JPH0575143A - 静電誘導半導体装置 - Google Patents
静電誘導半導体装置Info
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- JPH0575143A JPH0575143A JP23434591A JP23434591A JPH0575143A JP H0575143 A JPH0575143 A JP H0575143A JP 23434591 A JP23434591 A JP 23434591A JP 23434591 A JP23434591 A JP 23434591A JP H0575143 A JPH0575143 A JP H0575143A
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- cathode
- semiconductor device
- electrostatic induction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チップ面積の増大や製造工程の困難性を招来
することなく、ターンオフ時間の短縮化、ゲート駆動電
力の低減化、オン特性の改善、および、主電流の容量増
大が一挙に図れる実用性の高い静電誘導半導体装置を提
供する。 【構成】 半導体基板1一側の表面部分にソース領域6
がカソード領域2とゲート領域4の間に挟まれる形で備
え、半導体基板他側にアノード領域3を備え、前記カソ
ード領域とアノード領域の間はベース領域5となり、前
記カソード領域とソース領域の両方にコンタクトするカ
ソード電極7が設けられており、前記カソード領域は、
前記半導体基板の表面部分に溝10が形成され、この溝
の内周面に不純物が導入されて形成されたものである静
電誘導半導体装置。
することなく、ターンオフ時間の短縮化、ゲート駆動電
力の低減化、オン特性の改善、および、主電流の容量増
大が一挙に図れる実用性の高い静電誘導半導体装置を提
供する。 【構成】 半導体基板1一側の表面部分にソース領域6
がカソード領域2とゲート領域4の間に挟まれる形で備
え、半導体基板他側にアノード領域3を備え、前記カソ
ード領域とアノード領域の間はベース領域5となり、前
記カソード領域とソース領域の両方にコンタクトするカ
ソード電極7が設けられており、前記カソード領域は、
前記半導体基板の表面部分に溝10が形成され、この溝
の内周面に不純物が導入されて形成されたものである静
電誘導半導体装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電誘導半導体装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチング素子として使われる
表面ゲート型の静電誘導半導体装置として、図3に示す
構成のものがある。静電誘導半導体装置80では、n型
の半導体基板81一側の表面部分にn+ 型(第2導電
型)のカソード領域82とp+ 型(第1導電型)のゲー
ト領域84とをカソード領域82がゲート領域84の間
に挟まれる形で備えている。一方、半導体基板81他側
にはp+ 型のアノード領域83を備え、カソード領域8
2とアノード領域83の間はn- 型のベース領域85で
ある。そして、カソード領域82にはカソード電極87
が、アノード領域83にはアノード電極88が、ゲート
領域84にはゲート電極89が、それぞれ、コンタクト
するように設けられている。
表面ゲート型の静電誘導半導体装置として、図3に示す
構成のものがある。静電誘導半導体装置80では、n型
の半導体基板81一側の表面部分にn+ 型(第2導電
型)のカソード領域82とp+ 型(第1導電型)のゲー
ト領域84とをカソード領域82がゲート領域84の間
に挟まれる形で備えている。一方、半導体基板81他側
にはp+ 型のアノード領域83を備え、カソード領域8
2とアノード領域83の間はn- 型のベース領域85で
ある。そして、カソード領域82にはカソード電極87
が、アノード領域83にはアノード電極88が、ゲート
領域84にはゲート電極89が、それぞれ、コンタクト
するように設けられている。
【0003】この静電誘導半導体装置80は、ゲート電
極89へ印加する電圧信号でカソード前面のポテンシャ
ル障壁を変化させオン・オフ(導通・遮断)させるよう
になっている。しかしながら、この静電誘導半導体装置
80は、ターンオフ時間が長い、ターンオフ時のゲート
駆動電力が大きいという欠点がある。ターンオフ時に
は、ベース領域85内に残留するホールがゲート領域8
4に入り込み消滅するのであるが、消滅に至るまでの時
間が長く、ホール流入に伴いゲート電流が流れるが、こ
の電流量が意外と大きいのである。それに、カソード電
極87のカソード領域に対するコンタクト抵抗の低減化
とコンタクトの信頼性を高めるには、絶縁膜の最小化お
よび電極領域の最大化が要求されるが、電極間の間隙が
極めて狭くなるため高精度の微細加工技術が要求され、
製造は困難である。
極89へ印加する電圧信号でカソード前面のポテンシャ
ル障壁を変化させオン・オフ(導通・遮断)させるよう
になっている。しかしながら、この静電誘導半導体装置
80は、ターンオフ時間が長い、ターンオフ時のゲート
駆動電力が大きいという欠点がある。ターンオフ時に
は、ベース領域85内に残留するホールがゲート領域8
4に入り込み消滅するのであるが、消滅に至るまでの時
間が長く、ホール流入に伴いゲート電流が流れるが、こ
の電流量が意外と大きいのである。それに、カソード電
極87のカソード領域に対するコンタクト抵抗の低減化
とコンタクトの信頼性を高めるには、絶縁膜の最小化お
よび電極領域の最大化が要求されるが、電極間の間隙が
極めて狭くなるため高精度の微細加工技術が要求され、
製造は困難である。
【0004】これに対し、図4の静電誘導半導体装置9
0は、ターンオフ時間が比較的短く、しかも、ターンオ
フ時のゲート駆動電力が比較的少ないという利点があ
る。静電誘導半導体装置90では、n型の半導体基板9
1一側の表面部分にp+ 型(第1導電型)のカソード領
域92とp+ 型のゲート領域94とn+ 型(第2導電
型)のソース領域96とをソース領域96がカソード領
域92とゲート領域94の間に挟まれる形で備えてい
る。一方、半導体基板91他側にはp+ 型のアノード領
域93を備え、カソード領域92とアノード領域93の
間はn- 型のベース領域95である。そして、アノード
領域93にはアノード電極98が、ゲート領域94には
ゲート電極99がそれぞれコンタクトするように設けら
れ、カソード領域92とソース領域96には両方にコン
タクトするようにカソード電極97が設けられている。
0は、ターンオフ時間が比較的短く、しかも、ターンオ
フ時のゲート駆動電力が比較的少ないという利点があ
る。静電誘導半導体装置90では、n型の半導体基板9
1一側の表面部分にp+ 型(第1導電型)のカソード領
域92とp+ 型のゲート領域94とn+ 型(第2導電
型)のソース領域96とをソース領域96がカソード領
域92とゲート領域94の間に挟まれる形で備えてい
る。一方、半導体基板91他側にはp+ 型のアノード領
域93を備え、カソード領域92とアノード領域93の
間はn- 型のベース領域95である。そして、アノード
領域93にはアノード電極98が、ゲート領域94には
ゲート電極99がそれぞれコンタクトするように設けら
れ、カソード領域92とソース領域96には両方にコン
タクトするようにカソード電極97が設けられている。
【0005】静電誘導半導体装置90は、先の図3に示
す表面ゲート型静電誘導半導体装置において、一側のゲ
ート領域とカソード電極が短絡した短絡ゲート型構造と
みることもできるであろう。静電誘導半導体装置90
も、ゲート電極99へ印加する電圧信号でカソード前面
のポテンシャル障壁を変化させオン・オフ(導通・遮
断)させるようになっている。ゲート領域94の静電誘
導作用でソース領域前面のポテンシャル障壁を変化させ
てソース領域96からの電子(キャリア)注入をコント
ロールし、この注入電子をベース電流として動作する主
電流経路を構成する縦型pnpトランジスタ、すなわち
カソード領域(p)92、ベース領域(n)95および
アノード領域(p)93からなる縦型pnpトランジス
タをオン・オフしてスイッチング動作させるのである。
そして、ターンオフ時にベース領域95内に残留するホ
ールはカソード領域92にも流れるため、蓄積ホールの
消滅が比較的早くてターンオフ時間が短く、カソード領
域92に流れるホールがある分、ゲート領域94に入る
ホールが減ってターンオフ時のゲート駆動電力が比較的
少なくなる。
す表面ゲート型静電誘導半導体装置において、一側のゲ
ート領域とカソード電極が短絡した短絡ゲート型構造と
みることもできるであろう。静電誘導半導体装置90
も、ゲート電極99へ印加する電圧信号でカソード前面
のポテンシャル障壁を変化させオン・オフ(導通・遮
断)させるようになっている。ゲート領域94の静電誘
導作用でソース領域前面のポテンシャル障壁を変化させ
てソース領域96からの電子(キャリア)注入をコント
ロールし、この注入電子をベース電流として動作する主
電流経路を構成する縦型pnpトランジスタ、すなわち
カソード領域(p)92、ベース領域(n)95および
アノード領域(p)93からなる縦型pnpトランジス
タをオン・オフしてスイッチング動作させるのである。
そして、ターンオフ時にベース領域95内に残留するホ
ールはカソード領域92にも流れるため、蓄積ホールの
消滅が比較的早くてターンオフ時間が短く、カソード領
域92に流れるホールがある分、ゲート領域94に入る
ホールが減ってターンオフ時のゲート駆動電力が比較的
少なくなる。
【0006】また、アノード・カソード間電流は、カソ
ード領域92およびソース領域96の両方を流れるた
め、電流容量の点でも有利であるし、ターンオン時に
は、横型pnpトランジスタ、すなわち、ゲート領域
(p)94、ベース領域(n)95およびカソード領域
(p)92からなる横型pnpトランジスタが導通し効
率良くホール注入が行えるため、低オン電圧化の点でも
有利である。
ード領域92およびソース領域96の両方を流れるた
め、電流容量の点でも有利であるし、ターンオン時に
は、横型pnpトランジスタ、すなわち、ゲート領域
(p)94、ベース領域(n)95およびカソード領域
(p)92からなる横型pnpトランジスタが導通し効
率良くホール注入が行えるため、低オン電圧化の点でも
有利である。
【0007】それに、静電誘導半導体装置90は、カソ
ード電極97はソース領域96にまで進出していて、十
分な電極面積があるためにカソード電極97のコンタク
ト抵抗の低減化とコンタクトの信頼性の向上を、高精度
の微細加工技術を要することなく、実現できるという利
点もある。
ード電極97はソース領域96にまで進出していて、十
分な電極面積があるためにカソード電極97のコンタク
ト抵抗の低減化とコンタクトの信頼性の向上を、高精度
の微細加工技術を要することなく、実現できるという利
点もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
静電誘導半導体装置90の実用性を高めるために、ター
ンオフ時間の短縮化、ゲート駆動電力の低減化、オン特
性の改善、および、主電流の容量増大化が、さらに求め
られている。勿論、その際、カソード電極97のコンタ
クト抵抗の低減化とコンタクトの信頼性の向上が高精度
の微細加工技術を要することなく、実現できることも必
要である。
静電誘導半導体装置90の実用性を高めるために、ター
ンオフ時間の短縮化、ゲート駆動電力の低減化、オン特
性の改善、および、主電流の容量増大化が、さらに求め
られている。勿論、その際、カソード電極97のコンタ
クト抵抗の低減化とコンタクトの信頼性の向上が高精度
の微細加工技術を要することなく、実現できることも必
要である。
【0009】これらの要求を満たす一つの方策として、
静電誘導半導体装置90において、カソード領域92の
パターンを大きくし表面積を増やすとともに不純物拡散
領域の深さを深くする方法がある。カソード領域92と
カソード電極97との接触面積が増えるため、主電流容
量が増大すると同時にオフ動作時の残留ホールの引き抜
き性が改善されターンオフ時間が短くなり、しかも、ゲ
ート駆動電力も少なくなる。また、カソード領域92が
深くなることでオン動作時のゲート領域からの注入キャ
リアが到達し易くなりオン電圧の低減化が図れるし、ア
ノード領域93からのキャアリも到達し易くなり、オン
特性が改善されることになる。
静電誘導半導体装置90において、カソード領域92の
パターンを大きくし表面積を増やすとともに不純物拡散
領域の深さを深くする方法がある。カソード領域92と
カソード電極97との接触面積が増えるため、主電流容
量が増大すると同時にオフ動作時の残留ホールの引き抜
き性が改善されターンオフ時間が短くなり、しかも、ゲ
ート駆動電力も少なくなる。また、カソード領域92が
深くなることでオン動作時のゲート領域からの注入キャ
リアが到達し易くなりオン電圧の低減化が図れるし、ア
ノード領域93からのキャアリも到達し易くなり、オン
特性が改善されることになる。
【0010】しかしながら、カソード領域92のパター
ンを大きすることはチップ面積の増大を伴い、不純物拡
散領域を深くすることは拡散プロセスの困難性および横
方向拡散に伴うチップ面積の増大を伴うため、適切な対
応策とは言えない。この発明は、上記事情に鑑み、チッ
プ面積の増大や製造工程の困難性を招来することなく、
ターンオフ時間の短縮化、ゲート駆動電力の低減化、オ
ン特性の改善、および、主電流の容量増大が一挙に図れ
る実用性の高い静電誘導半導体装置を提供することを課
題とする。
ンを大きすることはチップ面積の増大を伴い、不純物拡
散領域を深くすることは拡散プロセスの困難性および横
方向拡散に伴うチップ面積の増大を伴うため、適切な対
応策とは言えない。この発明は、上記事情に鑑み、チッ
プ面積の増大や製造工程の困難性を招来することなく、
ターンオフ時間の短縮化、ゲート駆動電力の低減化、オ
ン特性の改善、および、主電流の容量増大が一挙に図れ
る実用性の高い静電誘導半導体装置を提供することを課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明の静電誘導半導体装置では、半導体基板一
側の表面部分に、第1導電型のカソード領域と第1導電
型のゲート領域と第2導電型のソース領域とをソース領
域がカソード領域とゲート領域の間に挟まれる形で備
え、半導体基板他側に、第1導電型のアノード領域を備
え、前記カソード領域とアノード領域の間は第2導電型
のベース領域となり、前記カソード領域とソース領域の
両方にコンタクトするカソード電極が設けられている構
成において、前記カソード領域は、前記半導体基板の表
面部分に溝が形成され、この溝の内周面に不純物が導入
されて形成されたものとなっている。
め、この発明の静電誘導半導体装置では、半導体基板一
側の表面部分に、第1導電型のカソード領域と第1導電
型のゲート領域と第2導電型のソース領域とをソース領
域がカソード領域とゲート領域の間に挟まれる形で備
え、半導体基板他側に、第1導電型のアノード領域を備
え、前記カソード領域とアノード領域の間は第2導電型
のベース領域となり、前記カソード領域とソース領域の
両方にコンタクトするカソード電極が設けられている構
成において、前記カソード領域は、前記半導体基板の表
面部分に溝が形成され、この溝の内周面に不純物が導入
されて形成されたものとなっている。
【0012】この発明における前記半導体基板の表面部
分の溝は、幅(の寸法)よりも深さ(の寸法)が大きい
ものが適切である。チップ面積が狭くても深い位置まで
ゲート領域を形成できるからである。この発明の静電誘
導半導体装置は、サイリスタモードのスイッチング駆動
形態の素子が普通であるが、単なるスイッチング駆動で
なくアノード・カソード間を流れる電流を連続的に変化
させるトランジスタモードでの駆動形態の素子であって
もよい。
分の溝は、幅(の寸法)よりも深さ(の寸法)が大きい
ものが適切である。チップ面積が狭くても深い位置まで
ゲート領域を形成できるからである。この発明の静電誘
導半導体装置は、サイリスタモードのスイッチング駆動
形態の素子が普通であるが、単なるスイッチング駆動で
なくアノード・カソード間を流れる電流を連続的に変化
させるトランジスタモードでの駆動形態の素子であって
もよい。
【0013】なお、第1導電型がp型である場合は第2
導電型はn型であり、逆に、第1導電型がn型である場
合は第2導電型はp型であることは言うまでもない。
導電型はn型であり、逆に、第1導電型がn型である場
合は第2導電型はp型であることは言うまでもない。
【0014】
【作用】この発明の静電誘導半導体装置では、チップ面
積の増大を伴うことなくカソード領域の表面積を増加さ
せられる。溝の内面全面がカソード領域の表面であるた
め、側面部分の面積だけ表面積が増えることになる そ
して、カソード領域の表面積が増えるため、カソード電
極とのコンタクト面積が大きくなり、その分、主電流容
量が増大すると同時にオフ動作時の残留ホールの引き抜
き性が改善されターンオフ時間が短くなり、しかも、ゲ
ート駆動電力も少なくなる。
積の増大を伴うことなくカソード領域の表面積を増加さ
せられる。溝の内面全面がカソード領域の表面であるた
め、側面部分の面積だけ表面積が増えることになる そ
して、カソード領域の表面積が増えるため、カソード電
極とのコンタクト面積が大きくなり、その分、主電流容
量が増大すると同時にオフ動作時の残留ホールの引き抜
き性が改善されターンオフ時間が短くなり、しかも、ゲ
ート駆動電力も少なくなる。
【0015】また、この発明の静電誘導半導体装置で
は、拡散プロセスの困難性および横方向拡散に伴うチッ
プ面積の増大を伴なわずに、カソード領域を深い位置ま
で到達させられる。これは溝の深さ分は拡散処理が省略
できるため、長時間の拡散処理が必要ないからである。
また、この発明の静電誘導半導体装置では、カソード領
域の接合面積(カソード領域とベース領域の境界面積)
も広い。いってみれば、溝の内面全面という広い拡散窓
から不純物を導入する形であるため、完成した不純物拡
散領域の接合面積が広くなるのである。
は、拡散プロセスの困難性および横方向拡散に伴うチッ
プ面積の増大を伴なわずに、カソード領域を深い位置ま
で到達させられる。これは溝の深さ分は拡散処理が省略
できるため、長時間の拡散処理が必要ないからである。
また、この発明の静電誘導半導体装置では、カソード領
域の接合面積(カソード領域とベース領域の境界面積)
も広い。いってみれば、溝の内面全面という広い拡散窓
から不純物を導入する形であるため、完成した不純物拡
散領域の接合面積が広くなるのである。
【0016】このように、カソード領域が深くまで達し
接合面積も広い場合、オン動作時のゲート領域からの注
入キャリアが到達効率が向上しオン電圧の低減化が図れ
ると同時に、アノード領域からのキャリアも到達効率も
向上し、オン特性が改善される。そして、カソード電極
がカソード領域とソース領域の両方にコンタクトする構
造であるため、カソード領域とソース領域の間の狭い間
隙ではアルミニウム層を除去せずに残し、ゲート領域と
ソース領域の間の間隙のアルミニウム層を除去するだけ
でよいので、特に高度な微細加工技術の適用を要しな
い。この場合、加えて、光学読み取り装置を使う場合の
焦点変動という不都合が解消され、縮小露光投影装置を
有効に活用して、適切なレジスト処理を行い、支障なく
パターン加工ができるようになる。
接合面積も広い場合、オン動作時のゲート領域からの注
入キャリアが到達効率が向上しオン電圧の低減化が図れ
ると同時に、アノード領域からのキャリアも到達効率も
向上し、オン特性が改善される。そして、カソード電極
がカソード領域とソース領域の両方にコンタクトする構
造であるため、カソード領域とソース領域の間の狭い間
隙ではアルミニウム層を除去せずに残し、ゲート領域と
ソース領域の間の間隙のアルミニウム層を除去するだけ
でよいので、特に高度な微細加工技術の適用を要しな
い。この場合、加えて、光学読み取り装置を使う場合の
焦点変動という不都合が解消され、縮小露光投影装置を
有効に活用して、適切なレジスト処理を行い、支障なく
パターン加工ができるようになる。
【0017】さらに、ゲート領域のサイズ調整による電
気的特性のコントロールとは別途独立に、溝の深さ調節
による電気的特性のコントロールが可能であることもこ
の発明の静電誘導半導体装置の有用性を高めている。
気的特性のコントロールとは別途独立に、溝の深さ調節
による電気的特性のコントロールが可能であることもこ
の発明の静電誘導半導体装置の有用性を高めている。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら詳しく説明する。図1は、実施例にかかる静電誘導半
導体装置の要部構成をあらわす。実施例の静電誘導半導
体装置は、n型の半導体基板1一側の表面部分に、p+
型(第1導電型)のカソード領域2とp+ 型のゲート領
域4とn+ 型(第2導電型)のソース領域6とを備え
る。これらの領域2,4,6は、ソース領域6がカソー
ド領域2とゲート領域4の間に挟まれる形で形成されて
いる。一方、半導体基板1他側にはp+ 型のアノード領
域3を備え、カソード領域2とアノード領域3の間はn
- 型のベース領域5となっている。アノード領域5はn
型シリコンウエハの裏面側からp型不純物を拡散させる
か、p型シリコン層の上にn型シリコン層を積層するこ
とで形成される。ベース領域5での不純物濃度は1013
cm-3〜1014cm-3程度であり、他のn型やp型の不純物
高濃度領域での不純物濃度は1019cm-3〜1020cm-3程
度である。ベース領域5の厚みは、耐圧、オン電圧とい
った電気特性と製造時の加工性等を勘案して決定される
が、1000V級の耐圧の場合で約100μm程度であ
る。静電誘導半導体装置を上からみると、例えば、短冊
状のカソード領域が枠状のゲート領域で囲まれ、その間
にソース領域があるという状態になっている。勿論、短
冊状のゲート領域が枠状のカソード領域で囲まれ、その
間にソース領域があるという状態であってもよい。
ら詳しく説明する。図1は、実施例にかかる静電誘導半
導体装置の要部構成をあらわす。実施例の静電誘導半導
体装置は、n型の半導体基板1一側の表面部分に、p+
型(第1導電型)のカソード領域2とp+ 型のゲート領
域4とn+ 型(第2導電型)のソース領域6とを備え
る。これらの領域2,4,6は、ソース領域6がカソー
ド領域2とゲート領域4の間に挟まれる形で形成されて
いる。一方、半導体基板1他側にはp+ 型のアノード領
域3を備え、カソード領域2とアノード領域3の間はn
- 型のベース領域5となっている。アノード領域5はn
型シリコンウエハの裏面側からp型不純物を拡散させる
か、p型シリコン層の上にn型シリコン層を積層するこ
とで形成される。ベース領域5での不純物濃度は1013
cm-3〜1014cm-3程度であり、他のn型やp型の不純物
高濃度領域での不純物濃度は1019cm-3〜1020cm-3程
度である。ベース領域5の厚みは、耐圧、オン電圧とい
った電気特性と製造時の加工性等を勘案して決定される
が、1000V級の耐圧の場合で約100μm程度であ
る。静電誘導半導体装置を上からみると、例えば、短冊
状のカソード領域が枠状のゲート領域で囲まれ、その間
にソース領域があるという状態になっている。勿論、短
冊状のゲート領域が枠状のカソード領域で囲まれ、その
間にソース領域があるという状態であってもよい。
【0019】さらに、この静電誘導半導体装置では、ア
ノード領域3にコンタクトするアノード電極8とゲート
領域4にコンタクトするゲート電極9とをそれぞれ備え
るとともに、カソード領域2およびソース領域6の両方
にコンタクトするカソード電極7を備える。各電極7〜
9は、例えば、アルミニウムからなる。そして、カソー
ド領域2は、前記半導体基板1の表面部分に溝10が形
成され、この溝10の内周面に不純物が導入されて形成
されたものであり、カソード電極7は溝10の内面でカ
ソード領域10にコンタクトしており、様々な利点のあ
ることは前述の通りである。なお、溝10の深さは約1
0μm程度である。
ノード領域3にコンタクトするアノード電極8とゲート
領域4にコンタクトするゲート電極9とをそれぞれ備え
るとともに、カソード領域2およびソース領域6の両方
にコンタクトするカソード電極7を備える。各電極7〜
9は、例えば、アルミニウムからなる。そして、カソー
ド領域2は、前記半導体基板1の表面部分に溝10が形
成され、この溝10の内周面に不純物が導入されて形成
されたものであり、カソード電極7は溝10の内面でカ
ソード領域10にコンタクトしており、様々な利点のあ
ることは前述の通りである。なお、溝10の深さは約1
0μm程度である。
【0020】カソード電極7はカソード領域2とソース
領域6の両方にコンタクトする構造であるため、カソー
ド領域2とソース領域6の間の狭い間隙ではアルミニウ
ム層を除去せずに残し、ゲート領域4とソース領域6の
間の間隙のアルミニウム層を除去するだけでよいので、
特に高度な微細加工技術の適用を要しない。図2にみる
ように、カソード電極17がソース領域6にコンタクト
しておらず、別個にソース領域6にコンタクトするソー
ス電極18が設けられ、両電極17,18が装置外部で
電気的に接続されるというような構成だと、高度な微細
加工技術の適用を要するし、縮小露光投影装置の適用が
困難で適切なレジスト処理がし難くなるという不都合が
ある。
領域6の両方にコンタクトする構造であるため、カソー
ド領域2とソース領域6の間の狭い間隙ではアルミニウ
ム層を除去せずに残し、ゲート領域4とソース領域6の
間の間隙のアルミニウム層を除去するだけでよいので、
特に高度な微細加工技術の適用を要しない。図2にみる
ように、カソード電極17がソース領域6にコンタクト
しておらず、別個にソース領域6にコンタクトするソー
ス電極18が設けられ、両電極17,18が装置外部で
電気的に接続されるというような構成だと、高度な微細
加工技術の適用を要するし、縮小露光投影装置の適用が
困難で適切なレジスト処理がし難くなるという不都合が
ある。
【0021】この発明は、上記実施例に限らない。例え
ば、図1において、pとnが逆となったものが他の実施
例として挙げられる。
ば、図1において、pとnが逆となったものが他の実施
例として挙げられる。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明の静電誘
導半導体装置では、チップ面積の増大を伴わずにカソー
ド領域の表面積を増加させられるため、主電流容量の増
大、ターンオフ時間の短縮およびゲート駆動電力の低減
が図れ、拡散プロセスの困難性および横方向拡散に伴う
チップ面積の増大を伴なわずにカソード領域を深い位置
まで到達させられるため、オン特性の改善が図れるだけ
でなく、製造工程で特に高度な微細加工技術の適用を要
せず、さらに、溝の深さを調節することで容易に電気的
特性のコントロールも可能であるから、非常に実用性が
高く有用である。
導半導体装置では、チップ面積の増大を伴わずにカソー
ド領域の表面積を増加させられるため、主電流容量の増
大、ターンオフ時間の短縮およびゲート駆動電力の低減
が図れ、拡散プロセスの困難性および横方向拡散に伴う
チップ面積の増大を伴なわずにカソード領域を深い位置
まで到達させられるため、オン特性の改善が図れるだけ
でなく、製造工程で特に高度な微細加工技術の適用を要
せず、さらに、溝の深さを調節することで容易に電気的
特性のコントロールも可能であるから、非常に実用性が
高く有用である。
【図1】実施例の静電誘導半導体装置の要部構成をあら
わす断面図である。
わす断面図である。
【図2】参考例の静電誘導半導体装置の要部構成をあら
わす断面図である。
わす断面図である。
【図3】従来の静電誘導半導体装置の要部構成をあらわ
す断面図である。
す断面図である。
【図4】従来の他の静電誘導半導体装置の要部構成をあ
らわす断面図である。
らわす断面図である。
1 半導体基板 2 カソード領域 3 アノード領域 4 ゲート領域 5 ベース領域 6 ソース領域 7 カソード電極 10 溝
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板一側の表面部分に、第1導電
型のカソード領域と第1導電型のゲート領域と第2導電
型のソース領域とをソース領域がカソード領域とゲート
領域の間に挟まれる形で備え、半導体基板他側に、第1
導電型のアノード領域を備え、前記カソード領域とアノ
ード領域の間は第2導電型のベース領域となり、前記カ
ソード領域とソース領域の両方にコンタクトするカソー
ド電極が設けられている静電誘導半導体装置において、
前記カソード領域は、前記半導体基板の表面部分に溝が
形成され、この溝の内周面に不純物が導入されて形成さ
れたものであることを特徴とする静電誘導半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23434591A JPH0575143A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 静電誘導半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23434591A JPH0575143A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 静電誘導半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0575143A true JPH0575143A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16969542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23434591A Pending JPH0575143A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 静電誘導半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0575143A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007294716A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
| EP3005419A4 (en) * | 2013-06-06 | 2017-03-15 | United Silicon Carbide Inc. | Trench shield connected jfet |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP23434591A patent/JPH0575143A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007294716A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
| EP3005419A4 (en) * | 2013-06-06 | 2017-03-15 | United Silicon Carbide Inc. | Trench shield connected jfet |
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