JPH0577757A - 車両用後輪操舵装置 - Google Patents

車両用後輪操舵装置

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Publication number
JPH0577757A
JPH0577757A JP3268899A JP26889991A JPH0577757A JP H0577757 A JPH0577757 A JP H0577757A JP 3268899 A JP3268899 A JP 3268899A JP 26889991 A JP26889991 A JP 26889991A JP H0577757 A JPH0577757 A JP H0577757A
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JP
Japan
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steering
angle
wheel
phase
rear wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP3268899A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Momose
信夫 百瀬
Masayoshi Nishimori
政義 西森
Takeshi Takeo
剛 竹尾
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH0577757A publication Critical patent/JPH0577757A/ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、後輪を前輪と同相に制御しうる
車両用後輪操舵装置に関し、高速旋回時等にドライバに
違和感を与えることなく、車両の走行姿勢の安定性を確
保しながら旋回応答性を向上できるようにすることを目
的とする。 【構成】 車両における後輪を前輪と同相に制御しうる
車両用後輪操舵装置において、ハンドル角を検出するハ
ンドル角検出手段10と、ハンドル角速度を求めるハン
ドル角速度検出手段9Eと、上記のハンドル角検出手段
10及びハンドル角速度検出手段9Eで検出された情報
に基づいて上記後輪の操舵角を設定する後輪操舵角設定
手段9Nとをそなえ、上記後輪操舵角設定手段9Nが、
上記ハンドル角の大きさに応じた後輪操舵角量に上記ハ
ンドル角速度の大きさに応じた量を付加することで上記
後輪の操舵角を設定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後輪を前輪と同相に制
御しうる車両用後輪操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の操舵装置として、前輪の
みならず後輪をも操舵する4輪操舵装置が開発されてい
るが、かかる4輪操舵装置における後輪操舵手段は、後
輪にタイロッドのような操舵用軸を設けて、この操舵用
軸を例えば油圧により軸方向へ駆動して後輪を操舵する
ように構成したものがある。
【0003】また、かかる後輪の操舵は、前輪と逆方向
へ操舵する逆相操舵と、前輪と同方向へ操舵する同相操
舵とがあり、一般に、車両の低速時には車両が小回りで
きるように逆相操舵を行なって、中高速時には車両の走
行姿勢を崩さずに安定性を確保しながら旋回又は車線変
更できるように同相操舵を行なっている。
【0004】特に、一般的には、中高速時における同相
操舵の操舵角(以下、舵角と略す)θrは、車速が所定
速度に達したところから与えられ、同相操舵の開始後に
車速の増加とともに増加する。ただし、この車速増加に
対する舵角θrの増加は、次第に小さくなっていき、高
速域では車速増加に対して極めてゆるやかな増加になっ
ている。
【0005】一方、当然ながら、後輪舵角θrは前輪舵
角に対応させる必要があるので、一般的には、前輪舵角
に相当するハンドル角θH に比例するように後輪舵角θ
rを設定する。
【0006】したがって、中高速時における同相操舵に
ついては、例えば車速に対する同相係数K1 を以下のよ
うに設定して、この同相係数K1をハンドル角θH に乗
算した値(K1 ×θH )を後輪舵角θrと設定できる。
【0007】同相係数K1 は、車速が所定の大きさに達
