JPH0582576A - 半導体装置用ボンデイングワイヤ及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置用ボンデイングワイヤ及びその製造方法Info
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- H10W72/5522—Materials of bond wires comprising metals or metalloids, e.g. silver comprising gold [Au]
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本願の半導体装置用ボンディングワイヤは、
金または金合金の細線をスパークしてボール形成したネ
ック直上から50μm以内の平均結晶粒の大きさが10
μm以下であることに特徴がある。また、25℃の破断
強度が500kg/cm2以上、250℃の破断強度が
400kg/cm2以上、25℃の破断伸びが7%以上
10%以下に特徴がある。また、製法は、10℃以下の
水浴中にて伸線加工を行うことに特徴がある。 【効果】 ボンディングワイヤの熱影響部の断線を防止
することができ、高速ボンダに対する追随性が改善され
る。また、樹脂封止時にワイヤー流れを起こすこともな
くなり、ショート等の発生も無くなる。細線における曲
がりやたれの発生率を大幅に低下させることができる。
金または金合金の細線をスパークしてボール形成したネ
ック直上から50μm以内の平均結晶粒の大きさが10
μm以下であることに特徴がある。また、25℃の破断
強度が500kg/cm2以上、250℃の破断強度が
400kg/cm2以上、25℃の破断伸びが7%以上
10%以下に特徴がある。また、製法は、10℃以下の
水浴中にて伸線加工を行うことに特徴がある。 【効果】 ボンディングワイヤの熱影響部の断線を防止
することができ、高速ボンダに対する追随性が改善され
る。また、樹脂封止時にワイヤー流れを起こすこともな
くなり、ショート等の発生も無くなる。細線における曲
がりやたれの発生率を大幅に低下させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC,LSI等の半導
体素子のチップ電極と外部リードとを接続するために用
いられる半導体装置用ボンディングワイヤ及びその製造
方法に関するものである。
体素子のチップ電極と外部リードとを接続するために用
いられる半導体装置用ボンディングワイヤ及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、IC,LSI等の半導体素子(チ
ップ)が組み込まれた半導体装置の組立工程において、
半導体素子と外部リードとを接続する場合、一般に金属
細線(ボンディングワイヤ)を半導体素子と外部リード
とにボンディングする方法が用いられている。
ップ)が組み込まれた半導体装置の組立工程において、
半導体素子と外部リードとを接続する場合、一般に金属
細線(ボンディングワイヤ)を半導体素子と外部リード
とにボンディングする方法が用いられている。
【0003】上記のボンディングワイヤとしては、通
常、金線、金合金線、アルミニウム線等の細線が好適に
用いられており、一部ではあるが銅細線が用いられるこ
ともある。
常、金線、金合金線、アルミニウム線等の細線が好適に
用いられており、一部ではあるが銅細線が用いられるこ
ともある。
【0004】特に、金細線または金合金細線からなるボ
ンディングワイヤは、ボンディングする場合に、該ボン
ディングワイヤの硬度があまり高くなく、またこのボン
ディングワイヤの先端部に形成されるボールが容易に真
球状になるために、半導体素子やこの素子上のチップ電
極を損傷することがなく確実に接続することができ、ま
た、マイグレーションの恐れがなく、耐食性、安定性に
極めて優れているために信頼性が非常に高く、半導体装
置用としてのボンディングワイヤの使用量の大部分を占
めている。
ンディングワイヤは、ボンディングする場合に、該ボン
ディングワイヤの硬度があまり高くなく、またこのボン
ディングワイヤの先端部に形成されるボールが容易に真
球状になるために、半導体素子やこの素子上のチップ電
極を損傷することがなく確実に接続することができ、ま
た、マイグレーションの恐れがなく、耐食性、安定性に
極めて優れているために信頼性が非常に高く、半導体装
置用としてのボンディングワイヤの使用量の大部分を占
めている。
【0005】上記のボンディングワイヤにおいては、先
端部のボール直上のネック部分である熱影響部の強度が
十分でないために、自動ボンダ装置を用いてボンディン
グする際に断線し易く、また、断線しない場合でも樹脂
封止時に断線したりあるいはワイヤー流れによりショー
トを引き起こしたり等の問題があり、金細線または金合
金細線に微量の元素を添加して破断強度、破断伸び、耐
熱性等を向上させたボンディングワイヤが提案され実用
に供されている。
端部のボール直上のネック部分である熱影響部の強度が
十分でないために、自動ボンダ装置を用いてボンディン
グする際に断線し易く、また、断線しない場合でも樹脂
封止時に断線したりあるいはワイヤー流れによりショー
トを引き起こしたり等の問題があり、金細線または金合
金細線に微量の元素を添加して破断強度、破断伸び、耐
熱性等を向上させたボンディングワイヤが提案され実用
に供されている。
【0006】例えば、破断伸びは、ボンディングワイヤ
として用いられる金または金合金細線の場合では、2〜
10%の範囲のものが一般的である。このボンディング
ワイヤにおいては、熱影響部の強度が確保でき、断線等
の不具合も低減することができる。
として用いられる金または金合金細線の場合では、2〜
10%の範囲のものが一般的である。このボンディング
ワイヤにおいては、熱影響部の強度が確保でき、断線等
の不具合も低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ボンディングワイヤであっても、現在の半導体の集積
化、多ピン化、狭ピッチ化の進歩に追随するには不十分
であった。
ボンディングワイヤであっても、現在の半導体の集積
化、多ピン化、狭ピッチ化の進歩に追随するには不十分
であった。
【0008】例えば、従来では100μm程度まで許容
されていたボンディングワイヤの曲がりも最近では50
μm以下に押える様要求されているが、金細線または金
合金細線に微量の元素を添加するだけでは、近年の高速
ボンダに対する追随性が悪く、ボンディングの際にボン
ディングワイヤがたれたり湾曲したり等の不具合が発生
することとなり、ひいては半導体素子やリードフレーム
との接続不良の一因となる。また、ボンディングワイヤ
同士の接触による不具合もあり、半導体装置の歩留まり
を低下させる主要因になっていた。
されていたボンディングワイヤの曲がりも最近では50
μm以下に押える様要求されているが、金細線または金
合金細線に微量の元素を添加するだけでは、近年の高速
ボンダに対する追随性が悪く、ボンディングの際にボン
ディングワイヤがたれたり湾曲したり等の不具合が発生
することとなり、ひいては半導体素子やリードフレーム
との接続不良の一因となる。また、ボンディングワイヤ
同士の接触による不具合もあり、半導体装置の歩留まり
を低下させる主要因になっていた。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、以上の問題点を有効に解決することができる
半導体装置用ボンディングワイヤ及びその製造方法を提
供することにある。
のであり、以上の問題点を有効に解決することができる
半導体装置用ボンディングワイヤ及びその製造方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は次の様な半導体装置用ボンディングワイ
ヤ及びその製造方法を採用した。
に、この発明は次の様な半導体装置用ボンディングワイ
ヤ及びその製造方法を採用した。
【0011】すなわち、請求項1記載の半導体装置用ボ
ンディングワイヤは、金または金合金よりなる細線をス
パークしてボール形成した時の、ネック直上から50μ
m以内の平均結晶粒の大きさが10μm以下であること
に特徴がある。
ンディングワイヤは、金または金合金よりなる細線をス
パークしてボール形成した時の、ネック直上から50μ
m以内の平均結晶粒の大きさが10μm以下であること
に特徴がある。
【0012】また、請求項2記載の半導体装置用ボンデ
ィングワイヤの製造方法は、金細線または金合金細線の
原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍する
半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法において、
前記伸線加工は10℃以下の水浴中にて行うことに特徴
がある。
ィングワイヤの製造方法は、金細線または金合金細線の
原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍する
半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法において、
前記伸線加工は10℃以下の水浴中にて行うことに特徴
がある。
【0013】また、請求項3記載の半導体装置用ボンデ
ィングワイヤは、金または金合金よりなる細線をスパー
クしてボール形成した時の、ネック直上から50μm以
内の平均結晶粒の大きさが10μm以下であり、前記細
線の25℃における破断強度が500kg/cm2以
上、かつ、250℃における破断強度が400kg/c
m2以上であり、前記細線の25℃における破断伸びが
7%以上10%以下であることに特徴がある。
ィングワイヤは、金または金合金よりなる細線をスパー
クしてボール形成した時の、ネック直上から50μm以
内の平均結晶粒の大きさが10μm以下であり、前記細
線の25℃における破断強度が500kg/cm2以
上、かつ、250℃における破断強度が400kg/c
m2以上であり、前記細線の25℃における破断伸びが
7%以上10%以下であることに特徴がある。
【0014】また、請求項4記載の半導体装置用ボンデ
ィングワイヤの製造方法は、金細線または金合金細線の
原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍する
半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法において、
前記伸線加工は10℃以下の水浴中にて行い、前記焼鈍
は連続焼鈍とすることに特徴がある。
ィングワイヤの製造方法は、金細線または金合金細線の
原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍する
半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法において、
前記伸線加工は10℃以下の水浴中にて行い、前記焼鈍
は連続焼鈍とすることに特徴がある。
【0015】
【作用】本発明の発明者らは、前記の課題を解決するた
めに金細線または金合金細線からなるボンディングワイ
ヤの諸特性に関し鋭意研究を重ねた結果、次のような知
見を得た。
めに金細線または金合金細線からなるボンディングワイ
ヤの諸特性に関し鋭意研究を重ねた結果、次のような知
見を得た。
【0016】25μm径のボンディングワイヤを用いた
場合、該ボンディングワイヤの常温(25℃)における
破断強度が500kg/cm2未満(破断加重に換算す
ると10g未満)では、高速ボンダに対する追随性が悪
く、ボンディングワイヤの断線の発生率が高くなる。し
たがって、前記ボンディングワイヤの常温(25℃)に
おける破断強度は500kg/cm2以上(破断加重に
換算すると10g以上)とすることが望ましい。
場合、該ボンディングワイヤの常温(25℃)における
破断強度が500kg/cm2未満(破断加重に換算す
ると10g未満)では、高速ボンダに対する追随性が悪
く、ボンディングワイヤの断線の発生率が高くなる。し
たがって、前記ボンディングワイヤの常温(25℃)に
おける破断強度は500kg/cm2以上(破断加重に
換算すると10g以上)とすることが望ましい。
【0017】また、前記ボンディングワイヤの高温(2
50℃)における破断強度が400kg/cm2未満
(破断加重に換算すると8g未満)では、ボンディング
時に断線しない場合でも樹脂封止時にワイヤー流れを起
こしショートの発生率が高くなる。したがって、前記ボ
ンディングワイヤの高温(250℃)における破断強度
は400kg/cm2以上(破断加重に換算すると8g
以上)とすることが望ましい。
50℃)における破断強度が400kg/cm2未満
(破断加重に換算すると8g未満)では、ボンディング
時に断線しない場合でも樹脂封止時にワイヤー流れを起
こしショートの発生率が高くなる。したがって、前記ボ
ンディングワイヤの高温(250℃)における破断強度
は400kg/cm2以上(破断加重に換算すると8g
以上)とすることが望ましい。
【0018】また、前記ボンディングワイヤの常温(2
5℃)における破断伸びが7%未満では十分に曲がりの
発生を抑制することができず、また、10%を越えると
曲がりやたれの発生率が大幅に増加する。したがって、
前記ボンディングワイヤの常温(25℃)における破断
伸びは7%以上10%以下とすることが望ましい。
5℃)における破断伸びが7%未満では十分に曲がりの
発生を抑制することができず、また、10%を越えると
曲がりやたれの発生率が大幅に増加する。したがって、
前記ボンディングワイヤの常温(25℃)における破断
伸びは7%以上10%以下とすることが望ましい。
【0019】また、前記ボンディングワイヤの結晶粒の
大きさが10μm以上では、該ボンディングワイヤを用
いて高速ボンディングする際に、該ボンディングワイヤ
をスパークすることにより先端部に生じるボールの直上
のネック部分である熱影響部の断線の発生率が高くな
る。したがって、前記ボンディングワイヤの結晶粒の大
きさは10μm以下とすることが望ましい。
大きさが10μm以上では、該ボンディングワイヤを用
いて高速ボンディングする際に、該ボンディングワイヤ
をスパークすることにより先端部に生じるボールの直上
のネック部分である熱影響部の断線の発生率が高くな
る。したがって、前記ボンディングワイヤの結晶粒の大
きさは10μm以下とすることが望ましい。
【0020】本発明の請求項1記載の半導体装置用ボン
ディングワイヤでは、金または金合金よりなる細線をス
パークしてボール形成した時の、ネック直上から50μ
m以内の平均結晶粒の大きさを10μm以下とすること
により、前記細線の熱影響部の断線を防止する。
ディングワイヤでは、金または金合金よりなる細線をス
パークしてボール形成した時の、ネック直上から50μ
m以内の平均結晶粒の大きさを10μm以下とすること
により、前記細線の熱影響部の断線を防止する。
【0021】また、請求項2記載の半導体装置用ボンデ
ィングワイヤの製造方法では、金細線または金合金細線
の原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍す
る半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法におい
て、前記伸線加工を10℃以下の水浴中にて行うことに
より、金または金合金よりなる細線をスパークしてボー
ル形成した時の、ネック直上から50μm以内の平均結
晶粒の大きさを10μm以下に制御する。
ィングワイヤの製造方法では、金細線または金合金細線
の原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍す
る半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法におい
て、前記伸線加工を10℃以下の水浴中にて行うことに
より、金または金合金よりなる細線をスパークしてボー
ル形成した時の、ネック直上から50μm以内の平均結
晶粒の大きさを10μm以下に制御する。
【0022】また、請求項3記載の半導体装置用ボンデ
ィングワイヤでは、金または金合金よりなる細線をスパ
ークしてボール形成した時の、ネック直上から50μm
以内の平均結晶粒の大きさを10μm以下とし、前記細
線の25℃における破断強度を500kg/cm2以
上、かつ、250℃における破断強度を400kg/c
m2以上とすることにより、前記細線の熱影響部の断線
を防止し、前記ボンディングワイヤの断線の発生率を低
下させ、高速ボンダに対する追随性が改善される。ま
た、樹脂封止時にワイヤー流れを起こすこともなくなり
ショートの発生率も低下する。
ィングワイヤでは、金または金合金よりなる細線をスパ
ークしてボール形成した時の、ネック直上から50μm
以内の平均結晶粒の大きさを10μm以下とし、前記細
線の25℃における破断強度を500kg/cm2以
上、かつ、250℃における破断強度を400kg/c
m2以上とすることにより、前記細線の熱影響部の断線
を防止し、前記ボンディングワイヤの断線の発生率を低
下させ、高速ボンダに対する追随性が改善される。ま
た、樹脂封止時にワイヤー流れを起こすこともなくなり
ショートの発生率も低下する。
【0023】また、前記細線の25℃における破断伸び
を7%以上10%以下とすることにより、前記細線にお
ける曲がりやたれの発生率が大幅に低下する。
を7%以上10%以下とすることにより、前記細線にお
ける曲がりやたれの発生率が大幅に低下する。
【0024】また、請求項4記載の半導体装置用ボンデ
ィングワイヤの製造方法では、金細線または金合金細線
の原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍す
る半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法におい
て、前記伸線加工を10℃以下の水浴中にて行うことに
より、金または金合金よりなる細線をスパークしてボー
ル形成した時の、ネック直上から50μm以内の平均結
晶粒の大きさを10μm以下に制御する。
ィングワイヤの製造方法では、金細線または金合金細線
の原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍す
る半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法におい
て、前記伸線加工を10℃以下の水浴中にて行うことに
より、金または金合金よりなる細線をスパークしてボー
ル形成した時の、ネック直上から50μm以内の平均結
晶粒の大きさを10μm以下に制御する。
【0025】また、前記焼鈍を連続焼鈍とすることによ
り、前記細線の25℃における破断伸びを7%以上10
%以下に制御する。
り、前記細線の25℃における破断伸びを7%以上10
%以下に制御する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
【0027】本実施例のボンディングワイヤは、下記の
方法により製造した。
方法により製造した。
【0028】まず、表1に示す組成となるようにボンデ
ィングワイヤの原料を所定量秤量し、これらの原料を溶
解法により溶融したのちに鋳造し、Au合金とした。
ィングワイヤの原料を所定量秤量し、これらの原料を溶
解法により溶融したのちに鋳造し、Au合金とした。
【0029】
【表1】
【0030】次に、これらのAu合金を圧延し、その後
10℃以下の水浴中において所定の線径(ここでは25
μm)に伸線加工した。ここでは、線径30μmの金合
金細線を線径25μmまで伸線加工する際の減面率を2
%以下とした。
10℃以下の水浴中において所定の線径(ここでは25
μm)に伸線加工した。ここでは、線径30μmの金合
金細線を線径25μmまで伸線加工する際の減面率を2
%以下とした。
【0031】その後、所定の雰囲気中(ここでは不活性
雰囲気中)において所定の温度(ここでは600℃)で
連続焼鈍して破断伸びが7〜10%の金合金細線とし
た。最後に、この焼鈍された金合金細線をボンディング
スプ−ルに巻取り、ボンディングワイヤとした。
雰囲気中)において所定の温度(ここでは600℃)で
連続焼鈍して破断伸びが7〜10%の金合金細線とし
た。最後に、この焼鈍された金合金細線をボンディング
スプ−ルに巻取り、ボンディングワイヤとした。
【0032】表2は、上記実施例のボンディングワイヤ
の特性(実施例)と、従来のボンディングワイヤの特性
(比較例)とを、比較したものである。
の特性(実施例)と、従来のボンディングワイヤの特性
(比較例)とを、比較したものである。
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかな様に、この発明のボンデ
ィングワイヤでは、50μm以上の曲がりの発生が全く
なく、また、ボンディング時のワイヤの断線や樹脂封止
後のショートの発生もなく、比較例と比べて特性が大幅
に改善されていることが明白である。
ィングワイヤでは、50μm以上の曲がりの発生が全く
なく、また、ボンディング時のワイヤの断線や樹脂封止
後のショートの発生もなく、比較例と比べて特性が大幅
に改善されていることが明白である。
【0035】以上説明した様に、上記実施例のボンディ
ングワイヤによれば、25℃における破断強度が500
kg/cm2以上(破断加重に換算すると10g以
上)、かつ、250℃における破断強度が400kg/
cm2以上(破断加重に換算すると8g以上)であるこ
ととしたので、前記ボンディングワイヤの断線を無くす
ことができ、高速ボンダに対する追随性が改善される。
また、樹脂封止時にワイヤー流れを起こすこともなくな
り、ショート等の発生も無くなる。
ングワイヤによれば、25℃における破断強度が500
kg/cm2以上(破断加重に換算すると10g以
上)、かつ、250℃における破断強度が400kg/
cm2以上(破断加重に換算すると8g以上)であるこ
ととしたので、前記ボンディングワイヤの断線を無くす
ことができ、高速ボンダに対する追随性が改善される。
また、樹脂封止時にワイヤー流れを起こすこともなくな
り、ショート等の発生も無くなる。
【0036】また、前記ボンディングワイヤの25℃に
おける破断伸びが7%以上10%以下であることとした
ので、前記ボンディングワイヤにおける曲がりやたれの
発生率を大幅に低下させることができる。
おける破断伸びが7%以上10%以下であることとした
ので、前記ボンディングワイヤにおける曲がりやたれの
発生率を大幅に低下させることができる。
【0037】また、前記ボンディングワイヤの結晶粒の
大きさが10μm以下であることとしたので、前記ボン
ディングワイヤの熱影響部の断線を防止することができ
る。
大きさが10μm以下であることとしたので、前記ボン
ディングワイヤの熱影響部の断線を防止することができ
る。
【0038】以上により、断線やショート等の不具合が
なく、また高速ボンダに対する追随性が改善され、ボン
ディング時に曲がりやたれ等の不具合が生じない等の特
徴を有するボンディングワイヤを提供することが可能に
なる。
なく、また高速ボンダに対する追随性が改善され、ボン
ディング時に曲がりやたれ等の不具合が生じない等の特
徴を有するボンディングワイヤを提供することが可能に
なる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の半導体装置用ボンディングワイヤによれば、金ま
たは金合金よりなる細線をスパークしてボール形成した
時の、ネック直上から50μm以内の平均結晶粒の大き
さが10μm以下としたので、前記細線の熱影響部の断
線を防止することができる。
記載の半導体装置用ボンディングワイヤによれば、金ま
たは金合金よりなる細線をスパークしてボール形成した
時の、ネック直上から50μm以内の平均結晶粒の大き
さが10μm以下としたので、前記細線の熱影響部の断
線を防止することができる。
【0040】また、請求項2記載の半導体装置用ボンデ
ィングワイヤの製造方法によれば、金細線または金合金
細線の原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼
鈍する半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法にお
いて、前記伸線加工は10℃以下の水浴中にて行うこと
としたので、前記細線をスパークしてボール形成した時
の、ネック直上から50μm以内の平均結晶粒の大きさ
を10μm以下に制御することができる。
ィングワイヤの製造方法によれば、金細線または金合金
細線の原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼
鈍する半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法にお
いて、前記伸線加工は10℃以下の水浴中にて行うこと
としたので、前記細線をスパークしてボール形成した時
の、ネック直上から50μm以内の平均結晶粒の大きさ
を10μm以下に制御することができる。
【0041】また、請求項3記載の半導体装置用ボンデ
ィングワイヤによれば、金または金合金よりなる細線を
スパークしてボール形成した時の、ネック直上から50
μm以内の平均結晶粒の大きさが10μm以下であり、
前記細線の25℃における破断強度が500kg/cm
2以上、かつ、250℃における破断強度が400kg
/cm2以上としたので、前記細線の熱影響部の断線を
防止することができ、前記ボンディングワイヤの断線の
発生率を低下させることができ、高速ボンダに対する追
随性を改善することができる。また、樹脂封止時にワイ
ヤー流れを起こすことがなくなりショートの発生率も低
下させることができる。
ィングワイヤによれば、金または金合金よりなる細線を
スパークしてボール形成した時の、ネック直上から50
μm以内の平均結晶粒の大きさが10μm以下であり、
前記細線の25℃における破断強度が500kg/cm
2以上、かつ、250℃における破断強度が400kg
/cm2以上としたので、前記細線の熱影響部の断線を
防止することができ、前記ボンディングワイヤの断線の
発生率を低下させることができ、高速ボンダに対する追
随性を改善することができる。また、樹脂封止時にワイ
ヤー流れを起こすことがなくなりショートの発生率も低
下させることができる。
【0042】また、前記細線の25℃における破断伸び
を7%以上10%以下としたので、前記細線における曲
がりやたれの発生率を大幅に低下させることができる。
を7%以上10%以下としたので、前記細線における曲
がりやたれの発生率を大幅に低下させることができる。
【0043】また、請求項4記載の半導体装置用ボンデ
ィングワイヤの製造方法によれば、金細線または金合金
細線の原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼
鈍する半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法にお
いて、前記伸線加工は10℃以下の水浴中にて行うこと
としたので、前記細線をスパークしてボール形成した時
の、ネック直上から50μm以内の平均結晶粒の大きさ
を10μm以下に制御することができる。また、前記焼
鈍は連続焼鈍とすることとしたので、前記細線の25℃
における破断伸びを7%以上10%以下に制御すること
ができる。
ィングワイヤの製造方法によれば、金細線または金合金
細線の原料を溶融・鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼
鈍する半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法にお
いて、前記伸線加工は10℃以下の水浴中にて行うこと
としたので、前記細線をスパークしてボール形成した時
の、ネック直上から50μm以内の平均結晶粒の大きさ
を10μm以下に制御することができる。また、前記焼
鈍は連続焼鈍とすることとしたので、前記細線の25℃
における破断伸びを7%以上10%以下に制御すること
ができる。
【0044】以上により、断線やショート等の不具合が
なく、また高速ボンダに対する追随性が改善され、ボン
ディング時に曲がりやたれ等の不具合が生じない等の特
徴を有する半導体装置用ボンディングワイヤ及びその製
造方法を提供することが可能になる。
なく、また高速ボンダに対する追随性が改善され、ボン
ディング時に曲がりやたれ等の不具合が生じない等の特
徴を有する半導体装置用ボンディングワイヤ及びその製
造方法を提供することが可能になる。
Claims (4)
- 【請求項1】 金または金合金よりなる細線をスパーク
してボール形成した時の、ネック直上から50μm以内
の平均結晶粒の大きさが10μm以下であることを特徴
とする半導体装置用ボンディングワイヤ。 - 【請求項2】 金細線または金合金細線の原料を溶融・
鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍する半導体装置用
ボンディングワイヤの製造方法において、前記伸線加工
は10℃以下の水浴中にて行うことを特徴とする半導体
装置用ボンディングワイヤの製造方法。 - 【請求項3】 金または金合金よりなる細線をスパーク
してボール形成した時の、ネック直上から50μm以内
の平均結晶粒の大きさが10μm以下であり、前記細線
の25℃における破断強度が500kg/cm2以上、
かつ、250℃における破断強度が400kg/cm2
以上であり、前記細線の25℃における破断伸びが7%
以上10%以下であることを特徴とする半導体装置用ボ
ンディングワイヤ。 - 【請求項4】 金細線または金合金細線の原料を溶融・
鋳造し、その後圧延、伸線加工、焼鈍する半導体装置用
ボンディングワイヤの製造方法において、前記伸線加工
は10℃以下の水浴中にて行い、前記焼鈍は連続焼鈍と
することを特徴とする半導体装置用ボンディングワイヤ
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3179986A JP2830520B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3179986A JP2830520B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0582576A true JPH0582576A (ja) | 1993-04-02 |
| JP2830520B2 JP2830520B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=16075461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3179986A Expired - Fee Related JP2830520B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 半導体装置用ボンディングワイヤの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2830520B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005268771A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-29 | Nippon Steel Corp | 半導体装置用金ボンディングワイヤ及びその接続方法 |
| US7456091B2 (en) | 2005-05-20 | 2008-11-25 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
| CN115398623A (zh) * | 2020-04-02 | 2022-11-25 | 三菱电机株式会社 | 用于增加功率模块的可靠性的装置和方法 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP3179986A patent/JP2830520B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005268771A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-29 | Nippon Steel Corp | 半導体装置用金ボンディングワイヤ及びその接続方法 |
| US7456091B2 (en) | 2005-05-20 | 2008-11-25 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
| US7659635B2 (en) | 2005-05-20 | 2010-02-09 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
| CN115398623A (zh) * | 2020-04-02 | 2022-11-25 | 三菱电机株式会社 | 用于增加功率模块的可靠性的装置和方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2830520B2 (ja) | 1998-12-02 |
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