JPH0580295B2 - - Google Patents

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JPH0580295B2
JPH0580295B2 JP61193637A JP19363786A JPH0580295B2 JP H0580295 B2 JPH0580295 B2 JP H0580295B2 JP 61193637 A JP61193637 A JP 61193637A JP 19363786 A JP19363786 A JP 19363786A JP H0580295 B2 JPH0580295 B2 JP H0580295B2
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metal belt
roller
belt
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residual stress
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Junzo Hasegawa
Takeo Ogasawara
Takatoshi Suzuki
Yoshihiro Ooishi
Munehisa Matsui
Kazuyuki Nakanishi
Satoru Matsushima
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無段変速機に装備される金属製無端
ベルト装置に用いる金属ベルトの製造方法および
装置に関する。
〔従来の技術〕
金属製無端ベルト装置は動力伝達のために広く
用いられている。例えば無段変速機に用いられる
金属製無端ベルト装置100は第6図及び第12
図に示すように2個1対のV溝幅を可変できるV
プーリ101および102に架設され、Vプーリ
101および102間を循環駆動して使用され
る。
ところで金属製無端ベルト装置100がVプー
リ101および102間で循環駆動する際には、
ベルト装置100がVプーリ101および102
の位置にある場合、即ち第12図のIに示す位置
にある場合には、金属製無端ベルト装置100の
金属ベルト17の外周面に引張り応力が生じ、内
周側に圧縮応力が生じる。一方、金属製無端ベル
ト装置100がVプーリ101および102から
直線部に出る部位に位置する場合、即ち第12図
のに示す位置にある場合には、前述とは逆で、
金属ベルト17の外周側に圧縮応力、内周側に引
張り応力を受ける。このように金属製無端ベルト
装置100がVプーリ101および102間で循
環駆動する場合には、金属ベルト17の内周部お
よび外周部には圧縮応力や引張り応力が繰返して
作用するため、金属ベルト17は大きな疲労強度
を有することが要請させる。
従来より第13図に示すように、一対のローラ
103と104に巻装した金属ベルト105に駆
動装置106によつて図中右方向にローラ104
を移動させることにより張力を付与する装置にお
いて、小径のローラ107を駆動装置108によ
り図中上方に移動させ、小径ローラ107に沿う
曲げを金属ベルト105に与えることにより、金
属ベルトの外周面に圧縮の残留応力を付与するも
のがある。
しかしながらこの従来装置は、金属ベルトの外
周面に圧縮の残留応力を付与するだけのものであ
るため、上述のIの状態(円弧部分)では有効で
あるが、の状態(円弧から直線に出る部分)で
の金属ベルト内周側の引張り応力を小さくするこ
とができなかつたという問題があつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記した従来技術の問題に鑑みなされ
たものであり、その目的は、金属ベルトの内周面
及び外周面ともに圧縮残留応力を付与することに
より、疲労強度を向上させ得、金属ベルトの長寿
命化を図り得る金属ベルトの製造方法及び装置を
提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る金属ベルトの製造方法は、一方の
