JPH0587076B2 - - Google Patents
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- JPH0587076B2 JPH0587076B2 JP88128629A JP12862988A JPH0587076B2 JP H0587076 B2 JPH0587076 B2 JP H0587076B2 JP 88128629 A JP88128629 A JP 88128629A JP 12862988 A JP12862988 A JP 12862988A JP H0587076 B2 JPH0587076 B2 JP H0587076B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- general formula
- formula
- acid
- hexyl
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- Expired - Lifetime
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は冠血管拡張作用、椎骨血流増加作用、
カルモジユリン阻害作用、カルシウム/カルモジ
ユリン依存性ホスホジエステラーゼ阻害作用、赤
血球変形能改善作用および/または血小板活性化
因子(platelet activating factor、以下PAFと
称することもある)拮抗作用を有し、医薬として
有用な新規チエノ(トリアゾロ)ジアゼピン化合
物およびその製薬上許容されうる塩に関する。 〔従来技術〕 特公昭49−40000号公報、同49−40238号公報に
はある種のチエノ〔2,3−e〕−1,4−ジア
ゼピン誘導体が抗不安作用、抗痙攣作用などの中
枢神経作用を有することが、また特開昭61−
87623号公報には同種の化合物がPAF拮抗活性を
有することが開示されている。 ある種のチエノトリアゾロジアゼピン化合物が
抗不安活性、抗痙攣活性などの中枢神経作用を有
することは、たとえばArzneim.Forsch.(Drug
Res.)第28巻()、第1165頁、1978年により知
られている。また、特開昭61−87684号公報など
には、同種の化合物がPAF拮抗作用を有するこ
とが開示されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、上記した特開昭61−87684号公報の
薬理実験の項に具体的に開示された数種の化合物
は優れた抗不安作用を有し、これら中枢神経系に
対する顕著な作用のため、PAFにより惹起され
る各種疾患を治療するにあたつては好ましくな
く、中枢神経系に対する作用との分離、さらには
PAF拮抗活性の増強、経口投与での活性発現、
作用の持続性などの面で、さらに有用な化合物の
開発が望まれている。 また、近年の循環器系諸疾患による死亡率の増
大は、有効な薬剤の研究開発が焦眉の問題である
ことも認識させるに至つているが、これら先行の
チエノトリアゾロジアゼピン化合物は、PAF由
来の作用に拮抗すること以外には、直接的な循環
器系に対する有用な作用については知られていな
い。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは中枢神経系に作用せず、かつ優れ
たPAF拮抗活性を示し、また経口投与によつて
も有効性を示し、作用の持続性を有し、さらに、
他の有用な作用を有する化合物を得る目的で鋭意
研究を重ねた結果、驚くべきことに前記特開昭61
−87684号公報には具体的に開示されていないあ
る種のチエノトリアゾロジアゼピン化合物が、強
力な冠血管拡張作用、椎骨血流増加作用、カルモ
ジユリン阻害作用、カルシウム/カルモジユリン
依存性ホスホジエステラーゼ阻害作用、赤血球変
形能改善作用を有し、心不全、虚血性心疾患また
は脳循環障害もしくはそれに基づく種々の疾患に
有用であることを見出した。さらに、本発明者ら
はこの化合物群が先行化合物に比し、優れた
PAF拮抗作用を示す一方、中枢神経系に対して
実質的に作用せず、経口投与においても有効であ
り、また持続的であることも見出し、本発明を完
成させるに至つた。 本発明は、次の(1)および(2)に関する。 (1) 一般式
カルモジユリン阻害作用、カルシウム/カルモジ
ユリン依存性ホスホジエステラーゼ阻害作用、赤
血球変形能改善作用および/または血小板活性化
因子(platelet activating factor、以下PAFと
称することもある)拮抗作用を有し、医薬として
有用な新規チエノ(トリアゾロ)ジアゼピン化合
物およびその製薬上許容されうる塩に関する。 〔従来技術〕 特公昭49−40000号公報、同49−40238号公報に
はある種のチエノ〔2,3−e〕−1,4−ジア
ゼピン誘導体が抗不安作用、抗痙攣作用などの中
枢神経作用を有することが、また特開昭61−
87623号公報には同種の化合物がPAF拮抗活性を
有することが開示されている。 ある種のチエノトリアゾロジアゼピン化合物が
抗不安活性、抗痙攣活性などの中枢神経作用を有
することは、たとえばArzneim.Forsch.(Drug
Res.)第28巻()、第1165頁、1978年により知
られている。また、特開昭61−87684号公報など
には、同種の化合物がPAF拮抗作用を有するこ
とが開示されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、上記した特開昭61−87684号公報の
薬理実験の項に具体的に開示された数種の化合物
は優れた抗不安作用を有し、これら中枢神経系に
対する顕著な作用のため、PAFにより惹起され
る各種疾患を治療するにあたつては好ましくな
く、中枢神経系に対する作用との分離、さらには
PAF拮抗活性の増強、経口投与での活性発現、
作用の持続性などの面で、さらに有用な化合物の
開発が望まれている。 また、近年の循環器系諸疾患による死亡率の増
大は、有効な薬剤の研究開発が焦眉の問題である
ことも認識させるに至つているが、これら先行の
チエノトリアゾロジアゼピン化合物は、PAF由
来の作用に拮抗すること以外には、直接的な循環
器系に対する有用な作用については知られていな
い。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは中枢神経系に作用せず、かつ優れ
たPAF拮抗活性を示し、また経口投与によつて
