JPH0581282B2 - - Google Patents

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JPH0581282B2
JPH0581282B2 JP8728190A JP8728190A JPH0581282B2 JP H0581282 B2 JPH0581282 B2 JP H0581282B2 JP 8728190 A JP8728190 A JP 8728190A JP 8728190 A JP8728190 A JP 8728190A JP H0581282 B2 JPH0581282 B2 JP H0581282B2
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flocculant
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turbidity
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Chiaki Igarashi
Kazunari Tanaka
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Ebara Corp
Ebara Research Co Ltd
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Ebara Research Co Ltd
Ebara Infilco Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、原水から懸濁質を凝集せしめて沈澱
除去し処理水として排出するために原水に対して
凝集剤を注入するに際し原水の性状に応じて凝集
剤の注入量を制御する凝集剤注入制御方法に関
し、特に、原水の水素イオン濃度指数および温度
のうちの少なくとも一方に応じて選択された流動
電流の設定値を処理水の濁度に応じて補正して得
た流動電流の目標値に流動電流の計測値が接近す
るよう凝集剤の注入量を決定してなる凝集剤注入
制御方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の凝集剤注入制御方法としては、
原水に対し凝集剤(無機凝集剤もしくは有機凝集
剤)を注入して懸濁質を凝集せしめて沈澱除去し
処理水として排出するに際し、処理水濁度の計測
結果に応じて経験則に基づき決定された流動電流
の目標値に流動電流の計測値が接近するよう制御
装置で凝集剤の注入量を決定してなるものが提案
されていた。
[解決すべき問題点] しかしながら、従来の凝集剤注入制御方法で
は、処理水濁度の計測結果に応じて経験則に基づ
き決定された流動電流の目標値に流動電流の計測
値が接近するよう凝集剤の注入量を決定していた
ので、()処理水濁度が変動したとき直ちに凝
集剤の注入量を変更したとしても、急速攪拌池、
緩速攪拌池および沈澱池における滞留時間だけ凝
集剤の注入制御が遅延してしまう欠点があり、ひ
いては()原水性状の変動に伴なう処理水濁度
の変動を十分に抑制することができない欠点があ
り、結果的に()原水性状の変動にかかわらず
処理水濁度を所望の水準に維持するためには凝集
剤の注入量を常々大目に設定しておかなければな
らない欠点があつた。
そこで、本発明は、これらの欠点を除去すべ
く、原水の水素イオン濃度指数および温度のうち
の少なくとも一方に応じて選択した流動電流の設
定値を処理水の濁度に応じて補正して得た流動電
流の目標値に流動電流の計測値が接近するよう凝
集剤の注入量を決定してなる凝集剤注入制御方法
を提供せんとするものである。
(2) 発明の構成 [問題点の解決手段] 本発明により提供される問題点の第1の解決手
段は、 「原水から懸濁質を凝集せしめて沈澱除去し処
理水として排出するために原水に対して凝集剤を
注入するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入
量を制御してなる凝集剤注入制御方法において、 (a) 原水の水素イオン濃度指数を計測する第1の
工程と、 (b) 凝集剤の注入された原水の流動電流を計測す
る第2の工程と、 (c) 第1の工程で計測された原水の水素イオン濃
度指数に応じて流動電流の設定値を選択して流
動電流の目標値と決定する第3の工程と、 (d) 第3の工程で決定された流動電流の目標値と
第2の工程で計測された流動電流の計測値とを
比較する第4の工程と、 (e) 第4の工程で比較された結果に応じて凝集剤
の注入量を決定する第5の工程と (f) 処理水の濁度を計測する第6の工程と、 (g) 第3の工程で流動電流の目標値を決定するに
際し選択された流動電流の設定値を第6の工程
で計測された処理水の濁度に応じて補正する第
7の工程と を備えてなることを特徴とする凝集剤注入制御方
法」 である。
本発明により提供される問題点の第2の解決手
段は、 「原水から懸濁質を凝集せしめて沈澱除去し処
理水として排出するために原水に対して凝集剤を
注入するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入
量を制御してなる凝集剤注入制御方法において、 (a) 原水の温度を計測する第1の工程と、 (b) 凝集剤の注入された原水の流動電流を計測す
る第2の工程と、 (c) 第1の工程で計測された原水の温度に応じて
流動電流の設定値を選択して流動電流の目標値
と決定する第3の工程と、 (d) 第3の工程で決定された流動電流の目標値と
第2の工程で計測された流動電流の計測値とを
比較する第4の工程と、 (e) 第4の工程で比較された結果に応じて凝集剤
の注入量を決定する第5の工程と (f) 処理水の濁度を計測する第6の工程と、 (g) 第3の工程で流動電流の目標値を決定するに
際し選択された流動電流の設定値を第6の工程
で計測された処理水の濁度に応じて補正する第
7の工程と を備えてなることを特徴とする凝集剤注入制御方
法」 である。
本発明により提供される問題点の第3の解決手
段は、 「原水から懸濁質を凝集せしめて沈澱除去し処
理水として排出するために原水に対して凝集剤を
注入するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入
量を制御してなる凝集剤注入制御方法において、 (a) 原水の水素イオン濃度指数を計測する第1の
工程と、 (b) 原水の温度を計測する第2の工程と、 (c) 凝集剤の注入された原水の流動電流を計測す
る第3の工程と、 (d) 第1の工程で計測された原水の水素イオン濃
度指数および第2の工程で計測された原水の温
度に応じて流動電流の設定値を選択して流動電
流の目標値と決定する第4の工程と、 (e) 第4の工程で決定された流動電流の目標値と
第2の工程で計測された流動電流の計測値とを
比較する第5の工程と、 (f) 第5の工程で比較された結果に応じて凝集剤
の注入量を決定する第6の工程と (g) 処理水の濁度を計測する第7の工程と、 (h) 第4の工程で流動電流の目標値を決定するに
際して選択された流動電流の設定値を第7の工
程で計測された処理水の濁度に応じて補正する
第8の工程と を備えてなることを特徴とする凝集剤注入制御方
法」 である。
[作用] 本発明にかかる第1の凝集剤注入制御方法は、
原水から懸濁水を凝集せしめて沈澱除去し処理水
として排出するために原水に対して凝集剤を注入
するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入量を
制御しており、特に、[問題点の解決手段]の前
段で第1の解決手段として明示したごとく、(a)〜
(g)項に列挙した第1ないし第7の工程を備えてい
るので、 (i) 原水の水素イオン濃度指数の変化に即応して
凝集剤の注入量を決定する作用 をなし、かつ (ii) 処理水濁度の変化に即応して凝集剤の注入量
を補正する作用 をなし、ひいては (iii) 処理水濁度の変動を抑制する作用 をなし、併せて (iv) 凝集剤の注入量を削減する作用 をなす。
本発明にかかる第2の凝集剤注入制御方法は、
原水から懸濁水を凝集せしめて沈澱除去し処理水
として排出するために原水に対して凝集剤を注入
するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入量を
制御しており、特に、[問題点の解決手段]の中
段で第2の解決手段として明示したごとく、(a)〜
(g)項に列挙した第1ないし第7の工程を備えてい
るので、 (v) 原水温度の変化に即応して凝集剤の注入量を
決定する作用 をなし、かつ (vi) 処理水濁度の変化に即応して凝集剤の注入量
を補正する作用 をなし、ひいては上述した第1の凝集剤注入制御
方法と同様に上記()()の作用をなす。
本発明にかかる第3の凝集剤注入制御方法は、
原水から懸濁質を凝集せしめて沈澱除去し処理水
として排出するために原水に対して凝集剤を注入
するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入量を
制御しており、特に、[問題点の解決手段]の後
段で第3の解決手段として明示したごとく、(a)〜
(h)項に列挙した第1ないし第8の工程を備えてい
るので、 (vii) 原水の水素イオン濃度指数の変化および原水
温度の変化に即応して凝集剤の注入量を決定す
る作用 をなし、かつ (viii) 処理水濁度の変化に即応して凝集剤の注入量
を補正する作用 をなし、ひいては上述した第1、第2の凝集剤注
入制御方法に比べて上記()()の作用を好
適になす。
[実施例] 次に、本発明にかかる凝集剤注入制御方法つい
て、その好ましい実施例を挙げ、添付図面を参照
しつつ、具体的に説明する。
しかしながら、以下に説明する実施例は、本発
明の理解を容易化ないし促進化するために記載さ
れるものであつて、本発明を限定するために記載
されるものではない。
換言すれば、以下に説明される実施例において
開示される各要素は、本発明の精神ならびに技術
的範囲に属する全ての設計変更ならびに均等物置
換を含むものである。
(添付図面の説明) 第1図は、本発明にかかる凝集剤注入制御方法
の第1の実施例にしたがつて凝集剤の注入制御が
実行されている凝集沈澱処理装置を示すための概
念図である。
第2図は、第1図に図示した凝集沈澱処理装置
に備えられた流動電流計の一例を拡大して示すた
めの拡大断面図である。
第3図a〜cは、第1図実施例を説明するため
の動作説明図であつて、原水PHに対しそれぞれ最
適流動電流、凝集剤の最適注入量および処理水濁
度がプロツトされている。
第4図a〜dは、第1図実施例の具体例を説明
するための動作説明図であつて、運転開始からの
経過時間に対しそれぞれ原水PH、流動電流の目標
値、凝集剤の注入量および処理水濁度がプロツト
されている。
第5図は、本発明にかかる凝集剤注入制御方法
の第2の実施例にしたがつて凝集剤の注入制御が
実行されている凝集沈澱処理装置を示すための概
念図である。
第6図a〜cは、第5図実施例を説明するため
の動作説明図であつて、原水の温度に対しそれぞ
れ最適流動電流、凝集剤の最適注入量および処理
水濁度がプロツトされている。
第7図a〜dは、第5図実施例を具体例を説明
するための動作説明図であつて、運転開始からの
経過時間に対しそれぞれ原水PH、流動電流の目標
値、凝集剤の注入量および処理水濁度がプロツト
されている。
第8図は、本発明にかかる凝集剤注入制御方法
の第3の実施例にしたがつて凝集剤の注入制御が
実行されている凝集沈澱処理装置を示すための概
念図である。
第9図a〜cは、第8図実施例を説明するため
の動作説明図であつて、原水PHに対しそれぞれ最
適流動電流、凝集剤の最適注入量および処理水濁
度がプロツトされている。
第10図a〜cは、第8図実施例を説明するた
めの他の動作説明図であつて、原水の温度に対し
それぞれ最適流動電流、凝集剤の最適注入量およ
び処理水濁度がプロツトされている。
第11図a〜eは、第8図実施例の具体例を説
明するための動作説明図であつて、運転開始から
の経過時間に対しそれぞれ原水PH、原水の温度、
流動電流の目標値、凝集剤の注入量および処理水
濁度がそれぞれプロツトされている。
(第1の実施例の構成) まず、第1図および第2図を参照しつつ、本発
明にかかる凝集剤注入制御方法の第1の実施例に
ついて、それによつて凝集剤の注入制御が実行さ
れている凝集沈澱処理装置の構成を説明しなが
ら、その構成を詳細に説明する。
10は、本発明にかかる凝集剤注入制御方法に
よつて凝集剤の注入制御が実行されている凝集沈
澱処理装置であつて、原水として上水,下水,屎
尿あるいは工場廃水などの懸濁水(以下“上水”
の場合を例示する)が原水供給源(図示せず)か
ら矢印Aで示すごとく原水供給管11Aを介して
供給されており原水(すなわち懸濁水)中に含ま
れた大型の異物を沈澱せしめて除去するための着
水井12と、着水井12から原水供給管11Bを
介して原水(すなわち懸濁水)が供給されており
急速攪拌によつて注入された凝集剤を原水(すな
わち懸濁水)と混合して懸濁質を凝集せしめ凝集
体(すなわちフロツク)を形成するための急速攪
拌池13と、急速攪拌池13から凝集剤の注入さ
れ急速攪拌されて凝集体の形成された原水(以下
“急速攪拌池流出水”という)が与えられており
急速攪拌池流出水を緩速攪拌して凝集体を肥大せ
しめるための緩速攪拌池14と、緩速攪拌池14
から与えられた懸濁水(以下“緩速攪拌池流出
水”という)を静置して凝集体を沈澱せしめるた
めの沈澱池15と、凝集体を形成せしめるよう急
速攪拌池13に対して凝集剤(無機凝集剤あるい
は有機凝集剤)を注入するための凝集剤注入装置
16とを備えている。急速攪拌池13には、駆動
源(たとえば電動機)13Aによつて急速回転駆
動(すなわち比較的に高速度で回転駆動)される
攪拌部材13Bが配設されている。緩速攪拌池1
4には、駆動源(たとえば電動機)14Aによつ
て緩速回転駆動(すなわち比較的に低速度で回転
駆動)される攪拌部材14Bが配設されている。
沈澱池15には、その底部に対し、沈澱した凝集
体を汚泥として除去するための排出管(図示せ
ず)が配設されている。凝集剤注入装置16に
は、凝集剤を保持するための凝集剤貯槽16A
と、凝集剤貯槽16Aから急速攪拌池13に向け
て凝集剤を計量しつつ供給するための計量ポンプ
16Bとが包有されている。
凝集沈澱処理装置10は、また、原水供給管1
1Bに対して配設されており原水の水素イオン濃
度指数(以下“原水PH”ともいう)を計測するた
めの水素イオン濃度指数計(以下“原水PH計”と
もいう)18と、急速攪拌池13に対して配設さ
れており凝集剤の注入された原水(すなわち懸濁
水)の流動電流を計測するための流動電流計19
と、沈澱池15から矢印Bで示すごとく処理水を
排出するための処理水排出管11Cに対して配設
されており処理水の濁度(以下“処理水濁度”と
もいう)を計測するための処理水濁度計20とを
備えている。ちなみに、流動電流計19は、急速
攪拌池13Bから採水パイプ19aおよび採水ポ
ンプ19a+を介して採取された凝集剤の注入さ
れた原水をサンプルとして一時的に保持し流動電
流の計測に供したのちサンプル(すなわち凝集剤
の注入された原水)を排水パイプ19bを介して
急速攪拌池13Bに向けて排出する筒状容器19
Aと、筒状容器19Aの内周面に離間して配設さ
れた2つの電極19B,19Cと、筒状容器19
Aの内部に配設されており筒状容器19Aの外部
にある動力源19Dによつて往復運動せしめられ
サンプル(すなわち凝集剤の注入された原水)を
移動せしめるピストン19Eと、電極19B,1
9Cに対し接続線19c,19dを介して接続さ
れておりピストン19Eの往復運動に伴なうサン
プル(すなわち凝集剤の注入された原水)の移動
によつて電極19B,19C間に生じる電流を計
測し増幅して流動電流として比較回路22に向け
出力する電流計19Fとを包有している。流動電
流計19による流動電流の計測値は、原水流量も
しくは原水濁度が上昇したとき凝集剤の注入量が
増加されなければ減少し、また原水流量もしくは
原水濁度が低下したとき凝集剤の注入量が減少さ
れなければ増加するので、本発明ではこれを設定
装置21から出力される流動電流の設定値に一致
せしめるように凝集剤の注入量を制御することに
より、原水流量および原水濁度に注目する必要を
排除している。
凝集沈澱処理装置10は、更に、予め適宜の要
領で測定された原水PHと最適流動電流とが設定さ
れその間の相関関係を保持しておりその相関関係
に基づき原水PH計18から与えられた原水PHの計
測値に応じて最適流動電流(すなわち流動電流の
設定値)を適宜に選択しかつその選択された最適
流動電流(すなわち流動電流の設定値)を処理水
濁度計20から与えられた処理水濁度の計測値に
応じて適宜に補正して流動電流の目標値として出
力するための設定装置21と、流動電流計19お
よび設定装置21に対して接続されており流動電
流計19から与えられた流動電流の計測値と設定
装置21から与えられた流動電流の目標値とを比
較するための比較回路22と、比較回路22に対
して接続されており比較回路22の比較結果(す
なわち流動電流の目標値と流動電流の計測値との
間の差)に応じて凝集剤の注入量を決定し凝集剤
の注入制御信号として凝集剤注入装置16に与え
るための制御装置23とを備えている。
(第1の実施例の作用) 更に、第1図ないし第3図a〜cを参照しつ
つ、本発明にかかる凝集剤注入制御方法の第1の
実施例について、それによつて凝集剤の注入制御
が実行されている凝集沈澱処理装置の作用を説明
しながら、その作用を詳細に説明する。
凝集沈澱動作 原水供給源(図示せず)から原水として原水供
給管11Aを介し矢印Aで示すごとく供給された
懸濁水は、着水井12で大型の異物が沈澱せしめ
られて除去されたのち、原水供給管11Bを介し
て急速攪拌池13に供給される。
急速攪拌池13に供給された懸濁水(すなわち
原水)は、凝集剤注入装置16から注入された適
当量の凝集剤が急速攪拌によつて混合され、懸濁
質が凝集される。懸濁水では、懸濁質の凝集に伴
なつて凝集体(すなわちフロツク)が形成され
る。急速攪拌池13で凝集体の形成された原水
は、急速攪拌池流出水として緩速攪拌池14に与
えられる。
緩速攪拌池14では、急速攪拌池流出水を緩速
攪拌することにより、凝集体が肥大せしめられ
る。緩速攪拌池14で緩速攪拌された急速攪拌池
流出水は、緩速攪拌流出水として沈澱池15に供
給される。
沈澱池15では、緩速攪拌池流出水を静置する
ことにより、凝集体が沈澱される。沈澱池15で
沈澱された凝集体は、沈澱池15の底部に形成さ
れた排出管(図示せず)から汚泥として除去され
る。これに対し、沈澱池15において凝集体の沈
澱除去された緩速攪拌池流出水は、処理水として
処理水排出管11Cを介し矢印Bで示すごとく排
出され、後続の処理装置(図示せず)に供給さ
れ、あるいはそのまま放流ないし再利用されてい
る。
凝集剤注入制御 設定動作 凝集沈澱処理装置10の運転開始に先立ち、適
宜の要領で、原水PHと最適流動電流(すなわち
“所望の凝集状態を達成したときに対応する流動
電流”)とを計測する。原水PHと最適流動電流と
の計測は、凝集沈澱処理装置10を予備運転する
ことにより達成してもよく、また凝集沈澱処理装
10の縮小モデルを作成して達成してもよい
が、ここではPH計とジヤーテスト装置とジヤーテ
スト装置に付設の流動電流計とを用いて達成する
ものとして説明する。
原水PHは、採取された原水をPH計に与えて計測
する。
最適流動電流は、流動電流計で流動電流を測定
しつつジヤーテスト装置でジヤーテストを反復す
ることにより計測する。すなわち、ジヤーテスト
で決定された凝集剤の最適注入量(すなわち所望
の凝集状態を達成できる凝集剤の注入量;第3図
b,c参照)に対応する流動電流が、最適流動電
流とされる(第3図a参照)。
原水PHと最適流動電流との計測を反復し、各種
の原水PHに対応する最適流動電流を計測する(第
3図a参照)。
そののち、原水PHとそれに対応する最適流動電
流とを1組として設定装置21に対し順次設定
し、原水PHと最適流動電流との間の相関関係(第
3図a参照)を設定装置21に保持せしめる。設
定装置21に設定された最適流動電流は、流動電
流の設定値ともいう。
注入制御動作 凝集沈澱処理装置10の運転が開始されると、
着水井12から原水として急速攪拌池13に対し
て与えられる懸濁水は、原水PH計18によつて水
素イオン濃度指数(すなわち原水PH)が計測され
始める。原水PHの計測値は、設定装置21に与え
られている。
設定装置21では、原水PH計18から原水PHの
計測値が与えられるごとに、その計測値に対応し
て予め設定された相関関係(第3図a参照)から
最適流動電流(すなわち流動電流の設定値)が適
宜に選択され、かつ選択された最適流動電流(す
なわち流動電流の設定値)が処理水濁度計20か
ら与えられた処理水濁度の計測値に応じて適宜に
補正されたのち、流動電流の目標値として比較回
路22に向けて出力される。設定装置21で選択
された流動電流の設定値の補正は、必ずしも常時
実行する必要はなく、所望によつては処理水濁度
の計測値が所定の値を超えて変動した時に実行す
ればよい(以下、たとえば処理水濁度の計測値が
処理水濁度の目標値から0.3だけ変動したとき実
行されるものとして説明する)。
比較回路22では、設定装置21から与えられ
た流動電流の目標値と流動電流計19から与えら
れた流動電流の計測値との間の差が求められ、比
較結果として制御装置23に向けて出力される。
制御装置23では、比較回路22から与えられ
た比較結果(すなわち流動電流の目標値とその計
測値との間の差)に応じて凝集剤の注入量が決定
され、凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装
置16に向けて出力される。ちなみに、制御回路
23では、比較回路22から与えられた比較結果
が零となるように凝集剤の注入量が決定される。
また、凝集剤の注入量の初期値は、経験あるいは
別途実行されるジヤーテストなどによつて決定さ
れる。
凝集剤注入装置16では、制御装置23から与
えられた凝集剤の注入制御信号に応じて計量ポン
プ16Bが動作せしめられ、凝集剤16Aから急
速攪拌池13に向けて凝集剤が注入される。
以上により、本発明によれば急速攪拌池13で
原水PHの変動および処理水濁度の変動に応じて凝
集剤の注入量を直ちに変更できるので、凝集剤の
注入量の不必要な増加を回避しつつ処理水濁度の
変動を確実に抑制できる。
(具体例 1) 併せて、第1図および第4図a〜dを参照しつ
つ、本発明にかかる凝集剤注入制御方法の第1の
実施例の理解を一層深めるために、具体的な数値
を挙げて詳細に説明する。
ここでは、ダム貯留水が、原水として、本発明
にかかる凝集剤注入制御方法によつて凝集剤の注
入制御が実行されている第1の凝集沈澱処理装置
と、従来技術として開示した凝集剤注入制御方法
によつて凝集剤の注入制御が実行されている第2
の凝集沈澱処理装置とに供給された。
第1、第2の凝集沈澱処理装置は、ともに、同
一構造の急速攪拌池、緩速攪拌池および沈澱池を
備えており、急速攪拌池、緩速攪拌池および沈澱
池の滞留時間がそれぞれ3分,27分および2時間
30分とされ、原水(すなわち懸濁水)の処理能力
が100m3/時とされ、ポリアルミニウムクロライ
ド(いわゆる“PAC”)が凝集剤として使用され
た。
原水PHは、運転開始からの時間経過に伴なつて
7.5と6.5との間を第4図aに示すごとく変化し
た。ちなみに、原水濁度および原水温度は、それ
ぞれ、20度および25℃でほぼ一定であつた。ま
た、処理水濁度は、2度が目標とされた。
実施例 1 第1段階(すなわち0時から1時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5で一定であり(第4図a参
照)、運転開始からの経過時間が急速攪拌池、緩
速攪拌池および沈澱池における滞留時間(すなわ
ち3時間)未満で処理水濁度が後述のごとく未だ
計測されていなかつたので、設定装置において原
水PH(ここでは7.5)に応じ選択された流動電流
の設定値が、補正されることなく、流動電流の目
標値として出力され、比較回路に与えられた。こ
のため、流動電流の目標値は、−3であつた(第
4図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が一定であつ
たので、0に維持されていた。
制御装置では、比較結果0に維持されていたの
で、凝集剤の注入量が10mg/に維持され、凝集
剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与えら
れた(第4図c参照)。ちなみに、10mg/は、
別途実行されたジヤーテストによつて決定され
た。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置された。しかしながら、
沈澱池の滞留時間が2時間30分であつたので、運
転開始に際して急速攪拌池に与えられた原水は、
処理水として沈澱池から未だ流出されていなかつ
た。そのため、処理水濁度計の計測結果は、プロ
ツトされておらず(第4図d参照)、上述のごと
く設定装置において流動電流の目標値を決定する
ために使用されなかつた。
第2段階(すなわち1時から5時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5から6.5へ徐々に減少し(第4
図a参照)、運転開始からの経過時間が急速攪拌
池、緩速攪拌池および沈澱池における滞留時間
(すなわち3時間)未満であつた1時から3時ま
での期間に処理水濁度が後述のごとく未だ計測さ
れておらず、運転開始からの経過時間が急速攪拌
池、緩速攪拌池および沈澱池における滞留時間を
超えた4時に処理水濁度の計測結果が2.3度を超
えて増加し始めたので、設定装置において原水PH
に応じ選択された流動電流の設定値が、1時から
4時までの期間に補正されることなく流動電流の
目標値として出力され、4時に補正されたのち5
時までの期間に補正されることなく流動電流の目
標値として出力され、比較回路に与えられた。こ
のため、流動電流の目標値は、1時から4時まで
の期間に−3から−1.8近くまで徐々に増加し、
4時に0.3だけ増加するよう補正されたのち5時
までの期間に−1まで徐々に増加した(第4図b
参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が原水PHの低
下に応じて徐々に増大したので、徐々に増大し
た。
制御装置では、比較結果が徐々に増大したの
で、凝集剤の注入量が、4時までの期間に10mg/
から14mg/近くまで徐々に増加し4時に1
mg/だけ増加したのち5時までの期間にほぼ15
mg/に維持され、凝集剤の注入制御信号として
凝集剤注入装置に与えられた(第4図c参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
池されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ
与えらえた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第1段階に対応する3
時から4時までの期間に2度近くから徐々に増加
したのち4時に2.3度を超えて増加し始め、第2
段階の初期に対応する4時から5時までの期間に
に2.3度から2.5度近くまで増加した(第4図d参
照)。
第3段階(すなわち5時から13時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが6.5であり(第4図a参照)、運転
開始からの経過時間が急速攪拌池、緩速攪拌池お
よび沈澱池における滞留時間(すなわち3時間)
を超え、処理水濁度が後述のごとく2.5度から
徐々に減少したのち殆ど変動せず1.7〜2.3度の範
囲内に維持されていたので、設定装置において原
水PHに応じ選択された流動電流の設定値が、補正
されることなく、流動電流の目標値として出力さ
れて比較回路に与えられた。このため、流動電流
の目標値は、−1に維持されていた(第4図b参
照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が一定であつ
たので、0に維持されていた。。
制御装置では、比較結果が0に維持されていた
ので、凝集剤の注入量が、15mg/に維持され、
凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与
えられた(第4図c参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第2段階の中期ないし
後期に対応する5時から8時までの期間に2.5度
から徐々に減少したのち2度近く(すなわち1.7
〜2.3度の範囲内)に維持され、も第3段階の初
期ないし中期に対応する8時から13時までの期間
に殆ど変動がなく2度近く(すなわち1.7〜2.3度
の範囲内)に維持されていた(第4図d参照)。
第4段階(すなわち13時から17時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが6.5から7.5へ徐々に増加し(第4
図a参照)、処理水濁度が後述のごとく2度近く
から徐々に低下し16時に1.7度を超えて低下し始
めたので、設定装置において原水PHに応じて選択
された流動電流の設定値が、13時から16時までの
期間に補正されることなく流動電流の目標値とし
て出力され、16時に補正されたのち17時までの期
間に補正されることなく流動電流の目標値として
出力され、比較回路に与えられた。このため、流
動電流の目標値は、13時から16時までの期間に−
1から−2まで徐々に減少し、16時に0.5だけ減
少したのち17時までの期間に−3まで徐々に減少
した(第4図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が原水ペーハ
の増加に応じて徐々に減少したので、徐々に減少
した。
制御装置では、比較結果が徐々に減少したの
で、凝集剤の注入量が、15mg/から10mg/へ
徐々に減少され、凝集剤の注入制御信号として凝
集剤注入装置に与えられた(第4図c参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第3段階の後期に対応
する13時から16時までの期間に2度近くから徐々
に減少したのち16時に1.7度を超えて減少し、第
4段階の初期に対応する16時から17時までの期間
に1.7度から1.5度近くまで減少した(第4図d参
照)。
第5段階(すなわち17時から24時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5で一定であり(第4図a参
照)、処理水濁度が後述のごとく1.5度近くから2
度近くまで増加したのち殆ど変動せず1.7〜2.3度
の範囲内に維持されていたので、設定装置におい
て原水PHに応じ選択された流動電流の設定値が、
補正されることなく、流動電流の目標値として出
力されて比較回路に与えられた。このため、流動
電流の目標値は、−3に維持されていた(第4図
b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が一定であつ
たので、0に維持されていた。
制御装置では、比較結果が0に維持されていた
ので、凝集剤の注入量が、10mg/に維持され、
凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与
えられた(第4図c参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第4段階の中期ないし
後期に対応する17時から20時までの期間に2度を
中心に若干変動し、第5段階の初期ないし中期に
対応する20時から24時までの期間に2度に維持さ
れていた(第4図d参照)。
比較例 1 第1段階(すなち0時から1時までの期間)で
は、原水PH計によつて計測され設定装置に与えら
れた原水PHが7.5で一定であり(第4図a参照)、
運転開始からの経過時間が急速攪拌池、緩速攪拌
池および沈澱池における滞留期間(すなわち3時
間)未満で処理水濁度が後述のごとく未だ計測さ
れていなかつたので、設定装置から出力されて比
較回路に与えられる流動電流の目標値は、経験則
に基づき、−3に維持されていた(第4図b参
照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が流動電流の目標値と比較され、その比較結
果が制御装置に与えられた。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、10mg/に維持されるよ、決定された
(第4図c参照)。凝集剤の注入量は、凝集剤の注
入制御信号として凝集剤注入装置に与えられた。
ちなみに、10mg/は、別途実行されたジヤーテ
ストによつて決定された。
凝集剤注入装置では、凝集剤の注入制御信号に
応じて急速攪拌池に凝集剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置された。しかしながら、
沈澱池の滞留時間が2時間30分であつたので、運
転開始に際して急速攪拌池に与えられた原水は、
処理水として沈澱池から未だ流出されていなかつ
た。そのため、処理水濁度計の計測結果は、プロ
ツトされておらず、また流動電流の目標値を決定
するために使用されていなかつた(第4図d参
照)。
第2段階(すなわち1時から5時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5から6.5へ徐々に減少した(第
4図a参照)ので、設定装置から出力されて比較
回路に与えられる流動電流の目標値は、運転開始
からの経過時間が急速攪拌池、緩速攪拌池および
沈澱池における滞留時間(すなわち3時間)未満
で処理水濁度が後述のごとく未だ計測されていな
かつた1時から3時までの期間に経験則に基づき
第1段階と同じく−3に維持され、第1段階に対
応し処理水濁度が後述のごとく2度であつた3時
から4時までの期間に経験則に基づき−3に維持
され、第2段階の当初に対応し処理水濁度が増加
し始めた4時に経験則に基づき−2とされたのち
5時まで維持された(第4図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、1時から4時までの期間に10mg/から
5mg/まで単調に減少し、4時から5時までの
期間に5mg/から7.5mg/まで増加するよう、
決定された(第4図c参照)。凝集剤の注入量は、
凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与
えられた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、1時から3時までの期
間には第1段階の原水が未だ処理水として流出さ
れていなかつたのでプロツトされておらず、第1
段階に対応する3時から4時までの期間に2度で
あり、第2段階の初期に対応する4時から5時ま
での期間に2度から4度まで単調に増加した(第
4図d参照)。
第3段階(すなわち5時から13時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが6.5であつた(第4図a参照)が、
第2段階の影響で後述のごとく処理水濁度が5時
から7時までの期間に4度から9度近くまで増加
し続けかつ7時から13時の期間に9度近くから
1.5度未満まで減少し続けていたので、設定装置
から出力されて比較回路に与えられる流動電流の
目標値は、5時に経験則に基づき−1とされたの
ち6時まで維持され、6時に再び経験則に基づき
0とされたのち11時まで維持され、11時に再び経
験則に基づき−1とされたのち13時まで維持され
た(第4図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、5時から6時までの期間に7.5mg/か
ら10mg/まで増加し、6時から7時までの期間
に10mg/から17.5mg/まで増加したのち11時
まで維持され、11時過ぎに17.5mg/から15mg/
まで減少したのち13時まで維持されるよう、決
定された(第4図c参照)。凝集剤の注入量は、
凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与
えられた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第2段階の中期ないし
後期に対応する5時から8時までの期間に4度か
ら9度近くまで増加したのち再び6度近くまで減
少し、第3段階の初期ないし中期に対応する8時
から13時までの期間に6度から1.5度未満まで
徐々に減少した(第4図d参照)。
第4段階(すなわち13時から17時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが6.5から7.5へ徐々に増加した(第
4図a参照)が、第3段階の後期ないし第4段階
の初期の影響で後述のごとく処理水濁度が2度未
満に維持されていたので、設定装置から出力され
て比較回路に与えられる流動電流の目標値は、13
時から16時までの期間に経験則に基づき−1に維
持され、16時に経験則に基づき−2に減少された
のち17時まで維持された(第4図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、13時から14時までの期間に15mg/に維
持し、14時から16時までの期間に15mg/から25
mg/近くまで単調に増加し、16時から17時まで
の期間に25mg/近くから16mg/近くまで急速
に減少するよう、決定された(第4図c参照)。
凝集剤の注入量は、凝集剤の注入制御信号として
凝集剤注入装置に与えられた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第3段階の後期に対応
する13時から16時までの期間も第4段階の初期に
対応する16時から17時までの期間もともに、2度
未満に維持された(第4図d参照)。
第5段階(すなわち17時から24時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5で一定であり(第4図a参
照)、第4段階の影響で後述のごとく処理水濁度
が2度未満に維持されていたので、設定装置から
出力されて比較回路に与えられる流動電流の目標
値は、17時に経験則に基づき−2.5とされたのち
19時まで維持され、19時に再び経験則に基づき−
3とされて24時まで維持された(第4図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、17時から20時までの期間に16mg/から
10mg/まで徐々に減少し、20時から24時までの
期間に10mg/に維持されるよう、決定された
(第4図c参照)。凝集剤の注入量は、凝集剤の注
入制御信号として凝集剤注入装置に与えられた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第4段階の中期ないし
後期に対応する17時から19時までの期間に2度未
満から1度未満まで徐々に減少し、第4段階の後
期ないし第5段階の初期に対応する19時から22時
までの期間に1度から2度まで徐々に増加し、第
5段階の中期に対応する22時から24時までの期間
に2度に維持されていた(第4図d参照)。
実施例1と比較例1との比較 上述より明らかなごとく、実施例1は、比較例
1に比べ、比較回路に与えられる流動電流の目標
値が原水PHの変動に好適に追従でき、ひいては凝
集剤の注入量の過不足があまりみられず、結果的
に処理水濁度の変動を確実に抑制できた。
(第2の実施例の構成・作用) また、第5図ないし第7図a〜dを参照しつ
つ、本発明にかかる凝集剤注入制御方法の第2の
実施例について、それによつて凝集剤の注入制御
が実行されている凝集沈澱処理装置を説明しなが
ら、その構成および作用を詳細に説明する。
第2の実施例は、第1図と第5図とを比較すれ
ば明らかなごとく、原水PH計18に代え原水温度
計18Aを配設して原水の温度と流動電流の計測
値とから凝集剤の注入量を決定することを除き、
第1の実施例と実質的に同一の構成および作用を
有している。
すなわち、第2の実施例では、原水温度計18
Aによつて計測された原水の温度が第1の実施例
における原水PHと等価な指標として機能している
(第6図a〜c参照)。
したがつて、ここでは、説明を簡潔とするため
に、第1の実施例に包有された部材と同一の部材
に対し、第1の実施例と同一の参照番号を付すこ
とにより、それらの詳細な説明を省略する。
(具体例 2) 併せて、第5図ないし第7図a〜dを参照しつ
つ、本発明にかかる凝集剤注入制御方法の第2の
実施例の理解を一層深めるために、具体的な数値
を挙げて詳細に説明する。
ここでは、ダム貯留水が、原水として、本発明
にかかる凝集剤注入制御方法によつて凝集剤の注
入制御が実行されている第1の凝集沈澱処理装置
と、従来技術として開示した凝集剤注入制御方法
によつて凝集剤の注入制御が実行されている第2
の凝集沈澱処理装置とに供給された。
第1、第2の凝集沈澱処理装置は、ともに、急
速攪拌池、緩速攪拌池および沈澱池の滞留時間が
それぞれ3分,27分および2時間30分とされ、懸
濁水の処理能力が100m3/時とされ、ポリアルミ
ニウムクロライド(いわゆる“PAC”)が凝集剤
として使用された。
原水の温度は、運転開始からの時間経過に伴な
つて25℃と15℃との間を第7図aに示すごとく変
化した。ちなみに、原水濁度および原水PHは、そ
れぞれ20度および7.5でほぼ一定であつた。また、
処理水濁度は、2度が目標とされた。
実施例 2 第1段階(すなわち0時から1時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が25℃であり(第7図a参
照)、運転開始からの経過時間が急速攪拌池、緩
速攪拌池および沈澱池における滞留時間(すなわ
ち3時間)未満で処理水濁度が後述のごとく未だ
計測されていなかつたので、設定装置において原
水の温度(ここでは25℃)に応じて選択された流
動電流の設定値が、補正されることなく、流動電
流の目標値として出力され、比較回路に与えられ
た。このため、流動電流の目標値は、−3であつ
た(第7図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が一定であつ
たので、0に維持されていた。
制御装置では、比較結果が0に維持されていた
ので、凝集剤の注入量が、、15mg/に維持され、
凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与
えられた(第7図c参照)。ちなみに、15mg/
は、別途実行されたジヤーテストによつて決定さ
れた(第7図c参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置された。しかしながら、
沈澱池の滞留時間が2時間30分であつたので、運
転開始に際して急速攪拌池に与えられた原水は、
処理水として沈澱池から未だ流出されていなかつ
た。そのため、処理水濁度計の計測結果は、プロ
ツトされておらず(第7図d参照)、上述のごと
く設定装置において流動電流の目標値を求めるた
めに使用されなかつた。
第2段階(すなわち1時から5時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が25℃から15℃へ徐々に低下
し(第7図a参照)、運転開始からの経過時間が
急速攪拌池、緩速攪拌池および沈澱池における滞
留時間(すなわち3時間)未満であつた1時から
3時までの期間に処理水濁度が後述のごとく未だ
計測されておらず、運転開始からの経過時間が急
速攪拌池、緩速攪拌池および沈澱池における滞留
時間を超えた4時に処理水濁度の計測結果が2.3
度を超えて増加し始めたので、設定装置において
原水の温度に応じ選択された流動電流の設定値
が、1時から4時までの期間に補正されることな
く流動電流の目標値として出力され、4時に補正
されたのち5時までの期間に補正されることなく
流動電流の目標値として出力され、比較回路に与
えられた。このため、流動電流の目標値は、1時
から4時までの期間に−3から−2.2近くまで
徐々に増加し、4時に0.2だけ増加したのち5時
までの期間に−1.9近くまで徐々に増加した(第
7図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流のの目標値が原水の温
度低下に応じて徐々に増大したので、徐々に増大
した。
制御装置では、比較結果が徐々に増大したの
で、凝集剤の注入量が、1時から4時までの期間
に15mg/から19mg/近くまで徐々に増加し、
4時に2mg/だけ増加したのち5時までの期間
に20mg/近くまで徐々に減少され、凝集剤の注
入制御信号として凝集剤注入装置に与えられた
(第7図c参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第1段階に対応する3
時から4時までの期間に2度近くから徐々に増加
したのち4時に2.3度を超えて増加し始め、第2
の段階の初期に対応する4時から5時までの期間
に2.3度ら2.5度近くまで増加した(第7図d参
照)。
第3段階(すなわち5時から13時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が15℃あり(第7図a参照)、
運転開始からの経過時間が急速攪拌池、緩速攪拌
池および沈澱池における滞留時間(すなわち3時
間)を超え、処理水濁度が後述のごとく2.5度近
くから徐々に減少したのち殆ど変動せず1.7〜2.3
度の範囲内に維持されていたので、設定装置にお
いて原水の温度に応じ選択された流動電流の設定
値が、補正されることなく、流動電流の目標値と
して出力されて比較回路に与えられた。流動電流
の目標値は、−2近くに維持されていた(第7図
b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が一定であつ
たので、0に維持されていた。
制御装置では、比較結果が0に維持されていた
ので、凝集剤の注入量が、20mg/近くに維持さ
れ、凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置
に与えられた(第7図c参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第2段階の中期ないし
後期に対応する5時から8時までの期間に度から
徐々に減少したのち2度近く(すなわち1.7〜2.3
度の範囲内)に維持され、第3段階の初期ないし
中期に対応する8時から13時までの期間に殆ど変
動がなく2度近く(すなわち1.7〜2.3度の範囲
内)に維持されていた(第7図d参照)。
第4段階(すなわち13時から17時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が15℃から25℃へ徐々に増加
し(第7図a参照)、処理水濁度が後述のごとく
2度近くから徐々に低下し16時に1.7度を超えて
低下し始めたので、設定装置において原水の温度
に応じて選択された流動電流の設定値が、13時か
ら16時までの期間に補正されることなく流動電流
の目標値として出力され、16時に補正されたのち
17時までの期間に補正されることなく流動電流の
目標値として出力され、比較回路に与えられた。
このため、流動電流の目標値は、13時から16時ま
での期間に−2から−2.75まで徐々に減少し、16
時に0.25だけ減少したのち17時までの期間に−3
に維持されていた(第7図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が原水の温度
上昇に応じて徐々に減少したので、徐々に減少し
た。
制御装置では、比較結果が徐々に減少したの
で、凝集剤の注入量が、20mg/近くから15mg/
近くまで徐々に減少され、凝集剤の注入制御信
号として凝集剤注入装置に与えられた(第7図c
参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第3段階の後期に対応
する13時から16時までの期間に2度近くから徐々
に減少したのち16時に1.7度を超えて減少し始め、
第4段階の初期に対応する16時から17時までの期
間に1.7度から1.5度近くまで減少した(第7図d
参照)。
第5段階(すなわち17時から24時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が25℃であり(第7図a参
照)、処理水濁度が後述のごとく1.5度近くから2
度近くまで増加したのち殆ど変動せず1.7〜2.3度
の範囲内に維持されたので、設定装置において原
水の温度に応じて選択された流動電流の設定値
が、補正されることなく、流動電流の目標値とし
て出力されて比較回路に与えられた。このため、
流動電流の目標値は、−3に維持されていた(第
7図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が一定であつ
たので、0に維持されていた。
制御装置では、比較結果が0に維持されていた
ので、凝集剤の注入量が、15mg/と16mg/と
の間に維持され、凝集剤の注入制御信号として凝
集剤注入装置に与えられた(第7図c参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第4段階の中期ないし
後期に対応する17時から20時までの期間に2度を
中心に若干変動し、第5段階の初期ないし中期に
対応する20時から24時までの期間に2度に維持さ
れていた(第7図d参照)。
比較例 2 第1段階(すなわち0時から1時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が25℃であり(第7図a参
照)、運転開始からの経過時間が急速攪拌池、緩
速攪拌池および沈澱池における滞留時間(すなわ
ち3時間)未満で処理水濁度が後述のごとく未だ
計測されていなかつたので、設定装置から出力さ
れて比較回路に与えられる流動電流の目標値は、
経験則に基づき、−3に維持されていた(第7図
b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が流動電流も目標値と比較され、その比較結
果が制御装置に与えられた。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、15mg/に維持されるよう、決定された
(第7図c参照)。凝集剤の注入量は、凝集剤の注
入制御信号として凝集剤注入装置に与えられた。
ちなみに、15mg/は、別途実行されたジヤーテ
ストによつて決定された。
凝集剤注入装置では、凝集剤の注入制御信号に
応じて急速攪拌池に凝集剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置された。しかしながら、
沈澱池の滞留時間が2時間30分であつたので、運
転開始に際して急速攪拌池に与えられた原水は、
処理水として沈澱池から未だ流出されていなかつ
た。そのため、処理水濁度計の計測結果は、プロ
ツトされておらず、また流動電流の目標値を決定
するために使用されなかつた(第7図d参照)。
第2段階(すなわち1時から5時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が25℃から15℃へ徐々に低下
した(第7図a参照)ので、設定装置から出力さ
れて比較回路に与えられる流動電流の目標値は、
運転開始からの経過時間が急速攪拌池、緩速攪拌
池および沈澱池における滞留時間(すなわち3時
間)未満で処理水濁度が後述のごとく未だ計測さ
れていなかつた1時から3時までの期間に経験則
に基づき第1段階と同じく−3に維持され、第1
段階に対応し処理水濁度が後述のごとく2度であ
つた3時から4時までの期間にも経験則に基づき
−3に維持され、第2段階の当初に対応し処理水
濁度が増加し始めた4時に経験則に基づき−2.5
とされたのち5時まで維持された(第7図b参
照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えらえた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、1時から4時までの期間に15mg/から
5mg/近くまで単調に減少し、4時から5まで
の期間に5mg/近くから10mg/まで増加する
よう、決定された(第7図c参照)。凝集剤の注
入量は、凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入
装置に与えられた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、1時から3時までの期
間には第1段階の原水が未だ処理水として流出さ
れていなかつたのでプロツトされておらず、第1
段階に対応する3時から4時までの期間に2度で
あり、第2段階の初期に対応する4時から5時ま
での期間に2度から3度まで単調に増加した(第
7図d参照)。
第3段階(すなわち5時から13時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が15℃であつた(第7図a参
照)が、第2段階の影響で後述のごとく処理水濁
度が5時から7時までの期間に3度から5度近く
まで増加し続けかつ7時から13時までの期間に5
度近くから1.5度近くまで減少し続けたので、設
定装置から出力されて比較回路に与えられる流動
電流の目標値は、5時に経験則に基づき−2とさ
れたのち6時まで維持され、6時に再び経験則に
基づき−1とされたのち11時まで維持され、11時
に再び経験則に基づき−2とされたのち13時まで
維持された(第7図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、5時に10mg/から15mg/まで増加し
て6時まで維持され、6時から7時までの期間に
15mg/から22.5mg/まで増加して11時まで維
持され、11時に22.5mg/から20mg/まで減少
したのち13時まで維持されるよう、決定された
(第7図c参照)。凝集剤の注入量は、凝集剤の注
入制御信号として凝集剤注入装置に与えられた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て出力された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第2段階の中期ないし
後期に対応する5時から8時までの期間に3度か
ら5度まで増加したのち再び4度近くまで減少
し、第3段階の初期ないし中期に対応する8時か
ら13時までの期間に4度から1.5度近くまで徐々
に減少した(第7図d参照)。
第4段階(すなわち13時から17時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が15℃から25℃へ徐々に増加
した(第7図a参照)が、第3段階の後期ないし
第4段階の初期の影響で後述のごとく処理水濁度
が2度未満に維持されていたので、設定装置から
出力されて比較回路に与えられる流動電流の目標
値は、13時から16時までの期間に経験則に基づき
−2に維持され、16時に経験則に基づき−3.5に
減少されたのち17時まで維持された(第7図b参
照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、13時から14時までの期間に20mg/に維
持され、14時から16時までの期間に20mg/から
22.5mg/まで単調に増加し、16時に20mg/ま
で急速に減少して17時まで維持されるよう、決定
された(第7図c参照)。凝集剤の注入量は、凝
集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与え
られた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第3段階の後期に対応
する13時から16時までのきかんも第4段階の初期
に対応する16時から17時までの期間もともに、2
度未満に維持されており、殆ど変化しなかつた
(第7図d参照)。
第5段階(すなわち17時から24時までの期間)
では、原水温度計によつて計測され設定装置に与
えられた原水の温度が25℃であり(第7図a参
照)、第4段階の影響で後述のごとく処理水濁度
が2度未満に維持されていたので、設定装置から
出力されて比較回路に与えられる流動電流の目標
値は、17時に経験則に基づき−2.75とされたのち
19時まで維持され、19時に再び経験則に基づき−
3とされて24時まで維持された(第7図b参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、17時に20mg/から17.5mg/まで減少
して19時過ぎまで維持され、19時過ぎに17.5mg/
から15mg/まで減少して24時まで維持される
よう、決定された(第7図c参照)。凝集剤の注
入量は、凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入
装置に与えられた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第4段階の中期ないし
後期に対応する17時から19時までの期間に2度未
満から1度未満まで徐々に減少し、第4段階の後
期ないし第5段階の初期に対応する19時から22時
までの期間に1度未満から2度まで徐々に増加
し、第5段階の中期に対応する22時から24時まで
の期間に2度に維持されていた(第7図d参照)。
実施例2と比較例2との比較 上述より明らかなごとく、実施例2は、比較例
2に比べ、比較回路に与えられる流動電流の目標
値が原水の温度の変動に好適に追従でき、ひいて
は凝集剤の注入量の過不足があまりみられず、結
果的に処理水濁度の変動を確実に抑制できた。
(第3の実施例の構成・作用) 併せて、第8図ないし第11図a〜eを参照し
つつ、本発明にかかる凝集剤注入制御方法の第3
の実施例について、それによつて凝集剤の注入制
御が実行されている凝集沈澱処理装置を説明しな
がら、その構成および作用を詳細に説明する。
第3の実施例は、第1図と第8図とを比較すれ
ば明らかなごとく、第1の実施例に対し原水温度
計18Aを追加配設して原水PHおよび原水の温度
と流動電流の計測値とから凝集剤の注入量を決定
することを除き、第1の実施例と実質的に同一の
構成および作用を有している。
すなわち、第3の実施例では、原水PH計18に
よつて計測された原水PHと原水温度計18Aによ
つて計測された原水の温度とが第1の実施例にお
ける原水PHと等価な指標として機能している(第
9図a〜cおよび第10図a〜c参照)。
したがつて、ここでは、説明を簡潔とするため
に、第1の実施例に包有された部材と同一の部材
に対し、第1の実施例と同一の参照番号を付する
ことにより、それらの詳細な説明を省略する。
(具体例 3) 併せて、第8図ないし第11図a〜eを参照し
つつ、本発明にかかる凝集剤注入制御方法の第3
の実施例の理解を一層深めるために、具体的な数
値を挙げて詳細に説明する。
ここでは、ダム貯留水が、原水として、本発明
にかかる凝集剤注入制御方法によつて凝集剤の注
入制御が実行されている第1の凝集沈澱処理装置
と、従来技術として開示した凝集剤注入制御方法
によつて凝集剤の注入制御が実行されている第2
の凝集沈澱処理装置とに供給された。
第1、第2の凝集沈澱処理装置は、ともに、同
一構造の急速攪拌池、緩速攪拌池および沈澱池を
備えており、急速攪拌池、緩速攪拌池および沈澱
池の滞留時間がそれぞれ3分、27分および2時間
30分とされ、原水(すなわち懸濁水)の処理能力
が100m3/時とされ、ポリアルミニウムクロライ
ド(いわゆる“PAC”)が凝集剤として使用され
た。
原水PHは、運転開始からの時間経過に伴なつて
7.5と6.5との間を第11図aに示すごとく変化し
た。また、原水の温度は、運転開始からの時間経
過に伴なつて25℃と15℃との間を第11図aに示
すごとく変化した。ちなみに、原水濁度は、20度
でほぼ一定であつた。また、処理水濁度は、2度
が目標とされた。
実施例 3 第1段階(すなわち0時から1時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5で一定で(第11図a参照)、
かつ原水温度計によつて計測され設定装置に与え
られた原水の温度が25℃で一定であり(第11図
b参照)、運転開始からの経過時間が急速攪拌池、
緩速攪拌池および沈澱池における滞留時間(すな
わち3時間)未満で処理水濁度が後述のごとく未
だ計測されていなかつたので、設定装置において
原水PH(ここでは7.5)および原水の温度(ここ
では25℃)に応じ選択された流動電流の設定値
が、補正されることなく、流動電流の目標値とし
て出力され、比較回路に与えられた。このため、
流動電流の目標値は、−3であつた(第11図c
参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が一定であつ
たので、0に維持されていた。
制御装置では、比較結果が0に維持されていた
ので、凝集剤の注入量が、8mg/に維持され、
凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与
えられ(第11図d参照)。ちなみに、8mg/
は、別途実行されたジヤーテストによつて決定さ
れた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置された。しかしながら、
沈澱池の滞留時間が2時間30分であつたので、運
転開始に際して急速攪拌池に与えられた原水は、
処理水として沈澱池から未だ流出されていなかつ
た。そのため、処理水濁度計の計測結果は、プロ
ツトされておらず(第11図e参照)、上述のご
とく設定装置において流動電流の目標値を決定す
るために使用されなかつた。
第2段階(すなわち1時から5時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5から6.5へ徐々に減少し(第1
1図a参照)、かつ原水温度計によつて計測され
た設定装置に与えられた原水の温度が25℃から15
℃へ徐々に低下し(第11図b参照)、運転開始
からの経過時間が急速攪拌池、緩速攪拌池および
沈澱池における滞留時間(すなわち3時間)未満
であつた1時から3時までの期間に処理水濁度が
後述のごとく未だ計測されておらず、運転開始か
らの経過時間が急速攪拌池、緩速攪拌池および沈
澱池における滞留時間を超えた4時に処理水濁度
の計測結果が2.3度を超えて増加し始めたので、
設定装置において原水PHおよび原水の温度に応じ
選択された流動電流の設定値が、1時から4時ま
での期間に補正されることなく流動電流の目標値
として出力され、4時に補正されたのち5時まで
の期間に補正されることなく流動電流の目標値と
して出力され、比較回路に与えられた。このた
め、流動電流の目標値は、1時から4時までの期
間に−3から−1.25近くまで単調に増加し、4時
に0.5だけ増加したのち5時までの期間に0近く
まで徐々に増加した(第11図c参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が原水PHの低
下および原水の温度低下に応じて徐々に増大した
ので、徐々に増大した。
制御装置では、比較結果が徐々に増大したの
で、凝集剤の注入量が、1時から4時までの期間
に8mg/から14mg/近くまで徐々に増加し、
4時に1mg/だけ増加したのち5時までの期間
にほぼ15mg/に維持され、凝集剤の注入制御信
号として凝集剤注入装置に与えられた(第11図
d参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第1段階に対応する3
時から4時までの期間に2度近くから徐々に増加
したのち4時に2.3度を超えて増加し始め、第2
段階の初期に対応する4時から5時までの期間に
2.3度から3度近くまで増加した(第11図e参
照)。
第3段階(すなわち5時から13時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが6.5で(第11図a参照)、かつ原
水温度計によつて計測され設定装置に与えられた
原水の温度が15℃であり(第11図b参照)、運
転開始からの経過時間が急速攪拌池、緩速攪拌池
および沈澱池における滞留時間(すなわち3時
間)を超え、処理水濁度が後述のごとく3度から
徐々に減少したのち殆ど変動せず1.7〜2.3度の範
囲内に維持されていたので、設定装置において原
水PHおよび原水の温度に応じ選択された流動電流
の設定値が、補正されることなく、流動電流の目
標値として出力されて比較回路に与えられた。こ
のため、流動電流の目標値は、0に維持されてい
た(第11図c参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が一定であつ
たので、0に維持されていた。
制御装置では、比較結果が0に維持されていた
ので、凝集剤の注入量が、15mg/に維持され、
凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与
えられた。(第11図d参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第2段階の中期ないし
後期に対応する5時から8時までの期間に3度近
くから徐々に減少したのち2度近く(すなわち
1.7〜2.3度の範囲内)に維持され、第3段階の初
期から中期に対応する8時から13時までの期間に
ほぼ2度近く(すなわち1.7〜2.3度の範囲内)に
維持されていた(第11図e参照)。
第4段階(すなわち13時から17時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが6.5から7.5へ徐々に増加し(第1
1図a参照)、かつ原水温度計によつて計測され
設定装置に与えられた原水の温度が15℃から25℃
へ徐々に増加し(第11図b参照)、処理水濁度
が後述のごとく2度近くから徐々に低下し16時に
1.7度を超えて低下し始めたので、設定装置にお
いて原水PHおよび原水の温度に応じ選択された流
動電流の設定値が、13時から16時までの期間に補
正されることなく流動電流の目標値として出力さ
れ、16時に補正されたのち17時までの期間に補正
されることなく流動電流の目標値として出力され
比較回路に与えられた。このため、流動電流の目
標値は、13時から16時までの期間に0から−2ま
で徐々に減少し、16時に0.5だけ減少したのち17
時までの期間に−3まで徐々に減少した(第11
図c参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が原水PHの増
加および原水の温度上昇に応じて徐々に減少した
ので、徐々に減少した。
制御装置では、比較結果が徐々に減少したの
で、凝集剤の注入量が、13時から14時までの期間
に15mg/から10mg/へ徐々に減少し、16時に
10mg/から8mg/近くまで急速に減少したの
ち17時までの期間に8mg/へ徐々に減少し、凝
集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与え
られた(第11図d参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第3段階の後期に対応
する13時から16時までの期間に2度近くから徐々
に減少したのち16時に1.7度を超えて減少し始め、
第4段階の初期に対応する16時から17時までの期
間に1.7度から1.5度近くまで減少した(第11図
e参照)。
第5段階(すなわち17時から24時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5で(第11図a参照)、かつ原
水温度計によつて計測され設定装置に与えられた
原水の温度が25℃であり(第11図b参照)、処
理水濁度が後述のごとく1.5度近くから2度近く
まで増加したのち殆ど変動せず1.7〜2.3度の範囲
内に維持されていたので、設定装置において原水
PHおよび原水の温度に応じ選択された流動電流の
設定値が、補正されることなく、流動電流の目標
値として出力されて比較回路に与えられた。この
ため、流動電流の目標値は、−3に維持されてい
た(第11図c参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。比較結果は、流動電流の目標値が一定であつ
たので、0に維持されていた。
制御装置では、比較結果が0に維持されていた
ので、凝集剤の注入量が、8mg/に維持され、
凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与
えられた(第11図d参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第4段階の中期ないし
後期に対応する17時から20時までの期間に2度を
中心に若干変動し、第5段階の初期ないし中期に
対応する20時から24時までの期間にほぼ2度に維
持されていた(第11図e参照)。
比較例 3 第1段階(すなわち0時から1時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5で一定で(第11図a参照)、
かつ原水温度計によつて計測され設定装置に与え
られた原水の温度が25℃で一定であり(第11図
b参照)、運転開始からの経過時間が急速攪拌池、
緩速攪拌池および沈澱池における滞留時間(すな
わち3時間)未満で処理水濁度が後述のごとく未
だ計測されていなかつたので、設定装置から出力
されて比較回路に与えられる流動電流の目標値
は、経験則に基づき、−3に維持されていた(第
11図c参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が流動電流の目標値と比較され、その比較結
果が制御装置に与えられた。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、8mg/に維持するよう、決定された
(第11図d参照)。凝集剤の注入は、凝集剤の注
入制御信号として凝集剤注入装置に与えられた。
ちなみに、8mg/は、別途実行されたジヤーテ
ストによつて決定された。
凝集剤注入装置では、凝集剤の注入制御信号に
応じて急速攪拌池に凝集剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置された。しかしながら、
沈澱池の滞留時間が2時間30分であつたので、運
転開始に際して急速攪拌池に与えられた原水は、
処理水として沈澱池から未だ流出されていなかつ
た。そのため、処理水濁度計の計測結果は、プロ
ツトされておらず、また流動電流の目標値を決定
するために使用されなかつた(第11図e参照)。
第2段階(すなわち1時から5時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5から6.5へ徐々に減少し(第1
1図a参照)、かつ原水温度計によつて計測され
た設定装置に与えられた原水の温度が25℃から15
℃へ徐々に減少した(第11図b参照)ので、設
定装置から出力されて比較回路に与えられる流動
電流の目標値は、運転開始からの経過時間が急速
攪拌池、緩速攪拌池および沈澱池における滞留時
間(すなわち3時間)未満で処理水濁度が後述の
ごとく未だ計測されていなかつた1時から3時ま
での期間に経験則に基づき第1段階と同じく−3
に維持され、第1段階に対応し処理水濁度が後述
のごとく2度であつた3時から4時までの期間に
も経験則に基づき−3に維持され、第3段階の当
初に対応し処理水濁度が増加し始めた4時に経験
則に基づき−2とされたのち5時まで維持された
(第11図c参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、1時から4時過ぎまでの期間に8mg/
から4mg/近くまで単調に減少し、4時から5
時までの期間に4mg/近くから7.5mg/近く
に増加するよう、決定された(第11図d参照)。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、1時から3時までの期
間には第1段階の原水が未だ処理水として流出さ
れていなかつたのでプロツトされておらず、第1
段階に対応する3時から4時までの期間に2度で
あり、第2段階の初期に対応する4時から5時ま
での期間に2度から4.5度まで単調に増加した
(第11図e参照)。
第3段階(すなわち5時から13時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが6.5で(第11図a参照)、かつ原
水温度計によつて計測され設定装置に与えられた
原水の温度が15℃であつた(第11図b参照)
が、第2段階の影響で後述のごとく処理水濁度が
5時から7時までの期間に4.5度から9度近くま
で増加し続けかつ7時から13時の期間に9度近く
から1.5度未満まで減少し続けたので、設定装置
から出力されて比較回路に与えられる流動電流の
目標値は、5時に経験則に基づき−1とされたの
ち6時まで維持され、6時に再び経験則に基づき
0とされたのち7時まで維持され、7時に再び経
験則に基づき0.5とされたのち12時まで維持され、
12時に再び経験則に基づき0とされたのち13時ま
で維持された(第11図c参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、5時から6時までの期間に7.5mg/か
ら10mg/まで増加し、6時から7時までの期間
に10mg/から15mg/まで増加し、7時から8
時までの期間に15mg/から18mg/まで増加し
て12時まで維持され、12時過ぎに18mg/から15
mg/まで減少して13時まで維持されるよう、決
定された(第11図d参照)。凝集剤の注入は、
凝集剤の注入制御信号として凝集剤注入装置に与
えられた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第2段階の中期ないし
後期に対応する5時から8時までの期間に4.5度
から9度近くまで増加したのち再び6度近くまで
減少し、第3段階の初期ないし中期に対応する8
時から10時30分までの期間に6度から1.5度近く
まで単調に減少し、第3段階の中期に対応する10
時30分から13時までの期間に1.5度近くに維持さ
れた(第11図e参照)。
第4段階(すなわち13時から17時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが6.5から7.5へ徐々に増加し(第1
1図a参照)、かつ原水温度計によつて計測され
設定装置に与えられた原水の温度が15℃から25℃
へ徐々に増加した(第11図b参照)が、第3段
階の後期ないし第4段階の初期の影響で後述のご
とく処理水濁度が2度未満に維持されていたの
で、設定装置から出力されて比較回路に与えられ
る流動電流の目標値は、13時から16時までの期間
に経験則に基づき0に維持され、16時に経験則に
基づき−1とされたのち17時まで維持された(第
11図c参照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果の
応じて、13時から15時30分過ぎまでの期間に15
mg/から40mg/近くまで単調に増加し、15時
30分過ぎから17時までの期間に40mg/近くから
30mg/近くまで減少するよう、決定された(第
11図c参照)。凝集剤の注入は、凝集剤の注入
制御信号として凝集剤注入装置に与えられた。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第3段階の後期に対応
する13時から16時までの期間も第4段階の初期に
対応する16時から17時までの期間もともに、2度
未満に維持されており、殆ど変化しなかつた(第
11図e参照)。
第5段階(すなわち17時から24時までの期間)
では、原水PH計によつて計測され設定装置に与え
られた原水PHが7.5で一定で(第11図a参照)、
かつ原水温度計によつて計測され設定装置に与え
らえた原水の温度が25℃で一定であり(第11図
b参照)、第4段階の影響で後述のごとく処理水
濁度が2度未満に維持されていたので、設定装置
から出力されて比較回路に与えられる流動電流の
目標値は、17時に経験則に基づき−2とされたの
ち19時まで維持され、19時に再び経験則に基づき
−3とされて24時まで維持された(第11図c参
照)。
比較回路では、流動電流計による流動電流の計
測値が設定装置から与えられた流動電流の目標値
と比較され、その比較結果が制御装置に与えられ
た。
制御装置では、凝集剤の注入量が、比較結果に
応じて、17時から18時までの期間に30mg/近く
から20mg/近くまで急速に減少して19時まで維
持され、19時に20mg/近くから8mg/まで急
速に減少して24時まで維持されるよう、決定され
た(第11図d参照)。凝集剤の注入は、凝集剤
の注入制御信号として凝集剤注入装置に与えられ
た。
凝集剤注入装置では、制御装置から与えられた
凝集剤の注入制御信号に応じて急速攪拌池に凝集
剤が注入された。
急速攪拌池で凝集剤の注入された原水は、急速
攪拌されたのち、急速攪拌池流出水として緩速攪
拌池へ与えられた。
緩速攪拌池では、急速攪拌池流出水が緩速攪拌
されたのち、緩速攪拌池流出水として沈澱池へ与
えられた。
沈澱池では、緩速攪拌池流出水が凝集体を沈殿
して除去するために静置されたのち、処理水とし
て流出された。
沈澱池から流出された処理水の濁度は、処理水
濁度計で計測したところ、第4段階の中期ないし
後期に対応する17時から18時30分までの期間に1
度から0.5度近くまで徐々に減少し、第4段階の
後期ないし第5段階の初期に対応する18時30分か
ら22時までの期間に0.5度近くから2度まで徐々
に増加し、第5段階の中期に対応する22時から24
時までの期間に2度に維持されていた(第11図
e参照)。
実施例3と比較例3との比較 上述より明らかなごとく、実施例3は、比較例
3に比べ、比較回路に与えられる流動電流の目標
値が原水PHおよび原水の温度の変動に好適に追従
でき、ひいては凝集剤の注入量の過不足があまり
みられず、結果的に処理水濁度の変動を確実に抑
制できた。
(3) 発明の効果 上述より明らかなように、本発明にかかる第1
の凝集剤注入制御方法は、原水から懸濁水を凝集
せしめて沈澱除去し処理水として排出するために
原水に対して凝集剤を注入するに際し原水の性状
に応じて凝集剤の注入量を制御しており、特に、
[問題点の解決手段]の前段で第1の解決手段と
して明示したごとく、(a)〜(g)項に列挙した第1な
いし第7の工程を備えているので、 (i) 原水の水素イオン濃度指数の変化に即応して
凝集剤の注入量を決定できる効果 を有し、かつ (ii) 処理水濁度の変化に即応して凝集剤の注入量
を補正できる効果 を有し、ひいては (iii) 処理水濁度の変動を抑制できる効果 を有し、併せて (iv) 凝集剤の注入量を削減できる効果 を有する。
本発明にかかる第2の凝集剤注入制御方法は、
原水から懸濁水を凝集せしめて沈澱除去し処理水
として排出するために原水に対して凝集剤を注入
するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入量を
制御しており、特に、[問題点の解決手段]の中
段で第2の解決手段として明示したごとく、(a)〜
(g)項に列挙した第1ないし第7の工程を備えてい
るので、 (v) 原水温度の変化に即応して凝集剤の注入量を
決定できる効果 を有し、かつ (vi) 処理水濁度の変化に即応して凝集剤の注入量
を補正できる効果 を有し、ひいては上述した第1の凝集剤注入制御
方法と同様に上記()()の効果を有する。
本発明にかかる第3の凝集剤注入制御方法は、
原水から懸濁質を凝集せしめて沈澱除去し処理水
として排出するために原水に対して凝集剤を注入
するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入量を
制御しており、特に、[問題点の解決手段]の後
段で第3の解決手段として明示したごとく、(a)〜
(h)項に列挙した第1ないし第8の工程を備えてい
るので、 (vii) 原水の水素イオン濃度指数の変化および原水
温度の変化に即応して凝集剤の注入量を決定で
きる効果 を有し、かつ (viii) 処理水濁度の変化に即応して凝集剤の注入量
を補正できる効果 を有し、ひいては上述した第1、第2の凝集剤注
入制御方法に比べて上記()()の効果を好
適に有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる凝集剤注入制御方法の
第1の実施例にしたがつて凝集剤の注入制御が実
行されている凝集沈澱処理装置を示すための概念
図、第2図は第1図に図示した凝集沈澱処理装置
の一部を拡大して示すための拡大断面図、第3図
a〜cは第1図実施例を説明するための動作説明
図、第4図a〜dは第1図実施例の具体例を説明
するための動作説明図、第5図は本発明にかかる
凝集剤注入制御方法の第2の実施例にしたがつて
凝集剤の注入制御が実行されている凝集沈澱処理
装置を示すための概念図、第6図a〜cは第5図
実施例を説明するための動作説明図、第7図a〜
dは第5図実施例の具体例を説明するための動作
説明図、第8図は本発明にかかる凝集剤注入制御
方法の第3の実施例にしたがつて凝集剤の注入制
御が実行されている凝集沈澱処理装置を示すため
の概念図、第9図a〜cは第8図実施例を説明す
るための動作説明図、第10図a〜cは第8図実
施例を説明するための他の動作説明図、第11図
a〜eは第8図実施例の具体例を説明するための
動作説明図である。 10……凝集沈澱処理装置、11A,11B…
…原水供給管、11C……処理水排出管、12…
…着水井、13……急速攪拌池、13A……駆動
源、13B……攪拌部材、14……緩速攪拌池、
14A……駆動源、14B……攪拌部材、15…
…沈澱池、16……凝集剤注入装置、16A……
凝集剤貯蔵槽、16B……計量ポンプ、18……
原水PH計、18A……原水温度計、19……流動
電流計、19a……採水パイプ、19a+……採
水ポンプ、19b……排水パイプ、19c,19
d……接続線、19A……筒状容器、19B,1
9C……電極、19D……動力源、19E……ピ
ストン、19F……電流計、20……処理水濁度
計、21……設定装置、22……比較回路、23
……制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原水から懸濁質を凝集せしめて沈澱除去し処
    理水として排出するために原水に対して凝集剤を
    注入するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入
    量を制御してなる凝集剤注入制御方法において、 (a) 原水の水素イオン濃度指数を計測する第1の
    工程と、 (b) 凝集剤の注入された原水の流動電流を計測す
    る第2の工程と、 (c) 第1の工程で計測された原水の水素イオン濃
    度指数に応じて流動電流の設定値を選択して流
    動電流の目標値と決定する第3の工程と、 (d) 第3の工程で決定された流動電流の目標値と
    第2の工程で計測された流動電流の計測値とを
    比較する第4の工程と、 (e) 第4の工程で比較された結果に応じて凝集剤
    の注入量を決定する第5の工程と (f) 処理水の濁度を計測する第6の工程と、 (g) 第3の工程で流動電流の目標値を決定するに
    際し選択された流動電流の設定値を第6の工程
    で計測された処理水の濁度に応じて補正する第
    7の工程と を備えてなることを特徴とする凝集剤注入制御方
    法。 2 原水から懸濁質を凝集せしめて沈澱除去し処
    理水として排出するために原水に対して凝集剤を
    注入するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入
    量を制御してなる凝集剤注入制御方法において、 (a) 原水の温度を計測する第1の工程と、 (b) 凝集剤の注入された原水の流動電流を計測す
    る第2の工程と、 (c) 第1の工程で計測された原水の温度に応じて
    流動電流の設定値を選択して流動電流の目標値
    と決定する第3の工程と、 (d) 第3の工程で決定された流動電流の目標値と
    第2の工程で計測された流動電流の計測値とを
    比較する第4の工程と、 (e) 第4の工程で比較された結果に応じて凝集剤
    の注入量を決定する第5の工程と (f) 処理水の濁度を計測する第6の工程と、 (g) 第3の工程で流動電流の目標値を決定するに
    際し選択された流動電流の設定値を第6の工程
    で計測された処理水の濁度に応じて補正する第
    7の工程と を備えてなることを特徴とする凝集剤注入制御方
    法。 3 原水から懸濁質を凝集せしめて沈澱除去し処
    理水として排出するために原水に対して凝集剤を
    注入するに際し原水の性状に応じて凝集剤の注入
    量を制御してなる凝集剤注入制御方法において、 (a) 原水の水素イオン濃度指数を計測する第1の
    工程と、 (b) 原水の温度を計測する第2の工程と、 (c) 凝集剤の注入された原水の流動電流を計測す
    る第3の工程と、 (d) 第1の工程で計測された原水の水素イオン濃
    度指数および第2の工程で計測された原水の温
    度に応じて流動電流の設定値を選択して流動電
    流の目標値と決定する第4の工程と、 (e) 第4の工程で決定された流動電流の目標値と
    第2の工程で計測された流動電流の計測値とを
    比較する第5の工程と、 (f) 第5の工程で比較された結果に応じて凝集剤
    の注入量を決定する第6の工程と (g) 処理水の濁度を計測する第7の工程と、 (h) 第4の工程で流動電流の目標値を決定するに
    際し選択された流動電流の設定値を第7の工程
    で計測された処理水の濁度に応じて補正する第
    8の工程と を備えてなることを特徴とする凝集剤注入制御方
    法。
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