JPH058373A - ウエブの乾燥装置 - Google Patents
ウエブの乾燥装置Info
- Publication number
- JPH058373A JPH058373A JP18928391A JP18928391A JPH058373A JP H058373 A JPH058373 A JP H058373A JP 18928391 A JP18928391 A JP 18928391A JP 18928391 A JP18928391 A JP 18928391A JP H058373 A JPH058373 A JP H058373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- hot air
- far
- infrared radiation
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 グラビア印刷機の乾燥装置の乾燥能力を向上
させる。 【構成】 ガイドローラ6で案内されながら走行するウ
ェブ1に対して熱風を吹き付ける複数の多孔板式熱風ノ
ズル10の先端の多孔板15に遠赤外線放射材料を設
け、多孔板15を通してウェブに熱風を吹き付けると共
にその多孔板表面の遠赤外線放射材料を熱風で加熱し、
ウェブを遠赤外線放射により加熱するように構成する。
この遠赤外線放射材料の加熱のために、電気式ヒータを
設けてもよい。
させる。 【構成】 ガイドローラ6で案内されながら走行するウ
ェブ1に対して熱風を吹き付ける複数の多孔板式熱風ノ
ズル10の先端の多孔板15に遠赤外線放射材料を設
け、多孔板15を通してウェブに熱風を吹き付けると共
にその多孔板表面の遠赤外線放射材料を熱風で加熱し、
ウェブを遠赤外線放射により加熱するように構成する。
この遠赤外線放射材料の加熱のために、電気式ヒータを
設けてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機やコーター等に
おいて走行中のウェブを乾燥させるための乾燥装置に関
する。
おいて走行中のウェブを乾燥させるための乾燥装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、グラビア印刷機において、印刷後
のウェブに付着したインキを乾燥させるための乾燥装置
としては、走行中のウェブをローラで案内し、そのウェ
ブに対して熱風を吹き付ける熱風式乾燥装置が広く使用
されている。また、その熱風吹き付けによる乾燥効率を
上げるため、熱風を多孔板から吹き出すように構成した
多孔板式熱風ノズルも知られている(例えば、実開昭6
0−136774号、実開昭60−136775号、実
開昭60−136776号、実開昭60−138195
号公報参照)。
のウェブに付着したインキを乾燥させるための乾燥装置
としては、走行中のウェブをローラで案内し、そのウェ
ブに対して熱風を吹き付ける熱風式乾燥装置が広く使用
されている。また、その熱風吹き付けによる乾燥効率を
上げるため、熱風を多孔板から吹き出すように構成した
多孔板式熱風ノズルも知られている(例えば、実開昭6
0−136774号、実開昭60−136775号、実
開昭60−136776号、実開昭60−138195
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
乾燥装置では、多孔板式熱風ノズルを使用して乾燥効率
を高める構成としても、乾燥能力に限度があり、溶剤系
のインキに対しては比較的良好な乾燥ができるとして
も、乾燥の困難な水性インキに対しては満足な乾燥が行
えないという問題があった。特に、印刷ウェブとしてプ
ラスチックフィルムを使用する場合には、プラスチック
フィルムが吸湿性を有していないので、乾燥量が多く必
要となるにもかかわらず、フィルム自体が伸びやすいの
で高温加熱ができず、このため熱風温度が60〜100
°C程度に制限され、水性インキの乾燥がきわめて難し
い。水性インキに対して必要な乾燥を行うには、ウェブ
の走行速度を下げるか、乾燥装置自体を大きくすればよ
いが、そうすると、生産能力が低下し、また、装置が大
型化しコスト高となるという問題が生じる。
乾燥装置では、多孔板式熱風ノズルを使用して乾燥効率
を高める構成としても、乾燥能力に限度があり、溶剤系
のインキに対しては比較的良好な乾燥ができるとして
も、乾燥の困難な水性インキに対しては満足な乾燥が行
えないという問題があった。特に、印刷ウェブとしてプ
ラスチックフィルムを使用する場合には、プラスチック
フィルムが吸湿性を有していないので、乾燥量が多く必
要となるにもかかわらず、フィルム自体が伸びやすいの
で高温加熱ができず、このため熱風温度が60〜100
°C程度に制限され、水性インキの乾燥がきわめて難し
い。水性インキに対して必要な乾燥を行うには、ウェブ
の走行速度を下げるか、乾燥装置自体を大きくすればよ