も有効性を示し、作用の持続性を有し、さらに、
他の有用な作用を有する化合物を得る目的で鋭意
研究を重ねた結果、驚くべきことに前記特開昭61
−87684号公報には具体的に開示されていないあ
る種のチエノトリアゾロジアゼピン化合物が、強
力な冠血管拡張作用、椎骨血流増加作用、カルモ
ジユリン阻害作用、カルシウム/カルモジユリン
依存性ホスホジエステラーゼ阻害作用、赤血球変
形能改善作用を有し、心不全、虚血性心疾患また
は脳循環障害もしくはそれに基づく種々の疾患に
有用であることを見出した。さらに、本発明者ら
はこの化合物群が先行化合物に比し、優れた
PAF拮抗作用を示す一方、中枢神経系に対して
実質的に作用せず、経口投与においても有効であ
り、また持続的であることも見出し、本発明を完
成させるに至つた。 本発明は、次の(1)および(2)に関する。 (1) 一般式
【式】
(式中、Arはフエニルまたは1〜3個のハロ
ゲン、低級アルキルもしくは低級アルコキシで置
換されたフエニルを、R1,R3は同一または異な
つて水素または炭素数1〜4個のアルキルを、
R2はメチルを、R4は炭素数6〜18個の直鎖また
は分枝鎖状のアルキルを示す。) により表わされるチエノトリアゾロジアゼピン化
合物およびその製薬上許容されうる塩。 (2) 一般式
ゲン、低級アルキルもしくは低級アルコキシで置
換されたフエニルを、R1,R3は同一または異な
つて水素または炭素数1〜4個のアルキルを、
R2はメチルを、R4は炭素数6〜18個の直鎖また
は分枝鎖状のアルキルを示す。) により表わされるチエノトリアゾロジアゼピン化
合物およびその製薬上許容されうる塩。 (2) 一般式
【化】
(式中、Ar,R1,R2,R4は前記と同義であ
る。) により表わされるチエノジアゼピン化合物または
その製薬上許容されうる塩。 一般式()の化合物は一般式()の化合物
を合成するための中間体としても重要である。 上記式中、Ar中のハロゲンとは塩素、臭素、
フッ素などを、低級アルキルとはメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、第3級ブチルなどの炭素数1〜4個のアルキ
ルを、低級アルコキシとはメトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブ
トキシ、第3級ブトキシなどの炭素数1〜4個の
アルコキシを意味する。 R1,R3により示される炭素数1〜4個のアル
キルとしては、たとえば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第3
級ブチルがあげられる。 R4により示される炭素数6〜18個の直鎖また
は分枝鎖状のアルキルとは、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、2−エチルヘキシル、デシル、ド
デシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデ
シルなどがあげられる。 一般式()もしくは一般式()の化合物の
製薬上許容されうる塩としては、塩酸、硫酸、リ
ン酸、臭化水素酸、硝酸などの無機酸との塩また
はマレイン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、
コハク酸、クエン酸、酢酸、乳酸、メタンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸との
塩があげられる。 また、本発明の化合物中、不斉炭素を有する場
合にはその光学活性体、そのジアステレオ異性体
またはそれらの混合物も本発明は包含する。さら
に、位置異性体をも包含する。 本発明の一般式()の化合物は、一般式
()の化合物にチオン化剤を反応させ、一般式
る。) により表わされるチエノジアゼピン化合物または
その製薬上許容されうる塩。 一般式()の化合物は一般式()の化合物
を合成するための中間体としても重要である。 上記式中、Ar中のハロゲンとは塩素、臭素、
フッ素などを、低級アルキルとはメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、第3級ブチルなどの炭素数1〜4個のアルキ
ルを、低級アルコキシとはメトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブ
トキシ、第3級ブトキシなどの炭素数1〜4個の
アルコキシを意味する。 R1,R3により示される炭素数1〜4個のアル
キルとしては、たとえば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第3
級ブチルがあげられる。 R4により示される炭素数6〜18個の直鎖また
は分枝鎖状のアルキルとは、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、2−エチルヘキシル、デシル、ド
デシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデ
シルなどがあげられる。 一般式()もしくは一般式()の化合物の
製薬上許容されうる塩としては、塩酸、硫酸、リ
ン酸、臭化水素酸、硝酸などの無機酸との塩また
はマレイン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、
コハク酸、クエン酸、酢酸、乳酸、メタンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸との
塩があげられる。 また、本発明の化合物中、不斉炭素を有する場
合にはその光学活性体、そのジアステレオ異性体
またはそれらの混合物も本発明は包含する。さら
に、位置異性体をも包含する。 本発明の一般式()の化合物は、一般式
()の化合物にチオン化剤を反応させ、一般式
【化】
(式中、Ar,R1,R2,R4は前記と同義であ
る。) により表わされる化合物を得、ついでこの一般式
()の化合物と一般式 R3CONHNH2 () (式中、R3は前記と同義である。) により表わされる化合物とを反応させることによ
つて製造されるか、または一般式()の化合物
にヒドラジンまたはその水和物を反応させて得ら
れる一般式
る。) により表わされる化合物を得、ついでこの一般式
()の化合物と一般式 R3CONHNH2 () (式中、R3は前記と同義である。) により表わされる化合物とを反応させることによ
つて製造されるか、または一般式()の化合物
にヒドラジンまたはその水和物を反応させて得ら
れる一般式
【化】
(式中、Ar,R1,R2,R4は前記と同義であ
る。) により表わされる化合物に一般式 R3COOH () (式中、R3は前記と同義である。) により表わされる化合物もしくはその反応性誘導
体、または一般式 R3C(OR5)3 () (式中、R5はメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、第3級ブチル
などの低級アルキル基を示し、R3は前記と同義
である。) により表わされる化合物を反応させることにより
製造される。 上記方法中、チオン化剤としては五硫化リン、
2,4−ビス(4−メトキシフエニル)−1,3,
2,4−ジチアジホスフエタン−2,4−ジスル
フイツド(Lawesson試薬)などが挙げられ、一
般式()の化合物の反応性誘導体としては、カ
ルボン酸ハライド(カルボン酸クロリド、カルボ
ン酸ブロミドなど)、カルボン酸無水物、混合酸
無水物(低級アルキル炭酸混合酸無水物)、アル
キルリン酸混合酸無水物など)、低級アルキルエ
ステル(メチルエステル、エチルエステルなど)、
活性エステル(ベンジルエステル、p−ニトロベ
ンジルエステル、p−ニトロフエニルエステル、
p−クロロフエニルエステルなど)があげられ
る。 一般式()の化合物とチオン化剤との反応
は、通常反応に不活性な溶媒(ピリジン、ジメチ
ルアニリン、ベンゼン、トルエン、キシレン、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、クロロホルムな
ど、またはその混合溶媒)中、30〜100℃で30分
から5時間で進行する。 また一般式()の化合物と一般式()の化
合物との反応は、通常反応に不活性な溶媒(ベン
ゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、メタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロピルアルコールなど、または
その混合溶媒)中、有機酸(酢酸、プロピオン酸
など)、無機酸(塩酸、硫酸など)またはシリカ
ゲルの存在下に室温から用いた溶媒の還流温度で
30分から5時間で進行する。 ついで、一般式()の化合物とヒドラジンま
たはその水和物との反応は、通常反応に不活性な
溶媒(メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロピルアルコール、ブタノールなど)中、
0〜40℃、5分から3時間程度で進行する。 一般式()の化合物と、一般式()の化合
物もしくはその反応性誘導体または一般式()
の化合物との反応は、反応に不活性な溶媒(ベン
ゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなど、またはその混合溶媒)中、
有機酸(酢酸、プロピオン酸など)、無機酸(塩
酸、硫酸、リン酸など)またはシリカゲルの存在
下に室温から用いた溶媒の還流温度で30分から6
時間で進行する。 このようにして得られた一般式()の化合物
は再結晶、クロマトグラフイーなど、それ自体公
知の方法により、反応混合物から分離、精製する
ことができる。 一般式()の化合物は常法により無機酸また
は有機酸と処理することにより、前記した製薬上
許容されうる塩にすることができる。 一般式()の化合物の好ましい化合物として
は 4−(2−クロロフエニル)−2−ヘキシル−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピン、 2−ヘキシル−4−(2−メトキシフエニル)−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピン、 2−ヘキシル−4−(2−メチルフエニル)−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピンなどが挙げられる。 さらに、上記一般式()の化合物はたとえば
次のような方法によつて合成される。すなわち、 一般式 ArCOCH2CN () (式中、Arは前記と同義である。) により表わされる化合物および一般式
る。) により表わされる化合物に一般式 R3COOH () (式中、R3は前記と同義である。) により表わされる化合物もしくはその反応性誘導
体、または一般式 R3C(OR5)3 () (式中、R5はメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、第3級ブチル
などの低級アルキル基を示し、R3は前記と同義
である。) により表わされる化合物を反応させることにより
製造される。 上記方法中、チオン化剤としては五硫化リン、
2,4−ビス(4−メトキシフエニル)−1,3,
2,4−ジチアジホスフエタン−2,4−ジスル
フイツド(Lawesson試薬)などが挙げられ、一
般式()の化合物の反応性誘導体としては、カ
ルボン酸ハライド(カルボン酸クロリド、カルボ
ン酸ブロミドなど)、カルボン酸無水物、混合酸
無水物(低級アルキル炭酸混合酸無水物)、アル
キルリン酸混合酸無水物など)、低級アルキルエ
ステル(メチルエステル、エチルエステルなど)、
活性エステル(ベンジルエステル、p−ニトロベ
ンジルエステル、p−ニトロフエニルエステル、
p−クロロフエニルエステルなど)があげられ
る。 一般式()の化合物とチオン化剤との反応
は、通常反応に不活性な溶媒(ピリジン、ジメチ
ルアニリン、ベンゼン、トルエン、キシレン、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、クロロホルムな
ど、またはその混合溶媒)中、30〜100℃で30分
から5時間で進行する。 また一般式()の化合物と一般式()の化
合物との反応は、通常反応に不活性な溶媒(ベン
ゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、メタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロピルアルコールなど、または
その混合溶媒)中、有機酸(酢酸、プロピオン酸
など)、無機酸(塩酸、硫酸など)またはシリカ
ゲルの存在下に室温から用いた溶媒の還流温度で
30分から5時間で進行する。 ついで、一般式()の化合物とヒドラジンま
