JPH0580187A - 炉内構造物の保全方法 - Google Patents
炉内構造物の保全方法Info
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- JPH0580187A JPH0580187A JP3241688A JP24168891A JPH0580187A JP H0580187 A JPH0580187 A JP H0580187A JP 3241688 A JP3241688 A JP 3241688A JP 24168891 A JP24168891 A JP 24168891A JP H0580187 A JPH0580187 A JP H0580187A
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Abstract
付けられ、シュラウド1,同サポートシリンダ2,上部
格子板5,炉心支持板6,ジェットポンプディフューザ
8a,同ライザ8b,同ミキサ8c,シュラウドサポー
トレグ9,同プレート12,燃料支持金具21,蒸気乾
燥器22,気水分離器兼シュラウドヘッド23,制御棒
24,制御棒案内管25,炉心スプレイスパージャ/配
管26,低圧注水配管27,差圧検出/ホウ酸水注入配
管28等の機器より構成されている。 【効果】本発明によれば、炉内構造物に対し取外し,再
据付けの難易度に応じ取替え,部分補修、および予防保
全工法を組み合わせて採用することにより全ての炉内構
造物の健全性確保が、比較的容易に行える。
Description
供用期間中に原子炉圧力容器内の炉心支持板,上部格子
板,炉心スプレイスパージャ/配管,低圧注水配管,ジ
ェットポンプライザ,ジェットポンプミキサ等、ICM
案内管,ICMスタビライザ等の炉内構造物を新規製作
の物と取替え、シュラウド,シュラウドサポートおよび
ジェットポンプディフューザに表面改質,残留応力改善
および熱処理等を施すことによる炉内構造物の保全方法
に係り、特に保全作業後の信頼性が高く、作業者の被爆
低減に好適な炉内構造物の保全方法に関する。
料は高温水中に置かれた場合その溶接部またはその近傍
において応力腐食割れ(以下、IGSCCと略す)が発
生することは、一般に知られている。IGSCCは発生
の要因は材料,応力,環境の因子が重畳した条件下で生
じるとされている。材料因子としてはCr炭化物が結晶
粒界へ析出してその周囲に耐食性の劣るCr欠乏層が形
成されることによる鋭敏化、応力因子は溶接や加工によ
って材料内部に残留する引張残留応力、環境因子は高温
水中の溶存酸素量などが挙げられる。IGSCCはこれ
らの三因子が重畳した条件下で発生するため、これらの
三因子の中から一つの因子を取り除くことにより防止す
ることが可能である。同様に、インコネル材においても
ある条件下でSCCが発生することは、一般に知られお
り、特に、隙間環境下において顕著である。
に表面改質によって腐食に関係する部分の表面部のみを
脱鋭敏化する方法がとられており、高エネルギビームを
照射することによって部材表面の鋭敏化部を溶体化温度
以上に加熱し、脱鋭敏化を計る方法が考案されている。
エネルギ源は急熱急冷の熱サイクルによって冷却過程で
の炭化物の析出の抑止が可能な事からレーザビームが有
力視されている。インコネル材でも同様な表面改質が有
効であるが、隙間構造をなくすこともSCCを防止の一
手段と言える。
昭61−52315号公報,特開昭61−96025 号公報に記載の
ように、部材表面を溶体化温度以上に加熱する事例や、
特開昭61−177325号公報に記載のように、表面を再溶融
する事例がある。いずれも鋭敏化部材の表面部に析出し
ている炭化物を加熱によって固溶し、その後の急冷によ
って炭化物の析出を抑止することで脱鋭敏化させる事例
である。
び炉心支持板等の炉内構造物は、特開昭54−35589 号公
報に記載のようにシュラウドは、据付け部材であるシュ
ラウドサポートシリンダを介して原子炉圧力容器に溶接
により取り付けられている。炉内構造物の取替えについ
ては、特開昭57−8490号公報、および特開昭57−12394
