JPH0583075B2 - - Google Patents
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- JPH0583075B2 JPH0583075B2 JP62327950A JP32795087A JPH0583075B2 JP H0583075 B2 JPH0583075 B2 JP H0583075B2 JP 62327950 A JP62327950 A JP 62327950A JP 32795087 A JP32795087 A JP 32795087A JP H0583075 B2 JPH0583075 B2 JP H0583075B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- layer
- release agent
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、粘着性構造体に関する。
〔従来の技術〕
基材の両面又は片面に粘着剤層、離型剤層、場
合によつてはさらに貼合基材を積層してなる粘着
性構造体、例えば粘着テープ、ラベル等が種々の
用途に使用されている。近年、この粘着性構造体
に用いられる粘着剤としてシリコーン系粘着剤、
特にジメチルポリシロキサンを主成分とするシリ
コーン系粘着剤が、耐熱性、耐寒性、耐薬品性、
電気絶縁性及び無毒性等に優れているため、広範
囲の用途に使用されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記粘着剤は、非常に粘着力が強いた
め、従来の粘着性構造体では、粘着剤層を離型剤
層から剥離する際に要する剥離力が大き過ぎ、特
に粘着性構造体を長期間保存すると、粘着剤層の
離型剤層からの剥離力が著しく増大し、剥離時
に、粘着剤層や離型剤層の破壊を招き易く、さら
に離型剤の成分が粘着剤層に移行し、粘着剤の粘
着力が低下する欠点があり、粘着性構造体として
の用をなさなくなることが多い。 そこで本発明の目的は、ジメチルポリシロキサ
ンを主成分とするシリコーン系粘着剤を用いた場
合でも剥離力が小さく離型性が良好であり、しか
も長期間保存後においてもその良好な離型性が高
い安定性で保持される粘着性構造体を提供するこ
とにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記問題点を解決するものとして、
基材層、粘着剤層及び離型剤層を有する粘着性構
造体において、前記離型剤層が、 1 ポリフルオロアルキル基を有するビニル単量
体 50〜98重量%、 2 分子中に少なくとも1個のけい素原子に結合
した加水分解可能な基を含有するシリコーン系
ビニル単量体 2〜50重量%、 及び 3 前記第1成分のポリフルオロアルキル基を有
するビニル単量体と共重合可能なビニル系単量
体 0〜49重量% からなる単量体混合物の共重合体を主剤とする離
型性組成物の硬化物からなることを特徴とする粘
着性構造体を提供するものである。 本発明の粘着性構造体は、前記の通りの3層を
有するものであるが、通常、基材層に対して少な
くとも1層の粘着剤層と少なくとも1層の離型剤
層とが積層されてなり、複数の粘着剤層及び/又
は複数の離型剤層が存在するときは、それらの層
は基材層の同じ片面側に位置してもよく、それぞ
れ異なる片面側又は両面側に位置してもよい。 また、本発明の粘着性構造体は、前記基材層、
粘着剤層及び離型剤層のみに限定されず、必要に
応じて他の層、例えば貼合基材を前記3層の間又
は外側に有することができる。この貼合基材は、
粘着性構造体に要求される機能、用途等により適
宜選択使用されるものであり、特に限定されない
が、通常、粘着性構造体の使用時には、剥離され
て廃棄されるものであるから、材料としては紙等
の安価なものが使用される。また、厚さ等も用
途、機能等に従つて適宜選択される。 本発明の粘着性構造体の構造例としては、図示
のものが挙げられる。 図1に示す例は、基材層の一面に粘着剤層が積
層され、他方の面に離型剤層が積層されているも
のである。これは、紙芯等に巻き取る等の操作
で、このままの構造を繰り返して作れば、片面粘
着テープとして用いることができるものである。 次に、図2に示す例は、基材層の片面に離型剤
層が積層され、その上に粘着剤層が積層されてい
るものである。これも紙芯等に巻き取る等の操作
により、片面粘着テープとして使用できる粘着性
構造体である。 さらに、図3に示す例は、両面に離型剤層が積
層された貼合基材と、両面に粘着剤層が積層され
た基材層とを貼り合わせたものである。この構造
体は、紙芯等に巻き取る等の操作で、両面粘着シ
ートとしてだけでなく、両面粘着テープとして用
いることができる。 最後に、図4に示す例は、片面に粘着剤層を積
層させた基材層と、片面に離型剤層を積層させた
貼合基材を貼り合わせた構造のものである。この
構造体は、ラベル等へ応用できるものである。 本発明の粘着性構造体の基材層は、粘着性構造
体の用途、機能等によつて選択され、特に限定さ
れないが、例えば、紙、ゴム、PETシート、カ
プトンシート、金属箔、テフロンシート及びアス
ベストクロス等を挙げることができる。このゴム
としては、例えばフツ素系ゴム、シリコーン系ゴ
ム等を用いることができる。ゴムを基材として用
いた場合には、弾力性、耐熱性及び電気絶縁性に
優れる粘着性構造体を得ることができる。 フツ素系ゴムとしては、市販され良く用いられ
ている。例えば、。デユポン社製バイトンシリー
ズ、3M社製フローレルシリーズ、ダイキン工業
社製ダイエルシリーズ、旭硝子社製アフラスシリ
ーズ等のフツ素ゴムが挙げられる。又、シリコー
ン系ゴムとしては、信越化学工業(株)製KE・FE・
SEPシリーズ、トーレシリコーン(株)製SH・SE・
SRXシリーズ、東芝シリコーン(株)製TSE・YEシ
リーズ、ダウコーニング社製SS・WC・HS・
Silasticシリーズ等のシリコーンゴムが挙げられ
る。 これらのゴムは、シート状にして用いるが、余
り厚くしすぎると、伸縮に大きな力を必要とした
り、重ね巻きで段差が出すぎたり、凹凸追随性が
減つたり、構造体の重さが増し且つ、厚さが厚く
なりすぎるので、0.01〜10mm程度にするのが好ま
しい。 また基材層は、粘着剤又は離型剤を積層させる
面を粗面化することによつて粘着剤や離型剤の投
錨効果を高めることができる。 この粗面は、通常のマツト加工とか、シート又
はフイルム製造時のエンボス加工プロセス、或い
は、マツト加工されたPET等のシートに未加硫
ゴムを貼り合わせて加硫する等の方法で得られ
る。 さらに基材層には、充填剤、例えば補強用繊維
材(カーボン繊維、ガラスクロス、ホイスカー、
アラミツド繊維等)、機能性混和材(磁性、発光、
導電、収縮、吸水、粘着性等の機能を付与する材
料)、金属粉、金属の酸化物、水酸化物等を添加
したり、さらに種々の表面処理(ラミネート、粘
着性付与処理、プラズマ処理等)を施すことがで
きる。特に、これらの充填剤の添加によつて、粘
着剤又は離型剤との接触面が粗くなり、粘着剤や
離型剤の投錨効果を高めることができる。 さらに、十分な投錨効果が得られない場合に
は、プライマー又は接着剤等を用いることができ
るが、このプライマー、接着剤等も粗面上に積層
させることが好ましい。 本発明の構造体は、粘着剤層を有するものであ
る。この粘着剤層は、基材層の積層する面上に、
粘着剤を通常、厚さ10〜300μm程度、好ましくは
20〜80μm程度に公知の方法で塗布し、50〜300℃
で加熱することにより得られる。この場合、厚さ
が薄すぎると、凹凸を埋めきれずにいたり、塗り
むらが生じたりして得られる粘着性が弱く、また
厚すぎると粘着性構造体のコストが上がる不利が
ある反面、粘着性が強まらない。 前記粘着剤層に用いられる粘着剤としては、シ
リコーン系粘着剤、アクリル系粘着剤、ゴム系粘
着剤、フエノール系粘着剤、SIS(スチレン・イ
ソプレン共重合体)、EVA(エチレン・酢ビ共重
合体)、SBS(スチレン・ブタジエン共重合体)等
の単独及び/又は混合物が挙げられ、これらは、
エマルジヨン型、溶剤型、無溶剤型に分けられる
が、粘着力が高い点で、ジメチルポリシロキサン
を主成分とするシリコーン系粘着剤、アクリル系
粘着剤、天然ゴム、イソブチレン、SISが好まし
く、この場合にも良好で、経時安定性の高い離型
性が得られる。これらは、一種単独でも二種以上
でも用いることができる。 前記粘着剤の具体的な市販品としては、信越化
学工業(株)性KR−130・KR−120・KR−101−10、
トーレシリコーン(株)製SH4280、東芝シリコーン
(株)製YR3340、ダウコーニング社製DC282、東洋
インキ製造社製BPS2411・8170・5127、総研化
学社製SK−801B、大日本インキ化学工業社製
FL・FA・PK・R・E5・DK・HM・SR・C・
FYN・A2・N等を挙げることができる。 本発明の構造体は、離型剤層を有するものであ
る。この離型剤層は、基材層の積層する面上に、
前記の離型性組成物を通常、厚さ0.1〜50μm、好
ましくは1〜10μm程度に公知の方法で塗布し、
50〜300℃で加熱することにより得られる。離型
剤層が薄すぎると、凹凸を埋めきれず、離型性が
悪化し、また厚すぎると粘着剤の粘着力を弱め、
その上コストが上がる原因となる。 前記離型剤層に用いられる離型性組成物は、特
開昭61−228078号に記載のものであり、該組成物
の主剤である共重合体を構成する第1成分はポリ
フルオロアルキル共重合体を含有するビニル系単
量体である。このポリフルオロアルキル基はメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチ
ル基などのアルキル基の炭素原子に結合した水素
原子の一部又は全部をフツ素原子で置換した基で
あればよく、このような基を含有するビニル系単
量体としては、例えば下記式: CH2=CHCO2CH2CF3、 CH2=C(CH3)CO2CH2CF3、 CH2=CHCO2CH2CF2CF2H、 CH2=C(CH3)CO2CH(CH3)2、 CH2=CHCO2CH(CH3)C3F7、 CH2=CHCO2CH2C4F9、 CH2=C(CH3)CO2CH2C4H9、 CH2=CHCO2CH2(CF2)4H、 CH2=C(CH3)CO2CH2C6H13、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)2C8H17、 CH2=CHCO2(CH2)2C8H17、 等で示される化合物、また次式: CH2=CHCOH2CH2C8F17、 CH2=CHCO2CH2CH2OCH2CF3、
合によつてはさらに貼合基材を積層してなる粘着
性構造体、例えば粘着テープ、ラベル等が種々の
用途に使用されている。近年、この粘着性構造体
に用いられる粘着剤としてシリコーン系粘着剤、
特にジメチルポリシロキサンを主成分とするシリ
コーン系粘着剤が、耐熱性、耐寒性、耐薬品性、
電気絶縁性及び無毒性等に優れているため、広範
囲の用途に使用されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記粘着剤は、非常に粘着力が強いた
め、従来の粘着性構造体では、粘着剤層を離型剤
層から剥離する際に要する剥離力が大き過ぎ、特
に粘着性構造体を長期間保存すると、粘着剤層の
離型剤層からの剥離力が著しく増大し、剥離時
に、粘着剤層や離型剤層の破壊を招き易く、さら
に離型剤の成分が粘着剤層に移行し、粘着剤の粘
着力が低下する欠点があり、粘着性構造体として
の用をなさなくなることが多い。 そこで本発明の目的は、ジメチルポリシロキサ
ンを主成分とするシリコーン系粘着剤を用いた場
合でも剥離力が小さく離型性が良好であり、しか
も長期間保存後においてもその良好な離型性が高
