JPH058352B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH058352B2 JPH058352B2 JP61026475A JP2647586A JPH058352B2 JP H058352 B2 JPH058352 B2 JP H058352B2 JP 61026475 A JP61026475 A JP 61026475A JP 2647586 A JP2647586 A JP 2647586A JP H058352 B2 JPH058352 B2 JP H058352B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- heat exchanger
- liquid
- film
- heat transfer
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、吸収式冷凍機の吸収器及び蒸発器に
用いられる伝熱管に関するものである。 [従来技術とその問題点] 吸収式冷凍機の吸収器及び蒸発器は、夫々密閉
容器内に水平、あるいは垂直に多数の伝熱管を並
列配置して構成されている。しかして吸収器の伝
熱管は、管外側に吸収液、例えばリチウムブロマ
イド水溶液を滴下し、蒸発器で発生した水蒸気を
吸収させると同時に、管内を流れる冷却水との間
で熱交換を行い吸収液の温度を下げるようになつ
ている。また蒸発器の伝熱管は、管外側に冷媒、
例えば水を滴下し、これを管内を流れる冷水によ
り蒸発させて熱交換を行うようになつている。 従つて、この種の伝熱管には伝熱性能と吸収能
力の向上が要求される。そのためには伝熱管表面
に滴下された液を管全面に薄い膜状に分散させる
ことが大きなポイントとなる。このため、最近で
は外面に多数の微細な針状フインを設けた構造の
伝熱管を使用し、管外面での滴下された液の分散
を向上させることが行なわれている。 このような伝熱管の表面形状の効果は、滴下さ
れた液がフインとフインとの間の溝内に表面張力
により引き込まれると同時に、フインにも薄い液
膜として引張られ、さらにフイン割れ部から隣接
する溝内へも液が引き込まれ、濡れ面積が拡大す
る。しかし、このような伝熱管においても液の表
面張力には限界があり、伝熱面全体を有効に利用
できない。さらに、この種の伝熱管の共通の問題
として、表面の濡れ性を向上させるために脱脂を
慎重に行なわなければならないことが上げられ
る。 [発明の目的] 本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、伝熱性能及び吸収能力を大幅に増加させる
とのできる新規な伝熱管を提供することにある。 [発明の概要] 本発明の要旨は、伝熱管として、その表面に針
状結晶組織の皮膜を形成したものを用いたことに
あり、これにより滴下された液の濡れ面積を飛躍
的に増大させて吸収器及び蒸発器の伝熱性能並び
に吸収能力を向上させることができるようにした
ものである。 [発明の実施例] 以下本発明の実施例について説明する。 伝熱管として、次のような外表面構造を有する
外径19.05mmの銅管を夫々用意した。 平滑。 角度90°、深さ0.3mmのV字溝を、管軸に対し
て45°の傾きをもつて1.27mmのピツチで螺旋状
に形成した。 前記と同じ溝を交差させて形成した。 第3図に示すように、深さ0.2mmのV字状の
谷部12を0.5mmのピツチで設けた高さ0.9mmの
フイン11を、管軸に対して90°に近い傾きを
もつて0.7mmのピツチで螺旋状に形成した。 用意された上記の各管を、夫々温度85〜100℃
の黒染液(ジヤパン・メタル・フイニツシング社
製の「エバノールC」)に約10分間浸漬した後水
洗することにより、各管の外表面に、第1図に示
すように、CuOからなる微小な針状結晶組織の皮
膜1を形成した。 得られた各伝熱管を供試管として、第2図に示
すような実験装置を用い、温度40℃のリチウムブ
ロマイド水溶液(濃度:65%)からなる吸収液6
をノズル4から0.4リツトル/分で滴下させ、管
外表面の液の状態を写真撮影すると共に、最下段
の供試管2の滴下前後の重量差により濡れ量Gを
求めた。 尚、第2図中、3は透明密封筐体、5は吸収液
6の滴、7は液槽、8はポンプ、9は流量計、1
0はデジタル天秤を示す。 上記実験の結果を、未処理の供試管の結果と共
に第1表に示す。
用いられる伝熱管に関するものである。 [従来技術とその問題点] 吸収式冷凍機の吸収器及び蒸発器は、夫々密閉
容器内に水平、あるいは垂直に多数の伝熱管を並
列配置して構成されている。しかして吸収器の伝
熱管は、管外側に吸収液、例えばリチウムブロマ
イド水溶液を滴下し、蒸発器で発生した水蒸気を
吸収させると同時に、管内を流れる冷却水との間
で熱交換を行い吸収液の温度を下げるようになつ
ている。また蒸発器の伝熱管は、管外側に冷媒、
例えば水を滴下し、これを管内を流れる冷水によ
り蒸発させて熱交換を行うようになつている。 従つて、この種の伝熱管には伝熱性能と吸収能
力の向上が要求される。そのためには伝熱管表面
に滴下された液を管全面に薄い膜状に分散させる
ことが大きなポイントとなる。このため、最近で
は外面に多数の微細な針状フインを設けた構造の
