JPH0572438B2 - - Google Patents

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JPH0572438B2
JPH0572438B2 JP60500328A JP50032885A JPH0572438B2 JP H0572438 B2 JPH0572438 B2 JP H0572438B2 JP 60500328 A JP60500328 A JP 60500328A JP 50032885 A JP50032885 A JP 50032885A JP H0572438 B2 JPH0572438 B2 JP H0572438B2
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Union Carbide Corp
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Union Carbide Chemicals and Plastics Technology LLC
Union Carbide Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G21/00Refining of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by extraction with selective solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G21/00Refining of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by extraction with selective solvents
    • C10G21/06Refining of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by extraction with selective solvents characterised by the solvent used
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    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G21/00Refining of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by extraction with selective solvents
    • C10G21/28Recovery of used solvent

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  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

請求の範囲 1 (a) 式 HO−[CHR1−(CR2R3o−O−]nH (ここでnは1〜5の整数であり、mは1又は
それより大きな値を有する整数であり、R1
R2およびR3は各々水素又はアルキルである)
を有するポリアルキレングリコールと、混成抽
出溶剤の総重量を基に0.5〜99重量%の、式 R4O−[CHR5−(CHR6xO]y−R7 (ここでR4、R5、R6およびR7は各々水素又は
アルキルであるが、但しR4とR7が共に水素で
あることはなく、xは1〜5の整数であり、y
は2〜10の整数でありうる)を有するグリコー
ルエーテルとからなる混成抽出溶剤を混成炭化
水素供給材料に、温度が少くとも150℃の抽出
帯域で接触させて、芳香族炭化水素を含む溶剤
相と非芳香族炭化水素を含むラフイネート相を
形成し、 (b) 前記溶剤相を冷却し、 (c) 冷却した該溶剤相を分離帯域に導入し、また
それと共に、前記混成抽出溶剤中の芳香族炭化
水素の反溶剤を有効量導入して、芳香族炭化水
素を含む抽出物相と混成抽出溶剤及び反溶剤を
含む溶剤相を形成し、 (d) 該溶剤相から反溶剤を除去し、且つ該溶剤相
を工程(a)の抽出帯域に再循環させ、そして (e) 工程(c)の抽出物相と工程(a)のラフイネート相
を回収する ことよりなる、混成炭化水素供給材料の脱芳香族
方法。 2 混成抽出溶剤が本質上、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコールおよびこれらの混合物よりなる群から選
ばれるポリアルキレングリコールと、メトキシト
リグリコール、エトキシトリグリコール、ブトキ
シトリグリコール、メトキシテトラグリコール、
エトキシテトラグリコールおよびこれらの混合物
よりなる群から選ばれるグリコールエーテルとか
らなり、該グリコールエーテルが前記混成抽出溶
剤の0.5〜99重量%をなす、特許請求の範囲第1
項記載の方法。 3 工程(e)のラフイネートおよび抽出物を別個に
水と接触させて、主に水と混成抽出溶剤を含む二
つの水相を形成する付加工程を包含する特許請求
の範囲第1項記載の方法。 4 混成炭化水素供給材料の芳香族成分と非芳香
族成分を分離するための混成抽出溶剤にして、
式: HO−[CHR1−(CR2R3o−O−]nH (ここでnは1〜5の整数であり、mは1〜10の
整数であり、R1、R2およびR3は各々水素又はア
ルキルである)を有するポリアルキレングリコー
ルと、前記混成抽出溶剤の総重量を基に0.5〜99
重量%の、式: R4O−[CHR5−(CHR6xO]y−R7 (ここでxは1〜5の整数であり、yは2〜10の
整数であり、R4、R5、R6およびR7は各々水素又
はアルキルであるが、但しR4とR7が共に水素で
あることはない)を有するポリアルキレングリコ
ールエーテルとからなる混成抽出溶剤。 本発明の分野 本発明方法は、混成炭化水素供給材料から芳香
族炭化水素と非芳香族炭化水素を分離するための
改良方法に関し、更に特定するに、芳香族、ナフ
テン系およびパラフイン系の混成炭化水素供給原
料から芳香族炭化水素と非芳香族炭化水素を高収
率で分離することに関する。しかも、本方法は、
芳香族炭化水素と非芳香族炭化水素を分離するの
に必要なエネルギー要求数量を有意に減ずる。本
方法は特に、非芳香族成分が鉱油よりなる混成炭
化水素供給材料中のナフテン系/パラフイン系炭
化水素類から芳香族炭化水素を分離するのによく
適合し、また特に潤滑油に対しよく適合する。 背 景 混成炭化水素供給材料から芳香族炭化水素と非
芳香族炭化水素を分離すること(通常脱芳香族と
呼称される)は種々の理由から必要且つ有利なこ
とし久しい間認識されてきた。例えば、BTX(ベ
ンゼン、トルエンおよびキシレン)留分が芳香族
留分であるとき、それは石油化学製品の製造で原
料として用いられ、或いはガソリン用添加剤とし
てそのオクタン価を高めるために用いられうる。
また、かかる混成供給材料から誘導される非芳香
族留分は、燃料、溶剤等としてのさまざまな用途
を有し、それゆえにまた非常に望ましい。芳香族
留分および非芳香族留分のこのような用途によ
り、多くの脱芳香族方法が開発されている。 特に興味深くまたむづかしいのは、潤滑油中に
存在する複雑な成分の分離である。而して、該潤
滑油の場合、粘度指数、熱および酸化安定性、並
びに潤滑油の色を改良するために芳香族系炭化水
素の除去が必要である。芳香族系炭化水素が潤滑
油中に存在すると、かかる芳香族炭化水素の低い
粘度指数、劣つた熱ないし酸化安定性、高い炭素
残分および不十分な色ゆえに該潤滑油は品質面で
影響を受ける。この潤滑油中に存在する芳香族系
炭化水素は、ガソリンの製造に用いられる軽質炭
化水素混合物中に見出されるBTX留分とは有意
に異なつており、その結果非常にさまざまな分離
問題を呈する。 芳香族炭化水素がBTX留分である混成炭化水
素供給材料の芳香族成分と非芳香族成分を分離す
るのに種々の方法が提案されてきた。代表的なも
のは、BTX留分を分離するのに抽出塔を用いる
方法で、そこではグリコール溶剤/水溶液、
BTXおよび還流流れを二段蒸留塔に導入し、
BTXを蒸留して水と連行グリコールを除去して
いる。同様に、二つの蒸留塔を用い、BTX留分
と水を二番目の塔で蒸留する方法も提案されてい
る。加えて、二つの蒸留塔を用い、二番目の塔を
BTX留分と他成分の蒸留に使う方法も提案され
ている。 これらの方法は、芳香族炭化水素成分の分離が
BTX留分以外のものであるとき、特にこれら方
法が潤滑油の脱芳香族に用いられるとき十分とは
証明されていない。それゆえ、種々の芳香族炭化
水素を含む混成炭化水素供給材料を脱芳香族する
ための方法が多数提案されている。かかる方法は
大部分、抽出溶剤の選択に係わる。例えば、米国
特許第2400732号および同同2402799号は、抽出溶
剤として主に水を含む溶剤を用いた抽出/蒸留を
開示している。混成炭化水素供給原料から芳香族
炭化水素を抽出すべく水を基剤とした溶剤が数多
く提案されているが、このような抽出溶剤は今日
まで十分とは証明されていない。かかる溶剤とし
て、50%までのグリコールを含むグリコール/水
(米国特許第2400802号)、メタノール/水(米国
特許第3985644号)、水/非酸素化有機溶剤(米国
特許第2298791号)、水/アミン(米国特許第
2401825号)、および水/無機塩、酸若しくは塩基
又は有機物質(米国特許第2403485号)が挙げら
れる。水を基剤とする抽出溶剤の使用に関連した
問題例えば極端に高い圧力の使用は斯界によく知
られている。 この、水を基剤とする抽出溶剤の使用に関連し
た問題を打解するのに役立つものとして種々の方
法が提案されている。例えば、米国特許第
1783203号には、重質石油の処理で無水アルコー
ルを用いることが開示されている。斯界では、か
かるアルコールの引火性と毒性に関する問題がよ
く知られている。米国特許第1908018号には、鉱
油の精製で或る種のエチレングリコールエーテル
すなわちエチレングリコールおよびジエチレング
リコールのエーテル類並びにそれらのアシル誘導
体を用いることが開示されている。この方法は、
油供給材料とエチレングリコールエーテルとを混
合したのち該混合物全体を冷却撹拌してパラフイ
ンに富む上層とナフテンに富む下層とを形成する
ことにより、パラフインないしナフテン部分の分
離を行なつている。而して、この方法は芳香族と
非芳香族の分離に関するものではない。溶剤は減
圧蒸留により除去されている(第4欄の初め、第
129行以下参照)。この方法はエチレングリコール
エーテルと他の溶剤との混合物を用いず、またジ
エチレングリコールエーテルより高級のグリコー
ルエーテルを用いてもいない。しかも、この方法
は、抽出溶剤を除去すべく蒸留工程を使用するた
め必然的にエネルギー集中型である。 米国特許第2337732号には、ガソリン若しくは
軽質炭化水素(C1〜C5)を含む炭化水素留出物
から抽出−蒸留法により脱芳香族するのにエタノ
ールアミンの使用が開示されている。米国特許第
2295612号には、樹脂形成性化合物取得のため芳
香族混合物を分離するのに低分子量多価アルコー
ルの使用が開示されている。米国特許第2129283
号には、潤滑油からナフテン系不純物を120〓〜
200〓の温度で抽出する溶剤としてβ,β′−ジク
ロロジエチルエーテルと2〜30%のプロピレング
リコールの使用が開示されている。米国特許第
3379788号には、フエニルグリシジルエーテルの
アルキレンオキシド付加物の使用が開示され、そ
して米国特許第2834820号には、脱芳香族用溶剤
としてエチル若しくはプロピレンオキシドの混成
アルキレンオキシド付加物の使用が開示されてい
る。 上記方法は収率、純度および溶剤回収において
相当低く、かかる問題を打解すべく抽出と蒸留を
用いた脱芳香族方法がいくつか提案されている。
該脱芳香族方法には、溶剤抽出−蒸気蒸留法(米
国特許第3417033号、同第3714034号、同第
3779904号、同第3788980号、同第3755154号およ
び同第3966589号)、複合抽出帯域と共沸蒸留を用
いる方法(例えば米国特許第3789077号)、蒸留な
いしストリツピング塔を用いる方法(米国特許第
4048062号および同第4177137号)並びに複式蒸留
法(例えば米国特許第3461066号)が含まれる。
あいにくにも、これらの方法はコスト高につく溶
剤の蒸留を用いている。しかも、これらの方法を
用いることには通常高い資本経費とエネルギー費
がかかわり合う。それゆえ、かかる問題を最小限
に抑えうる別法が求められてきた。 米国特許第3431199号には、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、スルホランおよ
びこれらの混合物よりなる溶剤の使用により混成
炭化水素供給材料から芳香族炭化水素を分離する
方法が開示されている。この方法は、好ましくは
80〜130℃範囲の温度で抽出することによる軽質
芳香族の分離に係わり、該芳香族炭化水素の分離
を行なうべくアセトンとの共沸蒸留を用いてい
る。この方法では、好ましくは2〜8重量%の水
を含む溶剤が使われる。 米国特許第3551327号には、スルホラン系溶剤
を用いる抽出蒸留が開示されている。 米国特許第3985644号には、メタノール−水混
合物によりナフサを芳香族リツチ部分とパラフイ
ンリツチ部分とに分ける方法が開示されている。
芳香族リツチ相からの溶剤分離は、該混合物の温
度を低めることにより実施される。この溶剤は上
記の如くメタノール/水混合物からなる。而し
て、それは毒性が高く易燃性の混合物である。 米国特許第4086159号には、抽出蒸留にエトキ
シル化アルカンポリオール溶剤を用いることによ
る混成炭化水素供給材料からの芳香族炭化水素の
分離方法が開示されている。高い沸点を示すこの
エトキシル化アルカンポリオール溶剤は、エチル
ベンゼンおよび多置換ベンゼンの如き高沸点芳香
族炭化水素の回収を可能にする。この方法は、エ
ネルギー集約蒸留工程を行なうのに必然的にかな
り多量のエネルギーを要求する。 米国特許第4179362号には、温度約150〜450〓
の抽出帯域でメタノール/水抽出溶剤(該溶剤中
水含分は少くとも10容量%)を用いることにより
芳香族含有石油留分を芳香族リツチ流れと非芳香
族炭化水素流れとに分ける方法が開示されてい
る。この抽出では、芳香族リツチ抽出物中の炭化
水素の溶解性を減ずるべく抽出工程で水が使われ
る。この抽出工程に続いて、芳香族リツチ抽出物
に水(蒸留水)を更に加えて、水/メタノール溶
剤が少くとも80容量%の水を含むようにする。次
いで、フラツシユ蒸留、エネルギー集約法或い
は、抽出溶剤として超臨界的CO2を用いる如き他
の手段により水とメタノールを除去せねばならな
い。より高い留出物処理でのメタノール/水溶剤
の使用には、より高いプロセス圧力が要求される
傾向があり、またメタノール/水溶剤に関連した
安全上の拘束例えば易燃性ないし毒性という問題
が生ずる。 上記方法では、従前工業的に用いられた脱芳香
族のコスト減をはかるプロセスの開発に強い関心
が示されている。米国特許第3985644号は、この
目標を達成すべくエネルギーの集中する工程例え
ば蒸留の使用を軽減する方策を挙げている。 潤滑油の脱芳香族は特に興味深い。脱芳香族潤
滑油は、通常、温度変化に伴う粘度変化速度の遅
い、それゆえに比較的高い粘度指数、高い熱ない
し酸化安定性、低い炭素形成傾向、良好な色およ
び高い引火点を有するナフテン系および(又は)
パラフイン系粘性物質である。潤滑油供給材料は
通常、粗製油の減圧蒸留からの留出物又は残油と
して回収される。粗製潤滑油留分は多種の化学成
分例えばパラフイン、ナフテン、芳香族等を含ん
でいる。比較的良好な品質および高い粘度指数の
精製潤滑油を得るために、潤滑油の粘度指数を低
める傾向のある芳香族および多芳香族化合物の如
き成分を除くことが慣例であつた。従前、これら
芳香族成分の除去は上記の如き方法並びに、米国
特許第2079885号、同第2342205号、同第3600302
号、同第2773005号、同第3291728号、同第
3788980号および同第3883420号に開示の如き方法
によつて実施されてきた。 米国特許第2079885号には、芳香族成分と非芳
香族成分を含む炭化水素油を昇温でフルフラール
若しくはフエノールの如き選択的溶剤と向流さ
せ、芳香族リツチ抽出物を冷却し、ラフイネート
をオイルアウトしそして該オイルアウトしたラフ
イネートを再循環させることにより精製する方法
が開示されている。あいにくなことに、かかる方
法は、芳香族リツチ抽出物においていくらかのラ
フイネート減損をきたす。 米国特許第2342205号には、脂肪族ないし芳香
族炭化水素を水で洗浄し次いで蒸留する溶剤回収
系が開示されている。 米国特許第3600302号には、少くとも1個の極
性官能基を有する、フエノールの如き6員環芳香
族有機化合物および、エチレングリコールモノメ
チルエーテル又はジエチレングリコールモノメチ
ルエーテルの如き低級グリコールエーテルを含む
溶剤による抽出で石油蒸留留分を改質する方法が
開示されている。この方法は、芳香族ないし非芳
香族相から溶剤を分離するのに慣用の蒸留手段を
用い、また高い抽出温度でのフエノール溶剤の容
量が極端に高いためその容量を減ずるべく低級グ
リコールエーテルを用いている(第3欄、第25行
以下)。 米国特許第2773005号には、フエノールと水を
用いて軽質潤滑油を抽出する方法が開示されてい
る。このフエノールは、芳香族系炭化水素とフエ
ノール(抽出溶剤)を含む別の抽出留分から回収
される。かくして、この方法は、「別の抽出留分」
がフエノール(かなりの毒性化合物)と芳香族系
化合物を含むため付加的分離プロセスによる抽出
溶剤の再生を必要とする。 米国特許第3291728号には、抽出プロセスから
のラフイネートと抽出留分を25〜50容量%の水で
洗浄する方法が開示されている。 米国特許第3788980号には、供給材料を水と溶
剤との混合物に接触させる芳香族炭化水素の回収
方法が開示されている。芳香族を含む混合物は、
芳香族混合物の沸点に保持された蒸留帯域に導入
され、また蒸気が該蒸留帯域の底部より導入され
ている。かくして、芳香族系化合物の除去に蒸留
帯域が必然的に用いられている。 米国特許第3883420号には、蒸気と低分子量パ
ラフイン系炭化水素(溶剤)との混合物を用いる
ことにより抽出物相(芳香族と抽出溶剤を含む)
から芳香族炭化水素を除去する方法が開示されて
いる。溶剤は、蒸気ストリツピング又は抽出蒸留
処理のあと溶剤回収塔に通すことによつて回収さ
れている。 1980年6月30日付提出の米国出願第164039号に
は、混成炭化水素供給材料又はラフイネートを以
て溶剤精製を用いうる溶剤抽出−溶剤デカンテー
シヨン方法が開示されている。本発明方法はこの
溶剤精製工程を排除する。 1981年6月4日付提出の米国出願第267427号に
は、抽出溶剤として好ましくは低分子量ポリアル
キレングリコールを用いるユニークな抽出−デカ
ンテーシヨンプロセスの使用による芳香族−非芳
香族含有供給材料の分離方法が開示されている。
本発明方法は、改善された混成抽出溶剤の使用に
よる改良方法を可能にする。 本発明の方法は、それが上記方法の多くに固有
な問題を克服し、経済上有利でエネルギー効率の
高い抽出−分離方法を提供することで従来技術と
は区別される。 本発明の概要 本発明は、2種以上の成分よりなる選択的有機
溶剤を用いた混成炭化水素供給材料からの芳香族
炭化水素と非芳香族炭化水素の改良分離方法を提
供する。本方法は、それがキヤパシテイー、芳香
族−非芳香族間の選択性および広範な供給材料に
関する熱効率要求数量において改善される如き、
主要溶剤成分(以下単に「溶剤」と略称)と補助
溶剤とを含むよう抽出溶剤を選択して芳香族炭化
水素と非芳香族炭化水素との分離を行なう抽出−
分離方法である。 本発明に従えば、混成炭化水素供給材料(芳香
族成分と非芳香族成分を含む。以下時折「供給材
料」と略称)は、連続的な溶剤抽出−溶剤分離プ
ロセスにおいて低いエネルギー消費を以て効果的
に分離される。而して、本発明方法は、 (a) 炭化水素供給材料と混成抽出溶剤とを抽出帯
域中少くとも約150℃の温度で接触させて溶剤
相とラフイネート相を形成し、 (b) 溶剤相を冷却し、 (c) 該冷却せる溶剤相を分離帯域に導入し、それ
と共に、該溶剤相中の芳香族炭化水素の反溶剤
約0.1〜約25.0重量%を導入して芳香族炭化水
素を含む抽出物相と、抽出溶剤および反溶剤の
混合物を含む、溶剤リツチ相を形成し、 (d) この溶剤リツチ相から反溶剤を除去し且つ該
溶剤リツチ相を工程(a)の抽出帯域に再循環さ
せ、そして (e) 工程(c)の抽出物相と工程(a)のラフイネートを
回収する ことよりなる。 水洗浄プロセスによつて、これら抽出物相とラ
フイネートから、連行ないし溶解せる溶剤が全て
取除かれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の例示的具体化の概略的流れ
図である。 第2図は、後記「例」で用いた方法の概略的流
れ図である。 本発明の説明 既に記したように、混成炭化水素供給材料中に
存在する芳香族炭化水素と非芳香族炭化水素を高
いエネルギー効率を以て分離する方法に対する工
業的需要が歴史学上存在し、今も存続している。
ナフサ、加熱用油、軽質油、分解ガソリン、ドリ
ポレン、潤滑油(軽質蒸留物〜重質蒸留物)、灯
油等は芳香族系炭化水素例えばBTX又は多芳香
族化合物を90重量%まで含有しうる。芳香族ない
し非芳香族炭化水素の分離は粗製潤滑油の脱芳香
族に特に有利である。かかる炭化水素供給材料流
れを組成する成分は斯界に周知なので、ここで多
くを論じないが、注目すべきなのは、本発明に用
いられる混成炭化水素供給材料が、ナフサ(バー
ジン若しくは分解物)、灯油、ガソリン、加熱用
油、潤滑油(軽質蒸留物、重質蒸留物、ブライト
ストツクおよび残油)、ジエツト燃料および再循
環油を包含する、芳香族成分1種ないし2種以上
を含んだ普通蒸留留分石油のいずれであつてもよ
いということである。好ましくは、供給材料流れ
は、軽質蒸留物〜重質蒸留物、ブライトストツク
等、沸点範囲が約400〓〜約1100〓の潤滑留分で
ある。 重質炭化水素供給材料例えば潤滑油中に存在す
る芳香族炭化水素として通常、アルキルベンゼ
ン、インダン、テトラリン、インデン、ナフタレ
ン、フルオレン、アセナフタレン、ビフエニル、
フエナントレン、アントラセン、ジアセナフタレ
ン、ピレン、クリペン、ジアセアントラセン、ベ
ンズピレンおよび他の各種芳香族供給材料成分が
挙げられる。 本方法は、芳香族成分と非芳香族成分を含む供
給材料の有意に改良された処理を可能にする。而
して、本発明の抽出分離プロセスで後述の「混成
抽出溶剤」を用いることにより、いくつかの有意
な利点が得られる。先ず、混成抽出溶剤の使用に
より、供給材料に対する溶剤の比が少く済み(溶
剤の再循環量が減少し)、そのためプロセスの所
要装置寸法が縮減され、それゆえまた所要投資も
削減される。第二に、混成抽出溶剤の使用によ
り、溶剤分離に用いられる水の量が減少し、また
その結果、図面に関連して後述する如く、連行な
いし溶解せる溶剤の除去を目的としたラフイレー
トおよび抽出物の洗浄に使われる水の量も減少す
る。この、溶剤分離工程における所要水量の低下
により、プロセスの正味エネルギー要求数量も低
下する。第三に、混成抽出溶剤の使用と減水量の
使用により、プロセスの正味エネルギー消費は、
用いられる溶剤/供給材料比にではなく、処理さ
れる供給材料の総量に依存することとなる。この
利点は、本方法をして、プロセスのエネルギー要
求数量を有意に高めることなく種々の供給材料例
えば軽質パラフイン留分対ブライトストツクを処
理しうるものとなす。これは、プロセスのエネル
ギー消費面で、フルフラールに必要なエネルギー
ないしは斯界で今日使われている類似プロセスで
の所要エネルギーに対し50%まで或いはそれより
多くの節減をもたらす。第四に、混成抽出溶剤の
使用により、プロセスに対する操業性の度合い
が、被処理供給材料を基準とする成分溶剤の変化
量を用いるとき高められる。第五に、混成抽出溶
剤の使用により、通常、相当低い抽出温度を用い
ることができ、かくしてまた、溶剤の熱安定性が
高められる。 本方法に用いられる、「混成抽出溶剤」と本明
細書中で呼称せる溶剤混合物(溶剤/補助溶剤混
合物)は、フルフラール、フエノール、メタノー
ル等の如き溶剤において従前見出されなかつた所
望特性の或るユニークな均衡を有している。この
所望特性として、(a)抽出温度での芳香族供給材料
成分に対する高い選択性、(b)抽出温度での芳香族
供給材料成分に対する高い溶剤能、(c)抽出温度よ
り低温での芳香族供給材料成分に対する低いキヤ
パシテイー、(d)プロセス条件下での化学安定性お
よび熱安定性、(e)より広範囲な供給材料への適応
性、更には(f)溶剤と補助溶剤とが単一再循環成分
として再循環しうるのに十分混和性であることが
挙げられる。当業者によつて理解されるように、
上記特性の相互関係は、抽出溶剤の最終的な適合
性にきわめて重要である。本発明の「混成抽出溶
剤」は、本抽出分離プロセスにかかる特性の均衡
をもたらす。本発明方法は、芳香族抽出物又はラ
フイネートから抽出溶剤を留出させる方法とは区
別される。これまでに用いられた方法では、抽出
溶剤の特性は、プロセスのエネルギー要求数量を
減ずることとさほど深い係わりはなかつた。 既述の如く、本方法に使用せる溶剤と補助溶剤
は、沸点ないし分解温度が抽出温度よりも高い水
混和性の有機液体(プロセス温度において)とな
る傾向がある。用語「水混和性」は広い温度範囲
にわたり水と完全に相溶しうる溶剤および補助溶
剤並びに、室温で水との高い部分相溶性を示し而
してプロセス温度では通常完全に相溶しうる溶剤
および補助溶剤を意味する。 用語「混成抽出溶剤」を本明細書中で用いると
き、それは、のちに定義する如き「溶剤」成分と
「補助溶剤」成分とからなる溶剤混合物を意味す
る。 本発明方法に用いられる「溶剤」成分は、式: HO−[CHRl−(CR2R3o−O−]nH の低分子量ポリアルキレングリコールである。式
中nは1〜5の整数好ましくは1若しくは2の整
数であり、mは1以上の値を有する整数、好まし
くは約2〜約20最も好ましくは約3〜8の整数で
あり、R1、R2およびR3は水素、又はアルキルで
あり、好ましくは、水素および炭素原子1〜約10
個のアルキルであり、最も好ましくは水素であ
る。本発明に用いられうるポリアルキレングリコ
ール溶剤の例はジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、テトラエチレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、1,2−ブチレン
グリコール、1,5−ペンタエチレングリコー
ル、これらの混合物等である。これらポリアルキ
レングリコール溶剤に加え、スルホラン、フルフ
ラール、n−メチル−2−ピロリドンよりなる群
から溶剤を選ぶことができる。好ましい溶剤はジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール又はこれらの混合物で
あり、最も好ましくはテトラエチレングリコール
である。 本発明に用いられる「補助溶剤」成分は式 R4O−[CHR5−(CHR6xO]y−R7 のグリコールエーテルである。式中、R4、R5
R6およびR7は水素、又はアルキルであるが、但
しR4とR7が共に水素であることはない。xの値
は1〜5の整数好ましくは1若しくは2であり、
yは1〜10の整数好ましくは2〜7最も好ましく
は2〜5の整数であり、R4、R5、R6およびR7
好ましくは水素および、炭素1〜約10個のアルキ
ルであるが、但しR4とR7が共に水素であること
はなく、最も好ましくはR4は炭素1〜5個のア
ルキルであり、R5、R6およびR7は水素である。 溶剤と補助溶剤の混合物は、少くとも1種の溶
剤および補助溶剤が混成抽出溶剤を構成すべく供
されるよう選定される。補助溶剤は一般に、混成
抽出溶剤の約0.5〜約99%好ましくは約10〜約80
%を占め、最も好ましくは混成抽出溶剤の総重量
に対し補助溶剤は約20〜約60重量%である。 反溶剤は本発明方法の溶剤分離工程で用いら
れ、混成抽出溶剤中の芳香族炭化水素の溶解性を
減ずる傾向のある化合物であればほとんどいずれ
でもよい。水が好適な反溶剤である。なぜなら、
水を蒸留除去してこのプロセスないし他のプロセ
スで用いられる蒸気を発生させることによりエネ
ルギー要求数量が有意に低められるからである。
また、水を抽出工程の反溶剤として用いることに
より、選定される供給材料と混成抽出溶剤および
抽出帯域に存在する有効量の反溶剤との相互関係
で付加工程に融通性のあることが観察されてい
る。他の適当な反溶剤としてエチレングリコー
ル、グリセリン、低分子量アルコール等が挙げら
れる。低分子量アルコールの使用は、用いられる
反溶剤の濃度が低いときでも、アルコールの使用
に関連して斯界で認識されている問題ゆえに通常
好ましくない。分離帯域で測定される反溶剤の有
効濃度は、この分離帯域から出てくる混成抽出溶
剤中の芳香族炭化水素量により測定される、混成
抽出溶剤中の芳香族炭化水素の溶解性を効果的に
低める如き濃度とする。この分離工程から出てく
る混成抽出溶剤中の芳香族炭化水素の濃度は抽出
溶剤の重量を基に好ましくは5重量%未満であ
り、より好ましくは3重量%未満である。本発明
方法に用いられる反溶剤は、芳香族リツチ抽出物
相と溶剤リツチ相とが形成する如き抽出で得られ
る相の単なる冷却によつて達成されるよりも高度
に二相形成を促進する。通常、分離工程に存在す
る反溶剤の濃度は、芳香族リツチ溶剤相の総重量
を基に約0.5〜25.0重量%若しくはそれより高い
範囲であるが、好ましくは約0.5〜約15.0%最も
好ましくは約3.0〜約10.0%である。分離工程に
存在する反溶剤の或る部分は、混成抽出溶剤およ
び反溶剤の再循環による存在量の結果として抽出
帯域から得られる、芳香族リツチ溶剤相に存在し
うる反溶剤で構成されうる。先に示したように、
約10重量%(再循環せる混成抽出溶剤の総重量を
基に)までの存在が、供給材料中変動する混成抽
出溶剤を相関させる点で有利となりうる。デカン
テーシヨン帯域での反溶剤の実際濃度は、炭化水
素供給材料の選定、該供給材料中に存在する芳香
族、用いられる混成抽出溶剤等に依拠して、25.0
重量%を上回りうる。上記濃度は、分離帯域に存
在する、給源とはかかわりない全反溶剤例えば水
を示す。反溶剤を、分離帯域前の芳香族リツチ溶
剤に加えて該帯域での高められた分離を可能にす
ることが好ましい。 一般的に云つて、抽出を遂行するには、抽出器
帯域での混成抽出溶剤対炭化水素比は、容量で約
2〜約20:1好ましくは約2〜15:1最も好まし
くは約4〜10:1範囲である。この溶剤対炭化水
素比に関する広い範囲は、溶剤、補助溶剤、溶剤
対補助溶剤の重量比、混成抽出溶剤中の反溶剤の
重量割合等に依拠して拡大されうる。また、高い
回収率(収率)又は高い純度(品質)が所望され
るか否かによつても最適な溶剤対供給材料比は変
動するが、本方法は概ね、高い回収率および高い
純度をもたらす。 本発明の、溶剤と補助溶剤の混合物を抽出溶剤
として用いることにより、芳香族炭化水素に関し
高い選択性ないしキヤパシテイーを有するプロセ
スが供され、また熱効率(エネルギー消費)が供
給材料の導入速度に比例し而して溶剤対供給材料
比にはさほど依存しないプロセスが供されること
が観察された。かくして、本発明方法は、さまざ
まな供給材料に対し同様のエネルギー要求数量を
用いることを可能にする。この重要な特徴は、フ
ルフラール、N−メチル−2−ピロリドン又はフ
エノールを抽出溶剤として用いる方法では見出さ
れない。 本発明方法はまた、抽出帯域の頂部圧力が典型
的には約150psig未満であり、しばしば約100psig
未満であることを特徴とする。これは、作業の容
易さと分離プロセスの実施に必要な資本投資の面
で非常に有利である。抽出帯域での実際圧力は、
処理される特定の炭化水素供給材料、用いられる
混成抽出溶剤、選定される反溶剤とその濃度およ
び、抽出実施温度に依つて、より高くてもよく或
いはより低くてもよい。分離帯域で用いられる圧
力は通常、芳香族リツチ溶剤相をして分離帯域を
通過させるに必要な圧力でよいが、所望なら、よ
り高い圧力を用いうる。通常、この分離帯域を横
切つて小さな圧力降下(圧力勾配)が観察され
る。 抽出帯域の温度は一般に少くとも約150℃、通
常約150℃〜約275℃範囲であり、好ましくは約
170℃〜約250℃最も好ましくは約200℃〜約240℃
範囲である。抽出帯域の温度は該帯域を通して一
定でなく、抽出帯域に導入されている混成抽出溶
剤の温度と、抽出帯域から出ていく相の温度との
間には通常約30℃まで若しくはそれより高い温度
勾配がある。分離帯域は一般に、抽出帯域の温度
よりも約50〜約200℃下回る温度範囲に保持され、
而してその温度は好ましくは約25℃〜約150℃、
より好ましくは約25℃〜約100℃、最も好ましく
は約25℃〜約70℃範囲である。分離帯域で用いら
れるこの温度は部分的に、混成抽出溶剤中の芳香
族炭化水素の溶解性、分離帯域に存在する反溶剤
の量および分離帯域温度での混成抽出溶剤の粘度
に依存する。 本発明の抽出帯域、分離帯域その他で用いられ
る装置は慣用意匠のものである。例えば、沈降帯
域をもつポンプ収納塔又は昇液管ないし降液管を
もつシーブトレーが用いられうるように、複数個
の多孔板を中心部で、振動式モーター駆動せる垂
直軸上に取付けた多段往復型抽出塔が用いられう
る(この抽出塔内では概ね向流流れが用いられ
る)。分離帯域での分離は、内部部材のないタン
ク内で実施しうるが、好ましくは該タンクに、分
離を助成する合体部材又はバツフルが内蔵され
る。好ましい分離帯域は、縦長合体部材(繊維床
コアレツサー部材)を有する有孔媒体付きコアレ
ツサーよりなる。「分離帯域」が、相分離を容易
にし、しかも反溶剤の存在する帯域であることは
理解される。先に示した如く、反溶剤は好ましく
は、分離帯域前、溶剤相が抽出帯域を退出し冷却
されたのちに加えられる。 後記種々の具体化で使用せるさまざまな抽出装
置およびデカンターが慣用意匠のものであり、同
じく熱交換器、貯槽および必要なら溶剤再生装置
も慣用意匠のものである。用いられる抽出装置は
好ましくは、多段向流抽出装置であるが、上述の
如く周知タイプのいずれであつてもよい。 本発明方法は、初期炭化水素供給材料中の芳香
族化合物の重量を基に約70〜約95%若しくはそれ
より高い、芳香族炭化水素全回収率を可能にし、
また非芳香族炭化水素についても同様の回収率を
可能にする。 実験手順 本発明の具体化において、抽出塔は、内容量約
5の2in(内径)ガラス管内に往復プレートを
2in間隔で設置して成るカル(Karr)(商品名)
往復プレート抽出カラムであつた。内部金属部材
は、往復プレートがテフロン(商品名)であるこ
とを除いて全て、No.316のステンレス鋼製であつ
た。分離帯域はバツフル付き又はバツフルのない
タンクか或いは、縦長合体部材を備えたガラス分
離器(米国のセラス社製LS−60P型)よりなつ
た。好ましい合体部材は繊維床コアレツサーであ
つた。全体を通して使用せる管状物は通常、外径
3/8in、壁厚0.035inのNo.316のステンレス鋼製管
であつた。水ストリツパーは、突起付き金属充填
物(0.24in×0.24in)を入れた4in(内径)のガラ
ス製蒸留カラムよりなるものを用いた。 種々の相の油含分は、火炎イオン化検出器を備
えた、クロモソーブW(商品名)上3%のOV−
101を充填せる2mm×6ftガラス製カラムよりなる
ガスクロマトグラフ(ヒユーレツト・パツカード
モデル5750)によつて測定した。種々の相の水含
分は、カール・フツシヤー自動滴定器(モデル
392)と自動ビユレツト(フツシヤーモデル395)
を用いて測定した。 炭化水素供給材料と生成物の粘度指数(「」
と略称)は当初、ASTM法D2270−75によつて
測定した。油生成物の粘度指数は、該生成物の純
度の尺度であり、その粘度指数が高いほど油生成
物の純度も高い(すなわち芳香族化合物含量が少
い)ことを示している。生成物の粘度指数は、予
め70℃における屈折率に対し、ASTM D2270−
75に従つて測定せる粘度指数を相関させたのち、
70℃での炭化水素供給材料若しくは屈折率を測定
することにより求められた。実施例で粘度指数に
関し示した値は、ラフイネート生成物の70℃での
屈折率を測定することにより求められた粘度指数
である。加えて、供給材料、ラフイネートおよび
抽出物の70℃における屈折率から収率(全供給材
料容量を基にした容量%)を算定した。かかる収
率は後記例に記録してある。慣用の検出手段によ
つて温度と圧力を測定した。 第1図に言及するなら、混成炭化水素供給材料
は、10より管路12を経てポンプ14に導入さ
れる。該材料は更に管路12並びに熱交換器1
6,18および20を通り、夫々、芳香族リツチ
抽出物およびラフイネートと熱交換することによ
り予熱される。次いで、供給材料は熱交換器22
で、管路54内の蒸気(水を反溶剤とするとき、
溶剤相から反溶剤すなわち水を蒸留することによ
り形成される蒸気)と熱交換したのち抽出カラム
(帯域)24に導入される。好ましくは約150℃〜
約275℃最も好ましくは約200℃〜約240℃範囲の
温度を有する混成抽出溶剤(以下「抽出溶剤」と
呼称)は、管路57を経て抽出カラム24にその
頂部近辺から導入され、カラム24内部を下方に
パーコレートして炭化水素供給材料から芳香族を
除去し、芳香族リツチ溶剤相とラフイネートを形
成する。主に非芳香族を含むラフイネートは管路
26を介しカラム24の頂部から流出し、熱交換
器20で混成炭化水素供給材料を予熱するととも
に、入つてきた混成炭化水素供給材料との熱交換
によりラフイネート自体は冷却せしめられる。ラ
フイネートは次いで、抽出器39に入り、そこで
水と接触して(水が選定された反溶剤であると
き、抽出水は好ましくは抽出溶剤から除去された
水である)、ラフイネート中に存在する抽出溶剤
を回収し、そのため水相と最終ラフイネート生成
物が形成される。いくつかの供給材例(例 ブラ
イトストツクおよび重質蒸留物)は、連行溶剤を
有するラフイネートをもたらしうる。この溶剤の
大部分は好ましくは、上記工程前に除去されてい
るべきである。別の水抽出が抽出器38内で生
じ、該器内で、のちに記述せる分離帯域34から
の、芳香族リツチ抽出物が水相(混成抽出溶剤を
含む)と最終芳香族生成物を形成する。抽出器3
8および39からの水相には、主として水とそし
て、芳香族リツチ抽出物およびラフイネートに溶
解ないし連行せる少量の抽出溶剤が含まれる。選
定された反溶剤が水であるとき、必要に応じて、
合流せる水相を管路44を経て分離槽(帯域)3
4に再循環させる。 指摘すべきは、用語「相」および「生成物」
が、相中少くとも50重量%、大抵の場合80重量%
以上の量で存在する主要成分の名を取つて付けら
れたということである。主に抽出溶剤と芳香族炭
化水素を含む、芳香族リツチ溶剤相は抽出カラム
24の底部より管路28を経て熱交換器30に送
られ、そこで管路48内の抽出溶剤で冷却せしめ
られる。この芳香族リツチ溶剤相は、必要なら、
二相形成を促進すべく更に冷却器32で冷却せし
められる。水が、選定された反溶剤であるとき、
再循環せる抽出溶剤と反溶剤は管路44を経て分
離槽(帯域)34に導入される。かくして、管路
44に入つた溶剤はプロセスに戻される。好まし
くは、分離帯域34で相形成を更に促進すべく、
該分離帯域前例えば第1図中46において、芳香
族リツチ溶剤相に反溶剤が加えられるが、所望な
ら、該剤を直接分離帯域に加えることもできる。
管路44の抽出溶剤/反溶剤混合物中の反溶剤
は、芳香族リツチ溶剤相の単なる冷却によつては
達成し得ない程度にまで、抽出溶剤中の芳香族炭
化水素の溶解性を低める。この反溶剤は分離帯域
34において、該帯域内の芳香族および溶剤の重
量を基に約0.5〜約25.0重量%濃度で存在し、好
ましくは約0.5〜15重量%最も好ましくは約3.0〜
約10.0重量%濃度で存在する。分離帯域に反溶剤
が存在することにより、管路48を経てデカンテ
ーシヨン槽34から流出する芳香族が好ましくは
約3重量%未満、しばしば約2重量%未満となる
ほどに抽出溶剤中の芳香族の溶解性が減少せしめ
られる。 分離帯域34の芳香族リツチ抽出相は管路36
を経て水抽出カラム38に搬送され、そこで分離
帯域34の溶剤相からの水(好ましくは、抽出溶
剤/反溶剤混合物からの脱水によりもたらされる
水)と接触せしめられる。この、水による抽出
は、芳香族リツチ抽出相から、該相に連行ないし
溶解せる溶剤を取除く。 分離帯域34の溶剤相は管路48からポンプ5
0を経て熱交換器30に送られ、そこで管路28
内の芳香族リツチ熱溶剤と熱交換したのち、蒸留
カラム(帯域)52に導入される。もし管路48
内の溶剤を更に加熱することが望ましいなら、管
路48の溶剤相と管路57の溶剤との間で熱交換
させるために別の熱交換器(図示せず)を備える
ことができる。かかる付加的な熱交換器も亦、必
要に応じて管路57内の溶剤を冷却するのに役立
つ。この具体化での蒸留帯域の使用は限定的であ
るつもりはない。なぜなら、抽出溶剤中の反溶剤
の濃度を減少させるいかなる手段も使用しうるか
らである。反溶剤が水であるときは、蒸留帯域で
生じた蒸気がこのプロセスおよび(又は)他のプ
ロセス(図示せず)で有利に且つ経済的に用いら
れうるので、該蒸留帯域の使用は好ましい。 水が、選定された反溶剤である場合、管路48
内の溶剤相は蒸留帯域52に導入され、そこで水
は好ましくは減圧下蒸留に付され、管路54を経
て蒸気として取出される。管路54内の蒸気はこ
こで混成炭化水素供給材料と熱交換したのち、冷
却器62により凝縮せしめられ、また凝縮した水
は抽出器38および39で用いられうる。別法と
して、熱交換器22から出てくる蒸気をこのプロ
セス又は他のプロセス(図示せず)に有利に用い
ることができる。ここでの熱交換により、蒸気中
に存在する少量の抽出溶剤が凝縮することとなる
(ここに点線矢印で示されている)。この溶剤は、
蒸留帯域52から管路57に入つてきた溶剤との
合流により抽出カラム24へと再循環せしめられ
る。かかるプロセス蒸気の使用によつて、プロセ
スへの熱入力は、部分的に、蒸留帯域52と同時
に蒸気加熱器22でまかなわれうる。 既述の如く、反溶剤の選択に依つては、該溶剤
の除去に上記に代わる別の系を用いることができ
る。上記の系は、本方法を実施するのに必要なエ
ネルギーの低下の面で特に有利である。例えば、
上記の抽出−分離プロセスは慣用脱芳香族プロセ
スと較べるとき、下記プロセスを用いて脱芳香族
処理される供給材料に依り50%〜約80%まで、脱
芳香族に必要なエネルギー数量の低下をきたす。 系での全反溶剤例えば水は、46から分離帯域
34に導入される水の量が調節されるので容易に
求められうる。分離帯域34に存在する反溶剤の
量を約0.5〜約25.0重量%最も好ましくは約5.0〜
約10.0重量%に保つよう、漏出ないし転倒による
水減損は酌量されねばならない。 本方法を実施するための別の系を第2図に示
す。この系統図では、第1図に示した系に関連し
て記述せる或る特徴部分が用いられていない。混
成炭化水素供給材料は外部供給源(図示せず)か
ら管路70に導入され、ヒーター72で加熱され
る。熱せられた供給材料は次いで、管路74を経
て抽出カラム(帯域)76に通される。芳香族選
択溶剤は、ヒーター105で加熱後管路104に
より抽出カラム76にその頂部近辺で導入され
る。この抽出溶剤はカラム76を下方にパーコレ
ートして炭化水素供給材料から芳香族を除去し、
ラフイネートと、芳香族リツチ溶剤相(以下この
リツチ溶剤相をRSと呼称)を形成する。主に非
芳香族を含むラフイネートはカラム76の頂部よ
り管路78を経て流出し、ラフイネート生成物と
して収集される。このラフイネート生成物は冷却
後デカンテーシヨンによつて抽出溶剤すべてから
分離され、次いで水により洗浄される(図示せ
ず)。このラフイネート生成物の粘度指数は、そ
の屈折率を既述の如く70℃で測定することにより
求められる。 主に抽出溶剤と芳香族炭化水素を含む、管路8
0内のRS相は熱交換器82〔通常、冷水熱交換
器1基ないし2基以上(直列)から成る〕で冷却
され、ミキサー86に導入される。ミキサー86
は、管路84および102の内容物を混合し且つ
該混合物を分離帯域90に導入すべく管路88に
送り込むのに用いられる。この場合のミキサー8
6は機械電磁撹拌器よりなる。反溶剤(この例で
は水が反溶剤である)は管路102を経て導入さ
れ、この反溶剤とRS相が混合後分離帯域90に
導入される。この具体化では、分離帯域はタンク
か或いはシーラス社より入手される如き繊維床コ
アレツサー(モデルNo.LS−60P)としうる。加え
て、管路88内の相に存在しうる固形分を除去す
るのに、管路88中にフイルター(図示せず)、
例えばインラインコツトンフイルターを用いるこ
とが望ましいかもしれない。これは、繊維床コア
レツサーを用いる場合に特に望ましい。ここで
は、かかるフイルターを、繊維床コアレツサーの
使用時に用いた。所望なら、反溶剤を分離帯域9
0に直接加えることができる。すなわち、別法と
して、管路102を分離帯域90に導入しうる
が、しかしかかる手段は好ましくない。先に述べ
たように、熱交換器82による冷却と反溶剤の添
加は、芳香族リツチ抽出物相が形成するようにま
た主成分として抽出溶剤と反溶剤を含む溶剤相
〔以下湿潤LS(リーンソルベント)相と呼称〕が
形成するように抽出溶剤での芳香族炭化水素の溶
解性を低める。 分離帯域90の芳香族リツチ抽出物相はデカン
テーシヨン帯域90から管路92を経て流出す
る。 分離帯域90の湿潤LS相は該分離帯域から管
路94を経て流出し、水ストリツパー96に導入
され、そこで湿潤LS相中の水(この場合選定さ
れた反溶剤)が或る部分、水コンデンサー98で
の凝縮により除去され得、水アキユムレータ10
0へと導入される。分離帯域90に所望濃度の水
(反溶剤)をもたらすのに必要なときは、反溶剤
として用いられる水を管路102に導入する。溶
剤は水ストリツパー96から〔乾燥リーン溶剤相
(以下乾燥LS相と略記)として〕管路104を経
て流出し、既述の如くヒーター105での加熱後
抽出帯域76に導入される。乾燥LS相はいくら
かの量の水を含み、その含水量は約10重量%まで
或いはそれを上回りうる。代表的には、乾燥LS
は約10重量%未満の水を含む。先に示した如く、
乾燥LS中に存在する水の量は、各種供給材料に
対する混成抽出溶剤の性能を高めるべく有利に調
整されうる。このLS相中の反溶剤量の加減は、
反溶剤除去帯域における温度および圧力の調整に
よつてなされうる。従つて、混成抽出溶剤のキヤ
パシテイーないし選択性を、供給材料、混成抽出
溶剤および、再循環混成抽出溶剤(乾燥LS)中
の存在水量の相互的関係により特定の被処理供給
材料と相関させることができる。既述の如く、乾
燥LS相には少量の油も存在しうる。 下記例は本発明を例示するためのもので、いか
なる態様にもこれを限定するものではない。 例 1〜8 表の例1〜8は、本発明方法の使用および該
方法に用いられる混成抽出溶剤より誘導される利
益を示している。例1〜8は第2図に示す方法を
用いて行なつた。例1および2は、夫々トリエチ
レングリコールおよびテトラエチレングリコール
の溶剤のみを用いた比較例である。抽出帯域に導
入せるリーン溶剤の温度は約235℃±5℃であり、
また分離帯域の温度は65℃±5℃であつた。 例3〜8は、溶剤としてのテトラエチレングリ
コールと補助溶剤としての、既述せるグリコール
エーテルよりなる混成抽出溶剤を用いた例であ
る。表に示す如く、より低い溶剤/油比および
より低い水/油比を用いながら、生成物の品質を
保留ないし改良する方法が達成されている。供給
材料は、70℃で1.4820の屈折率(91の粘度指数)
を有するブライトストツクとした。 例3〜8は、混成抽出溶剤の使用により、ラフ
イネートの粘度指数を保留ないし高め且つラフイ
ネートおよび抽出物の洗浄に必要な水量すなわち
水/供給材料比を低めつつ溶剤/油比を減じうる
ことを示している。
【表】
【表】
JP60500328A 1984-12-28 1984-12-28 炭化水素供給材料中の芳香族成分と非芳香族成分の分離 Granted JPS62500791A (ja)

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