JPH0583403U - アキュムレータ - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B1/00—Installations or systems with accumulators; Supply reservoir or sump assemblies
- F15B1/02—Installations or systems with accumulators
- F15B1/04—Accumulators
- F15B1/08—Accumulators using a gas cushion; Gas charging devices; Indicators or floats therefor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂製ベローズの圧縮の際にベローズの谷
部に相当する折曲部に生じる応力集中を緩和し、結果的
に、折曲部からの損傷を防止すると共に、耐ガス透過性
を向上させること。 【構成】 ベローズ28,28aが合成樹脂で構成さ
れ、このベローズの蛇腹部を構成する対向する少なくと
も一方の円錐状面46,48に、凸部50a,50b,
52a,52bが形成されている。その結果、樹脂製ベ
ローズの圧縮の際に、凸部50a,50b,52a,5
2bが、対向する他方の円錐状面自体あるいはこの円錐
状面に形成してある凸部に当接する。したがって、隣接
する円錐状面46,48相互が、必要以上に近づくこと
がなく、ベローズ28,28aの谷部に相当する折曲部
12に生じる応力集中を緩和することができる。
部に相当する折曲部に生じる応力集中を緩和し、結果的
に、折曲部からの損傷を防止すると共に、耐ガス透過性
を向上させること。 【構成】 ベローズ28,28aが合成樹脂で構成さ
れ、このベローズの蛇腹部を構成する対向する少なくと
も一方の円錐状面46,48に、凸部50a,50b,
52a,52bが形成されている。その結果、樹脂製ベ
ローズの圧縮の際に、凸部50a,50b,52a,5
2bが、対向する他方の円錐状面自体あるいはこの円錐
状面に形成してある凸部に当接する。したがって、隣接
する円錐状面46,48相互が、必要以上に近づくこと
がなく、ベローズ28,28aの谷部に相当する折曲部
12に生じる応力集中を緩和することができる。
Description
【0001】
本考案は、樹脂ベローズを用いたアキュムレータに係わり、さらに詳しくは、 例えば自動車のサスペンションあるいはブレーキシステムなどの油圧系配管シス テムなどに用いられるアキュムレータに関する。
【0002】
従来、この種のアキュムレータとしては、金属ベローズ製アキュムレータが知 られている。金属ベローズ製アキュムレータの場合には、金属のヤング率Eが約 21000Kg/mm2 であることから、アキュムレータの作動範囲を広げるた めには、ベローズの山数を増やす必要がある。その結果、アキュムレータの全長 が長くなり、装置の小型化の要請に反すると共に、重くなるという問題を有して いる。
【0003】 そこで、樹脂ベローズを用いたアキュムレータ(樹脂ベローズ製アキュムレー タ)が本出願人により開発されている。この樹脂ベローズ製アキュムレータでは 、アキュムレータ室内を伸縮自在な樹脂ベローズにより二室に分け、一方の室を 液体室とし、他方の室を気体室とし、気体室に所定圧の気体を密封し、液体室を 液体配管あるいは流体装置等の流体装置システムに連通させることにより、流体 装置システム内の流体の圧力変動などを防止することができる。 このような樹脂ベローズ製アキュムレータに用いられる樹脂ベローズの一例を 図5に示す。図5に示す樹脂ベローズ2では、円盤状の頂部4に、末広がりの円 錐面6と上広がりの円錐面8とが、交互に連続して一体に形成してあり、蛇腹状 部分10を構成している。この樹脂ベローズ2に作用する内外の差圧により、樹 脂ベローズの蛇腹状部分10が軸方向に伸縮することで、アキュムレータの機能 を果たすようになっている。 この樹脂ベローズ製アキュムレータによれば、樹脂が金属に対して剛性が低い ため、同じ作動圧力範囲であれば、金属ベローズ製アキュムレータに対し、ベロ ーズの凹凸山数を少なくでき、結果としてアキュムレータ2の全長を短くするこ とができる。
【0004】
