JPH0580052A - 生体内物質の測定装置及び測定方法 - Google Patents
生体内物質の測定装置及び測定方法Info
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- JPH0580052A JPH0580052A JP31558891A JP31558891A JPH0580052A JP H0580052 A JPH0580052 A JP H0580052A JP 31558891 A JP31558891 A JP 31558891A JP 31558891 A JP31558891 A JP 31558891A JP H0580052 A JPH0580052 A JP H0580052A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 生体内物質の臨床検査を、微量で、数多くか
つ正確に測定する。 【構成】 分析容器と磁石支持プレートを一体又は、分
析容器に磁石を配設することにより、生体内物質を含む
複合体を結合した磁性粒子が、分析反応容器の分析液収
容部側方に集磁される磁力をかけた状態で測定するよう
にした生体内物質の測定方法。
つ正確に測定する。 【構成】 分析容器と磁石支持プレートを一体又は、分
析容器に磁石を配設することにより、生体内物質を含む
複合体を結合した磁性粒子が、分析反応容器の分析液収
容部側方に集磁される磁力をかけた状態で測定するよう
にした生体内物質の測定方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体内物質の臨床検査
に用いる酵素免疫測定法(エンザイム・イムノアッセ
イ:以下EIA法という),発光方法,免疫発光方法,
免疫発光EIA法等において、極めて短時間に高感度,
高信頼性の得られる測定方法及び測定に用いる装置に関
する。
に用いる酵素免疫測定法(エンザイム・イムノアッセ
イ:以下EIA法という),発光方法,免疫発光方法,
免疫発光EIA法等において、極めて短時間に高感度,
高信頼性の得られる測定方法及び測定に用いる装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】生体内の各種抗体,抗原,細菌,ウィル
スあるいはガンマーカー等の測定は、多数の検体を短時
間で感度よく、しかも再現性等の信頼性も高くなければ
ならない。しかも分析コストの点から、少量の検体や試
薬による少量分析が望まれている。抗原又は抗体を固定
した磁性粒子を用いる方法が採用されるようになり、蛍
光又は発光法における磁性粒子を用いた分析法が特開昭
60−159651号公報に記載されている。さらに、
免疫学的凝集反応による抗原又は抗体の存在を検出し判
定するための方法において、磁性粒子を用いて磁場をか
ける方法が特開平2−122266号公報に記載されて
いる。さらに、特開平3−59459号公報には、容器
の外部から磁場をかけるか、又は反応混合物中に磁性体
粉又は磁性体小片を投入又は挿入すること、そして実施
例の一部に、永久磁石をマイクロプレートの検体分注部
側面に外部よりあてることが記載されている。
スあるいはガンマーカー等の測定は、多数の検体を短時
間で感度よく、しかも再現性等の信頼性も高くなければ
ならない。しかも分析コストの点から、少量の検体や試
薬による少量分析が望まれている。抗原又は抗体を固定
した磁性粒子を用いる方法が採用されるようになり、蛍
光又は発光法における磁性粒子を用いた分析法が特開昭
60−159651号公報に記載されている。さらに、
免疫学的凝集反応による抗原又は抗体の存在を検出し判
定するための方法において、磁性粒子を用いて磁場をか
ける方法が特開平2−122266号公報に記載されて
いる。さらに、特開平3−59459号公報には、容器
の外部から磁場をかけるか、又は反応混合物中に磁性体
粉又は磁性体小片を投入又は挿入すること、そして実施
例の一部に、永久磁石をマイクロプレートの検体分注部
側面に外部よりあてることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】磁性粒子を用いる各種
方法において、多数の試料さらには少量の分祈液(検体
及び試薬)に対応するため、分析容器が試験管からプレ
ート状のものに試料を収容するウェルが形成された容器
が用いられ、さらに濃度測定に用いる分析機器が自動化
されるようになってきた。 前記、特開昭60−159
651号公報及び特開平3−59459号公報では、磁
性粒子を集磁させる磁石の具体的な配置方法及び測定方
法が明記されていない。また前記、特開平2−1222
66号公報には、磁性粒子をウェルの少なくとも一部壁
面に沿って収束するようという記載とともに、具体的に
は、試料収容部の下部に磁石を配置している。その結
果、下部への磁石の配置により、磁性粒子が試料収容部
の下端部に集磁することになり、さらにウェルの底部が
V字型をなすことにより、下端部への集磁を効率化しよ
うとしている。しかしながら、下部へ磁性粒子を集磁さ
せる方法では、B/F分離の際に吸引管等での溶液除去
効率が低下し、さらにEIA法においては、基質添加に
よる生成物の測定に際し、垂直方向の光源−検出器の光
路を遮蔽することになり、分析の誤差が大きくなる欠点
がある。
方法において、多数の試料さらには少量の分祈液(検体
及び試薬)に対応するため、分析容器が試験管からプレ
ート状のものに試料を収容するウェルが形成された容器
が用いられ、さらに濃度測定に用いる分析機器が自動化
されるようになってきた。 前記、特開昭60−159
651号公報及び特開平3−59459号公報では、磁
性粒子を集磁させる磁石の具体的な配置方法及び測定方
法が明記されていない。また前記、特開平2−1222
66号公報には、磁性粒子をウェルの少なくとも一部壁
面に沿って収束するようという記載とともに、具体的に
は、試料収容部の下部に磁石を配置している。その結
果、下部への磁石の配置により、磁性粒子が試料収容部
の下端部に集磁することになり、さらにウェルの底部が
V字型をなすことにより、下端部への集磁を効率化しよ
うとしている。しかしながら、下部へ磁性粒子を集磁さ
せる方法では、B/F分離の際に吸引管等での溶液除去
効率が低下し、さらにEIA法においては、基質添加に
よる生成物の測定に際し、垂直方向の光源−検出器の光
路を遮蔽することになり、分析の誤差が大きくなる欠点
がある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明における
第1の発明は、生体内物質測定分析容器の分析液収容部
側方に少なくとも1個の磁石を配設し、分析光の光路部
分が透明である生体内物質の測定装置であり、第2の発
明は、磁性粒子を用いる酵素免疫測定方法又は発光測定
方法で、複合体結合磁性粒子を分析容器の分析液収容部
側壁に集磁させ、磁力をかけながら前記測定をする生体
内物質の測定方法である。
第1の発明は、生体内物質測定分析容器の分析液収容部
側方に少なくとも1個の磁石を配設し、分析光の光路部
分が透明である生体内物質の測定装置であり、第2の発
明は、磁性粒子を用いる酵素免疫測定方法又は発光測定
方法で、複合体結合磁性粒子を分析容器の分析液収容部
側壁に集磁させ、磁力をかけながら前記測定をする生体
内物質の測定方法である。
【0005】本発明で磁力をかけながらという方法は、
分析容器と磁石支持プレートを重ね合せて一体にして測
定する場合や、分析容器に磁石を取り付けた場合を含
む。
分析容器と磁石支持プレートを重ね合せて一体にして測
定する場合や、分析容器に磁石を取り付けた場合を含
む。
【0006】本発明で測定する生体内物質とは、磁性粒
子に結合される抗体又は抗原であり、その種類は、被測
定対象である生体内物質の特定の抗原又は抗体に対して
抗体又は抗原の関係あるものであり、分析液中の抗原又
は抗体に応じて選択される。かかる抗原又は抗体の例と
しては、以下のもの等を挙げることができる。 抗原
類:IgG,IgA,IgM,IgE,アルブミン,H
CG,AFP,カルジオライビン抗原,血液型物質,コ
ンカナバリンA,DNT,プロスタグランジン,CR
P,HBs,ヒト成長ホルモン,ステロイドホルモン,
CEA,IgD等。抗体類:抗アルブミン抗体,抗HC
G抗体,抗IgG抗体,抗IgA抗体,抗IgM抗体,
抗IgE抗体,抗IgD抗体,抗AFP抗体,抗DNT
抗体,抗プロスタグランジン抗体,抗ヒト凝固ファクタ
ー抗体,抗CRP抗体,抗HBs抗体,抗ヒト成長ホル
モン抗体,抗ステロイドホルモン抗体、及びこれらを含
む血清、並びにモノクローナル抗体。さらに、発光方法
においては、検体としてのRNAと発光物質を用い、通
称DNA−RNA(又はDNA)ハイブリダイゼーショ
ン法と言われる方法では、各種クラミジア,各種マイコ
プラズマ,百日咳菌,肺炎球菌等の細菌あるいは各種ウ
ィルスなどを測定できる。
子に結合される抗体又は抗原であり、その種類は、被測
定対象である生体内物質の特定の抗原又は抗体に対して
抗体又は抗原の関係あるものであり、分析液中の抗原又
は抗体に応じて選択される。かかる抗原又は抗体の例と
しては、以下のもの等を挙げることができる。 抗原
類:IgG,IgA,IgM,IgE,アルブミン,H
CG,AFP,カルジオライビン抗原,血液型物質,コ
ンカナバリンA,DNT,プロスタグランジン,CR
P,HBs,ヒト成長ホルモン,ステロイドホルモン,
CEA,IgD等。抗体類:抗アルブミン抗体,抗HC
G抗体,抗IgG抗体,抗IgA抗体,抗IgM抗体,
抗IgE抗体,抗IgD抗体,抗AFP抗体,抗DNT
抗体,抗プロスタグランジン抗体,抗ヒト凝固ファクタ
ー抗体,抗CRP抗体,抗HBs抗体,抗ヒト成長ホル
モン抗体,抗ステロイドホルモン抗体、及びこれらを含
む血清、並びにモノクローナル抗体。さらに、発光方法
においては、検体としてのRNAと発光物質を用い、通
称DNA−RNA(又はDNA)ハイブリダイゼーショ
ン法と言われる方法では、各種クラミジア,各種マイコ
プラズマ,百日咳菌,肺炎球菌等の細菌あるいは各種ウ
ィルスなどを測定できる。
【0007】本発明において、抗原又は抗体の結合に用
いる磁性粒子の材料は、特に限定されず、例えば、金属
鉄,Fe3O4,γ−Fe2O3,Co−γ−Fe2O
3,(NiCuZn)O・(CuZn)O・Fe
2O3,(MnZn)O・Fe2O3,(NiZn)O
・Fe2O3,SrO・6Fe2O3,BaO・6Fe
2O3、さらにSiO2で被覆したFe3O4(粒径2
00Å)[Emzyme Microb.Techno
l.,vol.2,p2−10(1980)参照]等の
各種フェライトと各種の高分子材料(ナイロン,ポリア
クリルアミド,ポリスチレン等)との複合微粒子であ
る。粒径は、好ましくは0.02〜20μmの範囲であ
る。本発明の抗原又は抗体を結合した複合体結合磁性粒
子は、上記微粒子に抗原又は抗体を結合することにより
製造することができる。抗原又は抗体の結合法には、物
理吸着法と共有結合法と包括法がある。物理吸着法は、
磁性粒子と抗原又は抗体の間に働く疎水性相互作用によ
り固定化する方法であり、磁性粒子は、抗原溶液又は抗
体溶液に浸漬するだけで抗原又は抗体等のタンパク質を
吸着する。共有結合法は、磁性粒子にアミノ基やカルボ
キシル基のような官能基が表面についた粒子で、グルタ
ルアルデヒドなどの架橋剤や水溶性カルボジイミドのよ
うな活性剤に、抗原又は抗体を共有結合させる方法であ
る。包括法は、物理吸着法と共有結合法の中間的方法
で、抗原又は抗体をHEMA(Hydroxyethy
lmathacryate)やHPMA(Hydrox
ypropyl methacrylate)のような
モノマーと混合し、γ線などで重合させて結合する方法
である。また、前記DNA−RNA(又はDNA)ハイ
ブリダイゼーション法を用いた発光方法における磁性粒
子と検体の結合は、磁性粒子に担持されたアミノ基と検
体中のRNA(又はDNA)によるイオン結合が主であ
る。本発明において用いる基質は、酵素の作用を受けて
一定の作用、例えば発色,発光等を受ける物質であれ
ば、臨床検査に常用しているものを用いることができ
る。
いる磁性粒子の材料は、特に限定されず、例えば、金属
鉄,Fe3O4,γ−Fe2O3,Co−γ−Fe2O
3,(NiCuZn)O・(CuZn)O・Fe
2O3,(MnZn)O・Fe2O3,(NiZn)O
・Fe2O3,SrO・6Fe2O3,BaO・6Fe
2O3、さらにSiO2で被覆したFe3O4(粒径2
00Å)[Emzyme Microb.Techno
l.,vol.2,p2−10(1980)参照]等の
各種フェライトと各種の高分子材料(ナイロン,ポリア
クリルアミド,ポリスチレン等)との複合微粒子であ
る。粒径は、好ましくは0.02〜20μmの範囲であ
る。本発明の抗原又は抗体を結合した複合体結合磁性粒
子は、上記微粒子に抗原又は抗体を結合することにより
製造することができる。抗原又は抗体の結合法には、物
理吸着法と共有結合法と包括法がある。物理吸着法は、
磁性粒子と抗原又は抗体の間に働く疎水性相互作用によ
り固定化する方法であり、磁性粒子は、抗原溶液又は抗
体溶液に浸漬するだけで抗原又は抗体等のタンパク質を
吸着する。共有結合法は、磁性粒子にアミノ基やカルボ
キシル基のような官能基が表面についた粒子で、グルタ
ルアルデヒドなどの架橋剤や水溶性カルボジイミドのよ
うな活性剤に、抗原又は抗体を共有結合させる方法であ
る。包括法は、物理吸着法と共有結合法の中間的方法
で、抗原又は抗体をHEMA(Hydroxyethy
lmathacryate)やHPMA(Hydrox
ypropyl methacrylate)のような
モノマーと混合し、γ線などで重合させて結合する方法
である。また、前記DNA−RNA(又はDNA)ハイ
ブリダイゼーション法を用いた発光方法における磁性粒
子と検体の結合は、磁性粒子に担持されたアミノ基と検
体中のRNA(又はDNA)によるイオン結合が主であ
る。本発明において用いる基質は、酵素の作用を受けて
一定の作用、例えば発色,発光等を受ける物質であれ
ば、臨床検査に常用しているものを用いることができ
る。
【0008】本発明は、生体内物質の臨床検査に用いら
れるが、具体的にはEIA法及び発光方法が、そしてこ
の発光方法においては、発光方法,免疫発光方法及び免
疫化学発光EIA法等が挙げられ、これらの方法に適用
できる。
れるが、具体的にはEIA法及び発光方法が、そしてこ
の発光方法においては、発光方法,免疫発光方法及び免
疫化学発光EIA法等が挙げられ、これらの方法に適用
できる。
【0009】EIA法は、磁性粒子に測定しようとする
抗原又は抗体を結合させ、これらに特異的に反応する抗
体又は抗原の抗原−抗体反応に伴って、固定化免疫複合
体が生成する。測定しようとする抗原又は抗体と特異的
に反応する抗体又は抗原に、酵素を標識した酵素標識抗
体を固定化免疫複合体溶液に加えることによって、固定
化抗体−抗原−酵素標識抗体複合体が形成される。磁場
を用いて洗浄(B/F分離)後、この酵素の基質溶液を
加えることによって、基質の呈色反応が進行する。一定
時間進行した基質の呈色反応は、反応停止液で反応を停
止させた後、該複合体を磁場で集磁させ、その溶液の吸
光度を磁力をかけながら分光光度計等で測定することに
よって、目的の抗原又は抗体の濃度を測定する。
抗原又は抗体を結合させ、これらに特異的に反応する抗
体又は抗原の抗原−抗体反応に伴って、固定化免疫複合
体が生成する。測定しようとする抗原又は抗体と特異的
に反応する抗体又は抗原に、酵素を標識した酵素標識抗
体を固定化免疫複合体溶液に加えることによって、固定
化抗体−抗原−酵素標識抗体複合体が形成される。磁場
を用いて洗浄(B/F分離)後、この酵素の基質溶液を
加えることによって、基質の呈色反応が進行する。一定
時間進行した基質の呈色反応は、反応停止液で反応を停
止させた後、該複合体を磁場で集磁させ、その溶液の吸
光度を磁力をかけながら分光光度計等で測定することに
よって、目的の抗原又は抗体の濃度を測定する。
【0010】本発明では、B/F分離の際にも磁力をか
けて磁性粒子を分析容器の分析液収容部側壁に集磁させ
る。
けて磁性粒子を分析容器の分析液収容部側壁に集磁させ
る。
【0011】その方法に用いる装置と方法を以下に説明
する。図1及び図2は、本発明の装置の使用状態を示す
概念図である。本装置は、分析容器と磁石支持プレート
から構成される。ただし、分析容器と磁石支持プレート
を兼ねることもできる。磁石支持プレートの構成は、磁
石3,支持体4及び分析光の光路部分が透明である部分
5(図では空気層)からなる。測定すべき物質と抗体等
の物質を表面に結合した磁性粒子を、分析容器2の分析
液収容部に収容する。次に、分析容器収容部の回り4方
向に等間隔に磁力をかかるように磁石3を配置した磁石
支持プレートを分析容器2に重ねると、分析容器の分析
液収容部中の複合体結合磁性粒子溶液1に含まれている
磁性粒子は、磁石3に引き付けられる力を受け、分析液
中を容器側壁の下部へ移動する。磁性粒子には、比重の
大きいものや小さいものがあるが、比重の大きい磁性粒
子は緩衝液の比重を大きくし、比重の小さい磁性粒子は
緩衝液の比重を小さくして、緩衝液中での磁性粒子の浮
遊性を良くするように調整する。上記のような磁性粒子
の浮遊性の良さを利用して、抗体等の物質を表面に結合
した磁性粒子と測定すべき物質との結合反応によって結
合した複合体の形成を促進させる。この複合体に測定す
べき物質と結合する標識物質を反応させ、複合体を形成
させる。B/F分離後、上記の複合体含有溶液に基質を
加えることにより、標識された酵素の活性から、基質の
生成物による呈色反応を分光光度計で吸光度や透過率を
測定する。図5は、分析容器と磁石支持プレートを兼用
したもので、分析容器に磁石を分析液収容部側方に磁力
がかかるように分析容器に磁石を配設したものを示す概
念図である。
する。図1及び図2は、本発明の装置の使用状態を示す
概念図である。本装置は、分析容器と磁石支持プレート
から構成される。ただし、分析容器と磁石支持プレート
を兼ねることもできる。磁石支持プレートの構成は、磁
石3,支持体4及び分析光の光路部分が透明である部分
5(図では空気層)からなる。測定すべき物質と抗体等
の物質を表面に結合した磁性粒子を、分析容器2の分析
液収容部に収容する。次に、分析容器収容部の回り4方
向に等間隔に磁力をかかるように磁石3を配置した磁石
支持プレートを分析容器2に重ねると、分析容器の分析
液収容部中の複合体結合磁性粒子溶液1に含まれている
磁性粒子は、磁石3に引き付けられる力を受け、分析液
中を容器側壁の下部へ移動する。磁性粒子には、比重の
大きいものや小さいものがあるが、比重の大きい磁性粒
子は緩衝液の比重を大きくし、比重の小さい磁性粒子は
緩衝液の比重を小さくして、緩衝液中での磁性粒子の浮
遊性を良くするように調整する。上記のような磁性粒子
の浮遊性の良さを利用して、抗体等の物質を表面に結合
した磁性粒子と測定すべき物質との結合反応によって結
合した複合体の形成を促進させる。この複合体に測定す
べき物質と結合する標識物質を反応させ、複合体を形成
させる。B/F分離後、上記の複合体含有溶液に基質を
加えることにより、標識された酵素の活性から、基質の
生成物による呈色反応を分光光度計で吸光度や透過率を
測定する。図5は、分析容器と磁石支持プレートを兼用
したもので、分析容器に磁石を分析液収容部側方に磁力
がかかるように分析容器に磁石を配設したものを示す概
念図である。
【0012】本発明では、生成物による呈色反応の吸光
度や透過率を測定する際にも、B/F分離に用いた同一
容器内で磁性粒子を分析容器の分析液収容部側方に集磁
させ磁力をかけた状態で分析することにより、分光光度
計の光源−検出器の光路から磁性粒子による妨害を極め
て効率的に排除することができるため、測定精度の向上
につながる。
度や透過率を測定する際にも、B/F分離に用いた同一
容器内で磁性粒子を分析容器の分析液収容部側方に集磁
させ磁力をかけた状態で分析することにより、分光光度
計の光源−検出器の光路から磁性粒子による妨害を極め
て効率的に排除することができるため、測定精度の向上
につながる。
【0013】本発明では、さらに効率を上げるために
は、分析容器の分析液収容底部はV字型やU字型ではな
く、平底状が好ましい。磁石の配設は、上記説明では分
析容器の分析液収容部の回り4方向に等間隔に磁力がか
かるように磁石を支持プレートに配置した場合の説明を
したが、それらに限定されず、支持体に配置しただけで
なく、(複合体結合)磁性粒子が側壁に集磁させられる
配設であれば限定されず、個数は少なくとも1個の磁石
によって達成できるし、等間隔に限定されることはな
い。また、分析液収容部周囲の全周に磁石を配設しても
よい。また、磁石の形状も丸棒状,角状,リング状等の
任意の形状を選択できる。
は、分析容器の分析液収容底部はV字型やU字型ではな
く、平底状が好ましい。磁石の配設は、上記説明では分
析容器の分析液収容部の回り4方向に等間隔に磁力がか
かるように磁石を支持プレートに配置した場合の説明を
したが、それらに限定されず、支持体に配置しただけで
なく、(複合体結合)磁性粒子が側壁に集磁させられる
配設であれば限定されず、個数は少なくとも1個の磁石
によって達成できるし、等間隔に限定されることはな
い。また、分析液収容部周囲の全周に磁石を配設しても
よい。また、磁石の形状も丸棒状,角状,リング状等の
任意の形状を選択できる。
【0014】磁石は、永久磁石でも電磁石でもよく、永
久磁石の場合は、集磁が必要なときに磁石を配設した支
持台を分析容器に近接させることで集磁が可能となり、
電磁石の場合には、集磁が必要な際に電気的に磁力を発
生させることで集磁が可能となる。永久磁石を用いるよ
り効率的な好ましい方法は、例えば96の微小ホール
(ウェル)を有するプラスチックプレート(市販品とし
てグライナー社製の「マイクロプレート」を使用でき
る)を用意し、分析容器として用い、マイクロプレート
の周縁下部突起部の内側にはまるように磁石支持プレー
トをマイクロプレートにかぶせる状態で用いる。支持体
に磁石を配設させる方法は、分析液収容部の側方部に磁
力がかかるように、収容部に相当する部分の4方向に、
好ましくは等間隔になるよう磁石を固定すればよい。9
6個の微小ホールを有するプラスチックプレートを分析
容器とする場合には、磁石支持プレートに縦9個,横1
3個、計117個の磁石をプラスチックプレートの収容
部に相当する部分から等間隔となるように配設し(図
3,図4参照)、磁石の間にプラスチックプレートの分
析液収容部が設定されることになり、複合体結合磁性粒
子溶液を分析液収容部に分注したプラスチックプレート
の下部に、上記支持体を重ね合せることにより、分析容
器の分析液収容部の回り4方向に等間隔に磁石が配設さ
れることになる。分析液収容用微小ホールの個数は、9
6ホールのマイクロプレートで説明したが、1個以上で
あれば限定されることはない。
久磁石の場合は、集磁が必要なときに磁石を配設した支
持台を分析容器に近接させることで集磁が可能となり、
電磁石の場合には、集磁が必要な際に電気的に磁力を発
生させることで集磁が可能となる。永久磁石を用いるよ
り効率的な好ましい方法は、例えば96の微小ホール
(ウェル)を有するプラスチックプレート(市販品とし
てグライナー社製の「マイクロプレート」を使用でき
る)を用意し、分析容器として用い、マイクロプレート
の周縁下部突起部の内側にはまるように磁石支持プレー
トをマイクロプレートにかぶせる状態で用いる。支持体
に磁石を配設させる方法は、分析液収容部の側方部に磁
力がかかるように、収容部に相当する部分の4方向に、
好ましくは等間隔になるよう磁石を固定すればよい。9
6個の微小ホールを有するプラスチックプレートを分析
容器とする場合には、磁石支持プレートに縦9個,横1
3個、計117個の磁石をプラスチックプレートの収容
部に相当する部分から等間隔となるように配設し(図
3,図4参照)、磁石の間にプラスチックプレートの分
析液収容部が設定されることになり、複合体結合磁性粒
子溶液を分析液収容部に分注したプラスチックプレート
の下部に、上記支持体を重ね合せることにより、分析容
器の分析液収容部の回り4方向に等間隔に磁石が配設さ
れることになる。分析液収容用微小ホールの個数は、9
6ホールのマイクロプレートで説明したが、1個以上で
あれば限定されることはない。
【0015】分析光の光路部分が透明であるためには、
(1)支持体に穴を開ける方法、(2)光路部分を透明
基材で構成する方法がある。(1)の穴開け方法では、
穴の大きさは、下限は分析光の光路に影響を与えないも
のであればよく、上限は支持体の強度が失われないもの
であればよい。好ましくは、分析液収容部底部と同じ程
度の寸法のものがよい。穴の形状は、円,角等形状には
とらわれない。支持体の材質は、磁石を配設し空気層を
形成した時に一定の強度があればよく、磁性粒子への影
響の点で、好ましくは非磁性材料が好ましい。例えば、
アルミニウム(合金)が上記の点で加工性,軽量等の点
で特に好ましい。
(1)支持体に穴を開ける方法、(2)光路部分を透明
基材で構成する方法がある。(1)の穴開け方法では、
穴の大きさは、下限は分析光の光路に影響を与えないも
のであればよく、上限は支持体の強度が失われないもの
であればよい。好ましくは、分析液収容部底部と同じ程
度の寸法のものがよい。穴の形状は、円,角等形状には
とらわれない。支持体の材質は、磁石を配設し空気層を
形成した時に一定の強度があればよく、磁性粒子への影
響の点で、好ましくは非磁性材料が好ましい。例えば、
アルミニウム(合金)が上記の点で加工性,軽量等の点
で特に好ましい。
【0016】(2)の光路部分を透明基材で構成する方
法は、分析容器が磁石の支持体になったもので、少なく
とも分析液収容部底部の分析光の光路に当たる部分が、
光を透過する基材のものであればよい。これらの基材と
して、例えばガラス,プラスチック等を用いることがで
きる。分析容器全体が光を透過するものであってもよ
い。ただし、光路部分に傷がつくと、分析の信頼性に影
響を及ぼすので、傷がつきにくい材質を選択する。
法は、分析容器が磁石の支持体になったもので、少なく
とも分析液収容部底部の分析光の光路に当たる部分が、
光を透過する基材のものであればよい。これらの基材と
して、例えばガラス,プラスチック等を用いることがで
きる。分析容器全体が光を透過するものであってもよ
い。ただし、光路部分に傷がつくと、分析の信頼性に影
響を及ぼすので、傷がつきにくい材質を選択する。
【0017】さらに、発光方法には(1)化学発光方
法,(2)生物発光方法及び(3)蛍光発光方法とし
て、免疫発光方法には、(1)免疫化学発光法,(2)
免疫生物発光方法及び(3)免疫蛍光発光方法として、
及び免疫化学発光EIA法として分類することができ
る。発光方法及び免疫発光方法における上記「化学」,
「生物」,「蛍光」の違いは、各測定方法における標識
物質が、それぞれ化学発光標識物質,生物発光標識物
質,蛍光発光標識物質を用いる以外は共通の方法であ
り、以下に1例として化学発光方法,免疫化学発光方法
及び免疫化学発光EIA法を説明する。化学発光方法
は、生体内物質である検体中の例えば、rRNAと化学
発光標識物質のDNAとを特異結合させた分析液と前記
分析液を含む磁性粒子溶液中で磁性粒子に担持されたア
ミノ基とrRNAとが特異結合され、B/F分離時に磁
性粒子が分析容器の分析液収容部側壁に集磁されるよう
にし、B/F分離後、ルミノメーター等により標識物質
の化学発光の光量を測定し、測定すべき生体内物質の濃
度を測定する。この方法は、DNA−RNA(又はDN
A)Hybridization法とも呼ばれる方法で
ある。免疫化学発光法においては、抗原又は抗体を結合
させ、これらに特異的に反応する抗体又は抗原の抗原−
抗体反応に伴って、固定化,免疫反応複合体が生成され
る。測定しようとする抗原又は抗体と特異的に反応する
化学発光物質を標識した化学発光標識物質を固定化免疫
複合体溶液に加えることによって、固定化抗体−抗原−
化学発光標識物質複合体が形成される。本発明では、E
IA法と同様、B/F分離の際の磁場を分析容器の分析
液収容部の側壁に磁性粒子が集磁するよう磁場をかけ、
B/F分離後、ルミノメーター等により標識物質の化学
発光の光量を測定し、測定すべき生体内物質の濃度を測
定する。免疫化学発光EIA法においては、上記EIA
法と同様にB/F分離を行い、B/F分離後に基質を加
えて生成物の発光をルミノメーター等により化学発光の
光量を測定し、測定すべき生体内物質の濃度を測定す
る。
法,(2)生物発光方法及び(3)蛍光発光方法とし
て、免疫発光方法には、(1)免疫化学発光法,(2)
免疫生物発光方法及び(3)免疫蛍光発光方法として、
及び免疫化学発光EIA法として分類することができ
る。発光方法及び免疫発光方法における上記「化学」,
「生物」,「蛍光」の違いは、各測定方法における標識
物質が、それぞれ化学発光標識物質,生物発光標識物
質,蛍光発光標識物質を用いる以外は共通の方法であ
り、以下に1例として化学発光方法,免疫化学発光方法
及び免疫化学発光EIA法を説明する。化学発光方法
は、生体内物質である検体中の例えば、rRNAと化学
発光標識物質のDNAとを特異結合させた分析液と前記
分析液を含む磁性粒子溶液中で磁性粒子に担持されたア
ミノ基とrRNAとが特異結合され、B/F分離時に磁
性粒子が分析容器の分析液収容部側壁に集磁されるよう
にし、B/F分離後、ルミノメーター等により標識物質
の化学発光の光量を測定し、測定すべき生体内物質の濃
度を測定する。この方法は、DNA−RNA(又はDN
A)Hybridization法とも呼ばれる方法で
ある。免疫化学発光法においては、抗原又は抗体を結合
させ、これらに特異的に反応する抗体又は抗原の抗原−
抗体反応に伴って、固定化,免疫反応複合体が生成され
る。測定しようとする抗原又は抗体と特異的に反応する
化学発光物質を標識した化学発光標識物質を固定化免疫
複合体溶液に加えることによって、固定化抗体−抗原−
化学発光標識物質複合体が形成される。本発明では、E
IA法と同様、B/F分離の際の磁場を分析容器の分析
液収容部の側壁に磁性粒子が集磁するよう磁場をかけ、
B/F分離後、ルミノメーター等により標識物質の化学
発光の光量を測定し、測定すべき生体内物質の濃度を測
定する。免疫化学発光EIA法においては、上記EIA
法と同様にB/F分離を行い、B/F分離後に基質を加
えて生成物の発光をルミノメーター等により化学発光の
光量を測定し、測定すべき生体内物質の濃度を測定す
る。
【0018】
【実施例】以下実施例により、本発明を詳細に説明す
る。
る。
【0019】実施例1及び比較例1 AFP(α−フェ
トプロテン)のEIA法測定 (試薬の調整) a.抗体固定化磁性粒子溶液 ポリスチレンを主成分としたポリマー粒子にFe3O4
をコーティングし、このフェライト粒子のカップリング
剤で粒子表面に−(CH2)3NHCO(CH2)3C
ONH(CH2)6NH2官能基を修飾した。このフェ
ライト粒子の固形分濃度を1.2(mg/ml)にPB
S(100mMリン酸緩衝液−0.9%NaCl,pH
7.2)で調製した。このフェライト粒子溶液99ml
と抗ウサギIgG(Fc)ヤギ血清(カッペル社製)1
mlを混合し、3日間冷蔵保存(4〜8℃)した後、洗
浄液で3回洗浄し、抗ヒトAFPウサギ血清(バイオテ
スト社製)を1ml入れ、よく混合した後、3日間冷蔵
保存(4〜8℃)した後、再び洗浄液で3回洗浄し、P
BSにて固形分濃度1.2(mg/ml)に調製した。 b.酵素標識抗体液 市販のペルオキシダーゼ標識抗ヒトAFP血清(バイデ
ングサイト社製)2mlを、PBSにて50ml(50
倍希釈)に希釈した。 c.洗浄液(B/F分離の際の洗浄液) 0.1%BSA(牛血清アルブミン),0.9%NaC
l,100mMリン酸緩衝液(pH7.2) d.基質液 O−フェニルジアミン(和光純薬社製)200mgを1
00mMクエン酸ナトリウム溶液(pH5.0)で使用
直前に溶解し、過酸化水素液(最終濃度0.03%)を
加え遮光する。
トプロテン)のEIA法測定 (試薬の調整) a.抗体固定化磁性粒子溶液 ポリスチレンを主成分としたポリマー粒子にFe3O4
をコーティングし、このフェライト粒子のカップリング
剤で粒子表面に−(CH2)3NHCO(CH2)3C
ONH(CH2)6NH2官能基を修飾した。このフェ
ライト粒子の固形分濃度を1.2(mg/ml)にPB
S(100mMリン酸緩衝液−0.9%NaCl,pH
7.2)で調製した。このフェライト粒子溶液99ml
と抗ウサギIgG(Fc)ヤギ血清(カッペル社製)1
mlを混合し、3日間冷蔵保存(4〜8℃)した後、洗
浄液で3回洗浄し、抗ヒトAFPウサギ血清(バイオテ
スト社製)を1ml入れ、よく混合した後、3日間冷蔵
保存(4〜8℃)した後、再び洗浄液で3回洗浄し、P
BSにて固形分濃度1.2(mg/ml)に調製した。 b.酵素標識抗体液 市販のペルオキシダーゼ標識抗ヒトAFP血清(バイデ
ングサイト社製)2mlを、PBSにて50ml(50
倍希釈)に希釈した。 c.洗浄液(B/F分離の際の洗浄液) 0.1%BSA(牛血清アルブミン),0.9%NaC
l,100mMリン酸緩衝液(pH7.2) d.基質液 O−フェニルジアミン(和光純薬社製)200mgを1
00mMクエン酸ナトリウム溶液(pH5.0)で使用
直前に溶解し、過酸化水素液(最終濃度0.03%)を
加え遮光する。
【0020】(磁石支持プレート)分析容器として用い
る96個の微小ホールを有するプラスチックプレート
(マイクロプレート:グライナー社製)の分析液収容部
の側方に磁力がかかるよう、厚さ15mmのアルミニウ
ム板に縦9個,横13個、計117個の磁石(高さ5.
5mm,直径2.5mm)を配設し、分析液収容部の個
々の微小ホールに対応した位置に直径7mmの円形の穴
を開けたもので、図3及び図4に示したものを用いた。
磁石支持プレートのアルミニウム板の大きさは86mm
×129mmで、マイクロプレートはこの磁石支持プレ
ートをかぶせる状態で用いる。
る96個の微小ホールを有するプラスチックプレート
(マイクロプレート:グライナー社製)の分析液収容部
の側方に磁力がかかるよう、厚さ15mmのアルミニウ
ム板に縦9個,横13個、計117個の磁石(高さ5.
5mm,直径2.5mm)を配設し、分析液収容部の個
々の微小ホールに対応した位置に直径7mmの円形の穴
を開けたもので、図3及び図4に示したものを用いた。
磁石支持プレートのアルミニウム板の大きさは86mm
×129mmで、マイクロプレートはこの磁石支持プレ
ートをかぶせる状態で用いる。
【0021】(方法)検量線を得るための標準血清及び
α−フェトプロテンを測定する試料溶液50μlと抗体
固定化磁性粒子溶液50μlを、96穴マイクロプレー
トのウェルに分注し、マイクロミキサー(三光純薬社
製)で混合し、15分間37℃で保温し、酵素標識抗体
溶液100μlで加え、マイクロミキサー(三光純薬社
製)で混合し、15分間37℃で保温する。磁性粒子を
壁側に集めるために、5分間磁石支持プレートをマイク
ロプレートの下に設置した。磁石支持プレートをマイク
ロプレートに設置したままの状態で、洗浄液で3回洗浄
した後、基質液を100μlを入れ、室温にて20分間
放置した。マイクロプレートと磁石支持プレートをかみ
合せて、5分間磁性粒子を壁側に集めた後、マイクロプ
レートを磁石支持プレートからはずすことなく、マイク
ロプレートリーダー(東ソー社製、MPR−4Ai)に
て波長492nmで吸光度を測定した。測定結果の平均
値は15.7(mg/ml)で、バラツキはCV値(n
=7):4.7%であった。比較のため、比較例1とし
て磁性粒子を使わずウェルの底部に、抗ヒトAFPウサ
ギ血清を固定化した方法で測定した場合の平均値は1
5.3(mg/ml)、バラツキ(CV値:n=7)は
5.2%であった。但し、実施例1では、B/F分離前
の反応時間が15分間37℃であったのに対して、比較
例1では30分間37℃と倍の時間を要した。
α−フェトプロテンを測定する試料溶液50μlと抗体
固定化磁性粒子溶液50μlを、96穴マイクロプレー
トのウェルに分注し、マイクロミキサー(三光純薬社
製)で混合し、15分間37℃で保温し、酵素標識抗体
溶液100μlで加え、マイクロミキサー(三光純薬社
製)で混合し、15分間37℃で保温する。磁性粒子を
壁側に集めるために、5分間磁石支持プレートをマイク
ロプレートの下に設置した。磁石支持プレートをマイク
ロプレートに設置したままの状態で、洗浄液で3回洗浄
した後、基質液を100μlを入れ、室温にて20分間
放置した。マイクロプレートと磁石支持プレートをかみ
合せて、5分間磁性粒子を壁側に集めた後、マイクロプ
レートを磁石支持プレートからはずすことなく、マイク
ロプレートリーダー(東ソー社製、MPR−4Ai)に
て波長492nmで吸光度を測定した。測定結果の平均
値は15.7(mg/ml)で、バラツキはCV値(n
=7):4.7%であった。比較のため、比較例1とし
て磁性粒子を使わずウェルの底部に、抗ヒトAFPウサ
ギ血清を固定化した方法で測定した場合の平均値は1
5.3(mg/ml)、バラツキ(CV値:n=7)は
5.2%であった。但し、実施例1では、B/F分離前
の反応時間が15分間37℃であったのに対して、比較
例1では30分間37℃と倍の時間を要した。
【0022】実施例2及び比較例2〜3 クラミジアr
RNAの化学発光法測定 (試薬) a.プローブ試薬(化学発光標識DNA) この試薬は、GEN−PROBE社製クラミジアrRN
Aの測定キット「PACE2」(中外製薬社製)を使用
した。 b.Activator液 測定キット「PACE2」内のSTD Activat
orを使用。 c.分離液 ポリスチレンを主成分としたポリマー粒子にFe3O4
を被覆したフェライト粒子に第2級アミンを粒子表面に
コーテイングした。この粒子を1mM 2Na・EDT
A,3mMNaN3水溶液に浮遊させた。最終的な固形
分濃度を2.8mg/mlに調製した。この溶液と上記
Activator液を1:20(容量比)の割合で混
合した。 d.洗浄液(B/F分離の際の洗浄液) 測定キット「PACE2」内の洗浄液を使用。 e.Detection Reagent I 0.1%H2O2,0.001N 硝酸水溶液 f.Detection Reagent II 1N NaOH
RNAの化学発光法測定 (試薬) a.プローブ試薬(化学発光標識DNA) この試薬は、GEN−PROBE社製クラミジアrRN
Aの測定キット「PACE2」(中外製薬社製)を使用
した。 b.Activator液 測定キット「PACE2」内のSTD Activat
orを使用。 c.分離液 ポリスチレンを主成分としたポリマー粒子にFe3O4
を被覆したフェライト粒子に第2級アミンを粒子表面に
コーテイングした。この粒子を1mM 2Na・EDT
A,3mMNaN3水溶液に浮遊させた。最終的な固形
分濃度を2.8mg/mlに調製した。この溶液と上記
Activator液を1:20(容量比)の割合で混
合した。 d.洗浄液(B/F分離の際の洗浄液) 測定キット「PACE2」内の洗浄液を使用。 e.Detection Reagent I 0.1%H2O2,0.001N 硝酸水溶液 f.Detection Reagent II 1N NaOH
【0023】(方法)マイクロプレート(グライナー社
製)のウェルにPC(Positive Contro
l:測定キット「PACE2」内の陽性標準液を希釈し
た液),NC(Negative Cont−rol:
測定キット「PACE2」内の陰性標準液)及びクラミ
ジアrRNA測定試料溶液50μlとプローブ試薬を5
0μlをマイクロミキサー(三光純薬社製)で混合し、
60℃,60分間加温した。分離液150μlを加え、
マイクロミキサーで混合し、60℃,10分間加温し
た。このマイクロプレートを図3及び図4の磁石支持プ
レート上に設置し、室温にて5分間放置した後、上記の
マイクロプレートを磁石支持プレートに設置したままの
状態で、洗浄液で2回洗浄し、Detection R
e−agent IとDetection Reage
ntn IIを50μずつウェルに分注し、直ちに生物
発光・化学発光測定用マイクロプレートリーダー「Lu
minousCT−9000」(中央科学工業社製)で
測定した。測定結果の平均値は874(RLU)で、バ
ラツキはCV値(n=7):3.2%であった。比較の
ため、比較例2として実施例2のマイクロプレートの代
わりに5ml試験管を用いた場合には、試料溶液,プロ
ーブ試薬が実施例2の倍量の各100μl要し、検査コ
ストにおいて大きな差が認められた。この結果、平均値
は865(RLU),バラツキ(CV値:n=7)4.
1%であった。さらに、底部で集磁させる方法(比較例
3)では、B/F分離後の洗浄時に一部磁性粒子の系外
への持出しがあり、測定結果は平均値で803(RL
U),バラツキ(CV値:n=7)16%であった。
製)のウェルにPC(Positive Contro
l:測定キット「PACE2」内の陽性標準液を希釈し
た液),NC(Negative Cont−rol:
測定キット「PACE2」内の陰性標準液)及びクラミ
ジアrRNA測定試料溶液50μlとプローブ試薬を5
0μlをマイクロミキサー(三光純薬社製)で混合し、
60℃,60分間加温した。分離液150μlを加え、
マイクロミキサーで混合し、60℃,10分間加温し
た。このマイクロプレートを図3及び図4の磁石支持プ
レート上に設置し、室温にて5分間放置した後、上記の
マイクロプレートを磁石支持プレートに設置したままの
状態で、洗浄液で2回洗浄し、Detection R
e−agent IとDetection Reage
ntn IIを50μずつウェルに分注し、直ちに生物
発光・化学発光測定用マイクロプレートリーダー「Lu
minousCT−9000」(中央科学工業社製)で
測定した。測定結果の平均値は874(RLU)で、バ
ラツキはCV値(n=7):3.2%であった。比較の
ため、比較例2として実施例2のマイクロプレートの代
わりに5ml試験管を用いた場合には、試料溶液,プロ
ーブ試薬が実施例2の倍量の各100μl要し、検査コ
ストにおいて大きな差が認められた。この結果、平均値
は865(RLU),バラツキ(CV値:n=7)4.
1%であった。さらに、底部で集磁させる方法(比較例
3)では、B/F分離後の洗浄時に一部磁性粒子の系外
への持出しがあり、測定結果は平均値で803(RL
U),バラツキ(CV値:n=7)16%であった。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の測定装置を用いた生体内物質の測定方法は、複合体結
合磁性粒子を分析容器の分析液収容部の側壁部に集磁さ
せ、磁力をかけた状態で操作することで、EIA法では
測定時間が短縮でき、かつ一度に多数の測定が正確に行
うことが可能となり、化学発光,生物発光又は蛍光発光
等の発光法においても、微小ホールを有するプラスチッ
クプレートを分析容器として使用することが可能とな
り、検体量,試薬量ともに微少量で分析が可能となり、
高信頼性でかつ経済性に優れた測定を行うことができる
ようになった。
の測定装置を用いた生体内物質の測定方法は、複合体結
合磁性粒子を分析容器の分析液収容部の側壁部に集磁さ
せ、磁力をかけた状態で操作することで、EIA法では
測定時間が短縮でき、かつ一度に多数の測定が正確に行
うことが可能となり、化学発光,生物発光又は蛍光発光
等の発光法においても、微小ホールを有するプラスチッ
クプレートを分析容器として使用することが可能とな
り、検体量,試薬量ともに微少量で分析が可能となり、
高信頼性でかつ経済性に優れた測定を行うことができる
ようになった。
【0025】
【図1】磁石支持プレート及び複合体結合磁性粒子溶液
を収容した分析容器との使用状態を示す概念図
を収容した分析容器との使用状態を示す概念図
【図2】磁石支持プレート及び複合体結合磁性粒子溶液
を収容した分析容器との使用状態を示す平面図
を収容した分析容器との使用状態を示す平面図
【図3】実施例で用いた磁石支持プレートの平面図
【図4】実施例で用いた磁石支持プレートの側面図
【図5】分析容器に磁石を配設した状態の概念図
【0026】
1…複合体結合磁性粒子溶液 2…分析容器 3…磁石 4…支持体 5…磁石支持プレートの透明部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明では、さらに効率を上げるために
は、分析容器の分析液収容底部はV字型やU字型ではな
く、平底状が好ましい。磁石の配設は、上記説明では分
析容器の分析液収容部の回り4方向に等間隔に磁力がか
かるように磁石を支持プレートに配置した場合の説明を
したが、それらに限定されず、支持体に配置しただけで
なく、(複合体結合)磁性粒子が側壁に集磁させられる
配設であれば限定されず、個数は少なくとも1個の磁石
によって達成できるし、等間隔に限定されることはな
い。また、分析液収容部周囲の全周に磁石を配設しても
よい。また、磁石の形状も丸棒状、角状、リング状等の
任意の形状を選択できる。リング状とは、例えば丸棒状
の磁石等で分析液収容部の周囲を囲んだもの、1個の分
析液収容部をくり抜いた磁石で分析液収容部を囲んだも
の、さらには、平板の磁石で、複数の分析液収容部をく
り抜いたものを含む。
は、分析容器の分析液収容底部はV字型やU字型ではな
く、平底状が好ましい。磁石の配設は、上記説明では分
析容器の分析液収容部の回り4方向に等間隔に磁力がか
かるように磁石を支持プレートに配置した場合の説明を
したが、それらに限定されず、支持体に配置しただけで
なく、(複合体結合)磁性粒子が側壁に集磁させられる
配設であれば限定されず、個数は少なくとも1個の磁石
によって達成できるし、等間隔に限定されることはな
い。また、分析液収容部周囲の全周に磁石を配設しても
よい。また、磁石の形状も丸棒状、角状、リング状等の
任意の形状を選択できる。リング状とは、例えば丸棒状
の磁石等で分析液収容部の周囲を囲んだもの、1個の分
析液収容部をくり抜いた磁石で分析液収容部を囲んだも
の、さらには、平板の磁石で、複数の分析液収容部をく
り抜いたものを含む。
Claims (2)
- 【請求項1】 生体内物質測定分析容器の分析液収容部
側方に、少なくとも1個の磁石を配設し、分析光の光路
部分が透明であることを特徴とする生体内物質の測定装
置。 - 【請求項2】 磁性粒子を用いる酵素免疫測定方法又は
発光測定方法で、複合体結合磁性粒子を、分析容器の分
析容器収容部側壁に集磁させ、磁力をかけながら前記測
定をすることを特徴とする生体内物質の測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31558891A JPH0580052A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 生体内物質の測定装置及び測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31558891A JPH0580052A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 生体内物質の測定装置及び測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0580052A true JPH0580052A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=18067166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31558891A Pending JPH0580052A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 生体内物質の測定装置及び測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0580052A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005233931A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-09-02 | Hitachi Metals Ltd | 磁気分離装置 |
| US7354995B2 (en) | 2003-05-02 | 2008-04-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic substance-biosubstance complex structure, peptide fragment capable of linking to magnetic substance and gene therefor, and process for producing the complex structure |
| JP2008232798A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Casio Comput Co Ltd | 生体高分子分析装置、生体高分子の分析方法、遺伝子の発現解析方法、及び抗原の検出方法 |
| JP2008241409A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Casio Comput Co Ltd | 生体高分子分析装置、生体高分子の分析方法、遺伝子の発現解析方法、及び抗原の検出方法 |
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-
1991
- 1991-09-20 JP JP31558891A patent/JPH0580052A/ja active Pending
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