JPH0583100U - シールド掘進機テールシール給脂配管構造 - Google Patents

シールド掘進機テールシール給脂配管構造

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JPH0583100U
JPH0583100U JP3199192U JP3199192U JPH0583100U JP H0583100 U JPH0583100 U JP H0583100U JP 3199192 U JP3199192 U JP 3199192U JP 3199192 U JP3199192 U JP 3199192U JP H0583100 U JPH0583100 U JP H0583100U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールド掘進機のテールシール間のシール空
間に充填するグリス充填性能を高めること。 【構成】 シールド掘進機のテールプレート4の外周面
に複数対の給脂パイプ6を固着し、テールプレート4の
内面に固定されるテールシール5を保護する為のリング
状部材としてパイプ材からなる通路形成部材8を設け、
給脂装置から給脂パイプ6の給脂通路に圧送されるグリ
スを給脂孔9a,9bから通路形成部材8内の給脂通路
8a,8bに導入し、そこに圧送されたグリスを複数の
吐出口10a,10bからテールプレート4とセグメン
ト3の間のシール空間12A,12Bに供給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シールド掘進機テールシール給脂配管構造に関し、特に給脂性能を 高めたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シールド掘進機によりトンネルを掘進する場合、トンネルの内面側を湾 曲ブロック状のセグメントで覆工しつつ掘進していくが、地中から出る地下水が 掘進機側へ流入しないようにシールする必要がある。 そこで、掘進機の本体には筒状のテールプレートであって、セグメントの外側 に位置するテールプレートが設けられ、このテールプレートにはセグメントとの 間に位置する複数のリング状のテールシールが設けられ、この複数のテールシー ル間のスペースにグリスを供給する為の給脂配管系が設けられている。
【0003】 従来のシールド掘進機の給脂配管系について、図6に基いて説明すると、掘進 機本体の筒状テールプレート100の外面の例えば円周4乃至6等分位置には、 トンネルの軸方向に延び給脂装置からグリスが給脂される給脂パイプ101が固 定され、テールプレート100の内面側にはセグメント102の外側に位置する 3つのリング状のテールシール103が設けられ、テールプレート100の内面 のうち、後側の2つのテールシール103の前端側にはテールシール103を保 護する為のリング部材104が固着され、前記複数の給脂配管101からシール 空間105にグリスを吐出する吐出口106がテールプレート100に形成され ている。尚、セグメント102の継ぎ目に段部が発生することもあり、その段部 にテールシール103が衝突すると、テールシール103が破損することから、 前記リング部材104で保護する必要があり、最も前側のテールシール103は 、テールプレート100の段部100aで保護されるように構成してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 前記従来のシールド掘進機において、給脂配管はテールプレートの外面に突出 しているため、給脂配管を増すと掘進抵抗が増加する関係上、給脂配管は円周方 向4乃至6個所程設けられるが、この場合給脂配管同士間の間隔が大きくなるた め、特に大口径のトンネルを掘進する場合、吐出口同士間の間隔が大きくなって 、グリスの充填性が低下するという問題がある。 前記グリスは短繊維を混合したもので粘度が高く、流動性に欠けるので、グリ スの充填性が低下すると、充填時間が長くなり、時としてシール不備により水漏 れが生じることになる。尚、給脂配管の数を増すことは、前記のように掘進抵抗 増加を招くため、好ましくない。 本考案の目的は、グリスの充填性を向上し得るようなシールド掘進機のテール シール給脂配管構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1のシールド掘進機のテールシール給脂配管構造は、シールド掘進機本 体の筒状のテールプレートの内側に設けられた複数のリング状テールシール間に グリスを供給する為のテールシール給脂配管構造において、前記テールプレート の外面に複数の給脂パイプを設け、前記テールプレートの内面のうちのテールシ ールの前端近傍部に、テールシール保護用リング部材としてのリング状の通路形 成部材を固着し、前記通路形成部材の内部又は通路形成部材とテールプレート間 に給脂通路を形成するとともに、前記給脂通路を給脂パイプ内の通路に連通させ 、前記通路形成部材に給脂通路のグリスを吐出する為の複数の吐出口を形成した ものである。 請求項2のシールド掘進機のテールシール給脂配管構造は、請求項1の構造に おいて、前記通路形成部材が、パイプ材からなるものである。 請求項3のシールド掘進機のテールシール給脂配管構造は、請求項1の構造に おいて、前記通路形成部材が、テールプレートとの間に給脂通路を形成する溝型 材からなるものである。
【0006】