ところが、このような樹脂ベローズ製アキュムレータ2では、蛇腹状部分10 の谷部に相当する折曲部12において、ベローズ2の圧縮の際に、鋭角に折曲さ れることによる応力集中が生じ、その部分での耐久性に問題がある。そこで、図 5,6に示すように、蛇腹部分10の谷部に相当する各折曲部12に対し、Oリ ング14を装着し、ベローズ2の圧縮時に、折曲部12が鋭角に折曲されるのを 防止し、折曲部12に作用する応力を緩和する構造が考えられている。
【0005】 ところが、このような構造では、図6に示すように、ベローズ2の圧縮の際に 、いずれかのOリング14aが、外側に逃げる場合があり、その場合には、折曲 部12aを構成する樹脂に作用する応力集中を有効に緩和することができないな どの課題を有している。
【0006】 また、このような構造では、蛇腹部分10の谷部に相当する折曲部12に対し てそれぞれOリング14を装着する作業を必要とし、組立が困難であると共に、 部品点数が増大するなどの課題も有している。
【0007】 本考案は、このような実状に鑑みてなされ、樹脂ベローズの圧縮の際にベロー ズの谷部に相当する折曲部に生じる応力集中を緩和することが可能であり、耐久 性に優れ、部品点数が少なく、組立が容易なアキュムレータを提供することを目 的とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案のアキュムレータは、樹脂ベローズに形成 してある蛇腹状の円錐面に、樹脂ベローズの圧縮の際に、隣接する他の円錐面に 接触する凸部が形成してある。
【0009】
本考案のアキュムレータでは、蛇腹状の円錐面に、隣接する他の円錐面に対し て、樹脂ベローズの圧縮の際に接触する凸部が形成してあるので、樹脂ベローズ の圧縮の際には、隣接する円錐面相互が、必要以上に近づくことがなく、ベロー ズの谷部に相当する折曲部に生じる応力集中を緩和することができる。
【0010】
以下、本考案の一実施例に係る樹脂ベローズ製アキュムレータについて、図面 を参照しつつ詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係る樹脂ベローズ製アキュムレータの半断面図、図 2は図1に示すII線に沿う樹脂ベローズの一部断面図、図3は同実施例の樹脂ベ ローズの圧縮時における縦方向要部断面図、図4は本考案の他の実施例に係る樹 脂ベローズの縦方向要部断面図である。
【0011】 図1に示す樹脂ベローズ製アキュムレータ20では、シェル22とエンドカバ ー24とで囲まれるアキュムレータ室26内に、樹脂ベローズ28が伸縮自在に 装着してある。アキュムレータ室6内に樹脂ベローズ22を取り付けることで、 アキュムレータ室26は、液体室30と気体室32とに区画される。樹脂ベロー ズ28の開口端部28aは、シェル22とエンドカバー24との接合部間に挟み 込まれ、Oリング40,42によりシールされ、気体室32および液体室30が 密封してある。シェル22に対してエンドカバー24を接合するには、シェル2 2の開口端部22aをカシメ止めすれば良い。なお、シェル22とエンドカバー 24との接合部には、角リング44が介装してある。
【0012】 エンドカバー24には、液体室内突出部24aが形成してあり、その先端がス トッパ面となり、樹脂ベローズ28の最小圧縮位置を規制するようになっている 。また、エンドカバー4には、樹脂ベローズ22の内部に形成される液体室10 に連通するオイルポート34が形成してある。一方、シェル22の頂部には、樹 脂ベローズ28の外部に形成される気体室32に連通するガス封入口36が形成 してある。ガス封入口36には、気体室32内を密封するプラグ38が取り外し 自在に装着してある。
【0013】 ガス封入口36を通して、気体室32に所定圧の気体(例えば数十kg/cm 2 の窒素ガスなど)を密封し、液体室30を、エンドカバー24に形成してある オイルポート34を通して、図示しない液体配管あるいは流体装置等の流体装置 システムに連通すれば、樹脂ベローズ28には、内部の液体室30と外部の気体 室32との差圧が作用し、流体装置システムの圧力変動を緩和する方向に、樹脂 ベローズ28が軸方向に伸縮移動することになる。その結果、流体装置システム の圧力変動を有効に防止することができる。
