JPH0575687B2 - - Google Patents
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- JPH0575687B2 JPH0575687B2 JP60071086A JP7108685A JPH0575687B2 JP H0575687 B2 JPH0575687 B2 JP H0575687B2 JP 60071086 A JP60071086 A JP 60071086A JP 7108685 A JP7108685 A JP 7108685A JP H0575687 B2 JPH0575687 B2 JP H0575687B2
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- wood
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- liquor
- cleaning
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、排煙脱硫装置で副生する亜硫酸塩又
は重亜硫酸塩をパルプ製造の木材蒸解装置の蒸解
液として利用するに際し、木材蒸解装置から出る
蒸解廃液の一部を排煙脱硫装置のSO2洗浄液に加
えて排煙脱硫装置での亜硫酸塩又は重亜硫酸塩の
酸化を抑制し、蒸解液に適した亜硫酸塩又は重亜
硫酸塩濃度を維持するようにしたものである。
(本発明で云う亜硫酸塩又は重亜硫酸塩とはナト
リウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウ
ムの各々の亜硫酸塩と重亜硫酸塩であり、以下、
亜硫酸塩と略称する。) (従来の技術) パルプ製造において、亜硫酸塩を用いて木材を
蒸解し、リグニン、その他の繊維結合物質を除去
し、単繊維に離解する方法があり、ケミカルパル
プ、セミケミカルパルプ、ケミグランドパルプ、
亜硫酸パルプなどと呼ばれるパルプ製造法に亜硫
酸塩が使用されている。 この亜硫酸塩は、パルプ製造工場内にあるボイ
ラーから発生するSO2を含んだ排煙を処理して回
収される亜硫酸塩を利用する方法が公害防止とパ
ルプ製造の両面から見て合理的である。 ボイラーから発生する燃焼排ガス中の稀薄な
SO2を洗浄液で除去するいわゆる排煙脱硫装置は
広く実用化されている所であり、その中の1つに
NaOHやNH4OHやMg(OH)2やCa(OH)2などの
水酸化物や、Na2CO3やCaCO3などの炭酸塩を
SO2吸収剤として含む水溶液(スラリーも含めて
以下水溶液と総称する)で排ガスを洗浄し、SO2
を除去する方法がある。 例えば、NaOHをSO2吸収剤として利用する場
合を例として示すと 2NaOH+SO2→Na2SO3+H2O Na2SO3+SO2+H2O→2NaHSO3 となり、SO2を吸収除去した洗浄液はNa2SO3と
NaHSO3を生成物として含有した水溶液となる。 しかし、排ガス中には、過剰空気燃焼からもた
らされるO2が含まれており、SO2吸収と同時に
O2吸収による酸化反応が生じる。 2NaHSO3+O2→Na2SO4+H2SO4 Na2SO3+1/2O2→Na2SO4 この硫酸塩は排ガス中のO2濃度が高くなる等
してO2の吸収速度が大きくなると、亜硫酸塩に
対する硫酸塩の生成モル比率(ここでは以下酸化
率と呼ぶ)が大きくなる。更に、排ガス中のダス
トからもたらされる微量の金属化合物による酸化
触媒効果や排煙脱硫装置の操作条件によつて酸化
率が高くなる場合がある。 酸化率が高くなると、排煙脱硫装置から排出さ
れるSO2洗浄液中に含まれる亜硫酸塩が少なくな
り、木材の蒸解液として十分な亜硫酸塩が得られ
ないこととなつて問題である。 特に、最近のエネルギー資源の石油から石炭へ
の転換によつて排ガス性状が変化し、排煙脱硫装
置での酸化率が高くなつて木材の蒸解に必要な亜
硫酸塩が回収できないと云う重大な問題に直面し
ている。 これに対して、亜硫酸塩の酸化を抑制すること
