JPH0586861A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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JPH0586861A
JPH0586861A JP3268894A JP26889491A JPH0586861A JP H0586861 A JPH0586861 A JP H0586861A JP 3268894 A JP3268894 A JP 3268894A JP 26889491 A JP26889491 A JP 26889491A JP H0586861 A JPH0586861 A JP H0586861A
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JP
Japan
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cooling
path
engine body
passage
temperature
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Application number
JP3268894A
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English (en)
Inventor
Haruo Okimoto
晴男 沖本
Hisanori Nakane
久典 中根
Yasushi Akatsuka
靖 赤塚
Kazuhiro Shiomi
和広 塩見
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】エンジン本体を低温で冷却する低温冷却状態と
高温で冷却する高温冷却状態との間の切換え時エンジン
本体を切換後の所望温度にすみやかに変化させる。 【構成】エンジン本体1は2つの冷却液通路2と3を有
し、第1冷却経路4は第1ラジエタ11、切換バルブV
1、V3と第1ポンプ16を有し、第2冷却経路5は第
2ラジエタ31と第2ポンプ35と切換バルブV2を有
する。第1ラジエタ11のみにより冷却される高温での
冷却状態から両方のラジエタ11、31により冷却され
る低温での冷却状態への切換の際は、バルブV1、V
2、V3の操作により切換前エンジン本体1を冷却して
いなかった第2冷却経路5の冷却液が供給されて、エン
ジン本体1がすみやかに低温化されるようにし、逆に低
温での冷却状態から高温での冷却状態への切換の際は、
冷却に関与するラジエタを第1ラジエタ11のみに低減
し、エンジン本体がすみやかに高温化されるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの冷却装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】エンジンの冷却のため、ラジエタや循環用
ポンプを備えた冷却経路が構成される。特開昭57−1
59916号公報には、ラジエタ下流の冷却液通路を2
本に分岐して、各分岐冷却液通路にポンプを接続して、
エンジン低温時には両ポンプを共に停止させ、エンジン
中温時には一方のポンプのみを駆動し、エンジン高温時
には両方のポンプを共に駆動するようにしたものが開示
されている。これは、エンジン温度を所定温度範囲に維
持するのに、この所定温度範囲に対して実際のエンジン
温度が高いか低いかでポンプの駆動態様を変更して、エ
ンジン温度をすみやかに所定温度範囲に収束させようと
するものである。
【0003】また、特開昭63−97823号公報に
は、冷却経路を互いに独立した2組設けたものが開示さ
れている。より具体的には、エンジン本体を2つの部分
すなわちコ−ルドゾ−ンとホットゾ−ンとに分けて、コ
−ルドゾ−ンを第1冷却経路により冷却し、またホット
ゾ−ンを第1冷却経路とは独立した第2冷却経路により
冷却するようにして、エンジン本体の冷却温度を部分的
に異ならせるようにしたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
エンジン本体の温度を、あらかじめ定めた条件、例えば
エンジン負荷に応じて変更することが考えられている。
すなわち、エンジン低負荷時には、吸気を加温して燃料
の気化、霧化を促進するためエンジン本体の温度を高温
に維持する一方、エンジン高負荷時には、エンジン本体
を低温に維持することにより吸気の充填効率を高めるこ
とが考えられている。
【0005】上述のように、エンジン本体を高温での冷
却状態と低温での冷却状態とに切換えるようにした場合
に、この切換後に、エンジン本体の温度を所望温度にま
ですみやかに変化させることができない、という問題を
生じることが判明した。とりわけ、冷却液やエンジン本
体の熱容量はかなり大きいので、切換前の所望温度から
切換後の所望温度にまですみやかに変化させることがむ
ずかしいものとなる。
【0006】したがって、本発明の目的は、エンジン本
体を低温で冷却する状態と高温で冷却する状態とで切換
えるようにし場合に、エンジン本体の温度を切換後に要
求される所望温度にまですみやかに変化させ得るように
したエンジンの冷却装置を提供することにある。
【0007】上記目的を達成するため、本発明にあって
は次のような構成としてある。すなわち、第1ポンプ、
第1ラジエタを有して、常時エンジン本体を冷却する第
1冷却経路と、前記第1冷却経路とは独立して構成さ
れ、熱交換器を有する第2冷却経路と、前記第2冷却経
路とエンジン本体の冷却液通路とをあらかじめ定められ
た条件にしたがって断続する切換手段と、を備えた構成
としてある。
【0008】第2冷却経路によるエンジン本体の冷却を
実行するか休止させるかの切換は、エンジン負荷に応じ
て行なうことができる。
【0009】第2冷却経路の熱交換器は、当該第2冷却
経路が高温の冷却液を得るためとしておくときは例えば
排気ガスのような高熱源との間で熱交換を行なうように
設定すればよく、また第2冷却経路が低温の冷却液を得
るためとしておくときは例えばラジエタと同様に大気と
いう低熱源との間で熱交換を行なうように設定すればよ
い。
【0010】第2冷却経路による冷却を行なわないとき
は、次の冷却に備えてすみやかに所定温度としておくた
めに、当該第2冷却経路にもポンプを設けて、第2冷却
経路の冷却液を当該第2冷却経路内でのみ循環させてお
くことができる。
【0011】第2冷却経路によるエンジン本体の冷却部
分は、第1冷却経路による冷却部分とは異なる部分とし
てもよく、あるいは同じ部分としてもよい。また、第2
冷却経路によるエンジン本体の冷却を休止していると
き、第1冷却経路によって第2冷却経路が冷却すべき部
分をも合せて冷却することもできる。
【0012】第2冷却経路とエンジン本体の冷却液通路
との断続は、第1冷却経路を介して行なうことができ
る。このような場合で、かつ第2冷却経路の熱交換器が
低熱源との間で熱交換を行なう場合には、当該第2冷却
経路での冷却の休止からを実行への切換時に、先ず第2
冷却経路の高圧側部分と第1冷却経路の低圧側部分のみ
を連通させて、その後、第2冷却経路の低圧側部分を第
1冷却経路に連通させることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、エンジン本体を低温状
態で冷却する状態と高温状態で冷却する状態とを切換え
たときに、エンジン本体をすみやかに切換後に要求され
る所望温度へと変化させることができる。
【0014】すなわち、第2冷却経路による冷却の休止
状態において、当該第2冷却経路の冷却液が、第1冷却
経路の冷却液温度とは異なる温度状態としてあらかじめ
準備されるのことになるので、当該第2冷却経路による
冷却停止状態から冷却実行状態へと移行したときは第2
冷却経路の冷却液を利用して、また第2冷却経路の冷却
実行状態から冷却休止状態へと切換えるときは第2冷却
経路の冷却液分の減少によって、切換後に要求される温
度状態へとすみやかに移行させることができる。
【0015】請求項2に記載されたような構成とするこ
とにより、特にエンジン本体をすみやかに高温化したい
場合に有利となる。
【0016】請求項3に記載されたような構成とするこ
とにより、特にエンジン本体をすみやかに低温化したい
場合に有利となる。
【0017】請求項4に記載されたような構成とするこ
とにより、第2冷却経路に設けたポンプを利用した第2
冷却経路内での冷却液循環によって、当該第2冷却経路
の冷却液温度を次の切換に備えてすみやかに所望温度へ
と変化させて、ひんぱんな切換えが生じた場合に対処す
る上で好ましいものとなる。
【0018】請求項5に記載されたような構成とするこ
とにより、エンジン本体内の冷却液通路が1系統である
場合にも適用し得る。
【0019】請求項6に記載されたような構成とするこ
とにより、エンジン本体の冷却液通路が2系統のときに
も適用し得る。
【0020】請求項7に記載されたような構成とするこ
とにより、エンジン本体の冷却必要部分を常に冷却しつ
つ、切換に応じたエンジン本体のすみやか温度変化を得
ることができる。
【0021】請求項8に記載されたような構成とするこ
とにより、エンジン本体を、エンジン負荷に応じた最適
な温度状態での冷却とすることができる。
【0022】請求項9に記載されたような構成とするこ
とにより、第1冷却経路と第2冷却経路との温度差に起