【0014】 本実施例では、このような樹脂ベローズ製アキュムレータ20において、樹脂 ベローズ28を次のような構成にしてある。 すなわち、樹脂ベローズ28では、円盤状の頂部45に、末広がりの円錐面4 6と上広がりの円錐面48とが、交互に連続して一体に形成してあり、蛇腹状部 分49を構成している。そして、樹脂ベローズ28に形成してある蛇腹状の円錐 面46,48に、樹脂ベローズ28の圧縮の際に、隣接する他の円錐面46,4 8に接触する凸部50a,50bが一体に形成してある。この凸部50a,50 bの形成位置は、たとえば図2に示すように、円錐面46,48の円周方向に沿 って、略等間隔に断続的に形成してある。しかも、隣合う円錐面46,48に形 成してある凸部50a,50bは、相互に重ならない位置に互い違いに形成して ある。相互に重ならない位置に形成するのは、必要以上に円錐面46,48相互 が近接することを防止すると共に、凸部50a,50b相互の重なりが位置ズレ して引き起こされる樹脂ベローズ28の異常変形を防止するためである。 凸部50a,50bの突出高さは、特に限定されないが、たとえば樹脂ベロー ズ28の肉厚程度であり、0.3〜1.5mm程度が好ましい。
【0015】 このような樹脂ベローズ28を構成する合成樹脂としては、特に限定されない が、例えば熱可塑性エラストマーである。また、樹脂ベローズ28を製造するた めの製法も特に限定されないが、例えばブロー成形、液圧成形などが例示される 。このような成形法により、凸部50a,50bも一体に形成することができる 。
【0016】 本実施例では、蛇腹状の円錐面46,48に、隣接する他の円錐面46,48 に対して、樹脂ベローズ28の圧縮の際に接触する凸部50a,50bが形成し てあるので、図3に示すように、樹脂ベローズ28の圧縮の際には、隣接する円 錐面46,48相互が、必要以上に近づくことがなく、ベローズ28の谷部に相 当する折曲部12に生じる応力集中を緩和することができる。
【0017】 このようなアキュムレータ20を組み立てる場合には、まず、シェル22内に 、Oリング40を入れ、次に樹脂ベローズ28および角リング44を入れ、次に Oリング42が装着されたエンドカバー24をシェル22の開口端部22a側に カシメ止めすれば良い。したがって、組み立てが著しく容易である。
【0018】 なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内 で種々に改変することができる。 たとえば、凸部50a,50bの具体的形状および形成位置は、特に限定され ず、形状としては、たとえば半球状、欠球状、ブロック状、あるいはその他の形 状などが例示される。図4に示す例では、凸部52a,52bがブロック形状を しており、しかも、隣接するブロック状凸部52a,52bは、相互に径方向に 相違する位置に形成してある。この場合には、凸部52a,52bは、周方向に 連続して形成することもできる。
【0019】 また、本考案では、樹脂ベローズ28により仕切られるアキュムレータ室26 の気体室32と液体室30とは、逆でもよい。すなわち、樹脂ベローズ28の内 部を気体室とし、外部を液体室に構成することも可能である。 さらに、本考案では、シェル22とエンドカバー24との接合手段は、特に限 定されず、上述したようなカシメ止めに限らず、その他の接合手段を採用しても 良い。
【0020】
本考案によれば、蛇腹状の円錐面に、隣接する他の円錐面に対してベローズの 圧縮時に接触する凸部が形成してあるので、樹脂ベローズの圧縮の際には、隣接 する円錐面相互が、必要以上に近づくことがなく、ベローズの谷部に相当する折 曲部に生じる応力集中を緩和することができる。その結果、樹脂ベローズの耐久 性、ひいてはアキュムレータの耐久性が向上する。 また、本考案では、従来のようなOリングを用いることなく折曲部の応力集中 を緩和できるので、部品点数が増大することなく、ベローズの組立も容易である 。
【提出日】平成4年9月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【書類名】 明細書
【0001】
本考案は、樹脂製ベローズを用いたアキュムレータに関する。
【0002】
アキュムレータは、たとえば自動車のサスペンションあるいはブレーキシステ ムを始めとして種々の分野に用いられている。従来、この種のアキュムレータと しては、金属製ベローズ型アキュムレータが知られている。金属製ベローズ型ア キュムレータの場合には、金属のヤング率Eが21000Kg/mm2であるこ とから、アキュムレータの作動範囲を広げるためには、ベローズの山数を増やす 必要がある。その結果、アキュムレータの全長が長くなり、装置の小型化の要請 に反すると共に、重くなるという問題を有している。