い安定性で保持される粘着性構造体を提供するこ
とにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記問題点を解決するものとして、
基材層、粘着剤層及び離型剤層を有する粘着性構
造体において、前記離型剤層が、 1 ポリフルオロアルキル基を有するビニル単量
体 50〜98重量%、 2 分子中に少なくとも1個のけい素原子に結合
した加水分解可能な基を含有するシリコーン系
ビニル単量体 2〜50重量%、 及び 3 前記第1成分のポリフルオロアルキル基を有
するビニル単量体と共重合可能なビニル系単量
体 0〜49重量% からなる単量体混合物の共重合体を主剤とする離
型性組成物の硬化物からなることを特徴とする粘
着性構造体を提供するものである。 本発明の粘着性構造体は、前記の通りの3層を
有するものであるが、通常、基材層に対して少な
くとも1層の粘着剤層と少なくとも1層の離型剤
層とが積層されてなり、複数の粘着剤層及び/又
は複数の離型剤層が存在するときは、それらの層
は基材層の同じ片面側に位置してもよく、それぞ
れ異なる片面側又は両面側に位置してもよい。 また、本発明の粘着性構造体は、前記基材層、
粘着剤層及び離型剤層のみに限定されず、必要に
応じて他の層、例えば貼合基材を前記3層の間又
は外側に有することができる。この貼合基材は、
粘着性構造体に要求される機能、用途等により適
宜選択使用されるものであり、特に限定されない
が、通常、粘着性構造体の使用時には、剥離され
て廃棄されるものであるから、材料としては紙等
の安価なものが使用される。また、厚さ等も用
途、機能等に従つて適宜選択される。 本発明の粘着性構造体の構造例としては、図示
のものが挙げられる。 図1に示す例は、基材層の一面に粘着剤層が積
層され、他方の面に離型剤層が積層されているも
のである。これは、紙芯等に巻き取る等の操作
で、このままの構造を繰り返して作れば、片面粘
着テープとして用いることができるものである。 次に、図2に示す例は、基材層の片面に離型剤
層が積層され、その上に粘着剤層が積層されてい
るものである。これも紙芯等に巻き取る等の操作
により、片面粘着テープとして使用できる粘着性
構造体である。 さらに、図3に示す例は、両面に離型剤層が積
層された貼合基材と、両面に粘着剤層が積層され
た基材層とを貼り合わせたものである。この構造
体は、紙芯等に巻き取る等の操作で、両面粘着シ
ートとしてだけでなく、両面粘着テープとして用
いることができる。 最後に、図4に示す例は、片面に粘着剤層を積
層させた基材層と、片面に離型剤層を積層させた
貼合基材を貼り合わせた構造のものである。この
構造体は、ラベル等へ応用できるものである。 本発明の粘着性構造体の基材層は、粘着性構造
体の用途、機能等によつて選択され、特に限定さ
れないが、例えば、紙、ゴム、PETシート、カ
プトンシート、金属箔、テフロンシート及びアス
ベストクロス等を挙げることができる。このゴム
としては、例えばフツ素系ゴム、シリコーン系ゴ
ム等を用いることができる。ゴムを基材として用
いた場合には、弾力性、耐熱性及び電気絶縁性に
優れる粘着性構造体を得ることができる。 フツ素系ゴムとしては、市販され良く用いられ
ている。例えば、。デユポン社製バイトンシリー
ズ、3M社製フローレルシリーズ、ダイキン工業
社製ダイエルシリーズ、旭硝子社製アフラスシリ
ーズ等のフツ素ゴムが挙げられる。又、シリコー
ン系ゴムとしては、信越化学工業(株)製KE・FE・
SEPシリーズ、トーレシリコーン(株)製SH・SE・
SRXシリーズ、東芝シリコーン(株)製TSE・YEシ
リーズ、ダウコーニング社製SS・WC・HS・
Silasticシリーズ等のシリコーンゴムが挙げられ
る。 これらのゴムは、シート状にして用いるが、余
り厚くしすぎると、伸縮に大きな力を必要とした
り、重ね巻きで段差が出すぎたり、凹凸追随性が
減つたり、構造体の重さが増し且つ、厚さが厚く
なりすぎるので、0.01〜10mm程度にするのが好ま
しい。 また基材層は、粘着剤又は離型剤を積層させる
面を粗面化することによつて粘着剤や離型剤の投
錨効果を高めることができる。 この粗面は、通常のマツト加工とか、シート又
はフイルム製造時のエンボス加工プロセス、或い
は、マツト加工されたPET等のシートに未加硫
ゴムを貼り合わせて加硫する等の方法で得られ
る。 さらに基材層には、充填剤、例えば補強用繊維
材(カーボン繊維、ガラスクロス、ホイスカー、
アラミツド繊維等)、機能性混和材(磁性、発光、
導電、収縮、吸水、粘着性等の機能を付与する材
料)、金属粉、金属の酸化物、水酸化物等を添加
したり、さらに種々の表面処理(ラミネート、粘
着性付与処理、プラズマ処理等)を施すことがで
きる。特に、これらの充填剤の添加によつて、粘
着剤又は離型剤との接触面が粗くなり、粘着剤や
離型剤の投錨効果を高めることができる。 さらに、十分な投錨効果が得られない場合に
は、プライマー又は接着剤等を用いることができ
るが、このプライマー、接着剤等も粗面上に積層
させることが好ましい。 本発明の構造体は、粘着剤層を有するものであ
る。この粘着剤層は、基材層の積層する面上に、
粘着剤を通常、厚さ10〜300μm程度、好ましくは
20〜80μm程度に公知の方法で塗布し、50〜300℃
で加熱することにより得られる。この場合、厚さ
が薄すぎると、凹凸を埋めきれずにいたり、塗り
むらが生じたりして得られる粘着性が弱く、また
厚すぎると粘着性構造体のコストが上がる不利が
ある反面、粘着性が強まらない。 前記粘着剤層に用いられる粘着剤としては、シ
リコーン系粘着剤、アクリル系粘着剤、ゴム系粘
着剤、フエノール系粘着剤、SIS(スチレン・イ
ソプレン共重合体)、EVA(エチレン・酢ビ共重
合体)、SBS(スチレン・ブタジエン共重合体)等
の単独及び/又は混合物が挙げられ、これらは、
エマルジヨン型、溶剤型、無溶剤型に分けられる