するまでは0であり、車速が所定の大きさに達したとこ
ろから立ち上がって車速の増加とともに増加していく
が、車速が増加するにつれて車速増加に対する同相係数
1の増加は次第に少なくなって、高速域では極めてゆ
るやかな増加になるように設定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同相操舵を
行なう場合の後輪舵角θrは、一般的に、ハンドル角θ
H の大きさに対応して設定するが、高速旋回時等に車両
の走行姿勢の安定性を確保しながら旋回応答性を向上さ
せるには、同相係数K1 を大きくする(各車速に応じて
大きくする)ことが考えられる。
【0009】例えば図7は旋回時の後輪操舵特性を示す
もので、一般に、旋回開始時にハンドル角θH が増加し
て旋回途中ではほぼ一定のハンドル角θH となった後に
旋回終了時にハンドル角θH が減少するので、車速が一
定であれば、後輪舵角θrも、図中に実戦の曲線で示す
ように、旋回開始時に増加して旋回途中ではほぼ一定で
旋回終了時に減少する。ここで、同相係数K1 を大きく
すると、後輪舵角θrの大きさは、図中に破線の曲線で
示すように増加する。
【0010】しかし、同相係数K1 を大きくすると、重
心スリップ角が減少して車体のヘッドアウト傾向が強ま
って、ヨーレイトゲインの低下により、却って曲がりに
くくなったり、車が旋回外方に飛び出すような違和感を
ドライバに与えることがあり、同相係数K1 の値の設定
にも限度がある。
【0011】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、高速旋回時等にドライバに違和感を与えることな
く、車両の走行姿勢の安定性を確保しながら旋回応答性
を向上できるようにした、車両用後輪操舵装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の車両
用後輪操舵装置は、車両における後輪を前輪と同相に制
御しうる車両用後輪操舵装置において、ハンドル角を検
出するハンドル角検出手段と、ハンドル角速度を求める
ハンドル角速度検出手段と、上記のハンドル角検出手段
及びハンドル角速度検出手段からの情報に基づいて上記
後輪の前輪と同相の操舵角を設定する後輪操舵角設定手
段とをそなえ、上記後輪操舵角設定手段が、上記ハンド
ル角の大きさに応じた後輪操舵角量に上記ハンドル角速
度の大きさに応じた量を付加することで上記後輪の操舵
角を設定するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】上述の本発明の車両用後輪操舵装置では、後輪
操舵角設定手段が、ハンドル角の大きさに応じた後輪操
舵角量にハンドル角速度の大きさに応じた量を付加する
ことで後輪の前輪と同相の操舵角を設定する。これによ
り、旋回開始時や旋回終了時には、通常、ハンドル角速
度が大きくなるので後輪操舵角量が増加され、車両の走
行姿勢の安定性を確保しながらの旋回応答性の向上が得
られ、しかも、旋回開始時と旋回終了時との間の旋回途
中では、通常ハンドル角速度が小さくなるので後輪操舵
角量があまり増加されず、車両のヘッドイン傾向が抑制
される。
【0014】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例として
の車両用後輪操舵装置について説明すると、図1はその
制御手段の要部構成を模式的に示すブロック図、図2は
その構成を車両の平面視状態に対応させて示す模式的な
構成図、図3はその制御手段の全体構成を模式的に示す
ブロック図、図4,5はそれぞれその制御特性を示す
図、図6はその同相係数の特性を示す図である。
【0015】まず、図2において、1,2は前輪、3,
4は後輪、5はステアリングハンドル(以下、ハンドル
という)である。前輪1,2を連結するように配設され
た前輪操舵用タイロッドには、ラック&ピニオン等の図
示しない機械式駆動機構の他に、パワーステアリング用
の油圧シリンダ6が付設されている。この油圧シリンダ
6には、ハンドル5の操舵状態に応じて油圧を給排する
進相バルブ13が設けられている。また、後輪3,4を
連結するように配設された後輪操舵用タイロッドには、
後輪操舵用の油圧シリンダ7が付設され、この油圧シリ
ンダ7にも、後輪操舵用バルブ8が設けられている。
【0016】これらの進相バルブ13及び後輪操舵用バ
ルブ8は、コントローラ9によりハンドル角θH ,車速
V,パワーステアリング圧力(パワステ圧),後輪操舵
角(以下、操舵角を舵角と略す)及びオルタネータのL
端子出力等に基づいて制御されるようになっている。
【0017】このため、コントローラ9には、ハンドル
角センサ10,車速センサ(車速検出手段)11,パワ
ステ圧センサ12,後輪操舵角センサ14及びオルタネ
ータのL端子出力(図2では図示省略)等が接続され、
これらの各検出情報がコントローラ9に入力されるよう
になっている。
【0018】このコントローラ9の前後輪の操舵にかか
る概略構成を説明すると、図3に示すように、デジタル
信号として入力されたハンドル角センサ10,車速セン
サ11,オルタネータのL端子出力15からの各情報に
基づいて後輪操舵モードの判定を行なう一方で、アナロ
グ信号として入力されたパワステ圧センサ12からの各
情報及びハンドル角センサ10,車速センサ11からの
各情報に基づいて路面の粗さ(路面μ)を推定して、こ
れらの判定された後輪操舵モードと推定された路面μの
値と上述のハンドル角センサ10,車速センサ11及び
後輪操舵角センサ14からの各情報とに基づいて各制御
の制御量を設定して、これをデジタル・アナログ変換し
て、前輪の進相バルブ13及び後輪操舵用バルブ8へ出
力するようになっている。
【0019】コントローラ9を通じて行なわれる後輪操
舵は、前輪と逆方向へ操舵する逆相操舵と、前輪と同方
向へ操舵する同相操舵とがあり、車両の低速時には車両
が小回りできるように逆相操舵を行なって、中高速時に
は車両の走行姿勢を崩さずに旋回又は車線変更できるよ
うに同相操舵を行なっている。
【0020】この装置では、中高速時における車両の旋
回開始時に後輪を同相操舵するが、この時の車両の旋回
開始時に、瞬間的に後輪を逆相操舵する一瞬逆相操舵制
御も行なわれるようになっている。さらに、ハンドル角
速度に応じた操舵量の補正も行なわれるようになってい
る。そこで、コントローラ9における後輪の同相操舵に
かかる構成部分について説明する。
【0021】図1に示すように、コントローラ9には、
ハンドル角速度算出部(ハンドル角速度検出部)9E
と、基本後輪舵角θrbを設定する基本後輪舵角設定部
9Dと、一瞬逆相操舵用後輪舵角量θriを設定する一
瞬逆相後輪舵角設定部9Gと、後輪操舵の同相アシスト
量θraを設定する同相アシスト量設定部9Kと、設定
された同相アシスト量θraにハンドル角方向に応じた
符号を付与する同相アシスト量方向付与部9Lと、基本
後輪舵角θrbから一瞬逆相操舵用後輪舵角量θriを
減じて方向を付与された同相アシスト量θra(又は−
θra)を加えることで、後輪舵角θrを決定する後輪
舵角決定部9Mとがそなえられる。
【0022】そして、基本後輪舵角設定部9Dと一瞬逆
相後輪舵角設定部9Gと同相アシスト量設定部9Gと同
相アシスト量方向付与部9Lと後輪舵角決定部9Mとか
ら、後輪操舵角設定手段9Nが構成されている。
【0023】このうち、ハンドル角速度算出部9Eで
は、ハンドル角センサ10からのハンドル角θH を時間
微分してハンドル角速度θH ′(dθH /dt)を求め
る。
【0024】基本後輪舵角設定部9Dでは、車速センサ
11からの車速Vに基づき同相係数K1 を求めてハンド
ル角センサ10からのハンドル角θH に同相係数K1
掛けることで、基本後輪舵角θrb(=K1 ×θTH)を
決定しこの基本後輪舵角θrbに応じた制御信号を出力
する。
【0025】なお、同相係数K1 は、図1中の基本後輪
舵角設定部9Dのブロック内に示すように、車速が所定
の大きさに達するまでは0であり、車速が所定の大きさ
に達したところから立ち上がって車速の増加とともに増
加していくが、車速が増加するにつれて車速増加に対す
る同相係数K1 の増加は次第に少なくなって、高速域で
は極めてゆるやかな増加になるように設定されている。
【0026】一瞬逆相後輪舵角設定部9Gでは、車速セ
ンサ11からの車速Vに基づき一瞬逆相係数K3 を設定
してハンドル角センサ10からのハンドル角θH に一瞬
逆相係数K3 を掛けて一瞬逆相用後輪舵角量θri(=
3 ×θTH)を決定しこの一瞬逆相用後輪舵角量θri
に応じた制御信号を出力する。
【0027】この一瞬逆相操舵は、急なハンドル操作を
したときなどドライバが急旋回を望むと、後輪を瞬間的
に前輪と逆相に操舵して速やかに車両を回頭させようと
するための制御であり、ドライバが急旋回を望んでいる
かどうかは、例えばハンドル角速度算出部16Eで算出
したハンドル角速度θH ′が閾値よりも大きいかどうか
で判断でき、ハンドル角速度θH ′が閾値よりも大きけ
れば、急旋回を望んでいるとして、一瞬逆相操舵を行な
うことができる。
【0028】この時の一瞬逆相舵角は、車速Vに応じて
設定されるが、車両に生じる横Gの状態に応じて補正す
ることも考えられる。つまり、横Gの小さい領域(例え
ば、横G<0.2)では、一瞬逆相係数用補正係数(以
下、一瞬逆相補正係数という)αを一定値(α=1)と
して、横Gがこれよりも大きくなると(例えば、0.2
<横G<0.6)、一瞬逆相補正係数αを次第に(ここ
では線型に)増加させていき、横Gが所定値(例えば、
横G=0.6)に達すると一瞬逆相補正係数αを再び一
定値(例えばα=2.5)とする。これにより、横Gが
ある程度高くなって(0.2<横Gになって)、前輪の
コーナリングフォースが飽和状態に近づいたら、一瞬逆
相量を横Gに応じて増大させるように、補正係数αを増
大させるのである。ただし、この補正係数αの増大にも
限度を設ける。
【0029】ところで、一瞬逆相係数K3 は、図1中の
後輪舵角決定部9Dのブロック内に示すように、中速域
に入ったところで0から立ち上がって増加した後に一定
値となって中速域から高速域に入ったら適当な速度で減
少して0となるように設定されている。
【0030】このように、低速域で一瞬逆相制御を行な
わないのは、低速域では同相制御は行なわず前輪のコー
ナリングフォースのみで十分な回頭性が得られるという
判断からであり、ある程度の高さの高速域で一瞬逆相制
御を行なわないのは、高速域では車両の挙動の安定の方
を優先しているからである。
【0031】この一瞬逆相制御を行なう場合は、ハンド
ル角速度算出部(微分部)9Eから設定された一瞬逆相
用後輪舵角量θri(0よりも大きい値)を旋回初期の
極めて短い期間だけ瞬間的に出力する。そして、一瞬逆
相制御後には、一瞬逆相制御を行なわないように、一瞬
逆相用後輪舵角量θriとしては0が出力される。
【0032】なお、ハンドル角速度算出部(微分部)9
Eからの情報によりハンドル角速度θH ′が所定値以下
であれば、急旋回を望んでいないので、一瞬逆相制御を
行なわないように一瞬逆相用後輪舵角量θriとして0
を出力する。
【0033】同相アシスト量設定部9Gでは、車速セン
サ11からの車速Vに基づき同相アシスト係数K5 を設
定して、この同相アシスト係数K5 とハンドル角速度算
出部9Eからのハンドル角速度θH ′とから後輪操舵の
同相アシスト量θraを決定しこの同相アシスト量θr
aに応じた制御信号を出力する。
【0034】同相アシスト係数K5 は、図6に示すよう
に、高速域に入ったところで0から立ち上がって速度の
増加に応じて次第に増加していくように設定されてい
る。
【0035】そして、同相アシスト量θraは、この同
相アシスト係数K5とハンドル角速度θH ′とから次の
式から求められる。 θra=sgn(θH )・K5 ・|θH ′|/ρ ただし、|θH ′|はハンドル角速度θH ′の絶対値で
あり、sgn(θH )はハンドル角θH の方向であり、
ハンドル角θH について例えば左回りを正とすると、ハ
ンドルが中立位置よりも左側に操作されていれば、sg
n(θH )は+1となり、ハンドルが中立位置よりも右
側に操作されていれば、sgn(θH )は−1となる。
また、ρはステアリングギヤ比である。したがって、ハ
ンドル角θH が一定ならば同相アシスト量θraは0と
なる。
【0036】本発明の一実施例としての車両用後輪操舵
装置は、上述のように構成されているので、中高速時に
旋回しようとしてハンドルを操作すると、基本後輪舵角
設定部9Dで、車速センサ11からの車速Vとハンドル
角センサ10からのハンドル角θH とに基づき、基本後
輪舵角θrb(=K1×θH )を決定しこの基本後輪舵
角θrbに応じた制御信号を出力する。
【0037】このとき、ハンドル操作が急な場合、つま
り、ハンドル角速度が所定値以上になると、一瞬逆相後
輪舵角設定部9Gで、車速センサ11からの車速Vとハ
ンドル角センサ10からのハンドル角θH とに基づき、
一瞬逆相用後輪舵角量θri(=K3 ×θTH)を決定し
この一瞬逆相用後輪舵角量θriに応じた制御信号を出
力する。
【0038】また、旋回しようとするときの車速が高速
であると、同相アシスト量設定部9Gで、車速センサ1
1からの車速Vとハンドル角速度算出部9Eからのハン
ドル角速度θH ′とに基づき、後輪操舵の同相アシスト
量θraを決定しこの同相アシスト量θraに応じた制
御信号を出力する。
【0039】そして、後輪舵角決定部9Mで、基本後輪
舵角θrbから一瞬逆相操舵用後輪舵角量θriを減じ
て方向を付与された同相アシスト量θra(又は−θr
a)を加えて、後輪舵角θrを決定する。
【0040】ただし、ハンドル角速度算出部(微分部)
9Eからの情報でハンドル角速度θH が所定値以下であ
れば急旋回を望んでいないので、一瞬逆相制御を行なわ
ないように、一瞬逆相操舵用後輪舵角量θriとして0
が出力される。また、車速が高速でなかったりハンドル
角θH が一定ならば、同相アシスト量θraとして0が
出力される。
【0041】このようにして決定された後輪舵角θrに
応じた制御信号が後輪舵角決定部9Mから後輪操舵用バ
ルブ8の駆動部に出力されて、後輪操舵用バルブ8の開
度が制御され、油圧シリンダ7が所要量だけ駆動され
る。これにより、後輪3,4の舵角の大きさがθrに調
整される。
【0042】この結果、基本後輪舵角θrbに応じて、
中高速時には後輪の同相制御によって、車両の走行姿勢
を崩さずに旋回又は車線変更できるようになる。
【0043】さらに、ドライバが急旋回を望むと、瞬間
的に前輪と逆相に操舵する一瞬逆相制御が行なわれるの
で、速やかに車両を回頭させることができるようにな
り、急な旋回を行なえるようになる。
【0044】また、高速走行時に旋回しようとすると、
ハンドル角速度θH′に応じた操舵方向に同相アシスト
量θraが付加されるので、操舵過渡時の車両の走行安
定性を一層向上でき、且つ、定常旋回時の後輪同相量過
多による操舵上の違和感を解消できる。
【0045】図4は、定常旋回を行なうときのハンドル
角の変化[図4中の(a)]と後輪舵角の変化[図4中
の(b)]とを時間的に対応させて示すものである。ハ
ンドル角θH が旋回開始時に増加して旋回途中ではほぼ
一定になった後、旋回終了にかけて減少していくのに対
して、基本後輪舵角θrbの大きさは、図中に破線の曲
線で示すようにハンドル角θH の大きさに応じて変化す
る。このハンドル角θH に、ハンドル角速度θH ′に応
じて同相アシスト量θraが付加されるので、後輪舵角
θrは、旋回開始時と旋回終了前に増加して実線で示す
ようになる。
【0046】また、もしも定常旋回状態が長ければ、旋
回中のハンドル角θH が一定の時間が長いので、図5の
鎖線で示すような基本後輪舵角θrbに対して、旋回開
始時と旋回終了前に同相アシスト量θraが付加されて
実線で示すようになる。
【0047】このため、操舵過渡時(操舵開始時および
操舵終了時)には、大きな後輪舵角θrにすることで車
両の走行安定性を向上でき、定常旋回時には、後輪舵角
θrを抑えることで重心スリップ角の減少を抑制して車
体のヘッドアウト傾向を抑えながら操舵上の違和感を解
消できる。
【0048】また、重心スリップ角の減少が抑制される
ので、ヨーレイトゲインの低下により車両が曲がりにく
くなったりすることも回避できる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車両用後
輪操舵装置によれば、車両における後輪を前輪と同相に
制御しうる車両用後輪操舵装置において、ハンドル角を
検出するハンドル角検出手段と、ハンドル角速度を求め
るハンドル角速度検出手段と、上記のハンドル角検出手
段及びハンドル角速度検出手段からの情報に基づいて上
記後輪の前輪と同相の操舵角を設定する後輪操舵角設定
手段とをそなえ、上記後輪操舵角設定手段が、上記ハン
ドル角の大きさに応じた後輪操舵角量に上記ハンドル角
速度の大きさに応じた量を付加することで上記後輪の操
舵角を設定するように構成されることにより、例えば高
速旋回時等にドライバに違和感を与えることなく、車両
の走行姿勢の安定性を確保しながら旋回応答性を向上で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての車両用後輪操舵装置
の制御手段の要部構成を模式的に示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例としての車両用後輪操舵装置
の構成を車両の平面視状態に対応させて示す模式的な構
成図である。
【図3】本発明の一実施例としての車両用後輪操舵装置
の制御手段の全体構成を模式的に示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の一実施例としての車両用後輪操舵装置
の制御特性を示す図である。
【図5】本発明の一実施例としての車両用後輪操舵装置
の制御特性を示す図である。
【図6】本発明の一実施例としての車両用後輪操舵装置
の同相係数の特性を示す図である。
【図7】従来の車両用後輪操舵装置の制御特性を示す図
である。
【符号の説明】
1,2 前輪 3,4 後輪 5 ステアリングハンドル(ハンドル) 6 パワーステアリング用の油圧シリンダ 7 後輪操舵用の油圧シリンダ 8 後輪操舵用バルブ 9 コントローラ 9E ハンドル角速度算出部(ハンドル角速度検出部) 9D 基本後輪舵角設定部 9G 一瞬逆相後輪舵角設定部 9K 同相アシスト量設定部 9L 同相アシスト量方向付与部 9M 後輪舵角決定部 9N 後輪操舵角設定手段 10 ハンドル角センサ 11 車速センサ(車速検出手段) 12 パワステ圧センサ 13 進相バルブ 14 後輪操舵角センサ 15 オルタネータのL端子出力
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】例えば図7は旋回時の後輪操舵特性を示す
もので、一般に、旋回開始時にハンドル角θH が増加し
て旋回途中ではほぼ一定のハンドル角θH となった後に
旋回終了時にハンドル角θH が減少するので、車速が一
定であれば、後輪舵角θrも、図中に実の曲線で示す
ように、旋回開始時に増加して旋回途中ではほぼ一定で
旋回終了時に減少する。ここで、同相係数K1 を大きく
すると、後輪舵角θrの大きさは、図中に破線の曲線で
示すように増加する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【作用】上述の本発明の車両用後輪操舵装置では、後輪
操舵角設定手段が、ハンドル角の大きさに応じた後輪操
舵角量にハンドル角速度の大きさに応じた量を付加する
ことで後輪の前輪と同相の操舵角を設定する。これによ
り、旋回開始時や旋回終了時には、通常、ハンドル角速
度が大きくなるので後輪操舵角量が増加され、車両の走
行姿勢の安定性を確保しながらの旋回応答性の向上が得
られ、しかも、旋回開始時と旋回終了時との間の旋回途
中では、通常ハンドル角速度が小さくなるので後輪操舵
角量があまり増加されず、車両のヘッドアウト傾向が抑
制される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】基本後輪舵角設定部9Dでは、車速センサ
11からの車速Vに基づき同相係数K1 を求めてハンド
ル角センサ10からのハンドル角θH に同相係数K1
掛けることで、基本後輪舵角θrb(=K1 ×θH )を
決定しこの基本後輪舵角θrbに応じた制御信号を出力
する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】一瞬逆相後輪舵角設定部9Gでは、車速セ
ンサ11からの車速Vに基づき一瞬逆相係数K3 を設定
してハンドル角速度算出部9Eからのハンドル角速度θ
H に一瞬逆相係数K3 を掛けて一瞬逆相用後輪舵角量
θri(=K3 ×θH )を決定しこの一瞬逆相用後輪
舵角量θriに応じた制御信号を出力する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】この一瞬逆相操舵は、急なハンドル操作を
したときなどドライバが急旋回を望むと、後輪を瞬間的
に前輪と逆相に操舵して速やかに車両を回頭させようと
するための制御であり、ドライバが急旋回を望んでいる
度合を示す指標としてハンドル角速度算出部9Eで算出
したハンドル角速度θH を使用し、ハンドル角速度θ
H に応じて、一瞬逆相操舵を行なう
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】この時の一瞬逆相舵角は、ハンドル角速度
θH ′のほか車速Vに応じて設定される
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】すなわち、一瞬逆相係数K 3 が車速により
変化するものとなっており、図1中の一瞬逆相後輪舵角
設定部9Gのブロック内に示すように、中速域に入った
ところで0から立ち上がって増加した後に一定値となっ
て中速域から高速域に入ったら適当な速度で減少して0
となるように設定されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】この一瞬逆相用後輪舵角量θriは前述し
たようにK3 ×θH ′の算出式により演算されるが、車
両に生じる横Gの状態に応じて補正すること(即ち、θ
ri=K3 ×θH ′×α)も考えられる。つまり、横G
の小さい領域(例えば、横G<0.2)では、一瞬逆相
係数用補正係数(以下、一瞬逆相補正係数という)αを
一定値(α=1)として、横Gがこれよりも大きくなる
と(例えば、0.2<横G<0.6)、一瞬逆相補正係
数αを次第に(ここでは線型に)増加させていき、横G
が所定値(例えば、横G=0.6)に達すると一瞬逆相
補正係数αを再び一定値(例えばα=2.5)とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】このような補正を行なう場合は、横Gがあ
る程度高くなって(0.2<横Gになって)、前輪のコ
ーナリングフォースが飽和状態に近づいたら、補正係数
αを増大させて一瞬逆相量を横Gに応じて増大させるこ
とができ、横Gが大きい時の回頭性を確実に向上させる
ことができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】このときの車速が中速域であると、一瞬逆
相後輪舵角設定部9Gで、車速センサ11からの車速V
とハンドル角速度算出部9Eからのハンドル角速度
θH とに基づき、一瞬逆相用後輪舵角量θri(=K
3 ×θH )を決定しこの一瞬逆相用後輪舵角量θri
に応じた制御信号を出力する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】ただし、ハンドル角速度算出部(微分部)
9Eからの情報でハンドル角速度θ H 一定であれ
ば、一瞬逆相用後輪舵角量θri及び同相アシスト量θ
raが共に0として出力されるし、車速が極めて高けれ
ば、一瞬逆相操舵用後輪舵角量θriとして0が出力さ
れる。また、車速が高速でなかったならば、同相アシス
ト量θraとして0が出力される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】さらに、一瞬逆相操舵の車速領域にある場
合は、一瞬逆相操舵用後輪量θriがハンドル角速度θ
H ′に対応していることから、ハンドル角θH に対応す
る基本後輪舵角θrbより先行して発生することにな
り、操舵の初期に後輪が逆相に操舵されたあとハンドル
角θH が大きくなって基本後輪舵角θrbが増大すると
後輪は同相操舵に移行することになる。これにより操舵
の初期に後輪が一瞬逆相に操舵され、速やかに車両を回
頭させることができるようになり、急な旋回を行なえる
ようになる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 117:00 123:00 137:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両における後輪を前輪と同相に制御し
    うる車両用後輪操舵装置において、ハンドル角を検出す
    るハンドル角検出手段と、ハンドル角速度を求めるハン
    ドル角速度検出手段と、上記のハンドル角検出手段及び
    ハンドル角速度検出手段からの情報に基づいて上記後輪
    の前輪と同相の操舵角を設定する後輪操舵角設定手段と
    をそなえ、上記後輪操舵角設定手段が、上記ハンドル角
    の大きさに応じた後輪操舵角量に上記ハンドル角速度の
    大きさに応じた量を付加することで上記後輪の操舵角を
    設定するように構成されていることを特徴とする、車両
    用後輪操舵装置。
JP3268899A 1991-09-20 1991-09-20 車両用後輪操舵装置 Pending JPH0577757A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02274666A (ja) * 1989-04-14 1990-11-08 Honda Motor Co Ltd 4輪操舵装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02274666A (ja) * 1989-04-14 1990-11-08 Honda Motor Co Ltd 4輪操舵装置

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Effective date: 19970408