JPH058424Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH058424Y2 JPH058424Y2 JP1987168117U JP16811787U JPH058424Y2 JP H058424 Y2 JPH058424 Y2 JP H058424Y2 JP 1987168117 U JP1987168117 U JP 1987168117U JP 16811787 U JP16811787 U JP 16811787U JP H058424 Y2 JPH058424 Y2 JP H058424Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- tube
- absorber
- grooves
- absorption
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、吸収式冷凍機或いは吸収式ヒートポ
ンプ等において、吸収溶液を器内に散布して蒸発
器において発生した水蒸気を吸収させると同時
に、この吸収時の吸収熱を伝熱管内を流れる冷却
水により取り去る作用を行なう吸収器に関するも
のである。
ンプ等において、吸収溶液を器内に散布して蒸発
器において発生した水蒸気を吸収させると同時
に、この吸収時の吸収熱を伝熱管内を流れる冷却
水により取り去る作用を行なう吸収器に関するも
のである。
[従来の技術]
吸収器での吸収作用は、蒸発器での蒸発圧力と
伝熱管表面上に滴下された吸収溶液の飽和蒸気圧
との圧力差によつて生じ、この圧力差が大きけれ
ば能力は向上する。また、吸収溶液は温度が低い
ほど、或いは濃度が高いほど飽和水蒸気圧が低
く、圧力差が大きくなつて吸収能力の向上に寄与
する。したがつて、この種の伝熱管には熱の移動
と吸収溶液内に凝縮した水が拡散する物質移動の
両面の向上が要求される。しかし、これまでの吸
収機構においては不明な点が多く、伝熱管として
はその表面が平滑なものが主流となつている。
伝熱管表面上に滴下された吸収溶液の飽和蒸気圧
との圧力差によつて生じ、この圧力差が大きけれ
ば能力は向上する。また、吸収溶液は温度が低い
ほど、或いは濃度が高いほど飽和水蒸気圧が低
く、圧力差が大きくなつて吸収能力の向上に寄与
する。したがつて、この種の伝熱管には熱の移動
と吸収溶液内に凝縮した水が拡散する物質移動の
両面の向上が要求される。しかし、これまでの吸
収機構においては不明な点が多く、伝熱管として
はその表面が平滑なものが主流となつている。
一方、吸収器の構造としては、伝熱管はこの吸
収器内に水平に配置され、吸収溶液は上方に設け
た小孔から散布されて伝熱管の表面に沿つて流下
する構造が主流となつており、この方式の場合
は、物質移動を促進させることよりも熱移動の促
進を図ることに主眼がおかれている。
収器内に水平に配置され、吸収溶液は上方に設け
た小孔から散布されて伝熱管の表面に沿つて流下
する構造が主流となつており、この方式の場合
は、物質移動を促進させることよりも熱移動の促
進を図ることに主眼がおかれている。
ところで、伝熱管での熱移動を促進させる目的
から、この伝熱管の表面に同一方向に傾斜した溝
を設けたもの(実開昭51−155454号公報第2図
a)及び交差する溝を設けたもの(実開昭51−
155454号公報第2図b及び実開昭59−158969号公
報第2図)が公知である。
から、この伝熱管の表面に同一方向に傾斜した溝
を設けたもの(実開昭51−155454号公報第2図
a)及び交差する溝を設けたもの(実開昭51−
155454号公報第2図b及び実開昭59−158969号公
報第2図)が公知である。
[従来技術の問題点]
しかし、前記公知例において、同一方向に傾斜
した溝を設けたものにおいては、管の両端側であ
つて斜溝の始めと終りに当る管の裏側において、
吸収溶液が流下しない部分が存在する。この状況
は第4図に示されている。すなわち、伝熱管01
の表面に設けた斜溝02の始めが伝熱管01の中
心線Rよりも下の場合に、散布された吸収溶液は
中心線Rよりも上方の斜溝に集中し、これに沿つ
て流れてしまい、aの部分にはまわつてこない。
つまり、このaの部分においては熱移動が殆ど行
なわれず、この分効率が低下している。一方、斜
溝を交差させたものにおいては、上記欠点はない
代りに、斜溝加工に手数がかかり、コスト高にな
ると共に管全体の強度が低下するため、溝加工に
伴う強度の低下分肉厚を厚くする必要がある。
した溝を設けたものにおいては、管の両端側であ
つて斜溝の始めと終りに当る管の裏側において、
吸収溶液が流下しない部分が存在する。この状況
は第4図に示されている。すなわち、伝熱管01
の表面に設けた斜溝02の始めが伝熱管01の中
心線Rよりも下の場合に、散布された吸収溶液は
中心線Rよりも上方の斜溝に集中し、これに沿つ
て流れてしまい、aの部分にはまわつてこない。
つまり、このaの部分においては熱移動が殆ど行
なわれず、この分効率が低下している。一方、斜
溝を交差させたものにおいては、上記欠点はない
代りに、斜溝加工に手数がかかり、コスト高にな
ると共に管全体の強度が低下するため、溝加工に
伴う強度の低下分肉厚を厚くする必要がある。