ローラに巻装した金属ベルトを回転駆動し、移動
する金属ベルトに他方のローラによつて、この金
属ベルトが弛まないようにほぼ一定張力を付与し
つつ、金属ベルトの内周面側に配置した外周面に
凹凸を有する内側ローラと金属ベルトの外周面側
に配置した外周面が平坦かまたは内側ローラより
浅い凹凸を有する外側ローラとによる圧延加工に
より、該金属ベルトの内周面側が他の部分より伸
びるように加工し金属ベルトの内周面に圧縮残留
応力を付与する第1公定と、 金属ベルトの内周面側に当たる曲げローラを金
属ベルトと共に、外側方向に所定の位置に移動、
固定し、この曲げローラにより金属ベルトを曲げ
加工し、曲げ加工により金属ベルトの周長をわず
かに増すように、該金属ベルトに張力を付与し、
かつ金属ベルトの外周面側が他の部分より伸びる
ように加工して、該金属ベルトの外周面に圧縮残
留応力を付与する第2工程と、を連続して行い、
金属ベルトの内周面と外周面の両方に圧縮残留応
力を付与することを特徴とするものである。
上述の構成より成る金属ベルトの製造方法によ
れば、金属ベルトの内外周面の表層部に圧縮残留
応力を付与するとともに、周長を伸ばして寸法成
形を行なうので、金属ベルトの内外周面の表層部
に圧縮残留応力が付与される。従つて前記した金
属ベルトの円弧部分および円弧部分より直線
に出る部分ともに、引張応力が小さくなり、疲
労強度の高い長寿命の金属ベルトを製造すること
ができるという利点を有する。
本発明に係る金属ベルトの製造装置は、上記し
た方法を実施するためのものであり、巻装した金
属ベルトを回転駆動する駆動ローラと、巻装した
金属ベルトが弛まないように金属ベルトに一定の
張力を付与する引張ローラと、 移動する金属ベルトの内周面の表層部に金属ベ
ルトの他の部分よりも大きな伸びを与えて金属ベ
ルトの内周面に圧縮残留応力を付与するための金
属ベルトの内周面側に配置した外周面に凹凸を有
する内側ローラと、金属ベルトの外周面側に配置
した外周面が平坦かまたは内側ローラより浅い凹
凸を有する外側ローラとからなる従動ローラによ
り圧延加工を行うための第1の残留応力付与手段
と、 移動する金属ベルトの内周面側に配置した内側
ローラを外側方向に移動、固定し、移動する金属
ベルトを内側ローラの曲率と同方向に曲げ変形し
て、金属ベルトの外周面の表層部に金属ベルト内
部よりも大きな伸びを与え、かつ金属ベルト周長
をわずかに伸ばすために、引張ローラで金属ベル
トに張力を与え、金属ベルトの外周面の表層部に
圧縮残留応力を付与するための第2の残留往路九
付与手段と、からなることを特徴とするものであ
る。
上述の構成より成る装置は、内側ローラおよび
外側ローラ間に金属ベルトを狭着し、内側ローラ
の外周面に形成した凹凸により圧延加工し、内外
のローラの凹凸差により金属ベルトの内周面側の
伸びを大きくして金属ベルトの内周面の表層部に
圧縮残留応力を付与することができる。圧延加工
を行う内側ローラおよび外側ローラを、小径で且
つ金属ベルトにより回転する従動方式とするため
圧延荷重が小さくてすむ。更に内側ローラが外方
に移動することにより、金属ベルトに曲げ加工を
付与するため、金属ベルトの外周面の表層部に他
の部分よりも大きい伸びを与えて圧縮残留応力を
付与するものである。また外周面に凹凸を有する
内側ローラにより曲げ変形させるので、曲げ変形
時の金属ベルトと内側ローラとのすべりを無しに
するか、生じてもごくわずかに抑え得るため、曲
げ変形時の金属ベルトの中立軸を金属ベルトの内
周面近くに位置させ得る。よつてベルトの外周側
の大きく伸ばして変形させても、第1の残留応力
付与手段で付与したベルト内周面の圧縮残留応力
を消失させないで残存させることができるという
利点を有する。
本装置は、第1および第2の残留応力付与手段
により、連続的にベルトの内外周面に圧縮の残留
応力を付与するとともに、目的の長さへの寸法成
形も行うものである。
また、金属製無端ベルト装置に使用する金属ベ
ルトは複数枚重ねて使用するため、周長がわずか
に違う金属ベルトが必要となる。本装置において
は、長さや幅や板厚や素材強度がバラツクベルト
を加工する場合には、内側ローラを長さ測定用の
荷重で外側に移動させて初期の周長を測定した
後、曲げ加工を繰返すことにより、目的の周長に
成形できる。
また本装置では、内側および外側ローラを、一
般的に、作動する金属ベルトによつて駆動される
従動方式で構成する。この様に内側および外側ロ
ーラを駆動方式としないことにより、ベルトの内
周面の表層部に形成する凹凸を駆動回転方向に関
係なく、均一にするのに有利となり、そのため、
一様な圧縮の残留応力を付与することができる利
点を有する。
〔実施例〕
本発明の第1実施例に係る金属ベルトの製造装
置について第1図〜第9図を用いて説明する。第
1図および第2図は第1実施例に係る金属ベルト
の製造装置を示す。
まず、説明の便宜上、ベルトの処理を行なう装
置本体から説明する。このベルト処理装置は、適
宜箇所に設置された基体1と、基体1の正面左方
上部に配置され回転可能に支持された駆動ローラ
としての案内ローラ2および引張ローラとしての
案内ローラ3と、基体1の案内ローラ2および3
の間の下方ベルトの直線部分の中央位置に配置さ
れローラ外周面に凹凸をもつ内側ローラとしての
成形ローラ4と外側ローラとしての押圧ローラ5
とからなる1対の圧延ローラ装置6と、で構成さ
れている。圧延ローラ装置6は第1および第3の
圧縮残留応力付与手段を構成する。案内ローラ2
は外形70mmであり、第2図に示すように、回転軸
23、伝達軸24、プーリ25、タイミングベル
ト26の駆動系を介して基体1の後部に配置した
駆動モータ27(インバータ用)に連結されて駆
動される。なお、案内ローラ2の回転数は伝達軸
24の軸端部に配置した歯車に対して対抗配置し
た磁電式ピツクアツプ28により計測される。案
内ローラ3は従動ローラであり、案内ローラ2と
同様に外径70mmである。案内ローラ3はローラ保
持台30に保持され、第1図中水平方向において
案内ローラ2に対して近接および離間し得るよう
に位置調整自在となつている。成形ローラ4は案
内ローラ2および3よりも径が充分小さく外径が
20mmであり、ローラ外周面には残留応力形成用の
凹凸をもつ。ここで凹凸を形成する凹部から凸部
までの高さhは金属ベルトの厚さtに対し10分の
1以下であるのが望ましく、本実施例では3μm
に設定されている。成形ローラ4はローラ保持台
40に載置され、上下方向へ位置調整自在となつ
ている。押圧ローラ5は成形ローラ4と対抗する
位置に設けられている。押圧ローラ5は外径が20
mmであり、その外周面は平滑である。押圧ローラ
5はローラ保持台40に対し、第1図中上下方向
に対向するローラ保持台50に保持され、上下方
向へ位置調整自在となつている。
基体1の左方下部には、ローラ保持台50を移
動させる油圧アクチユエータ7が上下方向にスラ
イド自在に配置されており、又、基体1の左方上
面には縦向きの油圧アクチユエータ8が載置固定
され、更に基体1の右上部には横向きの油圧アク
チユエータ9が固定されている。油圧アクチユエ
ータ7のロツド70には荷重計71が設けられて
いる。ここで、油圧アクチユエータ7が作動して
これらのロツド70が矢印B方向およびこれと反
対方向に進退すると、ローラ保持台50がこれに
伴つて上下動し、押圧ローラ5を上下方向に移動
させ得る。なお72は油圧アクチユエータ7に接
続された直線変位計であり、油圧アクチユエータ
7、更には押圧ローラ5、ローラ保持台50、荷
重計71の移動量を計測するものである。
又、油圧アクチユエータ9が作用すると、これ
のロツド90が矢印C方向およびこれと反対方向
へ進退し、更に荷重計92、ローラ保持台30が
進退し、この結果、案内ローラ3の水平方向の位
置を調整することができる。なお93はローラ保
持台30に接続され直線変位計であり、ローラ保
持台30、案内ローラ3の水平方向の移動量を計
測するものである。
又、油圧アクチユエータ8が作動すると、ロツ
ド80が進退し、ローラ保持台40と成形ローラ
4を上下方向へ移動させ得る。この結果、ローラ
保持台40と連結されているローラ保持台50、
荷重計71、及び油圧アクチユエータ7を上下方
向へスライド移動させ得る。尚油圧アクチユエー
タ7が下降すると、基体1に固定されたストツパ
ー10に、油圧アクチユエータ7を保持する枠部
7aが当接し、それ以上の下降が制限される。な
お、油圧アクチユエータ7,8,9の油圧は、減
圧弁12,13,14および流量調整弁15,1
6,17でそれぞれ調整され、圧力計18,1
9,20に表示される。
次に本実施例に係る金属ベルトの製造装置の作
用および工程について説明する。まず、第1図に
示すように案内ローラ2および3間に、環状に連
続する金属ベルト17を架設する。架設は、油圧
アクチユエータ9を作動させて案内ローラ3を矢
印C方向(図中左方)へ移動させて行う。架設後
は油圧アクチユエータ9を作動させて案内ローラ
3を矢印C方向と反対方向(図中右方)へ移動さ
せ、金属ベルト17に一定の張力(150〜200Kg)
を付加する。このとき、金属ベルト17に加わる
張力は荷重計92で測定され、約150〜200Kgであ
る。ここで、金属ベルト17の素材はマルエージ
ング鋼で作製されており、周長448mm、幅9mm、
厚み0.3mmの大きさである。
次に、圧延工程を行う。圧延工程では、油圧ア
クチユエータ8および油圧アクチユエータ7を作
動さてて金属ベルト17を成形ローラ4と押圧ロ
ーラ5とで挟む。この場合押圧ローラ5は150Kg
の圧力で成形ローラ4に向けて押圧される。そし
て、案内ローラ2を駆動モータ27で回転駆動さ
せ金属ベルト17を案内ローラ2および3間で循
環駆動させつつ、成形ローラ4と押圧ローラ5と
からなる一対の圧延ローラ装置6で連続的に金属
ベルト17を挟圧する。金属ベルト17の走行速
度は100〜1000mm/secである。このように狭圧を
行う場合の概略図を第3図に示す。このような狭
圧の結果、金属ベルト17の一方の面である内周
面の表層部分に凹凸が形成され、該表層部分に残
留圧縮応力が生じる。
このような圧延工程を終了した後、次工程であ
る部分延伸工程を行う。この部分延伸工程では、
油圧アクチユエータ9を作動させて案内ローラ3
を案内ローラ2に近づく方向へ、つまり矢印C方
向(図中左方向)へ移動させ、かつ油圧アクチユ
エータ7を作動させて油圧ローラ5を第4図の概
略図に実線で示すように下降させるとともに、油
圧アクチユエータ8を作動させて、第5図の概略
図に実線で示すように成形ローラ4を約30mm下降
させて固定し、その後、案内ローラ3を案内ロー
ラ2から遠ざける方向につまり矢印C方向と反対
方向(図中右方向)へ移動させる。これにより金
属ベルト17の一方の面である内周面に成形ロー
ラ4を押付ける。このとき金属ベルト17には成
形ローラ4において20Kg〜材料の降伏応力の範囲
程度の張力が付加される。
そして、成形ローラ4を金属ベルト17に押付
けた状態で、金属ベルト17を案内ローラ2およ
び3間で100〜1000mm/secの速度で循環駆動させ
る。すると金属ベルト17の一方の面である内周
面は形成された凹凸により実質的に変形されず、
金属ベルト17の他方の面である外周面の表面部
分は塑性下降により延伸される。このとき、金属
ベルト17の延伸量は、案内ローラ3の移動量と
して直線変位計93で計測される。このように部
分延伸工程を実施した結果、成形ローラ4の押付
けを解除すると、金属ベルト17の外周面の表面
部分に残留圧縮応力が成形される。従つて本実施
例では、圧延工程で金属ベルト17の一方の面で
ある内周面に残留圧縮応力が付与され、部分延伸
工程で金属ベルト17の他方の面である外周面に
残留圧縮応力が付与される。このようにして部分
延伸工程を終了したら、案内ローラ2および3か
ら金属ベルト17を取外す。
更に本実施例では、圧延工程で金属ベルト17
の周長の調整を行うことができ、しかもその際金
属ベルト17を掛け変える必要はない。更には、
上記した方法で処理した金属ベルト17の内周面
には、成形ローラ4のローラ外周面の凹凸が圧印
さるため、金属ベルト17の内周面には凹凸が形
成されている。そのため、無段変速機用の金属製
無端ベルト装置100に用いるため、第6図に示
すようにトルク伝達板170に金属ベルト17を
多数重ねて保持した場合には、金属ベルト17は
形成された凹凸どうしが重なるため、金属ベルト
17の安定走行を確保することができる。
上記した本実施例では、案内ローラ2および3
は、外周面がこれらの軸芯に対して平行なローラ
であるが、これに限らず、案内ローラ2および3
のうち少なくとも一方は、外周面が円弧状に膨ら
んだローラであつてもよい。このようなローラを
案内ローラとして用いれば、金属ベルト17の横
断面は一定の曲率をもつ。このような曲率は走行
中に金属ベルト17の蛇行を抑えて安定走行させ
るに有効である。
ところで、圧延工程を実施しただけの金属ベル
ト17を案内ローラ2および3から取外し、この
金属ベルト17を1箇所で切断すると、切断面は
第7図に1点鎖線で示すように金属ベルト17に
閉じていたが、切断された金属ベルト17は反対
方向へ反り返つてしまう。このことから、圧延工
程を実施しただけのエンドレス状に閉じた金属ベ
ルト17では、内周側が拘束を受けており、従つ
て内周面の表面部分に残留圧縮応力が生じている
ことが予測される。更に、圧延工程および部分延
伸工程の双方を順次実施した金属ベルト17を案
内ローラ2および3から取出し、この金属ベルト
17を1箇所で切断すると、切断面は第8図に1
点鎖線で示すようにエンドレス状に閉じていた
が、切断された金属ベルト17は切断前の状態よ
りも半径が小となるように巻回する。このことか
ら、切断前のエンドレス状に閉じた状態では、金
属ベルト17の外周面側が拘束を受けており、従
つて外周面の表面部分に残留圧縮応力が生じてい
ると予測される。
なお、圧延工程を実施せずに部分延伸工程のみ
を実施し、外周面り表面部分のみに残留圧縮応力
を付与した金属ベルト17では、1箇所切断する
と、第9図に実線で示すように、その金属ベルト
17は第8図の場合よりも径が小となるように巻
回する。
次に、本実施例で処理した金属ベルト17の板
厚方向の残留応力の分布を第10図の特性曲線
に示す。第10図に示すように、金属ベルト17
の内周面および外周面ともに残留圧縮応力の領域
であり、その大きさは表面部に向かうにつれて大
きくなつている。
又、無段変速機用の金属製無端ベルト装置10
0に用いられる金属ベルトとして使用する際に金
属ベルトに作用する応力を第10図に示す。第1
0図では、図12に示すVプーリ101および1
02に接触する部位の応力状態を特性曲線に示
し、Vプーリ101および102から直線部分に
出る部分の応力状態を特性曲線に示す。第10
図に示すように、金属ベルト17の外周面および
内周面に付与された残留圧縮応力が有効に働き、
の状態でも、の状態でも、′や′に比較し
て引張り応力が小さくなつている。即ち、の状
態では本来的には第10図の特性曲線′のよう
に外周面側に発生する引張応力が大きくなるが、
本実施例に係る金属ベルト17では外周面側に発
生した引張り応力値は抑制されている。一方、
の状態では、第10図の特性曲線′のように内
周面側に発生する引張り応力値が大きくなるのが
本来であるが、本実施例に係る金属ベルト17で
は特性曲線で示すように内周面側に発生する引
張り応力値は抑制されている。従つて、金属ベル
ト17を駆動させる場合には、従来の場合よりも
疲労強度を向上することができる。
次に板厚0.2mm、周長630mm、板幅9mmの圧延工
程終了後の金属ベルト17に部分延伸工程を実施
したときに、金属ベルト17に加わる張力と金属
ベルト17の塑性伸び、および金属ベルト17の
外周面側の残留圧縮応力を調べ、この関係を第1
1図に示す。第5図に示す案内ローラ3の移動に
より金属ベルト17の張力が180Kgまでは、外周
面側の残留圧縮応力の値はさほど減少しないが、
180Kgを越えたあたりから、残留圧縮応力の値は
大きく低下する。一方、金属ベルトの塑性伸び
は、張力が150Kgを越えたあたりから急に増加す
る。このことから金属ベルト17に加える張力は
150Kg以内が妥当である。このことにより無段変
速機用ベルトとして積層して用いる場合に好都合