が、粘着力が高い点で、ジメチルポリシロキサン
を主成分とするシリコーン系粘着剤、アクリル系
粘着剤、天然ゴム、イソブチレン、SISが好まし
く、この場合にも良好で、経時安定性の高い離型
性が得られる。これらは、一種単独でも二種以上
でも用いることができる。 前記粘着剤の具体的な市販品としては、信越化
学工業(株)性KR−130・KR−120・KR−101−10、
トーレシリコーン(株)製SH4280、東芝シリコーン
(株)製YR3340、ダウコーニング社製DC282、東洋
インキ製造社製BPS2411・8170・5127、総研化
学社製SK−801B、大日本インキ化学工業社製
FL・FA・PK・R・E5・DK・HM・SR・C・
FYN・A2・N等を挙げることができる。 本発明の構造体は、離型剤層を有するものであ
る。この離型剤層は、基材層の積層する面上に、
前記の離型性組成物を通常、厚さ0.1〜50μm、好
ましくは1〜10μm程度に公知の方法で塗布し、
50〜300℃で加熱することにより得られる。離型
剤層が薄すぎると、凹凸を埋めきれず、離型性が
悪化し、また厚すぎると粘着剤の粘着力を弱め、
その上コストが上がる原因となる。 前記離型剤層に用いられる離型性組成物は、特
開昭61−228078号に記載のものであり、該組成物
の主剤である共重合体を構成する第1成分はポリ
フルオロアルキル共重合体を含有するビニル系単
量体である。このポリフルオロアルキル基はメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチ
ル基などのアルキル基の炭素原子に結合した水素
原子の一部又は全部をフツ素原子で置換した基で
あればよく、このような基を含有するビニル系単
量体としては、例えば下記式: CH2=CHCO2CH2CF3、 CH2=C(CH3)CO2CH2CF3、 CH2=CHCO2CH2CF2CF2H、 CH2=C(CH3)CO2CH(CH3)2、 CH2=CHCO2CH(CH3)C3F7、 CH2=CHCO2CH2C4F9、 CH2=C(CH3)CO2CH2C4H9、 CH2=CHCO2CH2(CF2)4H、 CH2=C(CH3)CO2CH2C6H13、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)2C8H17、 CH2=CHCO2(CH2)2C8H17、 等で示される化合物、また次式: CH2=CHCOH2CH2C8F17、 CH2=CHCO2CH2CH2OCH2CF3、
【化】
CH2=CHCO2CF(CF3)〔−OCF2CF(CF3)〕oOC3
F7、 CH2=C(CH3)CO2CH2CH2OCF2CF2H、 CH2=CHCO2CH2CH2OCH2C4F9、 等で示されるような誘導体が挙げられるが、式:
F7、 CH2=C(CH3)CO2CH2CH2OCF2CF2H、 CH2=CHCO2CH2CH2OCH2C4F9、 等で示されるような誘導体が挙げられるが、式:
【式】
のように極性基を有するものは除外される。
上記例示の化合物は1種単独でも2種以上でも
用いることができる。この単量体としては、フツ
素含有量が高い程、離型性が向上するため、上記
ポリフルオロアルキル基がブチル基以上のものが
好ましい。また、第1成分の共重合体中における
含有量は、50〜98重量%、好ましくは70〜95重量
%である。第1成分の含有量が50重量%未満であ
ると粘着剤に対する離型性が不十分となり、98重
量%を超えると、離型性はあるが基材との接着性
が悪化し、離型剤層が粘着剤層に移行し、粘着剤
の粘着性が保持されなくなる。 前記共重合体の第2成分であるシリコーン系ビ
ニル単量体は、分子中に少なくとも1個のけい素
原子に結合した加水分解可能な基を有するもので
ある。 上記加水分解可能な基としては、例えばアセト
キシ基、オクタノイルオキシ基、ベンゾイルオキ
シ基等のアシロキシ基、ジメチルケトオキシム
基、メチルエチルケトオキシム基、ジエチルケト
オキシム基等のケトオキシム基、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基、イソ
プロペニルオキシ基、1−エチル−2−メチルビ
ニルオキシ基等のアルケニルオキシ基、ジメチル
アミノ基、ジエチルアミノ基、ブチルアミノ基、
シクロヘキシルアミノ基等のアミノ基、ジメチル
アミノキシ基、ジエチルアミノキシ基等のアミノ
オキシ基、N−メチルアセトアミド基、N−エチ
ルアセトアミド基、N−メチルベンズアミド基等
のアミド基等を挙げることができる。これらのう
ち、反応時に加水分解性基自身がけい素原子から
脱離して系外に飛散するものでなければならない
ため、電子的に安定なもの、立体障害性の大きい
もの、加水分解分解後に高沸点物質を生成するも
のは好ましくない。 したがつて、このシリコーン系ビニル単量体と
しては、次式: CH2=CHCO2(CH2)3Si(OCH3)3、 CH2=CHCO2(CH2)3Si(OC2H5)3、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3Si(OCH3)3、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3Si(OC2H5)3、 CH2=CHCO2(CH2)3SiCH3(OC2H5)2、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3SiC2H5(OCH3)2、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3Si(CH3)2(OC2H5)、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3Si(CH3)2OH、
用いることができる。この単量体としては、フツ
素含有量が高い程、離型性が向上するため、上記
