JPH0572926U - 脱脂体の運搬容器 - Google Patents
脱脂体の運搬容器Info
- Publication number
- JPH0572926U JPH0572926U JP1213192U JP1213192U JPH0572926U JP H0572926 U JPH0572926 U JP H0572926U JP 1213192 U JP1213192 U JP 1213192U JP 1213192 U JP1213192 U JP 1213192U JP H0572926 U JPH0572926 U JP H0572926U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱脂体の焼結炉への運搬に関し、破損の発生
を抑制することを目的とする。 【構成】 磁性粉末とバインダとを混練し、射出成形し
た後、脱脂炉において加熱してバインダを除去して形成
した脱脂体を収容し、焼結炉に運搬するのに使用する容
器が、この容器の底面に上下移動機構を備えたシート状
マグネット(3)か、直流電源(9)とスイッチ(10)
を備えた電磁石(8)を備えてなることを特徴として脱
脂体の運搬容器(1),(7)を構成する。
を抑制することを目的とする。 【構成】 磁性粉末とバインダとを混練し、射出成形し
た後、脱脂炉において加熱してバインダを除去して形成
した脱脂体を収容し、焼結炉に運搬するのに使用する容
器が、この容器の底面に上下移動機構を備えたシート状
マグネット(3)か、直流電源(9)とスイッチ(10)
を備えた電磁石(8)を備えてなることを特徴として脱
脂体の運搬容器(1),(7)を構成する。
Description
【0001】
本考案は磁性材料からなる脱脂体を破損することなく運搬が可能な脱脂体の運 搬容器に関する。
【0002】 金属を用いて寸法精度の良い成形体を得るには切削加工によるのが通例である が、材質が硬く、また脆くて旋盤加工が難しい成形品がある。 例えば、鉄・硅素(Fe-Si) 合金や鉄・コバルト(Fe-Co) 合金よりなる軟質磁性 材料を用いて形成されるマグネット・ベースやモータのヨークなどがこれに当た り、材質が硬くて脆いために切削加工では製造収率が低く、実用的ではない。
【0003】 一方、金属粉末に有機バインダと混合した後に、必要とする形状に射出成形し 、これを炉中に置き、徐々に昇温して有機バインダを分解して脱脂体とし、この 脱脂体を昇温して焼結する射出成形焼結法(Metal Injection Molding, 略称MI M法)が知られている。
【0004】 本考案はこの脱脂体を焼結炉に運搬するのに使用する脱脂体の運搬容器に関す るものである。
【0005】
上記のMIM法において、有機バインダを分解して脱脂体とする脱脂工程は一 般に脱脂炉を用いて行なわれており、また焼結は焼結炉を用い、高真空に排気し 高温に加熱して行なわれている。
【0006】 こゝで、有機バインダを除去した脱脂体は金属粉末の結合が殆ど起こっていな いので、形状保持力が極めて弱く、振動や衝撃に対して非常に脆い状態にある。 そこで、脱脂体を焼結炉に運搬するには底面に防振材を敷いたプラスチック製 容器などを用い、脱脂炉から脱脂体を注意深く移し換えた後、容器を慎重に焼結 炉にまで運搬し、一個づつ慎重に装着する方法が採られている。
【0007】 然し、この方法では運搬容器内での固定が充分でないために振動や衝撃に対し て不安定であり、注意しているにも拘らず破損頻度が高くなっている。 そこで、脱脂体の底面の形状に合わせた枠状の窪みを容器の底面に設け、これ に脱脂体を嵌挿して固定度を高める方法も考えられている。
【0008】 然し、この方法は部品底面の形状に合わせ、複数種の枠状の窪みを用意する必 要があり汎用性がないと云う問題がある。
【0009】
脱脂体を脱脂炉から焼結炉に運搬するのに運搬容器が使用されているが、脱脂 体は機械的強度が極めて弱いことから、運搬容器への移し換えと焼結炉までの運 搬および焼結炉への移し換えの処理工程において破損が生じ易いことが問題で、 この解決が課題である。
【0010】
上記の課題は磁性粉末とバインダとを混練し、射出成形した後、脱脂炉におい て加熱してバインダを除去して形成した脱脂体を収容し、焼結炉に運搬するのに 使用する容器が、この容器の底面に上下移動機構を備えたシート状マグネットか 、直流電源とスイッチを備えた電磁石を備えてなることを特徴として脱脂体運搬 容器を構成することにより解決することができる。
【0011】
本考案はMIM法が磁性材料を主な対象として使用されていることに着目した ものである。
【0012】 先に記したように、MIM法は材質が硬くて脆いために切削加工が行なうこと ができない材料を対象とするものであり、磁性合金が多い。 そこで、脱脂体運搬中での固定を確実に行なう方法として容器の底面に磁石を 設けるものである。
【0013】 こゝで、脱脂体は極めて脆弱であることから運搬中にのみ磁気吸引力が働き、 容器への移し換えと容器からの移し換えに当たっては磁気吸引力が働かないこと が必要である。
【0014】 そこで、本考案に係る脱脂体の運搬容器は、 容器の底部裏面にシート状マグネットを上下に移動する機構を備えて構成す る。 容器の底部裏面に電磁石と直流電源とスイッチとを備えて構成する。 の何れかの構造をとるものである。
【0015】 このような手段を講ずることにより、運搬中に脱脂体は容器の底部に確実に固 定されるため、従来のように極度の注意を払わなくても破損を抑制することがで きる。
【0016】
実施例1:(シート状マグネットの使用、請求項2関連) 図1(A)は運搬中、また同図(B)は脱脂体を容器、または焼結炉に移し換 える工程での運搬容器の動作を示している。
【0017】 すなわち、プラスチックスなどの非磁性体よりなり枠体状をした運搬容器1は 上部に脱脂体2を配列するスペースがあり、また、下部にはシート状マグネット 3の上下移動機構4を備えて構成されている。
【0018】 すなわち、ストッパ5を有する一対のリンク(Link) 機構により、シート状マ グネット3が上下に動作可能に構成さている。 そして、脱脂炉より脱脂体2を運搬容器1に移す場合と、運搬容器1より焼結 炉に脱脂体2を移す場合には、同図(B)ち示すように、シート状マクネット3 を下げて、脱脂体2が磁場の影響を殆ど受けないようにし、一方、運搬に当たっ ては同図(A)に示すようにシート状マクネット3を脱脂体2に近づけて磁気吸 着させるものである。 実施例2:(電磁石の使用、請求項3関連) 図2は電磁石を備えた本考案に係る運搬容器7の構造を示している。
【0019】 すなわち、プラスチックスなどの非磁性体よりなり枠体状をした運搬容器7は 上部に脱脂体2を配列するスペースがあり、また、下部には複数個(この図では 3個)の電磁石8と電池などの直流電源9およびスイッチ10を備えて構成されて いる。
【0020】 そして、脱脂炉より脱脂体2を運搬容器7に移す場合と、運搬容器7より焼結 炉に脱脂体2を移す場合には、スイッチ10をOFF にして磁場をなくし、また、脱 脂体2の運搬に当たってはスイッチ10をONにして電磁石8のコイルを励磁して脱 脂体2を磁気吸着させるものである。
【0021】
本考案に係る運搬容器の使用により、従来のように脱脂体の運搬に当たって従 来のように細心の注意を払わなくとも脱脂体を容器に固定することができ、これ により製造歩留りを向上することができる。
【図1】本考案に係るシート状マグネットを使用した運
搬容器の正面図である。
搬容器の正面図である。
【図2】本考案に係るマグネットを使用した運搬容器の
正面図である。
正面図である。
1,7 運搬容器 2 脱脂体 3 シート状マグネット 4 上下移動機構 8 電磁石 9 直流電源 10 スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 磁性粉末とバインダとを混練し、射出成
形した後、脱脂炉において加熱し、前記バインダを除去
して形成した脱脂体を収容し、焼結炉に運ぶのに使用す
る運搬容器が、該容器の底面に磁力可変の磁石を備えて
なることを特徴とする脱脂体の運搬容器(1),
(7)。 - 【請求項2】 前記磁力可変の磁石が上下移動機構を備
えたシート状マグネット(3)であることを特徴とする
脱脂体の運搬容器(1)。 - 【請求項3】 前記磁力可変の磁石が直流電源(9)と
スイッチ(10)を備えた電磁石(8)であることを特徴
とする脱脂体の運搬容器(7)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1213192U JPH0572926U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 脱脂体の運搬容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1213192U JPH0572926U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 脱脂体の運搬容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572926U true JPH0572926U (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=11796987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1213192U Withdrawn JPH0572926U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 脱脂体の運搬容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0572926U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101417502B1 (ko) * | 2012-12-21 | 2014-07-08 | 주식회사 포스코 | 자성을 이용한 이송장치 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP1213192U patent/JPH0572926U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101417502B1 (ko) * | 2012-12-21 | 2014-07-08 | 주식회사 포스코 | 자성을 이용한 이송장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960606 |