である。すなわち周長の同じ金属ベルト素材から
表面に圧縮機残留応力を付与しながら、順次周長
を変えて、積層させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る表面処理方法で用いる
ベルト処理装置の概略を示す正面図であり、第2
図はこのベルト処理装置を異なる方向から見た断
面図であり、第3図は圧延工程を概略して示す正
面図であり、第4図は押圧ローラを金属ベルトか
ら外した状態を概略して示す正面図であり、第5
図は部分延伸工程の状態を概略して示す正面図で
あり、第6図は金属ベルトをトルク伝達板に取付
けた状態の要部の斜視図である。又、第7図は圧
延工程の実施しただけの金属ベルトを切断した状
態の斜視図であり、第8図は圧延工程の他に部分
延伸工程を実施した金属ベルトを切断した状態の
斜視図であり、第9図は部分延伸工程のみを実施
した金属ベルトの一部を切断した状態の正面図で
あり、第10図は本実施例に係る処理方法で処理
した金属ベルトの応力分布を示す説明図であり、
第11図は張力と残留圧縮応力および塑性伸びと
の関係を示すグラフである。第12図は従来の金
属ベルトの駆動装置を概略して示す正面図であ
る。第13図は従来のベルト処理装置の正面図で
ある。 図中、1は基体、2および第1は案内ローラ、
4は成形ローラ、5は押圧ローラ、6は圧延ロー
ラ、17は金属ベルトをそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方のローラに巻装した金属ベルトを回転駆
    動し、移動する金属ベルトに他方のローラによつ
    て、この金属ベルトが弛まないようにほぼ一定張
    力を付与しつつ、金属ベルトの内周面側に配置し
    た外周面に凹凸を有する内側ローラと金属ベルト
    の外周面側に配置した外周面が平坦かまたは内側
    ローラより浅い凹凸を有する外側ローラとによる
    圧延加工により、該金属ベルトの内周面側が他の
    部分より伸びるように加工し金属ベルトの内周面
    に圧縮残留応力を付与する第1工程と、 金属ベルトの内周面側に当たる曲げローラを金
    属ベルトと共に、外側方向に所定の位置に移動、
    固定し、この曲げローラにより金属ベルトを曲げ
    加工し、該曲げ加工により金属ベルトの周長さを
    わずかに増すように、該金属ベルトに張力を付与
    し、かつ金属ベルトの外周面側が他の部分より伸
    びるように加工して、該金属ベルトの外周面に圧
    縮残留応力を付与する第2工程と、 を連続して行い、金属ベルトの内周面と外周面の
    両方に圧縮残留応力を付与することを特徴とする
    金属ベルトの製造方法。 2 巻装した金属ベルトを回転駆動する駆動ロー
    ラと、巻装した金属ベルトが弛まないように金属
    ベルトに一定の張力を付与する引張ローラと、 該移動する金属ベルトの内周面の表層部に金属
    ベルトの他の部分よりも大きな伸びを与えて金属
    ベルトの内周面に圧縮残留応力を付与するための
    金属ベルトの内周面側に配置した外周面に凹凸を
    有する内側ローラと、金属ベルトの外周面側に配
    置した外周面が平坦かまたは該内側ローラより浅
    い凹凸を有する外側ローラとからなる従動ローラ
    による圧延加を行うための第1の残留応力付与手
    段と、 移動する金属ベルトの内周面側に配置した内側
    ローラを外側方向に移動、固定し、移動する金属
    ベルトを内側ローラの曲率と同方向に曲げ変形し
    て、金属ベルトの外周面の表層部に金属ベルト内
    部よりも大きな伸びを与え、かつ金属ベルト周長
    をわずかに伸ばすために、該引張ローラで金属ベ
    ルトに張力を与え、金属ベルトの外周面の表層部
    に圧縮残留応力を付与するための第2の残留応力
    付与手段と、からなることを特徴とする金属ベル
    トの製造装置。
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