【作用】 請求項1においては、掘進機の給脂装置から給脂パイプに圧送されるグリスは 、給脂パイプから、通路形成部材の内部又は通路形成部材とテールプレート間の 給脂通路に供給され、その給脂通路から複数の吐出口へ吐出され、テールシール 間のシール空間に充填され、シール機能を発揮する。 前記通路形成部材は、テールシール保護用リング部材と兼用されるものである から、通路形成部材を設けることで部材数が増すこともないし、通路形成部材は 、リング状に形成され、この通路形成部材に多数の吐出口を形成できるため、シ ール空間に均一にグリスを充填でき、グリス充填性能を高めることが出来る。 請求項2においては、前記通路形成部材が、パイプ材からなるため給脂通路を 容易に形成できる。 請求項3においては、前記通路形成部材が、前記テールプレートとの間に給脂 通路を形成する溝型材からなるため、強度に優れ、テールシール保護の面で有利 である。
【0007】
【考案の効果】
前記作用の欄で説明したように、本考案によれば次のような効果が得られる。 請求項1によれば、前記通路形成部材は、テールシール保護用リング部材と兼 用されるものであるから、通路形成部材を設けることで部材数が増すこともない し、通路形成部材はリング状に形成され、この通路形成部材に多数の吐出口を形 成できるため、シール空間に均一にグリスを充填でき、グリス充填性能を高める ことが出来る。 請求項2によれば、前記通路形成部材が、パイプ材からなるため給脂通路を容 易に形成できる。 請求項3によれば、前記通路形成部材が、テールプレートとの間に給脂通路を 形成する溝型材からなるため強度に優れ、テールシール保護の面で有利である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基いて説明する。 本実施例は、大口径のシールド掘進機に本考案を適用した場合の実施例であり 、図1に示すように、シールド掘進機1の前端部にはロータリ式の掘削刃2設け られ、その掘削刃2で掘削しながら掘進していき、掘進の進行に応じて、セグメ ント組付け装置により、各リング状部分毎に掘坑の内周面を湾曲ブロック状のセ グメント3で覆工し、掘進機1の最後部においては前記覆工したセグメント3の 外側の隙間に裏込材を圧送して充填していく。
【0009】 前進端側のセグメント3と掘坑の内周面間には、約120mm程度の隙間があ り、その隙間から地下水が侵入しないようにシールする為、掘進機本体の筒状の テールプレート4の内周面部には、テールプレート4とセグメント3間に位置す るリング状の複数のテールシール5が設けられ、この複数のテールシール5間の シール空間に充填されるグリスによりシールするように構成してある。 前記テールシール5にグリスを供給する配管構造について説明する。 図2、図3に示すように、テールプレート4の外周面には、円周6ないし8等 分位置において掘坑の軸方向に延びる1対の給脂パイプ6(6A,6B)が溶接 にて夫々固着され、給脂パイプ6は半割り状のパイプ材をテールプレート4に溶 接してなり、各給脂パイプ6内には、掘進機本体に設けられた給脂装置からグリ スが圧送されるように構成してある。
【0010】 前記テールプレート4の内周面には、前後方向所定間隔おきに、3本のリング 状のテールシール5(5A,5B,5C)が固定されている。各テールシール5 は、細いワイヤ線の積層体にステンレス製の網状体を組み込んだ構造のもので、 その前端部がリング状且つ断面コ字状の固定具7に挟持され、この固定具7は溶 接にてテールプレート4の内面に強固に固定されている。 ここで、テールシール5の内側に臨むセグメント3の境界部に段差が生じるこ とも多く、テールシール5の前端がその段差に衝突すると、テールシール5が破 損したり外れてしまうことから、テールシール5を保護する為に、最も前側のテ ールシール5Aの前端部は、最後端側のテールプレート4Bの前側に延びる厚い 筒状の本体側テールプレート4Aの後方近傍位置に配置され、その本体側テール プレート4Aの後端の段部4aで保護されている。
【0011】 そして、後側の2本のテールシール5B,5Cについては、テールプレート4 の内周面のうち、テールシール5B,5Cの前端近傍位置に、厚肉パイプ材から なるリング状の通路形成部材8(8A,8B)が溶接にて強固に固着され、この 通路形成部材8によってテールシール5B,5Cを保護するように構成してある 。前記通路形成部材8A,8Bを給脂配管としても有効活用する為、通路形成部 材8A,8Bの内部の通路が給脂通路8a,8bとされ、前記複数対の給脂パイ プ6A,6Bのうち、図3の紙面手前側の複数の給脂パイプ6Aの給脂通路6a を後側の通路形成部材8B内の給脂通路8bに夫々連通する複数の給脂孔9bが テールプレート4と通路形成部材8Bとに形成され、また、図3の紙面後方側の 複数の給脂パイプ6Bの給脂通路6aを前側の通路形成部材8A内の給脂通路8 aに夫々連通する複数の給脂孔9aがテールプレート4と通路形成部材8Aとに 形成されている。
【0012】 尚、通路形成部材8A,8B内の給脂通路8a,8bには、給脂パイプ6A, 6Bと給脂パイプ6A,6B間の中間位置に対応する位置において、仕切り壁1 1が設けられるが、この仕切り壁11は省略してもよい。 更に、各通路形成部材8A,8Bの給脂通路8a,8bからテールプレート4 とセグメント3間のシール空間12A,12Bにグリスを吐出させる為の複数の 吐出口10a,10bが、円周方向適当等間隔位置において通路形成部材8A, 8Bに夫々形成されている。 従って、給脂装置から給脂パイプ6Aの給脂通路6aに供給されたグリスは、 給脂孔9bから通路形成部材8Bの給脂通路8bへ供給され、この給脂通路8b 内に圧送されたグリスは、複数の吐出口10bからシール空間12Bに充填され る。同様に、給脂装置から給脂パイプ6Bの給脂通路6bに供給されたグリスは 、給脂孔9aから通路形成部材8A内の給脂通路8aへ供給され、この給脂通路 8a内に圧送されたグリスは、複数の吐出口10aからシール空間12Aに充填 される。
【0013】 ここで、通路形成部材8A,8Bに多数の吐出口10a,10bを等間隔で形 成できるため、シール空間12A,12B内にグリスを急速且つ均一に充填する ことが出来る。仮に、従来装置のように、給脂パイプから直接シール空間内にグ リスを充填する場合には、吐出口と吐出口間の間隔が大きいため、吐出口の近く には十分にグリスが充填されるものの、全周に亙って均一に充填されにくく、充 填時間が長くなったり、充填不良部に水漏れが発生する等の問題が生じる。 尚、前記給脂孔9a,9bは、図3に鎖線で図示のように、給脂パイプ6A, 6B内の給脂通路6a,6bに大きく開口するテーパー状の孔に形成すれば、通 路抵抗を低減できる。更に、前記通路形成部材8A,8Bの給脂通路8a,8b の通路抵抗を低減しようとする場合には、図示のものより大径のパイプ材製の通 路形成部材を設ければよく、或いは大きなボックス状断面の中空型鋼材からなる 通路形成部材を設けてもよい。
【0014】 尚、図4に示すように、前記パイプ材製の通路形成部材8A,8Bの代わりに 、溝型鋼製のリング状の通路形成部材18A,18Bを固着し、この通路形成部 材18A,18Bとテールプレート4間に給脂通路18a,18bを形成しても よいし、また、図5に示すように、前記パイプ材製の通路形成部材8A,8Bの 代わりに、アングル型鋼製のリング状の通路形成部材28A,28Bを固着し、 この通路形成部材28A,28Bとテールプレート4間に給脂通路28a,28 bを形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るシールド掘進機で掘進中の状態を
示す断面図である。
【図2】図1の掘進機のテールシール給脂配管構造の要
部断面図である。
【図3】図2の4−4線拡大断面図である。
【図4】変形例に係る図3相当図である。
【図5】変形例に係る図3相当図である。
【符号の説明】
1 シールド掘進機 4 テールプレート 5 テールシール 6 給脂パイプ 8A,8B,18A,18B,28A,28B 通
路形成部材 8a,8b,18a,18b,28a,28b 給
脂通路 9a,9b 給脂孔 10a,10b 吐出口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るシールド掘進機で掘進中の状態
を示す断面図である。
【図2】 図1の掘進機のテールシール給脂配管構造の
要部断面図である。
【図3】 図2の4−4線拡大断面図である。
【図4】 変形例に係る図3相当図である。
【図5】 変形例に係る図3相当図である。
【図6】 変形例に係る図3相当図である。
【符号の説明】 1 シールド掘進機 4 テールプレート 5 テールシール 6 給脂パイプ 8A,8B,18A,18B,28A,28B 通路
形成部材 8a,8b,18a,18b,28a,28b 給
脂通路 9a,9b 給脂孔 10a,10b 吐出口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機本体の筒状のテールプレ
    ートの内側に設けられた複数のリング状テールシール間
    にグリスを供給する為のテールシール給脂配管構造にお
    いて、 前記テールプレートの外面に複数の給脂パイプを設け、 前記テールプレートの内面のうちのテールシールの前端
    近傍部に、テールシール保護用リング部材としてのリン
    グ状の通路形成部材を固着し、 前記通路形成部材の内部又は通路形成部材とテールプレ
    ート間に給脂通路を形成するとともに、前記給脂通路を
    給脂パイプ内の通路に連通させ、 前記通路形成部材に給脂通路のグリスを吐出する為の複
    数の吐出口を形成したことを特徴とするシールド掘進機
    テールシール給脂配管構造。
  2. 【請求項2】 前記通路形成部材が、パイプ材からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機テー
    ルシール給脂配管構造。
  3. 【請求項3】 前記通路形成部材が、テールプレートと
    の間に給脂通路を形成する溝型材からなることを特徴と
    する請求項1に記載のシールド掘進機テールシール給脂
    配管構造。
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Citations (1)

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JPH0422594U (ja) * 1990-06-15 1992-02-25

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JPH0422594U (ja) * 1990-06-15 1992-02-25

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