JPH0579604A - 休止中ボイラの保缶方法 - Google Patents
休止中ボイラの保缶方法Info
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- JPH0579604A JPH0579604A JP26687591A JP26687591A JPH0579604A JP H0579604 A JPH0579604 A JP H0579604A JP 26687591 A JP26687591 A JP 26687591A JP 26687591 A JP26687591 A JP 26687591A JP H0579604 A JPH0579604 A JP H0579604A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続ブロータイプの複数基ボイラシステムに
おいて、休止中ボイラの腐蝕を防止し、運転再開時の立
上り時間を短縮する。 【構成】 連続ブロータイプのボイラ(1,2)が複数
基設置されているシステムにおいて、運転中のボイラ
(1)からの連続ブロー水を、運転休止中のボイラ
(2)の下ドラム(20)に連続的に供給した後、上ド
ラム(23)から排出する休止中ボイラの保缶方法。
おいて、休止中ボイラの腐蝕を防止し、運転再開時の立
上り時間を短縮する。 【構成】 連続ブロータイプのボイラ(1,2)が複数
基設置されているシステムにおいて、運転中のボイラ
(1)からの連続ブロー水を、運転休止中のボイラ
(2)の下ドラム(20)に連続的に供給した後、上ド
ラム(23)から排出する休止中ボイラの保缶方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続ブロータイプのボ
イラが複数基設置されているシステムにおける、休止中
のボイラの保缶方法に関する。
イラが複数基設置されているシステムにおける、休止中
のボイラの保缶方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数基のボイラを有する工場等において
は、生産工程等の負荷に応じてボイラの運転基数が決め
られるが、運転休止中のボイラは、運転再開に備えて保
缶しておく必要がある。この休止中ボイラには、保缶に
手間がかからず、かつ保缶中にトラブルを発生させるこ
となく、しかも運転再開時の立上り時間が短いことが要
求される。さらに、保缶のみに使用される設備はできる
限り少ない方が望ましい。
は、生産工程等の負荷に応じてボイラの運転基数が決め
られるが、運転休止中のボイラは、運転再開に備えて保
缶しておく必要がある。この休止中ボイラには、保缶に
手間がかからず、かつ保缶中にトラブルを発生させるこ
となく、しかも運転再開時の立上り時間が短いことが要
求される。さらに、保缶のみに使用される設備はできる
限り少ない方が望ましい。
【0003】従来のボイラ保缶方法としては、休止中ボ
イラを実質的に満水にしておく満水保缶法、休止中ボイ
ラの缶水を抜き、窒素等の不活性ガスでシールしておく
ガスシール法、および両者を組み合わせ、実質的に満水
にした上で、窒素等によりシールする方法が知られてい
る。また、特開昭56−18206号公報には、還流式
ボイラを複数基有するシステムにおいて、運転中のボイ
ラのブロー水を一部抽出して、運転休止中のボイラに保
缶用温水として供給し、それを循環ポンプを用いて運転
中のボイラに還流させるボイラ保缶方法が開示されてい
る。
イラを実質的に満水にしておく満水保缶法、休止中ボイ
ラの缶水を抜き、窒素等の不活性ガスでシールしておく
ガスシール法、および両者を組み合わせ、実質的に満水
にした上で、窒素等によりシールする方法が知られてい
る。また、特開昭56−18206号公報には、還流式
ボイラを複数基有するシステムにおいて、運転中のボイ
ラのブロー水を一部抽出して、運転休止中のボイラに保
缶用温水として供給し、それを循環ポンプを用いて運転
中のボイラに還流させるボイラ保缶方法が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記満
水保缶方法では、休止させるボイラを満水にするのに手
間がかかる、休止中、特に冬期に缶水が凍結する虞れが
ある、満水への水張り時に腐食防止用等のために薬品を
投入する必要がある、運転再開時に満水の缶水を昇温す
るのに時間がかかり、ボイラ立上り時間が長い、等の問
題がある。また、ガスシール法では、缶水を完全に抜く
のが困難であり、残留した缶水が腐蝕の原因となる、運
転休止時、再開時に手間と時間がかかる、等の問題があ
る。さらに、満水にした上でガスシールする方法では、
冬期の凍結の問題、運転休止時、再開時に手間と時間が
かかる問題が残る。
水保缶方法では、休止させるボイラを満水にするのに手
間がかかる、休止中、特に冬期に缶水が凍結する虞れが
ある、満水への水張り時に腐食防止用等のために薬品を
投入する必要がある、運転再開時に満水の缶水を昇温す
るのに時間がかかり、ボイラ立上り時間が長い、等の問
題がある。また、ガスシール法では、缶水を完全に抜く
のが困難であり、残留した缶水が腐蝕の原因となる、運
転休止時、再開時に手間と時間がかかる、等の問題があ
る。さらに、満水にした上でガスシールする方法では、
冬期の凍結の問題、運転休止時、再開時に手間と時間が
かかる問題が残る。
【0005】また、特開昭56−18206号公報に示
された方法は、還流式ボイラに関するものであり、休止
中のボイラの保缶に利用された一部のブロー水が運転中
のボイラに還流されるため、運転中ボイラの缶水中の不
純物の濃度が高くなりすぎる虞れがあり、本発明で対象
とする連続ブロータイプのボイラには適用し難い。ま
た、運転中のボイラの発生蒸気圧を所定圧に保ちつつ上
記ブロー水を還流させるには、還流用の循環ポンプが必
須と考えられるが、既存のシステムに対しこのような保
缶方法を実施する場合、大がかりな設備改造が必要とな
る。
された方法は、還流式ボイラに関するものであり、休止
中のボイラの保缶に利用された一部のブロー水が運転中
のボイラに還流されるため、運転中ボイラの缶水中の不
純物の濃度が高くなりすぎる虞れがあり、本発明で対象
とする連続ブロータイプのボイラには適用し難い。ま
た、運転中のボイラの発生蒸気圧を所定圧に保ちつつ上
記ブロー水を還流させるには、還流用の循環ポンプが必
須と考えられるが、既存のシステムに対しこのような保
缶方法を実施する場合、大がかりな設備改造が必要とな
る。
【0006】さらに、ボイラを缶内だけでなく、炉を含
めて全体として考えた場合、保缶中のボイラのドラム缶
外面や炉内配管の腐蝕等についても考慮することが望ま
れる。通常、複数基のボイラを有するシステムにおいて
は、煙道(主として煙突)は共通のものとして設置さ
れ、各ボイラの炉内は共通の煙道に連通している。この
ようなシステムでは、休止中のボイラの炉内は、運転中
ボイラの排煙の煙道での流れのため、吸引サイドとな
り、大気圧に対して常時負圧になる。そのため、外気が
炉内に流入し、雨水の流入を助長したり、とくに夏期の
湿った外気が炉内に流入し缶外面や配管外面で凝縮した
りし、腐蝕の原因となる虞れがある。
めて全体として考えた場合、保缶中のボイラのドラム缶
外面や炉内配管の腐蝕等についても考慮することが望ま
れる。通常、複数基のボイラを有するシステムにおいて
は、煙道(主として煙突)は共通のものとして設置さ
れ、各ボイラの炉内は共通の煙道に連通している。この
ようなシステムでは、休止中のボイラの炉内は、運転中
ボイラの排煙の煙道での流れのため、吸引サイドとな
り、大気圧に対して常時負圧になる。そのため、外気が
炉内に流入し、雨水の流入を助長したり、とくに夏期の
湿った外気が炉内に流入し缶外面や配管外面で凝縮した
りし、腐蝕の原因となる虞れがある。
【0007】本発明の目的は、上記のような問題点に着
目し、冬期の凍結の問題がなく、腐蝕を確実に防止で
き、かつボイラ立上り時間を大幅に短縮し得る、しかも
既存のシステムに対しても極めて簡単に実施できる連続
ブロータイプの休止中ボイラの保缶方法を提供すること
にある。
目し、冬期の凍結の問題がなく、腐蝕を確実に防止で
き、かつボイラ立上り時間を大幅に短縮し得る、しかも
既存のシステムに対しても極めて簡単に実施できる連続
ブロータイプの休止中ボイラの保缶方法を提供すること
にある。
【0008】また望ましくは、本発明は、さらに休止中
ボイラの缶外面や炉内配管についても腐蝕防止をはかる
ことも目的とする。
ボイラの缶外面や炉内配管についても腐蝕防止をはかる
ことも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の休止中ボイラの保缶方法は、連続ブロータ
イプのボイラが複数基設置されているシステムにおい
て、運転中のボイラからの連続ブロー水を、運転休止中
