JPH058427U - 光電型エンコーダ - Google Patents
光電型エンコーダInfo
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 第一格子26にマトリックス状の島状第一格
子部28を形成し、第二格子30が十字状に相直交する
格子であることを特徴とする光電型エンコーダ。 【効果】 簡易な構成でしかも広範囲のX,Y方向変位
検出を行なうことが可能となる。
子部28を形成し、第二格子30が十字状に相直交する
格子であることを特徴とする光電型エンコーダ。 【効果】 簡易な構成でしかも広範囲のX,Y方向変位
検出を行なうことが可能となる。
Description
【0001】
本考案は光電型エンコーダ、特に2次元方向の変位を検出可能な光電型エンコ
ーダの改良に関する。
【0002】
各種測定機、工作機械、更に最近は各種情報機械等で、相対移動する二つの部
材の変位量を検出するために各種エンコーダが用いられており、特に非接触で変
位量検出が必要なところから光電型エンコーダが汎用される。
この光電型エンコーダは、相対移動するそれぞれの部材にメインスケール、イ
ンデックススケールを設け、例えばインデックススケールに設けられた格子を介
してメインスケールに光を照射し、更にメインスケールの格子を介した光を受光
器にて受光し、その位相変化等から前記部材の相対移動量を検出するものである
。
【0003】
しかしながら従来の一般的な光電型エンコーダは、直線変位或いは回転変位を
一次元的に測定するのみであり、二次元方向に相対移動する2つの部材間の相対
変位を単一のエンコーダで検出することはできないものであった。
【0004】
本考案は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は構成が簡
易であり、しかも広範囲の二次元方向変位の検出を行なうことのできる光電型エ
ンコーダを提供することにある。
【0005】
前記目的を達成するために本出願の請求項1記載の光電型エンコーダは、マト
リックス状の島状第一格子が形成されるメインスケールと、前記メインスケール
に対し二次元方向に相対移動可能に並列配置され、十字状に相直交する第二格子
が形成されるインデックススケールと、を含むことを特徴とする。
【0006】
また、請求項2記載の光電型エンコーダは、第一格子が反射式島状格子よりな
り、またインデックススケールには透過式十字状第二格子と、第二格子の外周部
に設けられた透過式第三格子が設けられ、前記透過式十字状第二格子の裏面に発
光素子が、また透過式第三格子の裏面に受光素子が設けられたことを特徴とする
。
【0007】
本考案にかかる光電型エンコーダは、前述したようにインデックススケールに
十字状格子が設けられており、一方メインスケールにはマトリックス状の島状格
子が設けられている。このため、十字状第二格子の一方向の格子が島状第一格子
のマトリックスの行方向に対応し、その方向への移動量を検出する。また、十字
状第二格子の他方向への格子が島状第一格子のマトリックスの列方向に対応し、
その方向への移動量を検出する。
このように本考案にかかる光電型エンコーダによれば、直交する方向への相対
移動量を一のエンコーダで検出することができる。
【0008】
以下、図面に基づき本考案の好適な実施例を説明する。
図1には本考案の一実施例にかかる光電型エンコーダの基本構成を示す縦断面
図が示されており、また図2には図1II−II線での断面図が示されている。
【0009】
同図において、光電型エンコーダ10は、そのメインスケール12が移動部材
14に設けられ、又インデックススケール16が移動部材18に設けられている
。そして、移動部材14,18の相対移動量を検出するものである。
【0010】
インデックススケール16の図1中下面には、一個の発光素子20及び八個の
受光素子22a,22b,…22hが配置されている。発光素子20及び各受光
素子22のリード線は、プリント基板24に固定されている。
前記メインスケール12には、図3に示す第一格子26が設けられ、該第一格
子26はマトリックス状の長方形島状反射格子部2811,2812…281n、28
21,2822…282n、…、28m1,28m2,…28mnを含む十字状反射式格子よ
りなる。格子部28のX軸(列)方向への並びはY軸に平行なピッチP1の格子
を構成し、格子部28のY軸(行)方向への並びはX軸に平行なピッチP1'の格
子を構成する。
【0011】
一方、インデックススケール16は、図4から明らかなように、第二格子30
及び第三格子32a,32b,…32hを備えている。そして、第二格子30は
前記発光素子20に対応する各三角形状の透過格子部34a,34b,…34d
を含む十字状透過式格子よりなる。また第三格子32a,32b,…32hはそ
れぞれ受光素子22a,22b,…22hに対応する透過格子よりなる。
このため、発光素子20から出光した光Lは第二格子部34a,34b,…3
4dを介して第一格子26に反射され、該反射光は第三格子32a,32b,…
32hを介して受光素子22a,22b,…22hに受光される。
【0012】
以上のように、本実施例にかかる光電型エンコーダは、X方向への相対移動に
対しては第二格子部34a,34b、第一格子部28の列方向への並び、第三格
子部32a,32b,32c,32d、受光素子22a,22b,22c,22
dが、それぞれ三格子型変位検出器として機能する。また、Y方向への相対移動
に対しては第二格子部34c,34d、第一格子部28の行方向への並び、第三
格子部32e,32f,32g,32hがそれぞれ三格子型変位検出器として機
能する。
【0013】
すなわち、三格子型変位検出器は図5に示すように3枚の格子の重なり合いの
変化により変位量を検出するものである(Journal of the optical society of A
merica, 1965, vol.55, No.4, p373-381)。
【0014】
図5に示す三格子型変位検出器は、平行配置された第二格子30及び第三格子
32と、両格子30,32の間に相対移動可能に平行配置された第一格子26と
、前記第二格子30の図中左側に配置された発光素子20と、前記第三格子32
の図中右側に配置された受光素子22と、を含む。
そして、発光素子20から出射された光は第二格子30、第一格子26、第三
格子32を介して受光素子22に至り、該受光素子22は各格子30,26,3
2で制限された照明光を光電変換し、更にプリアンプ52で増幅して検出信号s
を得る。
【0015】
ここで、第一格子26が、第二格子30及び第三格子32に対して例えばx方
向に相対移動すると、発光素子20からの照明光のうち、格子30,26,32
により遮蔽される光量が徐々に変化し、検出信号sは略正弦波として出力される
。
そして、前記第一格子26のピッチP1と検出信号sの波長Pが対応し、該検
出信号sの波長及びその分割値より前記基準格子26の相対移動量を測定するも
のである。
【0016】
従って、第一格子26を移動部材14に、第二格子30及び第三格子32を移
動部材18にそれぞれ設置することにより、両移動部材の相対移動量を検出する
ことができる。
そして、本実施例においては第一格子26の格子部28のX軸方向への並びは
Y軸に平行でピッチP1の格子が構成し、格子部28のY軸方向への並びはX軸
に平行でピッチP1'の格子を構成している。
【0017】
また、第二格子30の格子部34a,34bにはY軸に平行でピッチP2の格
子が形成され、格子部24c,34dにはX軸に平行でピッチP2'の格子が形成
されている。
更に、第三格子32aにはAx相用の格子、第三格子32bにはAx'相用の
格子、第三格子32cにはBx相用の格子、第三格子32dにはBx'相用の格
子がそれぞれY軸に平行にピッチP3で形成され、第三格子32eにはAy相用
の格子、第三格子32fにはAy'相用の格子、第三格子32gにはBy相用の
格子、第三格子32hにはBy'相用の格子がそれぞれX軸に平行にピッチP3'
で形成されている。
【0018】
従って、Ax=0゜とすると、Axに対し、
Ax'=180゜(1/2P3異なる)
Bx=90゜(1/4P3異なる)
Bx'=270゜(3/4P3異なる)
また、Ay=O゜とすると、Ayに対して
Ay'=180゜(1/2P3'異なる)
By=90゜(1/4P3'異なる)
By'=270゜(3/4P3'異なる)
となるように目盛が付けられている。
【0019】
この結果、受光素子22a,22b,22c,22dからは、それぞれπ/2
ずつ位相のずれたAx相、Ax'相、Bx相、Bx'相の信号を得ることができ、
Ax相−Ax'相より差動振幅増幅されたAx相出力を、またBx相−Bx'相よ
り差動振幅増幅されたBx相出力を得る。そして、該Ax相出力及びBx相出力
の位相のずれ方向等よりスケールのX方向への相対移動方向の弁別を行なうと共
に、電気的に検出信号の分割を行ない、分解能の高い変位量検出を行なっている
。
一方、受光素子22e,22f,22g,22hからはそれぞれπ/2ずつ位
相のずれたAy相、Ay'相、By相、By'相の信号を得ることができ、前記X
方向と同様にして移動部材14,18のY方向の位相弁別及び相対移動距離を検
出することができる。
以上のように、第一実施例にかかる光電型エンコーダによれば、X方向及びY
方向の移動方向及び移動距離を検出することができる。
【0020】
また、本実施例ではX方向の移動検出を行なう列方向格子部28と、Y方向の
移動検出を行なう行方向格子部28のピッチが異なって設けられている。すなわ
ち、列方向へのピッチは比較的粗いピッチP1が刻まれており、X方向への移動
の高速読取りが可能である。一方、行方向へのピッチは比較的細かいピッチP1'
が刻まれており、Y方向への移動の高分解能読取りが可能である。
このように移動部材の移動特性に応じてそれぞれのピッチを決定することが可
能であり、しかもそのピッチに従った格子の形成は従来と同じ製法により極めて
正確に行なうことができる。
【0021】
尚、例えば次のようにピッチを構成することが好適である。
P1=40μm(明部長=暗部長=20μm)
P2=160μm(明部長=40μm、暗部長=120μm)
P3=80μm(明部長=暗部長=40μm)
P1'=20μm(明部長=暗部長=10μm)
P2'=80μm(明部長=20μm、暗部長=60μm)
P3'=40μm(明部長=暗部長=20μm)
このように第二格子のピッチを第一格子のピッチより大とすると共に、その光
透過部の長さを第一格子のピッチの長さ以下とすることにより、第二格子を透過
した照明光間の独立性(インコヒーレンシイ)が向上し、検出信号のSN比が高
くなる。このため、信号処理が容易となり、高精度の変位検出が可能となる。
【0022】
また、ピッチ構成は次のようにすることも好適である。
P1=100μm(明部長=暗部長=50μm)
P2=400μm(明部長=100μm、暗部長=300μm)
P3=200μm(明部長=暗部長=100μm)
P1'=40μm(明部長=暗部長=20μm)
P2'=160μm(明部長=40μm、暗部長=120μm)
P3'=80μm(明部長=暗部長=40μm)
【0023】
さらに、例えば次のようにピッチを構成することが好適である。
P1=20μm(明部長=暗部長=10μm)
P2=20μm(明部長=暗部長=10μm)
P3=20μm(明部長=暗部長=10μm)
P1'=10μm(明部長=暗部長=5μm)
P2'=10μm(明部長=暗部長=5μm)
P3'=10μm(明部長=暗部長=5μm)
このように第一格子、第二格子、第三格子のピッチを等しくし、さらに可動ス
ケール26とインデックススケール16の格子間隔をdとすると、この例では
P1=20μm>P1'=10μm
であるから、可動スケール26とインデックススケール16の格子間隔dを、
d≧P1 2/2λ
に設定すれば、格子間隔dの変動に対して出力がほとんど変動しないXYエンコ
ーダが実現できる。
なお、P1=P1'のときは、どちらを採用してもよい。
この構成の特徴として、
(1)X方向へ1ピッチP1送ると、出力信号は2ピッチP1出力され、光学的な
2分割信号が得られるため、電気分割回路が容易に構成される。
(2)格子間隔dの変動に対して寛容なため、例えばP1又はP1'が40μm以下
の細かいピッチのシステムに適する。
【0024】
また、ピッチ構成は同様に次のようにすることも好適である。
P1=40μm(明部長=暗部長=20μm)
P2=80μm(明部長=暗部長=40μm)
P3=80μm(明部長=暗部長=40μm)
P1'=10μm(明部長=暗部長=5μm)
P2'=10μm(明部長=暗部長=5μm)
P3'=10μm(明部長=暗部長=5μm)
このように構成すると、X軸方向に1ピッチ送った場合、1ピッチP1の出力
信号が得られる。Y軸方向に1ピッチP1'送ると、2ピッチP1'の出力信号が得
られる。従って、X軸方向は分解能が粗く、高速度の検出、Y軸方向は分解能が
高く低速度の検出に適する。
【0025】
更に本考案においては、第一格子26を広範囲にわたって形成することができ
、検出の広範囲化も可能である。
また、第一格子26の形状は、メインスケール及びインデックススケールの相
対移動距離等を考慮して任意に決定することができる。
また、メインスケールに設けられたマトリックス状の島状格子28を透過部と
し、島状格子でない部分29を反射部として構成することも可能である。
【0026】
以上説明したように本考案にかかる光電型エンコーダによれば、メインスケー
ルにマトリックス状の島状第一格子を、またインデックススケールに直交する格
子を十字状に設けたので、簡易な構成でしかも広範囲のX,Y方向変位検出を行
なうことが可能となる。
【図1】本考案の一実施例にかかる光電型エンコーダの
概略構成の説明図である。
概略構成の説明図である。
【図2】前記実施例にかかる光電型エンコーダの発光素
子及び受光素子の配置の説明図である。
子及び受光素子の配置の説明図である。
【図3】前記実施例にかかる光電型エンコーダのメイン
スケール(第一格子)の説明図である。
スケール(第一格子)の説明図である。
【図4】前記実施例にかかる光電型エンコーダのインデ
ックススケール(第二格子及び第三格子)の説明図であ
る。
ックススケール(第二格子及び第三格子)の説明図であ
る。
【図5】前記実施例にかかる光電型エンコーダの移動検
出原理の説明図である。
出原理の説明図である。
10 光電型エンコーダ
12 メインスケール
16 インデックススケール
20 発光素子
22 受光素子
26,126 第一格子
30 第二格子
32 第三格子
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 黒木 真吾
神奈川県川崎市高津区坂戸165番地 株式
会社ミツトヨ開発研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 マトリックス状に島状第一格子が形成さ