【0003】 また、金属製ベローズ型アキュムレータの欠点を補うアキュムレータとして、 ゴム製ベローズを用いたアキュムレータも知られている。ところが、ゴム製ベロ ーズ型アキュムレータでは、圧力の作用によっては、ベローズが正規の軸方向伸 縮変形を行わず、機能が発揮できないおそれがあった。また、ゴム製ベローズで は、気体室のガスが液体室側に透過し、設定圧力が経年変化するおそれがあった 。
【0004】 そこで、樹脂製ベローズを用いたアキュムレータ(樹脂製ベローズ型アキュム レータ)が本考案者により研究されている。この樹脂製ベローズ型アキュムレー タでは、アキュムレータ室内を、伸縮自在な樹脂製ベローズにより、一方の室を 液体室とし、他方の室を気体室とし、気体室に所定圧の気体を密封すると共に、 液体室を液体配管あるいは流体装置等の流体装置システムに連通させることによ り、流体装置システム内の流体の圧力変動などを防止することができる。
【0005】 このようなアキュムレータに用いられる樹脂製ベローズでは、円盤状の頂部に 、末広がりの円錐状面と上広がりの円錐状面とが、交互に連続して一体に形成し てあり、蛇腹部を構成している。この樹脂製ベローズに作用する内外の差圧によ り、樹脂製ベローズの蛇腹部が軸方向に伸縮することで、アキュムレータの機能 を果たすようになっている。 この樹脂製ベローズ型アキュムレータによれば、樹脂が金属に対して剛性が低 いため、同じ作動圧力範囲であれば、金属製ベローズ型アキュムレータに対し、 ベローズの凹凸山数を少なくでき、結果としてアキュムレータの全長を短くする ことができる。また、ゴム製ベローズ型アキュムレータに比較し、耐ガス透過性 に優れると共に、良好に軸方向に伸縮変形するという利点を有する。
【0006】
ところが、このような樹脂製ベローズ型アキュムレータでは、ベローズの圧縮 の際に、蛇腹部の谷部に相当する折曲部が鋭角に折曲され、そのため、折曲部に 応力集中が生じ、その部分での耐久性に問題があった。この折曲部が疲労すると 、樹脂製ベローズの利点である耐ガス透過性が低下すると共に、場合によっては 疲労により損傷するという問題点が、本考案者によって見い出されている。
【0007】 本考案は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、樹脂製ベローズの圧 縮の際にベローズの谷部に相当する折曲部に生じる応力集中を緩和し、結果的に 、折曲部からの損傷を防止すると共に、耐ガス透過性を向上させることにある。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案の樹脂製ベローズ型アキュムレータは、ベ ローズが合成樹脂で構成され、このベローズの蛇腹部を構成する対向する少なく とも一方の円錐状面に、凸部が形成されている。
【0009】
本考案の樹脂製ベローズ型アキュムレータでは、対向する少なくとも一方の円 錐状面に、凸部が形成されているので、樹脂製ベローズの圧縮の際には、この凸 部が、対向する他方の円錐状面自体あるいはこの円錐状面に形成してある凸部に 当接する。したがって、隣接する円錐状面相互が、必要以上に近づくことがなく 、ベローズの谷部に相当する折曲部に生じる応力集中を緩和することができる。
【0010】
以下、本考案の一実施例に係る樹脂製ベローズ型アキュムレータについて、図 面を参照しつつ詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係る樹脂製ベローズ型アキュムレータの半断面図、 図2は図1に示すII線に沿う樹脂製ベローズの一部断面図、図3は同実施例の 樹脂製ベローズの圧縮時における縦方向要部断面図、図4は本考案の他の実施例 に係る樹脂製ベローズの縦方向要部断面図である。
【0011】 図1に示す樹脂製ベローズ型アキュムレータ20では、シェル22とエンドカ バー24とで囲まれるアキュムレータ室26内に、樹脂製ベローズ28が伸縮自 在に装着してある。アキュムレータ室6内に樹脂製ベローズ22を取り付けるこ とで、アキュムレータ室26は、液体室30と気体室32とに区画される。樹脂 製ベローズ28の開口端部28aは、シェル22とエンドカバー24との接合部 間に挟み込まれ、Oリング40,42によりシールされ、気体室32および液体 室30が密封してある。シェル22に対してエンドカバー24を接合するには、 シェル22の開口端部22aをカシメ止めすれば良い。なお、シェル22とエン ドカバー24との接合部には、角リング44が介装してある。
【0012】 エンドカバー24には、液体室内突出部24aが形成してあり、その先端がス トッパ面となり、樹脂製ベローズ28の最小圧縮位置を規制するようになってい る。また、エンドカバー4には、樹脂製ベローズ22の内部に形成される液体室 10に連通するオイルポート34が形成してある。一方、シェル22の頂部には 、樹脂製ベローズ28の外部に形成される気体室32に連通するガス封入口36 が形成してある。ガス封入口36には、気体室32内を密封するプラグ38が取 り外し自在に装着してある。
【0013】 ガス封入口36を通して、気体室32に所定圧の気体(例えば数十kg/cm2 の窒素ガスなど)を密封し、液体室30を、エンドカバー24に形成してある オイルポート34を通して図示しない液体配管あるいは流体装置等の流体装置シ ステムに連通すれば、樹脂製ベローズ28には、内部の液体室30と外部の気体 室32との差圧が作用し、流体装置システムの圧力変動を緩和する方向に、樹脂 製ベローズ28が軸方向に伸縮移動することになる。その結果、流体装置システ ムの圧力変動を有効に防止することができる。
【0014】 本実施例では、このような樹脂製ベローズ型アキュムレータ20において、樹 脂製ベローズ28を次のような構成にしてある。 すなわち、樹脂製ベローズ28では、円盤状の頂部45に、末広がりの円錐状 面46と上広がりの円錐状面48とが、交互に連続して一体に形成してあり、蛇 腹部49を構成している。そして、樹脂製ベローズ28に形成してある蛇腹状の 円錐状面46,48に、樹脂製ベローズ28の圧縮の際に、隣接する他の円錐状 面46,48に接触する凸部50a,50bが一体に形成してある。この凸部5 0a,50bの形成位置は、たとえば図2に示すように、円錐状面46,48の 円周方向に沿って、略等間隔に断続的に形成してある。しかも、隣合う円錐状面 46,48に形成してある凸部50a,50bは、相互に重ならない位置に互い 違いに形成してある。相互に重ならない位置に形成するのは、必要以上に円錐状 面46,48相互が近接することを防止すると共に、凸部50a,50b相互の 重なりが位置ズレして引き起こされる樹脂製ベローズ28の異常変形を防止する ためである。 凸部50a,50bの突出高さは、特に限定されないが、たとえば樹脂製ベロ ーズ28の肉厚程度であり、0.3〜1.5mm程度が好ましい。また、凸部5 0a,50bの形成位置は、円錐面の全長をLとした場合に、谷部に相当する折 曲部12(図2参照)から2/3Lの範囲内であることが好ましい。
【0015】 このような樹脂製ベローズ28を構成する合成樹脂としては、特に限定されな いが、例えば熱可塑性エラストマーである。また、樹脂製ベローズ28を製造す るための製法も特に限定されないが、例えばブロー成形、液圧成形などが例示さ れる。このような成形法により、凸部50a,50bも一体に形成することがで きる。
【0016】 本実施例では、蛇腹状の円錐状面46,48に、隣接する他の円錐状面46, 48に対して、樹脂製ベローズ28の圧縮の際に接触する凸部50a,50bが 形成してあるので、図3に示すように、樹脂製ベローズ28の圧縮の際には、隣 接する円錐状面46,48相互が、必要以上に近づくことがなく、ベローズ28 の谷部に相当する折曲部12に生じる応力集中を緩和することができる。
【0017】 このようなアキュムレータ20を組み立てる場合には、まず、シェル22内に 、Oリング40を入れ、次に樹脂製ベローズ28および角リング44を入れ、次 にOリング42が装着されたエンドカバー24をシェル22の開口端部22a側 にカシメ止めすれば良い。したがって、組み立てが著しく容易である。
【0018】 なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内 で種々に改変することができる。 たとえば、凸部50a,50bの具体的形状および形成位置は、特に限定され ず、形状としては、たとえば半球状、欠球状、ブロック状、あるいはその他の形 状などが例示される。図4に示す例では、凸部52a,52bがブロック形状を しており、しかも、隣接するブロック状凸部52a,52bは、相互に径方向に 相違する位置に形成してある。この場合には、凸部52a,52bは、周方向に 連続してリング状に形成することもできる。 また、上述した各実施例では、隣接する円錐状面46,48の双方に凸部を形 成したが、これに限定されず、少なくとも一方に形成すればよい。また、隣接す る円錐状面46,48の双方に凸部を形成を形成する場合には、必ずしも互い違 いに形成することなく、ベローズの圧縮時に凸部相互が当接するように構成する こともできる。
【0019】 また、本考案では、樹脂製ベローズ28により仕切られるアキュムレータ室2 6の気体室32と液体室30とは、逆でもよい。すなわち、樹脂製ベローズ28 の内部を気体室とし、外部を液体室に構成することも可能である。 さらに、本考案では、シェル22とエンドカバー24との接合手段は、特に限 定されず、上述したようなカシメ止めに限らず、その他の接合手段を採用しても 良い。
【0020】
【考案の効果】 本考案によれば、対向する少なくとも一方の円錐状面に、凸部が形成されてい るので、樹脂製ベローズの圧縮の際には、この凸部が、対向する他方の円錐状面 自体あるいはこの円錐状面に形成してある凸部に当接する。したがって、隣接す る円錐状面相互が、必要以上に近づくことがない。したがって、ベローズの谷部 に相当する折曲部に生じる応力集中を緩和することができる。その結果、樹脂製 ベローズの折曲部から気体室のガスが透過することを有効に防止することができ 、耐透過性が向上すると共に、折曲部が早期に損傷することを有効に防止するこ とができる。
【図1】本考案の一実施例に係る樹脂ベローズ製アキュ
ムレータの半断面図である。
ムレータの半断面図である。
【図2】図1に示すII線に沿う樹脂ベローズの一部断面
図である。
図である。
【図3】同実施例の樹脂ベローズの圧縮時における縦方
向要部断面図である。
向要部断面図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る樹脂ベローズの縦方
向要部断面図である。
向要部断面図である。
【図5】開発中の樹脂ベローズの要部断面図である。
【図6】同樹脂ベローズの圧縮時における要部断面図で
ある。
ある。
2… 樹脂ベローズ 4… 頂部 6… 円錐面 8… 円錐面 10… 蛇腹状部分 12… 折曲部 14… Oリング 20… アキュムレータ 22… シェル 22a… 開口端部 24… エンドカバー 24a… 液体室内突出部 26… アキュムレータ室 28… 樹脂ベローズ 28a… 樹脂ベローズ 30… 液体室 32… 気体室 34… オイルポート 36… ガス封入口 38… プラグ 40… Oリング 42… Oリング 44… 角リング 46… 円錐面 48… 円錐面 49… 蛇膜状部分 50a,50b… 凸部 52a,52b… 凸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 アキュムレータ
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る樹脂製ベローズ型アキ
ュムレータの半断面図である。
ュムレータの半断面図である。
【図2】図1に示すII線に沿う樹脂製ベローズの一部
断面図である。
断面図である。
【図3】同実施例の樹脂製ベローズの圧縮時における縦
方向要部断面図である。
方向要部断面図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る樹脂製ベローズの縦
方向要部断面図である。
方向要部断面図である。
【符号の説明】 2… 樹脂製ベローズ 4… 頂部 6… 円錐状面 8… 円錐状面 10… 蛇腹部分 12… 折曲部 14… Oリング 20… アキュムレータ 22… シェル 22a… 開口端部 24… エンドカバー 24a… 液体室内突出部 26… アキュムレータ室 28… 樹脂製ベローズ 28a… 樹脂製ベローズ 30… 液体室 32… 気体室 34… オイルポート 36… ガス封入口 38… プラグ 40… Oリング 42… Oリング 44… 角リング 46… 円錐状面 48… 円錐状面 50a,50b… 凸部 52a,52b… 凸部 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月7日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除
Claims (1)
- 【請求項1】 アキュムレータ室(26)内に、樹脂ベ
ローズ(28,28a)を伸縮自在に装着し、アキュム
レータ室(26)を樹脂ベローズ(28,28a)によ
って液体室(30)および気体室(32)に区画し、気
体室(32)に所定圧の気体を密封し、液体室(30)
を液体配管あるいは流体装置等の流体装置システムに連
通させるアキュムレータであって、 前記樹脂ベローズ(28,28a)に形成してある蛇腹
状の円錐面(46,48)に、隣接する他の円錐面(4
6,48)に対して、樹脂ベローズの圧縮の際に接触す
る凸部(50a,50b,52a,52b)が形成して
あるアキュムレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3075092U JPH0583403U (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | アキュムレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3075092U JPH0583403U (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | アキュムレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0583403U true JPH0583403U (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=12312367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3075092U Pending JPH0583403U (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | アキュムレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0583403U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009503392A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 自己倍力式の電気機械式のディスクブレーキのためのベローズ並びにこのような形式のベローズを備えたディスクブレーキ |
| WO2023093945A1 (de) * | 2021-11-23 | 2023-06-01 | Continental Automotive Technologies GmbH | Bremsgerät mit einer elastischen schutzvorrichtung und verfahren zur montage einer schutzvorrichtung |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP3075092U patent/JPH0583403U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009503392A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 自己倍力式の電気機械式のディスクブレーキのためのベローズ並びにこのような形式のベローズを備えたディスクブレーキ |
| WO2023093945A1 (de) * | 2021-11-23 | 2023-06-01 | Continental Automotive Technologies GmbH | Bremsgerät mit einer elastischen schutzvorrichtung und verfahren zur montage einer schutzvorrichtung |
| JP2024540235A (ja) * | 2021-11-23 | 2024-10-31 | コンチネンタル・オートモーティヴ・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 弾性保護装置を備えたブレーキ装置及び保護装置を装着するための方法 |
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