伝熱管を使用し、管外面での滴下された液の分散
を向上させることが行なわれている。 このような伝熱管の表面形状の効果は、滴下さ
れた液がフインとフインとの間の溝内に表面張力
により引き込まれると同時に、フインにも薄い液
膜として引張られ、さらにフイン割れ部から隣接
する溝内へも液が引き込まれ、濡れ面積が拡大す
る。しかし、このような伝熱管においても液の表
面張力には限界があり、伝熱面全体を有効に利用
できない。さらに、この種の伝熱管の共通の問題
として、表面の濡れ性を向上させるために脱脂を
慎重に行なわなければならないことが上げられ
る。 [発明の目的] 本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、伝熱性能及び吸収能力を大幅に増加させる
とのできる新規な伝熱管を提供することにある。 [発明の概要] 本発明の要旨は、伝熱管として、その表面に針
状結晶組織の皮膜を形成したものを用いたことに
あり、これにより滴下された液の濡れ面積を飛躍
的に増大させて吸収器及び蒸発器の伝熱性能並び
に吸収能力を向上させることができるようにした
ものである。 [発明の実施例] 以下本発明の実施例について説明する。 伝熱管として、次のような外表面構造を有する
外径19.05mmの銅管を夫々用意した。 平滑。 角度90°、深さ0.3mmのV字溝を、管軸に対し
て45°の傾きをもつて1.27mmのピツチで螺旋状
に形成した。 前記と同じ溝を交差させて形成した。 第3図に示すように、深さ0.2mmのV字状の
谷部12を0.5mmのピツチで設けた高さ0.9mmの
フイン11を、管軸に対して90°に近い傾きを
もつて0.7mmのピツチで螺旋状に形成した。 用意された上記の各管を、夫々温度85〜100℃
の黒染液(ジヤパン・メタル・フイニツシング社
製の「エバノールC」)に約10分間浸漬した後水
洗することにより、各管の外表面に、第1図に示
すように、CuOからなる微小な針状結晶組織の皮
膜1を形成した。 得られた各伝熱管を供試管として、第2図に示
すような実験装置を用い、温度40℃のリチウムブ
ロマイド水溶液(濃度:65%)からなる吸収液6
をノズル4から0.4リツトル/分で滴下させ、管
外表面の液の状態を写真撮影すると共に、最下段
の供試管2の滴下前後の重量差により濡れ量Gを
求めた。 尚、第2図中、3は透明密封筐体、5は吸収液
6の滴、7は液槽、8はポンプ、9は流量計、1
0はデジタル天秤を示す。 上記実験の結果を、未処理の供試管の結果と共
に第1表に示す。
【表】
【表】
吸収器及び蒸発器用伝熱管は、濡れ面積が大き
く、表面の液膜厚さが薄いほど高性能と考えられ
る。従つて、第1表の結果から、本発明の黒化処
理品はこれを吸収器に適用した場合、何れも大幅
な伝熱性能及び吸収能力の向上が期待できる。ま
た蒸発器に適用した場合も同様の効果により大幅
な伝熱性能の向上が期待できる。これは、表面に
形成された微小な針状結晶組織皮膜が液の毛細管
現象を引起こすと同時に、脱脂が効果的に行われ
たこともあつて、前述の処理を施さなかつたもの
に比べて液の濡れ性が大幅に改善されたことによ
るものと思われる。 前記実施例は管外側の場合であるが、例えば空
冷式の吸収式冷凍機のように、管内側に吸収液、
管外側に冷却液を流して管内吸収を行うタイプの
吸収もある。そのようなタイプのものであつて
も、吸収機構に関しては管外の場合と同様である
から、本発明はそのような伝熱管に対しても同様
に適用することができる。 勿論、微小な針状結晶組織皮膜の下地は、前に
示した例に限らず、他の構造や材質であつても差
支えない。また、針状結晶組織皮膜の形成にあた
つて黒染液処理の例を示したが、これは他の処
理、例えば陽極酸化処理、化成処理、硫化銅処理
等であつても差支えない。 [発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の伝熱
管は、表面に針状結晶組織の皮膜を形成したもの
であるから、その形成にあたつて脱脂が効果的に
行われることもあつて液の濡れ性が大幅に改善さ
れ、伝熱管単管での伝熱性能及び吸収能力を大幅
に向上させ、これを用いる熱交換器の小形化も可
能である。また表面の針状結晶組織の皮膜は、化
学処理、電解処理により簡単に形成できるため、
溝加工、フイン加工等に比べコスト的に有利であ
る。
く、表面の液膜厚さが薄いほど高性能と考えられ
る。従つて、第1表の結果から、本発明の黒化処
理品はこれを吸収器に適用した場合、何れも大幅
な伝熱性能及び吸収能力の向上が期待できる。ま
た蒸発器に適用した場合も同様の効果により大幅
な伝熱性能の向上が期待できる。これは、表面に
形成された微小な針状結晶組織皮膜が液の毛細管
現象を引起こすと同時に、脱脂が効果的に行われ
たこともあつて、前述の処理を施さなかつたもの
に比べて液の濡れ性が大幅に改善されたことによ
るものと思われる。 前記実施例は管外側の場合であるが、例えば空
冷式の吸収式冷凍機のように、管内側に吸収液、
管外側に冷却液を流して管内吸収を行うタイプの
吸収もある。そのようなタイプのものであつて
も、吸収機構に関しては管外の場合と同様である
から、本発明はそのような伝熱管に対しても同様
に適用することができる。 勿論、微小な針状結晶組織皮膜の下地は、前に
