JPH0573500U - 熱風循環炉 - Google Patents

熱風循環炉

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JPH0573500U
JPH0573500U JP996092U JP996092U JPH0573500U JP H0573500 U JPH0573500 U JP H0573500U JP 996092 U JP996092 U JP 996092U JP 996092 U JP996092 U JP 996092U JP H0573500 U JPH0573500 U JP H0573500U
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水 明 清
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱風循環炉の炉内が所定温度に達しているにも
拘わらず、ワークが部分的に所定温度に達しなかった
り、ワークの上端部だけが過度に加熱されたり、さらに
ワークの形状によって部分的に加熱されたりすることが
ないように、ワーク全体を均一に加熱できるようにする
と共に、炉内の温度分布を必要に応じて任意に設定する
ことができるようにする。 【構成】熱風を炉内4に吹き出す各吹出口5に風向・風
量調整手段11を設け、炉内4の基準温度を検出する基
準温度センサS0 と、加熱されたワークWの温度分布を
検出する複数の温度センサS1,2,3 を設置し、基準
温度センサS0 の検出温度に基づいて調温装置の加熱量
・冷却量を制御する温度制御装置14と、温度センサS
1,2,3 により検出されたワークWの温度分布に基づ
いて風向・風量を制御する温度分布制御装置16を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、炉内に開口された吸込口から気体を吸い込んで吹出口から再び熱処 理炉内に循環供給する熱風循環炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱風循環炉は、吸込口から炉内の気体を吸い込んで吹出口から再び炉内に循環 供給する気体流路に、当該気体流路を流れる気体を予め設定された温度に加熱又 は冷却する調温装置が介装されている。 この調温装置は、炉内温度を検出する温度センサの出力信号に基づいて、検出 された温度と、予め設定された温度とを比較し、その温度差に応じて気体流路を 流れる気体を加熱又は冷却することにより供給される空気の温度を一定に維持し ている。 そして、炉内の温度分布に偏りが生じないように、熱風の吹出口を炉の上下方 向や長手方向に沿って多数設けて、炉内全体に所定温度の熱風を炉内に均一に供 給し、炉内温度を一定に維持すると共に、均一な温度分布が得られるように成さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、高温の気体は軽いので炉内に均一に熱風を吹き出しても、炉内 天井側が高温になり、ワークが搬入される炉内床面側が所定温度まで加熱するこ とができない場合がある。 また、炉内温度が設定温度に維持されているにも場合であっても、ワークの高 さが炉内天井近くまである場合には、上端部が加熱され過ぎて均一に加熱するこ とができず、品質不良を生ずるおそれがある。
【0004】 さらに、ワークの形状によっては、所定の温度まで加熱するのに必要な熱量が 部分的に異なる場合があり、このようなワークを均一に加熱することは不可能で あった。 さらにまた、ワークの種類によっては部分的に例えば前半分を高温で熱処理し 後半分は比較的低温で熱処理したい場合、一つの炉内の温度分布を任意に設定し て熱処理することも不可能であった。
【0005】 そこで、本考案は、炉内温度が所定温度に達しているにも拘わらずワークが部 分的に所定温度に達しなかったり、ワークの上端部だけが過度に加熱されたり、 さらにワークの形状によって部分的に加熱されたりすることのないように、ワー ク全体を均一に加熱することができると同時に、炉内の温度分布を任意に設定す ることができるようにすることを技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本考案は、炉内に開口形成された吸込口から気体 を吸い込んで吹出口から再び炉内に循環供給する気体流路に、前記気体を予め設 定された温度に加熱又は冷却する調温装置が配設されて成る熱風循環炉において 、前記吹出口が複数形成されると共に、各吹出口には熱風の風向又は風量を調整 する風向・風量調整手段が設けられ、炉内には、当該炉内の基準温度を検出する 基準温度センサが設置されると共に、ワークの温度分布を検出する複数の温度セ ンサが設置され、前記基準温度センサで検出された温度を予め設定された温度と 比較して調温装置の加熱量又は冷却量を決定する温度制御装置と、前記複数の温 度センサで検出されたワークの温度分布を予め設定された温度分布と比較して各 吹出口からの風向又は風量を調整する温度分布制御装置を備えたことを特徴とす る。
【0007】
【作用】
本考案によれば、炉内に設置された基準温度センサで検出された炉内温度と予 め設定された温度が比較されて、炉内に供給される気体が所定の温度に加熱され 、熱風が吹出口から炉内に吹き出されるとその熱によりワークが加熱される。 このとき、全ての吹出口から均一に熱風が吹き出されると、炉内温度は天井側 の方が高温になり、ワークの温度分布も下方が低く上方が高くなる。 したがって、例えばワークの温度分布を均一に維持しながら加熱する場合、ワ ークの温度分布を各温度センサにより検出し、上端側の温度が高い場合には、例 えば上方に形成された吹出口の風向を下方に向けたり、または、上方の吹出口か ら吹き出される風量を減少させて下方の吹出口から吹き出される風量を多くする ことにより、ワークが均一な温度分布で加熱される。 また、例えばワークの前半分を高温で熱処理し、後半分は比較的低温で熱処理 する場合は、検出された温度分布と予め設定された温度分布とを比較して、後方 の吹出口から吹き出される風量を絞ることにより、前方の吹出口から吹き出され る風量が多くなるので、ワークの前半分と後半分が異なる温度で熱処理される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。 図1は本考案の熱風循環炉を示すフローシートである。
