JPH0587251U - 内燃機関用ピストン - Google Patents
内燃機関用ピストンInfo
- Publication number
- JPH0587251U JPH0587251U JP3434292U JP3434292U JPH0587251U JP H0587251 U JPH0587251 U JP H0587251U JP 3434292 U JP3434292 U JP 3434292U JP 3434292 U JP3434292 U JP 3434292U JP H0587251 U JPH0587251 U JP H0587251U
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- Japan
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- molten metal
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピストン本体の膨脹抑制部材が設けられる薄
肉部分成形部位での溶湯の流れを改善できる内燃機関用
ピストンを提供する。 【構成】 ピストン本体1のスカート部1Cに膨脹抑制
部材3を一体的に設けた内燃機関用ピストンにおいて、
膨脹抑制部材3のピストン本体1と密着する裏面3aに
多数の溶湯通路4、5を凹設した。
肉部分成形部位での溶湯の流れを改善できる内燃機関用
ピストンを提供する。 【構成】 ピストン本体1のスカート部1Cに膨脹抑制
部材3を一体的に設けた内燃機関用ピストンにおいて、
膨脹抑制部材3のピストン本体1と密着する裏面3aに
多数の溶湯通路4、5を凹設した。
Description
【0001】
この考案は、自動車等の内燃機関用ピストンに関する。
【0002】
従来、内燃機関用ピストンには、例えば実開昭58−180354号公報、実 開平3−87849号公報に記載されたものがある。前者のピストンと後者のピ ストンでは、いずれも、図4に示すように、ピストン本体11を構成するスカー ト部11Cのピンボス部12側の内周面に、ピストン本体母材より線膨脹係数が 小さい鋼板からなる膨脹抑制部材(いわゆるストラット)13が一体に設けられ ている。後者のピストンが前者のピストンと異なる点は、前者のピストンでは膨 脹抑制部材13の裏面13a(ピストン本体11と密着する部分)が全面にわた ってフラットに形成されているのに対して、後者のピストンでは膨脹抑制部材2 3の端部の裏面23aに図示しない多数の凹凸形成用円錐孔が形成されているこ とである。
【0003】 このようなピストンを溶湯鍛造法等により製造する場合、膨脹抑制部材13の 中央部がピンボス部12を成形する部位、端部がその他の薄肉部分を成形する部 位にそれぞれ位置するように該膨脹抑制部材13を鋳造型内のスカート部成形部 位に配置した後、溶湯を鋳込んで、ピストン本体11と一体に膨脹抑制部材13 を鋳ぐるむことになる。
【0004】
しかしながら、前者のピストンでも後者のピストンでも、鋳造型のスカート部 成形部位に鋼板からなる膨脹抑制部材13を配置したに過ぎず、しかも該膨脹抑 制部材13の端部の裏面13aには、鋳造型内に溶湯を流れ易くするための溶湯 通路は形成されていない。このため、鋳造型内のピンボス部12を成形する部位 では膨脹抑制部材13の存在にもかかわらず十分な溶湯通路を確保でき、それほ ど溶湯の流れは悪くならないが、その他の薄肉部分を成形する部位では膨脹抑制 部材13の存在により狭い溶湯通路が更に狭くなって、必然的に溶湯の流れが悪 くなる。溶湯通路が狭いところでは溶湯通路が広いところより冷却速度が速く、 溶湯の流れが悪いほど冷却速度が速いことから、スカート部11cの膨脹抑制部 材13が設けられた薄肉部分の表面に湯境、巣等の鋳造欠陥が発生することが考 えられる。
【0005】 この考案は前記課題を解決するためになしたもので、スカート部の膨脹抑制部 材が設けられる薄肉部分成形部位での溶湯の流れを改善できる内燃機関用ピスト ンを提供することを目的とする。
【0006】
上記の目的を達成するために、この考案は、ピストン本体のスカート部に膨脹 抑制部材を一体的に設けた内燃機関用ピストンにおいて、前記膨脹抑制部材の少 なくとも端部の前記ピストン本体と密着する裏面に多数の溶湯通路を凹設したも のである。
【0007】
上記の構成によって、ピストン本体の製造時、鋳造型のスカート部成形部位に 膨脹抑制部材を配置した後、溶湯を鋳込むと、膨脹抑制部材の裏面に形成された 溶湯通路により溶湯の流れが改善される。
【0008】 また、製造されたピストン本体では、多数の溶湯通路の凹設で膨脹抑制部材の 裏面にピストン本体母材が入り込み、膨脹抑制部材とピストン本体との接触面積 が増加することによってピストン本体に対する膨脹抑制部材の一体密着性が良く なる。
【0009】
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
【0010】 図1は内燃機関用ピストンを示す縦断面図、図2は図1のピストンの半部を示 す横断面図、図3は膨脹抑制部材の裏面を示す図2のA−A線に沿う拡大図であ る。これらの図において1はピストン本体で、クラウン部1Bとスカート部1C とで構成されており、スカート部1Cには、図示しないピストンピンを装着する ピストンピン孔2aを有するピンボス部2が対設されている。
【0011】 スカート部1Cのピンボス部2側のそれぞれの内周面には、ピストン本体母材 より線膨脹係数が小さい鋼板製の膨脹抑制部材3が一体的にピンボス部2からス ラスト側及び反スラスト側まで延在して設けられ、各膨脹抑制部材3の中央部は ピストンピン孔2aを迂回するようにピンボス部2内を延在している。
【0012】 この膨脹抑制部材3の前記ピストン本体1と密着する裏面3aには、図3に示 すように、多数の溶湯通路4、5が格子状となるように互いに交差してプレス加 工又は切削加工等により凹設されている。溶湯通路4、5の延在方向はピストン 本体1の軸方向に対して斜めとなっており、また断面形状は凹円弧状となってい る。
【0013】 尚、この実施例では、溶湯通路4、5を格子状に構成したが、これは鋳造型の スカート部成形部位における溶湯のどの流れにも対応できるようにするための一 形態に過ぎず、前記スカート部成形部位の各箇所でそれぞれの溶湯流れに沿うよ うに形成しても良い。溶湯通路の断面形状も、膨脹抑制部材3の必要な強度を損 なわずに溶湯の流れを良くできれば良く、実施例の凹円弧状に限定されない。
【0014】 また、溶湯通路4、5を膨脹抑制部材3の裏面3aの全面にわたって設けたが 、その設置範囲をスカート部1Cの薄肉部分成形部位に配置される膨脹抑制部材 3の端部の裏面3aだけにしても良い。
【0015】 更に、膨脹抑制部材3をスカート部1Cの内周面に設けたが、スカート部1C の外周面に設けても良いことは言うまでもない。
【0016】 以上の構成において、ピストン本体1の製造時、膨脹抑制部材3の中央部がピ ンボス部2を成形する部位、端部がその他の薄肉部分を成形する部位にそれぞれ 位置するように該膨脹抑制部材3を図示しない鋳造型内のスカート部成形部位に 配置した後、溶湯を鋳込むと、溶湯は、鋳造型の成形面と膨脹抑制部材3の裏面 3aとの間ばかりでなく、膨脹抑制部材3の裏面3aに形成された溶湯通路4、 5内にも流れる。これにより、スカート部1Cの薄肉部分を成形する部位では膨 脹抑制部材3の裏面3aと鋳造型の成形面との間に形成される溶湯通路は狭いが 、溶湯通路4、5により実質的にはより広い溶湯通路が確保されていることにな り、膨脹抑制部材3の裏面3aに溶湯通路4、5が設けられていない場合に比べ て溶湯の流れは大幅に良くなり、また冷却速度は遅くなる。
【0017】 また、ピストン本体1の製造後、膨脹抑制部材3の裏面3aに形成された溶湯 通路4、5内にピストン本体1が入り込んで、しかも膨脹抑制部材3とピストン 本体1との接触面積が増加していることから、ピストン本体1に対する膨脹抑制 部材3の一体密着性が良い。
【0018】
以上の通りこの考案は、ピストン本体のスカート部に膨脹抑制部材を一体的に 設けた内燃機関用ピストンにおいて、前記膨脹抑制部材の前記ピストン本体と密 着する裏面に多数の溶湯通路を凹設したから、ピストン本体の製造時、スカート 部の膨脹抑制部材の端部が設けられる薄肉部分成形部位での溶湯の流れを改善し 、冷却速度を遅くすることができる。このため、スカート部の薄肉部分表面に鋳 造欠陥を生じることなくピストン本体を製造することが可能となり、ピストン品 質の向上が図れる。
【0019】 また、溶湯通路の凹設によって膨脹抑制部材の裏面にピストン本体を入り込ま せ、膨脹抑制部材とピストン本体との接触面積を増加させることができる。この ため、ピストン本体に対する膨脹抑制部材の一体密着性が良くなり、膨脹抑制部 材としての作用を十分に発揮させることができる。
【図1】この考案の一実施例である内燃機関用ピストン
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】図1のピストンの半部を示す横断面図である。
【図3】膨脹抑制部材の裏面を示す図2のA−A線に沿
う拡大図である。
う拡大図である。
【図4】従来例の内燃機関用ピストンを示す横断面図で
ある。
ある。
1 ピストン本体 1C スカート部 3 膨脹抑制部材 3a 裏面 4、5 溶湯通路
Claims (1)
- 【請求項1】 ピストン本体のスカート部に膨脹抑制部
材を一体的に設けた内燃機関用ピストンにおいて、前記
膨脹抑制部材の少なくとも端部の前記ピストン本体と密
着する裏面に多数の溶湯通路を凹設したことを特徴とす
る内燃機関用ピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992034342U JP2581309Y2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 内燃機関用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992034342U JP2581309Y2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 内燃機関用ピストン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587251U true JPH0587251U (ja) | 1993-11-26 |
| JP2581309Y2 JP2581309Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=12411467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992034342U Expired - Lifetime JP2581309Y2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 内燃機関用ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2581309Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6271353U (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-07 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP1992034342U patent/JP2581309Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6271353U (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-07 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2581309Y2 (ja) | 1998-09-21 |
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