JPH0584191U - 超音波リニアモータ - Google Patents
超音波リニアモータInfo
- Publication number
- JPH0584191U JPH0584191U JP794891U JP794891U JPH0584191U JP H0584191 U JPH0584191 U JP H0584191U JP 794891 U JP794891 U JP 794891U JP 794891 U JP794891 U JP 794891U JP H0584191 U JPH0584191 U JP H0584191U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrating body
- linear motor
- vibration
- ultrasonic linear
- traveling
- Prior art date
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動体の縦振動及び横振動のQ値を向上させ
て、走行力及び走行速度を向上させる。 【構成】 振動体1を構成する胴部2の両端近傍に垂直
方向へ縦弾性体21を形成し、脚部10,11の上部近
傍に水平方向へ横弾性体22を形成する。 【効果】 振動体1の縦振動及び横振動のQ値を向上さ
せることができ、振動体1の走行力及び走行速度を向上
させることができる。したがって、振動体1自体の大き
さを小形化しても充分な走行力及び走行速度を得ること
ができ、極めて良好な走行性能が確保された超音波リニ
アモータとすることができる。
て、走行力及び走行速度を向上させる。 【構成】 振動体1を構成する胴部2の両端近傍に垂直
方向へ縦弾性体21を形成し、脚部10,11の上部近
傍に水平方向へ横弾性体22を形成する。 【効果】 振動体1の縦振動及び横振動のQ値を向上さ
せることができ、振動体1の走行力及び走行速度を向上
させることができる。したがって、振動体1自体の大き
さを小形化しても充分な走行力及び走行速度を得ること
ができ、極めて良好な走行性能が確保された超音波リニ
アモータとすることができる。
Description
【0001】
この考案は、電子機器や精密機械における駆動源として好適な超音波リニアモ ータに関するものである。
【0002】
電子機器や精密機械においては、取り付けのためのスペースが少なくてすみ、 かつ厳密な位置決めが可能であるようなアクチュエータが要求される。特に直線 的な移動が要求される場合には、回転型のアクチュエータよりリニアモータの方 が、運動方向の変換機構が不要であるからより好ましい。このようなリニアモー タとして、インチワーム(尺取り虫)機構等のものが提案されているが、本出願人 は、図3に示すような、一対の平行な脚部50、51の一端をこの両脚部50、 51と直交する胴部52で連結することにより全体を略コ字状に形成してなる弾 性材料製の振動体5と、振動体5の2つの角部53、54に配設されてこの振動 体5を前記胴部52及び脚部50、51の交差する方向に加振する圧電素子55 、56とを有し、前記両脚部50,51の下端をレール6の溝部60に嵌合させ る構造の超音波リニアモータについて既に先の出願を行っている (実願昭63ー 106702) 。
【0003】
ところで、上記形状の振動体5にあっては、縦振動及び横振動のQ値(振動系 の共振の鋭さを表す量)に限度があり、その走行力及び走行速度をさらに向上さ せることが困難であった。
【0004】 この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、振動体の縦振動及び横振動の Q値を向上させることにより、その走行力及び走行速度をさらに向上させること が可能な超音波リニアモータを提供することを目的としている。
【0005】
この考案の超音波リニアモータは、一対の平行な脚部と、該脚部と直交する位 置関係に設けられた胴部と、前記脚部と前記胴部とをそれぞれ連結するとともに これら脚部と胴部とに対して傾斜した位置関係に設けられた連結部とからなる振 動体と、該振動体の前記連結部に設けられて前記振動体を加振する圧電素子とか ら構成されてなり、前記振動体には、前記胴部の両端近傍に垂直方向へ形成され た縦弾性体あるいは前記脚部の上部近傍に水平方向へ形成された横弾性体の少な くとも一方が設けられてなることを特徴としている。
【0006】
この考案の超音波リニアモータによれば、胴部及び脚部にそれぞれ縦弾性体あ るいは横弾性体の少なくとも一方が設けられており、この縦弾性体及び横弾性体 によってそれぞれの縦振動及び横振動のQ値を向上させ、その走行力及び走行速 度を向上させることができる。したがって、極めて良好な走行性能が確保された 超音波リニアモータとすることができる。
【0007】
本考案の一実施例による超音波リニアモータを図を参照して以下に説明する。 図1中符号1は弾性材料を各部の断面が略正方形でかつ全体をコ字に形成してな る振動体、符号10、11は振動体1を構成する互いに平行な脚部、符号12は 両脚部10、11の一端同士を連結する胴部、符号13、14は振動体1の角部 である。また、この振動体1の胴部12の両端近傍における上面側には、垂直方 向へ縦弾性体21,21が形成されており、脚部10,11の上端部近傍には、 外側へ向かって水平方向へ横弾性体22,22が形成されている。
【0008】 ここで、振動体1を形成する材料としては、例えば、アルミニウム、ジュラル ミン、鉄、真鍮あるいはステンレス鋼等の金属材料、アルミナ、ガラスあるいは 炭化ケイ素等の無機材料、ポリイミド系樹脂あるいはナイロン等の有機材料等が ある。そして、振動体1の両角部13、14には、接着剤等により圧電素子15 、16がそれぞれ接合されている。これらの圧電素子15、16は、積層型圧電 アクチュエータあるいは単板の圧電セラミックスが使用され、電源 (図示せず) から印加される交番電圧により、上記両角部13、14に対して垂直な方向に伸 縮するようになっている。
【0009】 次に、超音波振動による超音波リニアモータの移動の機構を概略説明する。圧 電素子15、16に交番電圧を適宜付与すると、圧電素子15、16の振動は両 角部13、14をそれぞれ介して振動体1の両脚部10、11及び胴部12に伝 達され、両脚部10、11の軸線に平行な成分は縦振動を、軸線に垂直な成分は 横振動(撓み振動)を与えることになる。この結果、両脚部10、11の下端に 楕円運動が励起される。したがって、両脚部10、11の下端面にレール6を一 定の圧力で押し付けると振動体1とレール6とは楕円運動の向きにしたがって移 動することになる。ここで上記楕円運動は、両脚部10、11の縦振動及び横振 動、胴部12の縦振動及び横振動の全てを合成したものであり、それらの振動モ ードは、振動体1と圧電素子15、16とを一体にした構造体の振動特性と、両 圧電素子15、16に印加する電源の周波数及び両圧電素子15、16への交番 電源の位相差等により適宜決定することができる。
【0010】 ここで、本実施例の超音波リニアモータによれば、振動体1の胴部12の両端 近傍における上面側に垂直方向へ縦弾性体21,21が形成され、同脚部10, 11の上端部近傍に外側へ向かって水平方向へ横弾性体22,22が形成されて いることより、これら縦弾性体21,21及び横弾性体22,22によって圧電 素子15,16により振動体1に与えられる縦成分及び横成分のそれぞれの振動 のQ値が向上されて走行力及び走行速度の向上を図ることができる。
【0011】 ここで、Q値(Quality factor)とは、電気系及び機械系の振動系の共振の 鋭さを表す量であり、例えば、共振周波数において、振動系のエネルギー(機械 振動系においては運動エネルギーと位置エネルギーとの和)と、一定振幅を持続 するために外部から与えられる1サイクルあたりのエネルギー(即ち、1サイク ルあたりに失われるエネルギー)との比の2π倍をもって定義された値である。
【0012】 また、縦弾性体21,21及び横弾性体22,22のそれぞれの長さあるいは 重さ等を異ならすことにより、走行力及び走行速度のそれぞれのどちらかを重点 的に向上させることができる。つまり、縦弾性体21,21の長さあるいは重さ の割合を横弾性体22,22よりも大きくすることにより、走行力を重点的に向 上させることができ、これとは逆に横弾性体22,22の長さあるいは重さの割 合を縦弾性体21,21よりも大きくすることにより、走行速度を重点的に向上 させることができる。
【0013】 ここで、他の実施例の超音波リニアモータを図2によって説明する。この超音 波リニアモータは、振動体1の脚部10,11の上部近傍にて水平方向へ横弾性 体22,22のみが形成されたものである。そして、この超音波リニアモータは 、横弾性体22,22が設けられていることより、そのQ値が次のように向上し た。 (1)静特性(インピーダンス特性) モータの駆動に利用する横方向の振動モードにおけるQ値及びアドミッタンス ループの大きさが従来の超音波リニアモータのものと比較して、表1に示すよう になった。
【0014】
【表1】
【0015】 ただし、上記他の実施例の超音波リニアモータにあっては、振動体1に横弾性 体22,22のみが設けられていることより、縦方向のQ値及びアドミッタンス ループは、従来のものと同一であった。即ち、横方向の振動のみが大きくなり、 縦方向の振動は、従来と同じであった。 (2)動特性(走行特性) 駆動電圧5Vp−pによる駆動において、その走行性能が従来の超音波リニア モータのものと比較して、表2に示すようになった。
【0016】
【表2】
【0017】 このように、走行性能が従来のものと比較して約30〜50%の効率upとな る。
【0018】 なお、上記実施例では、縦弾性体21,21を胴部2の上面側に、横弾性体2 2,22を脚部10,11の外側面にそれぞれ形成したが、これら縦弾性体21 ,21及び横弾性体22,22の形成箇所は実施例に限定されない。また、超音 波リニアモータの具体的な構造も実施例に限定されない。
【0019】
以上、説明したように、この考案の超音波リニアモータによれば、下記の効果 を得ることができる。
【0020】 胴部及び脚部にそれぞれ形成された縦弾性体及び横弾性体によって、それぞれ の縦振動及び横振動のQ値を向上させてその走行力及び走行速度を向上させるこ とができる。したがって、振動体自体の大きさを小形化しても充分な走行力及び 走行速度を得ることができ、極めて良好な走行性能が確保された超音波リニアモ ータとすることができる。
【図1】本考案の実施例の超音波リニアモータの正面図
である。
である。
【図2】他の実施例の超音波リニアモータの正面図であ
る。
る。
【図3】従来の超音波リニアモータの正面図である。
1 振動体 2 胴部 10,11 脚部 13,14 角部(連結部) 15,16 圧電素子 21 縦弾性体 22 横弾性体
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の平行な脚部と、該脚部と直交する
位置関係に設けられた胴部と、前記脚部と前記胴部とを
それぞれ連結するとともにこれら脚部と胴部とに対して
傾斜した位置関係に設けられた連結部とからなる振動体
と、該振動体の前記連結部に設けられて前記振動体を加
振する圧電素子とから構成されてなり、前記振動体に
は、前記胴部の両端近傍に垂直方向へ形成された縦弾性
体あるいは前記脚部の上部近傍に水平方向へ形成された
横弾性体の少なくとも一方が設けられてなることを特徴
とする超音波リニアモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP794891U JPH0584191U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 超音波リニアモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP794891U JPH0584191U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 超音波リニアモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584191U true JPH0584191U (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=11679721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP794891U Withdrawn JPH0584191U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 超音波リニアモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0584191U (ja) |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP794891U patent/JPH0584191U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |