JPH0581307U - 浮上り防止機構付き支承 - Google Patents

浮上り防止機構付き支承

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JPH0581307U
JPH0581307U JP2932292U JP2932292U JPH0581307U JP H0581307 U JPH0581307 U JP H0581307U JP 2932292 U JP2932292 U JP 2932292U JP 2932292 U JP2932292 U JP 2932292U JP H0581307 U JPH0581307 U JP H0581307U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 橋梁、特にはビル間連絡橋における支承に関
し、水平方向のどの変位に対しても変位を許容し、か
つ、浮上り防止機能を有効に発揮することのできるこ
と。 【構成】 支柱体20、滑り材及び球面ベアリング21
からなる支承本体3の該支柱体の上部及び下部に互いに
直交して両側方へ張り出す上部・下部あご部3A,3B
を突設し、上部構造に上部あごに係合する上部係合ブロ
ック4を固設し、下部構造に下部あごに係合する下部係
合ブロック5を固設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 イ.考案の目的 (1) 産業上の利用分野 この考案は、橋梁、特にはビル間連絡橋を支持するための支承に関し、更に詳 しくは、上部構造の水平方向全方向への変位に対してはこれを許容し、上部構造 の鉛直方向への浮上りに対してはこれを拘束するビル間連絡橋に使用されて好適 な浮上り防止機構付き支承に関する。
【0002】 (2) 従来の技術 従来より一般に、橋梁に使用される支承においては、橋桁などの上部構造の傾 きあるいは該傾き及び橋軸方向の伸縮をともに許容する機能と、該上部構造に作 用する上揚力を受け止める機能が備えられている。そして、上部構造に作用する 上揚力に対しては、一般に橋脚などの下部構造に固定される下沓の橋軸直角方向 両端に突設された凸部に該上部構造に固定される上沓の上面に張り出して固定さ れたサイドブロックによって受け止める構造が採用されている。
【0003】 しかしながら、ビル間連絡橋においては、相対峙するビル建造物が個別にその 固有振動特性に基づいて振動することにより、該連絡橋の橋桁は橋軸方向のみな らず橋軸直角方向へ大きく変位し、更にはまた、縦振動も加わり、従来の浮上り 防止機能付き支承構造によっては対応しきれないでいる。
【0004】 (3) 考案が解決しようとする問題点 本考案は上記実情に鑑みなされたものであり、水平方向のどの変位に対しても 変位を許容し、かつ、浮上り防止機能を有効に発揮することのできる支承を得る 、ことを目的とする。
【0005】 ロ. 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案の浮上り防止機構付き支承は上記目的を達成するため、次の技術的手段 (構成)を採る。 本考案の第1の主たる構成は、上部構造と下部構造との間に介装され、上部構 造の水平方向全方向の変位を許容する支承であって、前記上部構造の下面には上 部取付け板が、前記下部構造の上面には下部取付け板がそれぞれ固定されており 、前記上部及び下部取付け板間には、上部に両側方に張設された上部あご部を有 し、下部に前記上部あご部と直交する両側方に張設された下部あご部を有する支 柱体と該支柱体の上面に配された滑り材と該支柱体の下面に配され、該支柱体の 傾動並びにすべり移動を許容する球面ベアリングとからなる支承本体が、前記滑 り材を上部取付け板下面に、前記球面ベアリングを下部取付け板上面にそれぞれ 摺接させて介装されており、前記上部取付け板の下面には、あご部を有する上部 係合ブロックが該あご部の上面を前記支承本体の上部あご部の下面に摺接させて 固定されており、前記下部取付け板の上面には、あご部を有する下部係合ブロッ クが該あご部の下面と前記支承本体の下部あご部の上面との間に所定の隙間を存 して固定されてなる、ことを特徴とする。