号公報により公知となっている制御棒駆動機構ハウジン
グの取替え工法、特開平2−118499 号公報により公知と
なっている中性子束モニタハウジングの補修方法、およ
び特開昭63−36195 号公報により公知となっている原子
炉内部構造物の取替え工法等が有る。
報、および特開昭57−12394号公報,特開平2−118499号
公報による従来技術は、それぞれ個々の炉内構造物を対
象としており、上部格子板,炉心支持板,炉心スプレイ
スパージャ/配管,低圧注水配管,ジェットポンプディ
フューザ,ジェットポンプライザ,ジェットポンプミキ
サ等、ICM案内管,ICMスタビライザ等の機器につ
いては、直接、適用できず、また特開昭63−36195 号公
報ではシュラウドをも取替える大がかりな取替えとな
り、その取替え工事には長期を要し、万一これらの機器
にIGSCCが発生し取替え,補修工事が必要となった
場合、長期を要するという問題があった。
−52315号公報,特開昭61−96025号公報,特開昭61−17
7325号公報等に記載のレーザビーム利用による表面改質
を適用しIGSCCについての予防保全を行う場合、炉
内構造物では機器と機器間の取合い部等狭隘部があり、
これら機器のIGSCC予防保全工法対象箇所全面にわ
たって適用できるとは言えない。更に、レーザビーム利
用による予防保全工法を炉内構造物の予防保全工法対象
箇所全域に適用するには長期を要するという問題があっ
た。
部格子板,炉心スプレイスパージャ/配管,低圧注水配
管,ジェットポンプディフューザ,ジェットポンプライ
ザ,ジェットポンプミキサ等、ICM案内管,ICMス
タビライザシュラウド、およびシュラウドサポート等の
炉内の機器に対し機器間の取り合い、配置等を考慮し取
替え工法、および部分補修/予防保全工法を使いわける
事により、比較的容易に短期間で、しかも取替え工法,
部分補修工法および予防保全工法適用後の機器の信頼性
が高く、また作業に従事する作業者の被爆低減をも考慮
した炉内構造物の保全方法を提供することにある。
ラウドサポートプレートの溶接部およびシュラウドとシ
ュラウドサポートの溶接部に対し比較的容易に短期間
で、しかも作業に従事する作業者の被爆低減をも考慮し
施工後の機器の信頼性が高い予防保全工法を提供する。
に、本発明の炉内構造物の保全方法は、通常の定期検査
で取外す機器を取外した後、炉水を保持した状態で遠隔
操作式の装置により、上部格子板,炉心支持板,炉心ス
プレイスパージャ/配管,低圧注水配管,ジェットポン
プライザ,ジェットポンプミキサ等、ICM案内管,I
CMスタビライザ等の機器を、順次、取外し、その後、
シュラウド,シュラウドサポートおよびジェットポンプ
ディフューザの表面改質,残留応力改善および熱処理等
を行い、次に既に取外した炉心支持板,上部格子板,炉
心スプレイスパージャ/配管,低圧注水配管,ジェット
ポンプライザ,ジェットポンプミキサ等,ICM案内
管,ICMスタビライザ等をそれぞれ新規製作の物と取
替えることで達成出来る。
ラウドサポートプレートの溶接部およびシュラウドとシ
ュラウドサポートの溶接部に対しては溶接部外表面を一
定の深さで機械的手段、または熱的手段等により取除
き、その後、取除いた部分にC,Ti,Nb等の科学成
分を調整した耐食性に優れたインコネル溶接材により肉
盛り溶接を行い更に、肉盛り溶接の熱影響部に表面改
質,残留応力改善等の処理を行うことで達成出来る。
支持板,上部格子板,炉心スプレイスパージャ/配管,
低圧注水配管,ジェットポンプライザ,ジェットポンプ
ミキサ等、ICM案内管,ICMスタビライザ等の取外
し再据付けが比較的容易な炉内構造物に対しては新規製
作の物と取替え、シュラウド、シュラウドサポートおよ
びジェットポンプディフューザ等の取外し再据付けが困
難な炉内構造物に対しては部分補修、および表面改質,
残留応力改善,熱処理等の予防保全工法を適用すること
により炉内構造物の耐応力腐食割れ性の向上,健全性の
向上が図れる。
ラウドサポートプレートの溶接部およびシュラウドとシ
ュラウドサポートの溶接部に対しては溶接部の外表面を
一定の深さで機械的手段、または熱的手段等により取除
