JPH0581799U - Sor装置のビームシャッター - Google Patents

Sor装置のビームシャッター

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JPH0581799U
JPH0581799U JP2993792U JP2993792U JPH0581799U JP H0581799 U JPH0581799 U JP H0581799U JP 2993792 U JP2993792 U JP 2993792U JP 2993792 U JP2993792 U JP 2993792U JP H0581799 U JPH0581799 U JP H0581799U
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JP
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shielding material
sor
rays
hard
ray
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JP2993792U
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English (en)
Inventor
元治 丸下
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SOR光利用区域への硬X線、γ線ならびに
中性子の漏洩を防止する。 【構成】 SOR装置の蓄積リングから分岐してSOR
光が導かれるビームチャンネル26において、シンクロ
トロン室30とSOR光利用区域32とを区切るコンク
リート壁33のビームチャンネル用貫通孔35の直前位
置にビームシャッター46を配置する。ビームシャッタ
ー46は、硬X線およびγ線遮蔽材50と中性子遮蔽材
70を接合して構成されている。ビームシャッター46
はシリンダ58の駆動により、SOR光光軸60上に進
入、退避する。SOR光光軸60上に進入した状態で
は、硬X線およびγ線62を遮蔽材50で遮り、中性子
66を遮蔽材70で遮り、SOR光利用区域32への漏
洩を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、SOR(シンクロトロン放射光)装置におけるビームシャッター の改良に関し、SOR光利用区域への硬X線およびγ線ならびに中性子の漏洩を 防止したものである。
【0002】
【従来の技術】
SOR装置は、超々LSI回路の作成、医療分野における診断、分子解析、構 造解析等様々な分野への適用が期待されている。
【0003】 SOR装置の概要を図2に示す。荷電粒子発生装置(電子銃等)10で発生し た電子ビームは線型加速装置(ライナック)12で光速近くに加速され、ビーム 輸送部14の偏向電磁石16で偏向されて、インフレクタ18を介して蓄積リン グ22内に入射される。蓄積リング22に入射された電子ビームは高周波加速空 洞21でエネルギを与えられながら収束電磁石23(垂直方向用)、25(水平 方向用)で収束され、偏向電磁石24で偏向されて蓄積リング22中を回り続け る。偏向電磁石24で偏向される時に発生するSOR光はビームチャンネル26 を通して例えば露光装置28に送られて超々LSI回路作成用の光源等として利 用される。
【0004】 ビームチャンネル26の構成例を図3で示す。シンクロトロン室30内に配置 された蓄積リング22の偏向位置からはその接線方向にビームチャンネル26を 構成する真空チャンバーが分岐され、蓄積リング22を周回している電子ビーム 34から放射されるSOR光36が導かれる。ビームチャンネル26は、シンク ロトロン室30とSOR光利用区域32とを区切ってSOR光利用区域32への 放射線の進入を防止するコンクリート壁33を貫通して、SOR光利用区域32 に導かれている。コンクリート壁33のビームチャンネル用貫通孔35のすき間 は鉛ブロック37で封止されている。
【0005】 シンクロトロン室30におけるビームチャンネル26内には、その上流側から 手動バルブ38、アブソーバ40、FCV(Fast Closing Valve:高速遮断弁) 42、ADL(Acoustic Delay Line :衝撃波遅延管)44、ビームシャッター 46が配設されている。手動バルブ38はビームチャンネル26の保守時などに 蓄積リング22とビームチャンネル26とを遮るためのものである。アブソーバ 40はSOR光36を遮断するためのもので、水冷された無酸素銅等のブロック で構成されている。SOR光36を遮断する時にはビームチャンネル26内のS OR光光軸上に進入し、SOR光36を出射する時にはSOR光光軸上から退避 するように駆動装置で駆動される。
【0006】 FCV42はADL44とともにビームチャンネル26の端部等からの空気流 入事故時にビームチャンネル26を遮断して蓄積リング22への流入を防止する もので、ビームチャンネル26の下流で圧力上昇が検知された時にADL44で 空気の流入を遅延して、その間にFCV42を高速で遮断する。
【0007】 ビームシャッタ46は蓄積リング22への電子ビームの入射時におけるビーム チャンネル用貫通孔35からSOR光利用区域32への放射線の進入を防止する ものである。すなわち、蓄積リング22への電子ビームの入射時には、多くの電 子ビームが蓄積リング22の内壁面に衝突して、各種の放射線が蓄積リング22 の壁面を透過してシンクロトロン室30内の四方に飛散する。飛散した放射線の 多くはシンクロトロン室30を包囲しているコンクリート壁33で遮蔽されるが 、その一部はビームチャンネル用貫通孔35を通ってSOR光利用区域32に漏 洩するおそれがある。そこで、ビームチャンネル用貫通孔35の直前位置にビー ムシャッタ46を配置して、電子ビームの入射時等にこれを閉じることにより、 SOR光利用区域32への放射線の漏洩を防止する。
【0008】 従来のビームシャッター46の構成を図4に示す。ビームシャッター46は鉛 ブロックあるいは銅とステンレス等からなるブロック50のかたまりとして構成 されている。ビームシャッタ46はロッド52に連結されている。ロッド52は フランジ54を貫通して外部に引き出され、ベローズ56で真空封止してシリン ダ58に連結されている。電子ビームの入射時等にシリンダ58を下方に駆動す ることにより、ビームシャッタ46は図4に示すようにビームチャンネル26の SOR光光軸60上に移動し、コンクリート壁33の直前位置で貫通孔35全体 を遮り、放射線62を遮蔽して、SOR光利用区域32への漏洩を防止する。電 子ビーム34の入射が終了して定常運転に入り、SOR光36をSOR光利用区 域32に導くときはシリンダ58を上方に駆動することにより、ビームシャッタ 46をSOR光光軸60上から待避させて、SOR光36を出射させる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の銅とステンレスからなるブロック50のかたまりで作ったビームシ ャッタ46では、硬X線やγ線などの放射線62は遮蔽することができるが、中 性子66は透過してしまい、SOR光利用区域32への中性子66の漏洩を防止 することはできなかった。
【0010】 この考案は、前記従来の技術における問題点を解決して、SOR光利用区域へ の硬X線およびγ線ならびに中性子の漏洩を防止したSOR装置のビームシャッ ターを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案は、硬X線およびγ線を遮蔽する硬X線およびγ線遮蔽材と、中性子 を遮蔽する中性子遮蔽材を一体に具え、シンクロトロン室とSOR光利用区域と を区切るコンクリート壁のビームチャンネル用貫通孔を遮る位置に進入、退避可 能に配置され、前記ビームチャンネル用貫通孔を遮る位置に進入した状態では前 記硬X線およびγ線遮蔽材と中性子遮蔽材を当該ビームチャンネル用貫通孔の軸 方向に対して前後方向に並べて配置してなるものである。
【0012】
【作用】 この考案によれば、硬X線およびγ線を遮蔽する硬X線およびγ線遮蔽材と中 性子を遮蔽する中性子遮蔽材をビームチャンネル用貫通孔の軸方向に対して並べ て配置したので、シンクロトロンから放射される硬X線およびγ線ならびに中性 子を効果的に遮蔽してSOR光利用区域への漏洩を防止することができる。
【0013】 しかも、硬X線およびγ線遮蔽材と中性子遮蔽材を一体に構成したので、駆動 装置を共通にすることができ、簡単な構成で実現できる。
【0014】
【実施例】
(実施例1) この考案の一実施例を図1に示す。なお、ビームチャンネル26全体は、例え ば前記図3のように構成されている。図1において、シンクロトロン室30とS OR光利用区域32はコンクリート壁33で区切られている。ビームチャンネル 26はコンクリート壁33のビームチャンネル用貫通孔35を貫通してSOR光 利用区域32に導かれている。貫通孔35のすき間は鉛ブロック37で封止され ている。ビームシャッタ46は貫通孔35の直前位置に配置されている。
【0015】 ビームシャッター46は鉛ブロックあるいは銅とステンレスのブロック等から なる硬X線およびγ線遮蔽材50の下流側に中性子遮蔽材70を一体化して構成 されている。中性子遮蔽材70はポリエチレン、パラフィン、ニュートロンスト ップ(商標)等水素が入っていて中性子を遮蔽する材料で構成されている。ビー ムシャッタ46はロッド52に連結されている。ロッド52はフランジ54を貫 通して外部に引き出され、ベローズ56で真空封止した状態でシリンダ58に連 結されている。電子ビームの入射時等にシリンダ58を下方に駆動することによ り、ビームシャッタ46は図1に示すようにビームチャンネル26のSOR光光 軸60上に移動し、コンクリート壁33の直前位置で貫通孔35全体を遮る。こ の状態では両遮蔽材50,70は貫通孔35の軸方向に対し前後方向に並んでい る。したがって、硬X線やγ線62は遮蔽材50で遮蔽される。また、遮蔽材5 0は透過した中性子66は遮蔽材70で遮蔽される。これにより、SOR光利用 区域32へのX線、γ線、中性子の漏洩を防止する。電子ビーム34の入射が終 了して定常運転に入り、SOR光36をSOR光利用区域32に導くときはシリ ンダ58を上方に駆動することにより、ビームシャッタ46をSOR光光軸60 上から待避させる。
【0016】 (実施例2) 前記図1の実施例では硬X線およびγ線遮蔽材50の下流側に中性子遮蔽材7 0を一体に接合したが、図5に示すように、硬X線およびγ線遮蔽材50の中に 中性子遮蔽材70を埋め込むこともできる。または、硬X線およびγ線遮蔽材5 0の上流側に中性子遮蔽材70を一体に配置することもできる。 (実施例3) 中性子は水にもよく吸収される。そこで、水を中性子遮蔽材として用いること もできる。その一実施例を図6に示す。これは硬X線およびγ線遮蔽材50の中 に冷却水流路80を形成して、配管82から冷却水84を流すことにより、硬X 線およびγ線遮蔽材50の冷却と中性子の遮蔽を兼ねるようにしたものである。 配管82はロッド52中を通して外部に引き出している。冷却水流路80は、広 い範囲で中性子を遮蔽できるように、図6(b)に示すように断面積を広く形成 している。
【0017】
【考案の効果】
以上、説明したように、この考案によれば、硬X線およびγ線を遮蔽する硬X 線およびγ線遮蔽材と中性子を遮蔽する中性子遮蔽材をビームチャンネル用貫通 孔の軸方向に対して並べて配置したので、シンクロトロンから放射される硬X線 およびγ線ならびに中性子を効果的に遮蔽してSOR光利用区域への漏洩を防止 することができる。
【0018】 しかも、硬X線およびγ線遮蔽材と中性子遮蔽材を一体に構成したので、駆動 装置を共通にすることができ、簡単な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】SOR装置の概要を示す平面図である。
【図3】図2のビームチャンネルの具体構成を示す平面
図である。
【図4】従来のビームシャッターを示す断面図である。
【図5】この考案の他の実施例を示す図である。
【図6】この考案のさらに別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
26 ビームチャンネル 30 シンクロトロン室 32 SOR光利用区域 33 コンクリート壁 35 ビームチャンネル用貫通孔 46 ビームシャッター 50 硬X線およびγ線遮蔽材 70 中性子遮蔽材 84 冷却水(中性子遮蔽材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬X線およびγ線を遮蔽する硬X線および
    γ線遮蔽材と、中性子を遮蔽する中性子遮蔽材を一体に
    具え、 シンクロトロン室とSOR光利用区域とを区切るコンク
    リート壁のビームチャンネル用貫通孔を遮る位置に進
    入、退避可能に配置され、 前記ビームチャンネル用貫通孔を遮る位置に進入した状
    態では前記硬X線およびγ線遮蔽材と中性子遮蔽材を当
    該ビームチャンネル用貫通孔の軸方向に対して前後方向
    に並べて配置してなるSOR装置のビームシャッター。
JP2993792U 1992-04-08 1992-04-08 Sor装置のビームシャッター Pending JPH0581799U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017069122A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 株式会社安藤・間 中性子線遮蔽構造、局所遮蔽体、及び中性子線遮蔽方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017069122A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 株式会社安藤・間 中性子線遮蔽構造、局所遮蔽体、及び中性子線遮蔽方法

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