JPH0583961A - 複合振動子型超音波モータの駆動回路 - Google Patents

複合振動子型超音波モータの駆動回路

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JPH0583961A
JPH0583961A JP3146331A JP14633191A JPH0583961A JP H0583961 A JPH0583961 A JP H0583961A JP 3146331 A JP3146331 A JP 3146331A JP 14633191 A JP14633191 A JP 14633191A JP H0583961 A JPH0583961 A JP H0583961A
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Masayuki Tanaka
正行 田中
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、無負荷状態に浪費する入力パワー
を少なくできるようにして超音波モータの発熱を抑え、
熱破壊のおそれをなくした駆動回路を提供することを目
的とする。 【構成】 本発明は、ねじり振動子2,3および縦振動
子を備えたステータと、ロータとを具備してなる超音波
モータを駆動する回路において、ねじり振動子2,3に
トランス13を介して高周波発振回路15と直流電源1
4とを並列接続し、トランス13と直流電源14との間
に、ねじり振動子2,3に印加される電流を一定にする
する定電流供給手段16を組み込んでなるものである。 【効果】 無負荷時において定電流供給手段が電流を一
定化することで超音波モータには過大な入力パワーが連
続的に入力されることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気ひずみ振動子を用い
た複合振動子型超音波モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の超音波モータの一構造例
として、図3に示す構造の超音波モータが知られてい
る。図3に示す超音波モータAは、ボトムナット1と環
状のねじり振動子2、3と中空のホルダー4と環状の縦
振動子5と中空のヘッド6と摩擦材8とロータ9を備
え、これらを中心軸10により一体化して構成されてい
る。なお、前記構成において、ボトムナット1とねじり
振動子2、3とホルダー4と縦振動子5とヘッド6によ
りステータ7が構成されるようになっている。また、中
心軸10には、ばね部材11が装着されてロータ9をヘ
ッド7に摩擦材8を介して押圧するとともに、ロータ9
における中心軸10の貫通部分には、ベアリング12が
組み込まれている。
【0003】前記構成の超音波モータAにおいては、ね
じり振動子2、3がロータ9の回転駆動力を発生させ、
縦振動子5はステータ7とロータ9との接触制御を行な
うようになっている。即ち、ばね部材11のばね力によ
ってヘッド6とロータ9が押圧触されている状態でねじ
り振動子2、3に電圧を印加すると、ねじり振動子2、
3のねじり力によって両者がその周方向に位置ずれを起
こしてロータ9は微小角度回転する、回転後に縦振動子
6でロータ9のヘッド6に対する押圧力を少なくする
と、ねじり振動子2、3の間のねじり量は相殺されて消
失する。ここで再びねじり振動子2、3に電圧を印加す
るとロータ9は再び微小角度回転することになる。以上
のような作用を繰り返し行なうことで、ロータ9を一定
の方向に回転させることができ、この構造の超音波モー
タは、低速で高トルクが容易に得られ、運転音が静かな
特徴を有している。
【0004】前記のように構成された複合振動子型超音
波モータAの駆動回路の一構造例を図4に示す。図4に
おいて2、3はねじり振動子を示し、これらの振動子
2、3にはトランス13の一次側が電気的に接続され、
トランス13の2次側にはFETを介して直流電源14
と高周波発振回路15が接続されている。なお、図面で
は超音波モータAの縦振動子6の駆動回路を省略した
が、実際には縦振動子6にも所望の電圧を印加できるよ
うに電源が接続されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】前記構成の駆動回路を備えた複合振動子型
超音波モータにあっては、縦振動子6およびねじり振動
子2、3にそれぞれ数100V〜1000Vの交流電圧
を約20kHzの周波数で印加して駆動している。ここ
で前記構成の超音波モータのねじり振動子2、3に対す
る入力パワー(W)とトルク(kg・cm)との関係を
図5に示す。図5から明らかなように、ねじり素子2、
3に入力されるパワーは、トルク=0の時に最大とな
り、トルクが上昇するにつれて少なくて済むことにな
る。従って一定の電圧を印加する駆動回路の場合、トル
ク=0の時に、即ち、超音波モータに対する負荷が無い
時に最大の電流が流れていることになり、極めてロスが
多いものである。
【0006】ここで例えば、超音波モータの全ての動作
状態で超音波モータを十分に満足に動作させるための駆
動回路を製作する場合、トルク=0の場合の最大パワー
を十分に駆動できる容量の駆動回路を作らなければなら
ない。しかしながら図5に示すように、例えば、8kg
・cmのトルクを必要とするものを超音波モータで駆動
する場合は、最大パワーの半分以下のパワーで良いため
に、最大入力パワー用の駆動回路では、明らかに出力過
剰な回路となるので、その分の製造コストが高くなる問
題がある。しかし逆に、8kg・cm用の駆動回路を設
計した場合に、何等かの原因で超音波モータが無負荷の
状態で連続駆動された場合(例えば、超音波モータのロ
ータの接続が外れて自由な状態になって空回りされた場
合)、最大入力パワーが連続的に入力される結果、駆動
回路のヒューズが切れたり、最悪の場合は駆動回路のト
ランジスタなどの電子部品の破壊を引き起こす可能性が
ある。
【0007】また、無負荷の時は超音波モータに最大の
パワーが入力されているにもかかわらず、超音波モータ
は仕事をしていないわけであるから、入力パワーのほと
んどは熱に変わり、超音波モータが過熱する原因となっ
て超音波モータ自身の劣化あるいは破壊につながるおそ
れがある。
【0008】本願発明は前記課題に鑑みてなされたもの
で、無負荷状態に浪費する入力パワーを少なくできるよ
うにして超音波モータの発熱を抑え、熱破壊のおそれを
なくした複合駆動型超音波モータの駆動回路を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記課題を解決するために、ねじり振動子および縦振動子
を備えたステータと、ロータとを具備してなり、ねじり
振動子に高周波電流を印加してロータに回転力を生じさ
せ、縦振動子に所定電圧を印加してステータとロータと
の接触制御を行なう複合振動子型超音波モータを駆動す
る回路において、ねじり振動子にトランスを介して高周
波発振回路と直流電源とが並列接続され、トランスと直
流電源との間に、ねじり素子に印加される電流を一定に
保持する定電流供給手段が組み込まれてなるものであ
る。
【0010】
【作用】本願発明の構成において超音波モータには、従
来と同様にトルクに反比例する入力パワーが電源から供
給される。しかし、何等かの原因により超音波モータが
無負荷状態となって最大パワーが連続的に入力されるよ
うな状態になった場合でも一定の電流が供給される。よ
って超音波モータには最大パワーが連続的に入力される
ことがなくなり、駆動回路に無理がかからないととも
に、超音波モータ自身の過熱や損傷は起こらない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本願発明の駆動回路の一実施例を示
すものである。この例の駆動回路において、図4に示す
従来の駆動回路の構成要素と同等の構成要素には、同一
符号を付してそれらの説明は省略する。この実施例にお
いて従来例と異っているのは、直流電源14とトランス
13との間に定電流供給手段16を直列に組み込んだ点
である。そして、この実施例の駆動回路も従来の駆動回
路と同様に図3に示す構成の複合駆動型超音波モータA
に接続されて使用されるようになっている。
【0012】前記定電流供給手段16は、超音波モータ
Aに許容値以上のトルクが負荷された場合に直流電源1
4が負荷する電流を一定にするものであり、超音波モー
タに接続された電流検出手段Iの出力信号をフィート゛
バックして定電流駆動するようになっている。図2に定
電流供給手段16の電気回路構成例を示す。この回路例
では、トランジスタTR1、TR2、TR3とオペアンプ
OPAmpと積分器と抵抗R1、R2、R3、R4、R5
6を備えて構成され、電流検出手段として検出用抵抗
I’を用いている。この例の回路構成によれば、トラン
ジスタTR1がONのとき、オペアンプの+入力に一定
電圧が入力される。一方、オペアンプの−入力には超音
波モータ電流検出用抵抗I’により超音波モータ電流が
電圧に変換され、積分器を介して入力される。オペアン
プにて+側と−側の差が増幅され、超音波モータ電流
(−側に入力)が設定電圧(+側に入力)を超えるとオ
ペアンプの出力はLowになり、TR3、TR2、TR1
の順にオフになり超音波モータへの電流は遮断される。
これにより積分器の入力はゼロになるため、一定の時定
数により出力は減少し、オペアンプがONになってTR
3、TR2、TR1がONになって超音波モータが駆動さ
れる。このようにして超音波モータは一定電流にて駆動
される。
【0013】前記定電流供給手段16を組み込んだ駆動
回路によって超音波モータAを駆動するならば、何等か
の原因によって仮に超音波モータAが無負荷状態になっ
て超音波モータAに直流電源14から大きなパワーが入
力される状態になろうとした場合、所定のパワー値で定
電流供給手段16が作動し、直流電源14からねじり振
動子2、3に負荷される電流をその値以上大きくしな
い。即ち、超音波モータAに加わるパワー値は所定値よ
り大きくなることがない。よって超音波モータAに無理
なパワーが入力されることがなく、超音波モータAの異
常発熱が起こらないとともに、駆動回路の電子部品並び
に超音波モータAの部品に負荷をかけることがない。従
って超音波モータが無負荷状態になっても駆動回路の故
障や部品の破壊が起こることはなくなり、超音波モータ
自身が過熱して損傷することもなくなる。また、駆動回
路の設計時において、超音波モータAの最大負荷に合わ
せて駆動回路の設計ができるので、余裕を見込んだ無駄
な容量の回路設計を行なわなくとも良くなり、このよう
な無駄の無い回路を用いても超音波モータAの劣化や破
壊を引き起こすことがない。
【0014】
【発明の効果】本発明による超音波モータには、従来の
超音波モータと同様にトルクに反比例する入力パワーが
電源から供給される。しかし、何等かの原因により超音
波モータが無負荷状態となって最大パワーが連続的に入
力されるおそれがある場合であっても、定電流供給手段
が作動して入力パワーを制限する。このため超音波モー
タには過大な入力パワーが連続的に入力されることがな
くなる。よって無負荷時において、超音波モータに付属
する電子部品はもとより、駆動回路に付属する電子部品
も熱により損傷することがなくなり、超音波モータ自身
の過熱や損傷を防止することができる。また、過大電流
を考慮しないで回路設計できるので、回路に用いる電子
部品のコストも少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本願発明の一実施例を示す回路図であ
る。
【図2】図2は本願発明に係る定電流供給手段の一例を
示す回路図である。
【図3】図3は超音波モータの一例の断面図である。
【図4】図4は従来の駆動回路の一構成例を示す回路図
である。
【図5】図5は超音波モータに加える入力パワーとトル
クの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
A 超音波モータ 2、3 ねじり振動子 5 縦素子 7 ステータ 9 ロータ 10 中心軸 13 トランス 14 直流電源 15 高周波発振回路 16 定電流供給手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじり振動子および縦振動子を備えたス
    テータと、ロータとを具備してなり、ねじり振動子に高
    周波電流を印加してロータに回転力を生じさせ、縦振動
    子に所定電圧を印加してステータとロータとの接触制御
    を行なう複合振動子型超音波モータを駆動する回路にお
    いて、 ねじり振動子に出力信号をフィート゛バックして定電流
    駆動を行なう電流検出手段とトランスを介して高周波発
    振回路と直流電源とが並列接続され、トランスと直流電
    源との間に、ねじり振動子に印加される電流値を一定に
    保持する定電流供給手段が組み込まれてなることを特徴
    とする複合振動子型超音波モータの駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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