JPH0578448U - 工業用ロボットのワ−ク保持装置 - Google Patents

工業用ロボットのワ−ク保持装置

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JPH0578448U
JPH0578448U JP2492892U JP2492892U JPH0578448U JP H0578448 U JPH0578448 U JP H0578448U JP 2492892 U JP2492892 U JP 2492892U JP 2492892 U JP2492892 U JP 2492892U JP H0578448 U JPH0578448 U JP H0578448U
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由紀夫 長山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不正確な位置にあるワークを掴んで正確な位
置決めをしつつ目標位置に円滑に搬送でき、寸法の異な
るワ−クに対して爪の移動位置の設定変更が容易で対応
が簡単になる工業用ロボットのワーク保持装置を提供す
る。 【構成】 矩形のワークの周縁を掴んで目標位置へ搬送
する工業用ロボットにおいて、前記ワークの一方の対向
する2辺を挾みワークをこれら2辺に直交する方向の位
置決めを行う第1の挾持手段と、前記ワークの他方の対
向する2辺に接触してこれら他方の2辺に直交する方向
の位置決めを行う第2の挾持手段と、前記第1および第
2の挾持手段に設けられ前記ワ−クの各辺に係合する爪
とを備え、前記爪の位置を各挾持手段の挟む方向に変更
可能にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、矩形のワークをその周縁で保持しつつ目標位置へ搬送する工業用ロ ボットに用いられるワーク保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示板の製造工程中には、ガラス基板などの矩形のワークを搬送する工程 がある。例えば基板を垂直な軸回りに水平に保持し、この基板上面に処理液を供 給してから基板を高速回転させて処理液を塗布したり乾燥させるスピナ−が公知 であるが、この場合ワークを水平にしてスピナ−のワーク回転盤上に搬送し、ま た処理液塗布後のワークを水平に保ったまま乾燥装置に移す必要がある。このス ピナ−はまた、露光した基板などのワ−クを回転させ、その上面に現像液をノズ ルから噴射して現像する場合(スピン現像)にも用いられ、この時にも同様の搬 送工程が必要である。
【0003】 ここにワークは回転盤上に正確な位置決めをして運ばなければならない。しか しスピナ−の前工程からコンベヤなどで送られてくる基板の位置は一般に不正確 であるから、この不正確な位置にあるワークをつかんで高精度な位置決めをして 目標位置に置かなければならない。
【0004】 従来は例えば十字形の4本のアームにそれぞれ移動可能な爪を設け、これら4 つの爪をワークの4辺に同時に係合させてワークを掴み、各爪を移動させてワー クを位置決めするものが用いられていた。ここにワ−クの寸法が変った時には、 爪の移動位置も変えるため、爪の移動制御を行う機構、例えばリンク機構の設定 を変えていた。
【0005】
【従来の技術の問題点】
しかし4つの爪でワークの4辺を掴むと、例えば対向する2辺を掴む爪を移動 させる際に他の2辺を他の爪が掴んでいるのでワークが移動しにくくなる。この ため各爪の移動や握持力の制御が複雑になったり、各爪に好ましくない無理な力 が作用して円滑な動作が妨げられるという問題が生じ得る。また位置決めの精度 が低下するという問題もあった。
【0006】 また寸法が異なるワ−クに対しては、爪の移動位置を変えるため、リンク機構 などの爪の移動制御機構の設定を変更する必要が生じる。例えば爪を保持するア −ムやリンクの長さを変えたり、ア−ムやリンクの支点位置を変えたりすること が必要で、その作業が面倒であった。
【0007】
【考案の目的】
本考案はこのような事情に鑑みなされたものであり、不正確な位置にあるワー クを掴んで正確な位置決めをしつつ目標位置に円滑に搬送することができ、寸法 の異なるワ−クに対しても爪の移動位置の設定変更が容易で対応が簡単になる工 業用ロボットのワーク保持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の構成】
本考案によればこの目的は、矩形のワークの周縁を掴んで目標位置へ搬送する 工業用ロボットにおいて、前記ワークの一方の対向する2辺を挾みワークをこれ ら2辺に直交する方向の位置決めを行う第1の挾持手段と、前記ワークの他方の 対向する2辺に接触してこれら他方の2辺に直交する方向の位置決めを行う第2 の挾持手段と、前記第1および第2の挾持手段に設けられ前記ワ−クの各辺に係 合する爪とを備え、前記爪の位置を各挾持手段の挟む方向に変更可能にしたこと を特徴とする工業用ロボットのワーク保持装置により達成される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を適用したスピナ−の側断面図、図2はその使用例を 示す平面図、図3はワーク保持部分の拡大平面図、図4はその動作を示す側面図 、図5は各ア−ムの爪の着脱の様子を示す斜視図、図6はその爪の取付構造の一 例を示す断面図である。
【0010】 図1において符号10はフレーム、12はモータであり、このモータ12の垂 直な軸には回転軸14が嵌合されている。回転軸14は軸受フレーム16に回転 自在に保持される一方、その上端には四角形の回転盤18が水平に固定されてい る。この回転盤18の上面の四隅には位置決めピン20が植設されている。ワー クとなるガラス基板22は、後記の工業用ロボットによってこの回転盤18上に 運ばれ、これらのピン20にその四隅を係合させた状態で水平に保持される。
【0011】 このガラス基板22の上面に処理液を滴下した後、回転盤18と共にこの基板 22を高速回転すると、この処理液は遠心力により基板22上面全体に拡散し、 余分な処理液は周囲に飛散する。回転盤18の下方および周囲はカバー24で囲 まれ、飛散した処理液はこのカバー24によって環状の集液路26に集められ、 さらに排液口28から排液槽(図示せず)に集められる。また霧状になった処理 液はカバー24の外周壁に設けた排気口30から外部の排気ポンプ(図示せず) に吸引される。
【0012】 32はこのスピナ−にワークすなわち基板22を搬入しまた搬出する工業用ロ ボットであり、スピナ−を挾んで左右両側に一対配設されている(図2)。各工 業用ロボット32はワークの搬送方向に平行に設けたガイド34、34によって 左右方向に移動可能である。
【0013】 すなわち図1に示すように、フレーム10に固定されたサブフレーム36に上 下一対のガイド34、34が水平に取付けられ、これらガイド34、34にスラ イダ38、38を介してキャリヤ40が取付けられている。このキャリヤ40は モータ42のプーリに巻掛けたベルトによって水平方向に移動される。
【0014】 キャリヤ40にはまた垂直なガイド44が固定され、このガイド44にはスラ イダ46、46を介して昇降台48が取付けられている。この昇降台48は、図 示しないモータで回転されるクランクアーム50と、このアーム50の回動端と キャリヤ40側ブラケット52とをつなぐリンク54とを備える。従ってこのア ーム50を回転させることにより昇降台48は昇降する。
【0015】 昇降台48の上端にはワーク保持装置56が搭載されている。昇降台48の上 端には水平基板58が固定され、この水平基板58の上面には前記ガイド34お よび44に直交する水平方向に1本のガイド60が固定されている。このガイド 60には5個のスライダ62a〜eが装着されている。
【0016】 スライダ62aと62dは2本のアーム64、64で結合され、これらのアー ム64、64の先端はガイド60の一方へ向って伸び、両ア−ム64、64の先 端がガイド60に直交する連結ア−ム65で連結されている。この連結ア−ム6 5に一対の爪66、66が着脱可能に固定されている。スライダ62bと62e は前記アーム64、64の外側を通る一対のアーム68、68で結合され、その 先端はアーム64よりも先に伸び、連結ア−ム69によって連結されている。こ の連結ア−ム69に一対の爪70、70が着脱可能に固定されている。
【0017】 従ってスライダ62a、62dとアーム64は一体にガイド60上を移動する 可動アーム72を形成し、またスライダ62b、62eとアーム68は一体にガ イド60上を移動する可動アーム74を形成する。これら両可動アーム72、7 4によって基板22の対向する2辺22a、22bを挾持する第1の挾持手段7 6が形成される。なお各爪66、70は図4の(A)に示すように、基板22の 下縁に係合する。
【0018】 これら両可動アーム72、74は図4に示すクランク機構によって移動される 。すなわち2つのスライダ62a、62bの中間付近の側方には、モータ(図示 せず)により回動される円盤78が設けられ、この円盤78の中心を挾む対向位 置には略コ字状のリンク80、82が連結されている。これらリンク80、82 の他端がスライダ62a、62bに固着した起立板に連結されている。
【0019】 従って円盤78が図4(B)に示すように時計方向に回転すれば、リンク80 、82はスライダ62aと62bとを互いに離す方向に押し、爪66、70は互 いに離れる。円盤78が反時計方向に回転して図4(A)に示す位置に来れば、 スライダ62aと62bとが最も接近し、爪66、70が基板22の2辺22a 、22bの下面に入って基板22を下面から水平に保持し得る状態になる。
【0020】 なおこの時基板22は爪66、70の間で左右にスライド可能となるようにス ライド62a、62bの間隔が設定されている。またスライダ62aと62bと は、図4(A)の位置に来る時に最も低速になるから、基板22に爪66、70 はゆっくりと接触することになり、この接触時に衝撃を小さくすることができる 。
【0021】 84は第2の挾持手段であり、左右一対の回動アーム86、86を有する。回 動アーム86、86は水平基板58から起立する軸受ピン88、88に水平基板 58から所定間隔高く保持されている。回動アーム86、86には、引張りばね 90、90によって、その回動端(先端)が互いに接近する方向に復帰習性が付 与されている。この回動端には爪91、91(図1、3)が着脱可能に取付けら れている。
【0022】 回動アーム86、86の基部はスライダ62d、62eの上方に延出し、この 延出端はロッド92、92によって中央の前記スライダ62cに連結されている 。なおこのスライダ62cは通常はばね90の復帰力によってスライダ62bに 押圧され、スライダ62bと共に一体となって移動する。このスライダ62bに はスライダ62cとの接触・離隔を検出するセンサ94が設けられている。
【0023】 従って第1の挾持手段76が基板22の2辺22a、22bを挾持する際には 、スライダ62bに追随してスライダ62cも移動し、回動アーム86の先端が 基板22の他方の2辺22c、22dに接触するとスライダ62cが残って停止 する。この時両回動アーム86、86はそれぞれロッド92によってスライダ6 2cに連結されているから、両アーム86、86の回動角は常に同一に保たれる 。なおスライダ62cがスライダ62bから離隔しないことをセンサ94が検知 すると、基板22をつかんでいないと判別できる。
【0024】 今このワーク保持装置56により基板22を挾む際には、円盤78を図4(B )のように時計方向に回転させて第1、第2の挾持手段76、84を開き、基板 22の上から降下させる。爪66、70が基板22と略同一高さになったら円盤 78を図4(A)に示す位置まで反時計方向に回転させる。この回転に伴ってス ライダ62aと62bが接近してゆき、これらと一体の爪66、70が基板22 の2辺22a、22bに接近してゆく。
【0025】 これと同時にスライダ62cがスライダ62bに追従して移動するから、第2 の挾持手段84の回動アーム86、86がばね90によって互いに先端が接近す る方向に回動する。回動アーム86、86のいずれかの先端が基板22の他方の 2辺22c、22dのいずれかに接触すると、基板22が押されて左右方向の中 央に移動する。
【0026】 また第1の挾持手段76も爪66、70の一方によって基板22を押しながら 両爪66、70間の中央に移動させる。この結果基板22は第1、第2の挾持手 段76、84により設定された一定の位置に常に移動されて保持されることにな る。
【0027】 次にワ−クである基板22の寸法が変った時の対応について図5、6を用いて 説明する。前記ア−ム64、68に固定した連結ア−ム65、69に設けた爪6 6、70は着脱可能である。また回動ア−ム86、86の爪91、91も着脱可 能である。これらの爪66、70、91、91は図5に示すように交換可能であ る。
【0028】 すなわち前記の爪66、70、91、91はそれぞれ連結ア−ム65、69お よび回動ア−ム86、86に直接固定されていたが、これに代えて延長部材10 0、102、104、104を介して爪66A、70Aおよび91A、91Aを 固定することができる。ここに各延長部材100、102、104、104は、 ア−ム65、69および86、86が基板22を挟む方向に長い。各延長部材1 00、102、104、104は異なる長さのものを用意しておき、寸法の異な る基板22に対して最適な長さのものを設定する。これら延長部材100、10 2、104、104は図5に示すように、ア−ム65、69、86、86にそれ ぞれボルト106によって固定される。
【0029】 この実施例では延長部材100、102、104の長さを変えるることにより 、異なる寸法の基板22に対応させたが、本考案は一定の長さの延長部材に対し て爪66、70、91だけの取付け位置を変えるようにしてもよい。すなわち各 爪66、70、91の取付け位置をそのア−ム65、69、86の移動方向に長 い部材に位置変更可能に固定する。
【0030】 例えば図6に示すように爪66、70、71は、樹脂製スリ−ブ108を取付 けた軸110の上端部に環状の溝112を設け、ここに延長部材100、102 、104に螺入されたビス114の先端を係入させて固定する。軸110の挿入 孔を多数設けておき位置を変更すればよい。
【0031】 以上の各実施例では第1の挾持手段76を移動させるスライダ62bに、第2 の挾持手段84のスライダ62cを追従させて両者を連動させたから、簡単な構 成で両手段76、84の動作タイミングを正確にして動作の信頼性を向上させる ことができる。
【0032】 また第1の挾持手段76の爪66、70、66A、70Aは、基板22を挾持 した状態で基板22がこの挾持方向に直交する方向にスライド可能にした。この ため第1、第2の挾持手段76、84の動作タイミングが何らかの障害により狂 い、第2の挾持手段84の作動が遅れた場合にも、第1の挾持手段76によりす でに掴まれた基板22を第2の挾持手段84により容易に移動させることができ る。
【0033】
【考案の効果】
請求項1の考案は以上のように、ワークの一方の対向する2辺を第1の挾持手 段で挾んでこの挾持方向の位置決めをする一方、ワークの他方の2辺を第2の挾 持手段で挾んでこの挾持方向の位置決めを行い、両手段を協働させてワークの位 置決めを行うものであるから、無理なく精度良く位置決めを行うことができる。 また各挾持手段の爪は、挾持方向に位置変更可能にしたから、寸法の異なるワ− クに対してはこの爪の取付け位置を変えることで容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用したスピンコータの側
断面図
【図2】その使用例を示す平面図
【図3】ワーク保持部分の拡大平面図
【図4】その動作を示す側面図
【図5】爪の取付けを示す斜視図
【図6】爪の取付構造の一例を示す断面図
【符号の説明】
22 ワークとしての基板 32 工業用ロボット 56 ワーク保持装置 64、68、ア−ム 65、69 連結ア−ム 66A、70A、91A 爪 76 第1の挾持手段 84 第2の挾持手段 86 回動ア−ム 100、102、104 延長部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形のワークの周縁を掴んで目標位置へ
    搬送する工業用ロボットにおいて、前記ワークの一方の
    対向する2辺を挾みワークをこれら2辺に直交する方向
    の位置決めを行う第1の挾持手段と、前記ワークの他方
    の対向する2辺に接触してこれら他方の2辺に直交する
    方向の位置決めを行う第2の挾持手段と、前記第1およ
    び第2の挾持手段に設けられ前記ワ−クの各辺に係合す
    る爪とを備え、前記爪の位置を各挾持手段の挟む方向に
    変更可能にしたことを特徴とする工業用ロボットのワー
    ク保持装置。
JP1992024928U 1992-03-26 1992-03-26 工業用ロボットのワ−ク保持装置 Expired - Lifetime JP2577704Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421846A (en) * 1977-07-20 1979-02-19 Ricoh Co Ltd Form overlay method
JPH027989U (ja) * 1988-06-30 1990-01-18

Patent Citations (2)

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