JPH0576190A - 交流モ−タの起動方法およびその装置 - Google Patents
交流モ−タの起動方法およびその装置Info
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- JPH0576190A JPH0576190A JP26135891A JP26135891A JPH0576190A JP H0576190 A JPH0576190 A JP H0576190A JP 26135891 A JP26135891 A JP 26135891A JP 26135891 A JP26135891 A JP 26135891A JP H0576190 A JPH0576190 A JP H0576190A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インバータによる交流モータの起動方法及び
その装置において,モータ起動時のブースト量をその環
境温度に対応し自己学習によって適切な値に自動設定で
きるようにする。 【構成】 対象交流モータ3の起動に失敗した時にはこ
の交流モータ3の起動動作を停止した後所定時間後に先
の起動電圧に所定量の加算電圧を加えたブースト電圧に
よって再起動し,起動に成功すると,先の加算電圧より
も小なる減算電圧を先のブースト電圧より差し引いた電
圧を次回起動時における起動電圧とするようにした。こ
のブースト電圧はアップ値に対してダウン値を小なるご
とく構成したアップダウンカウンタ12に単位電圧を積
算するのが望ましい。さらに,アップダウンカウンタ1
2にメモリバックアップ機能を設けるのが望ましい
その装置において,モータ起動時のブースト量をその環
境温度に対応し自己学習によって適切な値に自動設定で
きるようにする。 【構成】 対象交流モータ3の起動に失敗した時にはこ
の交流モータ3の起動動作を停止した後所定時間後に先
の起動電圧に所定量の加算電圧を加えたブースト電圧に
よって再起動し,起動に成功すると,先の加算電圧より
も小なる減算電圧を先のブースト電圧より差し引いた電
圧を次回起動時における起動電圧とするようにした。こ
のブースト電圧はアップ値に対してダウン値を小なるご
とく構成したアップダウンカウンタ12に単位電圧を積
算するのが望ましい。さらに,アップダウンカウンタ1
2にメモリバックアップ機能を設けるのが望ましい
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,交流モータの起動方法
およびその装置に係り,特に,比較的頻繁に起動して稼
動され,かつ起動トルクが環境気温に影響されやすい装
置,例えば,屋外で使用されるコンプレッサ,潤滑油に
グリースを用いる等夏季起動時の摩擦抵抗は低いが冬季
起動時には摩擦抵抗が大になるような装置を駆動する交
流モータに電力を供給するインバータに最適な交流モー
タの起動方法およびその起動装置に関する。
およびその装置に係り,特に,比較的頻繁に起動して稼
動され,かつ起動トルクが環境気温に影響されやすい装
置,例えば,屋外で使用されるコンプレッサ,潤滑油に
グリースを用いる等夏季起動時の摩擦抵抗は低いが冬季
起動時には摩擦抵抗が大になるような装置を駆動する交
流モータに電力を供給するインバータに最適な交流モー
タの起動方法およびその起動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータの交流モータに供給する周波
数と電圧との関係を示す図5において,交流モータを駆
動するインバータの基本特性は,一般に,特性線Kのよ
うに起動しようとする交流モータ(以下モータと略称す
る)に供給する周波数と電圧との比が一定になるように
制御される。図5は横軸に周波数F,縦軸に電圧Vを示
している。Frateはインバータが対象モータに電力
を供給する定格周波数であって,Vrateは周波数F
rateにおける電圧である。Fminはインバータか
ら対象モータの起動時に供給する最低周波数である。V
minは,周波数Fminにおける電圧である。モータ
負荷が変動するような装置においては,低回転における
起動を容易にするために起動周波数であるFminにお
ける電圧を高めにして,即ち,ブースト電圧を前記Vm
inに加えて起動電圧を電圧Vuとし,特性線Uにそっ
てモータを駆動するようにする固定ブースタ方式が使用
されている。前記電圧Vuは,高過ぎて電流が流れ過ぎ
たり,低過ぎて起動トルクが負荷トルクに到達できない
で過大電流のみが流れモータが起動しないようなことが
ないように適切な値に予め設定する必要がある。又,ト
ルク変動の大なる負荷に対しては,所定の電圧を印加し
て定格値よりも過大な電流が流れる場合は印加電圧を所
定値まで高めるようにするオートブースタ方式を用いる
ようにしたインバータもある。
数と電圧との関係を示す図5において,交流モータを駆
動するインバータの基本特性は,一般に,特性線Kのよ
うに起動しようとする交流モータ(以下モータと略称す
る)に供給する周波数と電圧との比が一定になるように
制御される。図5は横軸に周波数F,縦軸に電圧Vを示
している。Frateはインバータが対象モータに電力
を供給する定格周波数であって,Vrateは周波数F
rateにおける電圧である。Fminはインバータか
ら対象モータの起動時に供給する最低周波数である。V
minは,周波数Fminにおける電圧である。モータ
負荷が変動するような装置においては,低回転における
起動を容易にするために起動周波数であるFminにお
ける電圧を高めにして,即ち,ブースト電圧を前記Vm
inに加えて起動電圧を電圧Vuとし,特性線Uにそっ
てモータを駆動するようにする固定ブースタ方式が使用
されている。前記電圧Vuは,高過ぎて電流が流れ過ぎ
たり,低過ぎて起動トルクが負荷トルクに到達できない
で過大電流のみが流れモータが起動しないようなことが
ないように適切な値に予め設定する必要がある。又,ト
ルク変動の大なる負荷に対しては,所定の電圧を印加し
て定格値よりも過大な電流が流れる場合は印加電圧を所
定値まで高めるようにするオートブースタ方式を用いる
ようにしたインバータもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うな,インバータによるモータ起動方法によると,起動
トルクが環境気温に影響されやすい装置,例えば,潤滑
油にグリースを用いる等の夏季起動時には摩擦抵抗は低
いが冬季起動時には摩擦抵抗が大になるような装置に用
いるモータを起動するには,固定ブースト方式は季節変
化等に対応してブースト電圧を調節し直す必要がある。
又,オートブースト方式によっても,どのような環境温
度の変化にも対応して速やかに安定なモータ起動を行う
ことは困難であるという問題があった。本発明は上記従
来の問題点を対策して,モータ起動時に必要なブースト
量を起動時における環境温度に対応して自己学習によっ
て適切な値に自動設定できるようにし,よって,ブース
ト電圧を常に最適に近く維持することによって季節温度
の変化に関係なく常に安定速やかに起動できる交流モー
タの起動方法およびその装置を得ることを課題としてい
る。
うな,インバータによるモータ起動方法によると,起動
トルクが環境気温に影響されやすい装置,例えば,潤滑
油にグリースを用いる等の夏季起動時には摩擦抵抗は低
いが冬季起動時には摩擦抵抗が大になるような装置に用
いるモータを起動するには,固定ブースト方式は季節変
化等に対応してブースト電圧を調節し直す必要がある。
又,オートブースト方式によっても,どのような環境温
度の変化にも対応して速やかに安定なモータ起動を行う
ことは困難であるという問題があった。本発明は上記従
来の問題点を対策して,モータ起動時に必要なブースト
量を起動時における環境温度に対応して自己学習によっ
て適切な値に自動設定できるようにし,よって,ブース
ト電圧を常に最適に近く維持することによって季節温度
の変化に関係なく常に安定速やかに起動できる交流モー
タの起動方法およびその装置を得ることを課題としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に基づく交流モータの起動方法においては,所
定の起動電圧による交流モータの起動に失敗した時には
この交流モータの起動動作を停止した後所定時間後に前
記起動電圧に所定量の加算電圧を加えたブースト電圧に
よって再起動し,起動に成功すると,前記加算電圧より
も小なる減算電圧を前記ブーズト電圧より差し引いた電
圧を次回起動時における起動電圧とするようにした。上
記増減するブースト電圧を作成するにはアップ値に対し
てダウン値を小なるごとく構成したアップダウンカウン
タ機能に単位電圧を積算するようにするのが効果的であ
る。また,本発明に基づく交流モータの起動装置におい
ては,交流モータの起動時には所定の起動電圧に所定の
手段で作成したブースト電圧を重畳し,この交流モータ
の起動失敗を検知すると起動停止所定時間後に前記ブー
スト電圧を所定量増加して再起動し,起動に成功する
と,ブースト電圧を前記増加量よりも少量減少させて次
回起動時に使用するように記憶させる各手段を設けた。
上記増減させるブースト電圧は,アップ値に対してダウ
ン値を小なるごとく構成し,起動失敗時にはアップし,
起動成功時にはダウンさせるように構成したアップダウ
ンカウンタに単位電圧を積算するようにするのが効果的
である。さらに,上記記憶手段またはアップダウンカウ
ンタに電源遮断時においても少なくとも所定時間記憶内
容の消失を防止するメモリバックアップ手段を設けるこ
とが効果的である。
に本発明に基づく交流モータの起動方法においては,所
定の起動電圧による交流モータの起動に失敗した時には
この交流モータの起動動作を停止した後所定時間後に前
記起動電圧に所定量の加算電圧を加えたブースト電圧に
よって再起動し,起動に成功すると,前記加算電圧より
も小なる減算電圧を前記ブーズト電圧より差し引いた電
圧を次回起動時における起動電圧とするようにした。上
記増減するブースト電圧を作成するにはアップ値に対し
てダウン値を小なるごとく構成したアップダウンカウン
タ機能に単位電圧を積算するようにするのが効果的であ
る。また,本発明に基づく交流モータの起動装置におい
ては,交流モータの起動時には所定の起動電圧に所定の
手段で作成したブースト電圧を重畳し,この交流モータ
の起動失敗を検知すると起動停止所定時間後に前記ブー
スト電圧を所定量増加して再起動し,起動に成功する
と,ブースト電圧を前記増加量よりも少量減少させて次
回起動時に使用するように記憶させる各手段を設けた。
上記増減させるブースト電圧は,アップ値に対してダウ
ン値を小なるごとく構成し,起動失敗時にはアップし,
起動成功時にはダウンさせるように構成したアップダウ
ンカウンタに単位電圧を積算するようにするのが効果的
である。さらに,上記記憶手段またはアップダウンカウ
ンタに電源遮断時においても少なくとも所定時間記憶内
容の消失を防止するメモリバックアップ手段を設けるこ
とが効果的である。
【0005】
【作用】本発明に基づく交流モータの起動方法において
は,上述したような方法にしたので,起動に失敗すると
所定量増加した起動電圧によって再起動動作を行い,起
動に成功すると前記増分より少ない量減少した起動電圧
を次回の起動電圧として使用させることができる。従っ
て,冬季,あるいは,夏季等における環境温度変化に対
応して適切な起動特性が自己学習によって得ることがで
き,起動電圧を常に最適に近く維持することによって季
節温度の変化に関係なく常に安定速やかに起動できる。
上記ブースト電圧と減算電圧を設定するのにアップ値に
対してダウン値を小なるごとく構成したアップダウンカ
ウンタ機能に単位電圧を積算するようにすることによっ
て簡単な手段で所期の目的を達成することができる。ま
た,本発明に基づく交流モータの起動装置においても,
上述のように構成したので,起動に失敗すると所定量増
加した起動電圧によって再起動動作を行い,起動に成功