く、またはその後取除いた部分にC,Ti,Nb等の科
学成分を調整した耐食性に優れたインコネル溶接材によ
り肉盛り溶接を行い更に、肉盛り溶接の熱影響部に表面
改質,残留応力改善等の処理を行うことにより炉内構造
物の耐応力腐食割れ性の向上,健全性の向上が図れる。
により説明する。
および原子炉炉内構造物を示し、原子炉炉内構造物は原
子炉圧力容器3内に据え付けられ、シュラウド1,シュ
ラウドサポートシリンダ2,上部格子板5,炉心支持板
6,ジェットポンプディフューザ8a,ジェットポンプ
ライザ8b,ジェットポンプミキサ8c,シュラウドサ
ポートレグ9,シュラウドサポートプレート12,燃料
支持金具21,蒸気乾燥器22,気水分離器兼シュラウ
ドヘッド23,制御棒24,制御棒案内管25,炉心ス
プレイスパージャ/配管26,低圧注水配管27,差圧
検出/ホウ酸水注入配管28等の機器より構成されてい
る。
るシュラウド1と上部格子板5、および炉心支持板6の
原子炉圧力容器3に対する据付け状況を示した図で、シ
ュラウド1は据付け部材であるシュラウドサポートシリ
ンダ2を介して原子炉圧力容器内に溶接により取り付け
られている。シュラウド1の内側には燃料集合体4を挿
荷するための上部格子板5と炉心支持板6が組み込ま
れ、これにより燃料集合体4は上下方向から支持されて
いる。シュラウド1の下端でシュラウドサポートシリン
ダ2の上端とが溶接7により結合されている。シュラウ
ドサポートシリンダ2の下端とシュラウドサポートレグ
9の上端とは溶接10により接続され、シュラウドサポ
ートレグ9の下端は溶接11により原子炉圧力容器3に
固定されている。このようにシュラウド1は溶接部を介
して原子炉圧力容器3と不離一体となっている。さら
に、シュラウド1の外側と原子炉圧力容器3の間にはシ
ュラウドサポートプレート12が溶接14、および溶接
14′によりそれぞれ原子炉圧力容器3およびシュラウ
ドサポートシリンダ2に結合されている。シュラウドサ
ポートプレート12にはジェットポンプディフューザ8
aが溶接13により固定されている。また、上部格子板
5はくさび15,ストッパ16,ボルト17によりシュ
ラウド1に固定されている。また、炉心支持板6はボル
ト18によりシュラウド1に固定されている。上部格子
板5および炉心支持板6は、原子炉の出力を制御する制
御棒の挿入,引き抜きを円滑に行えるようにすると共
に、原子炉緊急停止時に制御棒を高速度で挿入できるよ
ううにするため、原子炉圧力容器3の下鏡に溶接19に
より取り付けられたスタブチューブ20の穴芯にたいし
て非常に厳しい公差内(0.76Dia)に据え付けるこ
とが要求される。図6にプラント建設時の炉心支持板6
の据付け状況を示す。スタブチューブ20および炉心支
持板6の制御棒案内管貫通孔にそれぞれターゲット7
1,72を設置し、炉心支持板6上に設定した芯測定装
置73により芯測定を行う。芯測定の詳細ステップは、
特開昭63−36195 号公報に記載の通りである。
法の手順図を示し、図2は、本発明による炉内構造物の
保全方法の他の手順図を示す。図8ないし図12は、そ
れぞれの炉内構造物の保全作業を示す。特開昭63−3619
5 号公報に記載の作業ステップ図については、図示しな
いが図1に示す様に、まず、通常の定期検査時に原子炉
圧力容器3より取り外す原子炉圧力容器上蓋(RPV上
蓋)42,蒸気乾燥器22を原子炉建屋の天井クレーン
により取り外す。RPV上蓋42,蒸気乾燥器22の取
り外しは作業者の被爆低減を考慮し、原子炉圧力容器3
フランジ下部で炉水を保持した状態で行う。次に、作業
者の被爆低減を考慮し原子炉ウェル36を満水とし天井
クレーンにより気水分離器兼シュラウドヘッド23のと
りはずしを行う。次に、燃料を全数燃料プールに移動
し、次に、制御棒24,制御棒案内管25を取り外す。
次に、図示しないが制御棒駆動機構およびサーマルスリ
ーブの取外しを行う。次に、シュラウド1と溶接で接続
されている炉心スプレースパージャ/配管26、および
低圧注水配管27を遠隔操作式切断装置により取り外
す。次に、図4に示す上部格子板5をシュラウド1に固
定しているくさび15,ストッパ16,ボルト17の取
外しを行い、特開昭63−36195 号公報に記載の様に上部
格子板5をシュラウド1より取り外す。次に、図5に示
す炉心支持板6をシュラウド1に固定しているボルト1
8の取外しを行い、特開昭63−36195 号公報に記載の様
に炉心支持板6をシュラウド1より取り外す。次に、差
圧検出/ホウ酸水注入配管28をシュラウド1に支持し
ているサポート29の切断を遠隔操作式切断装置により
水中で行う。次に、ICM案内管30、およびICMス
タビライザ31の切断を遠隔操作式切断装置により水中
で行う。以上の上部格子板5,炉心支持板6の取外しは
いずれも専用つかみ治具で行う。さらに、ジェットポン
プライザ8bおよびジェットポンプミキサ8cの切断,
取外しを遠隔操作式切断装置により水中で行う。以上の
作業は、いずれも作業者の被爆低減を考慮し原子炉ウェ
ル36を満水にした状態で行なう。
同様にして行なえる。この様にして原子炉圧力容器3内
のほとんどの炉内構造物を原子炉圧力容器3外に搬出
後、シュウラウド1,シュラウドサポートレグ9,シュ
レウドサポートプレート12,シュラウドサポートシリ
ンダ2、およびジェットポンプデイフューザ8aの予防
保全、および必要に応じ部分補修を行い、その後、取替
え機器であるジェットポンプライザ8b,ジェットポン
プミキサ8c,ICM案内管30,ICMスタビライザ
31,差圧検出/ホウ酸水注入配管28,炉心支持板
6,上部格子板5,低圧注水配管27、および炉心スプ
レースパージャ/配管26をそれぞれ復旧する。上部格
子板5、および炉心支持板6の再据付けは、特開昭63−
36195 号公報に記載の芯だしおよび据付け方法を採用す
ることとする。以上の取替え機器は、いずれも耐SCC
性に優れた新規製作のものとする。また、ICM案内管
30等の復旧据付け時に、形状記憶合金等の結合手段も
利用する。
し、その後、シュラウド1に予防保全工法を適用する場
合の一例を示す。図8の例は、予防保全工法として熱処
理を行う例を示す。
加熱し加熱後、シュラウド1の内外面に冷却水をスプレ
イし急速冷却する場合であり、同図では、原子炉圧力容
器3を断面とし示したものである。本実施例の熱処理装
置は、誘導加熱及び加熱後の冷却をする熱処理装置ヘッ
ド32,熱処理装置ヘッド32を保持する開閉マスト3
1,開閉マスト31を保持する上部マスト30,上部マ
スト30を上下・回転移動させる駆動装置43,誘導加
熱用のトランス44,電源制御装置45およびケーブル
46,誘導加熱後の冷却用の冷却水供給ポンプ47,冷
却水供給ホース48より構成されている。また、水シー
ルチャンバは、円盤形状の本体39,シュラウドフラン
ジ部と水シールチャンバ本体39をシールするシール4
0,原子炉圧力容器内面に水シールチャンバ本体39を
シールするシール41を備えている。水シールチャンバ
には、熱処理装置ヘッド32を搬入するための搬入口、
水シールチャンバより下部を気中雰囲気とするためのガ
ス供給口および冷却水供給口が設けられた構造となって
いる。水シールチャンバ本体39をシュラウドフランジ
部に設定後図示しないがドレンノズルおよび再循環水出
口ノズルより水シールチャンバ本体39より下部の炉水
を抜き、ドライガス供給ライン35を介しドライガス供
給ノズル34よりドライガスを供給し炉心シュラウドの
内外面を気中雰囲気とする。次に、水シールチャンバ本
体39に設けた熱処理装置を搬入するための搬入口よ
り、炉心シュラウド熱処理装置の熱処理装置ヘッド3
2,開閉マスト31及び上部マスト30を搬入する。開
閉マスト31の開閉機構33が水シールチャンバ本体3
9通過後に図示のように開閉マスト31を開く。開閉機
構33についての詳細記述は省くが、例えば傘のような
構造を採用することにより目的は達せられる。開閉マス
ト31を開いた後に、誘導加熱を行なう。誘導加熱は、
駆動装置43により熱処理装置ヘッド32を上下・回転
することによりシュラウド1の任意な熱処理対象部の加
熱を行なうことが可能である。加熱後熱処理装置ヘッド
32および冷却水スプレイライン37を介した冷却水ス
プレイノズル38より冷却水をシュラウド1の内外面に
スプレイし急速冷却をおこなう。加熱時間,温度および