れるメインスケールと前記メインスケールに対し二次元
方向に相対移動可能に並列配置され、十字状に相直交す
る第二格子が形成されるインデックススケールと、 を含むことを特徴とする光電型エンコーダ。 - 【請求項2】 請求項1記載のエンコーダにおいて、 第一格子は反射式島状格子よりなり、 またインデックススケールには透過式十字状第二格子
と、第二格子の外周部に設けられた透過式第三格子が設
けられ、 前記透過式十字状第二格子の裏面に発光素子が、また透
過式第三格子の裏面に受光素子が設けられたことを特徴
とする光電型エンコーダ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991092225U JPH0755457Y2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-10-14 | 光電型エンコーダ |
| US07/848,116 US5204524A (en) | 1991-03-22 | 1992-03-09 | Two-dimensional optical encoder with three gratings in each dimension |
| GB9205410A GB2254690B (en) | 1991-03-22 | 1992-03-12 | Two-dimensional optical encoder |
| DE4209149A DE4209149C2 (de) | 1991-03-22 | 1992-03-20 | Verschiebungsdetektoren zum Detektieren zweidimensionaler Verschiebungen |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-43266 | 1991-05-13 | ||
| JP4326691 | 1991-05-13 | ||
| JP1991092225U JPH0755457Y2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-10-14 | 光電型エンコーダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058427U true JPH058427U (ja) | 1993-02-05 |
| JPH0755457Y2 JPH0755457Y2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=26383014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991092225U Expired - Fee Related JPH0755457Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-10-14 | 光電型エンコーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755457Y2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6791699B2 (en) | 2000-08-07 | 2004-09-14 | Mitutoyo Corporation | Optical displacement-measuring apparatus |
| JP2017003447A (ja) * | 2015-06-11 | 2017-01-05 | 株式会社ミツトヨ | 光学式エンコーダ |
| JP2021018235A (ja) * | 2019-07-17 | 2021-02-15 | Dmg森精機株式会社 | 検出装置 |
| JP2021193354A (ja) * | 2020-06-08 | 2021-12-23 | キヤノン株式会社 | 光学式エンコーダ及び制御装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01272917A (ja) * | 1988-04-25 | 1989-10-31 | Mitsutoyo Corp | 反射式xyエンコーダ |
| JPH0298630A (ja) * | 1988-10-05 | 1990-04-11 | Mitsutoyo Corp | 光電型エンコーダ |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP1991092225U patent/JPH0755457Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0755457Y2 (ja) | 1995-12-20 |
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