JPH0574716U - 主軸テーパ穴の硬化構造 - Google Patents
主軸テーパ穴の硬化構造Info
- Publication number
- JPH0574716U JPH0574716U JP2250292U JP2250292U JPH0574716U JP H0574716 U JPH0574716 U JP H0574716U JP 2250292 U JP2250292 U JP 2250292U JP 2250292 U JP2250292 U JP 2250292U JP H0574716 U JPH0574716 U JP H0574716U
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- hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主軸テーパ穴の傷防止を図ると共に品質の安
定化を図る。 【構成】 主軸テーパ穴に複合無電解ニッケルメッキ層
を形成する。また、主軸を低膨脹材で形成する。 【効果】 打痕,傷の防止が図れると共に、耐摩耗性の
向上、コストダウンが図れる。
定化を図る。 【構成】 主軸テーパ穴に複合無電解ニッケルメッキ層
を形成する。また、主軸を低膨脹材で形成する。 【効果】 打痕,傷の防止が図れると共に、耐摩耗性の
向上、コストダウンが図れる。
Description
【0001】
本考案は、工作機械の主軸のようにツールホルダの挿着される主軸テーパ穴の 硬化構造に関する。
【0002】
例えば、工作機械の主軸のテーパ穴内には各種工具が挿着され、かつ自動工具 交換により挿脱される。そのため、主軸のテーパ穴および工具のツールホルダは 硬化処理され、耐摩耗性を向上すると共に、打痕等の発生を防止する。従来一般 に採用されている主軸テーパ穴の硬化構造としては主軸のテーパ穴の表面を窒化 処理すると共に、ツールホルダ側は滲炭焼入,高周波焼入等により硬化するもの が上げられる。また、主軸テーパ穴の表面処理に関する公知技術として、例えば 、特開平3−3707号公報が上げられる。該公報に開示される主軸テーパ面の 表面処理方法は、まず、窒化鋼からなるからなる主軸の全体を窒化処理した後、 テーパ穴の内面のみを研削しショット処理をする。次に、テーパ穴を硬質クロム メッキし該メッキ層を仕上研削してテーパ穴を所定寸法に仕上げるものである。
【0003】
テーパ穴を窒化処理し、ツールホルダを滲炭焼入,高周波焼入等により硬度上 げしたものでは、ツールホルダ側に生じた打痕や付着した切粉によりテーパ穴に 傷が生ずる場合が多い。特に、自動工具交換により工具を着脱する工作機械にお いてはツールホルダ側に打痕が生ずる頻度が高く、かつ切粉も付着し易い。テー パ穴に傷が生ずると、その手直しが簡単に出来ず、主軸等を取り外して再加工し なければならない問題点が生ずる。一方、特開平3−3707号公報の表面処理 方法の場合には、硬質クロムメッキのテーパ穴と滲炭焼入等によるツールホルダ との組合わせになるが、両者の硬度差が余りなく、かつクロム層の層厚を厚くす ることが出来ないため、テーパ穴側に傷が発生する場合が依然として生じ易い。 また、以上の従来技術の場合には、主軸の材料として窒化鋼や合金鋼が使用され るため、主軸自体の材料費が高価になると共に、熱膨脹率を低減することが出来 ない問題点もある。
【0004】 本考案は、以上の問題点を解決するもので、テーパ穴に打痕,傷等の発生がな く、耐摩耗性が向上すると共に、主軸自体を低膨脹材から形成し、コストダウン および熱変位の低減を図るようにした主軸テーパ穴の硬化処理構造を提供するこ とを目的とする。
【0005】
本考案は、以上の目的を達成するめに、ツールホルダの挿着される主軸のテー パ穴が、その表面に複合無電解ニッケルメッキ層を形成してなる硬化構造を構成 すると共に、主軸を低熱膨脹材を形成するようにした主軸テーパ穴の硬化構造を 特徴とするものである。
【0006】
主軸のテーパ穴の表面に複合無電解ニッケルメッキ層を形成することにより高 硬度層が形成される。それにより、テーパ穴の打痕,傷等の発生を低減すること が出来る。また、主軸自体を高価の材料から形成する必要がなく低膨脹材が使用 されるためコストダウンと熱変位の低減による品質の安定化が図れる。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1はツールホルダ4を有 する工具5が挿着される工作機械の主軸まわりの概要構造を示す。主軸2には内 方に向かって縮径するテーパ穴3が形成されると共に貫通穴8が軸線方向に形成 される。貫通穴8内にはツールホルダ4のプルスタッド7を把持するための把握 爪9およびプッシュロッド10が挿着されている。主軸2は軸受11を介しクイ ル12に枢支され、クイル12は主軸台13にその軸線方向に沿って摺動自在に 支持される。
【0008】 主軸2のテーパ穴3の表面には複合無電解ニッケルメッキ層1が形成される。 一方、ツールホルダ4のテーパ状の外周には滲炭硬化層又は高周波焼入層等の硬 化層6が形成される。複合無電解ニッケルメッキはニューセラメッキとも呼ばれ るもので、硬質クロームメッキ異なる表面硬化処理技術であり、その処理技術は 公知のものである。すなわち、無電解ニッケルメッキ浴中に炭化ケイ素,窒化ホ ウ素等々のニューセラミックスの各種微粉、又は金属微粉等を適量添加し、メッ キと同時にこれらの微粉をメッキ皮膜内に析出,複合させる表面処理技術である 。その特徴としては、耐摩耗性,耐食性,摺動性等の点で優れ、部品の形状の如 何に拘らず膜厚が均一となる。また、通常のニューセラメッキは約Hv750の 硬度が得られ、300℃の熱処理を施す場合にはHv1400の硬度が得られ、 硬質クロームメッキより高硬度になる。また、高荷重でも焼付きが生じない。更 に、動摩擦係数としては硬質クロム対鋼のものに較べかなり小さくなる。以上の 特性により、ニューセラメッキをテーパ穴3内に施すことにより、ツールホルダ 4の打痕や、それに付着した切粉等の異物によりテーパ穴3内には傷等が全く発 生しない。また、耐摩耗性を有するため、高頻度の工具交換に対しても十分に耐 えることが出来る。
【0009】 主軸2の材料としては、前記したように窒化鋼や合金鋼のような高価な材料が 使用される。それ等の材料を用いることにより主軸2のテーパ穴3の硬化処理が 可能になる。一方、本実施例のように、テーパ穴3に複合無電解ニッケルメッキ 層1を形成する場合には、主軸2自体の硬化処理が不必要になる。そのため、特 別の材料を使用しなくてもよい。以上のことから、従来の主軸には採用し得なか った低熱膨脹材で主軸形成することが出来る。低熱膨脹材としてはニッケルの含 有量の比較的多い。鋼材が使用される。主軸2と低熱膨脹材で形成することによ り主軸2の熱変位が低減される。
【0010】 以上の実施例は工作機械の主軸2についての説明であるが、工具の挿脱される 主軸のテーパ穴にも同様に適用される。
【0011】
本考案によれば、次のような効果が上げられる。 (1)主軸のテーパ穴が高硬度の複合無電解ニッケルメッキ層が形成されるため 、テーパ穴の打痕の発生や傷発生が防止される。 (2)セラミック溶射層の耐摩耗性から主軸の寿命が向上し、品質安定化が図れ る。 (3)主軸自体を低膨脹材から形成することにより、コストダウンが図れると共 に、熱変位が低減し、品質の安定化が図れる。
【図1】本考案の一実施例の一部軸断面図である。
1 複合無電解ニッケルメッキ層 2 主軸 3 テーパ穴 4 ツールホルダ 5 工具 6 硬化層 7 プルスタッド 8 貫通穴 9 把持爪 10 プッシュロッド 11 軸受 12 クイル 13 主軸台
Claims (2)
- 【請求項1】 ツールホルダの挿着される主軸のテーパ
穴が、その表面に複合無電解ニッケルメッキ層を形成す
ることを特徴とする主軸テーパ穴の硬化構造。 - 【請求項2】 前記主軸が、低熱膨脹材から形成されて
なる請求項1に記載の主軸テーパ穴の硬化構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2250292U JPH0574716U (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 主軸テーパ穴の硬化構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2250292U JPH0574716U (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 主軸テーパ穴の硬化構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0574716U true JPH0574716U (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=12084525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2250292U Pending JPH0574716U (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 主軸テーパ穴の硬化構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0574716U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012513309A (ja) * | 2008-12-23 | 2012-06-14 | ギューリング オッフェネ ハンデルスゲゼルシャフト | 工具システムモジュールの製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5620738B2 (ja) * | 1977-10-26 | 1981-05-15 | ||
| JPS6396311A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-27 | Agency Of Ind Science & Technol | 高速回転部品 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP2250292U patent/JPH0574716U/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5620738B2 (ja) * | 1977-10-26 | 1981-05-15 | ||
| JPS6396311A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-27 | Agency Of Ind Science & Technol | 高速回転部品 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012513309A (ja) * | 2008-12-23 | 2012-06-14 | ギューリング オッフェネ ハンデルスゲゼルシャフト | 工具システムモジュールの製造方法 |
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