JPH0576733A - 偏平型濾過器 - Google Patents
偏平型濾過器Info
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- JPH0576733A JPH0576733A JP24322791A JP24322791A JPH0576733A JP H0576733 A JPH0576733 A JP H0576733A JP 24322791 A JP24322791 A JP 24322791A JP 24322791 A JP24322791 A JP 24322791A JP H0576733 A JPH0576733 A JP H0576733A
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Abstract
気を常時効率的に十分脱気できるように構成する。 【構成】 上流側濾過室空間12kの厚みは、好ましく
は200μm〜300μm程度の非常に薄い寸法構成を有
する。また、上流側ハウジング12aは、上流側濾過室
空間12kに発生する内部圧で外方に撓む一方その空気
13をベント穴12fより脱気すべく押し出すスプリン
グ性を有する材質により構成している。上流側濾過室空
間12k内に生ずる内部圧とともに上流側ハウジング1
2aが外方に膨張して、空気溜まり14の周縁部が上流
側ハウジング12aに形成されたベント穴12fに達する
と、空気13が上流側ハウジング12aのスプリング力
により押されて急激に外部に放出される。
Description
の目的で特に生物、化学、薬学の分野でよく使用され
る、偏平ハウジング内にミクロフィルターを有する偏平
型濾過器に関する。
示している。2はミクロフィルター1を内蔵したハウジ
ングを示し、このハウジングは、平板状の上流側ハウジ
ング2aと、これと一体化される容器型下流側ハウジン
グ2bより構成している。各ハウジング2a,2bは、その
中央部にパイプ接続部2c,2dを有している。ミクロフ
ィルター1は、下流側ハウジング2bの底部に沿って設
けられている。試料液5は、パイプ接続部2cより導入
されて、ハウジング2内の濾過室2eに至り、ミクロフ
ィルター1を通過してパイプ接続部2dより排出され
る。
位置に、ベント穴2fが形成されるとともに、このベン
ト穴2fにはベント膜2gが装着されている。このベント
穴2fは試料液5の中に含まれた空気を排出するための
ものである。
の方向、すなわち姿勢で使用されるのであるが、従来
は、試料液中に空気が含まれていると、その姿勢によっ
て多くの場合、その空気がベント穴2fより十分排出さ
れず、空気が接するフィルター面の一部分で濾過が停止
するエアーロックという現象がおこり、濾過効率の低下
という問題が生じる。これについて以下に詳述する。
dが水平方向に沿った状態で使用された状態を示してい
る。図1(I)は、濾過室2e内が試料液5で満たされ、か
つ試料液が順調に濾過されている状態を示している。一
方、図1(II)は試料液5中に含まれる空気が気泡3とな
って濾過室2eの上部に上昇してそこに空気溜まり4が
形成される状態を示している。すなわち、一般に、試料
液5中に含まれる空気はミクロフィルター1を通過しに
くく、そのため、このような空気溜まり4が生ずるので
ある。このように、空気溜まり4が生ずると、当然に、
ミクロフィルター1の上部すなわち空気溜まり4と接し
ている部分は濾過に関与しないことになる(部分的エア
ロック)。つまり濾過の効率が低下することになる。そ
して、図1(III)に示すように、この液溜まり4が成長
してベント穴2fの部位に達したときに初めて、その空
気がこのベント穴2fを介して外部に放出されることに
なる。しかしながら、このように濾過室2eのベント穴
2fの上方に形成された空気溜まり4の空気は逃げ場が
なく、そのため、常にミクロフィルター1の上部は濾過
に関与せず濾過有効面積が非常に小さい状態で濾過され
ることになるのである。
接続部2cを下側にする一方排出側のパイプ接続部を2d
を上側にする姿勢でこの濾過器を使用した場合には、空
気が濾過室2eの上部一面に溜まると、そこに完全な膜
状の空気層が形成され、試料液がそれ以上送られないと
いう、いわゆる完全エアロックの状態となる場合もあ
る。
解決すべき技術的課題は、ミクロフィルターを内蔵した
この種の偏平型濾過器において、濾過室において成長し
た空気溜まりの空気を常時効率的に外部に脱気できるよ
うに構成することである。
課題を解決するために、本発明によれば以下の構成の偏
平型濾過器が提供される。
過室内にミクロフィルターが設けられ、ミクロフィルタ
ーを境としてその上流側の上流側ハウジング12aの所
定位置にベント膜付きのベント穴が形成されてなる。そ
して、ミクロフィルターと、上流側ハウジング12aの
内面とで形成される上流側濾過室空間は偏平状に形成さ
れる。また、その上流側濾過室空間は、試料液がその界
面張力で膜状に満たされるべく十分薄い寸法構成を有す
る。さらに、上流側ハウジングは、上流側濾過室空間に
空気溜まりが生じたときその内部圧で外方に撓む一方そ
の空気をベント穴より脱気すべく押し出すスプリング性
を有している。
ましくは偏平円板形状を有し、上記上流側ハウジングは
その中央に給液通路を有し、ハウジング12の下流側を
構成する下流側ハウジングも、また、その中央に排液通
路を有することが好ましい。
ましくは給液通路に近い部分に形成するのがよい。
は、一般に1000μm以下であることが好ましく、望
ましくは、100μm〜500μmであり、さらに望まし
くは200μm〜300μmである。
もに濾過室内に流入したとすれば、この際、試料液は持
続的に送られているため当然に内部圧が上昇して、その
内部圧により、スプリング性を有する上流側ハウジング
が外方に撓み、すなわち膨張して、上流側濾過空間の厚
みが大きくなって、空気が周囲に拡散するための案内空
間が形成される。
すると、上流側ハウジングのスプリング力で空気がベン
ト穴を介して急速に放出され、効率的に脱気されるので
ある。
術的課題が十分に解決されるのである。
がって詳細に説明する。
の全体を示し、図3にその要部拡大状態を示している。
図2,3に示されるように、この濾過器は、上流側ハウ
ジング12aと、下流側ハウジング12bとで構成される
ハウジング12を有している。これらのハウジング12
a,12bはそれぞれ大略円板形状を有している。そし
て、各ハウジング12a,12bの中央部にはパイプ接続
部12c,12dが継接されている。これらのパイプ接続
部12c,12d内にはそれぞれ、試料液を供給するため
の給液通路12iおよび濾過済みの試料液を排出するた
めの排液通路12jが形成されている。
12eが形成されている。そして、この濾過室12e内に
ミクロフィルター10が張設されているのである。
接続部12cの周囲近傍にはベント穴12fが形成されて
いる。このベント穴12fの内側にはベント膜12gが形
成されている。
ジング12aの内面とで形成される上流側濾過室空間1
2kは、偏平状に形成され、かつ試料液15によりその
界面張力で満たされるべく、換言すればあたかも1枚の
液膜が形成されるべく、十分薄い寸法構成を有してい
る。
2aは、上流側濾過室空間12kに空気溜まりが生じたと
き、その内部圧で外方に撓む一方その空気13をベント
穴12fより脱気すべく押し出すスプリング性を有する
材料により構成している。すなわち、その材質としては
プラスチックが好適であり、例えばポリカーボネート、
ポリプロピレン等が最適である。下流側ハウジング12
bも、上流側ハウジング12aと同様の材料で構成すれば
よい。
され、親水性膜および親水化処理膜全般が使用でき、た
とえばセルロース系フィルターおよびポリスルホン系フ
ィルターが使用できる。
疎水性膜全般が使用できる。すなわち、このベント膜は
試料液15を通過させず空気のみを速やかに逃がす材料
が使用され、撥水性が高くかつ空気透過流量の大きいも
のが好適である。その材質としては4フッ化エチレンや
ポリプロピレンが好適である。
ハウジング12aおよび下流側ハウジング12bそれぞれ
の内面には、濾過室12e内に満たされる試料液15を
濾過室全体に行き渡らせるための、同心円状及び放射状
の溝12hが多数形成されている。
kの好ましい厚み寸法tは、試料液がその界面張力により
あたかも1枚の液膜を構成するためには、試料液の性質
により異なるが、前記したように1000μm以下であ
ることが必要であり、望ましくは100μm〜500μm
であり、最適範囲は200μm〜300μmである。
状態を図5に図解している。
ら下流側に向かってミクロフィルター12より濾過され
て下流側に排出される状態を示している。一方、図5(I
I)は試料液15中に含まれる空気13が濾過室12e内
に入り込む状態を示している。図5(III)は空気13が
濾過室12e内周囲に押しやられる状態を示している。
図に示すように、上流側濾過室空間12kは非常に薄く
形成されているので、その中に満たされた試料液15は
互いに界面張力で強く結合して1枚の液膜を形成してい
るため、空気13は容易にその周囲には分散することは
ない。しかし、持続的に送られる試料液の送液圧によ
り、上流側濾過室空間12kの内部圧は上昇して、その
内部圧により(III)に示されるように、上流側ハウジン
グ12aは、断面V字状に外方に撓む。そうすれば、空
気13は上流側濾過室空間12k内周囲方向に移動する
ことが可能となり、空気溜まり14の周囲部がベント穴
12fに達すると、膨張していた上流側ハウジング12
aのスプリング力すなわち復帰力により押されて空気1
3が急激に外部に排出されて、図5(I)の初期状態に、
復帰して、溜まっていた空気13が完全に外部に排出さ
れることになるのである。
ば、簡単な構成にして、従来非常に問題となっていたエ
アロック、すなわち濾過効率の急激低下等の問題を、濾
過器の使用方向の如何にかかわらず、ほぼ完全に解消す
ることができるのである。
作用を示す要部断面図である。
一部断面全体図である。
器の使用状態を示す要部断面図である。
ジング 12a 上流側ハウジング 12b 下流
側ハウジング 12c,12d パイプ接続部 12e 濾過室 12f ベント穴 12g ベン
ト膜 12h 案内溝 12i 給液
通路 12j 排液通路 12k 上流
側濾過室空間 13 空気 14 空気
溜まり 15 試料液
Claims (5)
- 【請求項1】 ハウジング(12)の濾過室(12e)内に
ミクロフィルター(10)が設けられ、ミクロフィルター
(10)を境としてその上流側の上流側ハウジング(12
a)の所定位置にベント膜(12g)付きベント穴(12f)が
形成されてなる偏平型濾過器において、 ミクロフィルター(10)と、上流側ハウジング(12a)
の内面とで形成される上流側濾過室空間(12k)は、偏
平状に形成され、かつ、試料液(15)がその界面張力で
膜状に満たされるべく十分薄い寸法構成を有し、 さらに、上流側ハウジング(12a)は、上流側濾過室空
間(12k)に空気溜まり(14)が生じたときその内部圧
で外方に撓む一方その空気(13)をベント穴(12f)よ
り脱気すべく押し出すスプリング性を有することを特徴
とする偏平型濾過器。 - 【請求項2】 上記ハウジング(12)は偏平円板形状を
呈し、上記上流側ハウジング(12a)はその中央に給液
通路(12i)を有し、ハウジング(12)の下流側を構成
する下流側ハウジング(12b)も、また、その中央に排
液通路(12j)を有することを特徴とする請求項1記載
の偏平型濾過器。 - 【請求項3】 上記上流側濾過室空間(12k)の厚み寸
法は、1000μm以下であることを特徴とする請求項
1記載の偏平型濾過器。 - 【請求項4】 上記上流側濾過室空間(12k)の厚み寸
法は、100μm〜500μmであることを特徴とする請
求項1記載の偏平型濾過器。 - 【請求項5】 上記上流側濾過室空間(12k)の厚み寸
法は、200μm〜300μmであることを特徴とする請
求項1記載の偏平型濾過器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24322791A JP3173819B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 偏平型濾過器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24322791A JP3173819B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 偏平型濾過器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576733A true JPH0576733A (ja) | 1993-03-30 |
| JP3173819B2 JP3173819B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=17100732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24322791A Expired - Lifetime JP3173819B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 偏平型濾過器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3173819B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020183955A1 (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 帝人株式会社 | 生物学的粒子の濃縮膜、濃縮デバイス、濃縮システム及び濃縮方法、並びに生物学的粒子の検出方法 |
| JP2020146652A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 帝人株式会社 | 濃縮膜 |
| JP2020146653A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 帝人株式会社 | 生物学的粒子の濃縮デバイス、濃縮システム及び濃縮方法並びに生物学的粒子の検出方法 |
| US20230029258A1 (en) * | 2021-07-19 | 2023-01-26 | Spf Technologies Llc | Separation device |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP24322791A patent/JP3173819B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020183955A1 (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 帝人株式会社 | 生物学的粒子の濃縮膜、濃縮デバイス、濃縮システム及び濃縮方法、並びに生物学的粒子の検出方法 |
| JP2020146652A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 帝人株式会社 | 濃縮膜 |
| JP2020146653A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 帝人株式会社 | 生物学的粒子の濃縮デバイス、濃縮システム及び濃縮方法並びに生物学的粒子の検出方法 |
| CN113574162A (zh) * | 2019-03-14 | 2021-10-29 | 帝人株式会社 | 生物学粒子的浓缩膜、浓缩设备、浓缩系统及浓缩方法、以及生物学粒子的检测方法 |
| US20230029258A1 (en) * | 2021-07-19 | 2023-01-26 | Spf Technologies Llc | Separation device |
| US12011692B2 (en) * | 2021-07-19 | 2024-06-18 | Spf Technologies Llc | Separation device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3173819B2 (ja) | 2001-06-04 |
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