いが、そうすると、生産能力が低下し、また、装置が大
型化しコスト高となるという問題が生じる。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、装置をあまり大型化することなく、またウェブの
走行速度を下げることなく、プラスチックフィルムに水
性インキで印刷したウェブに対しても良好な乾燥を可能
とする乾燥装置を提供することを目的とする。
ので、装置をあまり大型化することなく、またウェブの
走行速度を下げることなく、プラスチックフィルムに水
性インキで印刷したウェブに対しても良好な乾燥を可能
とする乾燥装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記問題点
を解決すべく鋭意検討の結果、遠赤外線ヒータが水性イ
ンキの乾燥に極めて有効であることを見出し、本発明を
完成した。すなわち、本発明は、乾燥すべきウェブの走
行経路に沿って配置され、ウェブに熱風を吹き付ける複
数の多孔板式熱風ノズルと、その熱風ノズル先端の多孔
板表面に設けられた遠赤外線放射材料とを有するウェブ
の乾燥装置を要旨とする。
を解決すべく鋭意検討の結果、遠赤外線ヒータが水性イ
ンキの乾燥に極めて有効であることを見出し、本発明を
完成した。すなわち、本発明は、乾燥すべきウェブの走
行経路に沿って配置され、ウェブに熱風を吹き付ける複
数の多孔板式熱風ノズルと、その熱風ノズル先端の多孔
板表面に設けられた遠赤外線放射材料とを有するウェブ
の乾燥装置を要旨とする。
【0006】ここで、上記構成の乾燥装置において、更
に、前記遠赤外線放射材料を加熱する電気式ヒータを設
けることが好ましい。
に、前記遠赤外線放射材料を加熱する電気式ヒータを設
けることが好ましい。
【0007】本発明の乾燥装置は、グラビア印刷機に用
いるのに好適なものであるが、これに限らず、他の形式
の印刷機に用いてもよいし、更には印刷機に限らず、ウ
ェブを取り扱う他の機械、例えばコーターに使用しても
よい。
いるのに好適なものであるが、これに限らず、他の形式
の印刷機に用いてもよいし、更には印刷機に限らず、ウ
ェブを取り扱う他の機械、例えばコーターに使用しても
よい。
【0008】
【作用】上記構成の乾燥装置では、走行中にウェブに対
して多孔板式熱風ノズルが熱風を多数のスポット状に高
速で吹き付け、ウェブ及びそれに付与されているインキ
等を効率よく加熱、乾燥し、同時にその多孔板表面の遠
赤外線放射材料が熱風で加熱されて遠赤外線をウェブに
対して放射し、ウェブ及びインキ等を一層敏速に加熱す
る。このため、乾燥装置の大きさを大きくすることな
く、乾燥能力が向上する。ここで、遠赤外線は水性イン
キを選択的に加熱する特性があるので、水性インキの乾
燥に特に有効である。
して多孔板式熱風ノズルが熱風を多数のスポット状に高
速で吹き付け、ウェブ及びそれに付与されているインキ
等を効率よく加熱、乾燥し、同時にその多孔板表面の遠
赤外線放射材料が熱風で加熱されて遠赤外線をウェブに
対して放射し、ウェブ及びインキ等を一層敏速に加熱す
る。このため、乾燥装置の大きさを大きくすることな
く、乾燥能力が向上する。ここで、遠赤外線は水性イン
キを選択的に加熱する特性があるので、水性インキの乾
燥に特に有効である。
【0009】ところで、遠赤外線放射材料による遠赤外
線放射量は、その温度が高くなる程、増加する。このた
め、ウェブに吹き付ける熱風のみで遠赤外線放射材料を
加熱する構成では、熱風温度が低いと遠赤外線放射量が
少なくなるが、電気式ヒータを設けるとそれによって遠
赤外線放射材料をより高温とでき、遠赤外線放射量を増
加できる。かくして、ウェブとしてプラスチックフィル
ムを使った時などのように熱風温度を高温とできない場
合には、電気式ヒータを用いることにより、乾燥能力を
増大させることができる。
線放射量は、その温度が高くなる程、増加する。このた
め、ウェブに吹き付ける熱風のみで遠赤外線放射材料を
加熱する構成では、熱風温度が低いと遠赤外線放射量が
少なくなるが、電気式ヒータを設けるとそれによって遠
赤外線放射材料をより高温とでき、遠赤外線放射量を増
加できる。かくして、ウェブとしてプラスチックフィル
ムを使った時などのように熱風温度を高温とできない場
合には、電気式ヒータを用いることにより、乾燥能力を
増大させることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は本発明をグラビア印刷機に適用した実施
例を示す概略断面図であり、1は被加熱物であるウェ
ブ、2はそのウェブ1に印刷を行う版胴、3はウェブ1
を版胴2に押し付ける圧胴、4はウェブ1を案内するガ
イドローラ、5は乾燥装置である。ガイドローラ4は内
部に誘導加熱コイルを備えた熱ローラであり、乾燥装置
5に入る前のウェブ1を予熱することができる。
明する。図1は本発明をグラビア印刷機に適用した実施
例を示す概略断面図であり、1は被加熱物であるウェ
ブ、2はそのウェブ1に印刷を行う版胴、3はウェブ1
を版胴2に押し付ける圧胴、4はウェブ1を案内するガ
イドローラ、5は乾燥装置である。ガイドローラ4は内
部に誘導加熱コイルを備えた熱ローラであり、乾燥装置
5に入る前のウェブ1を予熱することができる。
【0011】乾燥装置5は、走行中のウェブ1の非印刷
面を支持するように配置された多数のガイドローラ6
と、そのウェブ1の走行経路を覆うように配置された第
一乾燥フード7及び第二乾燥フード8と、第二乾燥フー
ド8内に設けられた熱風チャンバ9等を有している。こ
の熱風チャンバ9は、ウェブ1に面する位置に多数の多
孔板式熱風ノズル10を有し、熱風供給管11から熱風
チャンバ9内に供給される熱風を先端の多孔板15から
噴出してウェブ1に吹き付けるようになっている。熱風
チャンバ9には、適当な位置にウェブ1に吹き付けられ
た熱風の戻り通路12が形成されている。第二乾燥フー
ド8の背面には排気管13が設けられており、使用済み
の熱風を排出するようになっている。なお、図示は省略
しているが、熱風供給管11及び排気管13には、熱風
作成装置が接続されており、排気管13からの排気を再
加熱して熱風供給管11に供給するようになっている。
面を支持するように配置された多数のガイドローラ6
と、そのウェブ1の走行経路を覆うように配置された第
一乾燥フード7及び第二乾燥フード8と、第二乾燥フー
ド8内に設けられた熱風チャンバ9等を有している。こ
の熱風チャンバ9は、ウェブ1に面する位置に多数の多
孔板式熱風ノズル10を有し、熱風供給管11から熱風
チャンバ9内に供給される熱風を先端の多孔板15から
噴出してウェブ1に吹き付けるようになっている。熱風
チャンバ9には、適当な位置にウェブ1に吹き付けられ
た熱風の戻り通路12が形成されている。第二乾燥フー
ド8の背面には排気管13が設けられており、使用済み
の熱風を排出するようになっている。なお、図示は省略
しているが、熱風供給管11及び排気管13には、熱風
作成装置が接続されており、排気管13からの排気を再
加熱して熱風供給管11に供給するようになっている。
【0012】各多孔板式熱風ノズル10は、図2に拡大
して示すように、その先端に多数の小孔16を備えた多
孔板15を有している。この多孔板15は、薄い金属板
からなる基板15aとその上にコーティング等によって
設けられた遠赤外線放射材料15bとからなっている。
この遠赤外線放射材料15bとしては、波長2〜20μ
m程度の放射線を出すものが好適であり、具体的には、
アルミナ、ムライト、コージライト等の遠赤外線放射セ
ラミックスを挙げることができる。なお、金属の基板1
5a表面に遠赤外線放射材料15bを取り付ける代わり
に、多孔板15全体を遠赤外線放射セラミックス板で形
成してもよい。
して示すように、その先端に多数の小孔16を備えた多
孔板15を有している。この多孔板15は、薄い金属板
からなる基板15aとその上にコーティング等によって
設けられた遠赤外線放射材料15bとからなっている。
この遠赤外線放射材料15bとしては、波長2〜20μ
m程度の放射線を出すものが好適であり、具体的には、
アルミナ、ムライト、コージライト等の遠赤外線放射セ
ラミックスを挙げることができる。なお、金属の基板1
5a表面に遠赤外線放射材料15bを取り付ける代わり
に、多孔板15全体を遠赤外線放射セラミックス板で形
成してもよい。
【0013】次に、上記構成の乾燥装置の動作を説明す
る。ウェブ1が版胴2と圧胴3によって印刷された後、
ガイドローラ4を経て乾燥装置5内に入り、その内部の
ガイドローラ6で案内されて走行する。その際、乾燥装
置5の入口にあるガイドローラ4は熱ローラであるので
ウェブ1はその熱ローラで予熱される。次いで、乾燥装
置5内を走行するウェブ1には、熱風ノズル10先端の
多孔板15から熱風が多数のスポット状に高速で吹き付
けられ、ウェブ1は効率よく加熱、乾燥される。同時
に、熱風ノズル10を通過する熱風が多孔板15表面の
遠赤外線放射材料を加熱し、遠赤外線放射材料は遠赤外
線をウェブに放射し、その遠赤外線放射により主として
ウェブに塗布されたインキが加熱される。かくして、ウ
ェブ1及びインキが効率良く加熱され、乾燥される。こ
こで、遠赤外線は水性インキを選択的に加熱する効果が
あるので、熱風のみでは乾燥しにくい水性インキで印刷
したウェブの乾燥に極めて有効である。
る。ウェブ1が版胴2と圧胴3によって印刷された後、
ガイドローラ4を経て乾燥装置5内に入り、その内部の
ガイドローラ6で案内されて走行する。その際、乾燥装
置5の入口にあるガイドローラ4は熱ローラであるので
ウェブ1はその熱ローラで予熱される。次いで、乾燥装
置5内を走行するウェブ1には、熱風ノズル10先端の
多孔板15から熱風が多数のスポット状に高速で吹き付