【0009】 図中1は、コンベア2で搬入されるワークWを熱処理する熱風循環炉であって 、天井部に開口された吸込口3から炉内4の気体を吸い込んで炉壁に開口された 吹出口5から再び炉内4に循環供給する気体流路6が形成されている。 前記吸込口3には、炉内4の気体を循環させるための循環ファン7が配設され 、気体流路6内には、炉内4から吸い込まれた気体を予め設定された温度に加熱 又は冷却する調温装置8が配設されている。
【0010】 吹出口5,5は炉壁に沿って上下に複数開口されると共に、炉1の長手方向に 沿って所定間隔で開口形成されている。 各吹出口5には、風向を上下方向及び前後方向に調整することができるように 、吹出口5に回転可能に係合された円筒ケース9に、当該ケース9の直径を回転 軸10とする半球形ノズル11が回動可能に係合されている。 なお、12及び13は夫々前記円筒ケース9及びノズル11を所定角度回転さ せるためのモータである。
【0011】 炉内4には、当該炉内4の基準温度を検出する基準温度センサS0 が設置され ると共に、ワークWの温度分布を検出する複数の温度センサS1 , 2 , 3 が ワークWの表面やワークWを搬入するケージ等に取り付けられている。 14は、前記基準温度センサS0 で検出された炉内温度と、設定器15で予め 設定された温度とを比較して、気体流路6に配設された調温装置8の加熱量又は 冷却量を決定する温度制御装置、16は、前記温度センサS1 , 2 , 3 によ り検出された温度分布を、前記設定器15で予め設定された温度分布と比較して 、各測定点における温度差に応じて、前記モータ12,13を動かして各吹出口 5からの風向調整する温度分布制御装置である。
【0012】 以上が本考案の一例構成であって次にその作用について説明する。 まず、ワークWを均一に加熱しようとする場合、まず基準温度センサS0 で検 出された炉内温度が設定温度に達するまで調温装置8で加熱し続ける。 このとき、温度分布の条件は、各測定点の測定温度が均一になるように、即ち 各温度センサS1 , 2 , 3 で検出された温度T1 , 2 , 3 が等しくなる ように、T1 =T2 =T3 と設定されている。 そして、調温装置8が加熱された熱風が、各吹出口5,5・・・から吹き出さ れてワークWが加熱され、各温度センサS1 , 2 , 3 で検出された温度分布 がT1 <T2 <T3 であった場合、上方の温度が高過ぎることになるので、上方 の吹出口5のノズル11を動かして熱風の吹出方向を下向きに調整する。
【0013】 次いで、さらに炉内温度を上昇させていき、熱風がワークに直接当たることに よって、ワークWの下方が加熱され、温度分布がT1 >T2 >T3 となった場合 は、上方の吹出口5からワークWに向けて吹き出していた熱風を、ワークWに直 接当たらないように、正面又はやや上方に吹き出すようにノズル11の向きを調 整する。 このようにして、ワークWの温度分布を検出し、その温度分布に基づいてノズ ル11の向きを調整して熱風を吹き出させることにより、ワークWの形状に拘わ らず均一に加熱することかでき、部分的に加熱されることによる製品不良を生ず ることがない。
【0014】 なお、ワークWの前半分と後半分を異なる温度で熱処理する場合は、円筒ケー ス9を90°回転させることにより回転軸10を直立させて、風向を前後方向に 調整できるようにして、例えば前半分を高温で熱処理する場合には、ノズル11 を前方に向ければよい。 また、吹出口5は風向を変える場合に限らず、ダンパを設けて風量を可変にす るものであってもよい。この場合は、検出された温度分布に基づいて、温度の高 い部分に対向する吹出口5から吹き出される熱風の風量を減らすことにより、温 度の低い部分に対向する吹出口5から吹き出される熱風量を増加させて、均一に 加熱することができ、これらを併用する場合であってもよい。 さらに、吹出口5は直交2軸に対して回転可能に設ける場合に限らず、例えば 上下方向のみに回転する場合や、前後方向のみに回転する場合であってもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、ワークの温度分布を直接検出して、熱風 の風向又は風量を調節するようにしているので、炉内温度が所定温度に達してい るにも拘わらずワークの一部が所定温度に達しなかったり、ワークの上端部だけ が過度に加熱されたり、さらにワークの形状によって部分的に加熱されたりする ことがなく、ワーク全体を均一に加熱することができると同時に、炉内の温度分 布を任意に設定することができるという大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る熱風循環炉を示すフローシート。
【符号の説明】
1・・・・・熱風循環炉 2・・・・・コンベア W・・・・・ワーク 3・・・・・吸込口 4・・・・・炉内 5・・・・・吹出口 6・・・・・気体流路 7・・・・・循環ファン 8・・・・・調温装置 11・・・・・ノズル(風向調整手段) S0 ・・・・基準温度センサ S1 , 2 , 3 ・・・温度センサ 14・・・・・温度制御装置 16・・・・・温度分布制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内(4)に開口形成された吸込口
    (3)から気体を吸い込んで吹出口(5)から再び炉内
    (4)に循環供給する気体流路(6)に、前記気体を予
    め設定された温度に加熱又は冷却する調温装置(8)が
    配設されて成る熱風循環炉において、前記吹出口(5)
    が複数形成されると共に、各吹出口(5)には熱風の風
    向又は風量を調整する風向・風量調整手段(11)が設
    けられ、炉内(4)には、当該炉内(4)の基準温度を
    検出する基準温度センサ(S0 )が設置されると共に、
    ワーク(W)の温度分布を検出する複数の温度センサ
    (S1,S2,S3 )が設置され、前記基準温度センサ(S
    0 )で検出された温度を予め設定された温度と比較して
    調温装置(8)の加熱量又は冷却量を決定する温度制御
    装置(14)と、前記複数の温度センサ(S1,S2,
    3 )で検出されたワーク(W)の温度分布を予め設定
    された温度分布と比較して各吹出口(5)からの風向又
    は風量を調整する温度分布制御装置(16)を備えたこ
    とを特徴とする熱風循環炉。
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