因する圧力差を徐々に低減することができて、この圧力
差に起因する減圧沸騰を防止して、配管破れや配管もれ
を防止する上で好ましいものとなる。本発明の好ましい
態様およびその利点は、以下の実施例の説明から明らか
となる。
【0023】
【実施例】図1において、1はエンジン本体であり、こ
のエンジン本体1のうち、符号1Aで示す部分がコ−ル
ドゾ−ンであり、符号1Bで示す部分がホットゾ−ンで
ある。コ−ルドゾ−ン1Aは、比較的高熱化されにくい
部分であり、例えばロ−タリピストンエンジンの場合は
吸気ポ−ト開口付近のハウジング部分が相当し、往復動
型エンジンではシリンダブロック部分が相当する。ま
た、ホットゾ−ン1Bは、比較的高熱化され易い部分で
あり、ロ−タリピストンエンジンでは爆発行程から排気
行程に渡るハウジング部分が相当し、往復動型エンジン
の場合はシリンダヘッド部分が相当する。
【0024】コ−ルドゾ−ン1Aには冷却液通路2が形
成され、その入口を2aで、出口を2bで示してある。
同様に、ホットゾ−ン1Bにも冷却液通路3が形成さ
れ、その入口を3aで、出口を3bで示してある。この
ように、エンジン本体1内には、互いに独立した冷却液
通路2と3とが形成されている。
【0025】エンジン本体1に対しては、第1冷却経路
4と第2冷却経路5とが形成されている。第1冷却経路
4は、第1ラジエタ11と三方切換バルブV1を備えて
いる。ラジエタ11と切換バルブV1とが配管13によ
り接続され、切換バルブV1と冷却液通路3の入口3a
とが配管14により接続されている。この配管14に
は、切換バルブ12側から順次、温度センサ15、ポン
プ16が接続されている。そして、冷却液通路3の出口
3bは、配管18、19を介して第1ラジエタ11へ接
続されている。このようにして、ラジエタ11から切換
バルブV1、配管14、冷却液通路3、配管18、19
を経て再び第1ラジエタ11に戻る第1循環経路X1が
構成されている。
【0026】冷却液通路3の出口3bと、冷却液通路2
の入口2aとが、前述の配管18の他、配管20、21
を介して接続され、配管20には2方切換バルブV3が
接続されている。上記配管18と19と20との合流部
を符号y1で示してある。また、冷却液通路2の出口2
bは、配管23、24を介して、前記三方切換バルブV
1に接続されている。この三方切換バルブV1より、配
管14、冷却液通路3、配管18、20、21、冷却液
通路2、配管23、24を経て、再び三方切換バルブV
1へ戻る第2循環経路X2が構成されている。
【0027】第2冷却経路5は、第2ラジエタ31を備
え、この第2ラジエタ31が、配管32、二方切換バル
ブV2、配管34を介して、前記配管20と21との合
流部y2に接続され、上記配管32にポンプ35が接続
されている。また、第2ラジエタ31は、前記配管23
と24との合流部y3に対して、配管36を介して接続
され、この配管36と前記二方切換バルブV2とが配管
37を介して接続されている。
【0028】ラジエタ31からの冷却液は、切換バルブ
V2の切換作用により、第3と第4との2つの循環経路
X3、X4が選択的に構成される。第3循環経路X3
は、ラジエタ31より、配管32、34、21、冷却液
通路2、配管23、36を経て再び第2ラジエタ31へ
戻る経路とされる。第4循環経路X4は、第2ラジエタ
31より、エンジン本体1をバイパスする配管32を通
って、配管37、36を経て再び第2ラジエタ31へ戻
る経路とされる。
【0029】前記各バルブV1〜V3は、それぞれ電磁
式とされて、図2に示す制御ユニットUによって制御さ
れる。この制御ユニットUはマイクロコンピュ−タを利
用して構成されて、前記温度センサ15の出力の他、エ
ンジン負荷としての吸気負圧センサ41らの出力を受け
る。
【0030】次に、制御ユニットUの制御内容につい
て、図3のフロ−チャ−トを参照しつつ説明するが、以
下の説明でPはステップを示す。なお、はじめにフロ−
チャ−トの個々のステップに着目して説明し、その後に
相互の関係等について説明する。先ず、P0において、
各センサ15、41からの信号が入力された後、P1に
おいて、吸気負圧が−100mHg以上の高負荷時であ
るか否かが判別される。このP1の判別でYESのとき
は、P2において、各バルブV1〜V3の切換態様が当
該P2において示すように行なわれ、ここに示されたa
1、b1、c1は切換バルブV1についての各方向での
冷却液量を示し、a2、b2、c2は切換バルブV2に
ついての各方向での冷却液量を示し、a3、b3は切換
バルブV3についての各方向での冷却液量を示す(図1
をも参照)。
【0031】上記P2において、第1冷却経路4に着目
した場合は前述の第1循環経路X1による冷却液循環態
様となり、また第2冷却経路5に着目すると前述の第3
循環経路X3による冷却となる。このように、両ラジエ
タ11、31を利用した十分な冷却が行なわれて、エン
ジン本体1は低温での冷却状態となる。
【0032】P1の判別でNOのときは、エンジン低負
荷時のときであり、このときはP3に移行する。このP
3では、ここに示すように、各切換バルブV2とV3と
の切換態様が設定される。すなわち、第1冷却経路4に
ついては、循環経路X1とX2との両方を使用した冷却
状態となる。
【0033】また、第2冷却経路5に着目すると、この
第2冷却経路5の冷却液は前述の第4循環経路X4を流
れて、エンジン本体1の冷却は行なわれないものとな
る。このように、低負荷時には、第2冷却経路5による
エンジン本体1の冷却は行なわれないので、エンジン本
体1は高温での冷却状態となり、このとき第2冷却経路
5の冷却液は第2ラジエタ31を循環して十分低温化さ
れる。
【0034】P3の後は、P4において、冷却液温度が
120度C以上であるか否かが判別される。このP4の
判別でYESのときは、エンジンが十分に暖機されてい
るときであり、このときはP5へ移行する。このP5で
は、切換バルブV1については、ここに示す条件にした
がうようにして、第1循環経路X1と第2循環経路X2
との冷却液循環量が設定される。すなわち、 c1/a1=α(t−120) という条件式を満足するように、第1と第2との各循環
経路X1とX2とを流れる冷却液量が決定される。な
お、αは定数であり、tは冷却液温度である。
【0035】前記P4の判別でNOのときは、暖機を行
なう必要のあるときである。このときは、P6におい
て、第1ラジエタ11に対する冷却液の循環が禁止され
て、第2循環経路X2のみによる冷却が行なわれて、エ
ンジン本体1のすみやか温度上昇が図られる。
【0036】ここで、低負荷時では、いままでの説明か
ら明らかなように、第2ラジエタ31を有する第2冷却
経路5による冷却が行なわれず、しかも第1冷却経路4
は循環経路X1とX2との両方の冷却を行なって(P9
での暖機時は除く)、エンジン本体1は高い温度での冷
却状態となる。したがって、燃料の気化、霧化を促進し
て、燃焼安定性を高める上で好ましいものとなる。
【0037】高負荷時では、第1ラジエタ11を有する
第1冷却経路4と、第2ラジエタ31を有する第2冷却
経路5との両方で冷却されるので、エンジン本体1は低
温状態で冷却された状態となる。したがって、吸気の充
填効率を高めて、エンジン出力を十分確保する上で好ま
しい状態となる。
【0038】ここで、低負荷時から高負荷時への切換え
時を考える。この切換は、エンジン本体1を高温状態か
ら低温状態へと切換えるときである。この切換の際、第
2冷却経路5で十分冷却された冷却液がエンジン本体1
へ供給されるので、エンジン本体1をすみやかに低温冷
却状態へと変化させることができる。
【0039】また、高負荷時から低負荷時への切換へ
は、エンジン本体1を低温状態から高温状態へと切換え
るときである。このときは、第2冷却経路5による冷却
が休止されて、この第2冷却経路5の有する冷却液量分
だけ一気に冷却液が減少するので、エンジン本体1をす
みやかに高温化することができる。
【0040】図4は本発明の他の実施例を示すものであ
り、エンジン本体の冷却液通路が1系統とされて、第1
冷却経路と第2冷却経路とによってエンジン本体の同じ
部分を冷却するようにした場合を示す。
【0041】先ず、エンジン本体51が1つの冷却液通
路52のみを有し、その入口が52aで、また出口が5
2bで示される。また、第1冷却経路が符号53で示さ
れ、第2冷却経路が符号54で示される。
【0042】第1冷却経路53は、冷却液通路52の出
口52bに連なる配管55、三方切換バルブV14、配
管56、第1ラジエタ57、配管58、三方切換バルブ
V11、配管59、三方切換バルブV12、冷却液通路
52の入口52aに連なる配管60を備え、配管60に
第1ポンプ61および水温センサ15が接続されてい
る。第1冷却経路53はさらに、切換バルブV14と、
ポンプ61上流側の配管60とを接続する配管62を備
えている。
【0043】上記第1冷却経路53は、切換バルブV1
1、V12、V14の切換態様に応じて、第1循環経路
Y1と第2循環経路Y2との切換えが行なわれる。第1
循環経路Y1は、第1ラジエタ57を経由する経路と、
配管62を通って第1ラジエタ57をバイパスする経路
との複合経路とされる。第2循環経路Y2は、第1ラジ
エタ57をバイパスする、すなわち配管62を経由する
経路とされる。
【0044】第2冷却経路54は、前記切換バルブV1
1より伸びる配管71、熱交換器としての第2ラジエタ
72、切換バルブV12へ連なる配管73を有し、配管
73に第2ポンプ74が接続されている。また、第2冷
却経路54はさらに、配管71と第2ポンプ74下流の
配管73とを接続する配管75を有し、この配管75に
切換バルブV13が接続されている。
【0045】第2冷却経路54は、切換バルブV11、
V12、V13の切換に応じて、第3循環経路Y3と第
4循環経路Y4との切換えが行なわれる。第3循環経路
Y3は、第1冷却経路53をも利用したもので、両ラジ
エタ57、72を経由しつつ、エンジン本体51の冷却
液通路52を流れる経路である。また、第4循環経路Y
4は、第1冷却経路53との連通すなわちエンジン本体
1との連通が切断されて、配管75を利用して第2ラジ
エタ172に冷却液を循環して流すための経路となる。
【0046】各切換バルブV11〜V14は、図示を略
す制御ユニットによって制御され、その制御内容を図5
に示してある。この図5において、P0において水温セ
ンサ15、吸気負圧センサ41からの信号が入力された
後、P1において、吸気負圧が−100mHg以上であ
るか否かが判別される。
【0047】P1の判別でNOのときは、低負荷時のと
きであり、このときはP2に移行して、切換バルブV1
1〜V13がここに示すような態様に切換えられる。な
お、符号a1、b1等で示す意味合いは図1の場合と同
様である。このP2の処理は、つまるところ、第1循環
経路Y1、第4循環経路Y4を選択する前提の処理とな
る。
【0048】P2の後、P3において、冷却液温度が1
20度C以上であるか否かが判別される。このP3の判
別NOのときは、エンジンの暖機が必要なときであると
して、P5において切換バルブV14が第1ラジエタ5
7への流れを禁止して、第2循環経路Y2の選択とされ
る。このときは、冷却液がラジエタ57、72を共に経
由しない流れとなるので、エンジン本体51の温度がす
みやかに上昇される。
【0049】P3の判別でYESのときは、P4に移行
して、第1循環経路Y1による冷却液循環状態となる。
そして、第1ラジエタ57への循環量と配管62への循
環量との割合が、P4に示す式にしたがって決定される
が、この式の意味するところは図3のP5の場合と同様
である。このように、低負荷時には、暖機中を除いて
(P5の場合を除いて)、第1ラジエタ57のみによる
エンジン本体1の冷却が行なわれて、エンジン本体1は
高温状態での冷却状態とされる。
【0050】前記P1の判別でYESのときは、高負荷
時のときであり、このときはP6に移行する。P6で
は、切換バルブV11〜V13の状態が、前述のP2の
状態であるか否か、すなわち低負荷時からの切換時であ
るか否かが判別される。このP6の判別でYESのとき
は、P7においてタイマが0にリセットされた後、P8
において、切換バルブV12が切換えられて、第2冷却
経路54の配管74が第1冷却経路の配管60に連通さ
れる。すなわち、第2冷却経路54のうち第2ポンプ7
4の吐出側部分がもっとも高圧である一方、第1冷却経
路53においては配管60(第1ポンプ61の吸込側)
がもっとも低圧部分となるので、減圧沸騰防止のために
この部分の連通が先ず行なわれる。
【0051】P8の後P9において、タイマ値が0.5
秒以上であるか否かが判別され、このP9の判別でNO
のときはP8へ戻る。P9の判別がYESとなると、P
10において、切換バルブV11〜V14がここに示す
ような態様で切換えられる。このP10の処理は、つま
るところ、第3循環経路Y3の選択となる。こおん第3
循環経路Y3による冷却液の循環は、両方のラジエタ5
7、72を冷却液が通過する態様であり、エンジン本体
1の低温での冷却状態となる。
【0052】以上実施例について説明したが、第2冷却
経路5(54)のポンプ35(74)は、当該第2冷却
経路5(54)によるエンジン本体1(51)の冷却を
必要としない低負荷時には、第2冷却経路5(54)の
冷却液温度が所定以上高くなったときのみ駆動するよう
にしてもよい(低温冷却液を確保するのに必要な運転の
みを行なうもので、ポンプの駆動系に電磁クラッチを介
在させたり、あるいはポンプを電動ポンプとして構成す
ればよい)。
【0053】また、第2冷却経路5(54)によるエン
ジン本体1(51)の冷却停止と冷却実行との切換はエ
ンジン回転数をもパラメ−タとして設定することもで
き、この場合は、例えばエンジン回転数が所定回転数以
上の領域では、エンジン負荷に無関係に低温でのエンジ
ンとすることができる。
【0054】さらに、実施例では、第2冷却経路5(5
4)の熱交換器を第2ラジエタ31(72)として、低
熱源としての大気との熱交換を行なうものとして構成し
た場合を示したが、この熱交換器を例えば排気ガスのよ
うな高熱源との間で熱交換を行なうものとして構成して
もよい。この場合は、第2冷却経路5(54)を利用し
た冷却実行時にはエンジン本体1(51)を高温での冷
却状態となり、冷却停止のときはエンジン本体1(5
1)の低温での冷却状態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す冷却系統図。
【図2】図2は制御系統図。
【図3】図3は本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図4】図4は本発明の他の実施例を示す冷却系統図。
【図5】図5は図4に示す冷却系統図の制御例を示すフ
ロ−チャ−ト。
【符号の説明】
1、51:エンジン本体 2、3、52:冷却液通路 4、53:第1冷却経路 5、54:第2冷却経路 11、57:第1ラジエタ 31、72:第2ラジエタ(熱交換器) 16、61:第1ポンプ 35、74:第2ポンプ V1〜V3:切換バルブ V11〜V14:切換バルブ X1〜X4:循環経路 Y1〜Y4:循環経路
フロントページの続き (72)発明者 塩見 和広 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ポンプ、第1ラジエタを有して、常時
    エンジン本体を冷却する第1冷却経路と、 前記第1冷却経路とは独立して構成され、熱交換器を有
    する第2冷却経路と、 前記第2冷却経路とエンジン本体の冷却液通路とをあら
    かじめ定められた条件にしたがって断続する切換手段
    と、を備えていることを特徴とするエンジンの冷却装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記熱交換器が、高熱源と前記第2冷却経路の冷却液と
    の間で熱交換するもの。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記熱交換器が、低熱源と前記第2冷却経路の冷却液と
    の間で熱交換するもの。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記第2冷却経路が第2ポンプを有して、該第2冷却経
    路とエンジン本体の冷却液通路とが切断されているとき
    に、該第2ポンプによって第2冷却経路内でのみ冷却液
    が循環されるように設定されているもの。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記第2冷却経路が、エンジン本体のうち前記第1冷却
    経路により冷却される部分と同じ部分を冷却するもの。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記第2冷却経路が、エンジン本体のうち前記第1冷却
    経路により冷却される部分とは異なる部分を冷却するも
    の。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記第2冷却経路とエンジン本体の冷却液通路とが切断
    されているとき、前記第1冷却経路が、エンジン本体の
    うち該第2冷却経路で冷却すべき部分をも冷却するも
    の。
  8. 【請求項8】請求項1において、 前記切換手段が、エンジン負荷に応じて切換制御される
    もの。
  9. 【請求項9】請求項3において、 前記第2冷却経路が第2ポンプを有し、 前記切換手段が、前記第1冷却経路と前記第2冷却経路
    とを断続することにより、該第2冷却経路とエンジン本
    体の冷却液通路との断続を行なうものとされ、 前記第1冷却経路と第2冷却経路との接続時に、先ず該
    第2冷却経路の高圧側部分と第1冷却経路の低圧側部分
    のみが連通され、その後遅延して第2冷却経路の低圧側
    部分が第1冷却経路に接続されもの。
JP3268894A 1991-09-20 1991-09-20 エンジンの冷却装置 Pending JPH0586861A (ja)

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Cited By (4)

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JP2008525700A (ja) * 2004-12-23 2008-07-17 ヴァレオ テルミーク モツール 自動車エンジンの熱エネルギー制御システム
CN105545449A (zh) * 2015-12-11 2016-05-04 中国北方发动机研究所(天津) 发动机机电复合冷却系统
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