【0006】 本考案の第2の主たる構成は、上部構造と下部構造との間に介装され、上部構 造の水平方向全方向の変位を許容する支承であって、前記上部構造の下面には上 部取付け板が、前記下部構造の上面には下部取付け板がそれぞれ固定されており 、前記上部及び下部取付け板間には、上部に両側方に張設された上部あご部を有 し、下部に前記上部あご部と直交する両側方に張設された下部あご部を有する支 柱体と該支柱体の上面に配され、上部構造の傾動並びにすべり移動を許容する球 面ベアリングと該支柱体の下面に配された滑り材とからなる支承本体が、前記球 面ベアリングを前記上部取付け板の下面に、前記滑り材を前記下部取付け板の上 面にそれぞれ摺接させて介装されており、前記上部取付け板の下面には、あご部 を有する上部係合ブロックが該あご部の上面と前記支承本体の上部あご部の下面 との間に所定の隙間を存して固定されており、前記下部取付け板の上面には、あ ご部を有する上部係合ブロックが該あご部の下面を前記支承本体の下部あご部の 上面に摺接させて固定されてなる、ことを特徴とする。
【0007】 (2) 作用 上部構造の傾き及び水平方向の変位は、支柱体と球面ベアリングとの傾動変位 あるいは滑り材及び球面ベアリングと上・下部取付け板との摺動移動により許容 される。 この上部構造の傾きに対しては、支承本体の下部あご部と下部係合ブロックの あご部もしくは支承本体の上部あご部と上部係合ブロックのあご部とが所定隙間 を存するので、当該上部構造の傾きを何ら支障をきたすことなく許容する。 また、水平方向の変位に対しては、支承本体の上部あご部と上部係合ブロック のあご部とが、また、支承本体の下部あご部と下部係合ブロックのあご部とが、 それぞれあご部に沿う方向に移動が許容されているので、上部構造の水平方向の 変位を何ら支障をきたすことなく許容する。
【0008】 上部構造に大きな上揚力が作用した場合、支承本体は上部係合ブロックのあご 部を介して持ち上げられるが、下部係合ブロックのあご部に衝接し、それ以上の 浮上りが阻止される。
【0009】 (3) 実施例 本考案の浮上り防止機構付き支承の実施例を図面に基づいて説明する。 (実施例の構成) 図1〜図6はその一実施例であって、可動支承としての機能を果す浮上り防止 機構付き支承を示す。すなわち、図1はこの支承の全体の平面構成を示し、図2 〜図5はその断面構成及び側面構成を示し、図6はその部分構成を示す。 なお、図において、Xは橋軸方向を示し、Yは橋軸直角方向を示す。
【0010】 これらの図に示されるように、Bは橋脚・ビル建造物等の下部構造であり、G は橋桁・連絡橋等の上部構造であり、本実施例の支承Sはこれらの下部構造Bと 上部構造Gとの間に介装され、上部構造Gの荷重を下部構造Bに伝達するととも に上部構造Gの橋軸並びに橋軸直角方向の変位を許容する。 なお、本実施例において、下部構造B及び上部構造Gはともに鋼製のものが示 される。
【0011】 本浮上り防止機構付き支承Sは、図1〜図5に示されるように、上部構造Gの 下面に取り付けられる上部取付け板1、下部構造B上に取り付けられる下部取付 け板2、これらの上下部取付け板1,2間に介装される支承本体3、上部取付け 板1に固設され支承本体3の上部と係合する上部係合ブロック4、下部取付け板 2に固設され支承本体3の下部と係合する下部係合ブロック5、上部係合ブロッ ク4の側面に配される上部サポート板6、下部係合ブロック5の側部に配される 下部サポート板7、の主要構成要素よりなる。
【0012】 以下、各部の細部構造を説明する。 上部構造Gに取り付けられる上部取付け板1は所定厚さの矩形板からなり、そ の上面には、幅方向に所定の間隔をもって相対向する位置に複数個のアンカー挿 通孔10aと、該アンカー挿通孔10aの内側に所定の間隔をもって相対向する 位置に複数個の取付け孔11aとが形成されている。 該上部取付け板1はアンカー挿通孔10aを挿通し、上部係合ブロック4を上 部取付け板1下面に螺合固定するアンカー部材12によって上部構造Gの下面に 固定される。13は取付け孔11aに装入される取付けボルトである。
【0013】 下部構造Bに取り付けられる下部取付け板2は所定厚さの矩形板からなり、そ の上面には上記上部取付け板1と同様に、幅方向に所定の間隔をもって相対向す る位置に複数個のアンカー挿通孔15aと、該アンカー挿通孔15aの内側に所 定の間隔をもって相対向する位置に複数個の取付け孔16aとが形成されている 。 該下部取付け板2はアンカー挿通孔15aを挿通し、下部係合ブロック5を下 部取付け板2上面に螺合固定するアンカー部材17によって下部構造Bの上面に 固定される。18は取付け孔16aに装入される取付けボルトである。
【0014】 支承本体3は、上部及び下部にそれぞれ相違える方向(直交方向)に張設され たあご部3A,3Bを有する支柱体20と、該支柱体20の下面部に配される球 面ベアリング21と、支柱体20の上面部に配される滑り材22と、からなる。 図6はこの支承本体3を取り出して示したものである。図示されるように、支 柱体20は角柱状をなし、その上部の相対向する一方の側面にそれぞれ上部あご 部3Aが一体に張設され、その下部の相対向する一方の側面であって、上部あご 部3Aと直交する側の側面には下部あご部3Bが一体に張設されている。 支柱体20の下面には半円球状の凹面部24が凹設され、この凹面部24と球 面ベアリング21の上面の凸球面部25とは、同一曲率とされる。球面ベアリン グ21の上面25には潤滑材が埋め込まれ、円滑な摺接作用を得る。球面ベアリ ング21はその下面を下部取付け板2上に滑動自在に載置される。 支柱体20の上面には、凹部26が円形状に凹設され、この凹部26内にその 上部を突出させて滑り材22が嵌装着される。該滑り材22の上面27には潤滑 材が埋め込まれ、上部取付け板1の下面と接し、円滑な摺接作用を得る。
【0015】 該支承本体3は支柱体20の上面の滑り材22を上部取付け板1の下面と摺接 させ、支柱体20の下面の球面ベアリング21の平面部を下部取付け板2の上面 にそれぞれ摺接させるとともに、支柱体20に形成された上部あご部3Aを橋軸 直角方向Yに向けて上、下部取付け板1,2間に介装される(図2・図3参照) 。
【0016】 上部係合ブロック4は矩形断面形状をなし、その下部の一方の側面に全長にわ たって張設されたあご部4Aと、反対側の側面に長手方向に所定の間隔をもって 、換言すれば前記上記取付け板1のアンカー挿通孔10aと対応する位置に形成 された切欠き凹部30と、該切欠き凹部30に連通して形成された上記アンカー 挿通孔10aと連通する孔10bと、その上面に長手方向に所定の間隔をもって 、換言すれば前記上部取付け板1の取付け孔11aに対応する位置に形成された 取付けねじ孔11bとを備えている。
【0017】 該上部係合ブロック4は、支承本体3を挟んでその橋軸直角方向Yの両側に、 それぞれあご部4Aの上面を該支承本体3の上部あご部3Aの下面に摺接させ、 切欠き凹部30の孔10bを前記上部取付け板1のアンカー挿通孔10aに、ま た、取付けねじ孔11bを該上部取付け板1の取付け孔11aにそれぞれ合致さ せるとともに、該アンカー挿通孔10aを挿通するアンカー部材12に螺合する ナット12a及び取付けねじ孔11bに螺合する取付けボルト13により上部取 付け板1の下面に固定される。
【0018】 該上部係合ブロック4にはその両端部に該ブロックを跨がって上部サポート板 6が固定されている。なお、6aは該上部サポート板6の背面に形成された補強 リブである。
【0019】 下部係合ブロック5は矩形断面形状をなし、その上部の一方の側面に全長にわ たって張設されたあご部5Aと、該あご部5Aと反対側の側面に長手方向に所定 の間隔をもって、換言すれば前記下部取付け板2のアンカー挿通孔15aと対応 する位置に形成された切欠き凹部32と、該切欠き凹部32に連通して形成され た上記アンカー挿通孔15aと連通する孔15bと、その下面に長手方向に所定 の間隔をもって、換言すれば前記下部取付け板2の取付け孔16aに対応する位 置に形成された取付けねじ孔16bとを備えている。
【0020】 該下部係合ブロック5は、支承本体3を挟んでその橋軸方向Xの両側に、それ ぞれあご部5Aの上面と該支承本体3の下部あご部5Aの下面との間に所定の隙 間δを存して対峙させ、切欠き凹部32の孔15bを下部取付け板2のアンカー 挿通孔15aに、また、取付けねじ孔16bを該下部取付け板2の取付け孔16 aにそれぞれ合致させるとともに、該アンカー挿通孔15aを挿通するアンカー 部材17に螺合するナット17a及び取付けねじ孔16bに螺合する取付けボル ト18より下部取付け板2の上面に固定される。
【0021】 該下部係合ブロック5にはその両端部に該ブロックを跨がって下部サポート板 7が固定されている。7aは該下部サポート板7の背面に形成された補強リブで ある。
【0022】 上述した構成により、支承本体3の外面と上部サポート板6との間に上部構造 Gの橋軸方向Xの移動域m,mが、支承本体3の外面と下部サポート板7との間 に上部構造Gの橋軸直角方向Yの移動域n,nが、それぞれ確保される。
【0023】 本実施例の浮上り防止機構付き支承Sは、特にはビル間連絡橋に適用される。 図7はその配置の一例を示す。図において、B1,B2は互いに独立して並立 するビル建造物であり、連絡橋Gがこれらのビル建造物間に支承Sを介して架け 渡される。Smはその可動支承、Sfは固定支承であり、可動支承Smは本実施 例のものであることは勿論である。 固定支承Sfにおいては、橋梁の固定支承として従来公知のものが使用される 。
【0024】 (実施例の作用・効果) 上述した構成からなる本実施例の浮上り防止機構付き支承Sは、上部構造Gの 傾き、水平変位、更にまた上揚力に対して以下のように作用する。
【0025】 上部構造Gに車両・通行者等の通行により傾きを生じた場合、該傾きは上部取 付け板1と一体に傾動する上部係合ブロック4が、そのあご部4Aにより支承本 体3の支柱体20を一体的に変位させ、支柱体20は球面ベアリング21に対し て傾動自在となっており、上部構造Gは球面ベアリング21回りに回転変位する 。 このとき、下部係合ブロック5のあご部5Aは支承本体3の下部あご部3Bに 対して所定の隙間を存するので、支柱体20の傾動に対して障害とならない。
【0026】 上部構造Gに水平変位力が作用した場合、当該変位の橋軸方向成分は上部取付 け板1の下面と支承本体3の滑り板22との摺接作用により、また、当該水平変 位の橋軸直角方向成分は、下部取付け板2の上面と支承本体3の球面ベアリング 21の下面との摺接作用により許容される。 また、水平方向の変位に対しては、支承本体の上部あご部と上部係合ブロック のあご部とが、また、支承本体の下部あご部と下部係合ブロックのあご部とが、 それぞれあご部に沿う方向に移動が許容されているので、上部構造の水平方向の 変位を何ら支障をきたすことなく許容する。 該上部構造Gの橋軸方向の移動は、上部サポート板6が支承本体3に当接する ことにより制限される。また、橋軸直角方向の移動は、支承本体3が下部サポー ト板7に当接することにより制限される。 なお、通常の温度変化による橋軸方向の変位は、上記した水平変位の橋軸方向 成分に含められる。
【0027】 上部構造Gに過大な上揚力が生じた場合、支承本体3は上部係合ブロック4の あご部4Aを介して持ち上げられるが、引き続いて支承本体3の下部あご部3B が下部係合ブロック5のあご部5Aに衝接し、それ以上の浮上りが阻止される。
【0028】 本実施例の浮上り防止機構付き支承Sによれば、支承本体3の上部あご部3A と上部係合ブロック4のあご部4Aとで橋軸方向の変位を許容し、支承本体3の 下部あご部3Bと下部係合ブロック5のあご部5Aとで橋軸直角方向の変位を許 容し、この結果、水平方向のどの方向に対しても対応でき、かつ、これと同時に 、傾動変位を許容するとともに浮上り防止機能を発揮するので、多様な振動特性 をなすビル間連絡橋に好適である。
【0029】 本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の基本的技術思想の範 囲内で種々設計変更が可能である。すなわち、以下の態様は本考案の技術的範囲 内に包含されるものである。 支承本体3の支柱体20は角柱に限定されず、あご部3A,3Bを有するもの であれば、その他の形状、例えば円柱であってもよい。 取付け板1,2は必須のものではなく、支承本体3の上下面を上下構造物G, Bに当接でき、かつ、係合ブロック4,5を構造物G,Bに取付け得るならば、 省略することができる。 支承本体3の構成において、球面ベアリングを先の実施例とは逆に上部に配す る態様を採ることができる。 図8はこの態様を示すものであって、支柱体20の上面には円球状の凹面部が 凹設され、球面ベアリング21は球面状に形成された下面を支柱体20の凹面部 に摺接させて支柱体20上に支持される。球面ベアリング21の平面状の上面に は上部構造がすべり自在に支持される。 球面ベアリングは実施例のものに限定されず、例えば支柱体に凹設された円形 状の凹部にゴム弾性体を密封し、該ゴム弾性体を介して前記支柱体の凹部に傾動 可能に円板状の滑り材を配置して形成してもよい。
【0030】 ハ. 考案の効果 本考案の浮上り防止機構付き支承によれば、支承本体の上部あご部と上部係合 ブロックのあご部とで橋軸方向の変位を許容し、支承本体の下部あご部と下部係 合ブロックのあご部とで橋軸直角方向の変位を許容し、この結果、水平方向のど の方向に対しても対応でき、かつ、これと同時に、傾動変位並びに浮上り防止機 能を発揮するので、多様な振動挙動をなすビル間連絡橋に好適である。
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 (3) 実施例 本考案の浮上り防止機構付き支承の実施例を図面に基づいて説明する。 (実施例の構成) 図1〜図8はその一実施例であって、可動支承としての機能を果す浮上り防止 機構付き支承を示す。すなわち、図1はこの支承の全体の平面構成を示し、図2 〜図5はその断面構成及び側面構成を示し、図6〜図8はその部分構成を示す。 なお、図において、Xは橋軸方向を示し、Yは橋軸直角方向を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 支承本体3は、上部及び下部にそれぞれ相違える方向(直交方向)に張設され たあご部3A,3Bを有する支柱体20と、該支柱体20の下面部に配される球 面ベアリング21と、支柱体20の上面部に配される滑り材22と、からなる。 図6〜図8はこの支承本体3を取り出して示したものである。図示されるよう に、支柱体20は角柱状をなし、その上部の相対向する一方の側面にそれぞれ上 部あご部3Aが一体に張設され、その下部の相対向する一方の側面であって、上 部あご部3Aと直交する側の側面には下部あご部3Bが一体に張設されている。 支柱体20の下面には半円球状の凹面部24が凹設され、この凹面部24と球 面ベアリング21の上面の凸球面部25とは、同一曲率とされる。球面ベアリン グ21の上面25には潤滑材が埋め込まれ、円滑な摺接作用を得る。球面ベアリ ング21はその下面を下部取付け板2上に滑動自在に載置される。 支柱体20の上面には、凹部26が円形状に凹設され、この凹部26内にその 上部を突出させて滑り材22が嵌装着される。該滑り材22の上面27には潤滑 材が埋め込まれ、上部取付け板1の下面と接し、円滑な摺接作用を得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 本実施例の浮上り防止機構付き支承Sは、特にはビル間連絡橋に適用される。 図9はその配置の一例を示す。図において、B1,B2は互いに独立して並立 するビル建造物であり、連絡橋Gがこれらのビル建造物間に支承Sを介して架け 渡される。Smはその可動支承、Sfは固定支承であり、可動支承Smは本実施 例のものであることは勿論である。 固定支承Sfにおいては、橋梁の固定支承として従来公知のものが使用される 。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の基本的技術思想の範 囲内で種々設計変更が可能である。すなわち、以下の態様は本考案の技術的範囲 内に包含されるものである。 支承本体3の支柱体20は角柱に限定されず、あご部3A,3Bを有するもの であれば、その他の形状、例えば円柱であってもよい。 取付け板1,2は必須のものではなく、支承本体3の上下面を上下構造物G, Bに当接でき、かつ、係合ブロック4,5を構造物G,Bに取付け得るならば、 省略することができる。 支承本体3の構成において、球面ベアリングを先の実施例とは逆に上部に配す る態様を採ることができる。 図10はこの態様を示すものであって、支柱体20の上面には円球状の凹面部 が凹設され、球面ベアリング21は球面状に形成された下面を支柱体20の凹面 部に摺接させて支柱体20上に支持される。球面ベアリング21の平面状の上面 には上部構造がすべり自在に支持される。 球面ベアリングは実施例のものに限定されず、例えば支柱体に凹設された円形 状の凹部にゴム弾性体を密封し、該ゴム弾性体を介して前記支柱体の凹部に傾動 可能に円板状の滑り材を配置して形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浮上り防止機構付き支承の一実施例の
全体の平面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のIII −III 線断面図。
【図4】図1のIV方向側面図。
【図5】図1のV方向側面図。
【図6】(a)図は支承本体の平面図。(b)図は
(a)図のb−b線断面図。(c)図は(a)図のc−
c線断面図。
【図7】(a)図はビル連絡橋への適用例を示す側面
図。(b)図はその平面図。
【図8】支承本体の他の態様を示す断面図。
【符号の説明】
B…下部構造、G…上部構造、S…支承、1…上部取付
け板、2…下部取付け板、3…支承本体、3A…上部あ
ご部、3B…下部あご部、4…上部係合ブロック、4A
