JPH0579502A - 油圧建設機械 - Google Patents

油圧建設機械

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JPH0579502A
JPH0579502A JP4013237A JP1323792A JPH0579502A JP H0579502 A JPH0579502 A JP H0579502A JP 4013237 A JP4013237 A JP 4013237A JP 1323792 A JP1323792 A JP 1323792A JP H0579502 A JPH0579502 A JP H0579502A
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hydraulic pump
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control
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Akira Tatsumi
明 辰巳
Yutaka Onoe
裕 尾上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ポンプの押除け容積を操作手段の操作量
に応じて制御するポンプ制御手段を備える油圧建設機械
において、アクチュエータの微操作性と応答性を共に良
好にする。 【構成】 応答速度選択スイッチ40からの選択信号S
に対応して、油圧ポンプ2の傾転角変化速度を切換える
傾転速度制御部95を設ける。選択信号SがOFFのと
きは、第1の制御ゲイン設定部96からゲインが選択さ
れ、ONのときは第2の制御ゲイン設定部97からゲイ
ンが選択され、第1の制御ゲイン設定ぶ96で鷹向きの
小さい特性のゲインが選択されたときはアクチュエータ
7はマイルドに作動し、微操作性が向上する。第2の席
ゲイン設定部97で傾きの大きい特性のゲインが選択さ
れたときは、アクチュエータは素早く作動し、応答性が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルやホイー
ルローダ等に代表される油圧建設機械に係わり、特に、
原動機により駆動される油圧ポンプの押除け容積を操作
レバーの操作量に応じて制御可能なポンプ制御装置を備
えた油圧建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル、油圧クレーン等の油圧建
設機械においては、原動機により駆動される油圧ポンプ
の押除け容積(斜板ポンプにあっては斜板の傾転量)を
操作レバーの操作量に応じて制御するポンプ制御装置が
用いられており、このポンプ制御装置として、ロードセ
ンシング制御システムやネガティブコントロールシステ
ムがある。ロードセンシング制御とは、例えばDE−A
1−3422165(特開昭60−11706またはU
SP4,617,854に対応)、特開平2−2914
36号公報に記載のように、複数の油圧アクチュエータ
の最大負荷圧力を検出し、油圧ポンプの吐出圧力がこの
最大負荷圧力よりも一定値だけ高くなるよう油圧ポンプ
の押除け容積を制御するものであり、これにより油圧ア
クチュエータの負荷圧力に応じて油圧ポンプの吐出量を
増減することができ、省エネおよび操作性の向上を図っ
ている。
【0003】また、ネガティブコントロールとは、操作
レバーの操作量に係わるパイロット圧信号を検出して、
この信号に応じて油圧ポンプの押除け容積を制御するも
のであり、操作レバーが中立時に油圧ポンプの押除け容
積を最小値に制御し、操作レバーが操作されるにしたが
って押除け容積を増加させる制御方式であり、これによ
り同様に省エネおよび操作性の向上が図れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ステムを備えた従来の油圧建設機械においては以下のよ
うな問題がある。
【0005】ロードセンシング制御システムやネガティ
ブコントロールシステムにおいては、上記のように操作
レバーの操作量に応じて油圧ポンプの押除け容積が制御
されるので、操作レバーが中立位置にあるときには油圧
ポンプの押除け容積は予め設定した最少値に低減され
る。この場合、油圧ポンプの吐出圧力はアンロード弁に
よりタンク圧より所定値だけ高い圧力に保たれ、このと
きのポンプ押除け容積は、燃費低減、微操作性向上のた
め充分小さく設定するのが普通である。このような構成
において、操作レバーを中立位置から急操作した場合、
ポンプ押除け容積はレバー操作量に応じて増大するが、
ポンプ押除け容積の初期位置が小さく初期ポンプ吐出流
量(スタンバイ流量)が小さいことから、レバー操作量
に応じたポンプ押除け容積に達するのに時間を要し、ア
クチュエータの応答性が悪くなる。
【0006】本発明の目的は、スタンバイ流量からの立
上がり時における油圧アクチュエータの微操作性と応答
性を共に良好にする油圧建設機械を提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】
【0007】請求項1の発明は、原動機により駆動され
る可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐
出油により駆動される少なくとも1つの油圧アクチュエ
ータと、前記油圧ポンプからの吐出油を前記アクチュエ
ータに導く制御弁と、この制御弁のストローク量を制御
する操作手段と、この操作部材の操作量に応じて前記油
圧ポンプの押除け容積を制御するポンプ制御手段とを備
えた油圧建設機械に適用される。そして、(a)オペレ
ータの操作により前記アクチュエータの応答速度の指令
値を選択し、対応する選択信号を出力する第1の手段
と;(b)前記第1の手段からの選択信号に対して、前
記操作手段の操作量に応じて制御される前記油圧ポンプ
の押除け容積の変化速度を切換える第2の手段と;を備
えることにより、上記目的を達成する。
【0008】上記請求項1の油圧建設機械において、好
ましくは、前記ポンプ制御手段は、前記油圧ポンプの吐
出圧力と前記アクチュエータの負荷圧力との差圧を検出
する手段と、この検出差圧と予め設定した目標差圧との
偏差を求め、この差圧偏差から第1の目標押除け容積変
化量を演算して、前記検出差圧を一定に保つための目標
押除け容積を演算する手段とを備え、前記第2の手段
は、前記差圧偏差から第2の目標押除け容積変化量を演
算する手段と、前記選択信号に対応して前記第1および
第2の目標押除け容積変化量の一方を選択する手段とを
備える。
【0009】前記ポンプ制御手段は、前記油圧ポンプの
吐出圧力と前記アクチュエータの負荷圧力との差圧を検
出する手段と、この検出差圧と予め設定した目標差圧と
の偏差を求め、この差圧偏差から第1の目標押除け容積
変化量を演算して、前記検出差圧を一定に保つための目
標押除け容積を演算する手段とを備え、前記第2の手段
は、前記選択信号に応じたレベルの修正係数を出力する
手段と、前記目標押除け容積と前記修正係数を乗じて最
終的な目標押除け容積を演算する手段とを備える構成で
あっても良い。
【0010】請求項4の発明は、原動機により駆動され
る可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐
出油により駆動される少なくとも1つの油圧アクチュエ
ータと、前記油圧ポンプからの吐出油を前記アクチュエ
ータに導く制御弁と、この制御弁のストローク量を制御
する操作手段と、前記油圧ポンプの押除け容積を制御す
るポンプ制御手段とを備え、ポンプ制御手段は、少なく
とも前記操作手段が中立位置にあるときには、前記操作
手段が操作されるときに制御される押除け容積に比べて
小さい初期押除け容積になるように前記油圧ポンプの押
除け容積を制御するようにした油圧建設機械に適用され
る。そして、前記操作手段が中立位置にあるときに設定
可能な初期押除け容積を少なくとも2種類用意し、オペ
レータの操作により前記初期押除け容積を選択する選択
信号を出力する第1の手段と、この第1の手段から出力
される選択信号に対応して、前記2種類の初期押除け容
積のいずれかを選択する選択手段とを備えることによ
り、上記目的を達成する。
【0011】
【作用】請求項1の発明において、第1の手段からの選
択信号に対応して、操作手段の操作量に応じて制御され
る油圧ポンプの押除け容積の変化速度が小さいモードに
切換えられると、アクチュエータはマイルドに作動し、
微操作性が向上する。また、押除け容積の変化速度が大
きいモードに切換えられると、アクチュエータは素早く
作動し、応答性が向上する。請求項4の発明にあって
は、選択信号に応じていずれかの初期押除け容積が選択
される。したがって、オペレータの好みや運転内容に応
じて、小さい初期押除け容積が選択されると、操作手段
を操作するときに少ないスタンバイ流量から運転が開始
され、アクチュエータはマイルドに運転され、微操作性
が向上する。大きい初期押除け容積が選択されると、操
作手段を操作するときに大きいスタンバイ流量から運転
が開始され、アクチュエータはスピーディに運転され、
応答性が向上する。
【0012】
【実施例】
−第1の実施例− 本発明の第1の実施例を図1〜図4を参照して説明す
る。第1の実施例は、上記ロードセンシング制御(以
下、LS制御とも呼ぶ)と、ポンプ入力トルクがエンジ
ン出力トルクよりオーバーしないようにポンプ押除け容
積の最大値を制限する入力トルク制御とを行なう油圧建
設機械に本発明を適用したものであり、ロードセンシン
グ制御により変動する目標押除け容積の変化速度特性を
緩急2種類用意し、オペレータの判断でいずれか一方を
選択できるようにしたものである。
【0013】図1において、本実施例の油圧建設機械に
係わる油圧システムは、原動機すなわちエンジン1と、
このエンジン1によって駆動される可変容量型の油圧ポ
ンプ2と、この油圧ポンプ2に吐出管路3および主回路
ライン4,5を介して相互にパラレルに接続され、油圧
ポンプ2からの吐出油により駆動される複数の油圧アク
チュエータ6,7とを備え、油圧ポンプ2と油圧アクチ
ュエータ6,7の間の主管路ライン4,5には、油圧ポ
ンプ2から油圧アクチュエータに供給される圧油の流量
と供給方向を制御する制御弁8,9がそれぞれ接続さ
れ、制御弁8,9の上流には圧力補償弁10,11が接
続されている。
【0014】この実施例において、油圧建設機械は図2
に示すホイール式油圧ショベルを対称としており、上記
油圧システムのアクチュエータ6は例えば後輪50をト
ランスミッション51およびプロペラシャフト52を介
して駆動する走行モータであり、アクチュエータ7は例
えばフロントアタッチメント53の一部であるブーム5
4の昇降を行うブームシリンダである。
【0015】制御弁8,9は、図示実施例ではパイロッ
ト油圧式の弁であり、パイロットライン55a,55b
および56a,56bに伝えられるパイロット圧により
制御される。
【0016】パイロットライン55a,55bは、図3
に示す走行用のパイロット回路57に接続されている。
走行用のパイロット回路57は、走行速度を指示するペ
ダル操作式のパイロット減圧弁58と、走行の前進、後
進を指示する手動操作式の方向切換弁59とを有してい
る。パイロット減圧弁58を踏み込み、方向切換弁59
をいずれかの位置に切換えると、パイロット減圧弁58
ではパイロットポンプ60からの圧油を基に踏み込み量
に応じたパイロット圧が発生し、このパイロット圧はス
ローリターン弁61を介して方向切換弁59の切換位置
に応じてパイロットライン55a,55bのいずれかに
伝達され、制御弁8は減圧弁58の踏み込み量および方
向切換弁59の切換位置に応じて開度および切換位置が
制御される。パイロット減圧弁58の踏み込みを解除す
ると、パイロット圧はスローリターン弁61を介して徐
々に減圧され、制御弁8も徐々に中立位置に戻る。
【0017】パイロットライン56a,56bは、ブー
ムシリンダ7の速度および駆動方向を指令する操作レバ
ー18を備えたパイロット弁に接続され、パイロット弁
では操作レバー18の操作量および操作方向に応じたパ
イロット圧が発生し、これがパイロットライン56a,
56bを介して制御弁9に伝達され、制御弁9の開度お
よび切換位置が制御される。
【0018】圧力補償弁10,11はそれぞれ制御弁
8,9の前後差圧に応答して作動し、油圧ポンプ2の吐
出圧力および油圧アクチュエータ6,7の負荷圧力の変
化にかかわらず、制御弁8,9の前後差圧を一定に保持
して制御弁8,9の開度に応じた流量の確保を可能にし
ている。
【0019】制御弁8,9にはそれぞれアクチュエータ
6,7の負荷圧力を検出するための負荷ライン12,1
3が接続され、負荷ライン12,13は更に高圧選択弁
19を介して負荷ライン14に接続され、高圧選択弁1
9で選択された高圧側の負荷圧力、すなわち、最大負荷
圧力は負荷ライン14に導かれる。
【0020】入力側負荷ライン12,13で検出した負
荷圧力が上述の圧力補償弁10,11に伝達され、負荷
ライン14で検出した最大負荷圧力がアンロード弁16
に導かれる。
【0021】エンジン1は好ましくはオールスピードガ
バナ付きの燃料噴射装置30を備えたディーゼルエンジ
ンであり、燃料噴射装置30はガバナレバー31を有
し、そのガバナレバー31はパルスモータ35により駆
動される。
【0022】油圧ポンプ2は斜板ポンプであり、レギュ
レータ75によってその斜板位置、すなわち傾転角(ポ
ンプ押除け容積)が制御される。レギュレータ75は、
2つの電磁弁76,77と、この電磁弁の切換えにより
圧油の給排が制御され、位置が制御されるサーボシリン
ダ78とを有し、サーボシリンダ78により油圧ポンプ
2の斜板が駆動される。また、オペレータの操作により
アクチュエータ6,7の応答速度の指令値を選択し、対
応する選択信号Sを出力する応答速度選択スイッチ40
が設けられている。応答速度選択スイッチ40は端子4
1にあるときに標準モードを選択し、このとき選択信号
SはOFFであり、端子42に切換えられるとクイック
モードを選択し、選択信号SをONにする。
【0023】また、上記エンジン1および油圧ポンプ2
を制御するため、油圧ポンプ2の斜板傾転角(押除け容
積)θsを検出する傾転角センサ70、油圧ポンプ2の
吐出圧力Ppを検出する圧力センサ71、油圧ポンプ2
の吐出圧力とアクチュエータ6,7の最大負荷圧力との
差圧ΔPLSを検出する差圧センサ33、エンジン1の
回転数を検出する回転数センサ73、およびガバナレバ
ー31の回動量を検出するポテンショメ−タ34からな
るセンサ群を備える。さらに、オペレータにより手動操
作され、変位量に応じたレベルの電気信号を出力する燃
料レバー32を備え、センサ群、燃料レバー32および
スイッチ40からの信号は、主としてマイクロコンピュ
ータで構成されるコントローラ74に入力される。
【0024】コントローラ74はエンジン制御機能とポ
ンプ制御機能を有しており、エンジン制御機能におい
て、燃料レバー32からの信号に応じたエンジン1の目
標回転数を設定し、その目標回転数に対応するガバナレ
バー31の目標変位量とポテンショメ−タ34により検
出されるガバナレバー31の実変位量とから前記目標回
転数が得られるようパルスモータ35に駆動信号を出力
する。
【0025】また、コントローラ74は、ポンプ制御機
能において、傾転角センサ70、圧力センサ71、差圧
センサ33、回転数センサ73、ポテンショメ−タ3
4、応答速度選択スイッチ40からの信号を入力し、レ
ギュレータ75の電磁弁76,77に駆動信号を出力す
る。そして、油圧ポンプ2の吐出圧力が最大負荷圧力よ
りも一定の差圧だけ高くなるように油圧ポンプ2の傾転
角を制御するロードセンシング制御を行うと共に、油圧
ポンプ2の入力トルクがエンジン1の出力トルクの範囲
内となるように油圧ポンプ2の傾転角を制御する入力ト
ルク制限制御を行う。
【0026】アンロード弁16は、制御弁8,9の中立
時、油圧ポンプ2の吐出圧力が上記ロードセンシング制
御の設定差圧に対し若干高い圧力になるよう設定され、
これにより、制御弁8,9が中立位置にあるときのポン
プ傾転角を最小傾転角に保持するようにしている。
【0027】コントローラ74のポンプ制御機能の詳細
を図4により説明する。コントローラ74のポンプ制御
機能は、ロードセンシング(LS)制御部85、トルク
制御部86、最小値選択部87、サーボ制御部88から
なっている。
【0028】LS制御部85では、目標差圧ΔPoと差
圧センサ33(図1参照)で検出された実差圧ΔPLS
のフィードバック値との差圧Δ(PLS)を演算し、こ
の差圧Δ(PLS)から第1の制御ゲイン設定部96お
よび傾転速度制御部95で目標値の変化量ΔθL(=制
御速度)を演算し、それを積分してLS制御のための目
標ポンプ傾転角θLを求める。第1の制御ゲイン設定部
96には制御ゲインK1が設定され、差圧Δ(PLS)
とこの制御ゲインK1とから第1の目標値変化量ΔθL
1が求められる。
【0029】傾転速度制御部95は、第2の制御ゲイン
