JPH057908A - 方向性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミング方法 - Google Patents
方向性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミング方法Info
- Publication number
- JPH057908A JPH057908A JP15906591A JP15906591A JPH057908A JP H057908 A JPH057908 A JP H057908A JP 15906591 A JP15906591 A JP 15906591A JP 15906591 A JP15906591 A JP 15906591A JP H057908 A JPH057908 A JP H057908A
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- Japan
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- side trimming
- oriented silicon
- steel strip
- rolled steel
- silicon steel
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 方向性けい素鋼の熱延鋼帯を冷間圧延する
に先立ってサイドトリミングする際に発生する2枚板の
欠陥の発生を防止し、次工程の冷間圧延時の板破断を防
ぐ。 【構 成】 サイドトリミング後の鋼帯の剪断部分の断
面マクロ組織における、剪断によって曲げられた板の層
状組織が板面となす角度の最大値が60°以下となるよう
にサイドトリミングする。
に先立ってサイドトリミングする際に発生する2枚板の
欠陥の発生を防止し、次工程の冷間圧延時の板破断を防
ぐ。 【構 成】 サイドトリミング後の鋼帯の剪断部分の断
面マクロ組織における、剪断によって曲げられた板の層
状組織が板面となす角度の最大値が60°以下となるよう
にサイドトリミングする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、方向性けい素鋼の熱延
鋼帯を冷間圧延するに先立ってサイドトリミングする方
法に関するものである。
鋼帯を冷間圧延するに先立ってサイドトリミングする方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼帯の製造は、熱延鋼帯を酸洗し表
面の酸化スケールを除去及びサイドトリマーでエッジ部
の不良部をトリミングした後、冷間圧延するのが一般的
であり、従来、熱延鋼帯のサイドトリミングは、一般的
な剪断丸刃によるトリミング法によっていた。
面の酸化スケールを除去及びサイドトリマーでエッジ部
の不良部をトリミングした後、冷間圧延するのが一般的
であり、従来、熱延鋼帯のサイドトリミングは、一般的
な剪断丸刃によるトリミング法によっていた。
【0003】方向性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミ
ングも、従来、剪断丸刃による一般的なサイドトリミン
グ方法によっていた。この一般的なサイドトリミング方
法は、上下一対の剪断丸刃を鋼帯進行方向の左右に備え
たサイドトリマーにより行われ、通常は特開昭62−2139
16号公報等に示すように上下の剪断丸刃をオーバーラッ
プさせて切断部が完全に分離するよう、すなわちスクラ
ップ(耳屑)が完全に分離するようにトリミングを行
う。この状態を図4(A)に鋼帯1の片側のみを示す。
図中、2は切断されたスクラップ、3は剪断丸刃の上
刃、4は下刃である。
ングも、従来、剪断丸刃による一般的なサイドトリミン
グ方法によっていた。この一般的なサイドトリミング方
法は、上下一対の剪断丸刃を鋼帯進行方向の左右に備え
たサイドトリマーにより行われ、通常は特開昭62−2139
16号公報等に示すように上下の剪断丸刃をオーバーラッ
プさせて切断部が完全に分離するよう、すなわちスクラ
ップ(耳屑)が完全に分離するようにトリミングを行
う。この状態を図4(A)に鋼帯1の片側のみを示す。
図中、2は切断されたスクラップ、3は剪断丸刃の上
刃、4は下刃である。
【0004】しかし、この方法ではトリミング時に生ず
る剪断力により結晶粒界に剥離を生じ、剪断後のエッジ
が2枚板状になるものがあり、この部分が次工程の冷間
圧延での板破断の原因となっていた。即ち、Siを 2.0〜
4.0 重量%含有する方向性けい素鋼においては、板厚方
向の主として中央部に層状に非常に大きな結晶粒を存在
することが多い。このため従来のトリミング法では、ト
リミング時に生じる剪断力により、図2のように層状の
結晶粒界が剪断破壊され、剪断面において2枚板状にな
ることがあった。2枚板の欠陥が生じると、次の冷間圧
延時に、この部分からクラックが生じ、板破断や耳部の
欠けの原因となる。
る剪断力により結晶粒界に剥離を生じ、剪断後のエッジ
が2枚板状になるものがあり、この部分が次工程の冷間
圧延での板破断の原因となっていた。即ち、Siを 2.0〜
4.0 重量%含有する方向性けい素鋼においては、板厚方
向の主として中央部に層状に非常に大きな結晶粒を存在
することが多い。このため従来のトリミング法では、ト
リミング時に生じる剪断力により、図2のように層状の
結晶粒界が剪断破壊され、剪断面において2枚板状にな
ることがあった。2枚板の欠陥が生じると、次の冷間圧
延時に、この部分からクラックが生じ、板破断や耳部の
欠けの原因となる。
【0005】この防止策として、特開昭60−187402号公
報、同60−218425号公報、同61-15919号公報、同61−13
9623号公報のように、ストリップエッジ部を加熱して冷
間圧延することが数多く提案されている。かかる技術は
エネルギーを常に消費するため、ランイングコイルが高
いという問題点がある。また、割れの起点となる異常部
を研削除去する方法が特開昭61-67720号公報で提案され
ているが、側縁の研削という余分の工程を付加すること
は 実用上に問題がある。
報、同60−218425号公報、同61-15919号公報、同61−13
9623号公報のように、ストリップエッジ部を加熱して冷
間圧延することが数多く提案されている。かかる技術は
エネルギーを常に消費するため、ランイングコイルが高
いという問題点がある。また、割れの起点となる異常部
を研削除去する方法が特開昭61-67720号公報で提案され
ているが、側縁の研削という余分の工程を付加すること
は 実用上に問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、方向性珪素
鋼帯を加熱することなく、前記のトリミング時の2枚板
状の欠陥を防止することが可能な方法を提供することを
目的とする。
鋼帯を加熱することなく、前記のトリミング時の2枚板
状の欠陥を防止することが可能な方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、方向性けい素
鋼の熱延鋼帯を冷間圧延するに先立ってサイドトリミン
グする方法であって、サイドトリミング後の鋼帯の剪断
部分の断面マクロ組織における、剪断によって曲げられ
た板の層状組織が板面となす角度の最大値が60°以下と
なるようにサイドトリミングすることを特徴とする方向
性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミング方法である。
鋼の熱延鋼帯を冷間圧延するに先立ってサイドトリミン
グする方法であって、サイドトリミング後の鋼帯の剪断
部分の断面マクロ組織における、剪断によって曲げられ
た板の層状組織が板面となす角度の最大値が60°以下と
なるようにサイドトリミングすることを特徴とする方向
性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミング方法である。
【0008】
【作 用】本発明者らは、方向性けい素鋼帯の冷間圧延
に先立ち、熱延鋼帯の剪断部分の断面マクロ組織につい
て、図1、2のように、剪断によって曲げられた板の層
状組織が板面となす角度の最大値αmax を測定してお
き、その鋼帯を冷間圧延した際の鋼帯の破断事故との関
係を調査した。熱延鋼帯の板厚は 1.5〜4.0 mmである。
に先立ち、熱延鋼帯の剪断部分の断面マクロ組織につい
て、図1、2のように、剪断によって曲げられた板の層
状組織が板面となす角度の最大値αmax を測定してお
き、その鋼帯を冷間圧延した際の鋼帯の破断事故との関
係を調査した。熱延鋼帯の板厚は 1.5〜4.0 mmである。
【0009】調査結果を図3に示す。図3から、αmax
が60°以下の場合の破断事故が、αmax 60°を超えた場
合に比べ格段に少なくなっていることがわかる。但し、
破断事故のうち、他の原因のものは除外した。本発明
は、この知見に基づいている。
が60°以下の場合の破断事故が、αmax 60°を超えた場
合に比べ格段に少なくなっていることがわかる。但し、
破断事故のうち、他の原因のものは除外した。本発明
は、この知見に基づいている。
【0010】なお、αmax を60°以下にするには、所謂
かえりなしロールスリット法が好適である。
かえりなしロールスリット法が好適である。
【0011】
【実施例】図1は、所謂かえりなしロールスリット法に
よりトリミングした方向性けい素鋼の熱延鋼帯の剪断部
分の断面マクロ組織を示したものである。この例では、
α max =40°である。比較例として、図2に従来の一般
的な剪断方法によってトリミングした方向性けい素鋼の
熱延鋼帯の剪断部分の断面マクロ組織を示したものであ
る。この例では、αmax = 115°である。
よりトリミングした方向性けい素鋼の熱延鋼帯の剪断部
分の断面マクロ組織を示したものである。この例では、
α max =40°である。比較例として、図2に従来の一般
的な剪断方法によってトリミングした方向性けい素鋼の
熱延鋼帯の剪断部分の断面マクロ組織を示したものであ
る。この例では、αmax = 115°である。
【0012】図2のものは、結晶粒界が剥離し、エッジ
が2枚板状になっていることがわかる。これに対して、
図1のものではこの現象が起きていない。次に、本発明
に好適なかえりなしロールスリット法の例を説明する。
かえりなしロールスリット法による鋼帯の切断部の状態
を図4(B)に示し、トリミング設備の例を図5に示
す。図4(B)において切断部は完全に分離されておら
ず、未切断部Yを残して切込みを入れる。この場合、刃
物の押込量αは板厚tの60〜80%が適当であると言われ
ている。
が2枚板状になっていることがわかる。これに対して、
図1のものではこの現象が起きていない。次に、本発明
に好適なかえりなしロールスリット法の例を説明する。
かえりなしロールスリット法による鋼帯の切断部の状態
を図4(B)に示し、トリミング設備の例を図5に示
す。図4(B)において切断部は完全に分離されておら
ず、未切断部Yを残して切込みを入れる。この場合、刃
物の押込量αは板厚tの60〜80%が適当であると言われ
ている。
【0013】そして図5に示すように、サイドトリマー
7の出側に設置した挟圧ローラ8により、前記切込部を
上下から挟圧してスクラップ2を薄鋼板から分離する。
なお、この図5に示す5はスクラップ2のガイドプレー
トで、6はスクラップ2を巻取るスクラップボーラであ
る。
7の出側に設置した挟圧ローラ8により、前記切込部を
上下から挟圧してスクラップ2を薄鋼板から分離する。
なお、この図5に示す5はスクラップ2のガイドプレー
トで、6はスクラップ2を巻取るスクラップボーラであ
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、方
向性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミング時に、2枚
板の欠陥の発生を防止することができ、これにより次工
程の冷間圧延での板破断を防ぐことができる。
向性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミング時に、2枚
板の欠陥の発生を防止することができ、これにより次工
程の冷間圧延での板破断を防ぐことができる。
【図1】本発明の方法によりサイドトリミングした方向
性けい素鋼の熱延鋼帯の剪断部分の断面マクロ組織図で
ある。
性けい素鋼の熱延鋼帯の剪断部分の断面マクロ組織図で
ある。
【図2】従来の方法によりサイドトリミングした方向性
けい素鋼の熱延鋼帯の剪断部分の断面マクロ組織図であ
る。
けい素鋼の熱延鋼帯の剪断部分の断面マクロ組織図であ
る。
【図3】最大傾斜角度αmax と破断事故件数の関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図4】従来法及び本発明法によりサイドトリミングし
た鋼帯切断部の状態を示す図である。
た鋼帯切断部の状態を示す図である。
【図5】かえりなしロールスリット法によるトリミング
設備の説明図である。
設備の説明図である。
1 鋼帯 2 スクラップ 3 上刃 4 下刃 5 ガイドプレート 6 スクラップボーラ 7 サイドトリマー 8 挟圧ローラ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 方向性けい素鋼の熱延鋼帯を冷間圧延す
るに先立ってサイドトリミングする方法であって、サイ
ドトリミング後の鋼帯の剪断部分の断面マクロ組織にお
ける、剪断によって曲げられた板の層状組織が板面とな
す角度の最大値が60°以下となるようにサイドトリミン
グすることを特徴とする方向性けい素鋼の熱延鋼帯のサ
イドトリミング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15906591A JPH057908A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 方向性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15906591A JPH057908A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 方向性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH057908A true JPH057908A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15685452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15906591A Pending JPH057908A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 方向性けい素鋼の熱延鋼帯のサイドトリミング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH057908A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010089111A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Jfe Steel Corp | 冷延鋼板の製造方法および製造設備 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15906591A patent/JPH057908A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010089111A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Jfe Steel Corp | 冷延鋼板の製造方法および製造設備 |
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