ができれば、かかる問題は解決できると考えら
れ、その1つに酸化防止剤の使用が常套手段とし
て考えられる。 しかし、単に亜硫酸塩の酸化防止剤を利用する
と云つても、排煙脱硫装置のSO2吸収性能を低下
させたり、装置材料を腐食させたり、排ガス中に
揮散して2次公害をもたらしたり、木材の蒸解液
として適当でない性質を有したり、経済的に高価
で満足しないものなどの多くの制約条件があり、
容易に酸化防止剤を利用することは問題がある。 従来、亜硫酸塩の酸化防止剤として、パラアミ
ノフエノール(特公昭47−20455号)、パラフエニ
レンジアミン(特公昭48−1594号)の如くフエノ
ール類やアミン類が知られており、更に詳細には
エチレンジアミンテトラ酢酸(特公昭49−40357
号、特開昭57−205314号)、アミノポリカルボン
酸(特公昭54−14077号)、硫化物(特開昭48−
21694号)、Lアスコルビン酸(特開昭55−109210
号)、アルキルジチオカルバミン酸(特公昭51−
45554号)、ノニルフエノール(特公昭57−61300
号、同59−1202号)、トリアルキルトリチオホス
フアイト(特公昭58−58283号、同59−1203号)、
ソルビトール(特公昭52−21994号)、チオビスフ
エノール化合物(特公昭58−58282号)が挙げら
れる。 しかし、いずれも排煙脱硫装置及び木材蒸解装
置に不具合なく利用できるものではなく、特に経
済的に未だ充分なものとは言えない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、以上の欠点のない、排煙脱硫装置か
ら出る洗浄液中の亜硫酸塩の酸化を抑え、木材常
解液として使用できるようにするための、経済的
な酸化抑制方法を提案するものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、上記観点に立つて排煙脱硫装置から
出る洗浄液中の亜硫酸塩の酸化を抑制する方法を
種々検討した結果得られたもので、酸素とSO2を
含む排ガスを洗浄してSO2を除去する排煙脱硫装
置から出るナトリウム、カルシウム、マグネシム
又はアンモニウムの亜硫酸塩を含む洗浄液をパル
プ製造の木材蒸解装置の蒸解液として使用するに
際し、木材蒸解装置から出る蒸解廃液の一部を前
記洗浄液に添加し、該洗浄液中の亜硫酸塩の酸化
を抑制することを特徴とする排煙脱硫装置から出
る洗浄液を木材蒸解液として使用する方法に関す
るものであり、好ましい実施態様として前記洗浄
液に木材蒸解装置から出る蒸解廃液の一部に加え
て、ヒドロキノン、L−アスコルビン酸又はグリ
コール酸から選ばれる1種以上の酸化防止剤を含
有させる方法がある。 本発明は、排煙脱硫装置での亜硫酸塩の酸化を
抑制し、木材蒸解液として不具合のない性状の
SO2洗浄液を回収し、これを木材蒸解装置に利用
すると同時に、(蒸解廃液が亜硫酸塩の酸化を抑
制する作用があることを見い出したことによつ
て)木材蒸解装置からの蒸解廃液を排煙脱硫装置
のSO2洗浄液に少量添加して該洗浄液中の亜硫酸
塩の酸化を抑制し、木材蒸解液として不具合のな
い性状の液とする方法を提供するものである。 本発明によれば、このように木材蒸解装置と排
煙脱硫装置を合理的に組み合わせることで、経済
的にも損失がなく、かつ排煙脱硫装置と木材蒸解
装置に何ら不具合のない方法が達成される。 本発明は、木材の蒸解廃液が亜硫酸塩の酸化抑
制に有効であることを見い出したことが基盤とな
つている。 木材の蒸解廃液は、亜硫酸塩水溶液から成る蒸
解液で、繊維状物質(セルロース)を離解させ、
分離した後の残留液体であり、リグニンの他、マ
ンナン、ペントサンが含まれており、水酸基を有
する有機化合物を多く含有している。亜硫酸塩の
酸化を抑制する化合物は、理由は明らかでない
が、水酸基を有するものが効果的であることか
ら、蒸解廃液が亜硫酸塩の酸化抑制に有効に作用
したものと考えられる。 排煙脱硫装置におけるSO2洗浄液中の亜硫酸塩
の酸化を抑制する為に必要な蒸解廃液のSO2洗浄
液への添加量は僅かであり、SO2洗浄液量:蒸解
廃液=99.9:0.1の容積比で効果が認められるが、
添加量が上記比99:1、即ち容積基準で1%以上
であつても効果の向上は認められない。 (発明の効果) 本発明における蒸解廃液による酸化抑制効果
は、このように僅かな量の添加によつてその目的
を達成するので、排煙脱硫装置の運転に支障をも
たらすことがない。 更に本発明では、従来から酸化防止剤として知
られている化合物を利用する場合も、酸化防止剤
の供給量を節減して尚一層の効果が得られる。そ
れは、蒸解廃液自体の酸化抑制作用と、別途加え
るヒドロキノンやL−アスコルビン酸やグリコー
ル酸などの酸化防止剤の効果を単に加算した作用
が得られるのみならず、一旦、加えた酸化防止剤
を含むSO2洗浄液は木材の蒸解液として利用され
た後、蒸解廃液の一部が排煙脱硫装置のSO2洗浄
液に戻されてくるので、酸化防止剤の一部が循環
使用されることとなつて酸化防止剤の新規供給量
が一層節減できる訳である。この節減効果は、排
煙脱硫装置の運転費用に占める酸化防止剤の費用
が大きい、即ち酸化防止剤はSO2吸収剤に比べる
と桁違いに高価である為、経済的に大きなメリツ
トを生み出す。 このように本発明は、蒸解廃液だけを利用する
場合も、公知の酸化防止剤を併用する場合も、従
来得られなかつた優れた効果をもたらす。 (実施例) 次に実施例によつて本発明を具体的に説明する
が、その要旨を越えない限り、以下の実施例に制
約されるものではない。 実施例 1 SO2500ppmとO27%を含む排ガスを2の水を
保有している吸収装置に導入し、排ガスを水中に
分散させながら水のPHを検出してPHが7.0になる
ように連続的に0.1mol/のNaOH水溶液を吸
収装置に注入した。 吸収装置内の水はNa+、SO2- 4、HSO3 -、SO2- 3
を含んだ水溶液となるが、吸収装置内の水溶液量
が一定に保持されるよう、連続的に水溶液を吸収
装置の系外へ抜き出した。 定常状態が維持されている吸収装置内の水溶液
組成を分析し、SO2- 4とHSO3 -、SO2- 3の濃度から
100×〔SO2- 4〕/{〔SO2- 4〕+〔HSO3 -〕+〔SO2- 3〕
}
=酸化率を求めた所、85%が得られた。 次に、木材蒸解廃液の添加濃度を種々変えた場
合の各々の添加濃度における酸化率を表1に示
す。
は重亜硫酸塩をパルプ製造の木材蒸解装置の蒸解
液として利用するに際し、木材蒸解装置から出る
蒸解廃液の一部を排煙脱硫装置のSO2洗浄液に加
えて排煙脱硫装置での亜硫酸塩又は重亜硫酸塩の
酸化を抑制し、蒸解液に適した亜硫酸塩又は重亜
硫酸塩濃度を維持するようにしたものである。
(本発明で云う亜硫酸塩又は重亜硫酸塩とはナト
リウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウ
ムの各々の亜硫酸塩と重亜硫酸塩であり、以下、
亜硫酸塩と略称する。) (従来の技術) パルプ製造において、亜硫酸塩を用いて木材を
蒸解し、リグニン、その他の繊維結合物質を除去
し、単繊維に離解する方法があり、ケミカルパル
プ、セミケミカルパルプ、ケミグランドパルプ、
亜硫酸パルプなどと呼ばれるパルプ製造法に亜硫
酸塩が使用されている。 この亜硫酸塩は、パルプ製造工場内にあるボイ
ラーから発生するSO2を含んだ排煙を処理して回
収される亜硫酸塩を利用する方法が公害防止とパ
ルプ製造の両面から見て合理的である。 ボイラーから発生する燃焼排ガス中の稀薄な
SO2を洗浄液で除去するいわゆる排煙脱硫装置は
広く実用化されている所であり、その中の1つに
NaOHやNH4OHやMg(OH)2やCa(OH)2などの
水酸化物や、Na2CO3やCaCO3などの炭酸塩を
SO2吸収剤として含む水溶液(スラリーも含めて
以下水溶液と総称する)で排ガスを洗浄し、SO2
を除去する方法がある。 例えば、NaOHをSO2吸収剤として利用する場
合を例として示すと 2NaOH+SO2→Na2SO3+H2O Na2SO3+SO2+H2O→2NaHSO3 となり、SO2を吸収除去した洗浄液はNa2SO3と
NaHSO3を生成物として含有した水溶液となる。 しかし、排ガス中には、過剰空気燃焼からもた
らされるO2が含まれており、SO2吸収と同時に
O2吸収による酸化反応が生じる。 2NaHSO3+O2→Na2SO4+H2SO4 Na2SO3+1/2O2→Na2SO4 この硫酸塩は排ガス中のO2濃度が高くなる等
してO2の吸収速度が大きくなると、亜硫酸塩に
対する硫酸塩の生成モル比率(ここでは以下酸化
率と呼ぶ)が大きくなる。更に、排ガス中のダス
トからもたらされる微量の金属化合物による酸化
触媒効果や排煙脱硫装置の操作条件によつて酸化
率が高くなる場合がある。 酸化率が高くなると、排煙脱硫装置から排出さ
れるSO2洗浄液中に含まれる亜硫酸塩が少なくな
り、木材の蒸解液として十分な亜硫酸塩が得られ
ないこととなつて問題である。 特に、最近のエネルギー資源の石油から石炭へ
の転換によつて排ガス性状が変化し、排煙脱硫装
置での酸化率が高くなつて木材の蒸解に必要な亜
硫酸塩が回収できないと云う重大な問題に直面し
ている。 これに対して、亜硫酸塩の酸化を抑制すること
ができれば、かかる問題は解決できると考えら
れ、その1つに酸化防止剤の使用が常套手段とし
て考えられる。 しかし、単に亜硫酸塩の酸化防止剤を利用する
と云つても、排煙脱硫装置のSO2吸収性能を低下
させたり、装置材料を腐食させたり、排ガス中に
揮散して2次公害をもたらしたり、木材の蒸解液
として適当でない性質を有したり、経済的に高価
で満足しないものなどの多くの制約条件があり、
容易に酸化防止剤を利用することは問題がある。 従来、亜硫酸塩の酸化防止剤として、パラアミ
ノフエノール(特公昭47−20455号)、パラフエニ
レンジアミン(特公昭48−1594号)の如くフエノ
ール類やアミン類が知られており、更に詳細には
エチレンジアミンテトラ酢酸(特公昭49−40357
号、特開昭57−205314号)、アミノポリカルボン
酸(特公昭54−14077号)、硫化物(特開昭48−
21694号)、Lアスコルビン酸(特開昭55−109210
号)、アルキルジチオカルバミン酸(特公昭51−
45554号)、ノニルフエノール(特公昭57−61300
号、同59−1202号)、トリアルキルトリチオホス
フアイト(特公昭58−58283号、同59−1203号)、
ソルビトール(特公昭52−21994号)、チオビスフ
エノール化合物(特公昭58−58282号)が挙げら
れる。 しかし、いずれも排煙脱硫装置及び木材蒸解装
置に不具合なく利用できるものではなく、特に経
済的に未だ充分なものとは言えない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、以上の欠点のない、排煙脱硫装置か
ら出る洗浄液中の亜硫酸塩の酸化を抑え、木材常
解液として使用できるようにするための、経済的
な酸化抑制方法を提案するものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、上記観点に立つて排煙脱硫装置から
出る洗浄液中の亜硫酸塩の酸化を抑制する方法を
種々検討した結果得られたもので、酸素とSO2を
含む排ガスを洗浄してSO2を除去する排煙脱硫装
置から出るナトリウム、カルシウム、マグネシム
又はアンモニウムの亜硫酸塩を含む洗浄液をパル
プ製造の木材蒸解装置の蒸解液として使用するに
際し、木材蒸解装置から出る蒸解廃液の一部を前
記洗浄液に添加し、該洗浄液中の亜硫酸塩の酸化
を抑制することを特徴とする排煙脱硫装置から出
る洗浄液を木材蒸解液として使用する方法に関す
るものであり、好ましい実施態様として前記洗浄
液に木材蒸解装置から出る蒸解廃液の一部に加え
て、ヒドロキノン、L−アスコルビン酸又はグリ
コール酸から選ばれる1種以上の酸化防止剤を含
有させる方法がある。 本発明は、排煙脱硫装置での亜硫酸塩の酸化を
抑制し、木材蒸解液として不具合のない性状の
SO2洗浄液を回収し、これを木材蒸解装置に利用
すると同時に、(蒸解廃液が亜硫酸塩の酸化を抑
制する作用があることを見い出したことによつ
て)木材蒸解装置からの蒸解廃液を排煙脱硫装置
のSO2洗浄液に少量添加して該洗浄液中の亜硫酸
塩の酸化を抑制し、木材蒸解液として不具合のな
い性状の液とする方法を提供するものである。 本発明によれば、このように木材蒸解装置と排
煙脱硫装置を合理的に組み合わせることで、経済
的にも損失がなく、かつ排煙脱硫装置と木材蒸解
装置に何ら不具合のない方法が達成される。 本発明は、木材の蒸解廃液が亜硫酸塩の酸化抑
制に有効であることを見い出したことが基盤とな
つている。 木材の蒸解廃液は、亜硫酸塩水溶液から成る蒸
解液で、繊維状物質(セルロース)を離解させ、
分離した後の残留液体であり、リグニンの他、マ
ンナン、ペントサンが含まれており、水酸基を有
する有機化合物を多く含有している。亜硫酸塩の
酸化を抑制する化合物は、理由は明らかでない
が、水酸基を有するものが効果的であることか
ら、蒸解廃液が亜硫酸塩の酸化抑制に有効に作用
したものと考えられる。 排煙脱硫装置におけるSO2洗浄液中の亜硫酸塩
の酸化を抑制する為に必要な蒸解廃液のSO2洗浄
液への添加量は僅かであり、SO2洗浄液量:蒸解
廃液=99.9:0.1の容積比で効果が認められるが、
添加量が上記比99:1、即ち容積基準で1%以上
であつても効果の向上は認められない。 (発明の効果) 本発明における蒸解廃液による酸化抑制効果
は、このように僅かな量の添加によつてその目的
を達成するので、排煙脱硫装置の運転に支障をも
たらすことがない。 更に本発明では、従来から酸化防止剤として知
られている化合物を利用する場合も、酸化防止剤
の供給量を節減して尚一層の効果が得られる。そ
れは、蒸解廃液自体の酸化抑制作用と、別途加え
るヒドロキノンやL−アスコルビン酸やグリコー
ル酸などの酸化防止剤の効果を単に加算した作用
が得られるのみならず、一旦、加えた酸化防止剤
を含むSO2洗浄液は木材の蒸解液として利用され
た後、蒸解廃液の一部が排煙脱硫装置のSO2洗浄
液に戻されてくるので、酸化防止剤の一部が循環
使用されることとなつて酸化防止剤の新規供給量
が一層節減できる訳である。この節減効果は、排
煙脱硫装置の運転費用に占める酸化防止剤の費用
が大きい、即ち酸化防止剤はSO2吸収剤に比べる
と桁違いに高価である為、経済的に大きなメリツ
トを生み出す。 このように本発明は、蒸解廃液だけを利用する
場合も、公知の酸化防止剤を併用する場合も、従
来得られなかつた優れた効果をもたらす。 (実施例) 次に実施例によつて本発明を具体的に説明する
が、その要旨を越えない限り、以下の実施例に制
約されるものではない。 実施例 1 SO2500ppmとO27%を含む排ガスを2の水を
保有している吸収装置に導入し、排ガスを水中に
分散させながら水のPHを検出してPHが7.0になる
ように連続的に0.1mol/のNaOH水溶液を吸
収装置に注入した。 吸収装置内の水はNa+、SO2- 4、HSO3 -、SO2- 3
を含んだ水溶液となるが、吸収装置内の水溶液量
が一定に保持されるよう、連続的に水溶液を吸収
装置の系外へ抜き出した。 定常状態が維持されている吸収装置内の水溶液
組成を分析し、SO2- 4とHSO3 -、SO2- 3の濃度から
100×〔SO2- 4〕/{〔SO2- 4〕+〔HSO3 -〕+〔SO2- 3〕
}
=酸化率を求めた所、85%が得られた。 次に、木材蒸解廃液の添加濃度を種々変えた場
合の各々の添加濃度における酸化率を表1に示
す。
【表】
実施例 2
実施例1と同様に実験を行なつたが、吸収装置
内の水溶液には蒸解廃液を0.5%含有させ、更に
酸化防止剤としてヒドロキノン、L−アスコルビ
ン酸、グリコール酸、エチレングリコール他を
各々100mg/含有させた場合の効果を調べた。
結果を表−2に示したが、SO2を洗浄する水溶液
中に蒸解廃液と酸化防止剤を共存させると酸化率
は抑制されることが分かる。
内の水溶液には蒸解廃液を0.5%含有させ、更に
酸化防止剤としてヒドロキノン、L−アスコルビ
ン酸、グリコール酸、エチレングリコール他を
各々100mg/含有させた場合の効果を調べた。
結果を表−2に示したが、SO2を洗浄する水溶液
中に蒸解廃液と酸化防止剤を共存させると酸化率
は抑制されることが分かる。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 酸素とSO2を含む排ガスを洗浄してSO2を除
去する排煙脱硫装置から出るナトリウム、カルシ
ウム、マグネシウム又はアンモニウムの亜硫酸塩
又は重亜硫酸塩を含む洗浄液をパルプ製造の木材
蒸解装置の蒸解液として使用するに際し、木材蒸
解装置から出る蒸解廃液の一部を前記洗浄液に添
加し、該洗浄液中の亜硫酸塩又は重亜硫酸塩の酸
化を抑制することを特徴とする排煙脱硫装置から
出る洗浄液を木材蒸解液として使用する方法。 2 木材蒸解装置から出る蒸解廃液の一部に加え
て、ヒドロキノン、L−アスコルビン酸又はグリ
コール酸から選ばれる1種以上の酸化防止剤を含
有させる特許請求の範囲第1項に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60071086A JPS61232207A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | 排煙脱硫装置から出る洗浄液を木材蒸解液として使用する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60071086A JPS61232207A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | 排煙脱硫装置から出る洗浄液を木材蒸解液として使用する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61232207A JPS61232207A (ja) | 1986-10-16 |
| JPH0575687B2 true JPH0575687B2 (ja) | 1993-10-21 |
Family
ID=13450364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60071086A Granted JPS61232207A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | 排煙脱硫装置から出る洗浄液を木材蒸解液として使用する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61232207A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020090751A (ja) * | 2018-12-07 | 2020-06-11 | 日華化学株式会社 | リグノセルロース材料用の蒸解促進剤及びパルプの製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS534773A (en) * | 1976-07-02 | 1978-01-17 | Mitsui Mining & Smelting Co | Exhaust smoke desulfurization method by zinc oxide |
-
1985
- 1985-04-05 JP JP60071086A patent/JPS61232207A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61232207A (ja) | 1986-10-16 |
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