ポリフルオロアルキル基がブチル基以上のものが
好ましい。また、第1成分の共重合体中における
含有量は、50〜98重量%、好ましくは70〜95重量
%である。第1成分の含有量が50重量%未満であ
ると粘着剤に対する離型性が不十分となり、98重
量%を超えると、離型性はあるが基材との接着性
が悪化し、離型剤層が粘着剤層に移行し、粘着剤
の粘着性が保持されなくなる。 前記共重合体の第2成分であるシリコーン系ビ
ニル単量体は、分子中に少なくとも1個のけい素
原子に結合した加水分解可能な基を有するもので
ある。 上記加水分解可能な基としては、例えばアセト
キシ基、オクタノイルオキシ基、ベンゾイルオキ
シ基等のアシロキシ基、ジメチルケトオキシム
基、メチルエチルケトオキシム基、ジエチルケト
オキシム基等のケトオキシム基、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基、イソ
プロペニルオキシ基、1−エチル−2−メチルビ
ニルオキシ基等のアルケニルオキシ基、ジメチル
アミノ基、ジエチルアミノ基、ブチルアミノ基、
シクロヘキシルアミノ基等のアミノ基、ジメチル
アミノキシ基、ジエチルアミノキシ基等のアミノ
オキシ基、N−メチルアセトアミド基、N−エチ
ルアセトアミド基、N−メチルベンズアミド基等
のアミド基等を挙げることができる。これらのう
ち、反応時に加水分解性基自身がけい素原子から
脱離して系外に飛散するものでなければならない
ため、電子的に安定なもの、立体障害性の大きい
もの、加水分解分解後に高沸点物質を生成するも
のは好ましくない。 したがつて、このシリコーン系ビニル単量体と
しては、次式: CH2=CHCO2(CH2)3Si(OCH3)3、 CH2=CHCO2(CH2)3Si(OC2H5)3、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3Si(OCH3)3、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3Si(OC2H5)3、 CH2=CHCO2(CH2)3SiCH3(OC2H5)2、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3SiC2H5(OCH3)2、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3Si(CH3)2(OC2H5)、 CH2=C(CH3)CO2(CH2)3Si(CH3)2OH、
【式】
【化】
【式】
CH2=CHCO2(CH2)3SiCH3〔ON(CH3)C2H5〕2、
CH2=C(CH3)CO2(CH2)3SiC6H5〔ON(CH3)
C2H5〕2、
C2H5〕2、
【式】
CH2=CHSi(OCH3)3、
CH2=CHSi(OC2H5)3、
CH2=CHSiCH3(OCH3)2、
【式】
CH2=CHSi(CH3)2(OC2H5)、
CH2=CHSi(CH3)2SiCH3(OCH3)2、
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳細
に説明する。 調製例 実施例及び比較例で使用する離型性組成物を下
記の方法で調製した。 攪拌装置、不活性ガス導入口、還流冷却器及び
温度計をとりつけた四つ口フラスコに、ダイフロ
ンS2−T(前出)235重量部、式 CH2=C(CH3)CO2CH2CH2C8F17 で示されるポリフルオロアルキルビニル単量体90
重量部、ビニルトリエトキシシラン10重量部及び
アゾビスイソブチロニトリル0.5重量部を仕込み、
窒素ガスをバブリングさせながら60〜70℃で5時
間反応させ、ついでそのままの温度で15時間熟成
させてから冷却し、不揮発分が30%となるように
フロン113で調整して組成物を得た。 実施例 1 以下に示す方法で基材層、離型剤層及び粘着剤
層を形成することにより、図1に示す構造を有
し、材質の異なる基材層を有する二種の粘着性構
造体を製造した。 基材層:シリコーンゴムシート(信越化学工業(株)
製TC−45A、厚さ0.45mm)、及びフツ素ゴム
シート(デユポン社製バイトンB−50、厚さ
1mm)の2種類を使用した。 離型剤層:上記調整例で得られた組成物を、
MXHF(メタキシレンヘキサフロリド)で希
釈して得られた5%溶液を、基材層の表面に
バーコーターを用いて塗布し、200℃で10分
間加熱して厚さ1μmの層を形成した。 粘着剤層:信越化学工業(株)製KR−130をバーコ
ーターにより、離型剤層の反対側の基材層面
に塗布し、200℃で10分間加熱して、厚さ
60μmの層を形成させた。 実施例 2 フツ素ゴムシートとして、デユポン社製バイト
ンB−50の代わりにダイキン工業(株)製ダイエルG
−621の厚さ2mmのシートを使用し、離型剤層上
に粘着剤層を形成した以外は、実施例1と同様に
して、図2に示す構造の粘着性構造体を製造し
た。 実施例 3 まず、両面に粘着剤層を有する基材層と、両面
に離型剤層を有する貼合基材を作成した。次に、
これらを貼合わせて、図3に示す構造を有し、材
質の異なる基材層を有する二種の粘着性構造体を
製造した。 基材層:シリコーンゴムシート(信越化学工業(株)
製TC−30Aシート、厚さ0.3mm)及びフツ素
ゴムシート(3M社製フローレルFC−2176よ
りなる厚さ1mmのシート)の2種類を使用し
た。 貼合基材:四国製紙(株)製、青グラシン紙(厚さ60
g/m2)。 離型剤層:貼合基材の両面に、前記調製例の組成
物のMXHF5%溶液を塗布し、150℃で30秒
間加熱して厚さ1.4g/m2の層を形成した。 粘着剤層:基材層の両面に実施例1と同様にして
形成した。 上記のようにして、両面に離型剤層を設けた貼
合基材を、両面に粘着剤層を設けた基材層の片面
に積層することにより、粘着性構造体を得た。 実施例 4 以下に示す基材層、離型剤層及び粘着剤層の形
成並びに貼合基材の貼合わせにより、図4に示す
構造を有し、基材層の材質が異なる二種の粘着性
構造体を製造した。 基材層:シリコーンゴムシート(信越化学工業(株)
製TC−20Aシート、厚さ0.2mm)及びフツ素
ゴムシート(ダイキン工業(株)製ダイエルG−
801よりなる厚さ1mmのシート)の2種類を
使用した。 離型剤層、粘着剤層及び貼合基材:実施例3と同
様にして形成した。 実施例 5 基材層として、片面を粗面化したシリコーンゴ
ムシート(信越化学工業(株)製TC−45Aシート、
厚さ0.45mm)、同様に粗面化したフツ素ゴムシー
ト(ダイキン工業(株)製ダイエルG−621シート、
厚さ1mm)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て図1に示す構造の粘着性構造体を製造した。 なお、シリコーンゴムシート及びフツ素ゴムシ
ートの片面の粗面化は、マツト加工により片面を
粗面化(表面粗度:10〜50μm)したPETシート
を用い、この上で未加硫ゴムシートを熱加硫する
ことにより行つた。 実施例 6 基材層として、信越化学工業(株)製KE−
174U100重量部にアルミナを200重量部配合して
得られた組成物を厚さ2mmに成形したシリコーン
ゴムシート、及びデユポン社製バイトンE−
60C100重量部にアルミナを200重量部配合して得
られた組成物を厚さ1mmに成形したフツ素ゴムシ
ートを使用した以外は、実施例1と同様にして、
図1に示す構造の粘着性構造体二種を製造した。 実施例 7 ガラスクロス入りのシリコーンゴムシート(信
越化学工業(株)製TC−45AGシート、厚さ0.45mm)、
及びフツ素ゴムシート(ダイキン工業(株)製ダイエ
ルG−501にガラスクロスを添加して成形した厚
さ1mmのシート)を基材層として用いた以外は、
実施例1と同様にして、図1に示す構造の粘着性
構造体を製造した。 実施例 8 シリコーンゴムシート(信越化学工業(株)製KE
−951シート、厚さ0.5mm)及びフツ素ゴムシート
(3M社製、フローレルFC−2120を厚さ2mmに成
形したシート)を基材層とし、この基材層の上に
実施例1と同様にして離型剤層を形成した。さら
に、その上にテフロンを基材とする粘着テープ
(日東電工(株)製ニトフロンNo.−903UL)を貼合基
材として貼り合わせ、図4に示す構造の粘着性構
造体を製造した。 比較例 1 フツ素ゴムシートとして3M社製フローレルFC
−2174を厚さ1mmに成形したシートを用い、離型
剤層をジメチルポリシロキサンを主成分とするシ
リコーン系離型剤(信越化学工業(株)製、KS−
778)の5%トルエン溶液を使用して形成した以
外は実施例1と同様にして、図1に示す構造の粘
着性構造体を製造した。 比較例 2 離型剤層を、ジメチルポリシロキサンを主成分
とするシリコーン系離型剤(信越化学工業(株)製、
KS−778)の5%トルエン溶液を使用して形成し
た以外は実施例8と同様にして、図4に示す構造
の粘着性構造体を製造した。 以上の実施例1〜8及び比較例1〜2によつて
得られた粘着性構造体について、以下の特性を評
価した。 〔評価特性〕 1 製造後、室温で48時間放置した後の剥離力及
び接着力 2 製造後、100℃で40g/cm2の一定加重下で24
時間保存した後の剥離力、接着力及び投錨性 〔評価方法〕 1 剥離力及び接着力 図1、図2及び図3に示す粘着性構造体は、粘
着性構造体の粘着剤層の上に離型剤層で使用した
ものと同じ離型剤を塗布してなる離型紙を積層し
たのち試験した。次に、JIS C2107記載の2Kg加
重のゴムローラーを粘着性構造体の端から端まで
1往復させて圧着し、粘着剤層と離型剤層又は粘
着剤層と貼合基材を十分に粘着させた。このよう
に処理した構造体を幅19mmの試験細片に切断した
後、25℃の恒温室で、引張試験機を用いて、剥離
角180°、剥離速度0.3m/分で、離型剤層から粘
着剤層を剥離させることにより剥離力を測定し
た。その後、剥離された粘着剤層を基材層上に積
層させたまま、PETシートに粘着させ、前記の
2Kg加重ゴムローラーを1往復させて圧着後、剥
離力と同様の方法で粘着させたPETシートを剥
離させることにより接着力を測定した。 2 投錨性 上記剥離力及び接着力の測定時に、粘着剤層及
び離型剤層を観察して評価した。 なお、表面粗度は、表面粗さ計を用いて測定
し、JIS B0601の中心線平均粗さの方法を用いて
測定した。 結果を表1及び表2に示す。 表1、表2より以下のことがわかる。 まず、本発明の構造体の離型剤層は、従来良く
用いられてきたジメシルポリシロキサンを主成分
とするシリコーン系離型剤層より投錨性が良い。 次に本発明の構造体は、ジメチルポリシロキサ
ンを主成分とするシリコーン系離型剤層に比べて
剥離時に大きな力を必要とせず、高い接着力を有
する。しかも、高温で保存した後も、他の粘着性
構造体より、小さな剥離力で剥離し、高い接着力
を有する。
に説明する。 調製例 実施例及び比較例で使用する離型性組成物を下
記の方法で調製した。 攪拌装置、不活性ガス導入口、還流冷却器及び
温度計をとりつけた四つ口フラスコに、ダイフロ
ンS2−T(前出)235重量部、式 CH2=C(CH3)CO2CH2CH2C8F17 で示されるポリフルオロアルキルビニル単量体90
重量部、ビニルトリエトキシシラン10重量部及び
アゾビスイソブチロニトリル0.5重量部を仕込み、
窒素ガスをバブリングさせながら60〜70℃で5時
間反応させ、ついでそのままの温度で15時間熟成
させてから冷却し、不揮発分が30%となるように
フロン113で調整して組成物を得た。 実施例 1 以下に示す方法で基材層、離型剤層及び粘着剤
層を形成することにより、図1に示す構造を有
し、材質の異なる基材層を有する二種の粘着性構
造体を製造した。 基材層:シリコーンゴムシート(信越化学工業(株)
製TC−45A、厚さ0.45mm)、及びフツ素ゴム
シート(デユポン社製バイトンB−50、厚さ
1mm)の2種類を使用した。 離型剤層:上記調整例で得られた組成物を、
MXHF(メタキシレンヘキサフロリド)で希
釈して得られた5%溶液を、基材層の表面に
バーコーターを用いて塗布し、200℃で10分
間加熱して厚さ1μmの層を形成した。 粘着剤層:信越化学工業(株)製KR−130をバーコ
ーターにより、離型剤層の反対側の基材層面
に塗布し、200℃で10分間加熱して、厚さ
60μmの層を形成させた。 実施例 2 フツ素ゴムシートとして、デユポン社製バイト
ンB−50の代わりにダイキン工業(株)製ダイエルG
−621の厚さ2mmのシートを使用し、離型剤層上
に粘着剤層を形成した以外は、実施例1と同様に
して、図2に示す構造の粘着性構造体を製造し
た。 実施例 3 まず、両面に粘着剤層を有する基材層と、両面
に離型剤層を有する貼合基材を作成した。次に、
これらを貼合わせて、図3に示す構造を有し、材
質の異なる基材層を有する二種の粘着性構造体を
製造した。 基材層:シリコーンゴムシート(信越化学工業(株)
製TC−30Aシート、厚さ0.3mm)及びフツ素
ゴムシート(3M社製フローレルFC−2176よ
りなる厚さ1mmのシート)の2種類を使用し
た。 貼合基材:四国製紙(株)製、青グラシン紙(厚さ60
g/m2)。 離型剤層:貼合基材の両面に、前記調製例の組成
物のMXHF5%溶液を塗布し、150℃で30秒
間加熱して厚さ1.4g/m2の層を形成した。 粘着剤層:基材層の両面に実施例1と同様にして
形成した。 上記のようにして、両面に離型剤層を設けた貼
合基材を、両面に粘着剤層を設けた基材層の片面
に積層することにより、粘着性構造体を得た。 実施例 4 以下に示す基材層、離型剤層及び粘着剤層の形
成並びに貼合基材の貼合わせにより、図4に示す
構造を有し、基材層の材質が異なる二種の粘着性
構造体を製造した。 基材層:シリコーンゴムシート(信越化学工業(株)
製TC−20Aシート、厚さ0.2mm)及びフツ素
ゴムシート(ダイキン工業(株)製ダイエルG−
801よりなる厚さ1mmのシート)の2種類を
使用した。 離型剤層、粘着剤層及び貼合基材:実施例3と同
様にして形成した。 実施例 5 基材層として、片面を粗面化したシリコーンゴ
ムシート(信越化学工業(株)製TC−45Aシート、
厚さ0.45mm)、同様に粗面化したフツ素ゴムシー
ト(ダイキン工業(株)製ダイエルG−621シート、
厚さ1mm)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て図1に示す構造の粘着性構造体を製造した。 なお、シリコーンゴムシート及びフツ素ゴムシ
ートの片面の粗面化は、マツト加工により片面を
粗面化(表面粗度:10〜50μm)したPETシート
を用い、この上で未加硫ゴムシートを熱加硫する
ことにより行つた。 実施例 6 基材層として、信越化学工業(株)製KE−
174U100重量部にアルミナを200重量部配合して
得られた組成物を厚さ2mmに成形したシリコーン
ゴムシート、及びデユポン社製バイトンE−
60C100重量部にアルミナを200重量部配合して得
られた組成物を厚さ1mmに成形したフツ素ゴムシ
ートを使用した以外は、実施例1と同様にして、
図1に示す構造の粘着性構造体二種を製造した。 実施例 7 ガラスクロス入りのシリコーンゴムシート(信
越化学工業(株)製TC−45AGシート、厚さ0.45mm)、
及びフツ素ゴムシート(ダイキン工業(株)製ダイエ
ルG−501にガラスクロスを添加して成形した厚
さ1mmのシート)を基材層として用いた以外は、
実施例1と同様にして、図1に示す構造の粘着性
構造体を製造した。 実施例 8 シリコーンゴムシート(信越化学工業(株)製KE
−951シート、厚さ0.5mm)及びフツ素ゴムシート
(3M社製、フローレルFC−2120を厚さ2mmに成
形したシート)を基材層とし、この基材層の上に
実施例1と同様にして離型剤層を形成した。さら
に、その上にテフロンを基材とする粘着テープ
(日東電工(株)製ニトフロンNo.−903UL)を貼合基
材として貼り合わせ、図4に示す構造の粘着性構
造体を製造した。 比較例 1 フツ素ゴムシートとして3M社製フローレルFC
−2174を厚さ1mmに成形したシートを用い、離型
剤層をジメチルポリシロキサンを主成分とするシ
リコーン系離型剤(信越化学工業(株)製、KS−
778)の5%トルエン溶液を使用して形成した以
外は実施例1と同様にして、図1に示す構造の粘
着性構造体を製造した。 比較例 2 離型剤層を、ジメチルポリシロキサンを主成分
とするシリコーン系離型剤(信越化学工業(株)製、
KS−778)の5%トルエン溶液を使用して形成し
た以外は実施例8と同様にして、図4に示す構造
の粘着性構造体を製造した。 以上の実施例1〜8及び比較例1〜2によつて
得られた粘着性構造体について、以下の特性を評
価した。 〔評価特性〕 1 製造後、室温で48時間放置した後の剥離力及
び接着力 2 製造後、100℃で40g/cm2の一定加重下で24
時間保存した後の剥離力、接着力及び投錨性 〔評価方法〕 1 剥離力及び接着力 図1、図2及び図3に示す粘着性構造体は、粘
着性構造体の粘着剤層の上に離型剤層で使用した
ものと同じ離型剤を塗布してなる離型紙を積層し
たのち試験した。次に、JIS C2107記載の2Kg加
重のゴムローラーを粘着性構造体の端から端まで
1往復させて圧着し、粘着剤層と離型剤層又は粘
着剤層と貼合基材を十分に粘着させた。このよう
に処理した構造体を幅19mmの試験細片に切断した
後、25℃の恒温室で、引張試験機を用いて、剥離
角180°、剥離速度0.3m/分で、離型剤層から粘
着剤層を剥離させることにより剥離力を測定し
た。その後、剥離された粘着剤層を基材層上に積
層させたまま、PETシートに粘着させ、前記の
2Kg加重ゴムローラーを1往復させて圧着後、剥
離力と同様の方法で粘着させたPETシートを剥
離させることにより接着力を測定した。 2 投錨性 上記剥離力及び接着力の測定時に、粘着剤層及
び離型剤層を観察して評価した。 なお、表面粗度は、表面粗さ計を用いて測定
し、JIS B0601の中心線平均粗さの方法を用いて
測定した。 結果を表1及び表2に示す。 表1、表2より以下のことがわかる。 まず、本発明の構造体の離型剤層は、従来良く
用いられてきたジメシルポリシロキサンを主成分
とするシリコーン系離型剤層より投錨性が良い。 次に本発明の構造体は、ジメチルポリシロキサ
ンを主成分とするシリコーン系離型剤層に比べて
剥離時に大きな力を必要とせず、高い接着力を有
する。しかも、高温で保存した後も、他の粘着性
構造体より、小さな剥離力で剥離し、高い接着力
を有する。
【表】
【表】
【表】
本発明の粘着性構造体は、離型剤層に用いられ
る離型性組成物が、シリコーン系粘着剤に対して
も、従来のものよりも離型性が良いため、剥離時
に粘着剤層及び離型剤層が破壊されることがな
い。しかも、この良好な離型性は長期にわたつて
高い安定性を有する。又、このような離型剤層を
有する粘着性構造体は、耐候性にも優れるもので
ある。さらに本発明の構造体は、特にゴムを基材
とした場合には、基材が持つ弾力性、耐熱性、電
気絶縁性に優れるという特性を活かした粘着性構
造体として、多種、多目的の用途に活用できる。
る離型性組成物が、シリコーン系粘着剤に対して
も、従来のものよりも離型性が良いため、剥離時
に粘着剤層及び離型剤層が破壊されることがな
い。しかも、この良好な離型性は長期にわたつて
高い安定性を有する。又、このような離型剤層を
有する粘着性構造体は、耐候性にも優れるもので
ある。さらに本発明の構造体は、特にゴムを基材
とした場合には、基材が持つ弾力性、耐熱性、電
気絶縁性に優れるという特性を活かした粘着性構
造体として、多種、多目的の用途に活用できる。
図1〜図4は、本発明の粘着性構造体の実施態
様の断面構成を示す断面図である。
様の断面構成を示す断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基材層、粘着剤層及び離型剤層を有する粘着
性構造体において、前記離型剤層が、 1 ポリフルオロアルキル基を有するビニル単量
体 50〜98重量%、 2 分子中に少なくとも1個のけい素原子に結合
した加水分解可能な基を含有するシリコーン系
ビニル単量体 2〜50重量%、 及び 3 前記第1成分のポリフルオロアルキル基を有
するビニル単量体と共重合可能なビニル系単量
体 0〜49重量% からなる単量体混合物の共重合体を主剤とする離
型性組成物の硬化物からなることを特徴とする粘
着性構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62327950A JPH01166949A (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 粘着性構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62327950A JPH01166949A (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 粘着性構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01166949A JPH01166949A (ja) | 1989-06-30 |
| JPH0583075B2 true JPH0583075B2 (ja) | 1993-11-24 |
Family
ID=18204824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62327950A Granted JPH01166949A (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 粘着性構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01166949A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4689075B2 (ja) * | 2001-05-21 | 2011-05-25 | 日東電工株式会社 | 半導体ウエハ加工用保護シート |
| KR100880388B1 (ko) | 2005-04-20 | 2009-01-23 | 주식회사 엘지화학 | 전지모듈용 하우징 부재 |
| JP5589661B2 (ja) * | 2010-08-13 | 2014-09-17 | 信越化学工業株式会社 | 粘着剤用離型性組成物 |
| JP2013248874A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Saint-Gobain Performance Plastics Corp | 修飾されたパーフルオロポリマー材料 |
| JP5880390B2 (ja) * | 2012-10-24 | 2016-03-09 | 信越化学工業株式会社 | 粘着剤用離型性組成物 |
| JP7248480B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2023-03-29 | 株式会社巴川製紙所 | 封止材およびその製造方法 |
-
1987
- 1987-12-24 JP JP62327950A patent/JPH01166949A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01166949A (ja) | 1989-06-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |