JPH057357U - 噴霧装置 - Google Patents

噴霧装置

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JPH057357U
JPH057357U JP5556891U JP5556891U JPH057357U JP H057357 U JPH057357 U JP H057357U JP 5556891 U JP5556891 U JP 5556891U JP 5556891 U JP5556891 U JP 5556891U JP H057357 U JPH057357 U JP H057357U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴霧ノズルに近い位置にストップ弁やねじ込
み部を設けることなく、運転停止時に噴霧ノズルから液
洩れが発生しないようにすること。 【構成】 噴霧装置は、先端側が液体噴出口4に接続さ
れた液体供給路L2の基端側と液体供給装置1とが連通
する連通位置および遮断される遮断位置の間で切替制御
される液体切替弁V1が設けられ、さらに、前記液体供
給路L2の基端側に気体を供給する手段V2が配設されて
いる。運転を停止する際には、前記液体供給路L2の基
端側に接続された液体切替弁V1を前記遮断位置に保持
する。そうすると、液体供給路L2への液体の供給は遮
断される。この状態で、前記液体供給路L2の基端側に
気体を供給する手段V2から、前記液体供給路L2に気体
を供給すると、液体供給路L2中に残存していた液体
は、気体とともに前記液体噴出口4から噴霧排出され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、噴霧中、あるいは噴霧停止後液洩れを惹起しない噴霧装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
粉体の造粒または液体試料の噴霧乾燥において、造粒装置内または噴霧乾燥装 置内で、水または溶液等の液体を空気等の気体によって霧状にする噴霧装置が広 く使用されている。従来の噴霧装置の多くは、噴霧停止時液体の供給を停止させ るために噴霧ノズル先端部に近い位置に設けられた液体のストップ弁を制御用空 気、または電気により作動させる構造になっている。この従来の噴霧装置にあっ ては噴霧ノズル先端部に近い位置にストップ弁を配設しているために、液体供給 管路、気体供給管路、弁制御用空気供給管路(または弁制御用電気導線)等、ま たはそれらとストップ弁、を内蔵する複数の部材を、例えばねじ込みによって連 結するのが通例であった。
【0003】 しかしながら、従来の装置では運転中の激しい振動のためねじ込み部のゆるみ による液洩れ、噴霧停止時ストップ弁の不具合による液洩れを生じ、その結果製 造中の顆粒または粉体が塊状に固まるなどのトラブルが起こり、しばしば運転を 中断して噴霧ノズル部および周辺部の分解、洗浄、再組み立てを行い、または不 良品を排出する必要があった。運転の中断、複雑な部品の分解、洗浄、再組み立 て、または不良品の排出は作業の能率や生産性を低下させるばかりでなく、製品 が食品、医薬品の場合は微生物による汚染の危険をも伴う。ねじ込み部のゆるみ 防止にダブルナットを使用することもあるが、ダブルナット凹凸部間隙への粉体 付着が問題となる。
【0004】 更にストップ弁を噴霧ノズル近傍に装着する噴霧装置は、その機構上噴霧ノズ ル近傍に水平部分(物質が堆積する部分)ができてしまうことが避けられず、造 粒装置内部のように粉体が高濃度で飛散するところでは前記水平部分に粉体が付 着し、さらに固結する問題をも有する。このように従来のストップ弁を装着した 噴霧装置には液洩れその他の欠点があるため、激しい振動下にあっても液洩れせ ず長時間運転が可能な噴霧装置が待望されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前述の事情に鑑み、噴霧ノズルに近い位置にストップ弁やねじ込み部 を設けることなく、運転停止時に噴霧ノズルから液洩れが発生しないようにする ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題を解決するために案出した本考案を説明するが、本考案の要素 には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカ ッコで囲んだものを付記している。