JPH0583066B2 - - Google Patents

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JPH0583066B2
JPH0583066B2 JP63084807A JP8480788A JPH0583066B2 JP H0583066 B2 JPH0583066 B2 JP H0583066B2 JP 63084807 A JP63084807 A JP 63084807A JP 8480788 A JP8480788 A JP 8480788A JP H0583066 B2 JPH0583066 B2 JP H0583066B2
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tube
branch
cylindrical rods
electrode
tubes
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JP63084807A
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Takao Ishido
Masaaki Umemoto
Yuzuru Ishii
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HIRAKAWA HYUUTETSUKU KK
ISHII BINIIRU KOGYO KK
Original Assignee
HIRAKAWA HYUUTETSUKU KK
ISHII BINIIRU KOGYO KK
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Publication date
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分岐カバー、その製造方法およびその
製造装置に関し、特に、2〜3心平形ケーブル等
の宅内配線用ケーブルを照明用装置もしくはコン
セント用の接続端子に接続するケーブル分岐接続
部を電気的、機械的、化学的に保護することによ
り安全性、信頼性を向上させた分岐カバーに関
し、更に、形状および寸法が安定した分岐カバー
を煩雑な作業を要することなく容易に製造するこ
とができる分岐カバーの製造方法およびその製造
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の宅内配線に使用されるケーブルとしては
平形2〜3心の600Vビニール絶縁ビニールシー
スケーブルが適用されている。このケーブルを照
明用ソケツト、壁用コンセント等へ接続する場合
はケーブルのビニールシースを所定長だけ剥離し
てビニール絶縁線心を露出させ、更にビニール絶
縁線心のビニール絶縁体を所定長だけ剥離して露
出させた導体を各接続部に接続していた。露出し
た接続部およびビニール絶縁線心上には何らの被
覆体が設けられておらず、最近では火災防止、老
化防止等の安全面から電気、機械、化学的な保護
をするために接続部およびビニール絶縁線心上に
被覆体を設ける提案がされている。
この提案として、第6図a,bに示されるもの
がある。図aは露出したビニール絶縁線心22の
外周に線心径と適合する内径を有し、厚さ0.4〜
0.8mmのビニール絶縁チユーブ50をそれぞれ被
嵌し、ビニール絶縁チユーブ50とビニールシー
ス21を絶縁用接着テープを数回巻回して固定す
るものである。また、bは大径チユーブ60に2
本の単体チユーブ64を挿入し、単体チユーブ6
4の挿入外周部に接着材を塗布して大径チユーブ
60と単体チユーブ64を一体化したものであ
り、大径チユーブ60の開放端側から第6図aに
示したケーブル20を挿入して単体チユーブ64
内にケーブル線心22を、大径チユーブ60内に
ケーブルシース21を挿入し、必要に応じて大径
チユーブ60上に絶縁用接着テープを数回巻回し
て固定するものである。これらの方法によると、
露出した接続部およびビニール絶縁線心22上に
ビニール絶縁チユーブ等の被覆体を被嵌している
ため、電気、機械、化学的に保護することがで
き、火災やケーブルの老化を防止することができ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の分岐接続部の被覆カバーによる
と、以下の不都合を有する。
(1) 第6図aの分岐カバーによると、単心のビニ
ール絶縁チユーブ50をそれぞれの線心22に
被嵌して線心22の露出基部を把持し、絶縁用
接着テープをビニール絶縁チユーブ50および
ビニールシース21上に数回巻回してチユーブ
50を固定するため、ビニール絶縁チユーブ5
0の被嵌作業が煩わしく、チユーブ50と線心
22の被嵌のズレを防止するための把持、絶縁
用接着テープの巻回等が面倒である。また、巻
回したテープが劣化すると、安全性が低下す
る。
(2) 第6図bの分岐カバーによると、大径チユー
ブ60からケーブル20を挿入する際、大径チ
ユーブ60に挿入された単体チユーブ64に線
心22が引つ掛かり挿入が容易でない。また、
大径チユーブ60と単体チユーブ64を接着材
によつて固定しているため、大径チユーブ60
および単体チユーブ64の内外に汚れが発生す
る。更に、大径チユーブ60と単体チユーブ6
4の隣接部間に隙間が発生し、その隙間を押し
潰して接着する等の作業が煩わしい。
従つて、本発明の目的はケーブル分岐接続部の
シースおよびケーブル線心に容易に被嵌すること
ができ、かつ、ケーブル線心およびケーブル接続
部の保護が安全であり、信頼性を向上した分岐カ
バーを提供することである。
本発明の他の目的は固定のためのテープの巻回
や接着剤の塗布作業等の煩わしい作業を省略する
ことができる分岐カバーを提供することである。
本発明の他の目的は形状および寸法が安定した
分岐カバーを煩雑な作業を要することなく容易に
製造することができる分岐カバーの製造方法およ
び装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は以上述べた目的を実現するため、熱可
塑性プラスチツク等より成るチユーブの一端部を
原形部とし、その原形部から他端部にかけてチユ
ーブの所要部を溶着して複数の分岐チユーブが形
成された分岐カバーを提供するものである。
即ち、本発明の分岐カバーは以下の手段を備え
ている。
(1) チユーブ原形部 熱可塑性プラスチツク等のチユーブの一端部を
所定の長さに切断し、溶着、成形等が施されてい
ない未加工の部分である。チユーブ原形部はケー
ブルのシースが被嵌されるところであり、その内
径はケーブルの外径と略等しくなつている。この
ためケーブルとチユーブ原形部のずれを防ぐこと
が容易にできる。
(2) 分岐チユーブ 前述したチユーブ原形部から他端にかけて溶着
部を介して成形されるチユーブであり、ケーブル
線心およびその接続部に被嵌されるところであ
る。この分岐チユーブの内径は前述したチユーブ
原形部の内径の略1/2であり、かつ挿入されるケ
ーブル線心の外径と等しくなつており、挿入され
たケーブルのずれを防ぐことができる。また、分
岐チユーブを溶着部で分離すると、分岐チユーブ
を所定の方向に移動させることが可能になり、挿
入されたケーブル線心および分岐接続部を所定の
接続端子等に接続するときの作業性を向上させる
ことができる。
また、以上の分岐チユーブの製造方法は、熱可
塑性プラスチツク等より成るチユーブを所定の長
さに切断する工程と、 下側治具上に所定の間隔を有して平行配置され
た複数の円筒棒の外周に前記所定の長さに切断さ
れた前記チユーブを前記円筒棒が固定された固定
板に当接するまで被嵌する工程と、 前記複数の円筒棒が配置された前記下側治具に
降下する上側治具を嵌合させ、前記複数の円筒棒
の外周に被嵌した前記チユーブを前記複数の円筒
棒の形状に沿うよに保持するとともに前記上側治
具および前記下側治具に設けられた電極によつて
前記複数の円筒棒の外周に被嵌した前記チユーブ
を前記円筒棒の隣接部間において挟持する工程
と、 前記チユーブの一部を挟持した前記電極に高周
波電圧を印加し、前記チユーブの一部を溶着して
分岐チユーブを成形する工程と、 前記成形された複数の分岐チユーブを有する前
記チユーブを前記円筒棒から抜き取る工程とを有
する。また、必要に応じて一方に突出部を有した
電極、もう一方に比誘電率の小さい絶縁材を有し
た電極を設け、これによつて前記複数の円筒棒の
外周に被嵌された前記チユーブの一部を挟持して
高周波電圧を印加することにより前記分岐チユー
ブの溶着部を所定長だけ分離した細径単体チユー
ブを成形することができる。
また、本発明の分岐チユーブの製造装置は以下
の手段を備えている。
(1) 固定手段 下側治具上に所定の間隔を持つて平列配置され
た複数の円筒棒であり、この複数の円筒棒の外周
にチユーブを被嵌して固定する。この棒は後ほど
成形される分岐チユーブの型となるものであり、
分岐チユーブはこの円筒棒の形状に沿つて成形さ
れる。円筒棒を増設すると、それに応じて分岐チ
ユーブの本数も増加する。
(2) 挟持手段 前述した複数の円筒棒の外周に被嵌されたチユ
ーブの一部を長手方向に挟持するものである。こ
れは、例えば、降下する上側治具と固定された下
側治具によつて構成され、上側治具が下側治具に
向けて降下すると、上側治具おび下側治具に設け
られたチユーブ保持体によつて下側治具上に配置
された複数の円筒棒の外周に被嵌されたチユーブ
を円筒棒の形状に沿うように保持すると共に上側
および下側治具の複数のチユーブ保持体の間に位
置する突出した電極によつて複数の円筒棒の隣接
部間においてチユーブの一部を長手方向に挟持す
る。
(3) 溶着手段 上側治具および下側治具に設けられた電極に高
周波電圧を印加するものである。この電極には高
周波電源が接続されており、両電極によつて長手
方向に挟持されたチユーブの一部分に、例えば、
周波数40MHzの電圧を0.1〜0.3秒印加すると、そ
の挟持部は発熱して溶着する。
(4) 分離手段 溶着部を介して分岐された分岐チユーブを所定
の長さだけ溶着部を分離して細径単体チユーブを
成形するものである。これは上側治具の電極の一
部に突出部、また、下側治具の電極に比誘電率の
小さい絶縁材を設ける。電極によつて円筒棒の外
周に被嵌したチユーブの一部を挟持し、その挟持
部に高周波電圧を印加すると、突出部と絶縁材に
よつて当接された部分において細径単体チユーブ
が成形される。即ち、絶縁材の下方には電極が位
置しており、絶縁材を避けるようにして突出部と
その電極の間に高周波電界が生じる。このとき、
その電界は絶縁材両脇のチユーブに集中し、チユ
ーブを溶融する。突出部には押圧力がかかつてい
るため、押圧力によつて切断されながらチユーブ
保持体に沿つて円形に成形される。
〔作用〕
下側治具上の複数の円筒棒の外周にチユーブを
被嵌し、上側治具を下側治具に向けて降下させる
と、チユーブ保持体がチユーブを複数の円筒棒に
沿うように保持すると共に上下の電極によつて円
筒棒の隣接部間においてチユーブの一部を長手方
向に挟持する。両電極に高周波電圧を印加する
と、チユーブの挟持された部分が発熱して溶着
し、分岐カバーが製造される。チユーブ保持体に
よつて保持しながら成形するため、分岐カバーの
形状、寸法は安定しており、高周波電圧によつて
溶着するため作業も容易であり、作業時間も短縮
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の分岐カバー、その製造方法およ
びその製造装置を詳細に説明する。
第1図a,b,cは本発明の一実施例を示し、
図aは一端部にチユーブ原形部11を所定の長さ
だけ有し、他端部に溶着部12を介してチユーブ
原形部11の内径の略1/2の内孔13を有する分
岐部14が形成されている。このチユーブは熱可
塑性プラスチツクの中から、例えば、塩化ビニー
ル樹脂を選択し、電線・ケーブルの外被または絶
縁体に適用されるクラスの材料を用い、肉厚は
0.4mm〜1.0mm前後で成形されている。また、図b
は溶着部12を所定の長さだけ分離したものであ
り、例えば、照明装置用の接続部、壁用コンセン
トの接続部において端子間が離れている場合で
も、ケーブル線心の接続が容易である。即ち、分
岐部14の先端は細径単体チユーブ14aになつ
ている。また図cは図a,bに示した分岐カバー
10内に収められる2心平形ケーブルを示すもの
である。第1図aの分岐カバー10に平形ケーブ
ル20を収納する場合は、分岐カバー10をチユ
ーブ原形部11の外径16φ、チユーブ原形部11
の内径14φ、チユーブの長さ300mm、チユーブ原
形部11の長さ50mm、溶着部12の長さ250mm、
溶着部12の厚さ0.6〜0.8mm、溶着巾1.0mm前後に
成形し、ケーブル20の外被21を所定長剥離し
て露出した線心22の先端をチユーブ原形部11
から挿入することにより、分岐チユーブ14内に
線心22を、チユーブ原形部11にケーブルシー
ス21を挿入する。このとき、挿入後に線心導体
に接続端子(図示せず)が接続されるため分岐チ
ユーブが接続端子側に抜けず、溶着部12が分岐
チユーブのケーブルシース21側への移動を防
ぐ。一方、挿入前にシース21に接着材を塗布す
ることによつてチユーブ原形部11とケーブルシ
ース21と接着し、必要に応じて絶縁用接着テー
プを数回、巻回しても良い。
第2図a,bは3心平形ケーブル20の例を示
し、分岐カバー10はケーブル20の線心数に応
じて3本の細径単体チユーブ14aを有してい
る。この場合も第1図a,b,cで前述したよう
に各ケーブル線心22を各細径単体チユーブ14
aに挿入する。
以上の分岐カバー10は、一端にチユーブ原形
部11を有し、他端に溶着部12を分離した細径
単体チユーブ14aが形成されているため、ケー
ブルの挿入が容易であり、また、チユーブ原形部
11の内径とケーブルシース21の外径が等し
く、かつ、細径単体チユーブ14aの内孔13と
ケーブル線心22の外径と等しくなつているた
め、ケーブル20と分岐カバー10が所定の寸法
で挿入嵌合され、ケーブルとのズレがなくなる。
また、構成部品の少ないので工事もし易い。
第3図a,bは第1図aに示した分岐カバー1
0の製造装置を示し、100は押圧され降下する
治具を示すものであり、1.0〜2.0mmの真鍮からな
る電極101と、電極101の両側に取り付けら
れたチユーブ保持体102を有する。チユーブ保
持体102の先端は半円状の凹部が形成され、電
気絶縁体、例えば、フエノール樹脂等の成形板に
より形成される。電極101はチユーブ保持体1
02の凹部103の突出部103aより0.3〜1.0
mm程度突出している。チユーブ保持体102は電
極101の両側に取り付ける際、第3図bに示す
ように、弾性機構を設ける。この弾性機構は電極
101へ固定する固定体104と保持体105を
分離してその間にコイル状スプリング106を介
在している。このため、このコイル状スプリング
106により保持体105に弾性力を発生させて
いる。この降下治具は高周波ウイルダーの一方の
電極(上部電極)に固定されている。また、他方
の治具200は真鍮等からなる平板201上に厚
さ1.0〜2.0mmの真鍮等からなる電極202を平板
201上に垂直に立て、その両側にチユーブ保持
体203が設けられている。チユーブ保持体20
3は前述した降下治具100のチユーブ保持体1
02と同形状、同材質からなる。チユーブ保持体
203の両側には後述する分岐チユーブ溶着成形
時に分岐チユーブ10がチユーブ保持体203の
凹部からはみ出さないようにするための案内部2
04が設けられ、電極202を挟持したチユーブ
保持体203の凹部上には2本の円筒棒205が
設けられている。この円筒棒205は前述したチ
ユーブ保持体102の凹部103とチユーブ保持
体203の凹部とによつて構成される真円の中心
に円筒棒205の中心が来るように配置し、チユ
ーブ保持体203の一端は開放され、他端は平板
201に垂直に固定した固定板206に固定され
ている。また、平行配置された円筒棒205の外
周寸法はチユーブ50の内周寸法と同一になつて
いる。尚、チユーブ50の被嵌、溶着成形後の抜
き取りを容易にするため、円筒棒205の外周に
はフツ素系樹脂の被膜を設けても良い。更に、分
岐部14を複数にしたい場合、例えば、3本に分
岐する場合、円筒棒を3本にしてそこにチユーブ
を被嵌し、チユーブ保持体、電極もそれに応じた
数だけ設ければ良い。
第4図a,bは第1図bに示した分岐カバーを
溶着成形する際に使用される治具100,200
を示し、分岐カバー10の分岐部10の溶着部1
2を所定長、溶着しながら分離して細径単体チユ
ーブを形成するためのものである。治具100の
電極101はその一部に0.2〜0.5mmだけ突出した
厚さ0.2〜0.5mmの突出部110を有しており、そ
の長さ寸法は細径単体チユーブ14aの長さに適
合させる。また、治具200の電極202の一部
には治具100の電極101の突出部110と適
合する位置に絶縁材210が設けられており、絶
縁材210は電極202の高さより僅かに高くな
つている。また、絶縁材210の下方にある電極
202はチユーブ保持体203の凹部側面に露出
している。この絶縁材210は高周波ウイルダー
による高周波電圧の印加で発熱しない樹脂、即
ち、比誘電率(ε)および誘電正接(tanδ)が小
さい値を示すもの、例えば、フツ素系樹脂が用い
られる。また、チユーブを3本以上に分岐する場
合は、治具100,200の突出部110および
絶縁材210も2組以上準備し、溶着部の分離し
たい部分に設ければ良い。尚、bの治具100も
第3図bで前述した弾性機構を有しおり、また、
円筒棒205も設けられているが図示省略してあ
る。
以下、分岐カバーの製造方法を説明する。
(1) 溶着部12が分離していない分岐カバー10
の製造方法 熱可塑性プラスチツクである塩化ビニール樹脂
等で内径14φ、外径16φに押出成形されたチユー
ブを所定の長さに切断し、切断したチユーブ50
を第3図a,bに示す製造装置の治具200の円
筒棒205の開放側から被嵌し、円筒棒205を
固定している固定板206に一端が当接するまで
押し込む。この被嵌によりチユーブ50は治具2
00上に配置される。このとき、チユーブ原形部
11に相当する部分は円筒棒205より外れて配
置される。治具200にチユーブ50が配置され
ると、治具200上に設けられた治具100を治
具200に向けて降下させる。治具100の降下
により電極101は電極202上に、チユーブ保
持体102は円筒棒205に沿つてチユーブ保持
体203上に位置することになり、円筒棒205
に被嵌されたチユーブ50は円筒棒205に沿い
ながら電極101と電極202間で一部が挟持さ
れ、チユーブ50の一部が内周面で圧接するする
ことになる。この後、高周波ウイルダーの高周波
電源を入れ、両電極101,202間に周波数
40MHz、出力2.0KWで高周波電圧を印加する。
高周波電圧は0.1〜0.3秒印加され、両電極10
1,202に挟持されたチユーブを発熱させる。
両電極101,202には押圧力2.0〜4.0Kg/cm2
の圧力が挟持部にかけられ、挟持部は溶着成形さ
れる。このとき、治具100のチユーブ保持体1
02には弾性機構を有した保持体105が設けら
れているため、チユーブ外径および厚さにバラツ
キがある場合でもそれを吸収することができる。
溶着成形が終了すると、治具100を固定した高
周波ウイルダーの上部電極を上昇させ、円筒棒2
05から製造された分岐カバー10を抜き取り、
分岐カバーの製造が終了する。
次に、第5図を用いて高周波ウイルダーによる
溶着の原理を説明する。
誘電体(絶縁体)44を2枚の平板電極41,
42の間に位置させ、高周波電源40から高周波
電圧Vを加えると、誘電体44中の分子43は両
端に正、負ともに当量の電荷を持つた双極子を形
成する。双極子は秩序を有しない配列をしている
が、両電極41,42に電圧が加えられると、双
極子の持つ正、負の電荷は異符号の電極との間に
引力を生じてその方向に回転を始める。その結
果、各双極子は電界の方向に整列することにな
る。高周波電圧は周期的に極性が変化するので電
極の電圧極性が反転すると、それにつれて双極子
の向きも反転する。このようにして、誘電体44
の各分子43は電極の周波数(例えば、40MHz)
に従つて反転を繰り返すとき、互いに衝突、摩擦
しあつて発熱する。従つて、電極41,42の間
で2枚の誘電体44を挟持すると2枚の誘電体4
4は融着する。
また、前述した製造方法の生産性を向上するた
めに以下の方法が挙げられる。
治具100,200を前述した装置の2倍と
し、それに配置されるチユーブも前述したチユー
ブの2倍長のチユーブを使用する。そして、治具
100の電極101の両端を治具200の電極2
02より短くすることにより治具100が降下し
て治具200上に位置した場合、電極101は電
極202の一部にのみ位置することになり、円筒
棒205に挿入されたチユーブの両端部にチユー
ブ原形部が製造されることになる。このため、両
端部にチユーブ原形部を有する分岐カバーを中間
部で切断すれば1度に2本の分岐カバーを製造す
ることができる。
(2) 溶着部12が所定長だけ分離されている分岐
カバー10の製造方法 熱可塑性プラスチツクである塩化ビニール樹脂
等で内径14φ、外径16φに押出成形されたチユー
ブを所定の長さに切断し、切断したチユーブ50
を第4図a,bに示す治具100および治具20
0を利用した製造装置の円筒棒205(図示せ
ず)へ開放側から被嵌し、固定板206に一端が
当接するまで押し込む。この被嵌によりチユーブ
50の溶着、成形部は治具200上に配置され、
チユーブ原形部11に相当する部分は円筒棒20
5より外れて配置される。治具200にチユーブ
50が配置されると、治具200上に位置する治
具100に押圧力をかけ治具100を治具200
に向けて降下させる。治具100の降下により電
極101は電極202上に、チユーブ保持体10
2は円筒棒205に沿つてチユーブ保持体203
上に、また、電極101の突出部110は電極2
02の絶縁材210上に位置することになり、円
筒棒205に被嵌したチユーブ50は円筒棒20
5に沿いながら電極101と電極202に、ま
た、突出部110と絶縁材210によつてチユー
ブの一部が挟持され、チユーブの内周面が圧接す
ることになる。この後、高周波ウイルダーの高周
波電源を入れ、両電極101,202間に周波数
40MHz、出力2.0Kwで高周波電圧を印加する。高
周波電圧は0.1〜0.3秒印加され、両電極101,
202に挟持されたチユーブを発熱させる。両電
極101,202によつて押圧力2.0〜4.0Kg/cm2
の圧力が挟持部にかけられ、挟持部は溶着成形さ
れる。また、突出部110と絶縁材210によつ
て挟持される部分は突出部110と絶縁材210
によつて分離され、分離された部分の隣接部が溶
着成形されることによつて細径単体チユーブ14
aが成形される。溶着成形が終了すると、治具1
00を固定した高周波ウイルダーの上部電極を上
昇させ、円筒棒205から製造された分岐カバー
10を抜き取ると、第1図bに示すような溶着部
12が所定長だけ分離された分岐カバー10の製
造が終了する。
尚、以上説明した分岐カバーの製造方法では
分岐部14が2本の場合を説明したが、3本の場
合も同様に製造することができる。また、上側治
具を固定し、下側治具を上昇させるようにしても
良い。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明の分岐カバー、その
製造方法およびその製造装置によると、熱可塑性
プラスチツク等より成るチユーブの一端部を原形
部とし、その原形部から他端部にかけてチユーブ
の所要部を溶着して複数の分岐チユーブを形成す
るため、ケーブル分岐接続部およびケーブル線心
を容易に挿入することができ、ケーブル線心およ
びケーブル接続部の保護が完全になり、信頼性を
向上することができる。また、固定のためのテー
プの巻回や接着剤の塗布等の煩わしい作業を省略
することができる。更に、分岐カバーの形状、寸
法が安定しているため、品質を向上することがで
きる。
また、以上説明した分岐カバーの製造方法によ
ると、以下の効果を有する。
(1) 分岐チユーブの溶着、成形を高周波ウイルダ
ーで行うため、作業が簡便である。
(2) 円筒棒に挿入されたチユーブをチユーブ保持
体で保持しながら溶着、成形するため、分岐カ
バーの形状、寸法が安定する。
また、以上説明した分岐カバーの製造装置によ
ると、以下の効果を有する。
(1) 複数の円筒棒の隣接部に電極を位置させ、電
極の両側にチユーブ保持体を設けたため、分岐
チユーブの溶着、成形は複数の円筒棒およびチ
ユーブ保持体の形状寸法に依存する。このた
め、分岐カバーの形状、寸法が安定する。
(2) 押圧されて降下する上部治具のチユーブ保持
体に弾性機構が設けられているため、チユーブ
外径、肉厚等のばらつきを吸収することがで
き、分岐カバーの溶着、成形が安定する。
(3) 突出部、絶縁材が一部に設けられた一対の電
極によつて溶着、溶着部の分離を同時に行える
ため、作業が容易であり、分岐カバーの形状、
寸法が安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは本発明の一実施例を示す説
明図、第2図a,bは分岐チユーブが3本の場合
を示す説明図、第3図a,bは本発明の分岐カバ
ーの製造装置を示す説明図、第4図a,bは溶着
部が所定長だけ分離されている分岐カバーを製造
する際に使用する治具を示す説明図、第5図は高
周波ウイルダーの溶着の原理を示す説明図、第6
図a,bは従来の分岐カバーを示す説明図。 符号の説明、10……分岐カバー、11……チ
ユーブ原形部、12……溶着部、13……内孔、
14……分岐部、14a……細径単体チユーブ、
20……平形ケーブル、21……シース、22…
…線心、23……導体、40……高周波電源、4
1,42……電極、43……分子、44……誘電
体、50……ビニール絶縁チユーブ、60……大
径チユーブ、64……単体チユーブ、70……チ
ユーブ、100……治具、101……電極、10
2……チユーブ保持体、103……凹部、104
……固定体、105……保持体、106……コイ
ル状スプリング、110……突出部、200……
治具、201……平板、202……電極、203
……チユーブ保持体、204……案内部、205
……円筒棒、206……固定板、210……絶縁
材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 宅内配線用ケーブルを照明用装置、壁用コン
    セント等へ接続するケーブル分岐接続部を被覆す
    る分岐カバーにおいて、 熱可塑性プラスチツク等より成るチユーブの一
    端部を原形部とし、その原形部から他端部にかけ
    て前記チユーブの所要部を溶着して複数の分岐チ
    ユーブを形成し、 前記チユーブの原形部から前記宅内配線用ケー
    ブルを挿入して複数のケーブル線心を前記複数の
    分岐チユーブによつて被嵌し、かつ、前記宅内配
    線用ケーブルのケーブルシースを前記チユーブの
    原形部によつて被嵌することを特徴とする分岐カ
    バー。 2 宅内配線用ケーブルを照明用装置、壁用コン
    セント等へ接続するケーブル分岐接続部を被覆す
    る分岐カバーにおいて、 熱可塑性プラスチツク等より成るチユーブの一
    端部を原形部とし、その原形部から他端部にかけ
    て前記チユーブの所要部を溶着して複数の分岐チ
    ユーブを形成し、 前記分岐チユーブの先端部を所定の長さだけ分
    離して複数の細径単体チユーブを形成し、 前記チユーブの原形部から前記宅内配線用ケー
    ブルを挿入して複数のケーブル線心を前記複数の
    細径単体チユーブによつて被嵌し、かつ、前記宅
    内配線用ケーブルのケーブルシースを前記チユー
    ブの原形部によつて被嵌することを特徴とする分
    岐カバー。 3 熱可塑性プラスチツク等より成るチユーブを
    所定の長さに切断する工程と、 下側治具上に所定の間隔を有して平行配置され
    た複数の円筒棒の外周に前記所定の長さに切断さ
    れた前記チユーブを前記円筒棒が固定された固定
    板に当接するまで被嵌する工程と、 前記複数の円筒棒が配置された前記下側治具に
    上側治具を嵌合させ、前記複数の円筒棒の外周に
    被嵌した前記チユーブを前記複数の円筒棒の形状
    に沿うように保持すると共に前記上側治具および
    前記下側治具に設けられた電極によつて前記複数
    の円筒棒の外周に被嵌した前記チユーブを前記円
    筒棒の隣接部間において挟持する工程と、 前記チユーブを挟持した前記電極に高周波電圧
    を印加し、前記チユーブの一部を溶着して複数の
    分岐チユーブを成形する工程と、 前記複数の分岐チユーブを前記円筒棒から抜き
    取る工程とを備えたことを特徴とする分岐カバー
    の製造方法。 4 前記チユーブは、成形される分岐カバーの倍
    の長さを有し、 前記上側治具および前記下側治具は、前記倍の
    長さを有するチユーブに適合する所定の長さを有
    し、前記チユーブを両治具で挟持し、両治具の電
    極に高周波電流を印加し、前記チユーブの一部を
    溶着し複数の分岐チユーブを形成した後、前記分
    岐チユーブの中央部で切断し、同時に2つの分岐
    カバーを製造する請求項第3項記載の分岐カバー
    の製造方法。 5 熱可塑性プラスチツク等より成るチユーブを
    所定の長さに切断する工程と、 下側治具上に所定の間隔を有して平行配置され
    た複数の円筒棒の外周に前記所定の長さに切断さ
    れた前記チユーブを前記円筒棒が固定された固定
    板に当接するまで被嵌する工程と、 前記複数の円筒棒が配置された前記下側治具に
    上側治具を嵌合させ、前記複数の円筒棒の外周に
    被嵌した前記チユーブを前記複数の円筒棒の形状
    に沿うように保持すると共に前記上側治具に設け
    られた一部に突出部を有した電極および前記下側
    治具に設けられた一部に絶縁材を有した電極によ
    つて前記複数の円筒棒の外周に被嵌した前記チユ
    ーブを前記円筒棒の隣接部間において挟持する工
    程と、 前記チユーブの一部を挟持した前記電極に高周
    波電圧を印加し、前記チユーブの一部を溶着して
    相互に分離された複数の細径単体チユーブを成形
    する工程と、 前記複数の細径単体チユーブを一部に有する前
    記チユーブを前記円筒棒から抜き取る工程とを備
    えたことを特徴とする分岐カバーの製造方法。 6 前記チユーブは、成形される分岐カバーの倍
    の長さを有し、 前記上側治具および前記下側治具は、前記倍の
    長さを有するチユーブに適合する所定の長さを有
    し、前記チユーブを両治具で挟持し、両治具の電
    極に高周波電流を印加し前記チユーブの一部を溶
    着するとともに一部を分離し複数の分岐チユーブ
    を形成した後、前記分岐チユーブの中央部で切断
    し、同時に2つの分岐カバーを製造する請求項第
    5項記載の分岐カバーの製造方法。 7 所定の形状に切断されたチユーブを固定する
    チユーブ固定手段と、 前記チユーブ固定手段に固定された前記チユー
    ブの一部を長手方向に挟持する挟持手段と、 前記挟持手段によつて前記挟持された部分に高
    周波電界を加えることによつてその部分を溶着し
    て分岐チユーブを成形する溶着手段を備えたこと
    を特徴とする分岐カバーの製造装置。 8 前記固定手段は、複数の円筒棒を所定の間隔
    を持つて並列配置し、前記チユーブをその外周に
    被嵌させる請求項第7項記載の分岐カバーの製造
    方法。 9 前記挟持手段は、前記複数の円筒棒の外周に
    被嵌された前記チユーブを前記円筒棒の形状に沿
    うように保持する複数のチユーブ保持体と、その
    複数のチユーブ保持体の間に位置する上方に向け
    て突出した電極を有する下側治具と、 前記複数の円筒棒に被嵌された前記チユーブを
    前記円筒棒の形状に沿うように保持する複数のチ
    ユーブ保持体と、その複数のチユーブ保持体の間
    に位置する下方に向けて突出した電極を有する上
    側治具とによつて構成され、 前記上側治具と降下させると、前記下側治具の
    電極と前記上側治具の電極によつて前記複数の円
    筒棒に被嵌された前記チユーブを前記複数の円筒
    棒の隣接部間において前記長手方向に挟持する請
    求項第7項記載の分岐カバーの製造方法。 10 前記円筒棒、前記チユーブ保持体および前
    記電極は、前記チユーブを所望の数に分岐する分
    岐数に応じた個数だけ設けられている請求項第7
    項記載の分岐カバーの製造方法。 11 所定の形状に切断されたチユーブを固定す
    るチユーブ固定手段と、 前記チユーブ固定手段に固定された前記チユー
    ブの一部を長手方向に挟持する挟持手段と、 前記挟持手段によつて前記挟持された部分に高
    周波電界を加えることによつてその部分を溶着し
    て分岐チユーブを成形する溶着手段と 前記挟持された部分の一部を分離して溶着し、
    相互に分離された細径単体チユーブを成形する分
    離手段を備えたことを特徴とする分岐カバーの製
    造装置。 12 前記チユーブ保持体は伸縮可能な弾性部材
    を間に有する固定体と保持体によつて構成される
    請求項第9項記載の分岐カバーの製造装置。 13 前記分離手段は、前記上側治具の電極の一
    部に設けられた突出部と、 前記下側治具の電極の一部を被うように設けら
    れた比誘電率の小さい絶縁材によつて構成され、 前記絶縁材を避けた部分に電界を集中させるこ
    とにより前記チユーブを溶融し、かつ、前記突出
    部と前記絶縁材によつて前記溶融した部分を切断
    する請求項第11項記載の分岐カバーの製造装
    置。 14 前記円筒棒、前記チユーブ保持体、前記電
    極および前記電極に設けられた前記突出部と前記
    絶縁材は、前記チユーブを所望の数に分岐する分
    岐数に応じた個数だけ設けられている請求項第1
    1項記載の分岐カバーの製造装置。
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