すると前記増分より少ない量減少した起動電圧を次回の
起動電圧として使用させることができる。従って,冬
季,あるいは,夏季等における環境温度変化に対応して
適切な起動特性が自己学習によって得ることができ,起
動電圧を常に最適に近く維持することによって季節温度
の変化に関係なく常に安定速やかに起動できる。上記ブ
ースト電圧と減算電圧を設定するのにアップ値に対して
ダウン値を小なるごとく構成したアップダウンカウンタ
に単位電圧を積算するようにすることによって簡単な手
段で初期の目的を達成することができる。さらに,上記
記憶手段またはアップダウンカウンタに電源遮断時にお
いても少なくとも所定時間記憶内容の消失を防止するメ
モリバックアップ手段を設けることによって,環境温度
変化の少ない短期間をおいて継続してこの起動装置を使
用するときは,前回記憶した起動電圧によって起動を開
始するので短時間でモータ起動に成功する。
は,上述したような方法にしたので,起動に失敗すると
所定量増加した起動電圧によって再起動動作を行い,起
動に成功すると前記増分より少ない量減少した起動電圧
を次回の起動電圧として使用させることができる。従っ
て,冬季,あるいは,夏季等における環境温度変化に対
応して適切な起動特性が自己学習によって得ることがで
き,起動電圧を常に最適に近く維持することによって季
節温度の変化に関係なく常に安定速やかに起動できる。
上記ブースト電圧と減算電圧を設定するのにアップ値に
対してダウン値を小なるごとく構成したアップダウンカ
ウンタ機能に単位電圧を積算するようにすることによっ
て簡単な手段で所期の目的を達成することができる。ま
た,本発明に基づく交流モータの起動装置においても,
上述のように構成したので,起動に失敗すると所定量増
加した起動電圧によって再起動動作を行い,起動に成功
すると前記増分より少ない量減少した起動電圧を次回の
起動電圧として使用させることができる。従って,冬
季,あるいは,夏季等における環境温度変化に対応して
適切な起動特性が自己学習によって得ることができ,起
動電圧を常に最適に近く維持することによって季節温度
の変化に関係なく常に安定速やかに起動できる。上記ブ
ースト電圧と減算電圧を設定するのにアップ値に対して
ダウン値を小なるごとく構成したアップダウンカウンタ
に単位電圧を積算するようにすることによって簡単な手
段で初期の目的を達成することができる。さらに,上記
記憶手段またはアップダウンカウンタに電源遮断時にお
いても少なくとも所定時間記憶内容の消失を防止するメ
モリバックアップ手段を設けることによって,環境温度
変化の少ない短期間をおいて継続してこの起動装置を使
用するときは,前回記憶した起動電圧によって起動を開
始するので短時間でモータ起動に成功する。
【0006】
【実施例】次に,本発明に基づく交流モータの起動方法
およびその装置を図を参照して詳細に説明する。図1は
本発明の交流モータの起動方法に基づいて構成した交流
モータの起動装置(以下起動装置と略称する)を説明す
るブロック構成図である。本ブロック構成図は起動装置
の機能を説明するために基本構成をブロックで示したも
のであって,電源回路その他周辺回路と接続回路およ
び,基本構成を示すブロック内の詳細回路は市販の各種
回路部品によって容易に構成できるので,その詳細の図
記は省略している。図1において,符号1は直流電源で
あって,インバータ2によって所定の周波数と電圧に変
換して交流モータ(以下モータと略称する)3に供給さ
れている。符号10はインバータの制御装置本体機能
(以下制御装置本体と称す)を示していて,例えば,所
定の制御条件と操作プログラムを記憶させた記憶回路1
0aと所定の制御データを記録する記憶回路10bとを
付設し,過電流検出機能10c,インバータ動作判定機
能10d,時計機能10e等を備えたマイクロコンピュ
ータ等の演算処理装置によって構成されている。制御装
置本体10とインバータ2との間にはインバータ2の状
態信号28を制御装置本体機能10に伝送する信号線が
設けられている。符号11はモータの起動失敗判定回路
であって,制御装置本体10から,過電流検出信号21
とモータ起動失敗判定条件を示す帰還信号22が入力し
ている。起動失敗判定回路11からは起動失敗信号23
がアップダウンカウンタ12の+2入力部に入力し,起
動成功信号24がアップダウンカウンタ12のー1入力
部に入力している。アップダウンカウンタ12はよく知
られるように所定数の加減算機能と演算結果を記憶蓄積
して記憶する機能を有している。また,アップダウンカ
ウンタ12の出力はブースト電圧設定用の積算回路(以
下積算回路と略称する)13に入力している。又,積算
回路13には,制御装置本体10から単位ブースト量信
号を示す単位電圧信号25が入力している。起動失敗判
定回路11からの起動失敗信号23は又,制御装置本体
10に伝送される。
およびその装置を図を参照して詳細に説明する。図1は
本発明の交流モータの起動方法に基づいて構成した交流
モータの起動装置(以下起動装置と略称する)を説明す
るブロック構成図である。本ブロック構成図は起動装置
の機能を説明するために基本構成をブロックで示したも
のであって,電源回路その他周辺回路と接続回路およ
び,基本構成を示すブロック内の詳細回路は市販の各種
回路部品によって容易に構成できるので,その詳細の図
記は省略している。図1において,符号1は直流電源で
あって,インバータ2によって所定の周波数と電圧に変
換して交流モータ(以下モータと略称する)3に供給さ
れている。符号10はインバータの制御装置本体機能
(以下制御装置本体と称す)を示していて,例えば,所
定の制御条件と操作プログラムを記憶させた記憶回路1
0aと所定の制御データを記録する記憶回路10bとを
付設し,過電流検出機能10c,インバータ動作判定機
能10d,時計機能10e等を備えたマイクロコンピュ
ータ等の演算処理装置によって構成されている。制御装
置本体10とインバータ2との間にはインバータ2の状
態信号28を制御装置本体機能10に伝送する信号線が
設けられている。符号11はモータの起動失敗判定回路
であって,制御装置本体10から,過電流検出信号21
とモータ起動失敗判定条件を示す帰還信号22が入力し
ている。起動失敗判定回路11からは起動失敗信号23
がアップダウンカウンタ12の+2入力部に入力し,起
動成功信号24がアップダウンカウンタ12のー1入力
部に入力している。アップダウンカウンタ12はよく知
られるように所定数の加減算機能と演算結果を記憶蓄積
して記憶する機能を有している。また,アップダウンカ
ウンタ12の出力はブースト電圧設定用の積算回路(以
下積算回路と略称する)13に入力している。又,積算
回路13には,制御装置本体10から単位ブースト量信
号を示す単位電圧信号25が入力している。起動失敗判
定回路11からの起動失敗信号23は又,制御装置本体
10に伝送される。
【0007】アップダウンカウンタ12は,図4に示す
ように電源遮断時においても所定時間そのカウンタ内容
を記憶することのできるように,コンデンサ等を用いた
電源バックアップ用の蓄電機能を備えている。図4にお
いて12はアップダウンカウンタ,12aはプラス電源
部,12bはグランドであるマイナス電源部を示してい
る。17は蓄電能力を有するコンデンサ,18はダイオ
ード,19はプラス電源母線である。従って本起動装置
が稼働中はプラス電源母線19の電圧がコンデンサ17
に蓄電され,プラス電源母線19から電源が供給されな
い場合は前記コンデンサ17に蓄電された電荷がアップ
ダウンカウンタ12に供給される。この場合ダイオード
18の特性によってコンデンサ17に蓄電された電荷は
アップダウンカウンタ12以外の回路には供給されな
い。アップダウンカウンタ12には,コンデンサ17に
蓄電されない状態における電源投入時に作動して,所定
の最低ブースト電圧を指定するカウンタ内容にセットす
るセット回路(図示せず)が設けられている。積算回路
13出力は電圧設定回路14に入力して制御装置本体1
0から供給される基準電圧信号26に加算された後PW
M回路15に入力する。PWM回路においては,制御装
置本体10から入力される周波数を指定する信号27に
よって,この周波数で電圧設定回路14から入力される
電圧信号に対応するデユティ比のパルス信号が作成さ
れ,トリガ回路16を経由してインバータ2に入力して
いる。インバータ2においてはこのインバータ回路の主
体をなすスイッチング素子を前期パルス信号が駆動する
ので,所定の周波数で所定の電圧がモータ3に供給され
る。
ように電源遮断時においても所定時間そのカウンタ内容
を記憶することのできるように,コンデンサ等を用いた
電源バックアップ用の蓄電機能を備えている。図4にお
いて12はアップダウンカウンタ,12aはプラス電源
部,12bはグランドであるマイナス電源部を示してい
る。17は蓄電能力を有するコンデンサ,18はダイオ
ード,19はプラス電源母線である。従って本起動装置
が稼働中はプラス電源母線19の電圧がコンデンサ17
に蓄電され,プラス電源母線19から電源が供給されな
い場合は前記コンデンサ17に蓄電された電荷がアップ
ダウンカウンタ12に供給される。この場合ダイオード
18の特性によってコンデンサ17に蓄電された電荷は
アップダウンカウンタ12以外の回路には供給されな
い。アップダウンカウンタ12には,コンデンサ17に
蓄電されない状態における電源投入時に作動して,所定
の最低ブースト電圧を指定するカウンタ内容にセットす
るセット回路(図示せず)が設けられている。積算回路
13出力は電圧設定回路14に入力して制御装置本体1
0から供給される基準電圧信号26に加算された後PW
M回路15に入力する。PWM回路においては,制御装
置本体10から入力される周波数を指定する信号27に
よって,この周波数で電圧設定回路14から入力される
電圧信号に対応するデユティ比のパルス信号が作成さ
れ,トリガ回路16を経由してインバータ2に入力して
いる。インバータ2においてはこのインバータ回路の主
体をなすスイッチング素子を前期パルス信号が駆動する
ので,所定の周波数で所定の電圧がモータ3に供給され
る。
【0008】次に,上述した起動装置を示す回路による
起動方法とその動作作用を図2に示すフロー図と,図3
に示す特性図をも参照して詳細に説明する。図3は従来
の技術で示した図5に対応していて横軸に周波数F,縦
軸に電圧Vを示している。Frateはインバータから
モータに供給されるこのモータの定格周波数であって,
Vrateは周波数Frateにおける電圧である。F
minはインバータからモータに供給するこのモータの
起動周波数である最低周波数であって,Vminは周波
数Fminにおける基準電圧である。インバータ出力は
周波数Fmin,電圧Vminでモータが起動すると,
インバータ2の出力周波数と電圧は制御装置本体10か
ら出力される所定の条件に従い,周波数Frateとこ
の周波数Frateに対応する電圧Vrateまで特性
線Kに従って変化する。しかしながら,通常は,周波数
Fminにおいて電圧Vminでモータを起動するのが
困難であって,ブースト電圧をVminに加えて,例え
ば電圧bで起動動作を行う。モータを起動するために制
御装置本体10の起動スイッチ(図示せず)を投入する
と,記憶装置10aに予め記憶されたシーケンス条件に
従い,また,記憶装置10bに記憶された制御データに
従って,図2に示すようにインバータが起動される。イ
ンバータ2の作動状態を示す状態信号28は制御装置本
体10に伝送される。起動失敗判定回路11には,制御
装置本体10から,過電流検出信号21とモータ起動失
敗判定条件を示す帰還信号22が入力している。アップ
ダウンカウンタ12は電源をバックアップするコンデン
サ17の蓄電電荷によって電源遮断時にも稼働して所定
期間そのカウンタ内容を記憶しているので,前日のカウ
ンタ内容が積算回路13に入力し,制御装置本体10か
ら入力している単位電圧信号25に前記カウンタ内容を
積算してブースト電圧が作成される。このブースト電圧
は電圧設定回路14に入力して制御装置本体10から供
給される基準電圧信号26に加算された後PWM回路1
5に入力する。PWM回路においては,制御装置本体1
0から入力される起動周波数を指定する信号27と前記
電圧設定回路14からの出力信号によって,所定の周波
数で前記電圧設定回路14から入力される電圧信号に対
応するデユティ比のPWMパルス信号を作成し,トリガ
回路16を経由してインバータ2に入力する。従って,
インバータ2からはモータ3に,所定の起動周波数で,ア
ップダウンカンタ12にセットされた内容に従ったブー
スト電圧とこの起動周波数に対応するに基準電圧とが加
算された電圧が供給される。即ち,図3において,起動
周波数Fminにおける電圧aがインバータ2からモー
タ3に供給される。インバータ2の出力電流値は検出さ
れ,状態信号28として制御装置本体10に伝送され
る。過電流検出機能10cにおいては,記憶装置10b
に記憶されたこのインバータ2の出力条件における基準
電流値と状態信号28の内容を比較して,インバータ2
の出力電流がこの基準電流値よりも大であると過電流検
出信号21がモータ起動失敗判定回路11に入力する。
起動方法とその動作作用を図2に示すフロー図と,図3
に示す特性図をも参照して詳細に説明する。図3は従来
の技術で示した図5に対応していて横軸に周波数F,縦
軸に電圧Vを示している。Frateはインバータから
モータに供給されるこのモータの定格周波数であって,
Vrateは周波数Frateにおける電圧である。F
minはインバータからモータに供給するこのモータの
起動周波数である最低周波数であって,Vminは周波
数Fminにおける基準電圧である。インバータ出力は
周波数Fmin,電圧Vminでモータが起動すると,
インバータ2の出力周波数と電圧は制御装置本体10か
ら出力される所定の条件に従い,周波数Frateとこ
の周波数Frateに対応する電圧Vrateまで特性
線Kに従って変化する。しかしながら,通常は,周波数
Fminにおいて電圧Vminでモータを起動するのが
困難であって,ブースト電圧をVminに加えて,例え
ば電圧bで起動動作を行う。モータを起動するために制
御装置本体10の起動スイッチ(図示せず)を投入する
と,記憶装置10aに予め記憶されたシーケンス条件に
従い,また,記憶装置10bに記憶された制御データに
従って,図2に示すようにインバータが起動される。イ
ンバータ2の作動状態を示す状態信号28は制御装置本
体10に伝送される。起動失敗判定回路11には,制御
装置本体10から,過電流検出信号21とモータ起動失
敗判定条件を示す帰還信号22が入力している。アップ
ダウンカウンタ12は電源をバックアップするコンデン
サ17の蓄電電荷によって電源遮断時にも稼働して所定
期間そのカウンタ内容を記憶しているので,前日のカウ
ンタ内容が積算回路13に入力し,制御装置本体10か
ら入力している単位電圧信号25に前記カウンタ内容を
積算してブースト電圧が作成される。このブースト電圧
は電圧設定回路14に入力して制御装置本体10から供
給される基準電圧信号26に加算された後PWM回路1
5に入力する。PWM回路においては,制御装置本体1
0から入力される起動周波数を指定する信号27と前記
電圧設定回路14からの出力信号によって,所定の周波
数で前記電圧設定回路14から入力される電圧信号に対
応するデユティ比のPWMパルス信号を作成し,トリガ
回路16を経由してインバータ2に入力する。従って,
インバータ2からはモータ3に,所定の起動周波数で,ア
ップダウンカンタ12にセットされた内容に従ったブー
スト電圧とこの起動周波数に対応するに基準電圧とが加
算された電圧が供給される。即ち,図3において,起動
周波数Fminにおける電圧aがインバータ2からモー
タ3に供給される。インバータ2の出力電流値は検出さ
れ,状態信号28として制御装置本体10に伝送され
る。過電流検出機能10cにおいては,記憶装置10b
に記憶されたこのインバータ2の出力条件における基準
電流値と状態信号28の内容を比較して,インバータ2
の出力電流がこの基準電流値よりも大であると過電流検
出信号21がモータ起動失敗判定回路11に入力する。
【0009】また,制御装置本体10に設けた時計機能
10eが起動する。この時計機能10eが予め設定され
た所定の時間計時するか,同じく制御装置本体10に設
けたインバータ動作判定機能10dがインバータ2から
の状態信号28に含まれて送られてくる信号によってイ
ンバータ2がトリップしたことを検知すると,帰還信号
22をモータ起動失敗判定回路11に入力する。 モー
タ起動失敗判定回路11においては,過電流検出信号2
1と帰還信号22の両者が入力されたことを検知する
と,モータの起動失敗と判定してアップダウンカウンタ
12の+2入力部に信号を送ってアップダウンカウンタ
12に2を加え込む。また,起動失敗判定回路11から
の起動失敗信号23は制御装置本体10にも入力して時
計機能10eを再起動する。即ち,図2において,モー
タ起動操作してインバータが起動した後モータ起動失敗
と判定するとカウンタに2を加え込むとともに時計をセ
ットする。この時計機能が予め設定された所定の時間計
時すると,インバータ2を再起動するように制御装置本
体10は前述した動作を再び開始する。アップダウンカ
ウンタ12のセット内容は当初より2増加しているの
で,図3に示すように電圧bがインバータ2から出力し
てモータ3に供給される。図3に示すように今回もモー
タ起動に失敗すると次に電圧cがインバータ2から出力
してモータ3に供給される。制御装置本体10は記憶装
置10aと10bに記憶された所定の条件に従ってイン
バータの周波数を指定する信号27を連続的に変化させ
るとともに,この周波数に対応する単位電圧信号25と
基準電圧信号26を変化させる。従って,インバータ2
からモータ3に供給される周波数と電圧は特性線Cに沿
って変化する。インバータ3の状態信号28が異常信号
