JPH0584874A - 易崩壊性多層体 - Google Patents
易崩壊性多層体Info
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- JPH0584874A JPH0584874A JP3277348A JP27734891A JPH0584874A JP H0584874 A JPH0584874 A JP H0584874A JP 3277348 A JP3277348 A JP 3277348A JP 27734891 A JP27734891 A JP 27734891A JP H0584874 A JPH0584874 A JP H0584874A
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- evoh
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 エチレン−ビニルアルコール共重合体層、と
くにエチレン含有量3〜24モル%のエチレン−ビニル
アルコール共重合体層および生分解性または光分解性樹
脂層を有する易崩壊性多層体。 【効果】 本発明の多層体はガスバリヤー性および易崩
壊性が優れており、さらに本発明の多層体から得られる
成形物は使用後廃棄物として土中に埋め立てた場合、微
生物により速やかに崩壊をうけ、その形状、強度などが
消失する。
くにエチレン含有量3〜24モル%のエチレン−ビニル
アルコール共重合体層および生分解性または光分解性樹
脂層を有する易崩壊性多層体。 【効果】 本発明の多層体はガスバリヤー性および易崩
壊性が優れており、さらに本発明の多層体から得られる
成形物は使用後廃棄物として土中に埋め立てた場合、微
生物により速やかに崩壊をうけ、その形状、強度などが
消失する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスバリヤー性に優れ
た易崩壊性多層体に関する。
た易崩壊性多層体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に合成高分子は高度の材料特性をそ
なえ加工性に優れしかも安価であるため、あらゆる分野
で広く利用されている。しかしその成形品はかさ高く、
自らの耐久性のため投棄あるいは埋め立てしても自然に
崩壊せず、また焼却すれば発熱量が高いため、焼却設備
をいためるなど、最近プラスチック廃棄物の処理法が問
題となっている。そのため光あるいは微生物などによっ
て、部分的に分解させることにより、該プラスチック廃
棄物のかさ高さを減少させ、廃棄物の処理設備あるいは
埋め立て地を有効に利用する研究がなされてきた。
なえ加工性に優れしかも安価であるため、あらゆる分野
で広く利用されている。しかしその成形品はかさ高く、
自らの耐久性のため投棄あるいは埋め立てしても自然に
崩壊せず、また焼却すれば発熱量が高いため、焼却設備
をいためるなど、最近プラスチック廃棄物の処理法が問
題となっている。そのため光あるいは微生物などによっ
て、部分的に分解させることにより、該プラスチック廃
棄物のかさ高さを減少させ、廃棄物の処理設備あるいは
埋め立て地を有効に利用する研究がなされてきた。
【0003】中でも、比較的安価でかつ完全な生物分解
性を有する澱粉を易崩壊性付与剤として、熱可塑性樹脂
にブレンドすることにより、生物崩壊性を有する、熱可
塑性樹脂組成物に関する研究は盛んにおこなわれている
(特開平2−14228号,同3−31333号)。ま
た、脂肪族ポリエステルなどの生分解性樹脂も使用され
ている。
性を有する澱粉を易崩壊性付与剤として、熱可塑性樹脂
にブレンドすることにより、生物崩壊性を有する、熱可
塑性樹脂組成物に関する研究は盛んにおこなわれている
(特開平2−14228号,同3−31333号)。ま
た、脂肪族ポリエステルなどの生分解性樹脂も使用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
組成物あるいは生分解性樹脂により得られた成形物、た
とえばフィルムのガスバリヤー性は不充分である。
組成物あるいは生分解性樹脂により得られた成形物、た
とえばフィルムのガスバリヤー性は不充分である。
【0005】しかして本発明の目的は、ガスバリヤー性
に優れた易崩壊性多層体を提供することにある。
に優れた易崩壊性多層体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、エチレン−
ビニルアルコール共重合体(EVOH)層および生分解
性または光分解性樹脂層を有する積層体を提供すること
によって達成される。
ビニルアルコール共重合体(EVOH)層および生分解
性または光分解性樹脂層を有する積層体を提供すること
によって達成される。
【0007】本発明においてはEVOH層を有するため
にガスバリヤー性は優れており、さらに生分解性または
光分解性樹脂層がEVOH層の片面または両面に接して
いるために多層体全体が易崩壊性に優れたものとなる。
ここで易崩壊性とは、多層体を土中に埋め立てた場合、
あるいは太陽光線下にさらした場合、その形状、機械的
強度を消失する性能を言う。
にガスバリヤー性は優れており、さらに生分解性または
光分解性樹脂層がEVOH層の片面または両面に接して
いるために多層体全体が易崩壊性に優れたものとなる。
ここで易崩壊性とは、多層体を土中に埋め立てた場合、
あるいは太陽光線下にさらした場合、その形状、機械的
強度を消失する性能を言う。
【0008】さらに本発明において、とくにエチレン含
有量24モル%以下のEVOHは易崩壊性が優れている
ことがわかった。このことは後述する実施例からも明ら
かである。
有量24モル%以下のEVOHは易崩壊性が優れている
ことがわかった。このことは後述する実施例からも明ら
かである。
【0009】本発明において使用するEVOHのエチレ
ン含有量は3〜65モル%の範囲から選ばれるが、とく
にエチレン含有量3〜24モル%であることが易崩壊性
が優れているので好ましく、好ましくは3〜20モル
%、さらに好ましくは3〜14モル%、最適には5〜1
2モル%である。3モル%を下回るとフィルムとして成
形したとき実用に耐え得る十分な強度が得られないし、
また易崩壊性も十分でない。
ン含有量は3〜65モル%の範囲から選ばれるが、とく
にエチレン含有量3〜24モル%であることが易崩壊性
が優れているので好ましく、好ましくは3〜20モル
%、さらに好ましくは3〜14モル%、最適には5〜1
2モル%である。3モル%を下回るとフィルムとして成
形したとき実用に耐え得る十分な強度が得られないし、
また易崩壊性も十分でない。
【0010】EVOHのビニルエステル成分のけん化度
としては50%以上であることが好ましい。また熱安定
性の観点からは、好適には80%以上、さらには90%
以上であることが好ましい。けん化度が50%を下回る
と熱安定性が低下し成形時に多量のゲルが発生するため
外観が好ましくない。また熱水可溶性の観点からは、け
ん化度50〜95%、さらには60〜95%が好まし
い。またEVOHとはエチレンとビニルエステルとの共
重合体けん化物であり、ここでビニルエステルとしては
酢酸ビニルが代表例としてあげられるが、他の脂肪酸ビ
ニルエステル(例ピバリン酸ビニルエステル)なども使
用できる。さらにEVOHには本発明の目的が阻害され
ない範囲で、プロピレン等の炭素数3以上のオレフィ
ン、(メタ)アクリル酸、ビニルシラン系化合物(ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランな
ど)、ビニルピロリドン系化合物などの第三成分を共重
合することは自由である。また末端および/または側鎖
に炭素数が4〜50のアルキル基を有するEVOH、水
酸基の一部が酸化されているEVOH、脂肪族ポリエス
テルがグラフトされているEVOH、末端にイオン性基
(カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその
塩、アンモニウム基など)を有するEVOHも例示され
る。またEVOHの固有粘度[溶剤 水/フェノール
15/85(重量比),30℃]は0.05〜0.2リ
ットル/g、好ましくは、0.07〜0.15リットル
/gである。
としては50%以上であることが好ましい。また熱安定
性の観点からは、好適には80%以上、さらには90%
以上であることが好ましい。けん化度が50%を下回る
と熱安定性が低下し成形時に多量のゲルが発生するため
外観が好ましくない。また熱水可溶性の観点からは、け
ん化度50〜95%、さらには60〜95%が好まし
い。またEVOHとはエチレンとビニルエステルとの共
重合体けん化物であり、ここでビニルエステルとしては
酢酸ビニルが代表例としてあげられるが、他の脂肪酸ビ
ニルエステル(例ピバリン酸ビニルエステル)なども使
用できる。さらにEVOHには本発明の目的が阻害され
ない範囲で、プロピレン等の炭素数3以上のオレフィ
ン、(メタ)アクリル酸、ビニルシラン系化合物(ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランな
ど)、ビニルピロリドン系化合物などの第三成分を共重
合することは自由である。また末端および/または側鎖
に炭素数が4〜50のアルキル基を有するEVOH、水
酸基の一部が酸化されているEVOH、脂肪族ポリエス
テルがグラフトされているEVOH、末端にイオン性基
(カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその
塩、アンモニウム基など)を有するEVOHも例示され
る。またEVOHの固有粘度[溶剤 水/フェノール
15/85(重量比),30℃]は0.05〜0.2リ
ットル/g、好ましくは、0.07〜0.15リットル
/gである。
【0011】本発明に使用されるEVOHは熱水可溶性
であることがEVOHの易崩壊性を促進させる効果があ
りとくに好ましい。ここで熱水可溶性とは95℃の熱水
中に1分間浸漬したとき、実質的に完全に溶解する性質
を意味する。またEVOHは熱可塑性であることが、他
の樹脂との溶融共押出成形が可能であることから好まし
い。
であることがEVOHの易崩壊性を促進させる効果があ
りとくに好ましい。ここで熱水可溶性とは95℃の熱水
中に1分間浸漬したとき、実質的に完全に溶解する性質
を意味する。またEVOHは熱可塑性であることが、他
の樹脂との溶融共押出成形が可能であることから好まし
い。
【0012】また本発明の多層体の各層には、樹脂の成
形加工性、可とう性をさらに増すために、他の添加剤、
たとえば、水、グリセリンなどの可塑剤を加えることは
自由である。可塑剤の例としてはポリエチレングリコー
ル、エチレングリコール、ジグリセリン、グリセリン、
1,3−および1.4−ブタンジオール、1,2−プロ
ピレングリコール、ソルビトール、ε−カプロラクタ
ム、尿素、トルエンスルホン酸アミド、ラウリルアミ
ド、アセトアミド、ホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、水な
どから選ばれる1種あるいは2種以上が混合して用いら
れる。好適にはグリセリン、水、尿素などが用いられ
る。
形加工性、可とう性をさらに増すために、他の添加剤、
たとえば、水、グリセリンなどの可塑剤を加えることは
自由である。可塑剤の例としてはポリエチレングリコー
ル、エチレングリコール、ジグリセリン、グリセリン、
1,3−および1.4−ブタンジオール、1,2−プロ
ピレングリコール、ソルビトール、ε−カプロラクタ
ム、尿素、トルエンスルホン酸アミド、ラウリルアミ
ド、アセトアミド、ホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、水な
どから選ばれる1種あるいは2種以上が混合して用いら
れる。好適にはグリセリン、水、尿素などが用いられ
る。
【0013】さらに本発明の多層体の各層には発明の効
果が阻害されない範囲で充▲▼剤(タルク、クレー、マ
イカ、セルロース繊維、PVA繊維など)、熱安定剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、植物油、着色剤などをブレ
ンドすることも自由である。
果が阻害されない範囲で充▲▼剤(タルク、クレー、マ
イカ、セルロース繊維、PVA繊維など)、熱安定剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、植物油、着色剤などをブレ
ンドすることも自由である。
【0014】本発明の多層体から得られる成形物の例と
しては特に制限はないが、ある期間使用したのち、廃棄
される成形物、たとえば食品容器としてのカップ、ボト
ル、トレー、農業用資材としてのシート、くい、根おお
い(マルチフィルム)、プランター、農薬・肥料・土壌
改良剤等の容器あるいはキャリヤー材料、日用品として
結束ひも、子供用のおもちゃ、ゴミ箱、工業用としての
クッション材、パッキン、各種コンテナー、コロストミ
ーバッグなどがあげられる。
しては特に制限はないが、ある期間使用したのち、廃棄
される成形物、たとえば食品容器としてのカップ、ボト
ル、トレー、農業用資材としてのシート、くい、根おお
い(マルチフィルム)、プランター、農薬・肥料・土壌
改良剤等の容器あるいはキャリヤー材料、日用品として
結束ひも、子供用のおもちゃ、ゴミ箱、工業用としての
クッション材、パッキン、各種コンテナー、コロストミ
ーバッグなどがあげられる。
【0015】また該成形品を使用した後、廃棄する場合
には一般のゴミと同様のごみ集積地に投棄した直後より
崩壊がはじまるが、土中の微生物による崩壊の効果を高
めるために土中への埋め立てによる処理方法が好適であ
る。
には一般のゴミと同様のごみ集積地に投棄した直後より
崩壊がはじまるが、土中の微生物による崩壊の効果を高
めるために土中への埋め立てによる処理方法が好適であ
る。
【0016】本発明においてEVOH層の片面または両
面に設けられる生分解性樹脂層としては、タンパク質
(ゼラチン、コラーゲン)、ポリペプチド、ポリエステ
ル(ポリアジペード、ポリラクトン、脂肪族ポリエステ
ル、脂肪族ポリエステルアミド)、ポリエーテル、ポリ
ウレタン、ポリスチレン、さらには多糖類(澱粉、セル
ロース、キチン、キトサンなど)を含有する熱可塑性樹
脂{ポリオレフイン(ポリエチレンなど)、ポリスチレ
ン、ビニルアルコール系樹脂(エチレン含有量25〜6
5モル%のEVOHなど)、エチレン−アクリル酸共重
合体などの熱可塑性樹脂に多糖類を配合したもの}から
得られるフィルムまたはシートが代表的なものとしてあ
げられる。また光分解性樹脂層としてはエチレンと一酸
化炭素との共重合体、メチルビニルケトンとエチレン、
スチレン、塩化ビニル、メチルアクリレートなどとの共
重合体、光分解性マスターバッチ(ポリエチレンにメチ
ルビニルケトンと少量のメチルスチレンをグラフト重合
したもの)を配合した各種熱可塑性樹脂などから得られ
るフィルムまたはシートが代表的なものとしてあげられ
る。
面に設けられる生分解性樹脂層としては、タンパク質
(ゼラチン、コラーゲン)、ポリペプチド、ポリエステ
ル(ポリアジペード、ポリラクトン、脂肪族ポリエステ
ル、脂肪族ポリエステルアミド)、ポリエーテル、ポリ
ウレタン、ポリスチレン、さらには多糖類(澱粉、セル
ロース、キチン、キトサンなど)を含有する熱可塑性樹
脂{ポリオレフイン(ポリエチレンなど)、ポリスチレ
ン、ビニルアルコール系樹脂(エチレン含有量25〜6
5モル%のEVOHなど)、エチレン−アクリル酸共重
合体などの熱可塑性樹脂に多糖類を配合したもの}から
得られるフィルムまたはシートが代表的なものとしてあ
げられる。また光分解性樹脂層としてはエチレンと一酸
化炭素との共重合体、メチルビニルケトンとエチレン、
スチレン、塩化ビニル、メチルアクリレートなどとの共
重合体、光分解性マスターバッチ(ポリエチレンにメチ
ルビニルケトンと少量のメチルスチレンをグラフト重合
したもの)を配合した各種熱可塑性樹脂などから得られ
るフィルムまたはシートが代表的なものとしてあげられ
る。
【0017】上記生分解性または光分解性樹脂層はEV
OH層の片面、または両面に設けることができるし、ま
た生分解性または光分解性樹脂層の両面にEVOH層を
設けることもできる。これらの多層体を製造する場合に
は、必要に応じ接着剤、好ましくは生分解性接着剤を使
用することができる。接着剤としてはポリウレタン系樹
脂、スターチ系樹脂およびこれらを含有してなる不飽和
カルボン酸又はその無水物(無水マレイン酸など)をオ
レフイン系重合体または共重合体[ポリエチレン{低密
度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(SLDP
E)}、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル(メチルエステル、または
エチルエステル)共重合体]にグラフトしたものがもち
いられる。これらの接着剤は層間接着剤として、あるい
は各層の少なくとも1層に配合して使用される。
OH層の片面、または両面に設けることができるし、ま
た生分解性または光分解性樹脂層の両面にEVOH層を
設けることもできる。これらの多層体を製造する場合に
は、必要に応じ接着剤、好ましくは生分解性接着剤を使
用することができる。接着剤としてはポリウレタン系樹
脂、スターチ系樹脂およびこれらを含有してなる不飽和
カルボン酸又はその無水物(無水マレイン酸など)をオ
レフイン系重合体または共重合体[ポリエチレン{低密
度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(SLDP
E)}、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル(メチルエステル、または
エチルエステル)共重合体]にグラフトしたものがもち
いられる。これらの接着剤は層間接着剤として、あるい
は各層の少なくとも1層に配合して使用される。
【0018】多層体を得る方法としては、押出ラミネー
ト法、ドライラミネート法、共押出ラミネート法、共押
出シート成形法、共押出パイプ成形法、共射出成形法、
溶液コート法などがあげられる。
ト法、ドライラミネート法、共押出ラミネート法、共押
出シート成形法、共押出パイプ成形法、共射出成形法、
溶液コート法などがあげられる。
【0019】多層体の各層の厚みに関してはとくに制限
はないが、EVOH層は1〜300μ、好ましくは5〜
150μであり、またEVOH層の全厚みに対する比率
は2〜30%が好ましく、さらには2〜25%が好まし
い。以下、実施例にてより詳細な説明を行うが、これに
より本発明はなんら限定されるものではない。
はないが、EVOH層は1〜300μ、好ましくは5〜
150μであり、またEVOH層の全厚みに対する比率
は2〜30%が好ましく、さらには2〜25%が好まし
い。以下、実施例にてより詳細な説明を行うが、これに
より本発明はなんら限定されるものではない。
【0020】
実施例1 本発明に使用するEVOHのうち、とくに易崩壊性の優
れている低エチレン含有量のEVOH単品の易崩壊性を
検討した。エチレン含有量7モル%、けん化度99.7
%のEVOHを水/プロパノール混合溶液を溶媒として
濃度10重量%のEVOH溶液を得た。該溶液を温度7
5℃に調整した回転ドラム上に塗布することにより溶媒
を蒸発させ厚さ15μの均一なフィルムを得た。
れている低エチレン含有量のEVOH単品の易崩壊性を
検討した。エチレン含有量7モル%、けん化度99.7
%のEVOHを水/プロパノール混合溶液を溶媒として
濃度10重量%のEVOH溶液を得た。該溶液を温度7
5℃に調整した回転ドラム上に塗布することにより溶媒
を蒸発させ厚さ15μの均一なフィルムを得た。
【0021】該フィルムを15×100mmに切り出
し、95℃に調整した熱水中に1分間浸漬し、熱水溶解
性を調べた。結果を第1に示す。なお熱水溶解性は下記
のように3段階で評価した。 ○・・・完全に溶解する △・・・膨潤し、ばらばらになる ×・・・不変
し、95℃に調整した熱水中に1分間浸漬し、熱水溶解
性を調べた。結果を第1に示す。なお熱水溶解性は下記
のように3段階で評価した。 ○・・・完全に溶解する △・・・膨潤し、ばらばらになる ×・・・不変
【0022】該フィルムを0.2g切り出し、これを予
め滅菌したポリビニルアルコール(PVA)3%含有液
体培地100ミリリットル(ml)に浸漬した。本培地
にあらかじめPVA0.3%含有液体培地にて3日間振
とうし増殖させたPVA分解性菌液1ミリリットル(m
l)を植菌し、途中PHを7〜7.5に調整しながら2
週間振とうし、該フィルムの重量変化を下式より求め表
1に示した。なお振とう条件は120rpm(30℃)
である。
め滅菌したポリビニルアルコール(PVA)3%含有液
体培地100ミリリットル(ml)に浸漬した。本培地
にあらかじめPVA0.3%含有液体培地にて3日間振
とうし増殖させたPVA分解性菌液1ミリリットル(m
l)を植菌し、途中PHを7〜7.5に調整しながら2
週間振とうし、該フィルムの重量変化を下式より求め表
1に示した。なお振とう条件は120rpm(30℃)
である。
【0023】 重量は、フィルムを20℃、50%RH下に48時間放
置後に測定した値である。
置後に測定した値である。
【0024】なお、上記PVA0.3%含有液体培地
(PH=7.5)の組成は次の通りである。 PVA(重合度1700、けん化度99.9%) 0.3% NH4NO3 0.1% KH2PO4 0.02% K2HPO4 0.1% MgSO4・7H2O 0.02% NaCl 0.01% CaCl2・2H2O 0.01% FeSO4・7H2O 0.001% Peptone 0.005% Y.ext. 0.005% ピロロキノリンキノン 1μg/ml
(PH=7.5)の組成は次の通りである。 PVA(重合度1700、けん化度99.9%) 0.3% NH4NO3 0.1% KH2PO4 0.02% K2HPO4 0.1% MgSO4・7H2O 0.02% NaCl 0.01% CaCl2・2H2O 0.01% FeSO4・7H2O 0.001% Peptone 0.005% Y.ext. 0.005% ピロロキノリンキノン 1μg/ml
【0025】実施例2〜3 表1に示す以外は実施例1と同じ条件で実施した。結果
を表1に示す。
を表1に示す。
【0026】実施例4 エチレン含有量10モル%、けん化度90%のEVOH
90重量部と可塑剤としてグリセリン10重量部をブレ
ンドし、スクリュー直径40mm、L/D=26のフル
フライト型スクリューを有する一軸押出機を用いて溶融
混練し、押出機の先端に取り付けたペレットダイより押
出機温度180℃にてストランドと化し、引き続きペレ
タイザーを用いてペレット化した。上記ペレットを用い
3種5層共押出装置にかけ多層フィルムを作成した。フ
ィルムの構成は両外層はポリカプロラクトン樹脂層(各
層の厚みは30μ)、接着性樹脂層(熱可塑性ポリウレ
タン層)(各層の厚み10μ)、および中間層は上記E
VOH層(厚み20μ)である。
90重量部と可塑剤としてグリセリン10重量部をブレ
ンドし、スクリュー直径40mm、L/D=26のフル
フライト型スクリューを有する一軸押出機を用いて溶融
混練し、押出機の先端に取り付けたペレットダイより押
出機温度180℃にてストランドと化し、引き続きペレ
タイザーを用いてペレット化した。上記ペレットを用い
3種5層共押出装置にかけ多層フィルムを作成した。フ
ィルムの構成は両外層はポリカプロラクトン樹脂層(各
層の厚みは30μ)、接着性樹脂層(熱可塑性ポリウレ
タン層)(各層の厚み10μ)、および中間層は上記E
VOH層(厚み20μ)である。
【0027】得られた該フィルムを土壌中(表層下5〜
10cm)に埋設し、6ケ月後の該フィルムの状態を次
の4段階で易崩壊性を評価し、結果を表2に示す。 A・・・ひどく損傷 B・・・かなり損傷 C・・・やや損傷 D・・・不変
10cm)に埋設し、6ケ月後の該フィルムの状態を次
の4段階で易崩壊性を評価し、結果を表2に示す。 A・・・ひどく損傷 B・・・かなり損傷 C・・・やや損傷 D・・・不変
【0028】実施例5 実施例4のポリカプロラクトンの代わりに澱粉20重量
%含有するポリスチレンを使用した以外は実施例4と同
様の条件でフィルムを得た。その結果を表2に示す。
%含有するポリスチレンを使用した以外は実施例4と同
様の条件でフィルムを得た。その結果を表2に示す。
【0029】実施例6 実施例4のEVOHの代わりにエチレン含有量12モル
%、けん化度99.5%のEVOHを使用した以外は実
施例4と同様の条件でフィルムを得た。その結果を表2
に示す。なお実施例4−5で得られた多層フィルムの破
断強度、破断伸度は充分実用に耐える値を示した。
%、けん化度99.5%のEVOHを使用した以外は実
施例4と同様の条件でフィルムを得た。その結果を表2
に示す。なお実施例4−5で得られた多層フィルムの破
断強度、破断伸度は充分実用に耐える値を示した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明の多層体はガスバリヤー性および
易崩壊性が優れており、さらに本発明の多層体から得ら
れる成形物は使用後廃棄物として土中に埋め立てた場
合、微生物により速やかに崩壊をうけ、その形状、強度
などが消失する。
易崩壊性が優れており、さらに本発明の多層体から得ら
れる成形物は使用後廃棄物として土中に埋め立てた場
合、微生物により速やかに崩壊をうけ、その形状、強度
などが消失する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣藤 俐 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内
Claims (4)
- 【請求項1】 エチレン−ビニルアルコール共重合体層
および生分解性または光分解性樹脂層を有する易崩壊性
多層体。 - 【請求項2】 エチレン−ビニルアルコール共重合体が
エチレン含有量3〜24モル%のエチレン−ビニルアル
コール共重合体である請求項1記載の易崩壊性多層体。 - 【請求項3】 エチレン−ビニルアルコール共重合体が
熱水可溶性である請求項1または2記載の易崩壊性多層
体。 - 【請求項4】 エチレン−ビニルアルコール共重合体が
熱水可溶性で、かつ熱可塑性である請求項1または2記
載の多層体。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3277348A JP3066138B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 易崩壊性多層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3277348A JP3066138B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 易崩壊性多層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584874A true JPH0584874A (ja) | 1993-04-06 |
| JP3066138B2 JP3066138B2 (ja) | 2000-07-17 |
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ID=17582277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3277348A Expired - Fee Related JP3066138B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 易崩壊性多層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3066138B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0563595U (ja) * | 1992-02-13 | 1993-08-24 | 中興化成工業株式会社 | 袋状体 |
| JPH0671825A (ja) * | 1992-08-31 | 1994-03-15 | Kuwabara Yasunaga | 包装用積層体 |
| JPH0857993A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-03-05 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 中空成形物 |
| WO1998006571A1 (de) * | 1996-08-14 | 1998-02-19 | Sengewald Verpackungen Gmbh | Gut kompostierbare verbundmehrschichtfolie, verfahren zu deren herstellung sowie verwendung derselben |
| DE10207592A1 (de) * | 2002-02-22 | 2003-09-11 | Kuraray Specialities Europe | Kunststoff-Formkörper, die wasserfeste Beschichtungen als Gasbarrieren aufweisen |
| US7830148B2 (en) | 2007-09-12 | 2010-11-09 | Hitachi, Ltd. | NMR sample tube |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP3277348A patent/JP3066138B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0563595U (ja) * | 1992-02-13 | 1993-08-24 | 中興化成工業株式会社 | 袋状体 |
| JPH0671825A (ja) * | 1992-08-31 | 1994-03-15 | Kuwabara Yasunaga | 包装用積層体 |
| JPH0857993A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-03-05 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 中空成形物 |
| WO1998006571A1 (de) * | 1996-08-14 | 1998-02-19 | Sengewald Verpackungen Gmbh | Gut kompostierbare verbundmehrschichtfolie, verfahren zu deren herstellung sowie verwendung derselben |
| DE10207592A1 (de) * | 2002-02-22 | 2003-09-11 | Kuraray Specialities Europe | Kunststoff-Formkörper, die wasserfeste Beschichtungen als Gasbarrieren aufweisen |
| US7830148B2 (en) | 2007-09-12 | 2010-11-09 | Hitachi, Ltd. | NMR sample tube |
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