設定部97を有し、第2の制御ゲイン設定部97には制
御ゲインK1よりも大きな制御ゲインK2が設定され、
差圧Δ(PLS)とこの制御ゲインK2とから第1の目
標値変化量ΔθL1より大きい第2の目標値変化量Δθ
L2が求められる。また、傾転速度制御部95にはスイ
ッチ98が設けられ、スイッチ98は、応答速度選択ス
イッチ40(図1参照)からの選択信号SがOFFのと
き第1の目標値変化量ΔθL1を出力し、選択信号Sが
ONのときに第2の目標値変化量ΔθL2を出力する。
【0030】トルク制御部86においては、回転数セン
サ73で検出されたエンジン回転数Nrとポテンショメ
−タ34で検出されたガバナレバー変位量(制御回転
数)Nθとの偏差から余裕トルクΔTを演算してスピー
ドセンシングを行い、この余裕トルクΔTからエンジン
ストールを防止する目標トルクTpoを演算し、この目
標トルクTpoに、圧力センサ71で検出されたポンプ
吐出圧力Ppの逆数1/Ppを乗じてトルク演算を行
い、得られた値θpsに一次遅れ要素のフィルタをかけ
て入力トルク制限制御のための目標ポンプ傾転角θAを
求める。
【0031】最小値選択部87においては、LS制御部
85からの目標ポンプ傾転角θLとトルク制御部86か
らの目標ポンプ傾転角θAの最小値を選択して傾転角指
令値θrとし、サーボ制御部88においては、この傾転
指令値θrと傾転角センサ70で検出された実傾転角の
フィードバック値θsとの差Δθを演算し、この差Δθ
が不感帯の所定値以上であれば、電磁弁76,77を駆
動する駆動信号を出力する。
【0032】以上の構成において、操作レバー18およ
びパイロット減圧弁58(図3参照)が中立位置にあ
り、制御弁8,9(図1参照)が中立位置にあるとき、
応答速度選択スイッチ40(図1参照)を端子41の標
準モード選択位置に設定しておけば、選択信号SがOF
Fで、傾転速度制御部95では目標値変化量ΔθLとし
て第1の目標値変化量ΔθL1が選択される。したがっ
て、この状態からオペレータが例えば操作レバー18を
操作すれば、最小値選択部87でLS制御の目標ポンプ
傾転角θLが選択され、第1の目標値変化量ΔθL1を
変化速度として流量が増加し、かつポンプ吐出圧力を最
大負荷圧力よりも一定差圧ΔPoだけ高く保持するロー
ドセンシング制御が行われる。したがって、このとき
は、ポンプ吐出流量は緩やかに増大し、アクチュエータ
7はマイルドに作動する。また、最小値選択部87にお
いてトルク制御用の目標ポンプ傾転角θAが選択された
場合には、油圧ポンプ2の入力トルクがエンジン1の出
力トルクを越えないように入力トルク制限制御が行われ
る。
【0033】一方、操作レバー18およびパイロット減
圧弁58が中立位置にあり、制御弁8,9が中立位置に
あるとき、応答速度選択スイッチ40を端子42のクイ
ックモード選択位置に切換えると、選択信号SがONと
なり、傾転速度制御部95では目標値変化量ΔθLとし
て第2の目標値変化量ΔθL2(>ΔθL1)が選択さ
れる。したがって、この状態からオペレータが例えば操
作レバー18を急操作したときは、最小値選択部87で
LS制御の目標ポンプ傾転角θLが選択されれば、第2
の目標値変化量ΔθL2を変化速度として流量が増加
し、かつ上記のようにロードセンシング制御が行われ
る。したがって、アクチュエータ7は素早く所望の速度
に達し、応答性が良くなる。
【0034】また、トルク制御用の目標ポンプ傾転角θ
AがLS制御用の目標ポンプ傾転角θLより小さくなれ
ば、この場合は、最小値選択部87で前者の目標ポンプ
傾転角θAが選択され、油圧ポンプ2は上記のように入
力トルク制限制御される。
【0035】以上のように、本実施例によれば、応答速
度選択スイッチ40の切換えにより油圧ポンプ2の傾転
角の変化速度を変更できるので、変化速度が小さいモー
ドではアクチュエータをマイルドに作動させ、微操作性
を向上でき、変化速度が大きいモードではアクチュエー
タを素早く作動させ、応答性を向上できる。
【0036】また、本実施例では、入力トルク制限制御
との組み合わせで上記の傾転速度制御を行うので、設定
部97に設定される第2の制御ゲインK2をかなり大き
な値に設定しても、エンジン1(図1参照)がオーバト
ルクになることはない。
【0037】−第2の実施例− 第1の実施例に用いた2位置切換方式の応答速度選択ス
イッチ40に代え、ダイヤル式の可変ボリュームのよう
な操作量に応じたレベルの電気信号を選択信号Sとして
出力する操作部材を用いることもできる。すなわち図5
に示すように、LS制御部85Aの傾転速度制御部95
Aに、その電気信号のレベルに応じて大きくなる修正係
数K3を設定する設定部99と、ゲイン設定部96から
の目標値変化量ΔθL1とその修正係数K3を乗じる演
算部100とを設け、演算部100で得た値を最終の目
標値変化量ΔθLとして積分演算を行い、LS制御の目
標ポンプ傾転角θLを求めるようにしてもよい。これに
より、ポンプ傾転角の変化速度を任意に変えることがで
き、操作レバー切換え時の応答性を任意に調整すること
ができる。
【0038】なお、操作装置の操作量に応じて、操作量
が増大すると油圧ポンプの傾転角が増大するようにポン
プ傾転角を制御する方式としては、上述したLS制御方
式に限定されるものではなく、たとえば操作レバーの操
作量をロッドで制御弁に伝える操作方式において、該ロ
ッドの動きに追従してポンプ傾転角を制御する、いわゆ
る外部コンペン制御システム等、その他の種々の方式を
採用しても、同様な効果を得ることができる。
【0039】−第3の実施例− 図6および図7は第3の実施例を示す図である。第3の
実施例は、周知のネガテイブコントロール時の最小ポン
プ傾転角を任意に変更可能としたものである。図1およ
び図3と同様な箇所には同一の符号を付して説明する。
【0040】図6において、本実施例の油圧システム
は、エンジン301と、エンジン301によって駆動さ
れる可変容量型の油圧ポンプ302と、この油圧ポンプ
302からの吐出油により駆動される走行モータ6と、
ブーム駆動用油圧シリンダ7と、アーム駆動用油圧シリ
ンダ305と、油圧ポンプ302から各油圧アクチュエ
ータに供給される圧油の流量と供給方向を制御する制御
弁306,307,308とを有し、各制御弁306〜
308には油圧ポンプ302の吐出管路309に接続さ
れたセンターバイパスライン310が貫通しており、制
御弁306〜308は、それぞれ、中立位置ではセンタ
ーバイパスライン310の流路を全開し、中立位置から
作動位置に操作されるに従って当該流路が絞られるよう
に構成されている。
【0041】センターバイパスライン310の最下流端
にはネガコン弁320が接続されている。ネガコン弁3
20は、やはりエンジン301によって駆動されるパイ
ロットポンプ311に接続されたネガコン用パイロット
ライン312のネガコン圧力を生成するリリーフ弁32
1と、リリーフ弁321のばね321aに作用し、設定
圧力を調整する圧力調整弁322とからなっている。
【0042】図7に示すように、ばね321aのプリセ
ット値は外部操作スイッチ330で無段階に調節できる
ようになっており、したがって、リリーフ弁321のリ
リーフ設定圧力は調節可能である。
【0043】このように構成されたネガコン弁320に
おいては、センターバイパスライン310に圧力が立っ
ているときには、調整弁322はリリーフ弁321のリ
リーフ圧力を最大に設定し、パイロットライン312の
ネガコン圧力は最大に維持される。センターバイパスラ
イン310の圧力が低下すると、それに従い調整弁32
2がリリーフ弁321の設定圧力を小さくし、パイロッ
トライン312のネガコン圧力を減少させる。
【0044】油圧ポンプ302の傾転角はポンプレギュ
レータ313により調整される。ポンプレギュレータ3
13は前述した入力トルク制御部と同様の方式でポンプ
押除け容積を制御する。このトルク制御部には、油圧ポ
ンプ302の吐出管路309から分岐したトルク制御用
のパイロットライン314を介して油圧ポンプ302の
吐出圧力が導かれ、油圧ポンプ302の入力トルクがエ
ンジン301の出力トルクの範囲内となるように入力ト
ルクの制限制御を行う。ポンプレギュレータ313はま
たネガコン制御部を有し、ネガコン制御部には上記ネガ
コン用パイロットライン312を介してネガコン弁32
0で生成されたネガコン圧力が導かれ、ネガコン圧力が
最大のときにはポンプ傾転角を最小に保持し、ネガコン
圧力が減少するに従ってポンプ傾転角を増大させるよう
にポンプ傾転角を制御する。
【0045】制御弁306はパイロット減圧弁58を備
えた操作装置57によりパイロット制御され、制御弁3
07,308は操作レバー18,303を備えた操作装
置によりパイロット制御される。
【0046】以上のように構成された油圧システムにお
いて、センターバイパスライン310、ネガコン弁32
0、ネガコン用パイロットライン312、およびポンプ
レギュレータ313のネガコン制御部がネガコンシステ
ムを構成する。
【0047】パイロット減圧弁58および操作レバー1
8,303のいずれも操作されず、制御弁306〜30
8が全て中立位置にあるときには、センターバイパスラ
イン310は全開され、センターバイパスライン310
には油圧ポンプ302の最小傾転位置における吐出圧力
が立ち、ネガコン弁320は上述したようにパイロット
ライン312のネガコン圧力を最大に維持し、ポンプレ
ギュレータ313のネガコン制御部により制御される油
圧ポンプ302の傾転角は最小に保持される。
【0048】ここで、外部操作スイッチ330によりリ
リーフ弁321のばね321aのプリセット値を小さく
すると、制御弁306〜308が非操作時において、パ
イロットライン312のネガコン圧力はプリセット値が
低減された分だけ低下する。その結果、制御弁306〜
308が非操作時において、可変容量油圧ポンプ302
の傾転角はプリセット値変更前に比べて大きくなり、ス
タンバイ流量が大きく設定される。反対にばね321a
のプリセット値を大きくすると、制御弁306〜308
が非操作時において、可変容量油圧ポンプ302の傾転
角はプリセット値変更前に比べて小さくなり、スタンバ
イ流量が小さく設定される。
【0049】制御弁306〜308のいずれかが操作さ
れると、それに対応する制御弁が操作され、中立位置か
ら動かされ、それに応じてセンターバイパスライン31
0は徐々に絞られる。その結果、センターバイパスライ
ン310の圧力は減少し、ネガコン弁320の設定圧力
も減少し、パイロットライン312のネガコン圧力は徐
々に低下する。従って、ポンプレギュレータ313のネ
ガコン制御部により制御されるポンプ傾転角は徐々に増
大する。
【0050】このようにして、ポンプレギュレータ31
3のネガコン制御部により、操作装置の操作量に応じ
て、操作量が増大すると油圧ポンプの傾転角が増大する
ようにポンプ傾転角が制御される。また、外部操作スイ
ッチ330によりスタンバイ流量を任意に設定変更でき
る。
【0051】したがって第3の実施例によれば、外部ス
イッチ330の操作により、操作装置が中立位置にある
ときのネガコン圧力を低く設定すれば、油圧ポンプ30
2のスタンバイ流量を大きくでき、操作装置を急操作す
るとき、アクチュエータを素早く作動させ、応答性を向
上できる。また、外部スイッチ330により操作装置が
中立位置にあるときのネガコン圧力を高く設定すれば、
油圧ポンプ302のスタンバイ流量を小さくでき、操作
装置を操作するとき、アクチュエータをマイルドに作動
させ、微操作性を向上できる。なお、ばね321aのプ
リセット値を機械的に調節する方式を採用してもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、ポンプ押除け容積の変
化速度を変更できるので、ポンプ押除け容積の変化速度
が小さいモードではアクチュエータはマイルドに作動
し、微操作性が向上し、ポンプ押除け容積の変化速度が
大きいモードではアクチュエータは素早く作動し、応答
性が向上する。また本発明によれば、ネガティブコント
ロール時のスタンバイ流量を変更できるから、スタンバ
イ流量を大きく設定して応答性を向上させることができ
るとともに、スタンバイ流量を小さく設定して微操作性
を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧建設機械の油
圧システムの概略図である。
【図2】図1に示す油圧システムが搭載される油圧建設
機械であるホイール式油圧ショベルの側面図である。
【図3】図1に示す油圧システムの操作装置の概略図で
ある。
【図4】図1に示すコントローラのポンプ制御機能を示
すブロック図である。
【図5】第2の実施例のポンプ制御機能を示すブロック
図である。
【図6】第3の実施例の油圧回路を示す図である。
【図7】図6のネガテイブコントロール弁の詳細を示す
図である。
【符号の説明】
1 原動機 2 油圧ポ
ンプ 6,7 油圧アクチュエータ 8,9 制
御弁 18,59 操作手段 40 応答
速度選択スイッチ 74 コントローラ 75 レギ
ュレータ 85 LS制御部 86 トル
ク制御部 95,95A 傾転速度制御部 96 第1
の制御ゲイン設定部 97 第2の制御ゲイン設定部 98 スイ
ッチ 99 設定部 100 演
算部 320 ネガコン弁 330操
作スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により駆動される可変容量型の油
    圧ポンプと、 この油圧ポンプからの吐出油により駆動される少なくと
    も1つの油圧アクチュエータと、 前記油圧ポンプからの吐出油を前記アクチュエータに導
    く制御弁と、 この制御弁のストローク量を制御する操作手段と、 この操作部材の操作量に応じて前記油圧ポンプの押除け
    容積を制御するポンプ制御手段とを備えた油圧建設機械
    において、 (a)オペレータの操作により前記アクチュエータの応
    答速度の指令値を選択し、対応する選択信号を出力する
    第1の手段と; (b)前記第1の手段からの選択信号に対応して、前記
    操作手段の操作量に応じて制御される前記油圧ポンプの
    押除け容積の変化速度を切換える第2の手段とを備える
    ことを特徴とする油圧建設機械。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧建設機械において、 前記ポンプ制御手段は、前記油圧ポンプの吐出圧力と前
    記アクチュエータの負荷圧力との差圧を検出する手段
    と、この検出差圧と予め設定した目標差圧との偏差を求
    め、この差圧偏差から第1の目標押除け容積変化量を演
    算して、前記検出差圧を一定に保つための目標押除け容
    積を演算する手段とを備え、 前記第2の手段は、前記差圧偏差から第2の目標押除け
    容積変化量を演算する手段と、前記選択信号に対応して
    前記第1および第2の目標押除け容積変化量の一方を選
    択する手段とを備えることを特徴とする油圧建設機械。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の油圧建設機械において、 前記ポンプ制御手段は、前記油圧ポンプの吐出圧力と前
    記アクチュエータの負荷圧力との差圧を検出する手段
    と、この検出差圧と予め設定した目標差圧との偏差を求
    め、この差圧偏差から目標押除け容積変化量を演算し
    て、前記検出差圧を一定に保つための目標押除け容積を
    演算する手段とを備え、 前記第2の手段は、前記選択信号に応じたレベルの修正
    係数を出力する手段と、前記目標押除け容積と前記修正
    係数を乗じて最終的な目標押除け容積を演算する手段と
    を備えることを特徴とする油圧建設機械。
  4. 【請求項4】 原動機により駆動される可変容量型の油
    圧ポンプと、 この油圧ポンプからの吐出油により駆動される少なくと
    も1つの油圧アクチュエータと、 前記油圧ポンプからの吐出油を前記アクチュエータに導
    く制御弁と、 この制御弁のストローク量を制御する操作手段と、 前記油圧ポンプの押除け容積を制御するポンプ制御手段
    とを備え、 このポンプ制御手段は、少なくとも前記操作手段が中立
    位置にあるときには、前記操作手段が操作されていると
    きに設定される押除け容積に比べて小さい初期押除け容
    積になるように、前記油圧ポンプの押除け容積を制御す
    るようにした油圧建設機械において、 前記操作手段が中立位置にあるときに設定可能な初期押
    除け容積が少なくとも2種類あり、 オペレータの操作により前記初期押除け容積を選択する
    選択信号を出力する第1の手段と、 この第1の手段から出力される選択信号に対応して、前
    記2種類の初期押除け容積のいずれかを選択する選択手
    段とを備えることを特徴とする油圧建設機械。
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