示した例に限らず、他の構造や材質であつても差
支えない。また、針状結晶組織皮膜の形成にあた
つて黒染液処理の例を示したが、これは他の処
理、例えば陽極酸化処理、化成処理、硫化銅処理
等であつても差支えない。 [発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の伝熱
管は、表面に針状結晶組織の皮膜を形成したもの
であるから、その形成にあたつて脱脂が効果的に
行われることもあつて液の濡れ性が大幅に改善さ
れ、伝熱管単管での伝熱性能及び吸収能力を大幅
に向上させ、これを用いる熱交換器の小形化も可
能である。また表面の針状結晶組織の皮膜は、化
学処理、電解処理により簡単に形成できるため、
溝加工、フイン加工等に比べコスト的に有利であ
る。
第1図は本発明に係る伝熱管の一実施例を示す
説明図、第2図は本発明の伝熱管の性能評価のた
めの実験方法模式図、第3図は本発明に用いる伝
熱管の別の例を示す説明図である。 1……微小な針状結晶組織の皮膜、2……伝熱
管、5……吸収液の滴、6……吸収液、11……
フイン。
説明図、第2図は本発明の伝熱管の性能評価のた
めの実験方法模式図、第3図は本発明に用いる伝
熱管の別の例を示す説明図である。 1……微小な針状結晶組織の皮膜、2……伝熱
管、5……吸収液の滴、6……吸収液、11……
フイン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 管表面に液が滴下され、前記表面に対応する
面に接する流体と熱交換を行う伝熱管であつて、
前記表面に、酸化処理等による微小な針状結晶組
織の皮膜を形成してなることを特徴とする滴下液
分散用伝熱管。 2 管材が表面に多数のフイン又は多数の独立し
た突起を有するものである、前記第1項記載の伝
熱管。 3 微小な針状結晶組織の皮膜が形成された面が
管外表面である、前記第1項または第2項記載の
伝熱管。 4 微小な針状結晶組織の皮膜が形成された面が
管内表面である、前記第1項または第2項記載の
伝熱管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2647586A JPS62186179A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 滴下液分散用伝熱管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2647586A JPS62186179A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 滴下液分散用伝熱管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62186179A JPS62186179A (ja) | 1987-08-14 |
| JPH058352B2 true JPH058352B2 (ja) | 1993-02-01 |
Family
ID=12194531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2647586A Granted JPS62186179A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 滴下液分散用伝熱管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62186179A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0827100B2 (ja) * | 1987-08-06 | 1996-03-21 | 日立電線株式会社 | 吸収器用伝熱管 |
| US6098420A (en) * | 1998-03-31 | 2000-08-08 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Absorption chiller and heat exchanger tube used the same |
| JP2019128139A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 蒸発器及び冷凍機 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4927115Y2 (ja) * | 1971-01-26 | 1974-07-23 | ||
| JPS5339362U (ja) * | 1976-09-10 | 1978-04-06 | ||
| JPS56165872A (en) * | 1980-05-26 | 1981-12-19 | Sumitomo Electric Industries | Evaporator |
-
1986
- 1986-02-07 JP JP2647586A patent/JPS62186179A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62186179A (ja) | 1987-08-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |