工程と、これらの工程後に
    前記アウターヨーク側の嵌合穴に前記インナーヨーク側
    の軸受及び弁座の組付け同様の処理で電磁弁外殻の外側
    より軸受及び弁座を組付ける工程とを経て電磁弁を組立
    ることを特徴とする電磁弁の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1182799A (ja) * 1997-09-12 1999-03-26 Denso Corp 電磁弁及びその製造方法
JP2000205433A (ja) * 1998-11-09 2000-07-25 Fuji Koki Corp 電磁弁
JP2006517280A (ja) * 2003-02-06 2006-07-20 スターマン・インダストリーズ・インコーポレーテッド 電磁バルブ・アセンブリ
JP2013038233A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Denso Corp 電磁駆動装置及び電磁弁

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