JPH0579042U - 磁場環境下耐用転がり軸受 - Google Patents

磁場環境下耐用転がり軸受

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JPH0579042U
JPH0579042U JP1762692U JP1762692U JPH0579042U JP H0579042 U JPH0579042 U JP H0579042U JP 1762692 U JP1762692 U JP 1762692U JP 1762692 U JP1762692 U JP 1762692U JP H0579042 U JPH0579042 U JP H0579042U
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JP1762692U
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正章 大槻
善久 川上
継雄 松下
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁場環境下という特殊な環境下で、微小領域の
高速揺動部を支持するような過酷な使用においても、長
期間にわたって作動不良を来すことなく該揺動部を安定
的に支持できるようにすること。 【構成】内・外輪4,5をベリリウム銅で、ボール6を
セラミックスでと異種材料にしている。セラミックス製
ボール6の質量はベリリウム銅や非磁性のステンレス鋼
に比べて小さいので、高速揺動に対してボール6が追従
しやすくなり、内・外輪4,5に対してボール6が滑ら
ずにほぼ規則正しく転がり接触するようになる。このた
め、疑似圧痕の発生が防止されるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁場環境下でも機械的な揺動部の軸受として好適に使用しえる転が り軸受に係り、特に内・外輪およびこれら両輪間の転動体の素材に特徴を持つ転 がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような転がり軸受は、磁場環境下という特殊な環境下で機械的な揺動部の 軸受として耐用しえるように、一般には、それを構成する部品、すなわち、内・ 外輪およびこれら両輪間の転動体などの全ての部品が磁性の影響を受けないよう なベリリウム銅とか、あるいは非磁性ステンレス鋼(SUS304)のような金 属で形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような金属で部品が構成されてある転がり軸受において、従 来のものでは、磁場環境下において例えばバルブ開閉用アクチュエータのように 微小領域を高速で揺動する揺動部の軸受に用いた場合に、特に内・外輪の軌道面 において転動体と接触する微小領域にいわゆる疑似圧痕が比較的早期の段階で発 生するとともに、この疑似圧痕が原因となる作動不良を来してしまうことがあり 、これの不良原因を究明することが望まれている。
【0004】 このような疑似圧痕が発生する原因として、本考案者らが研究したところによ ると、転がり軸受が微小領域の高速揺動部を支持する使われ方になるために内・ 外輪と転動体との間が転がり接触にはならずにすべり接触になるためであると推 測されるに至った。
【0005】 本考案は、このような転がり軸受が有していた課題、つまり疑似圧痕による早 期の作動不良を上記推測に基づいて解決するために創案されたものであって、磁 場環境下という特殊な環境下で、微小領域の高速揺動部を支持するような過酷な 使用においても、長期間にわたって作動不良を来すことなく該揺動部を安定的に 支持できるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案は、次のような構成をとる。
【0007】 本考案の磁場環境下耐用転がり軸受は、内・外輪が共に銅合金で形成されてい るとともに、前記両輪間に配設される転動体がセラミックスで形成されているこ とに特徴を有する。
【0008】
【作用】
接触する内・外輪と転動体とが異種材料で形成されている。しかも、転動体を セラミックスとしているから、その質量がベリリウム銅や非磁性のステンレス鋼 に比べて小さくなる。ゆえに、高速揺動に対して転動体が追従しやすくなるので 、内・外輪に対して転動体が転がり接触するようになる。また、転動体がセラミ ックスなので、それ自身が硬質で接触相手との摩擦抵抗が小さいことも、摩耗を 抑制する上で有効となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】 図1および図2に本考案の一実施例を示している。この実施例では、深みぞ玉 軸受を例に挙げている。図中、1は回転軸、2は軸受ハウジング、3は深みぞ玉 軸受である。深みぞ玉軸受3は、内輪4と、外輪5と、複数個のボール6と、波 形保持器7とを備えている。内輪4および外輪5はベリリウム銅で形成し、ボー ル6はセラミックス(窒化けい素を主体とする焼結体)で形成されている。保持 器7は非磁性ステンレス鋼(SUS304)で形成されている。
【0011】 この構成の深みぞ玉軸受の動作試験を行った結果を図2に示している。なお、 図3は、内・外輪およびボールの総てをベリリウム銅で形成した場合の試験結果 を示している。これらの結果は、微小領域での高速揺動を行った後での内・外輪 4,5の軌道面およびボール6の外周面の粗さを測定したものである。図2およ び図3の(a)は内輪軌道面の測定結果、図2および図3の(b)は外輪軌道面 の測定結果、図2および図3の(c)はボール外周面の測定結果をそれぞれ示し ている。
【0012】 なお、使用軸受は型番686であり、試験条件は、図1の状態で、ラジアル荷 重を2kgf、揺動角速度を230deg/sec、使用潤滑剤をジェットエン ジン用オイルとしている。そして、本実施例では500時間経過した時点で測定 し、比較例では200時間経過した時点で測定している。
【0013】 図から明らかなように、本実施例の場合、ほとんど疑似圧痕が発生していない けれども、比較例の場合、試験時間が本実施例よりも大幅に短いにもかかわらず 大きな疑似圧痕が発生していることが判る。この結果から、本実施例の場合、ボ ール6をセラミックスとしていて、その質量がベリリウム銅や軸受鋼材などに比 べて1/2以下にと小さいから、高速揺動に対してボール6が追従しやすくなっ ており、内・外輪4,5に対して滑らずにほぼ規則正しく転がり接触するように なっている、と推測できる。
【0014】 なお、本考案は上記実施例のみに限定されない。例えば、保持器7を用いない 構成としてもよいし、また、転動体としてころを用いるころ軸受にも本考案を適 用できる。さらに、上記実施例において、内・外輪4,5を、SUS304など の非磁性材料製のステンレス鋼やセラミックスで形成してもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、軸受構成部品の材料を特定することに より高速揺動時にも内・外輪に転動体が規則正しく転がり接触できるようにして いるから、内・外輪および転動体に疑似圧痕が発生しにくくなり、長期間にわた って作動不良を来すことなく揺動部を安定的に支持することができる。このよう に本考案の転がり軸受は、過酷な使用条件であっても十分な耐久性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の深みぞ玉軸受の一実施例の縦断面図。
【図2】本実施例の試験結果を示す説明図。
【図3】従来例の試験結果を示す説明図。
【符号の説明】
4 内輪 5 外輪 6 ボール 7 保持器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内・外輪が共に銅合金で形成されていると
    ともに、前記両輪間に配設される転動体がセラミックス
    で形成されている、ことを特徴とする磁場環境下耐用転
    がり軸受。
JP1992017626U 1992-03-30 1992-03-30 磁場環境下耐用転がり軸受 Expired - Lifetime JP2577216Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61112820A (ja) * 1984-11-07 1986-05-30 Hitachi Ltd 軸受
JPS642815A (en) * 1987-06-23 1989-01-06 G N Tool Kk Reamer provided with nick

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61112820A (ja) * 1984-11-07 1986-05-30 Hitachi Ltd 軸受
JPS642815A (en) * 1987-06-23 1989-01-06 G N Tool Kk Reamer provided with nick

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