冷却速度を制御することにより溶体化処理,表面残留応
力の改善を行なうことが可能である。駆動装置43は、
原子炉圧力容器フランジ上に設置したサービスプラット
ホーム49上に設置し操作は何れも遠隔にて行なう。炉
心スプレイスパージャ/配管26,上部格子板5、およ
び炉心支持板6を取り外した後に熱処理を行うので、シ
ュラウド1の全面に本熱処理が適用出来る。炉心スプレ
イスパージャ/配管26,上部格子板5、および炉心支
持板6を取り外さない場合、これらの機器の近傍への適
用は困難である。
し、その後シュラウド1に予防保全工法を適用する場合
の一例を示す。図9の例は、予防保全工法として表面改
質をレーザビーム等の高密度エネルギ照射利用により行
う例を示す。本図では、水中でレーザビームを照射し溶
体化処理を行う例を示すが、シュラウド1の表面に耐食
性に優れたCr,Nb,Mo,Ti等の粉末を塗布しこ
の塗布面をレーザビームを利用した高密度エネルギ照射
により溶融し耐食性に優れた合金層を形成することも出
来る。また、原子炉圧力容器3内の炉水をぬき遮蔽体を
原子炉圧力容器フランジ部に設置する等の手段により気
中雰囲気で施工することも出来る。本実施例による、表
面改質は、原子炉圧力容器フランジ部にザービスプラッ
トホーム49を設置し、レーザビーム発振器54,レー
ザトーチ移動機構50,レーザトーチ保持マスト51,
流体ジェット形成用水供給ポンプ55,シールドガス供
給ボンベ56,ケーブル58、およびホース59等によ
り構成されるレーザ装置を利用したもので、シュラウド
1の任意の熱処理対象個所にレーザトーチ移動機構50
により接近し、その後、高速流体ジェット52を利用し
熱処理対象個所を局部的に気中雰囲気とし、レーザビー
ム53を照射するものである。
し、その後、シュラウド1に予防保全工法を適用する場
合の一例を示す。図10の例は、予防保全工法としてウ
ォータージェット利用による残留応力の改善を行う例を
示す。
圧力容器フランジ部にザービスプラットホーム49を設
置し、ザービスプラットホーム49上に駆動機構64を
設置、上部マスト60,開閉マスト61,開閉機構6
2,ウォータージェット噴出ヘッド63,ウォータージ
ェット制御装置68,高圧ポンプ67,制御信号ケーブ
ル66、および高圧ホース65等より構成されるウォー
タージェットピーニング装置を使用する例を示す。開閉
マスト61は、シュラウド1内で開閉機構62により図
示のように開かれ、駆動機構64によりウォータージェ
ット噴出ヘッド63は上下、および回転されシュラウド
1内の任意の個所のピーニングが可能となる。
ウド1を対象としているが、シュラウドサポートシリン
ダ2,シュラウドサポートレグ9、およびシュラウドサ
ポートプレート12への適用についても基本的には可能
である。
ットポンプディフューザ8a外面に残留応力改善として
ウォータージェットピーニングを行う一例を示す。図1
0に示すシュラウド1内面への適用例と同様、装置構成
は基本的に同じで、本実施例においても原子炉圧力容器
フランジ部にザービスプラットホーム49を設置し、ザ
ービスプラットホーム49の上に駆動機構64を設置し
施工する。本実施例では、下部マスト69を下部駆動機
構70により上下させウォータージェット噴出ヘッド6
3をピーニング対象箇所に接近させ施工を行う。本実施
例では、シュラウド1の外面、およびジェットポンプデ
ィフューザ8a外面への適用を示しているが、シュラウ
ド1の内面およびシュラウドサポートレグ9よりウォー
タージェット噴出ヘッド63をジェットポンプディフュ
ーザ8aの内面側に接近させ施工することも可能であ
る。
ングの例を示すが、ジェットポンプディフューザ8aへ
のレーザ利用による表面改質も同様に適用可能である。
場合の一実施例を示したものである。部分補修の主要手
順は、点検により部分補修個所の確認、欠陥の除
去、補修溶接、補修溶接部の仕上げ加工、補修部
の検査である。図12では、欠陥の除去を示してい
る。すなわち、加工機本体74を原子炉圧力容器上方よ
り搬入し補修対象部に設置し機械的に欠陥を除去する例
である。本例では、加工部の近傍のみを示しているが、
加工機本体74は原子炉圧力容器フランジ部に設置した
サービスプラットホームに設置し、また、下端はスタブ
チューブに設置,位置決めするものとする。本例では機
械的加工法を示しているが、放電加工、その他熱的手段
による加工法も適用できる。点検,補修溶接,補修溶接
部の仕上げ加工、および補修部の検査も同様な装置によ
り可能である。また、補修溶接止端部の熱影響部につい
ては、低入熱による鋭敏化領域の改善,レーザビーム利
用による鋭敏化領域の表面改質、または、ウォータージ
ェット利用による残留応力の改善等の処理を行うことと
する。
部格子板5,炉心支持板6,炉心スプレースパージャ/
配管26,低圧注水配管27,差圧検出/ホウ酸水注入
配管28,ジェットポンプライザ8b,ジェットポンプ
ミキサ8cおよび図示しないがICM案内管/スタビラ
イザ等の炉内機器を取外した後にシュラウド1,シュラ
ウドサポートプレート12,シュラウドサポートレグ
9,シュラウドサポートシリンダ2、およびジェットポ
ンプディフューザ8aに予防保全工法,部分補修工法を
適用するため、これら各機器を取り外さずに適用する場
合に比し、適用範囲が拡大出来る。
実施例で、シュラウド1とシュラウドサポートシリンダ
2の溶接部7、およびジェットポンプディフューザ8a
とシュラウドサポートプレート12の溶接部13に対し
て補修,予防保全工法を適用する例である。
42,蒸気乾燥機22,気水分離器兼シュラウドヘッド
23,燃料集合体,制御棒24,制御棒案内管25,制
御棒駆動機構/サーマルスリーブ等の機器を順に取外
し、その後、シュラウド1とシュラウドサポートシリン
ダ2の溶接部7、およびジェットポンプディフューザ8
aとシュラウドサポートプレート12の溶接部13に対
して補修,予防保全工法を適用、さらに取外し機器の復
旧を行い終了するものである。
ュラウドサポートシリンダ2の溶接部7を対象とした予
防保全工法を示す。図13に示すように、シュラウド1
とシュラウドサポートシリンダ2の溶接部7は、バッキ
ングリング75を用いており、シュラウドサポートシリ
ンダ2とバッキングリング75の取合い部において隙間
を残さないとは言えない構造である。シュラウドサポー
トシリンダ2、および、溶接部7はインコネル材であ
り、インコネル材の場合隙間は耐SCC上好ましいとは
言えない。そこで、予防保全として、図14に示すよう
に隙間が残る可能性のある部分を、機械的手段、または
熱的手段により除くことは有効と言える。図15は、図
14での除去部分に成分を調整した耐SCC性に優れた
材料を肉盛溶接76を行い、さらに図示しないが肉盛溶
接76による熱影響部にレーザビーム照射の表面改質、
ウォータージェットピーニングによる残留応力改善処理
を施す例である。図14,図15は予防保全として施工
する例を示すが、補修の場合も同様にして施工すること
が出来る。
ィフューザ8aとシュラウドサポートプレート12の溶
接部13を対象とした予防保全工法を示す。図16に示
すように、ジェットポンプディフューザ8aとシュラウ
ドサポートプレート12の溶接部13は、突合溶接構造
となっており、基本的には隙間は残らないが、万一の場
合を想定し、予防保全として図17に示すように隙間が
残る可能性のある部分を、機械的手段、または熱的手段
により除くことは有効である。図18は、図17での除
去部分に成分を調整した耐SCC性に優れた材料を肉盛
溶接77を行い、さらに図示しないが肉盛溶接77によ
る熱影響部にレーザビーム照射の表面改質、ウォーター
ジェットピーニングによる残留応力改善処理を施す例で
ある。図17,図18は予防保全として施工する例を示
すが、補修の場合も同様にして施工出来る。
し、再据付けの難易度に応じ取替え、部分補修、および
予防保全工法を組み合わせて採用することにより全ての
炉内構造物の健全性確保が、比較的容易に行える。ま
た、狭隘部に対する予防保全工法の適用についても、一
部の器機を取外した後に施工することにより、適用が可
能となる。
より行うことにより、作業者の被爆低減が図れる。
を行う断面図。
取り合いを示す断面図。
接部の予防保全断面図。
接部の予防保全断面図。
ポートプレートの取り合いを示す断面図。
ポートプレート溶接部の予防保全断面図。
ポートプレート溶接部の予防保全断面図。
…原子炉圧力容器、5…上部格子板、6…炉心支持板、
8a…ジェットポンプディフューザ、8b…ジェットポ
ンプライザ、8c…ジェットポンプミキサ、9…シュラ
ウドサポートレグ、12…シュラウドサポートプレー
ト、20…スタブチューブ、21…燃料支持金具、22
…蒸気乾燥機、23…気水分離器兼シュラウドヘッド、
24…制御棒、25…制御棒案内管、26…炉心スプレ
イスパージャ/配管、27…低圧注水配管、28…差圧
検出/ホウ酸水注入配管、29…サポート、36…原子
炉ウェル。
Claims (11)
- 【請求項1】既設の原子炉圧力容器内面にシュラウドサ
ポートレグ、シュラウドサポートシリンダを介し、前記
シュラウドサポートシリンダ上端に円周溶接部により固
定され周溶接及び縦溶接により形成された円筒状の炉心
シュラウド、前記炉心シュラウドに機械的手段にて固定
されている炉心支持板および上部格子板、前記炉心シュ
ラウドに溶接で接合固定されている炉心スプレイスパー
ジャ/配管、および低圧注水配管、前記シュラウドサポ
ートシリンダの外周側に前記シュラウドサポートシリン
ダおよび前記原子炉圧力容器の内壁に溶接で固定された
シュラウドサポートプレートに溶接で取り付けられたジ
ェットポンプディフューザ、前記ジェットポンプディフ
ューザおよび前記原子炉圧力容器に機械的手段および溶
接にて接合固定されたジェットポンプライザおよびジェ
ットポンプミキサ等、前記原子炉圧力容器下鏡に溶接で
接合されたICMハウジングに溶接で取り付けられたIC
M案内管および前記ICM案内管同士を溶接および機械
的手段にて固定するICMスタビライザ等の炉内構造物
の保全方法において、原子炉炉水を前記原子炉圧力容器
内に保持した状態で、前記原子炉圧力容器内の前記炉心
シュラウド上に取付けられた蒸気乾燥器、シュラウドヘ
ッド兼気水分離器等の機器を順次取外し、さらに前記炉
心シュラウド内の燃料集合体,制御棒案内管等を取外
し、次に、前記炉心スプレイスパージャ/配管、および
低圧注水配管を機械的手段または熱的手段等により前記
炉心シュラウドおよび前記原子炉圧力容器より切断取外
し、次に前記上部格子板を機械的手段または熱的手段等
により前記炉心シュラウドより取外し、次に前記炉心支
持板を機械的手段または熱的手段等により前記炉心シュ
ラウドより取外し、次に前記ICM案内管およびICM
スタビライザを機械的手段または熱的手段等により前記
ICMハウジングより取外し、更に前記ジェットポンプ
ライザおよびジェットポンプミキサ等を機械的手段また
は熱的手段等により前記原子炉圧力容器およびジェット
ポンプディフューザより取外し、その後、前記シュラウ
ド,シュラウドサポートおよびジェットポンプディフュ
ーザの表面改質,残留応力改善および熱処理等の予防保
全を行い、次に既に取外した炉心支持板,上部格子板,
炉心スプレイスパージャ/配管,低圧注水配管,ジェッ
トポンプディフューザ,ジェットポンプライザ,ジェッ
トポンプミキサ等、ICM案内管、ICMスタビライザ
等をそれぞれ新規製作の物と取替えることを特徴とする
炉内構造物の保全方法。 - 【請求項2】請求項1において、既設の炉内構造物の取
外し、および新規炉内構造物の据付けを水中にて遠隔操
作の装置により行う炉内構造物の保全方法。 - 【請求項3】請求項1において、シュラウド、およびシ
ュラウドサポートおよびジェットポンプディフューザの
表面改質は、レーザビーム等の高密度エネルギ照射によ
る溶体化処理、または前記シュラウド、およびシュラウ
ドサポートの表面に耐食性に優れたCr,Nb,Mo,
Ti等の粉末を塗布し該塗布面をレーザビーム等の高密
度エネルギ照射により溶融し耐食性に優れた合金層を形
成する炉内構造物の保全方法。 - 【請求項4】請求項1において、シュラウド,シュラウ
ドサポートおよびジェットポンプディフューザの残留応
力改善は、ウォータージェットを用いたピーニング、ま
たは電磁誘導加熱,冷却水スプレイ等による急速加熱,
急速冷却法を用いた炉内構造物の保全方法。 - 【請求項5】請求項1において、シュラウドの熱処理
は、電磁誘導加熱等を用いた炉内構造物の保全方法。 - 【請求項6】ジェットポンプディフューザとシュラウド
サポートプレートの溶接部外表面を一定の深さで機械的
手段、または熱的手段等により取除くことを特徴とする
炉内構造物の保全方法。 - 【請求項7】ジェットポンプディフューザとシュラウド
サポートプレートの溶接部外表面を一定の深さで機械的
手段、または熱的手段等により取除き、その後前記取除
いた部分にC,Ti,Nb等の科学成分を調整した耐食
性に優れたインコネル溶接材により肉盛り溶接を行い更
に、前記肉盛り溶接の熱影響部に表面改質,残留応力改
善等の処理を行うことを特徴とする炉内構造物の保全方
法。 - 【請求項8】シュラウドとシュラウドサポートシリンダ
の溶接部外表面を一定の深さで機械的手段、または熱的
手段等により取除くことを特徴とする炉内構造物の保全
方法。 - 【請求項9】シュラウドとシュラウドサポートシリンダ
の溶接部外表面を一定の深さで機械的手段、または熱的
手段等により取除き、その後前記取除いた部分にC,T
i,Nb等の科学成分を調整した耐食性に優れたインコ
ネル溶接材により肉盛り溶接を行い更に、前記肉盛り溶
接の熱影響部に表面改質,残留応力改善等の処理を行う
ことを特徴とする炉内構造物の保全方法。 - 【請求項10】請求項7または9において、前記表面改
質は、レーザビーム等の高密度エネルギ照射による溶体
化処理、または前記シュラウド、およびシュラウドサポ
ートの表面に耐食性に優れたCr,Nb,Mo,Ti等
の粉末を塗布し該塗布面をレーザビーム等の高密度エネ
ルギ照射により溶融し耐食性に優れた合金層を形成する
ことを特徴とする炉内構造物の保全方法。 - 【請求項11】請求項7または9にける残留応力改善
に、ウォータージェットを用いたピーニング、または電
磁誘導加熱,冷却水スプレイ等による急速加熱、急速冷
却法を用いた炉内構造物の保全方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03241688A JP3127512B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 炉内構造物の保全方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03241688A JP3127512B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 炉内構造物の保全方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0580187A true JPH0580187A (ja) | 1993-04-02 |
| JP3127512B2 JP3127512B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=17078041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03241688A Expired - Lifetime JP3127512B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 炉内構造物の保全方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3127512B2 (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-09-20 JP JP03241688A patent/JP3127512B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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|---|---|
| JP3127512B2 (ja) | 2001-01-29 |
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