JPH0576691A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH0576691A
JPH0576691A JP3268985A JP26898591A JPH0576691A JP H0576691 A JPH0576691 A JP H0576691A JP 3268985 A JP3268985 A JP 3268985A JP 26898591 A JP26898591 A JP 26898591A JP H0576691 A JPH0576691 A JP H0576691A
Authority
JP
Japan
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drum
eccentric load
vibration
mercury switch
rotation speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP3268985A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Nishino
雅文 西野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0576691A publication Critical patent/JPH0576691A/ja
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多段階の脱水回転数に対応する異常振動の検
出を可能とする。 【構成】 外槽の振動に対して動作すべく外槽に設けら
れた、その動作特性が異なる2つの水銀スイッチ(第1
水銀スイッチ15,第2水銀スイッチ16)と、ドラムの回
転数を検出する近接センサ13とをセンサとして備え、ま
た、演算手段として、マイクロコンピュータ100 を備え
ている。マイクロコンピュータ100 は、2つの水銀スイ
ッチが動作する振動が外槽に生じるべき、ドラムの回転
数とドラム内の偏芯荷重との組み合わせ関係を水銀スイ
ッチ毎に記憶しており、夫々の水銀スイッチが動作した
際に検出されたドラムの回転数に基づき、前記組み合わ
せ関係を用いて、夫々の水銀スイッチが動作した際のド
ラム内の偏芯荷重を水銀スイッチ毎に求め、求めた2つ
の偏芯荷重と、これらの夫々に対応するドラムの回転数
とに基づいて、前記設定回転数での偏芯荷重を推定し、
推定した偏芯荷重と、前記設定回転数毎に予め定められ
た許容偏芯荷重とを比較し、この比較結果に基づいて外
槽の異常振動を判定する機能を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】フレーム内に外槽を支持し、該外槽内に
洗濯槽である横軸型のドラムを回動又は回転自在に弾性
的に支持してあり、前記ドラムを低速で往復回動させて
洗い工程及びすすぎ工程を実行し、前記ドラムを高速で
回転させて脱水工程を実行するドラム式の洗濯機があ
る。
【0003】このような構成のドラム式の洗濯機では、
脱水を行う場合、ドラム内の洗濯物の偏芯によってドラ
ムに異常振動が発生する場合がある。このような異常振
動が発生すると、危険な状態になるため、ドラムの振動
を検出し、これによって異常振動が検出された場合は、
これを回避する動作を実行するようにしなければならな
い。従来のドラム式の洗濯機においては、ドラムの振動
を検出する振動センサとして、マイクロスイッチ,加速
度センサ又は水銀スイッチを備えたものがある。
【0004】振動センサとしてマイクロスイッチを用い
た洗濯機としては、例えば、外槽の振動が所定振幅以上
となった場合に、外槽に取付けられた振動検知金具が、
洗濯機のフレームに取付けられたレバー式のマイクロス
イッチのレバーを押してマイクロスイッチを動作させる
ような構造とし、このマイクロスイッチの動作に基づい
て異常振動の検出を行うようにしたものがある(実開昭
60-30788号公報)。
【0005】しかし、このようなマイクロスイッチを用
いた場合は、マイクロスイッチの取付けの際におけるレ
バーと、振動検知金具との間隔の調整が難しいという問
題があり、また、外槽の振幅に基づいてマイクロスイッ
チが動作するので、ドラムが低速回転から高速回転に移
行する際のドラムの偏芯過重の位置によっては、同一の
偏芯過重でもマイクロスイッチが動作する場合と、動作
しない場合とがあり、検出精度が悪いという問題があっ
た。
【0006】振動センサとして加速度センサを用いた洗
濯機としては、例えば、ピエゾプラスチックフィルム等
の振動子をダイヤフラム構造とし、外槽の振動に応じた
振動子の出力電圧を外槽の振動の加速度として検出する
ものがある。
【0007】しかし、このような加速度センサを用いた
場合、加速度センサは、その構造及び回路構成が複雑で
破損の危険性が高く、またノイズに弱いため、信頼性が
低いという問題があった。
【0008】振動センサとして水銀スイッチを用いた洗
濯機としては、例えば、実公昭45-11141号公報に開示さ
れた如き水銀スイッチ1個を鉛直方向に対して所定の傾
きをもって外槽に固設し、外槽の振幅及びその振動の加
速度に関連して水銀スイッチを動作させるような構造と
し、水銀スイッチの動作に基づいて異常振動の検出を行
うようにしたものがある。このような構成の水銀スイッ
チは、加速度センサの一種であり、外槽の振幅がドラム
の脱水回転数の2乗に比例した振幅になった場合に動作
するようになっている。このような水銀スイッチを用い
た洗濯機は、水銀スイッチの構造及び回路構成が簡単で
信頼性が高く、また、取付作業が簡易であるので、マイ
クロスイッチ又は加速度センサを用いた洗濯機における
前述の如き問題点を解消するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、脱水回転数
を多段階に設定できる近年の洗濯機に、前述の如き1個
の水銀スイッチを適用すると、1個の水銀スイッチの機
能では、1種類の脱水回転数に対応する異常振動しか検
出できないという問題があった。
【0010】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、多段階の脱水回転数に対応する異常振動の検出
を可能とする洗濯機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る洗濯機は、
外槽と、洗濯物を収納し前記外槽の内部にて回転するド
ラムとを備え、該ドラムの回転数を任意の設定回転数ま
で上昇させ、その設定回転数で脱水を行う洗濯機におい
て、前記外槽の振動に対して動作すべく外槽に設けられ
た、その動作特性が異なる2つの振動感知スイッチと、
該振動感知スイッチが動作する振動が前記外槽に生じる
べき、ドラムの回転数とドラム内の偏芯荷重との組み合
わせ関係を振動感知スイッチ毎に記憶する記憶手段と、
前記ドラムの回転数を検出する手段と、夫々の振動感知
スイッチが動作した際に検出されたドラムの回転数に基
づき、前記組み合わせ関係を用いて、夫々の振動感知ス
イッチが動作した際のドラム内の偏芯荷重を振動感知ス
イッチ毎に求める手段と、該手段で求めた2つの偏芯荷
重と、これらの夫々に対応するドラムの回転数とに基づ
いて、前記設定回転数での偏芯荷重を推定する手段と、
該手段で推定した偏芯荷重と、前記設定回転数毎に予め
定められた許容偏芯荷重とを比較する手段と、該手段の
比較結果に基づいて外槽の異常振動を判定する手段とを
具備することを特徴とする。
【0012】
【作用】脱水時において、ドラム内に偏芯荷重が存在す
ると、ドラムの回転数を設定回転数まで上昇させる途中
で、前記偏芯荷重に起因する外槽の振動によって2つの
振動感知スイッチが動作する。この場合、これらの振動
感知スイッチは、その動作特性が異なるため、異なるド
ラム回転数で動作する。そして、夫々の振動感知スイッ
チが動作した際に検出されたドラムの回転数に基づき、
記憶手段に記憶された組み合わせ関係を用いて、夫々の
振動感知スイッチが動作した際のドラム内の偏芯荷重が
振動感知スイッチ毎に求められる。求めた2つの偏芯荷
重の差は、ドラムの回転数の上昇に対応する偏芯荷重の
減少量を表しているため、2つの偏芯荷重の差と、これ
らの夫々に対応するドラムの回転数の差との比に基づい
て、脱水におけるドラムの設定回転数での偏芯荷重が推
定される。このように、その動作特性が異なる2つの振
動感知スイッチによって、異なるドラム回転数で偏芯荷
重を求めると、任意の回転数での偏芯荷重を推定するこ
とができる。そして、このように設定回転数での偏芯荷
重が推定されれば、推定された偏芯荷重が、設定回転数
毎に予め定められた許容偏芯荷重を超える場合が、外槽
の異常振動であると判定される。
【0013】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。図1は本発明に係る洗濯機の縦断
面図である。
【0014】図中1は箱型の機枠であり、該機枠1の機
枠1の内部には、横軸ドラム状に形成された水槽である
外槽2が、その上方からスプリング4,4によって吊り
下げられると共にその下部をダンパー5,5によって支
持された態様で弾性的に配設されている。外槽2の内部
には、その内部に洗濯物を収納して洗濯及び脱水を行う
横軸型のドラム3が外槽2と同軸的に回動及び回転自在
に配設されている。また、外槽2の下方には、ドラム3
を回転駆動するモータ6が配設されている。
【0015】前記外槽2の外側において、ドラム3の回
転軸30に大プーリ31が取付けられている。この大プーリ
31は、環状部材310の内周に、その交叉部分に回転軸30
を嵌め入れる十字型のアーム311,311,311,311 を設けた
構成となっている。また、モータ6の駆動軸60には小プ
ーリ61が取付けられている。前記小プーリ61と大プーリ
31とは、ベルト62を介して連結されており、モータ6
は、ベルト62を介してドラム6に回転力を伝達するよう
になっている。
【0016】機枠1の上部の外側には、外槽2内に給水
を行う給水弁7と、外槽2内に蒸気を供給する蒸気弁8
とが設けられており、給水源(図示せず)から給水弁7
及び給水管70を介して外槽2内に給水がなされ、蒸気源
(図示せず)から蒸気弁8及び蒸気管80を介して外槽2
内に蒸気の供給がなされるようになっている。また、機
枠1内の最下部には、外槽2内の水を機外に排水するた
めの排水弁9が設けられており、外槽2から、その底部
に接続された排水管90と、前記排水弁9とを介して排水
がなされるようになっている。
【0017】また、外槽2の下部には、外槽2内の水位
を検出するためのエアトラップ10が接続されており、こ
のエアトラップ10は、圧力ホース11を介して機枠1内上
部の水位センサ12に接続されている。水位センサ12は、
エアトラップ10内の圧力変化を外槽2の水位変化として
検出するものである。また、外槽2の外部の大プーリ31
と対向する位置には、ドラム3の回転数を検出するため
の近接センサ13が設けられている。この近接センサ13
は、アーム311 の通過を検出し、その検出結果を後述す
るマイクロコンピュータ100 に与えるようになってい
る。マイクロコンピュータ100 では、1本のアーム311
が通過してからその次のアーム311 が通過するまでの時
間を計測し、その計測結果に基づいてドラム3の回転数
を検出するようになっている。
【0018】また、外槽2の外側の上部には、矩形の板
状の水銀スイッチ取付部材14が取付けられており、この
水銀スイッチ取付部材14には、ドラム3の異常振動を検
出するための第1水銀スイッチ15と、第2水銀スイッチ
16とが、水平面に対して異なる傾斜角度(例えば、第1
水銀スイッチ15は20度、第2水銀スイッチ16は30度)で
取付けられている。これらの第1水銀スイッチ15と、第
2水銀スイッチ16とは、外槽2の振動に基づいて動作す
るようになっているが、その取付け角度が異なるため、
外槽2の振動に対する動作特性が異なっている。
【0019】図2は本発明に係る洗濯機の制御系の構成
を示すブロック図である。
【0020】図中100 は洗濯機における種々の制御を行
うマイクロコンピュータであり、マイクロコンピュータ
100 には、運転制御に関する各種操作キーにて構成され
る入力キー回路101 から洗濯機の運転制御に関する信号
が与えられ、第1水銀スイッチ15からその動作信号が与
えられ、第2水銀スイッチ16からその動作信号が与えら
れ、近接センサ13からアーム311 の通過検出信号が与え
られ、水位センサ12から水位の検出信号が与えられるよ
うになっている。
【0021】また、マイクロコンピュータ100 には、モ
ータ6をインバータ駆動するインバータ駆動回路102 ,
給水弁7を駆動する給水弁駆動回路103 ,蒸気弁8を駆
動する蒸気弁駆動回路104 ,排水弁9を駆動する排水弁
駆動回路105 及び運転制御に関する種々の情報を表示部
(図示せず)に表示する表示回路106 が接続されてい
る。
【0022】マイクロコンピュータ100 では、前述の如
く入力キー回路101 ,第1水銀スイッチ15,第2水銀ス
イッチ16,近接センサ13及び水位センサ12から与えられ
る信号に基づいて種々の演算処理を実行し、その処理結
果に基づいて、インバータ駆動回路102 ,給水弁駆動回
路103 ,蒸気弁駆動回路104 及び排水弁駆動回路105に
対して夫々の機器を駆動するための制御信号を与え、ま
た、表示回路106 に対して表示情報を与える。
【0023】また、マイクロコンピュータ100 では、第
1水銀スイッチ15,第2水銀スイッチ16及び近接センサ
13の検出結果に基づいて、脱水運転時のドラム3内の偏
芯荷重を検出するようになっており、また、脱水運転中
に検出された偏芯荷重がその許容偏芯荷重を超える場
合、即ち、ドラム3の異常振動が検出された場合は、後
述するような異常振動に対する所定の制御を行うように
なっている。
【0024】以上の如き構成の洗濯機においては、ドラ
ム3を低速で往復回動させて洗い工程及びすすぎ工程を
実行し、ドラム3を高速で一方向回転させて脱水工程を
実行するようになっている。前記脱水工程においては、
脱水回転数を多段階(400rpm,500rpm,600rpm,700rpm,80
0rpm) に設定できるようになっている。
【0025】次に、マイクロコンピュータ100 における
ドラム3内の偏芯荷重の検出方法について説明する。
【0026】まず、設定可能である各脱水回転数につい
て、脱水運転において許容可能な偏芯荷重(以下、許容
偏芯荷重という)を洗濯機の強度及び性能から予め定め
ておく。そして、定めた許容偏芯荷重のうち、まず、設
定脱水回転数の最高回転数(800rpm)についての許容偏芯
荷重に相当する偏芯荷重をドラム3内に模擬的に作り、
ドラム3の回転数を上昇させ、第1水銀スイッチ15が動
作する回転数及び第2水銀スイッチ16が動作する回転数
を測定する。そして、ドラム3内の模擬的偏芯荷重を所
定量増加させて、第1水銀スイッチ15が動作する回転数
及び第2水銀スイッチ16が動作する回転数を測定する。
【0027】このような測定を、ドラム3内の模擬的偏
芯荷重が、設定脱水回転数の最低回転数(400rpm)につい
ての許容偏芯荷重に相当する偏芯荷重を適量超えるまで
繰り返し行い、測定データを収集する。そして、下記図
3に示す如き第1水銀スイッチ15及び第2水銀スイッチ
16が動作する脱水回転数と、偏芯荷重との関係を求め、
求めた関係をマイクロコンピュータ100 に記憶させてお
く。
【0028】図3は第1水銀スイッチ15及び第2水銀ス
イッチ16が動作する脱水回転数と、偏芯荷重との関係及
び各脱水回転数における許容偏芯荷重を示すグラフであ
り、縦軸に偏芯荷重、横軸に脱水回転数をとり、これら
の関係を、第1水銀スイッチ15が動作する脱水回転数
と、偏芯荷重との関係は黒三角、第2水銀スイッチ16が
動作する脱水回転数と、偏芯荷重との関係は白三角、各
脱水回転数における許容偏芯荷重は、白丸にて示してあ
る。
【0029】図3に示すような第1水銀スイッチ15及び
第2水銀スイッチ16が動作する脱水回転数と、偏芯荷重
との関係をマイクロコンピュータ100 に記憶させておけ
ば、これらの関係に基づき、第1水銀スイッチ15及び第
2水銀スイッチ16が動作した時のドラム3の回転数検出
結果から、その動作時のドラム3内の偏芯荷重を求める
ことができる。但し、前記関係は、図3に示す如く、任
意の脱水回転数に対する偏芯荷重が、その脱水回転数に
ついての許容偏芯荷重を超えないようにしなければなら
ない。これは、前記関係において、任意の脱水回転数に
対する偏芯荷重が、その脱水回転数についての許容偏芯
荷重を超える場合、脱水回転数が設定脱水回転数を超え
ないと、第1水銀スイッチ15及び第2水銀スイッチ16が
動作せず、偏芯荷重の検出が行えないからである。従っ
て、第1水銀スイッチ15及び第2水銀スイッチ16は、図
3に示す如き特性が得られるような取付け角度にしなけ
ればならない。
【0030】図4は高速回転(800rpm)で脱水を行った場
合の脱水時間と、脱水率との関係を示すグラフであり、
縦軸に脱水率、横軸に脱水時間をとり、これらの関係を
示してある。ドラム3の回転数を0から高速回転まで加
速させるのには、約70秒〜80秒要するが、図4のグラフ
から明らかな如く、ドラム3の加速中には、脱水率は略
直線的に増加し、回転数が高速回転に達すると、脱水率
は略飽和する。このように、脱水運転を行う場合、衣類
等の一般的な洗濯物の脱水率は、脱水回転数の上昇に従
って増加する。このため、同一の偏芯荷重に対して、異
なる脱水回転数において動作する第1水銀スイッチ15
と、第2水銀スイッチ16とでは、洗濯物の脱水率の変化
によって、異なる偏芯荷重が検出される。即ち、同一の
洗濯物に対して、高い回転数で検出される偏芯荷重と、
低い回転数で検出される偏芯荷重とには差が生じる。
【0031】このため、目標とする設定脱水回転数での
偏芯荷重は、第1水銀スイッチ15が動作した脱水回転数
と、第2水銀スイッチ16が動作した脱水回転数との夫々
の状態における偏芯荷重間の差(脱水率の変化量に相当
する)に基づいて推定可能である。即ち、2つの偏芯荷
重の差と、これらの夫々に対応するドラムの回転数の差
との比に基づいて、設定脱水回転数での偏芯荷重を推定
する。
【0032】このような推定演算の実行によって、任意
の設定脱水回転数での偏芯荷重を、第1水銀スイッチ15
で検出される偏芯荷重と、第2水銀スイッチ16で検出さ
れる偏芯荷重との差と、これらの夫々に対応するドラム
の回転数間の差との比に基づいて求めることができるの
で、本実施例の如き脱水回転数を多段階に設定できる洗
濯機において、夫々の設定脱水回転数に対応した異常振
動の検出が可能である。
【0033】図5〜図10は脱水工程の制御手順を示す
フローチャートである。
【0034】まず、ドラム3の正回転駆動を開始させ
(ステップS1) 、ドラム3の周波数を10Hzとする(ステ
ップS2) 、その後、5秒が経過するのを待って(ステッ
プS3)、脱水回転数が400rpmに設定されているか否かを
判別する(ステップS4) 。ステップS3において、脱水回
転数が400rpmに設定されていると判別された場合は、後
述するステップS401に進む。
【0035】一方、ステップS4において、脱水回転数が
400rpmに設定されていないと判別された場合は、脱水回
転数が500rpmに設定されているか否かを判別する(ステ
ップS5) 。ステップS5において、脱水回転数が500rpmに
設定されていると判別された場合は、後述するステップ
S501に進む。
【0036】一方、ステップS5において、脱水回転数が
500rpmに設定されていないと判別された場合は、脱水回
転数が600rpmに設定されているか否かを判別する(ステ
ップS6) 。ステップS6において、脱水回転数が600rpmに
設定されていると判別された場合は、後述するステップ
S601に進む。
【0037】一方、ステップS6において、脱水回転数が
600rpmに設定されていないと判別された場合は、脱水回
転数が700rpmに設定されているか否かを判別する(ステ
ップS7) 。ステップS7において、脱水回転数が700rpmに
設定されていると判別された場合は、後述するステップ
S701に進む。一方、ステップS7において、脱水回転数が
700rpmに設定されていないと判別された場合は、脱水回
転数が800rpmに設定されている場合であるので、後述す
るステップS801に進む。
【0038】脱水回転数が400rpmに設定されている場合
は、ステップS401において、ドラム3の回転数の、400r
pmまでの上昇を開始させる。そして、その回転数上昇中
に前述の如き方法によって偏芯荷重を検知する(ステッ
プS402) 。
【0039】次に、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも
大であるか否かを判別する(ステップS403) 。ステップ
S403において、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも大で
はないと判別された場合は、ドラム3の回転数が230rpm
以上であるか否かを判別する(ステップS404) 。
【0040】ステップS404においてドラム3の回転数が
230rpm以上ではないと判別された場合は、ステップS402
に戻る。一方、ステップS404においてドラム3の回転数
が230rpm以上あると判別された場合は、脱水開始から脱
水設定時間が経過するのを待って(ステップS405) 、モ
ータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を停止さ
せる(ステップS406) 。
【0041】また、前記ステップS403において、検知偏
芯荷重が許容偏芯荷重よりも大であると判別された場合
は、モータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を
停止させる(ステップS407) 。そして、ドラム3の回転
数が0rpm になるのを待って(ステップS408) 、ドラム
3の回転数が0rpm になったと判別された場合は、異常
振動の発生表示のためのカウンタ値C(初期値は0)を
1カウントだけインクリメントする(ステップS409) 。
そして、カウンタ値Cが5以上であるか否かを判別する
(ステップS410) 。
【0042】ステップS410においてカウンタ値Cが5以
上であると判別された場合は異常振動が発生したこと
を、表示装置に表示させ(ステップS411) 処理を終了す
る。一方、ステップS410においてカウンタ値Cが5以上
ではないと判別された場合は、前述のステップS1に戻
り、前述の如き処理を繰り返す。
【0043】脱水回転数が500rpmに設定されている場合
は、ステップS501において、ドラム3の回転数の、500r
pmまでの上昇を開始させる。そして、その回転数上昇中
に前述の如き方法によって偏芯荷重を検知する(ステッ
プS502) 。
【0044】次に、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも
大であるか否かを判別する(ステップS503) 。ステップ
S503において、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも大で
はないと判別された場合は、ドラム3の回転数が250rpm
以上であるか否かを判別する(ステップS504) 。
【0045】ステップS504においてドラム3の回転数が
250rpm以上ではないと判別された場合は、ステップS502
に戻る。一方、ステップS504においてドラム3の回転数
が250rpm以上あると判別された場合は、脱水開始から脱
水設定時間が経過するのを待って(ステップS505) 、モ
ータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を停止さ
せる(ステップS506) 。
【0046】また、前記ステップS503において、検知偏
芯荷重が許容偏芯荷重よりも大であると判別された場合
は、モータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を
停止させる(ステップS507) 。そして、ドラム3の回転
数が0rpm になるのを待って(ステップS508) 、ドラム
3の回転数が0rpm になったと判別された場合は、異常
振動の発生表示のためのカウンタ値C(初期値は0)を
1カウントだけインクリメントする(ステップS509) 。
そして、カウンタ値Cが5以上であるか否かを判別する
(ステップS510) 。
【0047】ステップS510においてカウンタ値Cが5以
上であると判別された場合は異常振動が発生したこと
を、表示装置に表示させ(ステップS511) 処理を終了す
る。一方、ステップS510においてカウンタ値Cが5以上
ではないと判別された場合は、前述のステップS1に戻
り、前述の如き処理を繰り返す。
【0048】脱水回転数が600rpmに設定されている場合
は、ステップS601において、ドラム3の回転数の、600r
pmまでの上昇を開始させる。そして、その回転数上昇中
に前述の如き方法によって偏芯荷重を検知する(ステッ
プS602) 。
【0049】次に、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも
大であるか否かを判別する(ステップS603) 。ステップ
S603において、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも大で
はないと判別された場合は、ドラム3の回転数が310rpm
以上であるか否かを判別する(ステップS604) 。
【0050】ステップS604においてドラム3の回転数が
310rpm以上ではないと判別された場合は、ステップS602
に戻る。一方、ステップS604においてドラム3の回転数
が310rpm以上あると判別された場合は、脱水開始から脱
水設定時間が経過するのを待って(ステップS605) 、モ
ータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を停止さ
せる(ステップS606) 。
【0051】また、前記ステップS603において、検知偏
芯荷重が許容偏芯荷重よりも大であると判別された場合
は、モータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を
停止させる(ステップS607) 。そして、ドラム3の回転
数が0rpm になるのを待って(ステップS608) 、ドラム
3の回転数が0rpm になったと判別された場合は、異常
振動の発生表示のためのカウンタ値C(初期値は0)を
1カウントだけインクリメントする(ステップS609) 。
そして、カウンタ値Cが5以上であるか否かを判別する
(ステップS610) 。
【0052】ステップS610においてカウンタ値Cが5以
上であると判別された場合は異常振動が発生したこと
を、表示装置に表示させ(ステップS611) 処理を終了す
る。一方、ステップS610においてカウンタ値Cが5以上
ではないと判別された場合は、前述のステップS1に戻
り、前述の如き処理を繰り返す。
【0053】脱水回転数が700rpmに設定されている場合
は、ステップS701において、ドラム3の回転数の、700r
pmまでの上昇を開始させる。そして、その回転数上昇中
に前述の如き方法によって偏芯荷重を検知する(ステッ
プS702) 。
【0054】次に、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも
大であるか否かを判別する(ステップS703) 。ステップ
S703において、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも大で
はないと判別された場合は、ドラム3の回転数が400rpm
以上であるか否かを判別する(ステップS704) 。
【0055】ステップS704においてドラム3の回転数が
400rpm以上ではないと判別された場合は、ステップS702
に戻る。一方、ステップS704においてドラム3の回転数
が400rpm以上あると判別された場合は、脱水開始から脱
水設定時間が経過するのを待って(ステップS705) 、モ
ータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を停止さ
せる(ステップS706) 。
【0056】また、前記ステップS703において、検知偏
芯荷重が許容偏芯荷重よりも大であると判別された場合
は、モータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を
停止させる(ステップS707) 。そして、ドラム3の回転
数が0rpm になるのを待って(ステップS708) 、ドラム
3の回転数が0rpm になったと判別された場合は、異常
振動の発生表示のためのカウンタ値C(初期値は0)を
1カウントだけインクリメントする(ステップS709) 。
そして、カウンタ値Cが5以上であるか否かを判別する
(ステップS710) 。
【0057】ステップS710においてカウンタ値Cが5以
上であると判別された場合は異常振動が発生したこと
を、表示装置に表示させ(ステップS711) 、処理を終了
する。一方、ステップS710においてカウンタ値Cが5以
上ではないと判別された場合は、前述のステップS1に戻
り、前述の如き処理を繰り返す。
【0058】脱水回転数が800rpmに設定されている場合
は、ステップS801において、ドラム3の回転数の、800r
pmまでの上昇を開始させる。そして、その回転数上昇中
に前述の如き方法によって偏芯荷重を検知する(ステッ
プS802) 。
【0059】次に、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも
大であるか否かを判別する(ステップS803) 。ステップ
S803において、検知偏芯荷重が許容偏芯荷重よりも大で
はないと判別された場合は、ドラム3の回転数が540rpm
以上であるか否かを判別する(ステップS804) 。
【0060】ステップS804においてドラム3の回転数が
540rpm以上ではないと判別された場合は、ステップS802
に戻る。一方、ステップS804においてドラム3の回転数
が540rpm以上あると判別された場合は、脱水開始から脱
水設定時間が経過するのを待って(ステップS805) 、モ
ータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を停止さ
せる(ステップS806) 。
【0061】また、前記ステップS803において、検知偏
芯荷重が許容偏芯荷重よりも大であると判別された場合
は、モータ6の駆動を停止させてドラム3の正転駆動を
停止させる(ステップS807) 。そして、ドラム3の回転
数が0rpm になるのを待って(ステップS808) 、ドラム
3の回転数が0rpm になったと判別された場合は、異常
振動の発生表示のためのカウンタ値C(初期値は0)を
1カウントだけインクリメントする(ステップS809) 。
そして、カウンタ値Cが5以上であるか否かを判別する
(ステップS810) 。
【0062】ステップS810においてカウンタ値Cが5以
上であると判別された場合は異常振動が発生したこと
を、表示装置に表示させ(ステップS811) 処理を終了す
る。一方、ステップS810においてカウンタ値Cが5以上
ではないと判別された場合は、前述のステップS1に戻
り、前述の如き処理を繰り返す。
【0063】なお、洗濯機では種々の洗濯物を洗濯する
が、前記脱水率は、洗濯物の性質によって異なる。例え
ば、脱水性が洗濯物では、脱水回転数が上昇すると、偏
芯荷重が大幅に減少する。そこで、第1水銀スイッチ15
及び第2水銀スイッチ16の動作に関連して得られる2つ
の偏芯荷重の差が大である洗濯物は、脱水回転数に従っ
て偏芯荷重が大幅に減少するため、前述の如き方法で求
められる推定値から、脱水率に関連して予め実験的に定
めた適当な値を減算し、その結果を設定脱水回転数での
偏芯荷重の推定値として決定すれば、より正確に設定脱
水回転数での偏芯荷重が推定できる。
【0064】以上説明した如き洗濯機では、振動センサ
として水銀スイッチを用いたため、異常振動検出に関す
る機器の構成が簡単で、信頼性が高く、検出精度が良
い。また、前述の許容偏芯荷重は、マイクロコンピュー
タ100 のプログラム変更によって容易に変更できるの
で、前述許容偏芯荷重を適宜変更することによって、脱
水速度重視の運転及び静音重視の運転等、種々の運転方
式を実現することができる。また、偏芯荷重を求めるた
め、求めた偏芯荷重の値を表示することが可能であり、
これによって使用者は、偏芯荷重の値を知ることができ
る。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る洗濯機に
おいては、2つの水銀スイッチによる異なるドラム回転
数での偏芯荷重の検出結果から任意のドラム回転数での
偏芯荷重が推定できるため、多段階の脱水回転数に対応
する異常振動の検出が実現できる等、本発明は優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗濯機の縦断面図である。
【図2】本発明に係る洗濯機の制御系の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】第1水銀スイッチ及び第2水銀スイッチが動作
する脱水回転数と、偏芯荷重との関係及び各脱水回転数
における許容偏芯荷重を示すグラフである。
【図4】高速回転で脱水を行った場合の脱水時間と、脱
水率との関係を示すグラフである。
【図5】脱水工程の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】脱水工程の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】脱水工程の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】脱水工程の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】脱水工程の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】脱水工程の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2 外槽 3 ドラム 13 近接センサ 15 第1水銀スイッチ 16 第2水銀スイッチ 100 マイクロコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽と、洗濯物を収納し前記外槽の内部
    にて回転するドラムとを備え、該ドラムの回転数を任意
    の設定回転数まで上昇させ、その設定回転数で脱水を行
    う洗濯機において、 前記外槽の振動に対して動作すべく外槽に設けられた、
    その動作特性が異なる2つの振動感知スイッチと、 該振動感知スイッチが動作する振動が前記外槽に生じる
    べき、ドラムの回転数とドラム内の偏芯荷重との組み合
    わせ関係を振動感知スイッチ毎に記憶する記憶手段と、 前記ドラムの回転数を検出する手段と、 夫々の振動感知スイッチが動作した際に検出されたドラ
    ムの回転数に基づき、前記組み合わせ関係を用いて、夫
    々の振動感知スイッチが動作した際のドラム内の偏芯荷
    重を振動感知スイッチ毎に求める手段と、 該手段で求めた2つの偏芯荷重と、これらの夫々に対応
    するドラムの回転数とに基づいて、前記設定回転数での
    偏芯荷重を推定する手段と、 該手段で推定した偏芯荷重と、前記設定回転数毎に予め
    定められた許容偏芯荷重とを比較する手段と、 該手段の比較結果に基づいて外槽の異常振動を判定する
    手段とを具備することを特徴とする洗濯機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311886A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Sharp Corp 洗濯機
JP2007319184A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Sharp Corp ドラム式洗濯機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4427321Y1 (ja) * 1967-12-26 1969-11-14
JPH0370596A (ja) * 1989-08-10 1991-03-26 Nippon Kentetsu Co Ltd 洗濯機のアンバランス運転検知方法

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