なお、本発明を後述の実施例の符号と対応さ せて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実 施例に限定するためではない。 前記課題を解決するために、本出願の第1考案の噴霧装置は、 先端側が液体噴出口(4)に接続された液体供給路(L2)の基端側と液体供 給装置(1)とが連通する連通位置および遮断される遮断位置の間で切替制御さ れる液体切替弁(V1)と、 前記液体噴出口(4)に隣接して配設された気体噴出口(8)に先端側が接続 され且つ基端側が気体供給装置(5)に接続された気体供給路(A2)と、を備 え、 前記液体噴出口(4)と気体噴出口(8)とが噴霧ノズル(N)を形成してい る噴霧装置において、 前記液体供給路(L2)の基端側に気体を供給する手段(V2)が配設されたこ とを特徴とする。 前記噴霧ノズル(N)は従来公知の構造のものを使用することができ、たとえ ば供給される液体の周辺部から中心方向に向け気体を強く噴出させることによっ て液体を霧状とする構造のものを使用することができる。 噴霧ノズル(N)において噴出させる気体は空気、窒素ガス等通常噴霧に使用 する気体であって、これら気体は前記気体供給装置(5)、たとえばコンプレッ サー、ガスボンベ等、から供給される。気体供給路(A2)は普通は気体供給管 (7)等により形成することができ、気体供給路(A2)を形成する部材の材質 、内外径の大きさ等は適宜選択され得るが、食品、医薬品を扱う場合は材質をス テンレススチール等、衛生状態保持のための洗浄、加熱に耐えられるものとする ことが望ましい。
【0007】 噴霧ノズル(N)において噴出される液体は、粉体の造粒を行うときは通常は 水であり、噴霧乾燥を行うときは乾燥前の原料溶液である。液体供給装置(1) は液体タンクとポンプの組み合せが普通であるが、液体タンクからの落差を利用 することもできる。液体供給路(L2)は普通液体供給管(3)等により形成さ れるが、前記液体供給路(L2)を形成する部材の材質、内外径は適宜選択され 得るが、食品、医薬品を扱う場合は材質をステンレススチール等、衛生状態保持 のための洗浄、加熱に耐えられるものとすることが望ましい。
【0008】 前記液体切替弁(V1)は、少なくとも液体供給装置(1)から液体供給路( L2)への液体の流入を許容または閉鎖する機能を有するものであればよい。例 えば、単に液体を流入せしめまたは閉鎖するだけの機能を有する二方弁、液体を 液体供給路(L2)へ流入せしめる機能および閉鎖する機能を有し、同時に液体 を例えば液体供給装置(1)に還流する機能を有する三方弁等を使用することが できる。
【0009】 また、本出願の第2考案の噴霧装置は、前記第1考案の噴霧装置において、 前記液体供給路(L2)の基端側に気体を供給する手段(V2)が、前記液体供 給路(L2)の基端側と前記気体供給装置(5)とが連通する連通位置および遮 断される遮断位置の間で切替制御される気体切替弁(V2)を備えたことを特徴 とする。 前記液体供給路(L2)の基端側に気体を供給する手段として前記気体切替弁 (V2)を用いた場合、前記気体切替弁(V2)を前記液体切替弁(V1)と一体 に構成して、液体を前記液体供給路(L2)へ流入せしめると同時に気体が液体 供給路(L2)へ流入するのを阻止する機能、および液体の前記液体供給路(L2 )への流入を閉鎖すると同時に気体を前記液体供給路(L2)へ流す機能を有す る三方弁とすることが可能である。また、液体を前記液体供給路(L2)へ流入 せしめるとともに気体が液体供給路(L2)へ流入するのを阻止する機能および 液体の液体供給路(L2)への流入を閉鎖して液体を例えば液体供給装置(1) に還流させ同時に気体を前記液体供給路(L2)の基端側へ流す機能を有する四 方弁とすることも可能である。
【0010】 前記液体切替弁(V1)の切り替え、および気体切替弁(V2)の切り替えは手 動で行うことも可能であるが、切替弁制御装置(9)を用いて、実質的に同時に 切替動作を行わせることが可能である。その場合の切替弁(V1),(V2)を作 動させる駆動力および制御系としては、空気、電気等、公知の弁動作制御技術を 使用することができる。
【0011】 また、本出願の第3考案の噴霧装置は、前記第1考案または第2考案の噴霧装 置において、 前記液体供給路(L2)および気体供給路(A2)が、内管(3)およびその外 側に配置された外管(7)を有する2重管の内管(3)内側の流路(L2)、お よび前記内管(3)と外管(7)との間の流路(A2)によって形成され、さら に前記外管(7)外側に封鎖した空気層(D)を形成する断熱用外套管(11) が設けられ、前記断熱用外套管(11)の先端は前記噴霧ノズル(N)に近接し た位置で閉塞されたことを特徴とする。
【0012】
【作用】
前述の構成を備えた本出願の第1考案の噴霧装置は、先端側が液体噴出口(4 )に接続された液体供給路(L2)の基端側と液体供給装置(1)とが連通する 連通位置および遮断される遮断位置の間で切替制御される液体切替弁(V1)が 設けられ、さらに、前記液体供給路(L2)の基端側に気体を供給する手段(V2 )が配設されている。 前記噴霧装置の運転中は、前記液体供給路(L2)の基端側に接続された液体 切替弁(V1)を前記連通位置に保持すると、液体供給装置(1)から供給され た液体は、液体切替弁(V1)、液体供給路(L2)を流れ前記て噴霧ノズル(N )の液体噴出口(4)から噴出される。
【0013】 前記噴霧装置の運転を停止する際には、前記液体供給路(L2)の基端側に接 続された液体切替弁(V1)を前記遮断位置に保持する。そうすると、液体供給 路(L2)への液体の供給は遮断される。この状態で、前記液体供給路(L2)の 基端側に気体を供給する手段(V2)から、前記液体供給路(L2)に気体を供給 すると、液体供給路(L2)中に残存していた液体は、気体により前記液体噴出 口(4)から排出される。 このようにして、前記液体供給路(L2)内の残存液体を前記気体により排出 してから、噴霧装置の運転を停止すれば、運転停止時に前記液体供給路(L2) 先端側に接続された液体噴出口(4)から液体が洩れるような不都合は発生しな くなる。
【0014】 したがって、本出願の第1考案においては、液体噴出口(4)に近い位置(す なわち、噴霧ノズルに近い位置)に、液体供給路(L2)中の残存液体の液洩れ を防止するためのストップ弁やストップ弁を取り付けるためのねじ込み部等を設 ける必要がなくなる。
【0015】 前述の構成を備えた本出願の第2考案の噴霧装置は、前記第1考案の噴霧装置 において、前記液体供給路(L2)の基端側に気体を供給する手段(V2)は、前 記液体供給路(L2)の基端側と前記気体供給装置(すなわち、噴霧ノズルの気 体噴出口に気体を供給するための装置)とが連通する連通位置および遮断される 遮断位置の間で切替制御される気体切替弁(V2)を備えている。 噴霧装置の運転中は、前記気体切替弁(V2)を前記遮断位置に保持し、運転 停止の際には運転停止に先だって、前記連通位置に保持する。そうすると、液体 供給路(L2)中の残存液体は噴霧排出される。 したがって、この第2考案では噴霧装置に元来備わっている気体供給装置(す なわち、噴霧用の気体を供給する気体供給装置)(5)の気体を利用して、液体 供給路中の残存液体を排出するので、液洩れ防止のための構成を簡素にすること ができる。
【0016】 前述の構成を備えた本出願の第3考案の噴霧装置は、前記第1考案または第2 考案の噴霧装置において、 前記液体供給路(L2)および気体供給路(A2)は、内管(3)とその外側に 配置された外管(7)とを有する2重管の内管(3)内側の流路(L2)、およ び前記内管(3)と外管(7)との間の流路(A2)によって形成され、さらに 前記外管(7)外側に両端が閉塞された断熱用外套管(11)が設けられ、前記 断熱用外套管(11)の先端は前記噴霧ノズル(N)に近接した位置で閉塞され ている。 したがって、前記液体供給路(L2)および気体供給路(A2)を形成する2重 管によって供給される流体の温度が低い場合にも断熱層としての空気層(D)が あるため、表面に結露することはない。
【0017】 前記本出願の第3考案を、造粒装置あるいは噴霧乾燥装置に装着した場合、液 体供給路(L2)および気体供給路(A2)からなる二重管の表面が次の(a),(b) の場合等には、結露するおそれがある。 (a) 液体供給路(L2)内および気体供給路(A2)内を通過する液体および気 体の温度が低い場合、 (b) 造粒装置内あるいは噴霧乾燥装置内の湿度が高い場合、 前記造粒装置内あるいは噴霧乾燥装置内にある部分の表面が結露を生じた場合 、造粒装置内あるいは噴霧乾燥装置内の巻き返しの粉末が付着し、付着した粉末 がある程度の厚さになるとフレーク状となって剥がれ落ちて不良品発生の原因と なる。結露を防止するため、液体供給路(L2)および気体供給路(A2)を形成 する前記2重管の全部あるいは少なくとも液体噴出口(4)または気体噴出口( 8)に接する側の一部分を、特に前記造粒装置内または噴霧乾燥装置内に配置さ れた部分を、先端が閉じられた外套管(11)で覆い、封鎖した空気層(D)に よって断熱する。
【0018】 このように、前記造粒装置内または噴霧乾燥装置内に配置された前記二重管を 先端が閉じられた外套管(11)で覆って三重管とすることが工作上およびサニ タリー上最も望ましい。上に説明したように、先端が閉じられた外套管(11) で覆い封鎖した空気層(D)により断熱することによって、きわめて簡単な構造 で確実に結露を防止し、したがって結露に起因する粉末付着、剥がれ落ちを防止 する効果を奏することができる。
【0019】 前述の説明から分かるように、本出願の第1〜第3考案は、粉体の造粒あるい は溶液状試料の噴霧乾燥等、内部に粉体が存在する装置に使用した場合に特に優 れた作用効果を呈するものであるが、噴霧塗装等、噴霧中の液体のぼた落ちを嫌 う場合にも効果を有する。
【0020】
【実施例】
次に、図面により本考案の噴霧装置の実施例を説明する。 図1は本考案の噴霧装置の第1実施例の説明図である。 図1において、液体供給装置1は、液体送出管2によって形成される液体送出 路L1に液体を供給するように構成されている。前記液体送出管2と液体供給管 3の基端側(上流端側)とは、連通位置および遮断位置の間で切替可能な液体気 体切替弁V1で接続されている。前記液体供給管3によって液体供給路L2が形成 され、この液体供給路L2の先端部(下流端部)には液体排出口4が形成されて いる。
【0021】 気体供給装置5は、気体送出管6によって形成される気体送出路A1に気体( 窒素)を供給するように構成されている。前記気体送出管6の先端は気体供給管 7の基端側(上流端側)に接続されている。気体供給管7は、前記液体供給管3 の外側に形成され、液体供給管3とともに2重管を形成している。そして、前記 液体供給管3の外側面と前記気体供給管7の内側面との間の空間によって気体供 給路A2が形成されている。この気体供給路A2の先端部(下流端部)には気体排 出口8が形成されている。 前記気体排出口8は、前記液体排出口4の周囲にリング状に形成されている。 そして、前記おり、気体排出口8および前記液体排出口4から噴霧ノズルNが構 成されている。そして、前記2重管を形成する液体供給管3および気体供給管7 の大部分と、それらの先端部の噴霧ノズルNとは、タンクT内に配設されている 。
【0022】 前記気体供給装置5から気体が供給される前記気体送出路A1と前記液体供給 路L2との間には、連通位置および遮断位置の間で切替可能な気体切替弁V2が設 けられている。 前記液体切替弁V1および気体切替弁V2は制御用空気により作動し、切替弁制 御装置9により切替制御されるように構成されている。前記切替弁制御装置9は 、液体切替弁V1、および気体切替弁V2を作動させる制御用空気送り装置とコン トローラで構成されている。
【0023】 次に、前記第1実施例の作用について説明する。 前記噴霧ノズルNから液体を霧状に噴出させる場合には、前記液体切替弁V1 を液体が液体供給装置1から前記先端側が液体噴出口4に接続された液体供給路 L2へ通過可能な状態に作動させる。同時に気体切替弁V2は遮断位置に保持し、 気体を気体供給装置5から気体噴出口8へ流す。これによって液体は前記噴霧ノ ズルNにおいて霧状となって噴出する。 前記噴霧ノズルからの液体の噴出を停止させる場合は、切替弁制御装置9によ って前記液体切替弁V1を液体が少なくとも液体噴出口4へは流れない状態に切 り替える。同時に前記気体切替弁V2を遮断状態から連通状態に切り替えて、気 体を気体供給装置5から気体供給路A2を経由して気体噴出口8へ流すとともに 、前記液体供給路L2の基端側(上流端側)より下流端の液体噴出口8へも流す 。この切り替えによって液体供給路L2の基端側(上流端側)から液体噴出口8 に至る間の液体は気体によって噴霧排除され、したがって液体噴出口8からの液 体の洩れは完全になくなる。 前記第1実施例は、噴霧ノズルに近い位置に、液体供給路中の残存液体の液洩 れを防止するためのストップ弁やストップ弁を取り付けるためのねじ込み部等を 設けていないので、液体噴出口近傍の構造は単純化され、水平部分がなくなる。 このため、従来装置で起きていた噴霧中の液体噴出口近傍ねじ込み部などから の液体の洩れ、および噴霧停止時の液体噴出口あるいは液体噴出口近傍ねじ込み 部などからの液体の洩れがなくなり、従来装置で頻発していたトラブルを完全に 回避することが可能となった。 前記実施例は、噴霧ノズルの構造が簡単であるので、噴霧ノズルの製作コスト を節約するすることができる。
【0024】 次に、図2により本考案の第2実施例を説明する。 なお、この第2実施例の説明において、前記第1実施例の構成要素に対応する 第2実施例の構成要素には第1実施例と同一の符号を使用している。このような 符号を使用することにより第1実施例の説明と重複する説明は省略する。 図2に示す第2実施例の噴霧装置は、液体切替弁V1が液体供給装置1に接続 された液体送出路L1と液体供給路L2とを連通させる連通位置および遮断する遮 断位置の間で切替可能に構成されている点では前記第1実施例と同様である。し かしながら、前記液体切替弁V1には液体還流路L3を形成する液体還流管10が 接続されており、前記液体切替弁V1が遮断位置にあるときには、前記液体送出 路L1が前記液体還流路L3に接続されるように構成されている点、および、前記 液体還流路L3に流入した液体が前記液体供給装置1に還流するように構成され ている点で前記第1実施例と相違している。 また、この第2実施例は、前記液体供給管3およびその外側の気体供給管7か ら形成された2重管の前記タンクT内に配置されている部分が、先端(噴霧ノズ ルNに近い部分)を封鎖された外套管11で覆われて3重管とされている点でも 前記第1実施例と相違している。前記外套管11の内面と前記基体供給管7の外 面との間には断熱層としての空気層Dが形成されている。 そしてこの第2実施例は、前記以外の構造は実施例1と同じである。
【0025】 次に前述の構成を備えた本考案の第2実施例の作用を説明する。 前記第2実施例は、前記液体切替弁V1が遮断位置にあるときには、前記液体 送出路L1が前記液体還流路L3に接続され、液体還流路L3に流入した液体は前 記液体供給装置1に還流する。 また、前記液体供給路L2および気体供給路A2を形成する液体供給管3および 液体供給管7の2重管によって供給される流体の温度が低い場合にも、前記液体 供給管7と前記外套管11との間には断熱層としての空気層Dがあるため、表面 に結露が生じることはない。このため、結露に起因する液洩れがタンクT内に生 じることはない。さらに、前記外套管11で覆われた2重管部分の断熱保温の効 果を上げることができる。 この第2実施例の他の作用については、前記第1実施例と同様である。 なお、この第2実施例において、前記液体管流路L3は、前記液体供給装置1 に接続する代わりに、図示しない廃液タンク等に接続することも可能である。
【0026】 次に、図3により本考案の第3実施例を説明する。 なお、この第3実施例の説明において、前記第1,2実施例の構成要素に対応 する第3実施例の構成要素には第1,2実施例と同一の符号を使用している。こ のような符号を使用することにより第1,2実施例の説明と重複する説明は省略 する。 この第3実施例は回分式流動層式粉乳造粒機に本出願の考案の噴霧装置を装着 した例であって、図3は本出願の考案の噴霧装置を装着した回分式流動層式粉乳 造粒機Uの説明図である。噴霧装置の部分は図2に示した構造と同じである。 前記回分式流動層式粉乳造粒機UのタンクTの下部には、粉体流動層形成用気 体導入路12が設けられている。また、前記タンクTの上部には、タンクT内の 空気を外部に排出するための気体排出路13、サイクロン14が接続されている 。
【0027】 次に前述の構成を備えた本考案の第3実施例の作用を説明する。 前記回分式流動層式粉乳造粒機Uを用いる粉乳の造粒は、「粉乳仕込み」、「 造粒(流動層形成及び水の噴霧)」、「予備乾燥」、「半製品(予備乾燥品)の 排出」の4工程を1サイクルとし、このサイクルを繰り返し連続して行う。 造粒工程では、上記回分式流動層式粉乳造粒機U内に仕込まれた粉乳は粉体流 動層形成用気体導入路12から造粒機内に導入された空気によって流動層Fを形 成する。流動する粉乳に噴霧装置を用いて水を霧状に噴出させ、粉乳を顆粒状に 造粒する。運転中の粉体流動層形成用空気および噴霧装置から噴出した空気は気 体排出路13、サイクロン14を経て造粒機外に排出する。 噴霧ノズルNから水を噴霧し粉体を造粒する場合には、前記液体切替弁V1を 水が液体供給装置1から液体供給路L2へ流れる状態にする。また気体切替弁V2 は遮断状態とし、気体供給装置5からの空気を液体供給路L2へは流さずに気体 供給路A2へのみ流す。これによって水は噴霧ノズルNにおいて霧状となって噴 出する。
【0028】 次の予備乾燥工程に移るとき、噴霧ノズルNからの水の噴出を停止させるため に液体切替弁V1を前記連通状態から前記遮断状態に切り替えて、水が液体供給 装置1から液体還流路L3へ流れる状態とする。同時に気体切替弁V2を前記遮断 状態から前記連通状態に切り替えて、空気を液体供給路L2の基端側に流入させ る。液体供給路L2の基端側に流入した空気は、液体供給路L2を流れて前記液体 噴出口4から噴出する。前記液体切替弁V1および気体切替弁V2の切り替えは前 記切替弁制御装置9によって制御用空気を各弁V1,V2に送り、同時切り替えを 行う。この切り替えによって液体供給路L2の基端側から前記液体噴出口4に至 る間の水は無くなる。噴霧停止中も気体供給装置5から気体供給路A2、気体噴 出口8への空気の供給は継続して行い、また、液体還流路L3へ流れた水は液体 供給装置1へ還流させる。 上記回分式流動層式粉乳造粒機Uを用い、連続バッチ方式で粉乳の造粒を4日 (96時間)連続して行ったが噴霧ノズルNからの水洩れは全くなく、順調に製 造を継続することができた。また巻き返しの原料粉乳粉末の外套管11への付着 は殆ど見られなかった。
【0029】
【考案の効果】
本考案によって奏せられる効果は次のとおりである。 (1)運転中の激しい振動下にあっても液洩れせず、長時間の連続運転に耐えら れる噴霧装置である。 (2)噴霧停止中に液洩れのない噴霧装置である。 (3)噴霧および噴霧停止を繰り返し反復しても液洩れを起こさず、長時間の連 続運転を行うことができる噴霧装置である。 (4)構成が簡単で装置のメンテナンスが容易である。 (5)構成が簡単で噴霧ノズルおよびその近傍の洗浄性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本考案の噴霧装置の第1実施例を示す
構成図である。
【図2】 図2は本考案の噴霧装置の第2実施例を示す
構成図である。
【図3】 図3は本考案の噴霧装置の第3実施例の説明
図で、前記第2実施例と同一の噴霧装置を装着した回分
式流動層式粉乳造粒機の例を示す図である。
【符号の説明】
A1…気体送出路、A2…気体供給路、D…断熱層(空気
層)、F…流動層、L1…液体送出路、L2…液体供給
路、L3…液体還流路、N…噴霧ノズル、T…タンク、
V1…液体切替弁、V2…気体切替弁、1…液体供給装
置、2…液体送出管、3…液体供給路、4…液体噴出
口、5…気体供給装置、6…気体送出管、7…気体供給
管、8…気体噴出口、9…切替弁制御装置、10…液体
還流管、11…外套管、12…粉体流動層形成用気体導
入路、13…気体排出路、14…サイクロン、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側が液体噴出口に接続された液体供
    給路の基端側と液体供給装置とが連通する連通位置およ
    び遮断される遮断位置の間で切替制御される液体切替弁
    と、 前記液体噴出口に隣接して配設された気体噴出口に先端
    側が接続され且つ基端側が気体供給装置に接続された気
    体供給路と、を備え、 前記液体噴出口と気体噴出口とが噴霧ノズルを形成して
    いる噴霧装置において、 前記液体供給路の基端側に気体を供給する手段が配設さ
    れたことを特徴とする噴霧装置。
  2. 【請求項2】 前記液体供給路の基端側に気体を供給す
    る手段は、前記液体供給路の基端側と前記気体供給装置
    とが連通する連通位置および遮断される遮断位置の間で
    切替制御される気体切替弁を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の噴霧装置。
  3. 【請求項3】 前記液体供給路および気体供給路は、内
    管とその外側に配置された外管とを有する2重管の内管
    内側の流路、および前記内管と外管との間の流路によっ
    て形成され、前記外管外側に封鎖した空気層を形成する
    断熱用外套管が設けられ、前記断熱用外套管はその先端
    が前記噴霧ノズルに近接した位置で閉塞されたことを特
    徴とする請求項1または2記載の噴霧装置。
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JP2002508244A (ja) * 1997-12-17 2002-03-19 ユニバーシィダッド デ セビリヤ 微粒子を生成するためのデバイスおよび方法
CN117206098A (zh) * 2023-09-12 2023-12-12 东莞市大江智能设备有限公司 一种二流体雾化水刀系统

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