JPH0576803A - サイクロン式集塵装置および集塵方法 - Google Patents

サイクロン式集塵装置および集塵方法

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JPH0576803A
JPH0576803A JP3268269A JP26826991A JPH0576803A JP H0576803 A JPH0576803 A JP H0576803A JP 3268269 A JP3268269 A JP 3268269A JP 26826991 A JP26826991 A JP 26826991A JP H0576803 A JPH0576803 A JP H0576803A
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dust
dust collecting
gas
collecting filter
cyclone
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JP3268269A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Okada
俊彦 岡田
Masanobu Uchida
雅信 内田
Tatsuo Ogura
立夫 小椋
Iwao Komori
岩男 小森
Koji Fukuba
浩二 福場
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Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集塵フィルターに付着した粉塵を除去する作
業の簡便化を図り、その除塵作業を集塵装置の稼働中に
も行うことができるようにすること。 【構成】 除塵ガス吸引ホース5に連なるガス導入口3
と、導出ホース8に連なる導出口6とを備えたサイクロ
ン筒1内に、集塵フィルター9を略同心状に配置する。
このような集塵装置50において、集塵フィルター9の
内部空間11に、集塵フィルター9の表面9aに付着し
た粉塵を除去するための圧力気体を間歇的に供給するパ
ルスジェット管18が配置される。このパルスジェット
管18または集塵フィルター9を回転可能に取り付けて
おき、パルスジェット管18と集塵フィルター9との対
面部位を変更できるようにしておいてもよい。集塵中
に、パルスジェット管18から圧力気体を集塵フィルタ
ー9の内面へ噴射すると、その表面9aに付着した粉塵
を払い落とすことができ、集塵装置50を停止させるこ
となく、集塵作用を回復することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサイクロン式集塵装置お
よび集塵方法に係り、詳しくは、例えば、溶接や切断な
どの作業時に発生する種々の粒度のいわゆるスパッター
や煙状のヒュームなどを含む粉塵ガスをサイクロン筒へ
吸引し、サイクロン効果によりその粉塵ガスの中から粗
い粉塵を分離して除去するとともに、細かい粉塵等をサ
イクロン筒内に設置した集塵フィルターにより回収する
に際して、その集塵フィルターに付着した粉塵を、粉塵
ガスの吸引作動中においても、迅速かつ確実に除去する
ことができるようにした集塵装置および集塵方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、従来から使用されて
いる集塵装置のある種のものには、そのサイクロン筒3
0の頂部中央および上方周部に、導出口30aとガス導
入口30bとを設け、そのサイクロン筒30内に、円筒
状に形成した集塵フィルター31が同心状に備えられて
いるものがある。その導出口30aには、下流側に吸引
機(図示せず)に連結された導出ホース32が接続され
る一方、ガス導入口30bには粉塵ガス吸引ホース33
が取り付けられている。その吸引機が作動すると集塵装
置が稼働状態に入り、サイクロン筒30内が負圧になる
と、例えば、溶接作業部位近傍に臨まされた粉塵ガス吸
引ホース33の先端側の開口部33a,33bから粉塵
ガスが吸引され、サイクロン筒30の内壁に沿った旋回
流となる。粉塵ガス中の粗い粉塵は、旋回中に作用する
遠心力によるサイクロン効果と重力によって分離沈降
し、集塵装置の下部に取り付けられたダスト回収袋34
に回収される。一方、粉塵ガス中の微細な粉塵等は、内
部空間が大きく負圧となっている集塵フィルター31の
表面で捕集され、クリーンとなった空気は導出ホース3
2側へ排出される。このように集塵フィルター31によ
る粉塵等の捕集が進行すると、集塵フィルター31が目
詰りを起こして集塵装置としての吸引力が低下し、サイ
クロン効果が低減する。このようにして低下した吸引力
や減退した集塵作用を回復させるためには、集塵装置の
稼働を停止し、定期的に集塵フィルター31を取り出し
て粉塵を除去したり、予め準備した新しいものと交換し
なければならない。一方、集塵フィルターに付着した粉
塵を機械的に除去するようにした例としては、特開昭6
0−261522号公報に記載されたフィルター清掃装
置や、図9に示すような集塵装置がある。いずれも、集
塵機能を停止させた後に円筒状の集塵フィルター31を
回転させ、その表面に形成されたひだ31aにひっかか
りを持つ爪体40による振動で、付着した粉塵をはらい
落とすようにしている。図9の例では、サイクロン筒3
0に収納された集塵フィルター31の上部には歯車35
が取り付けられるとともに、その歯車35に噛み合うピ
ニオン36が設けられ、サイクロン筒30の頂部を貫通
したピニオン軸に回転用の手動ハンドル37が装着され
ている。さらに、サイクロン筒30の内周面と集塵フィ
ルター31との間に形成された円環状空間には、軸体3
8とその軸体38に取り付けられた複数の粉塵払い板3
9A,39Bが設置されている。そして、各粉塵払い板
39の内面39aには上下方向へ延びる除塵用の爪体4
0が成形され、その各爪体40が集塵フィルター31の
ひだ31aに常時接触した状態とされている。そして、
集塵装置の稼働に伴って、集塵フィルター31に多量の
粉塵が付着すると、その除去のために手動ハンドル37
が回される。爪体40が、集塵フィルターのひだ31a
を順次はじくと、集塵フィルターのひだ31aに付着し
た粉塵が払い落される。このようにして、集塵フィルタ
ー31の全周にわたる除塵がなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した特
開昭60−261522号公報の清掃装置や図9の例に
おいても、集塵フィルターに付着した粉塵の除去は、集
塵装置を停止させた後に行うことになり、集塵装置の稼
働率が著しく低下する問題がある。そして、特に落下し
きらない剥離された粉塵は吸引機を再起動させたときに
集塵フィルター31に再度付着したりするため、除塵作
業に時間と手間がかかる割りには、粉塵除去が円滑に行
われにくいという問題がある。加えて、粉塵払い板39
を粉塵ガスの旋回流の通路に配置することから、集塵作
動中に粉塵ガスの旋回流が乱されやすく、サイクロン効
果が減退して、集塵が妨げられる欠点もある。本発明は
上述の問題に鑑みなされたもので、その目的は、集塵フ
ィルターの全周にわたって除塵が迅速かつ円滑に行われ
ること、集塵装置の稼働中においても集塵フィルターの
除塵作業が可能となり、集塵装置の稼働率を高く維持す
ることができること、サイクロン筒内の粉塵ガスの旋回
流が乱されず、サイクロン効果が常時維持されること、
集塵中は、種々の粒度の粉塵を能率よく捕集および回収
することができること、を実現するサイクロン式集塵装
置および集塵方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉塵ガス吸引
ホースに連なるガス導入口が、サイクロン筒の接線方向
に臨んで開口される一方、吸引機に連結された導出ホー
スに連なる導出口が、該サイクロン筒の頂部に開口さ
れ、そのサイクロン筒には、円筒状の集塵フィルター
が、該サイクロン筒の内周面との間に円環状空間を形成
して同心状に配置されている集塵装置に適用される。そ
の特徴とするところは、図1を参照して、集塵フィルタ
ー9の内部空間11には、該集塵フィルター9の表面に
付着した粉塵を除去するための圧力気体を供給する例え
ば圧縮空気供給用のエアー管13が、挿入されているこ
とである。その圧力気体の供給管13は、該供給管13
の上流側に配置された切替弁例えば電磁弁14のオン・
オフ動作で、圧力気体が間歇的に供給されるパルスジェ
ット管としておくとよい。図4に示すように、圧力気体
の供給管18を、サイクロン筒1に対して、回転可能に
取り付けておくとよい。図6に示すように、集塵フィル
ター21を、サイクロン筒1に対して、回転可能に取り
付けるようにしてもよい。方法の発明にあっては、導出
ホースに接続された吸引機により、サイクロン筒の頂部
から該サイクロン筒の内部空気を吸引して、そのサイク
ロン筒の接線方向から導入される粉塵ガスをサイクロン
筒内に吸引させ、そのサイクロン筒とその内部に設けた
円筒状の集塵フィルターとの間に形成した円環状空間
で、粉塵ガスを旋回させることにより、粗い粉塵を遠心
分離して集塵する一方、細かい粉塵等を、集塵フィルタ
ーで集塵する集塵方法に適用される。その特徴とすると
ころは、図1を参照して、粉塵ガスの吸引作動中に、上
記集塵フィルター9の内部から圧力気体を供給して、該
集塵フィルター9の表面9aに付着した粉塵を除去させ
るようにしたことである。なお、粉塵ガスの吸引作動中
に、圧力気体を間歇的に供給するようにしておくことが
できる。粉塵ガスの吸引作動中に、集塵フィルター9の
内部空間11に配置された圧力気体の供給管18(図4
参照)から圧力気体を供給するとき、その供給管18を
集塵フィルター9に対して回転させるようにしておくこ
とができる。逆に、粉塵ガスの吸引作動中に、集塵フィ
ルター21(図6参照)の内部空間11に配置された圧
力気体の供給管13から圧力気体を供給するとき、その
供給管13に対して集塵フィルター21を回転させるよ
うにしてもよい。
【0005】
【作用】集塵装置を作動させると、サイクロン筒1内の
空気が集塵フィルター9の内部空間11を経て吸引さ
れ、溶接作業部位に臨まされた粉塵ガス吸引ホース5か
ら粉塵ガスが吸引され、サイクロン筒1内へ導入され
る。ガス導入口3はサイクロン筒1の接線方向に臨んで
開口されているため、粉塵ガスは円環状空間10におい
て旋回流となる。この粉塵ガス中には、粗い粉塵および
微細な粉塵や煙状のヒュームなども含まれるが、粗い粉
塵にはサイクロン効果によって遠心力が作用して、サイ
クロン筒1の内周面1dに偏せられた後重力によって沈
降する。一方、円環状空間10を流れる旋回流の一部
は、集塵フィルター9を透過して吸引される。そのガス
が内部空間11側へ透過する際、粉塵ガス中の微細な粉
塵は集塵フィルター9に捕集され、クリーンなガスが排
出される。集塵作用によって集塵フィルター9の表面9
aに粉塵が多量に付着すると、ガスの透過が妨げられる
とともに吸引機による吸引力が低下する。集塵効果が大
幅に低減すると、この吸引力および集塵機能の回復を図
るために、圧力気体の供給管13から圧力気体がパルス
ジェットとなって、集塵フィルター9に向けて噴射され
る。この断続的なジェット流の噴射が何回か繰り返さ
れ、集塵フィルター9の表面9aに付着して凝集した固
形状態となった粉塵は剥がれて飛散し、落下するととも
にサイクロン筒1の旋回流により沈降して回収される。
パルスジェットは、集塵装置50の稼働中に噴射させて
も差し支えなく、パルスジェットによる圧力気体の供給
によってサイクロン筒1内の負圧は低下し、粉塵ガス吸
引ホース5からの粉塵ガスの吸引力が弱められるだけと
なる。したがって、集塵装置50をいちいち停止させて
除塵作業をする必要がなくなる。図4のように、圧力気
体の供給管18を集塵フィルター9に対して回転させ、
または、図6に示すように、集塵フィルター21を供給
管13に対して回転させると、集塵フィルター9,21
の全内面に圧力気体を噴射することができ、付着した粉
塵の除去が迅速となる。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、集塵フィルターに付着
した粉塵を除去する除塵作業の迅速化が図られ、時間と
手間を省いて集塵装置の低下した吸引力を速やかに回復
させることができる。その除塵作業は集塵装置の稼働中
においても可能であり、除塵作業が集塵装置の停止時の
み可能であった従来の除塵作業に比べて、集塵装置の稼
働率の著しい向上が図られる。また、従来採用されてい
た粉塵払い板などが旋回流を形成する円環状空間に存在
しないため、サイクロン効果が常時高く維持され、サイ
クロン装置の集塵機能を十分に発揮させることができ
る。圧力気体の供給管の上流側に配置された切替弁の開
閉動作で、圧力気体を間歇的に供給するパルスジェット
管が採用されれば、断続的な圧力気体による衝撃力で、
集塵フィルターに付着した粉塵の払い落とし効果が一層
高められる。圧力気体の供給管を、サイクロン筒に対し
て回転可能に取り付けたり、集塵フィルターをサイクロ
ン筒に対して回転可能に取り付けておけば、集塵フィル
ターの全周にわたった除塵が十分に行われるので、集塵
装置の低下した吸引力を完全かつ急速に回復させること
ができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例を示す図面に
基づいて、詳細に説明する。図1は、集塵フィルター9
がサイクロン筒1内に固定され、固定式のパルスジェッ
ト管13が採用されたサイクロン式の集塵装置50の断
面図である。サイクロン筒1は筒本体1Aと蓋体1Bと
よりなり、筒本体1Aの上部側は円筒状に形成されると
ともに下部側は逆円錐状に形成され、その逆円錐状の下
端には円錐形の短管1Cが一体化されている。この短管
1C内にはワイヤー2aに吊持された円錐形の弁体2が
収納される一方、筒本体1Aと短管1Cとの接続部の内
周に弁座2bが形成され、ワイヤー2aの上端を取り付
けたレバー2cが外部から操作されると、弁体2を上昇
させることができ、弁座2bが閉じられるようになって
いる。なお、下降させれば弁座2bと弁体2との間に通
路が開かれ、弁体2上に堆積した粉塵をダスト回収袋1
6に投入することができる。この筒本体1Aの上方周部
には、サイクロン筒1の上部側における内周面1dの接
線方向となるようにガス導入口3が開口し、そのガス導
入口3にはガス吸引管4が連なり、さらに、そのガス吸
引管4には粉塵ガス吸引ホース5が接続される。そし
て、後述する吸引機が作動してサイクロン筒1内が負圧
になると、溶接や切断などの作業時に発生する種々の粒
度のいわゆるスパッターや煙状のヒュームなどを含む粉
塵ガスが、粉塵ガス吸引ホース5の先端側の開口部5
a,5bから吸い込まれ、サイクロン筒1へ吸入される
ようになっている。上記の蓋体1Bの頂部中央には導出
口6が開口され、この導出口6には、サイクロン筒1の
内部へ垂直に挿入した吸引管7が取り付けられる。そし
て、その下端部は後述する集塵フィルター9の内部空間
11へ向けられる一方、水平方向へ曲げられた吸引管7
の上部には導出ホース8が取り付けられる。なお、導出
ホース8の下流側には吸引機(図示せず)が設置されて
いる。筒本体1Aにおける円筒部の最上部の近傍には、
円環状板材の支持部材1aが設けられ、その外周部をサ
イクロン筒1の内周面1dに溶接して、支持部材1aの
下側の必要箇所に補強用のリブ材1bが溶接などで取り
付けられる。一方、集塵フィルター9に一体化された蓋
部材9Aが支持部材1aの内周側上面に固定され、円筒
状の集塵フィルター9の外側の表面9aと筒本体1Aの
内周面1dとの間に円環状空間10を形成してサイクロ
ン筒1内に吊持される。そして、蓋部材9Aに設けられ
た開口部9bに吸引管7の下端部が挿入され、吸引管7
の内部と集塵フィルター9の内部空間11とが連通され
ている。なお、集塵フィルター9は、濾紙や微細な透孔
を有する焼結金属等一般に使用されているフィルターエ
レメントであって、例えば図示のような円筒体に成形さ
れ、その表面9aは、上下に延びる多数のひだ9cを有
して集塵面積の増大化が図られている。この集塵フィル
ター9は、粉塵ガスの中から微細な粉塵や油分などを捕
集し、下部が盲蓋9Bで閉止された内部空間11へは、
ガスのみが透過させることができるものとなっている。
吸引機の作動で粉塵ガス吸引ホース5からサイクロン筒
1内へ吸い込まれた粉塵ガスは、円環状空間10におい
て、白矢印のような旋回流となって下方へ流れる。その
間に、粗い粉塵が遠心力を受けて半径方向へ飛ばされ、
その後に、サイクロン筒1の内周面1dを伝って重力で
沈降する一方、微細な粉塵は集塵フィルター9の外側の
表面9aなどで捕集される。そして、集塵フィルター9
を透過したクリーンなガスは、内部空間11を経て吸引
機側へ導出されるようになっている。集塵装置50が溶
接現場などで連続的に稼働され、集塵フィルター9によ
り粉塵の捕集が続くと、付着した粉塵で表面9aが目詰
まりを起こし、集塵フィルター9による集塵効果が低下
したり、集塵装置50の吸引力が低減したりする。その
付着した粉塵を飛散させ、集塵装置50の吸引力を回復
させるための除塵用の圧力気体の供給管、例えば圧縮空
気を供給するためのエアー管13が設けられている。本
例では、このエアー管13は、吸引管7の中心位置や集
塵フィルター9の内部空間11の中央を上下に縦通して
いる。このエアー管13は、蓋体1Bのやや上方位置で
水平に曲げられ、吸引管7の管壁を貫通して固定され
る。なお、エアー管13が吸引管7を貫通する部位に
は、パッキング材(図示せず)が配設されるなどして、
気密の保持が図られる。この垂直なエアー管13の下端
には盲蓋13aが取り付けられ、上端の水平な部分には
切替弁例えば電磁弁14が介在され、その電磁弁14
は、図示しないコンプレッサーからの圧縮空気を貯えて
いるエアータンク15に接続されている。その電磁弁1
4のオン・オフ作動によって流路の連通・遮断が断続的
になされると、エアータンク15内の圧縮空気がエアー
管13へ間歇的に供給される。したがって、エアー管1
3はパルスジェット管として機能する。そして、集塵フ
ィルター9の内部空間11を縦通しているパルスジェッ
ト管13には、パルスジェットを集塵フィルター9の内
面に向けて噴射し、主として外面に付着した粉塵を飛散
させるための複数の噴射孔13b,13bが、例えば縦
一列に設けられる。例えば、制御盤からの指令などで電
磁弁14を作動させると、0.3ないし2.0秒の間パ
ルスジェットが噴射孔13bから噴射され、電磁弁14
がパルスジェット管13の流通を遮断すると、ジェット
流は停止する。なお、集塵装置50の稼働中は、サイク
ロン筒1の下部の弁体2は二点鎖線のように上昇され、
吸引を停止したとき、もしくは、パルスジェットを発生
させているとき、弁体2は実線の位置へ下降され、弁体
2の周囲に粉塵を通過させる通路を形成させて、短管1
Cに取り付けたダスト回収袋16に粉塵を収容すること
ができる。
【0008】このように構成されたサイクロン式の集塵
装置50は、次のように作動して、粉塵ガス中の粉塵を
捕集および回収するとともに、集塵フィルター9に付着
した粉塵を除去することができる。集塵装置50を溶接
現場などに設置した状態で吸引機を作動させると、サイ
クロン筒1内の空気が集塵フィルター9の内部空間1
1,吸引管7や導出ホース8を経て吸引され、サイクロ
ン筒1内は負圧となる。そして、溶接作業部位に臨まさ
れた粉塵ガス吸引ホース5の先端側の開口部5a,5b
から粉塵ガスが吸引され、ガス吸引管4を通ってガス導
入口3から筒本体1A内へ導入される。ガス導入口3は
サイクロン筒1の内周面1dの接線方向に臨んで開口さ
れているため、筒本体1Aへ導入された粉塵ガスは円環
状空間10において白矢印のように旋回流を形成する。
この粉塵ガス中には、溶接中に生じた粗い粉塵および微
細な粉塵や煙状のヒューム、さらには、粉塵ガスの種類
によっては油分なども含まれる。粗い粉塵にはサイクロ
ン効果によって遠心力が作用して、筒本体1Aの内周面
1dに偏せられた後、重力によって沈降する。このと
き、レバー2cは二点鎖線のように引き上げられている
ので、ワイヤー2cに接続された弁体2は弁座2bに着
座して、その上に粉塵が堆積する。一方、円環状空間1
0を流れる旋回流の一部は、表面9aを透過して上方へ
吸引される。ガスが内部空間11側へ透過する際、粉塵
ガス中の微細な粉塵は集塵フィルター9により捕集さ
れ、クリーンなガスが吸引機側へ排出される。上述のよ
うにして集塵が続くと、集塵フィルター9の外側の表面
9aに粉塵が付着し、ガスの透過が妨げられるとともに
吸引機による吸引力が著しく低下し、集塵効果が大幅に
低減する。この吸引力および集塵機能の回復を図るため
に、集塵中に制御盤の操作ボタンなどを押すと電磁弁1
4がオンされ、その状態が0.3ないし2.0秒間持続
される。エアータンク15からパルスジェット管13へ
供給される圧縮空気は、噴射孔13bからパルスジェッ
トとなって、集塵フィルター9の内面に向けて噴射され
る。この断続的なジェット流が何回か繰り返して噴射さ
れ、集塵フィルター9の表面9aに付着して凝集した固
形化の状態となっている粉塵は剥がれて飛散する。その
粉塵は落下するとともにサイクロン筒1の旋回流により
沈降され、再度集塵フィルター9に付着することなく回
収される。なお、パルスジェットは、集塵装置50の稼
働を停止させて行ってもよいが、稼働中であっても差し
支えない。その場合、パルスジェットによる多量の空気
の供給によってサイクロン筒1内の負圧は低下して、開
口部5a,5bからの吸引が弱まるだけであり、その都
度、集塵装置50を停止させる必要はない。パルスジェ
ットの噴射中は、上記したように負圧が低くなるので、
弁体2が弁座2bに吸着した状態が弱まり、レバー2c
の操作でもって簡単に下降させることができる。したが
って、吸引機の作動中であっても、下方に堆積した粉塵
を、弁体2と弁座2bとの間に形成される通路を通って
ダスト回収袋16へ収容することができる。このよう
に、除塵作業は集塵装置50の稼働中にも行われるの
で、従来のように、いちいち集塵装置50を停止させて
行う除塵作業に比べて、集塵装置の稼働率を向上させる
ことができる。
【0009】ちなみに、集塵装置50における除塵効果
をより一層高めるために、上述のように噴射孔13bを
縦一列に設けることに代えて、図2に示すように、パル
スジェット管13の周方向の何箇所かにも、噴射孔13
bを穿設しておくことができる。もちろん、管表面を展
開した状態で噴射孔が格子状もしくは千鳥状に配置され
ているようにしておいてもよい。このような場合には、
パルスジェット管13の略全周囲からパルスジェットを
噴射させることができるので、集塵フィルター9の全面
にわたって完全な除塵が可能となり、低減した吸引力を
確実かつ迅速に回復させることができる。
【0010】図3は他の例の集塵装置60であり、吸引
管7を縦通しているパルスジェット管13を短くして、
集塵フィルター9の上部側で開口させ、その開口部から
圧縮空気を集塵フィルター9の内部空間11へ噴射させ
ることができるようにしている。この場合も、集塵装置
50における場合と同様に除塵効果を発揮させることが
できる。
【0011】図4は、パルスジェット管18を回転させ
ることができるようにした集塵装置70の例である。前
述した集塵装置50と異なるところは、パルスジェット
管18が、上部側の固定パイプ18Aと、ロータリージ
ョイント17と、下部側の回転パイプ18Bとよりなっ
ている。そのロータリージョイント17は、図5に示す
ように、固定パイプ18Aのフランジ18aと、回転パ
イプ18Bのフランジ18bと、両フランジ18a,1
8bの接続を維持し、かつ、相対的な回転を可能にする
摺動機能を備えたカバー部材18Cとから構成される。
その結果、回転パイプ18Bは、そのフランジ18bを
介して吊持された恰好となり、かつ、そのフランジ18
bの上面18cと固定パイプ18Aのフランジ18aの
下面18dとも摺動するようにして、回転パイプ18B
の回転が許容されている。なお、この部分におけるエア
ーの漏れは好ましくないので、摺動性のよいパッキング
などを、両パイプ18A,18Bの対向面に介在させる
ようにしておくとよい。ちなみに、両パイプ18A,1
8Bを面接触させた状態で、カバー部材18Cはボルト
止めされる。回転パイプ18Bの回転駆動装置は、図4
に示すように、その外面に装着されたピニオン19B
と、回転軸19aを備えた歯車19Aと、回転軸19a
に接続された減速機構を内蔵するモータ20とからな
る。そして、空間12に位置する歯車19Aは、吸引管
7の管壁に設けられた隙間部から突入した恰好とされ、
回転パイプ18Bを吸引管7内で回転できるようにして
いる。なお、回転軸19aの周囲は、シール材などを用
いて気密が図られるように配慮される。ちなみに、パル
スジェット管18に設けられる噴射孔18fは、上述と
同様に任意の数を選択して配置しておくことができる。
【0012】このように構成された集塵装置70におい
て、集塵フィルター9に粉塵が付着してガスの透過が妨
げられるとともに吸引機による吸引力が低下すると、次
のようにして回復される。吸引機が稼働している状態
で、制御盤の操作ボタンが押されると、電磁弁14がオ
ンとなり、その状態が0.3なしい2.0秒間持続され
る。そして、エアータンク15からパルスジェット管1
8へ供給される圧縮空気が、噴射孔18fからパルスジ
ェットとなって集塵フィルター9へ断続的に噴射され
る。一方、同時に、モータ20が駆動され、歯車19A
およびピニオン19Bが回転され、ロータリージョイン
ト17を介した回転パイプ18Bが回転される。その結
果、噴射孔18fから噴射されるパルスジェットは、円
筒状に形成された集塵フィルター9の表面9aの全周に
わたって付着した粉塵を剥離させることができる。剥離
された粉塵は、図1における説明と同様にして回収され
る。
【0013】図6はさらに異なる集塵装置80の例であ
る。この集塵装置80では、集塵フィルター21が回転
されるようになっている。集塵フィルター21は、その
上部に一体化された蓋部材21Aとともに、筒本体1A
の上部側の内周面1dから内方へ延びる円環状の支持部
材1aに、回転可能に保持されている。すなわち、蓋部
材21Aの外周部に、図7に示す軸受体22が固定さ
れ、支持部材1aの内周部上面と摺動可能に載置され、
その下部外周面は支持部材1aの内周面とも摺接可能と
なっていて、集塵フィルター21の位置が安定的に規制
されている。一方、サイクロン筒1の蓋体1Bの上面に
は、集塵フィルター21を駆動するためのモータ23が