のボイラの下ドラムに連続的に供給した後、上ドラムか
ら排出する方法からなる。
に、本発明の休止中ボイラの保缶方法は、連続ブロータ
イプのボイラが複数基設置されているシステムにおい
て、運転中のボイラからの連続ブロー水を、運転休止中
のボイラの下ドラムに連続的に供給した後、上ドラムか
ら排出する方法からなる。
【0010】この連続ブロー水は、ポンプなどを用いる
ことなく、運転中のボイラの蒸気圧(元圧)を利用して
運転休止中のボイラに供給することができる。また、運
転休止中のボイラの下ドラムに連続的に供給された連続
ブロー水は、上ドラムに送られた後、既存のエア抜き弁
を利用して排出できる。さらに、各ボイラと、各ボイラ
共通の煙道との間にダンパ(遮断板)を設ければ、該ダ
ンパを閉じることにより、運転休止中のボイラの炉内
は、容易に煙道から遮断され、運転中のボイラの影響を
受けることなく、大気圧に保たれる。
ことなく、運転中のボイラの蒸気圧(元圧)を利用して
運転休止中のボイラに供給することができる。また、運
転休止中のボイラの下ドラムに連続的に供給された連続
ブロー水は、上ドラムに送られた後、既存のエア抜き弁
を利用して排出できる。さらに、各ボイラと、各ボイラ
共通の煙道との間にダンパ(遮断板)を設ければ、該ダ
ンパを閉じることにより、運転休止中のボイラの炉内
は、容易に煙道から遮断され、運転中のボイラの影響を
受けることなく、大気圧に保たれる。
【0011】
【作用】運転中のボイラの上ドラム下部から、缶水の不
純物濃度を一定レベル以下に保つため連続ブロー水が排
出され、該連続ブロー水が運転休止中のボイラの下ドラ
ムに供給される。連続ブロー水は、下ドラムを満水にし
た後上ドラムに送られ、上ドラムからエア抜き弁を介し
て連続的に排出される。高温の連続ブロー水を用いて、
休止中ボイラは100〜120℃にコントロールされ、
腐蝕等の発生しやすい80℃近傍の温度状態から外され
る。連続ブロー水の連続供給であるため、上記望ましい
温度範囲へのコントロールは容易に行われ、腐蝕の発生
は確実に防止される。この連続ブロー水は、実質的に溶
存酸素を含まないので、不活性ガスによるシールの必要
性はない。また、連続ブロー水は運転中ボイラの蒸気圧
を利用して休止中ボイラに送ることができるので、ブロ
ー水配管を休止中ボイラの下ドラムへと接続するだけ
で、極めて簡単に連続ブロー水が送られる。したがって
ボイラ休止に要する操作は極めて短時間で済む。さら
に、使用済の連続ブロー水は、運転中ボイラには還流さ
れずに排出されるので、運転中ボイラの缶水不純物濃度
に影響を与えることもない。このように、従来、そのま
ま捨てられていた連続ブロー水が、運転中ボイラに悪影
響を与えることなく休止中ボイラの保管に有効に活用さ
れる。休止中ボイラは、100〜120℃、あるいはそ
れ以上の温度に保たれ、かつ下ドラム、上ドラムとも実
質的に満水状態にあるから、運転再開時には、準備操作
が少なくて済むとともに昇温時間が極めて短かくなる。
純物濃度を一定レベル以下に保つため連続ブロー水が排
出され、該連続ブロー水が運転休止中のボイラの下ドラ
ムに供給される。連続ブロー水は、下ドラムを満水にし
た後上ドラムに送られ、上ドラムからエア抜き弁を介し
て連続的に排出される。高温の連続ブロー水を用いて、
休止中ボイラは100〜120℃にコントロールされ、
腐蝕等の発生しやすい80℃近傍の温度状態から外され
る。連続ブロー水の連続供給であるため、上記望ましい
温度範囲へのコントロールは容易に行われ、腐蝕の発生
は確実に防止される。この連続ブロー水は、実質的に溶
存酸素を含まないので、不活性ガスによるシールの必要
性はない。また、連続ブロー水は運転中ボイラの蒸気圧
を利用して休止中ボイラに送ることができるので、ブロ
ー水配管を休止中ボイラの下ドラムへと接続するだけ
で、極めて簡単に連続ブロー水が送られる。したがって
ボイラ休止に要する操作は極めて短時間で済む。さら
に、使用済の連続ブロー水は、運転中ボイラには還流さ
れずに排出されるので、運転中ボイラの缶水不純物濃度
に影響を与えることもない。このように、従来、そのま
ま捨てられていた連続ブロー水が、運転中ボイラに悪影
響を与えることなく休止中ボイラの保管に有効に活用さ
れる。休止中ボイラは、100〜120℃、あるいはそ
れ以上の温度に保たれ、かつ下ドラム、上ドラムとも実
質的に満水状態にあるから、運転再開時には、準備操作
が少なくて済むとともに昇温時間が極めて短かくなる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る休
止中ボイラの保缶方法を示している。図において、1は
運転中のボイラ、2は休止中のボイラを示している。本
実施例ではボイラ2基のシステムとしたが、3基以上の
システムであってもよい。純水装置の純水タンク3から
運転すべきボイラ1に、脱気給水ポンプ4、脱気器5、
給水ポンプ6、給水配管7を介して給水される。そし
て、脱酸素剤タンク8からポンプ9を介して脱酸素剤が
給水ポンプ6の吸込側へ連続して注入され、pH調整剤
タンク10からポンプ11を介してpH調整剤が運転中
ボイラ1の上ドラム12の気水胴に直接注入される。
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る休
止中ボイラの保缶方法を示している。図において、1は
運転中のボイラ、2は休止中のボイラを示している。本
実施例ではボイラ2基のシステムとしたが、3基以上の
システムであってもよい。純水装置の純水タンク3から
運転すべきボイラ1に、脱気給水ポンプ4、脱気器5、
給水ポンプ6、給水配管7を介して給水される。そし
て、脱酸素剤タンク8からポンプ9を介して脱酸素剤が
給水ポンプ6の吸込側へ連続して注入され、pH調整剤
タンク10からポンプ11を介してpH調整剤が運転中
ボイラ1の上ドラム12の気水胴に直接注入される。
【0013】ボイラの下ドラム(水胴)13が満水、上
ドラム12が所定水面レベルとされた状態でボイラ1が
運転され、上ドラム12内で発生した所定圧(元圧)の
蒸気が配14を介して工場等に送られる。炉内15で重
油が燃焼され、炉内配管16によ連通された上ドラム1
2と下ドラム13が共に加熱される。燃焼用空気は、空
気口17からファンなどにより供給され、燃焼後の排煙
は、排煙排出口18から煙道(後述)へと排出される。
ドラム12が所定水面レベルとされた状態でボイラ1が
運転され、上ドラム12内で発生した所定圧(元圧)の
蒸気が配14を介して工場等に送られる。炉内15で重
油が燃焼され、炉内配管16によ連通された上ドラム1
2と下ドラム13が共に加熱される。燃焼用空気は、空
気口17からファンなどにより供給され、燃焼後の排煙
は、排煙排出口18から煙道(後述)へと排出される。
【0014】運転中のボイラ1には、缶水のpH調整
(たとえばpHを10.5〜11.5に調整)、P
O4 ,Ca,Si等を主成分とする不純物の除去のため
薬品が注入されるが、これら不純物は、缶水中で濃縮さ
れた状態で上ドラム12の底部近に沈降する。そして、
不純物の濃度が高くなりすぎないようにするため(一定
レベル以下に抑えるため)、上ドラム12の底部からブ
ロー水が配管19を介して続的に排出される。この連続
ブロー水は、従来そのままブロー水ピット等に排出され
ていたが、本発明では休止中ボイラ2の保缶に有効活用
される。
(たとえばpHを10.5〜11.5に調整)、P
O4 ,Ca,Si等を主成分とする不純物の除去のため
薬品が注入されるが、これら不純物は、缶水中で濃縮さ
れた状態で上ドラム12の底部近に沈降する。そして、
不純物の濃度が高くなりすぎないようにするため(一定
レベル以下に抑えるため)、上ドラム12の底部からブ
ロー水が配管19を介して続的に排出される。この連続
ブロー水は、従来そのままブロー水ピット等に排出され
ていたが、本発明では休止中ボイラ2の保缶に有効活用
される。
【0015】配管19を介して排出された連続ブロー水
は、休止中ボイラ2の下ドラム(水胴)20に供給され
る。配管19のボイラ2近傍の一部をフレキシブル配管
にしておき、カプラ型式の配管接続機構21を採用すれ
ば、連続ブロー水用配管の接続、切り離しを極めて簡単
に行うことができる。連続ブロー水で下ドラム20、さ
らに炉内配管22で連通された上ドラム23を満水にす
るようにしてもよいが、本実施例では、ボイラ2停止後
上ドラム23まで早く満水にするため、下ドラム20の
下部よりカプラ型式の配管接続機構24を接続して通水
し、下ドラム20、上ドラム23を満水にし既存のエア
抜き弁25を利用してエア抜き完了した後、運転中ボイ
ラ1の連続ブロー水と切替えられて満水保缶される。そ
して、連続的に供給された連続ブロー水は、エア抜き弁
25から排出された後、そのままブロー水ピット等に排
出されてもよく、さらに休止中ボイラ(図示略)がある
場合には、次の休止中ボイラの下ドラムへと供給しても
よい。
は、休止中ボイラ2の下ドラム(水胴)20に供給され
る。配管19のボイラ2近傍の一部をフレキシブル配管
にしておき、カプラ型式の配管接続機構21を採用すれ
ば、連続ブロー水用配管の接続、切り離しを極めて簡単
に行うことができる。連続ブロー水で下ドラム20、さ
らに炉内配管22で連通された上ドラム23を満水にす
るようにしてもよいが、本実施例では、ボイラ2停止後
上ドラム23まで早く満水にするため、下ドラム20の
下部よりカプラ型式の配管接続機構24を接続して通水
し、下ドラム20、上ドラム23を満水にし既存のエア
抜き弁25を利用してエア抜き完了した後、運転中ボイ
ラ1の連続ブロー水と切替えられて満水保缶される。そ
して、連続的に供給された連続ブロー水は、エア抜き弁
25から排出された後、そのままブロー水ピット等に排
出されてもよく、さらに休止中ボイラ(図示略)がある
場合には、次の休止中ボイラの下ドラムへと供給しても
よい。
【0016】このボイラ2に供給される連続ブロー水
は、実質的に溶存酸素を含まないものであり、かつ、1
00〜120℃あるいはそれ以上の温度をもっている。
通常最も腐蝕の発生しやすい温度は80℃近辺といわれ
ているから、上記連続ブロー水で満水状態に保たれるボ
イラ2は、溶存酸素のない状態でかつ腐蝕の発生しにく
い温度範囲に常時保たれる。したがって、缶内の腐蝕の
発生は、略完全に防止される。また、溶存酸素を含まな
いので、不活性ガスによるシールの必要性がない。さら
に、連続ブロー水自身薬品の注入されたものであるか
ら、不純物除去等のために改めて薬品を注入する必要も
ない。運転中のボイラ1から排出されてくる連続ブロー
水は、沈降した不純物を含有しているが、連続的にブロ
ーされ、不純物濃度も一定レベル以下に抑えられている
ので、休止中ボイラ2の保缶に使用してもトラブルは生
じない。
は、実質的に溶存酸素を含まないものであり、かつ、1
00〜120℃あるいはそれ以上の温度をもっている。
通常最も腐蝕の発生しやすい温度は80℃近辺といわれ
ているから、上記連続ブロー水で満水状態に保たれるボ
イラ2は、溶存酸素のない状態でかつ腐蝕の発生しにく
い温度範囲に常時保たれる。したがって、缶内の腐蝕の
発生は、略完全に防止される。また、溶存酸素を含まな
いので、不活性ガスによるシールの必要性がない。さら
に、連続ブロー水自身薬品の注入されたものであるか
ら、不純物除去等のために改めて薬品を注入する必要も
ない。運転中のボイラ1から排出されてくる連続ブロー
水は、沈降した不純物を含有しているが、連続的にブロ
ーされ、不純物濃度も一定レベル以下に抑えられている
ので、休止中ボイラ2の保缶に使用してもトラブルは生
じない。
【0017】また、この連続ブロー水は、運転中のボイ
ラ1には還流されないので、連続ブロー水を休止中ボイ
ラ2の保缶に利用しても、運転中ボイラ1には何の影響
もない。さらに、連続ブロー水は、ボイラ1からボイラ
2には、ボイラ1の発生蒸気圧を利用して送ることがで
きるから、両者間にポンプ等の設置は不要である。した
がって、既存設備の大幅な改造、追加が不要である。休
止中ボイラ2からの排出に際しても、既存のエア抜き弁
25が利用でき、ボイラ2自身の改造も不要である。
ラ1には還流されないので、連続ブロー水を休止中ボイ
ラ2の保缶に利用しても、運転中ボイラ1には何の影響
もない。さらに、連続ブロー水は、ボイラ1からボイラ
2には、ボイラ1の発生蒸気圧を利用して送ることがで
きるから、両者間にポンプ等の設置は不要である。した
がって、既存設備の大幅な改造、追加が不要である。休
止中ボイラ2からの排出に際しても、既存のエア抜き弁
25が利用でき、ボイラ2自身の改造も不要である。
【0018】上記のように保缶されている休止中ボイラ
2が運転を再開する際には、上ドラム23、下ドラム2
0が既に満水状態にあるから、改めて水張りを行う必要
がない。また、ドラム20、23が100〜120℃あ
るいはそれ以上の温度に保たれているから、炉内もそれ
に準じた高温状態にあり、運転開始温度への昇温は極め
て短時間に行われ得る。つまり、準備操作が少なくてよ
く、昇温時間が極めて短かい。
2が運転を再開する際には、上ドラム23、下ドラム2
0が既に満水状態にあるから、改めて水張りを行う必要
がない。また、ドラム20、23が100〜120℃あ
るいはそれ以上の温度に保たれているから、炉内もそれ
に準じた高温状態にあり、運転開始温度への昇温は極め