本考案は、斯かる点に鑑みて提案されるもの
で、その目的は、多条の斜溝をその表面に設けた
伝熱管から成る吸収器において、コストの低下と
強度の低下を防ぎながら熱移動が効率的に行なわ
れる伝熱管を利用した吸収器を提案することであ
る。
で、その目的は、多条の斜溝をその表面に設けた
伝熱管から成る吸収器において、コストの低下と
強度の低下を防ぎながら熱移動が効率的に行なわ
れる伝熱管を利用した吸収器を提案することであ
る。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、上記目的を達成する手段として、次
の如き構成の吸収器を提案する。
の如き構成の吸収器を提案する。
伝熱管内に冷却水を流し、この管の外側に吸収
溶液を流下させて熱交換を行なう吸収式冷凍機に
おける吸収器において、前記伝熱管の外周面に同
一方向に傾斜した多条の斜溝を設けると共にこの
斜溝を設けた伝熱管の両端部分であつて一定の範
囲に斜溝に交差する多条の交差斜溝を設けた構成
の吸収式冷凍機における吸収器。
溶液を流下させて熱交換を行なう吸収式冷凍機に
おける吸収器において、前記伝熱管の外周面に同
一方向に傾斜した多条の斜溝を設けると共にこの
斜溝を設けた伝熱管の両端部分であつて一定の範
囲に斜溝に交差する多条の交差斜溝を設けた構成
の吸収式冷凍機における吸収器。
[作用]
上記構成の伝熱管においては、斜溝以外に交差
溝を伝つて従来流下しなかつた伝熱管の両端の裏
側にも吸収溶液が流下し、この部分においても熱
移動が行なわれる。
溝を伝つて従来流下しなかつた伝熱管の両端の裏
側にも吸収溶液が流下し、この部分においても熱
移動が行なわれる。
[実施例及びその作用]
第1図に吸収式冷凍機の作動原理を示す。
図において、発生器1を加熱すると臭化リチウ
ム希溶液は熱せられて水蒸気を発生し、揚液管2
を通つて上部に吹き出す。このとき1内の水蒸気
を出した残りの臭化リチウム濃溶液は、同時に熱
気泡ポンプの原理で管2を押し上げ分離器3に至
り、水蒸気と分離して下部にたまる。3で分離し
た高圧側水蒸気はさらに上昇し、管4を経て凝縮
器5に至り、冷却水管で冷やされ、凝縮して下部
に流れ、U字管にたまる。一方3で分離した濃溶
液は、管9を通つて熱交換器10に入り、外部に
流れる希溶液に熱を与えて管11内を上昇し、吸
収器8内に装置された小孔から散布され、8内の
水蒸気を吸収し、希溶液となつて下部にたまる。
ム希溶液は熱せられて水蒸気を発生し、揚液管2
を通つて上部に吹き出す。このとき1内の水蒸気
を出した残りの臭化リチウム濃溶液は、同時に熱
気泡ポンプの原理で管2を押し上げ分離器3に至
り、水蒸気と分離して下部にたまる。3で分離し
た高圧側水蒸気はさらに上昇し、管4を経て凝縮
器5に至り、冷却水管で冷やされ、凝縮して下部
に流れ、U字管にたまる。一方3で分離した濃溶
液は、管9を通つて熱交換器10に入り、外部に
流れる希溶液に熱を与えて管11内を上昇し、吸
収器8内に装置された小孔から散布され、8内の
水蒸気を吸収し、希溶液となつて下部にたまる。
このように8内の水蒸気が吸収されて低圧とな
るので、これに連なつている蒸発器7内も水蒸気
圧が減少し、U字管6にたまつた水が7内に流入
して蒸発し、気化熱を奪う。吸収器8内は吸収熱
による温度上昇のため吸収作用が低下するので、
冷却水管を通じて冷却を行なう。吸収器8の底部
にたまつた希溶液は管12、熱交換器10を通り
発生器1に流れ、再び以上の循環を繰り返す。
るので、これに連なつている蒸発器7内も水蒸気
圧が減少し、U字管6にたまつた水が7内に流入
して蒸発し、気化熱を奪う。吸収器8内は吸収熱
による温度上昇のため吸収作用が低下するので、
冷却水管を通じて冷却を行なう。吸収器8の底部
にたまつた希溶液は管12、熱交換器10を通り
発生器1に流れ、再び以上の循環を繰り返す。
前述のように、吸収器8内は濃溶液により水蒸
気が吸収されて、内圧7mmHg程度となり、蒸発
器7内もほぼこれと同程度となるので、水は6℃
前後で蒸発し、冷房作用を行なうのに十分な温度
が得られる。
気が吸収されて、内圧7mmHg程度となり、蒸発
器7内もほぼこれと同程度となるので、水は6℃
前後で蒸発し、冷房作用を行なうのに十分な温度
が得られる。
第2図に前記吸収器8内に構成された熱交換用
の伝熱管を示す。
の伝熱管を示す。
伝熱管8aには、その外周面に同一方向に傾斜
した多条の斜溝8bが設けてある。
した多条の斜溝8bが設けてある。
8cは前記斜溝8bの一端側において、この斜
溝8bに直交するように設けられた多条交差斜溝
にして、この交差斜溝8cは斜溝8bとその深
さ、巾が同一である。
溝8bに直交するように設けられた多条交差斜溝
にして、この交差斜溝8cは斜溝8bとその深
さ、巾が同一である。
交差斜溝8cは、少なくとも伝熱管8aの中心
線Rに終端がかかる位置から、斜溝8bの始端が
中心線Rより始まり、伝熱管8aの底部(裏側)
に至るまでの間、a′間において設ける必要があ
る。
線Rに終端がかかる位置から、斜溝8bの始端が
中心線Rより始まり、伝熱管8aの底部(裏側)
に至るまでの間、a′間において設ける必要があ
る。
なお、実施例は伝熱管8aの一端側のみを現わ
したが、他端側においても同一の交差斜溝が設け
られている。
したが、他端側においても同一の交差斜溝が設け
られている。
[本考案の効果]
本考案は以上のように伝熱管に設けた斜溝の始
めと終りのある範囲に交差斜溝を設けて伝熱管に
おいて吸収溶液がまわらない部分を無くした。
めと終りのある範囲に交差斜溝を設けて伝熱管に
おいて吸収溶液がまわらない部分を無くした。
この結果、従来の斜溝だけの伝熱管使用の吸収
器に比較して、約10%の性能向上が図れた。
器に比較して、約10%の性能向上が図れた。
第3図は、この実験結果を示し、この実験は、
48本の有効長300mmの伝熱管8aを6列8段に組
み込んだ吸収器において性能測定したものであ
る。
48本の有効長300mmの伝熱管8aを6列8段に組
み込んだ吸収器において性能測定したものであ
る。
実験は、40℃の臭化リチウム水溶液(濃度60質
量%)を滴下し、伝熱管8a内に冷却水を流す一
方、蒸発温度が10℃で一定になるよう蒸発器の伝
熱管へ流す水の流量をコントロールした。
量%)を滴下し、伝熱管8a内に冷却水を流す一
方、蒸発温度が10℃で一定になるよう蒸発器の伝
熱管へ流す水の流量をコントロールした。
この実験では、吸収器8の伝熱管8aの性能が
良ければ水蒸気の吸収量が多くなり、蒸発器の冷
凍能力が向上する。
良ければ水蒸気の吸収量が多くなり、蒸発器の冷
凍能力が向上する。
なお、第3図において、横軸の液膜流量[Γ]
は、流量を管外周で割つたものである。この結
果、[Γ]=0.1Kg/msにおいて約1.4倍斜溝のない
平滑管に対して冷凍能力が向上し、斜溝のみのも
のの場合約1.3倍であるので、交差斜溝を付加す
ることにより斜溝だけのものに比較して約10%冷
凍能力が向上したことが判る。
は、流量を管外周で割つたものである。この結
果、[Γ]=0.1Kg/msにおいて約1.4倍斜溝のない
平滑管に対して冷凍能力が向上し、斜溝のみのも
のの場合約1.3倍であるので、交差斜溝を付加す
ることにより斜溝だけのものに比較して約10%冷
凍能力が向上したことが判る。
又、本考案の場合、交差斜溝は伝熱管の両端側
のみであり、公知例のように全体に設けていない
ので、加工コストが安く、又伝熱管において大き
な強度の低下もない。
のみであり、公知例のように全体に設けていない
ので、加工コストが安く、又伝熱管において大き
な強度の低下もない。
第1図は吸収式冷凍機の作動原理図、第2図は
本考案に係る伝熱管の正面図、第3図は3種類の
伝熱管の冷凍能力の比較図、第4図は斜溝のみか
ら成る従来の伝熱管の説明図である。 8……吸収器、8a……伝熱管、8b……斜
溝、8c……交差斜溝。
本考案に係る伝熱管の正面図、第3図は3種類の
伝熱管の冷凍能力の比較図、第4図は斜溝のみか
ら成る従来の伝熱管の説明図である。 8……吸収器、8a……伝熱管、8b……斜
溝、8c……交差斜溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 伝熱管内に冷却水を流し、この管の外側に吸収
溶液を流下させて熱交換を行なう吸収式冷凍機に
おける吸収器において、 前記伝熱管の外周面に同一方向に傾斜した多条
の斜溝を設けると共にこの斜溝を設けた伝熱管の
両端部分であつて一定の範囲に斜溝に交差する多
条の交差斜溝を設けた構成の吸収式冷凍機におけ
る吸収器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987168117U JPH058424Y2 (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987168117U JPH058424Y2 (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0173663U JPH0173663U (ja) | 1989-05-18 |
| JPH058424Y2 true JPH058424Y2 (ja) | 1993-03-03 |
Family
ID=31457016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987168117U Expired - Lifetime JPH058424Y2 (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH058424Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51155454U (ja) * | 1975-06-05 | 1976-12-11 | ||
| JPS59158969U (ja) * | 1983-04-07 | 1984-10-25 | 古河電気工業株式会社 | 吸収器用伝熱管 |
-
1987
- 1987-11-02 JP JP1987168117U patent/JPH058424Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0173663U (ja) | 1989-05-18 |
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