設けられ、蓋体1Bの内方に形成される空間12に挿入
された出力軸23aには、ピニオン24Aがナットによ
って取り付けられている。このピニオン24Aに噛み合
う歯車24Bを周囲に形成した上部カバー21Bは、そ
の下面21nと蓋部材21Aの上面21mとが面接触し
た状態で図示しないボルトにより、軸受体22と一体の
蓋部材21Aに一体化されている。このようにして、集
塵フィルター21を回転させる機構が形成され、集塵フ
ィルター21を透過したガスを、上部カバー21Bの中
央に設けた孔から、吸引ホース8へ導出させることがで
きるようになっている。ちなみに、サイクロン筒1の筒
本体1Aに集塵フィルター21を組み込むときは、ま
ず、軸受体22と一体の蓋部材21Aを介して集塵フィ
ルター21を支持部材1aに載置する。上部カバー21
Bの下面21nにシールのためのOリング25を介在さ
せた状態で、その外周部に設けた円環状の凹部へ軸受体
22の上部を嵌め込み、上述のように蓋部材21Aを上
部カバー21Bとボルト止めする。歯車24Bにピニオ
ン24Aを噛み合わせた状態で、それをモータ23に取
り付ければよい。なお、吸引管7の下部と上部カバー2
1Bの頂部との間にフランジを有する短管7Aが配置さ
れ、それが吸引管7側に取り付けられる。その短管7A
の内面によって、集塵フィルター21の内部空間11と
吸引管7内とを連通させる通路が形成されるとともに、
短管7Aの下面が上部カバー21Bの頂部に当接し、そ
の円滑な回転がなされる。
【0014】このような例においては、集塵フィルター
21がモータ23によって回転される。その一方で、パ
ルスジェット管13から圧縮空気が噴射される間はサイ
クロン筒1の負圧は低下するので、圧縮空気が噴射され
ない状態では吸引機によって生じた負圧で上方へ引き上
げられている集塵フィルター21も自重で支持部材1a
に載置された状態となり、歯車による回転機構でもって
簡単に回転させることができる。その状態でパルスジェ
ット管13を回転させれば、集塵フィルター21の表面
21aの全面に付着した粉塵を飛散させることができ
る。なお、この場合には、内部空間11に配設されるパ
ルスジェット管13は集塵フィルター21に対して偏心
した位置に配置しておくことが好ましい。これにより、
パルスジェットの噴射が集塵フィルター21の内面に当
てる距離が短くなり、粉塵の除去効果がよくなる利点が
ある。
【0015】上述の説明から分かるように、サイクロン
筒内に吸引されて旋回する粉塵ガスが、粗い粉塵や微細
な粉塵さらには溶接ヒュームなどを含んでいても、その
粉塵ガスからの集塵が容易になされる。そして、旋回流
の形成を妨げる粉塵払い板などが設けられていなくて
も、しかも、吸引機を稼働させている集塵作動中であっ
ても、集塵フィルターに付着した粉塵を除去することが
でき、集塵フィルターによる集塵作用の回復を、稼働中
においても迅速に図ることができる。加えて、パルスジ
ェット管または集塵フィルターを回転可能に設けておけ
ば、集塵フィルターの全周にわたる除塵がより一層能率
的に行われることになる。
【0016】なお、以上においては、操作ボタンの操作
により除塵が行われるとして説明したが、検出器を設け
て自動化を図ることができる。すなわち、集塵フィルタ
ーの内部空間11に圧力検出器を配設し、集塵装置とし
ての吸引力が所定の状態以下となったことをその圧力検
出器により検出し、その都度自動的に除塵を行わせるこ
ともできる。さらに、弁体2が弁座2bに対して開閉自
在であれば、弁体2上に堆積した粉塵の回収時以外に
は、サイクロン筒1の下部を気密に維持できるために有
利であるが、ダスト回収器を変形しない一定形状物とす
る場合、そのダスト回収器とサイクロン筒1の下部とを
気密に保持することができるため、弁体2を弁座2bに
対して固定式とすることができる。また、粉塵を除去す
るために圧縮空気を供給すれば、安価にかつ手軽に用い
ることができる。これにもかかわらず、溶接作業や切断
作業用として圧力気体を用いる場合には、これを流用す
ることができる。例えば、アーク溶接作業においては、
炭酸ガスや酸素混入の炭酸ガスをいわゆるシールドガス
として使用しているが、このシールドガスとしての圧力
気体を除塵用に利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサイクロン式集塵方法を実現するた
めに圧力気体の供給管を配置した集塵装置の縦断面図。
【図2】 図1のA−A線矢視断面図。
【図3】 異なる供給管を備えた集塵装置の縦断面図。
【図4】 回転する供給管を有する集塵装置の縦断面
図。
【図5】 ロータリージョイントの構造説明図。
【図6】 回転する集塵フィルターを有する集塵装置の
縦断面図。
【図7】 集塵フィルターの歯車式の回転機構の部分拡
大断面図。
【図8】 従来の集塵装置の縦断面図。
【図9】 粉塵払い板を備えた従来の集塵装置の縦断面
図。
【符号の説明】
1…サイクロン筒、1d…内周面、3…ガス導入口、5
…除塵ガス吸引ホース、6…導出口、8…導出ホース、
9,21…集塵フィルター、9a,21a…表面、10
…円環状空間、11…内部空間、13,18…圧力気体
の供給管(エアー管,パルスジェット管)、14…切替
弁(電磁弁)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 岩男 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)発明者 福場 浩二 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉塵ガス吸引ホースに連なるガス導入口
    が、サイクロン筒の接線方向に臨んで開口される一方、
    吸引機に接続された導出ホースに連なる導出口が、該サ
    イクロン筒の頂部に開口され、そのサイクロン筒には、
    円筒状の集塵フィルターが、該サイクロン筒の内周面と
    の間に円環状空間を形成して同心状に配置されている集
    塵装置において、 上記集塵フィルターの内部空間には、該集塵フィルター
    の表面に付着した粉塵を除去する圧力気体供給用の供給
    管が、挿入されていることを特徴とするサイクロン式集
    塵装置。
  2. 【請求項2】 前記供給管は、該供給管の上流側に配置
    された切替弁の開閉動作で、圧力気体が間歇的に供給さ
    れるパルスジェット管であることを特徴とする請求項1
    に記載されたサイクロン式集塵装置。
  3. 【請求項3】 前記供給管は、前記サイクロン筒に対し
    て、回転可能に取り付けられたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載されたサイクロン式集塵装置。
  4. 【請求項4】 前記集塵フィルターは、前記サイクロン
    筒に対して、回転可能に取り付けられたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載されたサイクロン式集
    塵装置。
  5. 【請求項5】 導出ホースに接続された吸引機により、
    サイクロン筒の頂部から該サイクロン筒の内部空気を吸
    引して、上記サイクロン筒の接線方向から導入される粉
    塵ガスを上記サイクロン筒内に吸引させ、上記サイクロ
    ン筒とその内部に設けた円筒状の集塵フィルターとの間
    に形成した円環状空間で、該粉塵ガスを旋回させること
    により、粗い粉塵を遠心分離して集塵する一方、細かい
    粉塵等を、上記集塵フィルターで集塵する集塵方法にお
    いて、 前記粉塵ガスの吸引作動中に、上記集塵フィルターの内
    部から圧力気体を供給して、該集塵フィルターの表面に
    付着した粉塵を除去させることを特徴とするサイクロン
    式集塵方法。
  6. 【請求項6】 粉塵ガスの吸引作動中に、前記圧力気体
    が間歇的に供給させることを特徴とする請求項5に記載
    されたサイクロン式集塵方法。
  7. 【請求項7】 粉塵ガスの吸引作動中に、前記集塵フィ
    ルターの内部空間に配置された供給管から前記圧力気体
    を供給するとき、その供給管を前記集塵フィルターに対
    して回転させることを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載されたサイクロン式集塵方法。
  8. 【請求項8】 粉塵ガスの吸引作動中に、前記集塵フィ
    ルターの内部空間に配置された供給管から前記圧力気体
    を供給するとき、その供給管に対して前記集塵フィルタ
    ーを回転させることを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載されたサイクロン式集塵方法。
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