けられ、ウェブ1は効率よく加熱、乾燥される。同時
に、熱風ノズル10を通過する熱風が多孔板15表面の
遠赤外線放射材料を加熱し、遠赤外線放射材料は遠赤外
線をウェブに放射し、その遠赤外線放射により主として
ウェブに塗布されたインキが加熱される。かくして、ウ
ェブ1及びインキが効率良く加熱され、乾燥される。こ
こで、遠赤外線は水性インキを選択的に加熱する効果が
あるので、熱風のみでは乾燥しにくい水性インキで印刷
したウェブの乾燥に極めて有効である。
【0014】上記実施例は、熱風ノズル10先端の多孔
板15に設けた遠赤外線放射材料をその熱風ノズル10
を通過する熱風によって加熱する構成としているが、こ
の遠赤外線放射材料を電気式ヒータで加熱する構成とす
ることも可能である。図3はその場合の実施例を示すも
のであり、多孔板15の裏面の小孔に邪魔にならない位
置に電気式ヒータ17が設けられ、多孔板15を加熱す
るようになっている。なお、この電気式ヒータ17は多
孔板15の表面に設けてもよい。また、多孔板15に設
けた遠赤外線放射材料の中に電気式ヒータを埋設する構
成とするとか、遠赤外線放射材料自身に導電性を与え、
それ自体を電気式ヒータとして使用してもよい。
板15に設けた遠赤外線放射材料をその熱風ノズル10
を通過する熱風によって加熱する構成としているが、こ
の遠赤外線放射材料を電気式ヒータで加熱する構成とす
ることも可能である。図3はその場合の実施例を示すも
のであり、多孔板15の裏面の小孔に邪魔にならない位
置に電気式ヒータ17が設けられ、多孔板15を加熱す
るようになっている。なお、この電気式ヒータ17は多
孔板15の表面に設けてもよい。また、多孔板15に設
けた遠赤外線放射材料の中に電気式ヒータを埋設する構
成とするとか、遠赤外線放射材料自身に導電性を与え、
それ自体を電気式ヒータとして使用してもよい。
【0015】電気式ヒータ17の端子には、通電時に火
花が外部に漏れないよう、防爆形の接続端子を介して、
制御装置を備えた加熱電源(図示せず)が接続されてい
る。また、多数の電気式ヒータ17のいずれか一つの表
面には、熱電対等の温度センサ(図示せず)が取り付け
られ、ヒータ表面温度を検出するようになっている。こ
の温度センサの出力は、前記した加熱電源に設けられて
いる制御装置に入力されており、その制御装置は検出し
ているヒータ表面温度が所定の設定温度に保たれるよ
う、電気式ヒータ17への通電を制御する。これによ
り、多数の電気式ヒータ17の一つを制御対象として選
定し、それを基にして全ての電気式ヒータ17を一つの
制御装置によって制御できる。ここで、温度センサを取
り付ける電気式ヒータは、全ての電気式ヒータ17のう
ち、同じ電気入力に対して表面温度が最も高くなるもの
とする。
花が外部に漏れないよう、防爆形の接続端子を介して、
制御装置を備えた加熱電源(図示せず)が接続されてい
る。また、多数の電気式ヒータ17のいずれか一つの表
面には、熱電対等の温度センサ(図示せず)が取り付け
られ、ヒータ表面温度を検出するようになっている。こ
の温度センサの出力は、前記した加熱電源に設けられて
いる制御装置に入力されており、その制御装置は検出し
ているヒータ表面温度が所定の設定温度に保たれるよ
う、電気式ヒータ17への通電を制御する。これによ
り、多数の電気式ヒータ17の一つを制御対象として選
定し、それを基にして全ての電気式ヒータ17を一つの
制御装置によって制御できる。ここで、温度センサを取
り付ける電気式ヒータは、全ての電気式ヒータ17のう
ち、同じ電気入力に対して表面温度が最も高くなるもの
とする。
【0016】電気式ヒータの制御装置は、更に、温度セ
ンサによる検出温度が所定の許容最高温度に達した時に
電気式ヒータへの通電を切る安全装置を備えている。こ
の許容最高温度としては、ウェブの乾燥によって生じる
爆発性ガスが発火する恐れのある温度よりも少し低い温
度とする。これにより、電気式ヒータによる爆発の危険
性がなくなる。なお、ここで使用する安全装置として
は、2段階での安全対策を施したものが好ましい。すな
わち、温度センサによる検出温度が、許容最高温度より
も低い所定の温度(例えば300°C)に達した時点
で、警報を発すると共に通電を切り、更に、温度センサ
による検出温度が、許容最高温度(例えば320°C)
に達した時点で、再度警報を発すると共に通電を切ると
いう機能を備えたものとすることが好ましい。このよう
な2段階の安全対策を備えた安全装置を用いると、電気
式ヒータの表面温度を許容最高温度以下に確実に保つこ
とができ、安全である。
ンサによる検出温度が所定の許容最高温度に達した時に
電気式ヒータへの通電を切る安全装置を備えている。こ
の許容最高温度としては、ウェブの乾燥によって生じる
爆発性ガスが発火する恐れのある温度よりも少し低い温
度とする。これにより、電気式ヒータによる爆発の危険
性がなくなる。なお、ここで使用する安全装置として
は、2段階での安全対策を施したものが好ましい。すな
わち、温度センサによる検出温度が、許容最高温度より
も低い所定の温度(例えば300°C)に達した時点
で、警報を発すると共に通電を切り、更に、温度センサ
による検出温度が、許容最高温度(例えば320°C)
に達した時点で、再度警報を発すると共に通電を切ると
いう機能を備えたものとすることが好ましい。このよう
な2段階の安全対策を備えた安全装置を用いると、電気
式ヒータの表面温度を許容最高温度以下に確実に保つこ
とができ、安全である。
【0017】乾燥フード7、8内の適当な位置には、フ
ード内の爆発性ガス濃度を検出するガス濃度センサ(図
示せず)が設けられている。このガス濃度センサの取り
付け位置としては、熱風チャンバ9に設けた戻り通路1
2内が好ましい。ガス濃度センサの出力は、遠赤外線ヒ
ータの加熱電源の制御装置に入力されており、この制御
装置は、ガス濃度センサからの信号により、フード内の
ガス濃度を監視し、このガス濃度が爆発の恐れを生じる
濃度に達した時点で、電気式ヒータ17への通電を切る
機能も備えている。
ード内の爆発性ガス濃度を検出するガス濃度センサ(図
示せず)が設けられている。このガス濃度センサの取り
付け位置としては、熱風チャンバ9に設けた戻り通路1
2内が好ましい。ガス濃度センサの出力は、遠赤外線ヒ
ータの加熱電源の制御装置に入力されており、この制御
装置は、ガス濃度センサからの信号により、フード内の
ガス濃度を監視し、このガス濃度が爆発の恐れを生じる
濃度に達した時点で、電気式ヒータ17への通電を切る
機能も備えている。
【0018】第二乾燥フード8は熱風チャンバ9と共
に、図示の作動位置と、図示位置より右側に後退した退
避位置に移動可能に設けられており、かつその第二乾燥
フード8にはそれを移動させるためのエアシリンダ等の
駆動機構20が連結されている。この駆動機構20は、
電気式ヒータ17の非常停止時或いは印刷機の非常停止
時に作動するようになっている。
に、図示の作動位置と、図示位置より右側に後退した退
避位置に移動可能に設けられており、かつその第二乾燥
フード8にはそれを移動させるためのエアシリンダ等の
駆動機構20が連結されている。この駆動機構20は、
電気式ヒータ17の非常停止時或いは印刷機の非常停止
時に作動するようになっている。
【0019】上記構成の乾燥装置5では、ウェブ1の走
行中、電気式ヒータ17が遠赤外線放射材料を加熱し、
それにより大量の遠赤外線がウェブ1に放射され、同時
に熱風ノズル10先端の多孔板15から熱風が多数のス
ポット状に高速で吹き付けられる。これにより、ウェブ
1及びインキが効率良く加熱され、乾燥される。この装
置は、ウェブ1がプラスチックフィルムの場合のよう
に、熱風温度をあまり上げることができない場合に、特
に有効である。
行中、電気式ヒータ17が遠赤外線放射材料を加熱し、
それにより大量の遠赤外線がウェブ1に放射され、同時
に熱風ノズル10先端の多孔板15から熱風が多数のス
ポット状に高速で吹き付けられる。これにより、ウェブ
1及びインキが効率良く加熱され、乾燥される。この装
置は、ウェブ1がプラスチックフィルムの場合のよう
に、熱風温度をあまり上げることができない場合に、特
に有効である。
【0020】ウェブ1に対する乾燥継続中、遠赤外線放
射材料を加熱する電気式ヒータ17は表面温度が一定に
なるように制御されており、一定量の遠赤外線放射を行
っている。この時の表面温度は、当然所定の許容最高温
度よりも低い値である。ところで、電気式ヒータ17の
表面温度を制御しているにもかかわらず、何らかの理由
によって、電気式ヒータ17の表面温度が上昇する場合
がある。その場合には、制御装置に設けている安全装置
が作動して電気式ヒータ17への通電を切る。これによ
り、インキの乾燥によって生じる爆発性ガスを電気式ヒ
ータ17が発火させるということがない。また、乾燥動
作中、ガス濃度センサが常に乾燥フード内の爆発性ガス
濃度を監視しており、これが爆発可能な濃度に接近した
場合に、電気式ヒータ17への通電をきる。これによ
り、一層安全が確保される。更に、上記したように異常
事態発生により、電気式ヒータ17への通電が切られた
時、或いは、印刷機が停止した時、第二乾燥フード8に
連結されている駆動機構20が作動して、第二乾燥フー
ド8を内部の熱風チャンバ9と共に後退させる。このた
め、ウェブの周囲に冷たい外気が流入し、その部分の温
度が急激に低下して、ウェブの過熱等のトラブル発生が
防止される。
射材料を加熱する電気式ヒータ17は表面温度が一定に
なるように制御されており、一定量の遠赤外線放射を行
っている。この時の表面温度は、当然所定の許容最高温
度よりも低い値である。ところで、電気式ヒータ17の
表面温度を制御しているにもかかわらず、何らかの理由
によって、電気式ヒータ17の表面温度が上昇する場合
がある。その場合には、制御装置に設けている安全装置
が作動して電気式ヒータ17への通電を切る。これによ
り、インキの乾燥によって生じる爆発性ガスを電気式ヒ
ータ17が発火させるということがない。また、乾燥動
作中、ガス濃度センサが常に乾燥フード内の爆発性ガス
濃度を監視しており、これが爆発可能な濃度に接近した
場合に、電気式ヒータ17への通電をきる。これによ
り、一層安全が確保される。更に、上記したように異常
事態発生により、電気式ヒータ17への通電が切られた
時、或いは、印刷機が停止した時、第二乾燥フード8に
連結されている駆動機構20が作動して、第二乾燥フー
ド8を内部の熱風チャンバ9と共に後退させる。このた
め、ウェブの周囲に冷たい外気が流入し、その部分の温
度が急激に低下して、ウェブの過熱等のトラブル発生が
防止される。
【0021】なお、図3に示す実施例では、一つの電気
式ヒータの表面温度を測定し、その測定値を基にしてす
べての電気式ヒータへの通電を制御する構成としている
が、本発明はこの構成に限らず、一つの乾燥装置に使用
している多数の電気式ヒータを複数のブロックに分け、
各ブロック毎に制御する構成としてもよく、更には各電
気式ヒータをそれぞれ独立して制御する構成としてもよ
い。また、図1の実施例では、第二乾燥フード8を往復
動させる機構を設けていないが、図1の乾燥装置に対し
ても図3の実施例と同様に、印刷機を非常停止させた際
に第二乾燥フード8を後退させる機構を設けてもよい。
式ヒータの表面温度を測定し、その測定値を基にしてす
べての電気式ヒータへの通電を制御する構成としている
が、本発明はこの構成に限らず、一つの乾燥装置に使用
している多数の電気式ヒータを複数のブロックに分け、
各ブロック毎に制御する構成としてもよく、更には各電
気式ヒータをそれぞれ独立して制御する構成としてもよ
い。また、図1の実施例では、第二乾燥フード8を往復
動させる機構を設けていないが、図1の乾燥装置に対し
ても図3の実施例と同様に、印刷機を非常停止させた際
に第二乾燥フード8を後退させる機構を設けてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、ウェ
ブの走行経路に沿って、ウェブに熱風を吹き付ける複数
の多孔板式熱風ノズルを配置し、その熱風ノズル先端の
多孔板表面に遠赤外線放射材料を設けているので、走行
中にウェブに対して遠赤外線放射材料が遠赤外線を放射
し、且つ熱風ノズルが熱風をスポット状に高速で吹き付
けることにより、ウェブ及びそれに付与されているイン
キ等を効率良く加熱し、乾燥することができる。しか
も、この遠赤外線放射材料は熱風ノズル先端に設けるの
で、乾燥装置自体を大きくする必要がない。このため、
本発明の乾燥装置は全体をあまり大きくすることなく、
乾燥能力を高め、高速でのウェブ乾燥が可能となるとい
う効果を有する。
ブの走行経路に沿って、ウェブに熱風を吹き付ける複数
の多孔板式熱風ノズルを配置し、その熱風ノズル先端の
多孔板表面に遠赤外線放射材料を設けているので、走行
中にウェブに対して遠赤外線放射材料が遠赤外線を放射
し、且つ熱風ノズルが熱風をスポット状に高速で吹き付
けることにより、ウェブ及びそれに付与されているイン
キ等を効率良く加熱し、乾燥することができる。しか
も、この遠赤外線放射材料は熱風ノズル先端に設けるの
で、乾燥装置自体を大きくする必要がない。このため、
本発明の乾燥装置は全体をあまり大きくすることなく、
乾燥能力を高め、高速でのウェブ乾燥が可能となるとい
う効果を有する。
【0023】また、熱風ノズル先端に設けた遠赤外線放
射材料を加熱する電気式ヒータを設けると、熱風温度に
関係なく遠赤外線放射材料を高温に加熱して遠赤外線放
射量を増大させることができ、一層加熱能力を高めるこ
とができると共に、遠赤外線放射材料の昇温が速く、装
置の立ち上がり時間を短縮して、装置の生産能率を高め
ることができる等の効果を有する。
射材料を加熱する電気式ヒータを設けると、熱風温度に
関係なく遠赤外線放射材料を高温に加熱して遠赤外線放
射量を増大させることができ、一層加熱能力を高めるこ
とができると共に、遠赤外線放射材料の昇温が速く、装
置の立ち上がり時間を短縮して、装置の生産能率を高め
ることができる等の効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示す概略断面図
【図2】図1の装置における熱風ノズルの先端部の拡大
断面図
断面図
【図3】本発明の他の実施例を示す概略断面図
1 ウェブ
2 版胴
3 圧胴
4 ガイドローラ
5 乾燥装置
6 ガイドローラ
7 第一乾燥フード
8 第二乾燥フード
9 熱風チャンバ
10 熱風ノズル
12 通路
15 多孔板
15b 遠赤外線放射材料
17 電気式ヒータ
Claims (2)
- 【請求項1】 乾燥すべきウェブの走行経路に沿って配
置され、ウェブに熱風を吹き付ける複数の多孔板式熱風
ノズルと、その熱風ノズル先端の多孔板表面に設けられ
た遠赤外線放射材料とを有するウェブの乾燥装置。 - 【請求項2】 前記遠赤外線放射材料を加熱する電気式
ヒータを有することを特徴とする請求項1記載のウェブ
の乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18928391A JPH058373A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | ウエブの乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18928391A JPH058373A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | ウエブの乾燥装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058373A true JPH058373A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16238732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18928391A Pending JPH058373A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | ウエブの乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH058373A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001341285A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-11 | Toppan Printing Co Ltd | グラビア印刷における水性インキの乾燥方法および水性グラビア印刷機 |
| JP2006231593A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Komori Corp | 印刷機またはコーティング機 |
| JP2008080183A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Fujifilm Corp | 塗布膜の乾燥方法及び装置並びに光学フィルムの製造方法 |
| JP2011163676A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Nippon Signal Co Ltd:The | シート乾燥制御装置及び乾燥制御方法並びにシート乾燥装置 |
| JP2018159482A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | ローランドディー.ジー.株式会社 | インク乾燥装置および印刷システム |
| US10118411B2 (en) | 2016-03-18 | 2018-11-06 | Ricoh Company, Ltd. | Drying device and printing apparatus |
| US10179468B2 (en) | 2014-03-14 | 2019-01-15 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Drying media |
| US10183503B2 (en) | 2016-05-19 | 2019-01-22 | Ricoh Company, Ltd. | Drying device and printing apparatus |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP18928391A patent/JPH058373A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001341285A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-11 | Toppan Printing Co Ltd | グラビア印刷における水性インキの乾燥方法および水性グラビア印刷機 |
| JP2006231593A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Komori Corp | 印刷機またはコーティング機 |
| JP2008080183A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Fujifilm Corp | 塗布膜の乾燥方法及び装置並びに光学フィルムの製造方法 |
| JP2011163676A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Nippon Signal Co Ltd:The | シート乾燥制御装置及び乾燥制御方法並びにシート乾燥装置 |
| US10179468B2 (en) | 2014-03-14 | 2019-01-15 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Drying media |
| US10525753B2 (en) | 2014-03-14 | 2020-01-07 | Hewlett-Packard Development Company L.P. | Drying media |
| US10792944B2 (en) | 2014-03-14 | 2020-10-06 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Drying media |
| US10118411B2 (en) | 2016-03-18 | 2018-11-06 | Ricoh Company, Ltd. | Drying device and printing apparatus |
| US10183503B2 (en) | 2016-05-19 | 2019-01-22 | Ricoh Company, Ltd. | Drying device and printing apparatus |
| JP2018159482A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | ローランドディー.ジー.株式会社 | インク乾燥装置および印刷システム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH058372A (ja) | ウエブの乾燥装置 | |
| EP0647524B1 (en) | High velocity, hot air dryer and extractor | |
| US4653396A (en) | Recirculating air calender roll controller | |
| US10384472B2 (en) | Drying device and printing apparatus | |
| US10723119B2 (en) | Dryer, printer, and treatment liquid applicator | |
| EP2437941B1 (en) | Method for infrared float bar | |
| US5634402A (en) | Coating heater system | |
| JP3329882B2 (ja) | インクジェット・プリンタ | |
| JPH07214756A (ja) | 印刷機の印刷ウェブ加熱装置 | |
| US5276978A (en) | Temperature controlled conveyor dryer | |
| US4146974A (en) | Drying apparatus | |
| JP2016173191A (ja) | 乾燥装置および記録媒体乾燥システム | |
| JPH058373A (ja) | ウエブの乾燥装置 | |
| US20140009546A1 (en) | Systems for supplying heated air to printed ink | |
| US6655040B2 (en) | Combination ultraviolet curing and infrared drying system | |
| JP2018012323A (ja) | 乾燥装置、印刷装置 | |
| US2133330A (en) | Web drying method and apparatus | |
| US5668921A (en) | Hot-air dryer with infrared heater and slit-shaped outlet | |
| JP4384365B2 (ja) | 空気浄化シャッターを有する赤外線乾燥機 | |
| JP6931133B2 (ja) | 放射乾燥機を備える処理機械およびこの乾燥機を運転する方法 | |
| CN107696694A (zh) | 具有至少两个喷墨印刷头的喷墨印刷机 | |
| JP7454701B2 (ja) | 被照射材料を乾燥させるための方法、及び当該方法を実行するための赤外線照射装置 | |
| JP7402141B2 (ja) | 処理炉 | |
| WO2001031271A1 (en) | Coating dryer heating system | |
| JP2001347642A (ja) | 印刷機の乾燥装置 |