JPH0572631A - 前面投写装置 - Google Patents
前面投写装置Info
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- JPH0572631A JPH0572631A JP26143691A JP26143691A JPH0572631A JP H0572631 A JPH0572631 A JP H0572631A JP 26143691 A JP26143691 A JP 26143691A JP 26143691 A JP26143691 A JP 26143691A JP H0572631 A JPH0572631 A JP H0572631A
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- JP
- Japan
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- projection device
- screen
- lens
- light
- front projection
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 背面投写装置とは違って、スクリーン後方の
空間が少なくて済む前面投写装置において、従来、スク
リーンから観視側の外へ飛散する光量が多く、光の利用
効率が低かった点を改善し、適視範囲が広く、ハイゲイ
ンの明るい画面を実現する。 【構成】 スクリーン面上の透明シート3の光入射面に
拡散用のミクロのレンチキュラーレンズ5を形成し、該
レンズの後方、焦点距離のほぼ中間の位置に反射面6を
形成しておく。スクリーン前方の投写レンズ2から該ス
クリーンめがけて投写された光線は、レンチキュラーレ
ンズ5に入射して透過し、反射面6で反射して戻り、再
度レンチキュラーレンズ5を逆方向に通って観視者側へ
拡散出射する。
空間が少なくて済む前面投写装置において、従来、スク
リーンから観視側の外へ飛散する光量が多く、光の利用
効率が低かった点を改善し、適視範囲が広く、ハイゲイ
ンの明るい画面を実現する。 【構成】 スクリーン面上の透明シート3の光入射面に
拡散用のミクロのレンチキュラーレンズ5を形成し、該
レンズの後方、焦点距離のほぼ中間の位置に反射面6を
形成しておく。スクリーン前方の投写レンズ2から該ス
クリーンめがけて投写された光線は、レンチキュラーレ
ンズ5に入射して透過し、反射面6で反射して戻り、再
度レンチキュラーレンズ5を逆方向に通って観視者側へ
拡散出射する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前面投写装置に関する
ものである。具体的には、拡散反射形スクリーンの前面
に投写レンズを配置し、該投写レンズを介して投写され
る投写光の収束面位置に所在する前記拡散反射形スクリ
ーンに対して、前記投写レンズを介して画像を投写する
ようにした前面投写装置に、本発明は関するものであ
る。
ものである。具体的には、拡散反射形スクリーンの前面
に投写レンズを配置し、該投写レンズを介して投写され
る投写光の収束面位置に所在する前記拡散反射形スクリ
ーンに対して、前記投写レンズを介して画像を投写する
ようにした前面投写装置に、本発明は関するものであ
る。
【0002】更に詳しくは、本発明は、前面投写装置で
あっても、特に水平適視範囲が広くかつカラ−シフト
(スクリ−ンを斜め横方向から見た時の色変化)が少な
く、さらに従来技術のそれに比べて、より明るい(約
2.5倍)画像を得ることのできる大形の前面投写装置
に関する。
あっても、特に水平適視範囲が広くかつカラ−シフト
(スクリ−ンを斜め横方向から見た時の色変化)が少な
く、さらに従来技術のそれに比べて、より明るい(約
2.5倍)画像を得ることのできる大形の前面投写装置
に関する。
【0003】
【従来の技術】通常120インチを越える投写装置の画
像を、明るい部屋で観察するには、背面投写装置が、前
面投写装置に比べ、明るくてかつカラ−シフトが少なく
優れている。図8は、背面投写装置の従来例を示す側面
図である。また図12は、レンチキュラーレンズ拡散方
式の従来の背面投写装置の光学系概略上面図である。
像を、明るい部屋で観察するには、背面投写装置が、前
面投写装置に比べ、明るくてかつカラ−シフトが少なく
優れている。図8は、背面投写装置の従来例を示す側面
図である。また図12は、レンチキュラーレンズ拡散方
式の従来の背面投写装置の光学系概略上面図である。
【0004】従来の背面投写装置の光学系の基本概略図
は、図8、図12に示す如くであり、光の入射面に楕円
形状のミクロレンチキュラ−レンズを備えている。詳細
はUSP.4,563,056号明細書に記載されてい
るので、その原理について説明することは省略する。レ
ンチキュラ−レンズによる拡散方式は、他の乱反射拡散
方式に比べ、光利用効率が高いため、広い適視範囲でカ
ラ−シフトが少なく、高いスクリ−ンゲインで、明るい
画像が得られるが、前面投写装置では、レンチキュラ−
レンズ拡散方式のものは実用化されていなかった。
は、図8、図12に示す如くであり、光の入射面に楕円
形状のミクロレンチキュラ−レンズを備えている。詳細
はUSP.4,563,056号明細書に記載されてい
るので、その原理について説明することは省略する。レ
ンチキュラ−レンズによる拡散方式は、他の乱反射拡散
方式に比べ、光利用効率が高いため、広い適視範囲でカ
ラ−シフトが少なく、高いスクリ−ンゲインで、明るい
画像が得られるが、前面投写装置では、レンチキュラ−
レンズ拡散方式のものは実用化されていなかった。
【0005】図13は、乱反射拡散方式の従来の前面投
写装置の光学系概略上面図である。同図において、1は
CRT(陰極線受像管)、2は投写レンズ、4は光軸反
射光、である。従来の120インチを越える前面投写装
置は、かかる図13に示す通り、投写した光をスクリ−
ンSKの表面で乱反射して拡散させているため、次のよ
うな問題があった。
写装置の光学系概略上面図である。同図において、1は
CRT(陰極線受像管)、2は投写レンズ、4は光軸反
射光、である。従来の120インチを越える前面投写装
置は、かかる図13に示す通り、投写した光をスクリ−
ンSKの表面で乱反射して拡散させているため、次のよ
うな問題があった。
【0006】(1)スクリ−ンSKの縁の周辺では、光
軸反射光4は、矢印で示した方向へ向かって外側へ反射
するため、広い適視範囲を得るには、乱反射拡散角を大
きくする必要がある。このため外側に飛散して損失とな
る光が多くなり、観視側へ向かう光量が減少する。すな
わちスクリ−ンゲインが低下し、画面が暗くなるため、
明るい部屋で観視するには光源を増やさなくてはなら
ず、不経済であった。
軸反射光4は、矢印で示した方向へ向かって外側へ反射
するため、広い適視範囲を得るには、乱反射拡散角を大
きくする必要がある。このため外側に飛散して損失とな
る光が多くなり、観視側へ向かう光量が減少する。すな
わちスクリ−ンゲインが低下し、画面が暗くなるため、
明るい部屋で観視するには光源を増やさなくてはなら
ず、不経済であった。
【0007】(2)図13において、投写光の集中角θ
が、通常4〜5度あるため、仮にスクリ−ンゲインを高
くするとカラ−シフトが発生する。既ち方向Aから見る
と、赤色が青色より強調されて見え、逆に方向Bから見
ると、青色が強調されて見える。この現象をカラ−シフ
トといい、大幅に画質を劣化させる。このため乱反射拡
散角を極端に広げるため、スクリ−ンゲインが落ちて画
面が暗くなった。
が、通常4〜5度あるため、仮にスクリ−ンゲインを高
くするとカラ−シフトが発生する。既ち方向Aから見る
と、赤色が青色より強調されて見え、逆に方向Bから見
ると、青色が強調されて見える。この現象をカラ−シフ
トといい、大幅に画質を劣化させる。このため乱反射拡
散角を極端に広げるため、スクリ−ンゲインが落ちて画
面が暗くなった。
【0008】一方、背面投写装置は、これを部屋の中に
設置する場合、次のような問題があった。
設置する場合、次のような問題があった。
【0009】(1)図8で分かる通り、スクリ−ンSK
の後方に広い空間が必要であり、例えば、8m四方の会
議室に110インチの背面投写装置を設置するには、ス
クリ−ンSKの後方に約2mのスペースが必要となり、
その結果、観視者側のスペースは6mとなる。スクリ−
ン前方の最近視距離は約3m必要なため、観視者席は結
局3mしかとれなくなり、部屋の利用率が低下する。
の後方に広い空間が必要であり、例えば、8m四方の会
議室に110インチの背面投写装置を設置するには、ス
クリ−ンSKの後方に約2mのスペースが必要となり、
その結果、観視者側のスペースは6mとなる。スクリ−
ン前方の最近視距離は約3m必要なため、観視者席は結
局3mしかとれなくなり、部屋の利用率が低下する。
【0010】(2)背面投写装置用のスクリ−ンを設置
するには、スクリ−ン部に壁等の仕切りを設けて部屋を
分離し、スクリ−ン後方を暗室にする工事が通常必要で
あった。
するには、スクリ−ン部に壁等の仕切りを設けて部屋を
分離し、スクリ−ン後方を暗室にする工事が通常必要で
あった。
【0011】背面投写装置に伴う以上のような問題があ
ることから、明るい前面投写装置が待望されていた。図
14は、大形投写装置の性能比較対照図であるが、同図
において、従来方式による大形の背面投写装置と、従来
方式による大形の前面投写装置と、本発明による大形の
前面投写装置と、の性能比較が、カラ−シフトが中心か
ら±35°において、約3dBのものを例に挙げて比較し
ている。
ることから、明るい前面投写装置が待望されていた。図
14は、大形投写装置の性能比較対照図であるが、同図
において、従来方式による大形の背面投写装置と、従来
方式による大形の前面投写装置と、本発明による大形の
前面投写装置と、の性能比較が、カラ−シフトが中心か
ら±35°において、約3dBのものを例に挙げて比較し
ている。
【0012】図14の性能比較対照図で見られるよう
に、従来の前面投写装置は、背面投写装置に比べ、同一
適視範囲で同一カラ−シフトを得るためには、スクリ−
ンゲインを約半分にしなければならない。これは、前面
投写形の装置においては、画面の明るさが、背面投写形
のそれに比べ、半分にしかならないことを示し、光量の
利用効率が悪いことを示している。
に、従来の前面投写装置は、背面投写装置に比べ、同一
適視範囲で同一カラ−シフトを得るためには、スクリ−
ンゲインを約半分にしなければならない。これは、前面
投写形の装置においては、画面の明るさが、背面投写形
のそれに比べ、半分にしかならないことを示し、光量の
利用効率が悪いことを示している。
【0013】前面投写装置には、スクリ−ンを球面にし
て光量の利用効率を上げ、明るい画面が得られるものが
あるが、水平適視範囲、カラ−シフトが背面投写装置に
比べ劣っている上に、120″を越える大きなスクリ−
ンを製作することが困難であるという問題があった。
て光量の利用効率を上げ、明るい画面が得られるものが
あるが、水平適視範囲、カラ−シフトが背面投写装置に
比べ劣っている上に、120″を越える大きなスクリ−
ンを製作することが困難であるという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、背面
投写装置とは違ってスクリ−ン後方の空間が小さくて済
む前面投写装置であって、前面投写装置の上記した欠点
を除去し、カラーシフトが少なく、かつ広い水平適視範
囲を得た上に、外側へ飛散する光を観視者側に向けるこ
とにより、光量の損失を減らしてスクリ−ンゲインを2
倍に向上させ、背面投写装置並の明るい前面投写装置を
提供することにある。
投写装置とは違ってスクリ−ン後方の空間が小さくて済
む前面投写装置であって、前面投写装置の上記した欠点
を除去し、カラーシフトが少なく、かつ広い水平適視範
囲を得た上に、外側へ飛散する光を観視者側に向けるこ
とにより、光量の損失を減らしてスクリ−ンゲインを2
倍に向上させ、背面投写装置並の明るい前面投写装置を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
達成のため、その基本構成として、スクリ−ン面上に設
けた透明なレンチキュラ−シ−トの入射面に水平拡散用
のミクロのレンチキュラ−レンズを形成し、該シートの
入射面とは反対の背面側に、反射面を形成する。
達成のため、その基本構成として、スクリ−ン面上に設
けた透明なレンチキュラ−シ−トの入射面に水平拡散用
のミクロのレンチキュラ−レンズを形成し、該シートの
入射面とは反対の背面側に、反射面を形成する。
【0016】スクリーンの前方にある投写レンズから該
スクリーンに対して投写した光線は、スクリ−ン面上の
レンチキュラ−シ−トの入射面に形成されているレンチ
キュラ−レンズに入射して屈折透過し、該シートの背面
側に形成した反射面で反射して戻り、再度レンチキュラ
−シ−トを透過して、その際、レンチキュラ−レンズの
レンズ面から観視者側へ拡散出射する。
スクリーンに対して投写した光線は、スクリ−ン面上の
レンチキュラ−シ−トの入射面に形成されているレンチ
キュラ−レンズに入射して屈折透過し、該シートの背面
側に形成した反射面で反射して戻り、再度レンチキュラ
−シ−トを透過して、その際、レンチキュラ−レンズの
レンズ面から観視者側へ拡散出射する。
【0017】ここで、前記レンチキュラ−レンズとし
て、スクリ−ンの表面に光収束性を持つ凸状の円形状又
は非球面状のレンチキュラ−レンズを用いたことと、レ
ンチキュラ−シ−トの背面側に形成した前記反射面の位
置が、該レンチキュラ−レンズの焦点距離のほぼ半分の
距離にある位置としたことと、該反射面を平面又は波状
傾斜面にしたことと、該反射面で、実質的に有効光の存
在しない領域に黒縞帯又は光吸収帯を設けたことと、前
記レンチキュラ−シ−トに染料又はわずかな拡散材を場
合により混入することと、さらに光線が同じレンチキュ
ラ−レンズ面を2度通過するようにしたこと、などが上
記目的を達成する上で重要な役割をはたし、本発明の主
な特徴となっている。
て、スクリ−ンの表面に光収束性を持つ凸状の円形状又
は非球面状のレンチキュラ−レンズを用いたことと、レ
ンチキュラ−シ−トの背面側に形成した前記反射面の位
置が、該レンチキュラ−レンズの焦点距離のほぼ半分の
距離にある位置としたことと、該反射面を平面又は波状
傾斜面にしたことと、該反射面で、実質的に有効光の存
在しない領域に黒縞帯又は光吸収帯を設けたことと、前
記レンチキュラ−シ−トに染料又はわずかな拡散材を場
合により混入することと、さらに光線が同じレンチキュ
ラ−レンズ面を2度通過するようにしたこと、などが上
記目的を達成する上で重要な役割をはたし、本発明の主
な特徴となっている。
【0018】
【作用】スクリーンの前方にある投写レンズから該スク
リーンに対して投写された光線は、スクリ−ン面上のレ
ンチキュラ−シ−トの入射面に形成されているレンチキ
ュラ−レンズに入射して該レンズを通過した後、レンチ
キュラ−シ−トの背面側に形成した反射面で反射し、そ
して該レンチキュラ−レンズ面の前後近傍に収束状態で
戻ってくる。そしてその結果、レンチキュラ−レンズ面
から広い適視範囲で観視者側へ拡散出射し、カラ−シフ
トの補正及びスクリ−ン周辺から出射する光の方向を観
察者側へ補正する働きを実現する。
リーンに対して投写された光線は、スクリ−ン面上のレ
ンチキュラ−シ−トの入射面に形成されているレンチキ
ュラ−レンズに入射して該レンズを通過した後、レンチ
キュラ−シ−トの背面側に形成した反射面で反射し、そ
して該レンチキュラ−レンズ面の前後近傍に収束状態で
戻ってくる。そしてその結果、レンチキュラ−レンズ面
から広い適視範囲で観視者側へ拡散出射し、カラ−シフ
トの補正及びスクリ−ン周辺から出射する光の方向を観
察者側へ補正する働きを実現する。
【0019】前記反射面はその傾きを変えると、出射す
る光線の方向を自由に選択できる働きをする。また前記
黒縞又は光吸収帯は外来光や迷光の反射をなくし、スク
リーン面表示画像のコントラストを向上させる働きをす
る。レンチキュラ−シ−ト内に染料又は拡散材を混入し
た場合、それらは、色彩度、コントラストの向上、又は
拡散特性の調整を行う。
る光線の方向を自由に選択できる働きをする。また前記
黒縞又は光吸収帯は外来光や迷光の反射をなくし、スク
リーン面表示画像のコントラストを向上させる働きをす
る。レンチキュラ−シ−ト内に染料又は拡散材を混入し
た場合、それらは、色彩度、コントラストの向上、又は
拡散特性の調整を行う。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって説明す
る。図1は本発明の一実施例の要部として、その光学系
の概略を示す上面図である。同図において、1はCRT
(陰極線受像管)、2はCRTに表示された画像を投写
する投写レンズ、3は透明なレンチキュラ−シ−トであ
る。該レンチキュラ−シ−ト3の投写光の入射面には、
水平拡散用レンチキュラ−レンズ5が形成されている。
る。図1は本発明の一実施例の要部として、その光学系
の概略を示す上面図である。同図において、1はCRT
(陰極線受像管)、2はCRTに表示された画像を投写
する投写レンズ、3は透明なレンチキュラ−シ−トであ
る。該レンチキュラ−シ−ト3の投写光の入射面には、
水平拡散用レンチキュラ−レンズ5が形成されている。
【0021】6は反射面で、レンチキュラ−シ−ト3の
入射面とは反対の背面側に形成されている。7は黒縞帯
(ブラックストライプ)で、レンチキュラ−レンズ5の
配列方向に沿い、実質的に有効光の存在しない領域にお
いて、前記背面側に施されている。8はレンチキュラ−
シ−ト3の背面側にあって、該シ−ト3を支える補強板
である。前記反射面6は、レンチキュラ−シ−ト3の背
面とは限らず、該背面に接する補強板8の表面に、形成
してもよい。この場合は、補強板8はレンチキュラ−シ
−ト3にできるだけ接近させる。
入射面とは反対の背面側に形成されている。7は黒縞帯
(ブラックストライプ)で、レンチキュラ−レンズ5の
配列方向に沿い、実質的に有効光の存在しない領域にお
いて、前記背面側に施されている。8はレンチキュラ−
シ−ト3の背面側にあって、該シ−ト3を支える補強板
である。前記反射面6は、レンチキュラ−シ−ト3の背
面とは限らず、該背面に接する補強板8の表面に、形成
してもよい。この場合は、補強板8はレンチキュラ−シ
−ト3にできるだけ接近させる。
【0022】CRT1から投写された光線は、投写レン
ズ2で拡大投写され、レンチキュラ−シ−ト3の表面の
レンチキュラ−レンズ5に入射してそこを通過し、反射
面6で反射して戻り、再度レンチキュラ−シ−ト3内を
通過して、レンチキュラ−レンズ5のレンズ面から観視
者側へ拡大出射する。
ズ2で拡大投写され、レンチキュラ−シ−ト3の表面の
レンチキュラ−レンズ5に入射してそこを通過し、反射
面6で反射して戻り、再度レンチキュラ−シ−ト3内を
通過して、レンチキュラ−レンズ5のレンズ面から観視
者側へ拡大出射する。
【0023】前記反射面6は、アルミ又は銀の蒸着によ
り形成すると、反射率の高いものが得られる。又アルミ
箔を張り付けるか、アルミ等を主成分とした反射塗料を
塗ることにより形成しても良好な反射面が得られる。黒
縞帯7の部分は、反射しないように黒塗装を行うか、光
を反射しないように吸収する部材で形成しても良い。黒
縞帯7は、レンチキュラ−シ−ト3の入射面から遠い方
の面、つまりシ−ト3の背面に印刷した方が、レンチキ
ュラ−レンズ5との位置ずれが少なくなり、光のけられ
による損失がなくなり有利である。
り形成すると、反射率の高いものが得られる。又アルミ
箔を張り付けるか、アルミ等を主成分とした反射塗料を
塗ることにより形成しても良好な反射面が得られる。黒
縞帯7の部分は、反射しないように黒塗装を行うか、光
を反射しないように吸収する部材で形成しても良い。黒
縞帯7は、レンチキュラ−シ−ト3の入射面から遠い方
の面、つまりシ−ト3の背面に印刷した方が、レンチキ
ュラ−レンズ5との位置ずれが少なくなり、光のけられ
による損失がなくなり有利である。
【0024】前記レンチキュラ−レンズ5は透明な合成
樹脂で収束性を持つ凸形の円形状、又は光軸方向に引き
伸ばした楕円形状の非球面状とする。このレンチキュラ
−レンズ5が、楕円形状をとる場合の基本形を図2に拡
大図として示してある。換言すれば、図2はレンチキュ
ラ−レンズ5の拡大側面図である。同図で見られるよう
に、X,Y座標を取り、レンズを構成する合成樹脂の屈
折率をnとしたとき、レンズ面を形成する楕円の離心率
eを1/nに等しくすると、楕円形状は下記の式(1)
が成立する。
樹脂で収束性を持つ凸形の円形状、又は光軸方向に引き
伸ばした楕円形状の非球面状とする。このレンチキュラ
−レンズ5が、楕円形状をとる場合の基本形を図2に拡
大図として示してある。換言すれば、図2はレンチキュ
ラ−レンズ5の拡大側面図である。同図で見られるよう
に、X,Y座標を取り、レンズを構成する合成樹脂の屈
折率をnとしたとき、レンズ面を形成する楕円の離心率
eを1/nに等しくすると、楕円形状は下記の式(1)
が成立する。
【0025】 X2 +Y2 /〔1−(1/n)2 〕=1 (1)
【0026】上記式(1)で表される楕円形のレンズ
は、光が楕円の長軸に平行に入射したとき、全て、図2
で示されているように入射面から遠い方の焦点Fに収束
する。レンチキュラ−シ−ト3はアクリル材を主成分と
しており、その屈折率nは約1.5である。今仮にレン
チキュラ−シ−ト3の厚さを図示のように(1+1/
n)とすると、前記平行入射光は焦点Fから拡散出射す
る。
は、光が楕円の長軸に平行に入射したとき、全て、図2
で示されているように入射面から遠い方の焦点Fに収束
する。レンチキュラ−シ−ト3はアクリル材を主成分と
しており、その屈折率nは約1.5である。今仮にレン
チキュラ−シ−ト3の厚さを図示のように(1+1/
n)とすると、前記平行入射光は焦点Fから拡散出射す
る。
【0027】本発明の実施例においては、図2で示すよ
うに、レンチキュラ−シ−ト3の厚さをほぼ、(1+1
/n)/2とし、入射面から遠い方の背面に反射面6を
設けると、レンチキュラ−レンズ5に平行に入射した光
は、レンチキュラ−シ−ト3の内部を通過して焦点Fの
方向へ進み、前記反射面6で反射して、再び該レンチキ
ュラ−シ−ト3の内部を通過して戻り、レンチキュラ−
レンズ5のレンズ面近傍(前後方向の近傍)に収束し
て、該レンチキュラ−レンズ5から観視者側へ水平方向
に拡散出射する。
うに、レンチキュラ−シ−ト3の厚さをほぼ、(1+1
/n)/2とし、入射面から遠い方の背面に反射面6を
設けると、レンチキュラ−レンズ5に平行に入射した光
は、レンチキュラ−シ−ト3の内部を通過して焦点Fの
方向へ進み、前記反射面6で反射して、再び該レンチキ
ュラ−シ−ト3の内部を通過して戻り、レンチキュラ−
レンズ5のレンズ面近傍(前後方向の近傍)に収束し
て、該レンチキュラ−レンズ5から観視者側へ水平方向
に拡散出射する。
【0028】黒縞帯7は図2で示すように、隣接したレ
ンチキュラ−レンズ5間にできる有効光の存在しない領
域に設ける。該黒縞帯7は外光や逆光が反射して戻るこ
とを阻止するため、コントラストの向上が計れる。レン
チキュラ−シ−ト3を構成する透明合成樹脂内に、染料
又はわずかな拡散材を混入させて、色彩度やコントラス
トの向上、又は拡散特性を調整する。
ンチキュラ−レンズ5間にできる有効光の存在しない領
域に設ける。該黒縞帯7は外光や逆光が反射して戻るこ
とを阻止するため、コントラストの向上が計れる。レン
チキュラ−シ−ト3を構成する透明合成樹脂内に、染料
又はわずかな拡散材を混入させて、色彩度やコントラス
トの向上、又は拡散特性を調整する。
【0029】レンチキュラ−シ−ト3の厚さは、厚くす
ると水平輝度半値角(水平輝度がその最大値から半分の
値に低下するまでの角度)は狭くなり、スクリ−ンゲイ
ンは上がる。又薄くすると水平輝度半値角は広がり、ス
クリ−ンゲインは下がるように働く。そこで、観視者席
の条件に合わせて、厚さを(1+1/n)のほぼ1/3
〜2/3内で選定する。
ると水平輝度半値角(水平輝度がその最大値から半分の
値に低下するまでの角度)は狭くなり、スクリ−ンゲイ
ンは上がる。又薄くすると水平輝度半値角は広がり、ス
クリ−ンゲインは下がるように働く。そこで、観視者席
の条件に合わせて、厚さを(1+1/n)のほぼ1/3
〜2/3内で選定する。
【0030】ところで、図1で示したレンチキュラ−シ
−ト5の左右端には、レンズ2からの投写光線が斜めに
入射することになる。前記楕円形のレンチキュラ−レン
ズ5に斜めに光線が入射した時の光路を図3に拡大図と
して示す。同図3で見られるように、レンチキュラ−シ
−ト5の厚さが、(1+1/n)/2の時、楕円形レン
チキュラ−レンズ5に斜めに入射した光線は、該レンチ
キュラ−シ−ト3を通過して、反射面6で反射して再び
レンチキュラ−シ−ト3を通過し、該レンチキュラ−レ
ンズ5の楕円形の外側の斜めの面に達する。
−ト5の左右端には、レンズ2からの投写光線が斜めに
入射することになる。前記楕円形のレンチキュラ−レン
ズ5に斜めに光線が入射した時の光路を図3に拡大図と
して示す。同図3で見られるように、レンチキュラ−シ
−ト5の厚さが、(1+1/n)/2の時、楕円形レン
チキュラ−レンズ5に斜めに入射した光線は、該レンチ
キュラ−シ−ト3を通過して、反射面6で反射して再び
レンチキュラ−シ−ト3を通過し、該レンチキュラ−レ
ンズ5の楕円形の外側の斜めの面に達する。
【0031】該斜めの面から出射する光線は、スネルの
法則によって光軸方向へ光路が補正されるため、観視者
側へ向かって出射する。図13に示した従来のスクリ−
ンにおいては、出射した光軸反射光4は、観視者側から
離れる方向へ向かうが、本発明の実施例を示す図1〜図
3においては、光軸反射光4は観視者側へ折り曲がるよ
うにレンチキュラ−レンズ5の光軸とほぼ平行した方向
に補正されて出射する。この作用は従来の前面投写形ス
クリ−ンにはないもので、本発明の大きな特徴である。
法則によって光軸方向へ光路が補正されるため、観視者
側へ向かって出射する。図13に示した従来のスクリ−
ンにおいては、出射した光軸反射光4は、観視者側から
離れる方向へ向かうが、本発明の実施例を示す図1〜図
3においては、光軸反射光4は観視者側へ折り曲がるよ
うにレンチキュラ−レンズ5の光軸とほぼ平行した方向
に補正されて出射する。この作用は従来の前面投写形ス
クリ−ンにはないもので、本発明の大きな特徴である。
【0032】図1の本発明の実施例で示すように、光軸
反射光4が観視者側へ補正されることによって、水平適
視範囲を広くとることができ、かつカラ−シフトを軽減
させることができる。例えば従来技術においては、図1
4及び図13で示すように、水平輝度1/4角が65°
のとき、水平適視範囲は90°PP(ピーク・ツー・ピー
ク)となる。
反射光4が観視者側へ補正されることによって、水平適
視範囲を広くとることができ、かつカラ−シフトを軽減
させることができる。例えば従来技術においては、図1
4及び図13で示すように、水平輝度1/4角が65°
のとき、水平適視範囲は90°PP(ピーク・ツー・ピー
ク)となる。
【0033】一方本発明の実施例においては、図1で示
すように、水平輝度1/4角が45°と小さいにもかか
わらず、水平適視範囲は90°PPと広く得ることができ
る。これは外側へ飛散する光を集光して光量を有効に利
用したことになる。又、水平輝度1/4角を狭くできる
ために前方へ向かう光量が多くなり、スクリ−ンゲイン
を上げることができ、明るい画像が得られる。
すように、水平輝度1/4角が45°と小さいにもかか
わらず、水平適視範囲は90°PPと広く得ることができ
る。これは外側へ飛散する光を集光して光量を有効に利
用したことになる。又、水平輝度1/4角を狭くできる
ために前方へ向かう光量が多くなり、スクリ−ンゲイン
を上げることができ、明るい画像が得られる。
【0034】スクリ−ンゲインは次の式(2)で表され
る。 G=B・π/I (2) (G:スクリ−ンゲイン,I:スクリ−ン入射照度,
B:スクリ−ン出射輝度)
る。 G=B・π/I (2) (G:スクリ−ンゲイン,I:スクリ−ン入射照度,
B:スクリ−ン出射輝度)
【0035】本発明の実施例で示した楕円形レンチキュ
ラ−レンズの出射光の指向特性及び低カラ−シフトが得
られる原理については、背面投写装置で使用した場合に
ついて特開昭58−59436号公報に記載されている
ため、詳細な説明を省略する。
ラ−レンズの出射光の指向特性及び低カラ−シフトが得
られる原理については、背面投写装置で使用した場合に
ついて特開昭58−59436号公報に記載されている
ため、詳細な説明を省略する。
【0036】図4は、本発明の他の実施例の要部として
の光学系の概略を示す上面図である。同図において、9
は鋸歯状波形反射面を示し、各鋸歯を個々のレンチキュ
ラ−レンズ5に対応させて、レンチキュラ−シ−ト3の
入射面から遠い方の背面に設ける。図5は、鋸歯状波形
反射面を示す拡大図であるが、同図の10は、鋸歯状波
形の立ち上げ部で、実質的に有効光が存在しない領域に
設けた黒縞帯を示し、外光、迷光等の反射を阻止するも
のである。
の光学系の概略を示す上面図である。同図において、9
は鋸歯状波形反射面を示し、各鋸歯を個々のレンチキュ
ラ−レンズ5に対応させて、レンチキュラ−シ−ト3の
入射面から遠い方の背面に設ける。図5は、鋸歯状波形
反射面を示す拡大図であるが、同図の10は、鋸歯状波
形の立ち上げ部で、実質的に有効光が存在しない領域に
設けた黒縞帯を示し、外光、迷光等の反射を阻止するも
のである。
【0037】図4に示した実施例において、レンチキュ
ラ−シ−ト3の端に光線が斜めに入射したときの様子
は、図5の拡大図において見られる。図5において、光
線は鋸歯状波形反射面9で、入射光線の方向へ折り曲げ
て反射するため、レンチキュラ−レンズ5から出射する
光軸反射光4は、観視者席の中央側へ向かって、出射す
る。この結果、図4の実施例で示したように、図1と同
じ水平輝度1/4角が45°にもかかわらず、水平適視
範囲は110°と広げることができる。
ラ−シ−ト3の端に光線が斜めに入射したときの様子
は、図5の拡大図において見られる。図5において、光
線は鋸歯状波形反射面9で、入射光線の方向へ折り曲げ
て反射するため、レンチキュラ−レンズ5から出射する
光軸反射光4は、観視者席の中央側へ向かって、出射す
る。この結果、図4の実施例で示したように、図1と同
じ水平輝度1/4角が45°にもかかわらず、水平適視
範囲は110°と広げることができる。
【0038】図6は、図4における鋸歯状波形反射面の
別の例を示す拡大図である。図6に見られるように、鋸
歯状波形反射面9は、レンチキュラ−シ−ト3の背面側
ではなく、補強板8の表面側に設けてもよい。この場合
は補強板8はレンチキュラ−シ−ト3にできるだけ接近
させることによってほとんど図5の場合と同様に機能さ
せることができる。
別の例を示す拡大図である。図6に見られるように、鋸
歯状波形反射面9は、レンチキュラ−シ−ト3の背面側
ではなく、補強板8の表面側に設けてもよい。この場合
は補強板8はレンチキュラ−シ−ト3にできるだけ接近
させることによってほとんど図5の場合と同様に機能さ
せることができる。
【0039】図7は本発明の一実施例の側面図である。
即ち図7は、図1〜図6を参照して説明した如き、レン
チキュラ−レンズ5を水平拡散用として配置した時の前
面投写装置の側面図である。図7では、レンチキュラ−
シ−ト3を垂直方向(斜め上方向)に凹面状に弓形に反
らせて配置している。垂直方向(斜め上方向)に弓形に
反らせると、垂直輝度1/4角が小さくても、垂直適視
範囲は広く得ることができる。
即ち図7は、図1〜図6を参照して説明した如き、レン
チキュラ−レンズ5を水平拡散用として配置した時の前
面投写装置の側面図である。図7では、レンチキュラ−
シ−ト3を垂直方向(斜め上方向)に凹面状に弓形に反
らせて配置している。垂直方向(斜め上方向)に弓形に
反らせると、垂直輝度1/4角が小さくても、垂直適視
範囲は広く得ることができる。
【0040】例えば従来技術においては、背面投写装置
の従来例を示す図8で示すように、背面投写形ではスク
リ−ンSKが平面のため、垂直輝度1/4角が15°の
とき、垂直適視範囲は30°得られる。一方本発明の実
施例においては、図7で示したように、垂直輝度1/4
角が10°と狭いにもかかわらず、垂直適視範囲は32
°と広く得られる。垂直輝度1/4角を狭くすることが
できたため、外側への拡散損失が少なくなり、前方へ向
かう光量が多くなってスクリ−ンゲインを上げることが
できる。これは光量を有効に利用したことになり、明る
い画像が得られる。
の従来例を示す図8で示すように、背面投写形ではスク
リ−ンSKが平面のため、垂直輝度1/4角が15°の
とき、垂直適視範囲は30°得られる。一方本発明の実
施例においては、図7で示したように、垂直輝度1/4
角が10°と狭いにもかかわらず、垂直適視範囲は32
°と広く得られる。垂直輝度1/4角を狭くすることが
できたため、外側への拡散損失が少なくなり、前方へ向
かう光量が多くなってスクリ−ンゲインを上げることが
できる。これは光量を有効に利用したことになり、明る
い画像が得られる。
【0041】以上で説明した通り、従来の投写装置に比
べると、本発明では、光軸反射光4は水平方向、垂直方
向ともに観視者側へ補正することができる。これは明る
い画面を得る上に重要な役割となり、本発明の狙いとす
るところである。
べると、本発明では、光軸反射光4は水平方向、垂直方
向ともに観視者側へ補正することができる。これは明る
い画面を得る上に重要な役割となり、本発明の狙いとす
るところである。
【0042】一般にスクリ−ンの光量利用効率を表す手
段として次のような式(3)が慣用されている。 F・M=αH×αV×Go (3) 但し、F・M:Figure Merit、αH:水平
輝度1/2角、αV:垂直輝度1/2角、Go:スクリ
−ン中心ゲイン、である。
段として次のような式(3)が慣用されている。 F・M=αH×αV×Go (3) 但し、F・M:Figure Merit、αH:水平
輝度1/2角、αV:垂直輝度1/2角、Go:スクリ
−ン中心ゲイン、である。
【0043】水平拡散方式にレンチキュラ−レンズを用
いた場合、従来例の図12で示す背面投写装置の実測デ
−タから、F・Mは1400以上( デ−タ値 αH=
40°、αV=6.5°、Go=5.6°以上)得られ
る。前記式(3)において、同一拡散方式を用いた場合
は、F・Mはほぼ一定となる。
いた場合、従来例の図12で示す背面投写装置の実測デ
−タから、F・Mは1400以上( デ−タ値 αH=
40°、αV=6.5°、Go=5.6°以上)得られ
る。前記式(3)において、同一拡散方式を用いた場合
は、F・Mはほぼ一定となる。
【0044】本発明の前面投写装置は、水平拡散方式に
レンチキュラ−レンズを採用したため、F・Mは140
0程度得ることが可能である。本発明の前面投写装置
は、αH=40°、αV=5°とする、式(3)からG
o=F・M/(αH×αV)=1400/(40×5)=
7となり、本発明の前面投写装置のスクリ−ン中心ゲイ
ンGoはほぼ7となる。
レンチキュラ−レンズを採用したため、F・Mは140
0程度得ることが可能である。本発明の前面投写装置
は、αH=40°、αV=5°とする、式(3)からG
o=F・M/(αH×αV)=1400/(40×5)=
7となり、本発明の前面投写装置のスクリ−ン中心ゲイ
ンGoはほぼ7となる。
【0045】一方前述の図13で示す従来例の前面投写
装置のスクリ−ン中心ゲインGoは、実測デ−タから
2.8程度である。このデ−タから本発明の前面投写装
置のスクリ−ン中心ゲインは2.5倍となる。これは画
面の明るさが2.5倍になったことを表わす。
装置のスクリ−ン中心ゲインGoは、実測デ−タから
2.8程度である。このデ−タから本発明の前面投写装
置のスクリ−ン中心ゲインは2.5倍となる。これは画
面の明るさが2.5倍になったことを表わす。
【0046】図14は、以上の結果から本発明の前面投
写装置と従来例の120″を越える大形投写装置との性
能比較をまとめたものであるから参照されたい。以上の
実施例に示したレンチキュラ−レンズ5の形状は、楕円
形で説明したが、凸状で収束性があれば、目的に応じて
円形状、又は非球面状にして、適視範囲の選定を行うこ
とができる。
写装置と従来例の120″を越える大形投写装置との性
能比較をまとめたものであるから参照されたい。以上の
実施例に示したレンチキュラ−レンズ5の形状は、楕円
形で説明したが、凸状で収束性があれば、目的に応じて
円形状、又は非球面状にして、適視範囲の選定を行うこ
とができる。
【0047】図9は、本発明の他の実施例の光学系概略
側面図であり、図10は、同上面図である。これらの図
において、15は垂直レンチキュラ−レンズ、16が該
垂直レンチキュラ−レンズ15と同一配列の反射面を示
す。13はレンチキュラ−シ−トで、垂直方向に平面、
水平方向に凹面状の弓形に配置したものである。この方
式は、輝度1/4角が垂直方向に広く、水平方向に狭く
できるため、階段や通路の正面のディスプレイ等の特殊
な場所の用途に適する。
側面図であり、図10は、同上面図である。これらの図
において、15は垂直レンチキュラ−レンズ、16が該
垂直レンチキュラ−レンズ15と同一配列の反射面を示
す。13はレンチキュラ−シ−トで、垂直方向に平面、
水平方向に凹面状の弓形に配置したものである。この方
式は、輝度1/4角が垂直方向に広く、水平方向に狭く
できるため、階段や通路の正面のディスプレイ等の特殊
な場所の用途に適する。
【0048】図11は、本発明の他の実施例の要部を示
す概略外観図である。同図において、レンチキュラ−シ
−ト3の入射面に、水平拡散用レンチキュラ−レンズ5
を設け、入射面から遠い方の背面又は並設した補強板8
の表面に、該レンチキュラ−レンズ5の配列方向と直交
するように反射面6を設ける。該反射面6は、反射した
光線の出射方向を2方向以上に分離するようなミクロの
複数の多面状波面とする。
す概略外観図である。同図において、レンチキュラ−シ
−ト3の入射面に、水平拡散用レンチキュラ−レンズ5
を設け、入射面から遠い方の背面又は並設した補強板8
の表面に、該レンチキュラ−レンズ5の配列方向と直交
するように反射面6を設ける。該反射面6は、反射した
光線の出射方向を2方向以上に分離するようなミクロの
複数の多面状波面とする。
【0049】例えば観視席が1階に、制御室が2階にあ
る場合で、出射光量をそれぞれ80%と20%にしたい
時は、1階へ向かう反射面と2階へ向かう反射面の面積
比を4:1にすることによって容易に達成することがで
きる。又、投写装置を2階に設置し、1階のロビ−に出
射光を向けたい場合は、反射面6がほとんど下を向くよ
うに鋸歯状波面にする。又、多面化(含む円面化)する
ことによって、垂直拡散角を広げることができる。
る場合で、出射光量をそれぞれ80%と20%にしたい
時は、1階へ向かう反射面と2階へ向かう反射面の面積
比を4:1にすることによって容易に達成することがで
きる。又、投写装置を2階に設置し、1階のロビ−に出
射光を向けたい場合は、反射面6がほとんど下を向くよ
うに鋸歯状波面にする。又、多面化(含む円面化)する
ことによって、垂直拡散角を広げることができる。
【0050】
【発明の効果】以上の述べたように、本発明によれば、
従来技術の背面投写装置と前面投写装置の欠点を克服
し、カラ−シフトが少なく、かつ広い適視範囲を得た上
に、高いスクリ−ンゲインを得ることができ、従来技術
の前面投写装置に比べても、より明るい(約2.5倍)
画像を得て楽しむことができる。
従来技術の背面投写装置と前面投写装置の欠点を克服
し、カラ−シフトが少なく、かつ広い適視範囲を得た上
に、高いスクリ−ンゲインを得ることができ、従来技術
の前面投写装置に比べても、より明るい(約2.5倍)
画像を得て楽しむことができる。
【0051】又、光の出射方向を目的に応じて上下、左
右へ自由に選択でき、さらに従来は狭い部屋でも明るさ
を重視してやむなく背面投写装置を設置していた所に、
スクリ−ン後方の空間の少ない本発明による前面投写装
置の設置が可能となり、その意味でも大きな効果を得る
ことができる。
右へ自由に選択でき、さらに従来は狭い部屋でも明るさ
を重視してやむなく背面投写装置を設置していた所に、
スクリ−ン後方の空間の少ない本発明による前面投写装
置の設置が可能となり、その意味でも大きな効果を得る
ことができる。
【0052】
【図1】本発明の一実施例要部として、その光学系の概
略を示す上面図である。
略を示す上面図である。
【図2】図1におけるレンチキュラ−レンズの拡大側面
図である。
図である。
【図3】図1におけるレンチキュラ−レンズの斜め入射
の場合を示す拡大側面図である。
の場合を示す拡大側面図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部として、その光学系
の概略を示す上面図である。
の概略を示す上面図である。
【図5】図4におけるレンチキュラ−シートの背面に形
成された鋸歯状波形反射面を示す拡大図である。
成された鋸歯状波形反射面を示す拡大図である。
【図6】図4における補強板の表面に形成された鋸歯状
波形反射面を示す拡大図である。
波形反射面を示す拡大図である。
【図7】本発明の一実施例である前面投写装置を示す側
面である。
面である。
【図8】背面投写装置の従来例を示す概略側面図であ
る。
る。
【図9】本発明の他の実施例の光学系概略側面図であ
る。
る。
【図10】図9に示した実施例の光学系概略上面図であ
る。
る。
【図11】本発明の他の実施例を示す光学系概略上面図
である。
である。
【図12】従来技術によるレンチキュラ−レンズ拡散方
式の背面投写装置の光学系を示す概略上面図である。
式の背面投写装置の光学系を示す概略上面図である。
【図13】従来技術による乱反射拡散方式の前面投写装
置の光学系概略を示す上面図である。
置の光学系概略を示す上面図である。
【図14】大型投写装置の性能比較対照図である。
1…CRT、2…投写レンズ、3…レンチキュラ−シ−
ト、4…光軸反射光、5…レンチキュラ−レンズ、6…
反射面、7…黒縞帯、8…補強板、9…鋸歯状波形反射
面、10…立ち上げ部の無反射部
ト、4…光軸反射光、5…レンチキュラ−レンズ、6…
反射面、7…黒縞帯、8…補強板、9…鋸歯状波形反射
面、10…立ち上げ部の無反射部
Claims (10)
- 【請求項1】 拡散反射形スクリーンの前面に投写レン
ズを配置し、該投写レンズを介して投写される投写光の
収束面位置に所在する前記拡散反射形スクリーンに対し
て、前記投写レンズを介して画像を投写するようにした
前面投写装置において、 前記スクリーンは、前記投写レンズからの投写光の受光
面に配置されたレンチキュラーシートを含み、該レンチ
キュラーシートを構成する複数のレンチキュラーレンズ
の各々のプロファイルは、円形状又は楕円の如き非球面
形状をなし、前記レンチキュラーレンズの光入射方向の
厚み寸法を、該レンズの焦点距離の1/3〜2/3の寸
法とし、前記レンチキュラーシートの光入射面側とは反
対の背面側に反射面を形成し、 前記投写レンズを介して投写された光線が、前記レンチ
キュラーレンズ面へ入射後、屈折して通過し、前記反射
面で反射することにより、再度、前記レンチキュラーレ
ンズ面の前後近傍に収束状態で戻り、そこから前方の観
視者側へ、拡散出射するようにしたことを特徴とする前
面投写装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の前面投写装置におい
て、前記レンチキュラ−レンズは透明合成樹脂で作られ
たレンズから成り、前記反射面はアルミ又は銀を蒸着、
あるいは反射塗料を塗布、あるいはアルミ箔をはりつけ
て形成したものから成ることを特徴とする前面投写装
置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の前面投写装置におい
て、前記レンチキュラーレンズのプロファイルが楕円の
如き非球面形状をなすとき、該非球面の離心率をレンズ
媒質の屈折率nの逆数にほぼ等しく選定することによ
り、スクリーン上画面のカラ−シフトの低減を図ったこ
とを特徴とする前面投写装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の前面投写装置におい
て、前記反射面は、前記レンチキュラ−レンズの配列方
向に合わせて、かつ同一ビッチで、断面鋸歯状波形を繰
り返すことにより形成された鋸歯状波面から成り、該鋸
歯状波面から反射した光が前方観視者側へ向かうように
したことを特徴とする前面投写装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の前面投写装置におい
て、前記反射面は、前記レンチキュラ−レンズの配列方
向に直交する方向に延びる断面山形をなす傾斜面の集合
から成り、該反射面から反射した光線が少なくとも2方
向に分離して向かうようにしたことを特徴とする前面投
写装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の前面投写装置におい
て、前記レンチキュラーシートの光入射面側とは反対の
背面側に、レンチキュラ−レンズの配列方向に沿って、
実質的に有効光の存在しない領域に黒縞帯を設けること
により、観視者側から見た画面におけるコントラストの
向上を図ったことを特徴とする前面投写装置。 - 【請求項7】 請求項4に記載の前面投写装置におい
て、前記鋸歯状波形の立ち上げ部分は、これを、レンチ
キュラ−レンズの配列方向に沿って実質的に有効光の存
在しない領域に設け、該立ち上げ部分に、光を反射しな
い黒縞帯又は光を吸収する吸収帯を設けることにより、
観視者側から見た画面におけるコントラストの向上を図
ったことを特徴とする前面投写装置。 - 【請求項8】 請求項2に記載の前面投写装置におい
て、レンチキュラ−レンズを構成する前記透明合成樹脂
に、染料又は拡散剤を混合することにより、色彩度、コ
ントラストの向上を図り、又は拡散特性の調整を行った
ことを特徴とする前面投写装置。 - 【請求項9】 請求項1に記載の前面投写装置におい
て、前記スクリ−ンが、その垂直方向に凹状の弓形に反
った形をなし、その水平方向においては平坦な形をなし
たスクリーンから成ることを特徴とする前面投写装置。 - 【請求項10】 請求項1に記載の前面投写装置におい
て、前記スクリ−ンが、その水平方向に凹状の弓形に反
った形をなし、その垂直方向においては平坦な形をなし
たスクリーンから成ることを特徴とする前面投写装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26143691A JPH0572631A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 前面投写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26143691A JPH0572631A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 前面投写装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572631A true JPH0572631A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=17361866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26143691A Pending JPH0572631A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 前面投写装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0572631A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005215396A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Toppan Printing Co Ltd | 反射型スクリーン |
| JP2009192875A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Seiko Epson Corp | スクリーン及び投射システム |
| US7859750B2 (en) | 2008-03-05 | 2010-12-28 | Seiko Epson Corporation | Screen, projection system, and method of manufacturing the screen |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP26143691A patent/JPH0572631A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005215396A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Toppan Printing Co Ltd | 反射型スクリーン |
| JP2009192875A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Seiko Epson Corp | スクリーン及び投射システム |
| US7869126B2 (en) | 2008-02-15 | 2011-01-11 | Seiko Epson Corporation | Screen and projection system |
| US7859750B2 (en) | 2008-03-05 | 2010-12-28 | Seiko Epson Corporation | Screen, projection system, and method of manufacturing the screen |
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