たはその水和物との反応は、通常反応に不活性な
溶媒(メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロピルアルコール、ブタノールなど)中、
0〜40℃、5分から3時間程度で進行する。 一般式()の化合物と、一般式()の化合
物もしくはその反応性誘導体または一般式()
の化合物との反応は、反応に不活性な溶媒(ベン
ゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなど、またはその混合溶媒)中、
有機酸(酢酸、プロピオン酸など)、無機酸(塩
酸、硫酸、リン酸など)またはシリカゲルの存在
下に室温から用いた溶媒の還流温度で30分から6
時間で進行する。 このようにして得られた一般式()の化合物
は再結晶、クロマトグラフイーなど、それ自体公
知の方法により、反応混合物から分離、精製する
ことができる。 一般式()の化合物は常法により無機酸また
は有機酸と処理することにより、前記した製薬上
許容されうる塩にすることができる。 一般式()の化合物の好ましい化合物として
は 4−(2−クロロフエニル)−2−ヘキシル−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピン、 2−ヘキシル−4−(2−メトキシフエニル)−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピン、 2−ヘキシル−4−(2−メチルフエニル)−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピンなどが挙げられる。 さらに、上記一般式()の化合物はたとえば
次のような方法によつて合成される。すなわち、 一般式 ArCOCH2CN () (式中、Arは前記と同義である。) により表わされる化合物および一般式
【式】
(式中、R1,R4は前記と同義である。)
により表わされる化合物を硫黄の存在下に、メタ
ノール、エタノールなどのアルコール類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセタミドなどの溶媒
中、室温または加温下に、トリエチルアミン、ピ
ロリジン、ピペリジン、モルホリンなどの塩基を
触媒として用いて反応させて、一般式
ノール、エタノールなどのアルコール類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセタミドなどの溶媒
中、室温または加温下に、トリエチルアミン、ピ
ロリジン、ピペリジン、モルホリンなどの塩基を
触媒として用いて反応させて、一般式
【式】
(式中、Ar,R1,R4は前記と同義である。)
により表わされる化合物を製造し、さらに一般式
【式】
(式中、Z1,Z2は同一または異なつて塩素、臭
素などのハロゲンを示し、R2は前記と同義であ
る。) により表わされる化合物を反応させて、N−ハロ
アセチル体とし、必要によりさらにヨウ化カリウ
ム、ヨウ化ナトリウムなどを作用させて、N−ヨ
ウドアセチル体とし、その後、アンモニアを反応
させてN−グリシル体とする。 反応はアセトン、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどの溶媒中、冷却下、室温下または加温下
に進行する。 このようにして得られるN−グリシル体を反応
に不活性な溶媒(エタノール、プロパノール、イ
ソプロピルアルコール、ブタノール、ベンゼン、
トルエン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
タミドなど)中、好ましくは酢酸、プロピオン
酸、シリカゲルなどの弱酸触媒の存在下に室温ま
たは加温下に脱水閉環反応に付すことにより化合
物()が製造される。 一般式()の化合物はさらに、一般式
素などのハロゲンを示し、R2は前記と同義であ
る。) により表わされる化合物を反応させて、N−ハロ
アセチル体とし、必要によりさらにヨウ化カリウ
ム、ヨウ化ナトリウムなどを作用させて、N−ヨ
ウドアセチル体とし、その後、アンモニアを反応
させてN−グリシル体とする。 反応はアセトン、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどの溶媒中、冷却下、室温下または加温下
に進行する。 このようにして得られるN−グリシル体を反応
に不活性な溶媒(エタノール、プロパノール、イ
ソプロピルアルコール、ブタノール、ベンゼン、
トルエン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
タミドなど)中、好ましくは酢酸、プロピオン
酸、シリカゲルなどの弱酸触媒の存在下に室温ま
たは加温下に脱水閉環反応に付すことにより化合
物()が製造される。 一般式()の化合物はさらに、一般式
【式】
(式中、Ar,R1,R2,R4は前記と同義であ
る。) により表わされる化合物を反応に不活性な溶媒
(エタノール、プロパノール、イソプロピルアル
コール、ブタノール、ベンゼン、トルエン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセタミドなど)
中、好ましくは酢酸、プロピオン酸、シリカゲル
などの弱酸触媒の存在下に、室温または加熱下に
脱水閉環反応に付すことによつても得ることがで
きる。 ここで、一般式()の化合物は前記一般式
()の化合物と、一般式
る。) により表わされる化合物を反応に不活性な溶媒
(エタノール、プロパノール、イソプロピルアル
コール、ブタノール、ベンゼン、トルエン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセタミドなど)
中、好ましくは酢酸、プロピオン酸、シリカゲル
などの弱酸触媒の存在下に、室温または加熱下に
脱水閉環反応に付すことによつても得ることがで
きる。 ここで、一般式()の化合物は前記一般式
()の化合物と、一般式
【式】
(式中、Z3は塩素、臭素などのハロゲンを、W
は保護基で保護されたアミンを示し、R2は前記
と同義である。) により表わされる化合物とを反応させ、得られる
一般式
は保護基で保護されたアミンを示し、R2は前記
と同義である。) により表わされる化合物とを反応させ、得られる
一般式
本発明化合物()およびその製薬上許容され
うる塩は冠血管拡張作用、椎骨血流増加作用、カ
ルモジユリン阻害作用、カルシウム/カルモジユ