を伝達せず周波数が図3に示すFoになるとインバータ
動作判定機能10dが所定の信号を帰還信号22によっ
てモータ起動失敗判定回路11に入力する。モータ起動
失敗判定回路11においては上記帰還信号22と,過電
流信号21が存在しないところから,モータ起動が成功
したと判定してアップダウンカウンタ12のー1入力部
に入力する。従って図2に示すようにカウンタの内容は
1減算される。このアップダウンカウンタ12の内容は
次回の起動時において使用される。即ち,次回の起動時
にはインバータ2の出力電圧は図3に示すように電圧c
から単位電圧減算された電圧dがモータ3に供給され
る。アップダウンカウンタ12の電源は,前述したよう
に所定時間カウンタ内容を記憶することのできるコンデ
ンサ等を用いた蓄電機能を備えているので,環境温度変
化の少ない短期間後に再起動するときには上記のように
適切なブースト電圧によって起動される。長期期間経過
してから起動する場合,蓄電電圧が減少してアップダウ
ンカウンタ12の内容が消去されていると,電源投入に
よって所定値にセットされるので電圧aによって起動さ
れる。従って,環境温度が変化した場合に過大なブース
ト電圧が起動当初から出力される恐れを防止することが
できる。又,急勾配で加速するインバータにおいても適
切に対応して確実安定に起動することができる。
10eが起動する。この時計機能10eが予め設定され
た所定の時間計時するか,同じく制御装置本体10に設
けたインバータ動作判定機能10dがインバータ2から
の状態信号28に含まれて送られてくる信号によってイ
ンバータ2がトリップしたことを検知すると,帰還信号
22をモータ起動失敗判定回路11に入力する。 モー
タ起動失敗判定回路11においては,過電流検出信号2
1と帰還信号22の両者が入力されたことを検知する
と,モータの起動失敗と判定してアップダウンカウンタ
12の+2入力部に信号を送ってアップダウンカウンタ
12に2を加え込む。また,起動失敗判定回路11から
の起動失敗信号23は制御装置本体10にも入力して時
計機能10eを再起動する。即ち,図2において,モー
タ起動操作してインバータが起動した後モータ起動失敗
と判定するとカウンタに2を加え込むとともに時計をセ
ットする。この時計機能が予め設定された所定の時間計
時すると,インバータ2を再起動するように制御装置本
体10は前述した動作を再び開始する。アップダウンカ
ウンタ12のセット内容は当初より2増加しているの
で,図3に示すように電圧bがインバータ2から出力し
てモータ3に供給される。図3に示すように今回もモー
タ起動に失敗すると次に電圧cがインバータ2から出力
してモータ3に供給される。制御装置本体10は記憶装
置10aと10bに記憶された所定の条件に従ってイン
バータの周波数を指定する信号27を連続的に変化させ
るとともに,この周波数に対応する単位電圧信号25と
基準電圧信号26を変化させる。従って,インバータ2
からモータ3に供給される周波数と電圧は特性線Cに沿
って変化する。インバータ3の状態信号28が異常信号
を伝達せず周波数が図3に示すFoになるとインバータ
動作判定機能10dが所定の信号を帰還信号22によっ
てモータ起動失敗判定回路11に入力する。モータ起動
失敗判定回路11においては上記帰還信号22と,過電
流信号21が存在しないところから,モータ起動が成功
したと判定してアップダウンカウンタ12のー1入力部
に入力する。従って図2に示すようにカウンタの内容は
1減算される。このアップダウンカウンタ12の内容は
次回の起動時において使用される。即ち,次回の起動時
にはインバータ2の出力電圧は図3に示すように電圧c
から単位電圧減算された電圧dがモータ3に供給され
る。アップダウンカウンタ12の電源は,前述したよう
に所定時間カウンタ内容を記憶することのできるコンデ
ンサ等を用いた蓄電機能を備えているので,環境温度変
化の少ない短期間後に再起動するときには上記のように
適切なブースト電圧によって起動される。長期期間経過
してから起動する場合,蓄電電圧が減少してアップダウ
ンカウンタ12の内容が消去されていると,電源投入に
よって所定値にセットされるので電圧aによって起動さ
れる。従って,環境温度が変化した場合に過大なブース
ト電圧が起動当初から出力される恐れを防止することが
できる。又,急勾配で加速するインバータにおいても適
切に対応して確実安定に起動することができる。
【0010】図1に示した回路は本発明に基づく機能を
示したものであって,各機能ブロックは個々に回路によ
って構成しても,適宜組み合わせて構成した回路素子を
用いても,制御装置本体10に吸収させても良い。制御
装置本体10は,所定の制御条件と操作プログラムを記
憶させた記憶回路10aと所定の制御データを記録する
記憶回路10bとを付設し,過電流検出機能10c,イ
ンバータ動作判定機能10d,時計機能10e等を備え
た演算処理装置によって構成されているように説明した
が,本発明に基づく所定の機能を備えるように構成すれ
ば,その他の任意適切な構成をなすようしても良い。起
動失敗時にはアップダウンカウンタに2加算し,起動成
功時にはアップダウンカウンタから1減算するように説
明したが,アップダウンカウンタ機能を制御装置本体に
設けるようにしても良く,その場合はカウント内容を所
定の記憶手段に記憶させ,この記憶手段に電源遮断時の
電源バックアップ機能を設けるようにしても良い。ま
た,起動失敗時には2以外の数値を加算し,起動成功時
には1以外の前記加算値以下の数値を減算するようにし
ても良く。その場合,演算結果の内容数に対応して加算
数減算数を一定数ではなく適切に変化させるようにして
も良い。また,アップダウンカウンタの電源が低下して
いる時の電源投入時に,このアップダウンカウンタの内
容を所定値にセットするように説明したがアップダウン
カウンタは完全にリセットして基準電圧2に電圧aを指
定する電圧信号26を伝送する等本発明の技術思想の範
囲で任意適切な手段を採用することができる。また,以
上の機能をマイクロプロセッサを用いて実現しても良
い。また電源バックアップ用にコンデンサを用いるよう
に説明したが,用途条件に対応してコンデンサ以外,例
えば電池を用いるようにしても良い。本発明に基づくブ
ースト電圧設定手段は,図3に示した以外のインバータ
出力周波数電圧特性を有するインバータやPWM以外の
構成をなすインバータにも適用できることは勿論であ
る。
示したものであって,各機能ブロックは個々に回路によ
って構成しても,適宜組み合わせて構成した回路素子を
用いても,制御装置本体10に吸収させても良い。制御
装置本体10は,所定の制御条件と操作プログラムを記
憶させた記憶回路10aと所定の制御データを記録する
記憶回路10bとを付設し,過電流検出機能10c,イ
ンバータ動作判定機能10d,時計機能10e等を備え
た演算処理装置によって構成されているように説明した
が,本発明に基づく所定の機能を備えるように構成すれ
ば,その他の任意適切な構成をなすようしても良い。起
動失敗時にはアップダウンカウンタに2加算し,起動成
功時にはアップダウンカウンタから1減算するように説
明したが,アップダウンカウンタ機能を制御装置本体に
設けるようにしても良く,その場合はカウント内容を所
定の記憶手段に記憶させ,この記憶手段に電源遮断時の
電源バックアップ機能を設けるようにしても良い。ま
た,起動失敗時には2以外の数値を加算し,起動成功時
には1以外の前記加算値以下の数値を減算するようにし
ても良く。その場合,演算結果の内容数に対応して加算
数減算数を一定数ではなく適切に変化させるようにして
も良い。また,アップダウンカウンタの電源が低下して
いる時の電源投入時に,このアップダウンカウンタの内
容を所定値にセットするように説明したがアップダウン
カウンタは完全にリセットして基準電圧2に電圧aを指
定する電圧信号26を伝送する等本発明の技術思想の範
囲で任意適切な手段を採用することができる。また,以
上の機能をマイクロプロセッサを用いて実現しても良
い。また電源バックアップ用にコンデンサを用いるよう
に説明したが,用途条件に対応してコンデンサ以外,例
えば電池を用いるようにしても良い。本発明に基づくブ
ースト電圧設定手段は,図3に示した以外のインバータ
出力周波数電圧特性を有するインバータやPWM以外の
構成をなすインバータにも適用できることは勿論であ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明に基づく交流モータの起動方法に
おいては上述したような方法とし,またその装置におい
ては上述のように構成したので,次のような優れた効果
が得られる。 起動頻度が高く,かつ,急勾配で加速するインバータ
においてもブースト電圧を常に最適に維持できる。 冬季,あるいは,夏季等における環境温度変化に対応
して適切なブースト電圧が自動的に得られるので優れた
起動特性を得ることができる。 ブースト電圧は冬季,あるいは,夏季等における環境
温度変化に対応して自動的な自己学習によって容易確実
に得ることができる。 ブースト電圧を得るのに詳述したようにアップ値とダ
ウン値を変化させたアップダウンカウンタの内容値に単
位電圧を積算するようにした場合は簡単な構成で自己学
習を行わせることができる。 アップダウンカウンタの電源または記憶手段の電源に
電源バックアップ機能を設ける場合は,冬季あるいは夏
季等の季節変動においても,それぞれの環境温度に適し
たブースト電圧によって速やかにモータの起動が実行で
きる。
おいては上述したような方法とし,またその装置におい
ては上述のように構成したので,次のような優れた効果
が得られる。 起動頻度が高く,かつ,急勾配で加速するインバータ
においてもブースト電圧を常に最適に維持できる。 冬季,あるいは,夏季等における環境温度変化に対応
して適切なブースト電圧が自動的に得られるので優れた
起動特性を得ることができる。 ブースト電圧は冬季,あるいは,夏季等における環境
温度変化に対応して自動的な自己学習によって容易確実
に得ることができる。 ブースト電圧を得るのに詳述したようにアップ値とダ
ウン値を変化させたアップダウンカウンタの内容値に単
位電圧を積算するようにした場合は簡単な構成で自己学
習を行わせることができる。 アップダウンカウンタの電源または記憶手段の電源に
電源バックアップ機能を設ける場合は,冬季あるいは夏
季等の季節変動においても,それぞれの環境温度に適し
たブースト電圧によって速やかにモータの起動が実行で
きる。
【図1】本発明の交流モータの起動方法に基づいて構成
した交流モータの起動装置を説明するブロック構成図で
ある。
した交流モータの起動装置を説明するブロック構成図で
ある。
【図2】本発明の交流モータの起動方法を図1に示すブ
ロック構成図によって説明するフロー図である。
ロック構成図によって説明するフロー図である。
【図3】本発明に基づくブースト電圧の自己学習状況を
説明するインバータ出力の周波数電圧特性を示す特性図
である。
説明するインバータ出力の周波数電圧特性を示す特性図
である。
【図4】図1に示すアップダウンカウンタの電源バック
アップ回路を説明するブロック構成図である。
アップ回路を説明するブロック構成図である。
【図5】交流モータ駆動用の一般的インバータの周波数
電圧特性を示す特性図である。
電圧特性を示す特性図である。
1:直流電源 2:インバータ 3:交流モータ 10:インバータの制御装置本体機能(制御装置本体) 11:起動失敗判定回路 12:アップダウンカウンタ 13:ブースト電圧設定用積算回路 14:電圧設定回路 15:PWM回路 17:電源バックアップ用コンデンサ
Claims (5)
- 【請求項1】 インバータによって電力を供給される交
流モータの起動方法において,所定の基準電圧に所定手
段により作成されるブースト電圧を加算して得られる起
動電圧による当該交流モータの起動に失敗した時には,
当該交流モータの起動動作を停止した後所定時間後に前
記ブースト電圧に所定の加算電圧を重畳し増加させた再
起動電圧によって再起動し,起動に成功すると,前記加
算電圧よりも所定値だけ小なる減算電圧を前記ブースト
電圧より差し引き減少させた電圧を次回起動時における
ブースト電圧とするごとく少なくとも所定時間記憶する
ことを特徴とする交流モータの起動方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の交流モータの起動方法に
おいて,前記増減するブースト電圧は,アップ値に対し
てダウン値を小なるごとく構成したアップダウンカウン
タ機能の内容値に所定の単位電圧を積算して得るように
したことを特徴とする請求項1記載の交流モータの起動
方法。 - 【請求項3】 インバータによって電力を供給される交
流モータの制御装置において,当該交流モータの起動時
における当該インバータの起動周波数と該周波数に対応
する所定の起動電圧とを記憶する手段と,当該交流モー
タの起動時には前記起動電圧に所定の手段で作成したブ
ースト電圧を重畳して当該交流モータに印加する手段
と,当該交流モータの起動失敗を検知すると当該交流モ
ータへの電力供給を停止する手段と,当該交流モータの
起動失敗後所定時間後に当該交流モータの再起動動作を
指令する手段と,当該交流モータの起動失敗時にはブー
スト電圧を増加すべき所定量の増分を作成する手段と,
当該交流モータの起動成功時にはブースト電圧を減少す
べき前記増分よりも小なる所定量の減少分を作成し少な
くとも所定時間記憶する手段と,を備えたことを特徴と
する交流モータの起動装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の交流モータの起動装置に
おいて,前記ブースト電圧は,アップ値に対してダウン
値を小なるごとく構成し,起動失敗時にはブースト電圧
を増加すべき所定量の増分を作成する手段としてアップ
し,起動成功時にはブースト電圧を減少すべき減少分を
作成する手段としダウンするごとく構成したアップダウ
ンカウンタに単位電圧を積算して得るようにしたことを
特徴とする請求項3記載の交流モータの起動装置。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の交流モー
タの起動装置において,前記記憶手段またはアップダウ
ンカウンタの電源遮断時においても少なくとも所定時間
記憶内容の消失を防止するための電源バックアップ手段
を設けたことを特徴とする請求項3または4記載の交流
モータの起動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26135891A JPH0576190A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 交流モ−タの起動方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26135891A JPH0576190A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 交流モ−タの起動方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576190A true JPH0576190A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=17360737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26135891A Pending JPH0576190A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 交流モ−タの起動方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0576190A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003079161A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-14 | Densei Lambda Kk | 電力供給方法およびこれを用いた無停電電源装置 |
| JP2010074883A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Nidec Shibaura Corp | モータの駆動装置 |
| CN109883024A (zh) * | 2019-03-08 | 2019-06-14 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器、负载的控制方法、装置和计算机可读存储介质 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP26135891A patent/JPH0576190A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003079161A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-14 | Densei Lambda Kk | 電力供給方法およびこれを用いた無停電電源装置 |
| JP2010074883A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Nidec Shibaura Corp | モータの駆動装置 |
| CN109883024A (zh) * | 2019-03-08 | 2019-06-14 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器、负载的控制方法、装置和计算机可读存储介质 |
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