て短時間に行われ得る。つまり、準備操作が少なくてよ
く、昇温時間が極めて短かい。
【0019】上記のように、炉内温度も高温(たとえば
70〜100℃)に保たれるので、たとえ雨水等が炉内
に侵入しても蒸発し、ドラム缶外面の腐蝕は十分に防止
し得るが、図2に示すような配慮を同時に行うと、より
一層確実に腐蝕を防止できる。
70〜100℃)に保たれるので、たとえ雨水等が炉内
に侵入しても蒸発し、ドラム缶外面の腐蝕は十分に防止
し得るが、図2に示すような配慮を同時に行うと、より
一層確実に腐蝕を防止できる。
【0020】図2は、休止中ボイラ2を示しており、空
気吸入口26がファン27を介してボイラ2の炉内28
へと通じている。炉内28は、排煙排出口29から、ダ
ンパ(遮断板)30を介して煙道(煙突)31へと通じ
ている。煙道31は、通常、複数基のボイラの各ボイラ
へと連通される。したがって、運転中ボイラ1の排煙が
煙道31を上昇し排出されるので、その排煙の上昇流の
影響を受けて、休止中ボイラ2の炉内28は大気圧(外
気圧)に対し常時負圧になり、雨水、湿気等が炉内28
に流入しやすい。しかし、図2のような構造を採り、ダ
ンパ30を閉じれば、炉内28と共通の煙道31とは実
質的に連通が遮断されるので、炉内28は外気と同じ大
気圧に保たれる。その結果、空気吸入口26を特に密閉
しなくても、雨水や湿気の流入が防止され、前述の連続
ブロー水供給により高温に保たれている炉内28では、
ドラム缶外面や炉内配管外面等の腐蝕が一層確実に防止
される。
気吸入口26がファン27を介してボイラ2の炉内28
へと通じている。炉内28は、排煙排出口29から、ダ
ンパ(遮断板)30を介して煙道(煙突)31へと通じ
ている。煙道31は、通常、複数基のボイラの各ボイラ
へと連通される。したがって、運転中ボイラ1の排煙が
煙道31を上昇し排出されるので、その排煙の上昇流の
影響を受けて、休止中ボイラ2の炉内28は大気圧(外
気圧)に対し常時負圧になり、雨水、湿気等が炉内28
に流入しやすい。しかし、図2のような構造を採り、ダ
ンパ30を閉じれば、炉内28と共通の煙道31とは実
質的に連通が遮断されるので、炉内28は外気と同じ大
気圧に保たれる。その結果、空気吸入口26を特に密閉
しなくても、雨水や湿気の流入が防止され、前述の連続
ブロー水供給により高温に保たれている炉内28では、
ドラム缶外面や炉内配管外面等の腐蝕が一層確実に防止
される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の休止中ボ
イラの保缶方法によるときは、従来そのまま捨てられて
いた連続ブロー水を休止中ボイラに供給し、休止中ボイ
ラの下ドラム、上ドラムを常時満水にしつつ排出するよ
うにしたので、エネルギを有効活用して休止中ボイラを
略運転中に近い状態で長期間保存することが可能にな
る。実質的に溶存酸素のない適切な高温状態に維持でき
るので、腐蝕の発生を防止でき、ガスシール、薬品投入
等の必要がないので、簡単かつ安価に保缶できる。
イラの保缶方法によるときは、従来そのまま捨てられて
いた連続ブロー水を休止中ボイラに供給し、休止中ボイ
ラの下ドラム、上ドラムを常時満水にしつつ排出するよ
うにしたので、エネルギを有効活用して休止中ボイラを
略運転中に近い状態で長期間保存することが可能にな
る。実質的に溶存酸素のない適切な高温状態に維持でき
るので、腐蝕の発生を防止でき、ガスシール、薬品投入
等の必要がないので、簡単かつ安価に保缶できる。
【0022】また、連続ブロー水は、運転中ボイラの発
生蒸気圧を利用して休止中ボイラに供給でき、休止中ボ
イラからは、既存のエア抜き弁を利用して排出できるの
で、大幅な設備改造等は全く不要である。
生蒸気圧を利用して休止中ボイラに供給でき、休止中ボ
イラからは、既存のエア抜き弁を利用して排出できるの
で、大幅な設備改造等は全く不要である。
【0023】さらに、休止中ボイラの運転を再開する際
には、既に連続ブロー水によって、満水状態にあり、し
かも高温状態にあるから、準備作業が大幅に簡素化され
るとともに、立上り時間が大幅に短縮される。
には、既に連続ブロー水によって、満水状態にあり、し
かも高温状態にあるから、準備作業が大幅に簡素化され
るとともに、立上り時間が大幅に短縮される。
【図1】本発明の一実施例に係る休止中ボイラの保缶方
法を示す機器系統図である。
法を示す機器系統図である。
【図2】図1の休止中ボイラ周りの概略構成図である。
1 運転中ボイラ 2 休止中ボイラ 3 純水タンク 4 脱気給水ポンプ 5 脱気器 6 給水ポンプ 7 給水配管 8 脱酸素剤タンク 10 pH調整剤タンク 12,23 上ドラム 13,20 下ドラム 15,28 炉内 16,22 炉内配管 19 連続ブロー水用配管 21,24 配管接続機構 25 エア抜き弁 30 ダンパ 31 煙道
Claims (4)
- 【請求項1】 連続ブロータイプのボイラが複数基設置
されているシステムにおいて、運転中のボイラからの連
続ブロー水を、運転休止中のボイラの下ドラムに連続的
に供給した後、上ドラムから排出することを特徴とする
休止中ボイラの保缶方法。 - 【請求項2】 前記連続ブロー水が、運転中のボイラの
蒸気圧により運転休止中のボイラに供給される請求項1
の休止中ボイラの保缶方法。 - 【請求項3】 供給された連続ブロー水が、運転休止中
のボイラの上ドラムに取付けられたエア抜き弁を介して
排出される請求項1又は2の休止中ボイラの保缶方法。 - 【請求項4】 運転休止中のボイラの炉内を、運転中の
ボイラと共通の煙道から遮断して、該炉内を大気圧に保
つ請求項1ないし3のいずれかに記載の休止中ボイラの
保缶方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26687591A JPH0579604A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 休止中ボイラの保缶方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26687591A JPH0579604A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 休止中ボイラの保缶方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0579604A true JPH0579604A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17436869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26687591A Pending JPH0579604A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 休止中ボイラの保缶方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0579604A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010249480A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ボイラ煙道の遮断方法 |
| JP2013142505A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 薬注管理設備及び薬注管理システム |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5528410A (en) * | 1978-08-17 | 1980-02-29 | Babcock Hitachi Kk | Method of maintaining drum of boiler |
| JPS60171303A (ja) * | 1984-02-16 | 1985-09-04 | 雪印乳業株式会社 | ボイラ保缶装置 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP26687591A patent/JPH0579604A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5528410A (en) * | 1978-08-17 | 1980-02-29 | Babcock Hitachi Kk | Method of maintaining drum of boiler |
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Cited By (2)
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