リン依存性ホスホジエステラーゼ阻害作用およ
び/または赤血球変形能改善作用を示し、かつ
PAF拮抗作用を示し、さらにそれらの作用が持
続的であり、また低毒性を示し、かつ鎮静などの
中枢抑制作用、筋弛緩作用などを実質的に示さな
い。従つて、本発明化合物()およびその製薬
上許容されうる塩は、冠血管拡張剤、脳血管拡張
剤として心不全、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗
塞など)または脳循環障害(脳梗塞、脳動脈硬化
症、脳出血、頭部障害など)もしくはそれに基づ
く疾病(自発性低下、うつ状態、記憶障害など)
などの循環器系疾患の治療薬として、または
PAFにより惹起される各種疾患(炎症性疾患、
アレルギー性疾患、アナフイラキシーシヨツク、
心筋系疾病、喘息、肺浮腫、成人性呼吸器疾患な
ど)の治療薬として有用である。 また、一般式()のチエノジアゼピン化合物
は、一般式()のチエノトリアゾロジアゼピン
化合物の合成中間体として重要である。 次に、本発明化合物の薬理作用を示す。 実験例1 冠血流に対する影響 雑種成犬にペントバルビタールナトリウム30
mg/Kgを静脈内に投与して麻酔処理する。日本薬
理学雑誌第57巻、第380頁(1961年)に記載の矢
後らの方法に従つて左冠動脈を灌流し、その血流
量を測定した。試験化合物10〜30μを冠動脈に
投与する。冠動脈血流に対する試験化合物の効果
をニフエジピン3μgを投与したときの血流増加
量を基準にして各投与における血流増加率を算出
した。
うる塩は冠血管拡張作用、椎骨血流増加作用、カ
ルモジユリン阻害作用、カルシウム/カルモジユ
リン依存性ホスホジエステラーゼ阻害作用およ
び/または赤血球変形能改善作用を示し、かつ
PAF拮抗作用を示し、さらにそれらの作用が持
続的であり、また低毒性を示し、かつ鎮静などの
中枢抑制作用、筋弛緩作用などを実質的に示さな
い。従つて、本発明化合物()およびその製薬
上許容されうる塩は、冠血管拡張剤、脳血管拡張
剤として心不全、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗
塞など)または脳循環障害(脳梗塞、脳動脈硬化
症、脳出血、頭部障害など)もしくはそれに基づ
く疾病(自発性低下、うつ状態、記憶障害など)
などの循環器系疾患の治療薬として、または
PAFにより惹起される各種疾患(炎症性疾患、
アレルギー性疾患、アナフイラキシーシヨツク、
心筋系疾病、喘息、肺浮腫、成人性呼吸器疾患な
ど)の治療薬として有用である。 また、一般式()のチエノジアゼピン化合物
は、一般式()のチエノトリアゾロジアゼピン
化合物の合成中間体として重要である。 次に、本発明化合物の薬理作用を示す。 実験例1 冠血流に対する影響 雑種成犬にペントバルビタールナトリウム30
mg/Kgを静脈内に投与して麻酔処理する。日本薬
理学雑誌第57巻、第380頁(1961年)に記載の矢
後らの方法に従つて左冠動脈を灌流し、その血流
量を測定した。試験化合物10〜30μを冠動脈に
投与する。冠動脈血流に対する試験化合物の効果
をニフエジピン3μgを投与したときの血流増加
量を基準にして各投与における血流増加率を算出
した。
【表】
実験例2 ウサギ血小板凝集抑制作用(試験管内
試験) ウサギから一/10量の3.8%クエン酸ナトリウ
ム溶液を加えた血液を採取し、200×gで10分間
遠心分離し、血小板に富んだ血漿(以下、PRP
という。)を調製した。さらに、1000×gで10分
間遠心分離し、血小板の乏しい血漿(以下、
PPPという。)を調製した。 凝集能の測定はJ.Physiology第168巻、第178頁
(1963年)に記載のボーン(BORN G.V.R.)の
混濁測定法に従つて、6チヤンネル・NKKへマ
トレーサー1(PAT−6A)で測定した。PRPお
よびPPPで0〜100%の光透過を調節した。
1000rpmで攪拌しながらPRP0.3mlに試験化合物
溶液または溶媒3μを加え、37℃で2分間保持
したのち、合成血小板活性化因子3μを最終濃
度が1.8×10-7Mになるように加え、5分間光透
過度を記録した。 試験化合物による血小板凝集の抑制率は、下記
式のように、試験化合物存在下と非存在下での最
大光透過度により求めた。 抑制%=〔1−試験化合物存在下での最
大凝集/試験化合物非存在下での最大凝集〕×100 この抑制%と用量との曲線から、IC50値(μ
g/ml、50%抑制濃度)を求めた。 実験例3 ウサギ血小板凝集抑制作用(生体外試
験) 実験例2の試験管内試験において、PRP中に
試験化合物を添加することに替えて、予め1群3
羽のウサギに試験化合物を経口投与し、経時的に
クエン酸加血液(3.8%クエン酸ナトリウム1容
に血液9容)を採取した。以降、この血液を用い
て、実験例2に準じて抑制効果を検定した。 実験例4 PAF誘発マウス・シヨツク死に対す
る作用 Prostaglandins第30巻、第545頁(1985年)記
載のヤング(Young)らの方法に従つて行つた。
体重25〜30gの雄性ICRマウス(チヤールスリバ
ー)を1群9〜15匹用いた。試験化合物を経口投
与(0.1ml/10g)して1時間後、PAF(Serdary
Research Labo.)80μg/Kgを尾静脈から投与し
た。PAFを投与後、24時間観察し、結果は第4
表に生存匹数/実験使用数および生存率(%)で
示した。
試験) ウサギから一/10量の3.8%クエン酸ナトリウ
ム溶液を加えた血液を採取し、200×gで10分間
遠心分離し、血小板に富んだ血漿(以下、PRP
という。)を調製した。さらに、1000×gで10分
間遠心分離し、血小板の乏しい血漿(以下、
PPPという。)を調製した。 凝集能の測定はJ.Physiology第168巻、第178頁
(1963年)に記載のボーン(BORN G.V.R.)の
混濁測定法に従つて、6チヤンネル・NKKへマ
トレーサー1(PAT−6A)で測定した。PRPお
よびPPPで0〜100%の光透過を調節した。
1000rpmで攪拌しながらPRP0.3mlに試験化合物
溶液または溶媒3μを加え、37℃で2分間保持
したのち、合成血小板活性化因子3μを最終濃
度が1.8×10-7Mになるように加え、5分間光透
過度を記録した。 試験化合物による血小板凝集の抑制率は、下記
式のように、試験化合物存在下と非存在下での最
大光透過度により求めた。 抑制%=〔1−試験化合物存在下での最
大凝集/試験化合物非存在下での最大凝集〕×100 この抑制%と用量との曲線から、IC50値(μ
g/ml、50%抑制濃度)を求めた。 実験例3 ウサギ血小板凝集抑制作用(生体外試
験) 実験例2の試験管内試験において、PRP中に
試験化合物を添加することに替えて、予め1群3
羽のウサギに試験化合物を経口投与し、経時的に
クエン酸加血液(3.8%クエン酸ナトリウム1容
に血液9容)を採取した。以降、この血液を用い
て、実験例2に準じて抑制効果を検定した。 実験例4 PAF誘発マウス・シヨツク死に対す
る作用 Prostaglandins第30巻、第545頁(1985年)記
載のヤング(Young)らの方法に従つて行つた。
体重25〜30gの雄性ICRマウス(チヤールスリバ
ー)を1群9〜15匹用いた。試験化合物を経口投
与(0.1ml/10g)して1時間後、PAF(Serdary
Research Labo.)80μg/Kgを尾静脈から投与し
た。PAFを投与後、24時間観察し、結果は第4
表に生存匹数/実験使用数および生存率(%)で
示した。
以下実施例をあげて本発明を具体的に説明する
が、本発明は何らこれらに限定されるものではな
い。 一般式()に含まれる化合物は次のようにし
て得ることができる。 参考例 1 2−メチルシアノアセトフエノン31.8gおよび
硫黄6.7gをジメチルホルムアミド50mlに懸濁し、
氷冷攪拌下、トリエチルアミン21gを加える。次
いでオクチルアルデヒド2.7gをエタノール15ml
に溶解して加え、55〜60℃にて3時間攪拌する。
反応液を氷水におけ、トルエン500mlで抽出し、
水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。濾熱
後、減圧濃縮すると、油状の粗生成物として2−
アミノ−3−(2−メチルベンゾイル)−5−ヘキ
シルチオフエン50gが得られる。 実施例 1 参考例1で得られる2−アミノ−5−ヘキシル
−3−(2−メチルベンゾイル)−チオフエン62g
をクロロホルム200mlに溶解し、(DL)−N−フタ
リルアラニルクロリド47.3gを加え、攪拌下に2
時間加熱還流する。冷後、水および5%炭酸水素
ナトリウム水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥する。濾別後、減圧濃縮し、エタノールから
結晶化させると、融点95〜97℃の結晶として5−
ヘキシル−3−(2−メチルベンゾイル)−2−
(N−フタリルアラニル)アミノ−チオフエン65
gを得る。 得られた化合物30.2gをメタノール300mlに懸
濁し、氷冷下メチルヒドラジン8.3gを加え、室
温で30分間攪拌後、濃塩酸20mlを加え、さらに2
時間加熱還流する。減圧濃縮後、クロロホルム
150mlを加えて、生成したピリダジノンを濾別し、
クロロホルム層を5%炭酸水素ナトリウム水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。濾別
後、減圧濃縮し、得られた油状の粗成物2−(N
−アラニル)アミノ−5−ヘキシル−3−(2−
メチルベンゾイル)−チオフエンをイソプロピル
アルコール200mlに溶解し、酢酸4.3gを加え、攪
拌下、14時間加熱還流する。冷後、減圧濃縮し、
イソプロピルエーテルから結晶化させると融点
173〜175℃の無色結晶として7−ヘキシル−3−
メチル−5−(2−メチルフエニル)−1,3−ジ
ヒドロ−2H−チエノ〔2,3−e〕−1,4−ジ
アゼピン−2オン11.6gが得られる。 同様にして、次の化合物を合成することができ
る。 (2) 7−ヘキシル−3−メチル−5−(2−メト
キシフエニル)−1,3−ジヒドロ−2H−チエ
ノ〔2,3−e〕−1,4−ジアゼピン−2−
オン、融点187〜189℃ (3) 5−(2−クロロフエニル)−7−ヘキシル−
3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−チエノ
〔2,3−e〕−1,4−ジアゼピン−2−オ
ン、融点169〜171℃ (4) 7−ヘキシル−3,6−ジメチル−5−(2
−メチルフエニル)−1,3−ジヒドロ−2H−
チエノ〔2,3−e〕−1,4−ジアゼピン−
2−オン (5) 7−ヘキシル−5−(3,4,5−トリメト
キシフエニル)−3−メチル−1,3−ジヒド
ロ−2H−チエノ〔2,3−e〕−1,4−ジア
ゼピン−2−オン 上記実施例で得られた化合物を出発化合物とし
て用いることによつて、以下のような一般式
()に含まれる化合物を得ることができる。 実施例 6 7−ヘキシル−3−メチル−5−(2−メチル
フエニル)−1,3−ジヒドロ−2H−チエノ
〔2,3−e〕−1,4−ジアゼピン−2−オン
5.32gおよび五硫化リン2gをトルエン60mlに懸
濁し、80〜85℃で3時間攪拌する。減圧濃縮後、
残留物をクロロホルム200mlに溶解し、5%炭酸
水素ナトリウム水および食塩水で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥する。濾別後、減圧濃縮
し、イソプロピルエーテルから結晶化させるとチ
オン体3.92gを得る。 このチオン体3.92gをメタノール50mlに懸濁
し、100%ヒドラジン水和物1.58gを加え、室温
で1.5時間攪拌する。減圧濃縮後、残留物をトル
エン30mlに溶解し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
する。濾別後、トルエン液にオルト酢酸エチル
5.13gを加え、2時間加熱還流する。冷後、5%
炭酸水素ナトリウム水および食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥する。濾別後、減圧濃
縮し、油状残留物をシリカゲルクロマトグラフイ
ーに付して、ヘキサン−イソプロピルエーテルか
ら結晶化させると、融点83〜85℃の無色結晶とし
て2−ヘキシル−4−(2−メチルフエニル)−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピン2.82gを得る。 上記実施例と同様にして以下の化合物が製造さ
れる。 (7) 4−(2−クロロフエニル)−2−ヘキシル−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピン、融点108〜110℃ (8) 2−ヘキシル−4−(2−メトキシフエニル)
−6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−
f〕〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕
〔1,4〕ジアゼピン、融点92〜95℃ (9) 2−ヘキシル−4−(2−メチルフエニル)−
3,6,9−トリメチル−6H−チエノ〔3,
2−f〕〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−
a〕〔1,4〕ジアゼピン (10) 2−ヘキシル−4−(3,4,5−トリメト
キシフエニル)−6,9−ジメチル−6H−チエ
ノ〔3,2−f〕〔1,2,4〕トリアゾロ
〔4,3−a〕〔1,4〕ジアゼピン 次に、本発明化合物を薬剤として用いる場合の
製剤処方例をあげる。 製剤例1 錠剤 化合物()を1部と乳糖30部、結晶セルロー
ス40部およびコーンスターチ5部とをよく混和し
たのち、コーンスターチ2部で製した結合剤とよ
く練合した。この練合物を16メツシユで篩過し、
オーブン中、50℃で乾燥後、24メツシユで篩過し
た。ここに得た練合粉体とコーンスターチ10部、
結晶セルロース13部およびタルク9部とをよく混
合した後、圧搾打錠し、1錠あたり重量110mgの
錠剤を得た。 製剤例2 1%散剤 化合物()を1部と乳糖90部をよく混和し、
適当量のメチルセルロースより製した結合剤とよ
く練合する。これを16メツシユで篩過し、オーブ
ン中、50℃で乾燥する。乾燥顆粒末を32メツシユ
で圧篩過し、適量のシリコンジオキシドとよく混
和して、1%散剤を得た。 本発明を上述の明細書およびそれに包含される
実施例で十分に説明したが、これらは本発明の精
神と範囲に反することなく種々に変更、修飾する
ことができる。
が、本発明は何らこれらに限定されるものではな
い。 一般式()に含まれる化合物は次のようにし
て得ることができる。 参考例 1 2−メチルシアノアセトフエノン31.8gおよび
硫黄6.7gをジメチルホルムアミド50mlに懸濁し、
氷冷攪拌下、トリエチルアミン21gを加える。次
いでオクチルアルデヒド2.7gをエタノール15ml
に溶解して加え、55〜60℃にて3時間攪拌する。
反応液を氷水におけ、トルエン500mlで抽出し、
水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。濾熱
後、減圧濃縮すると、油状の粗生成物として2−
アミノ−3−(2−メチルベンゾイル)−5−ヘキ
シルチオフエン50gが得られる。 実施例 1 参考例1で得られる2−アミノ−5−ヘキシル
−3−(2−メチルベンゾイル)−チオフエン62g
をクロロホルム200mlに溶解し、(DL)−N−フタ
リルアラニルクロリド47.3gを加え、攪拌下に2
時間加熱還流する。冷後、水および5%炭酸水素
ナトリウム水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥する。濾別後、減圧濃縮し、エタノールから
結晶化させると、融点95〜97℃の結晶として5−
ヘキシル−3−(2−メチルベンゾイル)−2−
(N−フタリルアラニル)アミノ−チオフエン65
gを得る。 得られた化合物30.2gをメタノール300mlに懸
濁し、氷冷下メチルヒドラジン8.3gを加え、室
温で30分間攪拌後、濃塩酸20mlを加え、さらに2
時間加熱還流する。減圧濃縮後、クロロホルム
150mlを加えて、生成したピリダジノンを濾別し、
クロロホルム層を5%炭酸水素ナトリウム水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。濾別
後、減圧濃縮し、得られた油状の粗成物2−(N
−アラニル)アミノ−5−ヘキシル−3−(2−
メチルベンゾイル)−チオフエンをイソプロピル
アルコール200mlに溶解し、酢酸4.3gを加え、攪
拌下、14時間加熱還流する。冷後、減圧濃縮し、
イソプロピルエーテルから結晶化させると融点
173〜175℃の無色結晶として7−ヘキシル−3−
メチル−5−(2−メチルフエニル)−1,3−ジ
ヒドロ−2H−チエノ〔2,3−e〕−1,4−ジ
アゼピン−2オン11.6gが得られる。 同様にして、次の化合物を合成することができ
る。 (2) 7−ヘキシル−3−メチル−5−(2−メト
キシフエニル)−1,3−ジヒドロ−2H−チエ
ノ〔2,3−e〕−1,4−ジアゼピン−2−
オン、融点187〜189℃ (3) 5−(2−クロロフエニル)−7−ヘキシル−
3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−チエノ
〔2,3−e〕−1,4−ジアゼピン−2−オ
ン、融点169〜171℃ (4) 7−ヘキシル−3,6−ジメチル−5−(2
−メチルフエニル)−1,3−ジヒドロ−2H−
チエノ〔2,3−e〕−1,4−ジアゼピン−
2−オン (5) 7−ヘキシル−5−(3,4,5−トリメト
キシフエニル)−3−メチル−1,3−ジヒド
ロ−2H−チエノ〔2,3−e〕−1,4−ジア
ゼピン−2−オン 上記実施例で得られた化合物を出発化合物とし
て用いることによつて、以下のような一般式
()に含まれる化合物を得ることができる。 実施例 6 7−ヘキシル−3−メチル−5−(2−メチル
フエニル)−1,3−ジヒドロ−2H−チエノ
〔2,3−e〕−1,4−ジアゼピン−2−オン
5.32gおよび五硫化リン2gをトルエン60mlに懸
濁し、80〜85℃で3時間攪拌する。減圧濃縮後、
残留物をクロロホルム200mlに溶解し、5%炭酸
水素ナトリウム水および食塩水で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥する。濾別後、減圧濃縮
し、イソプロピルエーテルから結晶化させるとチ
オン体3.92gを得る。 このチオン体3.92gをメタノール50mlに懸濁
し、100%ヒドラジン水和物1.58gを加え、室温
で1.5時間攪拌する。減圧濃縮後、残留物をトル
エン30mlに溶解し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
する。濾別後、トルエン液にオルト酢酸エチル
5.13gを加え、2時間加熱還流する。冷後、5%
炭酸水素ナトリウム水および食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥する。濾別後、減圧濃
縮し、油状残留物をシリカゲルクロマトグラフイ
ーに付して、ヘキサン−イソプロピルエーテルか
ら結晶化させると、融点83〜85℃の無色結晶とし
て2−ヘキシル−4−(2−メチルフエニル)−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピン2.82gを得る。 上記実施例と同様にして以下の化合物が製造さ
れる。 (7) 4−(2−クロロフエニル)−2−ヘキシル−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピン、融点108〜110℃ (8) 2−ヘキシル−4−(2−メトキシフエニル)
−6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−
f〕〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕
〔1,4〕ジアゼピン、融点92〜95℃ (9) 2−ヘキシル−4−(2−メチルフエニル)−
3,6,9−トリメチル−6H−チエノ〔3,
2−f〕〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−
a〕〔1,4〕ジアゼピン (10) 2−ヘキシル−4−(3,4,5−トリメト
キシフエニル)−6,9−ジメチル−6H−チエ
ノ〔3,2−f〕〔1,2,4〕トリアゾロ
〔4,3−a〕〔1,4〕ジアゼピン 次に、本発明化合物を薬剤として用いる場合の
製剤処方例をあげる。 製剤例1 錠剤 化合物()を1部と乳糖30部、結晶セルロー
ス40部およびコーンスターチ5部とをよく混和し
たのち、コーンスターチ2部で製した結合剤とよ
く練合した。この練合物を16メツシユで篩過し、
オーブン中、50℃で乾燥後、24メツシユで篩過し
た。ここに得た練合粉体とコーンスターチ10部、
結晶セルロース13部およびタルク9部とをよく混
合した後、圧搾打錠し、1錠あたり重量110mgの
錠剤を得た。 製剤例2 1%散剤 化合物()を1部と乳糖90部をよく混和し、
適当量のメチルセルロースより製した結合剤とよ
く練合する。これを16メツシユで篩過し、オーブ
ン中、50℃で乾燥する。乾燥顆粒末を32メツシユ
で圧篩過し、適量のシリコンジオキシドとよく混
和して、1%散剤を得た。 本発明を上述の明細書およびそれに包含される
実施例で十分に説明したが、これらは本発明の精
神と範囲に反することなく種々に変更、修飾する
ことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式【式】 (式中、Arはフエニルまたは1〜3個のハロ
ゲン、低級アルキルもしくは低級アルコキシで置
換されたフエニルを、R1,R3は同一または異な
つて水素または炭素数1〜4個のアルキルを、 R2はメチルを、R4は炭素数6〜18個の直鎖ま
たは分枝鎖状のアルキルを示す。) により表わされるチエノトリアゾロジアゼピン化
合物またはその製薬上許容されうる塩。 2 4−(2−クロロフエニル)−2−ヘキシル−
6,9−ジメチル−6H−チエノ〔3,2−f〕
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,
4〕ジアゼピン、2−ヘキシル−4−(2−メト
キシフエニル)−6,9−ジメチル−6H−チエノ
〔3,2−f〕〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3
−a〕〔1,4〕ジアゼピンおよび2−ヘキシル
−4−(2−メチルフエニル)−6,9−ジメチル
−6H−チエノ〔3,2−f〕〔1,2,4〕トリ
アゾロ〔4,3−a〕〔1,4〕ジアゼピンから
選ばれる請求項1記載のチエノトリアゾロジアゼ
ピン化合物またはその製薬上許容されうる塩。 3 一般式【式】 (式中、Arはフエニルまたは1〜3個のハロ
ゲン、低級アルキルもしくは低級アルコキシで置
換されたフエニルを、R1は水素または炭素数1
〜4個のアルキルを、R2はメチルを、R4は炭素
数6〜18個の直鎖または分枝鎖状のアルキルを示
す。) により表わされるチエノジアゼピン化合物または
その製薬上許容されうる塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63128629A JPS6479185A (en) | 1987-05-28 | 1988-05-26 | Thieno(triazolo)diazepine compound |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13205887 | 1987-05-28 | ||
| JP63128629A JPS6479185A (en) | 1987-05-28 | 1988-05-26 | Thieno(triazolo)diazepine compound |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5185489A Division JP2531102B2 (ja) | 1987-05-28 | 1993-06-28 | チエノトリアゾロジアゼピン化合物からなる医薬 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6479185A JPS6479185A (en) | 1989-03-24 |
| JPH0587076B2 true JPH0587076B2 (ja) | 1993-12-15 |
Family
ID=26464244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63128629A Granted JPS6479185A (en) | 1987-05-28 | 1988-05-26 | Thieno(triazolo)diazepine compound |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6479185A (ja) |
-
1988
- 1988-05-26 JP JP63128629A patent/JPS6479185A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6479185A (en) | 1989-03-24 |
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