…あご部、5…下部係合ブロック、5A…あご部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浮上り防止機構付き支承の一実施例の
全体の平面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のIII −III 線断面図。
【図4】図1のIV方向側面図。
【図5】図1のV方向側面図。
【図6】支承本体の平面図。
【図7】図6のVII −VII 線断面図。
【図8】図6のVIII−VIII線断面図。
【図9】 (a)図はビル連絡橋への適用例を示す側面
図。(b)図はその平面図。
【図10】支承本体の他の態様を示す断面図。
【符号の説明】 B…下部構造、G…上部構造、S…支承、1…上部取付
け板、2…下部取付け板、3…支承本体、3A…上部あ
ご部、3B…下部あご部、4…上部係合ブロック、4A
…あご部、5…下部係合ブロック、5A…あご部
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】追加
【補正内容】
【図9】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】追加
【補正内容】
【図10】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部構造と下部構造との間に介装され、上
    部構造の水平方向全方向の変位を許容する支承であっ
    て、 前記上部構造の下面には上部取付け板が、前記下部構造
    の上面には下部取付け板がそれぞれ固定されており、 前記上部及び下部取付け板間には、上部に両側方に張設
    された上部あご部を有し、下部に前記上部あご部と直交
    する両側方に張設された下部あご部を有する支柱体と該
    支柱体の上面に配された滑り材と該支柱体の下面に配さ
    れ、該支柱体の傾動並びにすべり移動を許容する球面ベ
    アリングとからなる支承本体が、前記滑り材を上部取付
    け板下面に、前記球面ベアリングを下部取付け板上面に
    それぞれ摺接させて介装されており、 前記上部取付け板の下面には、あご部を有する上部係合
    ブロックが該あご部の上面を前記支承本体の上部あご部
    の下面に摺接させて固定されており、 前記下部取付け板の上面には、あご部を有する下部係合
    ブロックが該あご部の下面と前記支承本体の下部あご部
    の上面との間に所定の隙間を存して固定されてなる、 ことを特徴とする浮上り防止機構付き支承。
  2. 【請求項2】上部構造と下部構造との間に介装され、上
    部構造の水平方向全方向の変位を許容する支承であっ
    て、 前記上部構造の下面には上部取付け板が、前記下部構造
    の上面には下部取付け板がそれぞれ固定されており、 前記上部及び下部取付け板間には、上部に両側方に張設
    された上部あご部を有し、下部に前記上部あご部と直交
    する両側方に張設された下部あご部を有する支柱体と該
    支柱体の上面に配され、上部構造の傾動並びにすべり移
    動を許容する球面ベアリングと該支柱体の下面に配され
    た滑り材とからなる支承本体が、前記球面ベアリングを
    前記上部取付け板の下面に、前記滑り材を前記下部取付
    け板の上面にそれぞれ摺接させて介装されており、 前記上部取付け板の下面には、あご部を有する上部係合
    ブロックが該あご部の上面と前記支承本体の上部あご部
    の下面との間に所定の隙間を存して固定されており、 前記下部取付け板の上面には、あご部を有する上部係合
    ブロックが該あご部の下面を前記支承本体の下部あご部
    の上面に摺接させて固定されてなる、 ことを特徴とする浮上り防止機構付き支承。
  3. 【請求項3】上部係合ブロックの端部にはそれぞれ該上
    部係合ブロックを跨がって上部サポート板が、下部係合
    ブロックの端部にはそれぞれ該下部係合ブロックを跨が
    って下部サポート板がそれぞれ固定されており、支承本
    体の外面と上部サポート板との間に上部構造の橋軸方向
    への移動域が、支承本体の外面と下部サポート板との間
    に上部構造の橋軸直角方向への移動域がそれぞれ確保さ
    れている請求項1又は請求項2に記載の浮上り防止機構
    付き支承。
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