JPH0587780A - 金属管の非破壊検査の方法と装置 - Google Patents
金属管の非破壊検査の方法と装置Info
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- JPH0587780A JPH0587780A JP3276349A JP27634991A JPH0587780A JP H0587780 A JPH0587780 A JP H0587780A JP 3276349 A JP3276349 A JP 3276349A JP 27634991 A JP27634991 A JP 27634991A JP H0587780 A JPH0587780 A JP H0587780A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属管の内面側から金属管の欠陥検出、及び
肉厚測定を非破壊的に行うことにより金属管の損傷を検
出することを目的とする。 【構成】 金属管体に、静磁界をつくる対向する2個の
磁石、渦電流を生じさせるコイルから構成される肉厚方
向に伝播する超音波を発生・検出する電磁超音波トラン
スデューサーと、RF電流を送信するRFオシレータ
ー、RFパワーアンプ、超音波信号を受信するWBアン
プ・フィルタ、各種制御を行うマイクロコンピュータか
ら構成される電磁超音波計測部により、厚み共振周波数
を測定する。 【効果】 金属管の管周・管軸方向欠陥、内表面に平行
な面状欠陥、減肉等を検出する。
肉厚測定を非破壊的に行うことにより金属管の損傷を検
出することを目的とする。 【構成】 金属管体に、静磁界をつくる対向する2個の
磁石、渦電流を生じさせるコイルから構成される肉厚方
向に伝播する超音波を発生・検出する電磁超音波トラン
スデューサーと、RF電流を送信するRFオシレータ
ー、RFパワーアンプ、超音波信号を受信するWBアン
プ・フィルタ、各種制御を行うマイクロコンピュータか
ら構成される電磁超音波計測部により、厚み共振周波数
を測定する。 【効果】 金属管の管周・管軸方向欠陥、内表面に平行
な面状欠陥、減肉等を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器等の金属配管
を内部から非破壊的に測定し、クラック等の欠陥、減肉
を検査する方法及びその測定装置に関する。
を内部から非破壊的に測定し、クラック等の欠陥、減肉
を検査する方法及びその測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧水型原子炉や火力発電所の蒸気発生
器の熱交換器用の金属細管を内部から検査する方法は、
渦流探傷法、超音波探傷法などがあり、渦流探傷法が主
に使われている。渦流探傷の場合、管軸方向のソレノイ
ドコイルを用いて管周方向に渦電流を発生させるセンサ
では、渦電流の流れる方向と交差する方向すなわち管軸
方向の欠陥を主に検出できる。渦電流の流れる方向と平
行する管周方向欠陥を見逃しやすい。1mmの肉厚が2
0%以上減肉していたり、外表面から肉厚の40%以上
の深さの欠陥が入っていれば検出できるが、減肉量が正
規肉厚の20%未満の場合や外表面から肉厚の40%未
満の深さの欠陥が入っている場合には検出が困難となる
ことがある。管周方向の傷を検出するために管軸方向に
渦電流を発生する特別なセンサ(例えば、8個のコイル
を金属管の内壁にむけて放射状に並べたエイト・バイ・
ワン方式)もあるが構造が複雑となる欠点がある。一
方、通常の超音波探傷法では、音響結合媒質を必要とす
るため金属管を汚す問題がある。電磁超音波トランスデ
ューサーを用いた例では、管軸方向に超音波パルスを伝
播させ欠陥があればそこからの反射エコーを検出するラ
ム波方式(例えば、特開昭58−132657)等が提
案されているが、金属管支持部は支持板と金属管が密着
した状態になることがあり、その部分では超音波が吸収
され、その部分より遠方には超音波が伝播していかず、
欠陥からの反射エコーを検出するのが困難である。ま
た、肉厚の精密な測定ができない。
器の熱交換器用の金属細管を内部から検査する方法は、
渦流探傷法、超音波探傷法などがあり、渦流探傷法が主
に使われている。渦流探傷の場合、管軸方向のソレノイ
ドコイルを用いて管周方向に渦電流を発生させるセンサ
では、渦電流の流れる方向と交差する方向すなわち管軸
方向の欠陥を主に検出できる。渦電流の流れる方向と平
行する管周方向欠陥を見逃しやすい。1mmの肉厚が2
0%以上減肉していたり、外表面から肉厚の40%以上
の深さの欠陥が入っていれば検出できるが、減肉量が正
規肉厚の20%未満の場合や外表面から肉厚の40%未
満の深さの欠陥が入っている場合には検出が困難となる
ことがある。管周方向の傷を検出するために管軸方向に
渦電流を発生する特別なセンサ(例えば、8個のコイル
を金属管の内壁にむけて放射状に並べたエイト・バイ・
ワン方式)もあるが構造が複雑となる欠点がある。一
方、通常の超音波探傷法では、音響結合媒質を必要とす
るため金属管を汚す問題がある。電磁超音波トランスデ
ューサーを用いた例では、管軸方向に超音波パルスを伝
播させ欠陥があればそこからの反射エコーを検出するラ
ム波方式(例えば、特開昭58−132657)等が提
案されているが、金属管支持部は支持板と金属管が密着
した状態になることがあり、その部分では超音波が吸収
され、その部分より遠方には超音波が伝播していかず、
欠陥からの反射エコーを検出するのが困難である。ま
た、肉厚の精密な測定ができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属管内部
から、管の精密な肉厚測定及び管内表面に平行な面状欠
陥検出、管周方向または管軸方向の内表面側・外表面側
の欠陥検出を行う非破壊検査の方法及びその測定装置を
提供しようとするものである。
から、管の精密な肉厚測定及び管内表面に平行な面状欠
陥検出、管周方向または管軸方向の内表面側・外表面側
の欠陥検出を行う非破壊検査の方法及びその測定装置を
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属管中を肉
厚方向に伝播する縦波超音波、金属管中を肉厚方向に伝
播し管周方向に偏波する横波超音波、金属管中を肉厚方
向に伝播し管軸方向に偏波する横波超音波を厚み共振法
で発生・検出する電磁超音波トランスデューサーと、高
周波電流を送信するRFオシレーター、パワーアンプ、
超音波信号を受信するワイドバンドアンプ、バンドパス
フィルタ、マイクロコンピュータ等からなる電磁超音波
計測部から構成される装置により、共振周波数を測定
し、肉厚測定することならびに管軸方向・管周方向の管
内表面・管外表面・管内部の欠陥を検出するためのもの
である。
厚方向に伝播する縦波超音波、金属管中を肉厚方向に伝
播し管周方向に偏波する横波超音波、金属管中を肉厚方
向に伝播し管軸方向に偏波する横波超音波を厚み共振法
で発生・検出する電磁超音波トランスデューサーと、高
周波電流を送信するRFオシレーター、パワーアンプ、
超音波信号を受信するワイドバンドアンプ、バンドパス
フィルタ、マイクロコンピュータ等からなる電磁超音波
計測部から構成される装置により、共振周波数を測定
し、肉厚測定することならびに管軸方向・管周方向の管
内表面・管外表面・管内部の欠陥を検出するためのもの
である。
【0005】
【作用】まず、3種の電磁超音波トランスデューサーに
ついて説明する。
ついて説明する。
【0006】1番目に、金属管中を肉厚方向に伝播する
縦波用電磁超音波トランスデューサーの原理を述べる。
図1に示すように、2個の円筒形の磁石1,2をその軸
方向に対向する磁極が異極性となるように対向させて管
軸方向の磁界成分が大となるようにして、その間に磁石
の軸方向を軸とする螺旋状空心コイル3を配置した電磁
超音波トランスデューサー4を構成する。このトランス
デューサーを図2に示すように金属管5の内部に挿入
し、管軸方向に磁界6ができ、コイル3に高周波電流を
流すと渦電流7は管周方向に流れ、肉厚方向にローレン
ツ力8が発生し、肉厚方向9に伝播する縦波超音波が発
生する。検出は、逆過程により行われ、コイル3に誘起
電圧が発生する。コイルに流す高周波電流の周波数を掃
引しつつ、この誘起電圧が最大となる周波数を検出す
る。金属管の超音波音速が既知の場合、厚み共振する共
振周波数を測定すれば、d=nv/(2f)より肉厚d
を精密に得ることができる。ここで、nは整数、vは超
音波音速、dは肉厚である。減肉していれば、共振周波
数が大きくなる。トランスデューサーがカバーする範囲
で金属管の肉厚が均一であれば1個の共振ピークのみで
あるが、減肉している部分があれば、共振ピークは複数
個現れる。また、内表面に平行な面状の欠陥があれば、
局部的な減肉と同じ効果で共振周波数が変化するため欠
陥を検出できる。2番目に、金属管中を肉厚方向に伝播
し管軸方向に偏波する横波用電磁超音波トランスデュー
サーの原理を述べる。図3に示すように、2つの円筒形
の磁石10、11をその軸方向に対向する磁極が同極性
となるように対向させて肉厚方向の磁界成分が大となる
ようにして、磁石10、11間に磁石の軸方向を軸とす
る円筒12の外表面に螺旋状にコイル13を巻き付けた
電磁超音波トランスデューサー14を構成する。このト
ランスデューサーを金属管5の内部に挿入すれば図4に
示すように肉厚方向に磁界15ができ、コイル13に高
周波電流を流すと渦電流16は管周方向に流れ、管軸方
向にローレンツ力17が発生し、肉厚方向18に伝播し
管軸方向19に偏波する横波超音波を発生・検出でき
る。縦波用電磁超音波トランスデューサー14と同様
に、肉厚dを得ることができる。また、同様に内表面に
平行な面状欠陥を検出できる。さらに、偏波方向と直交
する欠陥すなわち管周方向欠陥の場合、共振スペクトラ
ム強度が小さくなることから欠陥検出が可能となる。
縦波用電磁超音波トランスデューサーの原理を述べる。
図1に示すように、2個の円筒形の磁石1,2をその軸
方向に対向する磁極が異極性となるように対向させて管
軸方向の磁界成分が大となるようにして、その間に磁石
の軸方向を軸とする螺旋状空心コイル3を配置した電磁
超音波トランスデューサー4を構成する。このトランス
デューサーを図2に示すように金属管5の内部に挿入
し、管軸方向に磁界6ができ、コイル3に高周波電流を
流すと渦電流7は管周方向に流れ、肉厚方向にローレン
ツ力8が発生し、肉厚方向9に伝播する縦波超音波が発
生する。検出は、逆過程により行われ、コイル3に誘起
電圧が発生する。コイルに流す高周波電流の周波数を掃
引しつつ、この誘起電圧が最大となる周波数を検出す
る。金属管の超音波音速が既知の場合、厚み共振する共
振周波数を測定すれば、d=nv/(2f)より肉厚d
を精密に得ることができる。ここで、nは整数、vは超
音波音速、dは肉厚である。減肉していれば、共振周波
数が大きくなる。トランスデューサーがカバーする範囲
で金属管の肉厚が均一であれば1個の共振ピークのみで
あるが、減肉している部分があれば、共振ピークは複数
個現れる。また、内表面に平行な面状の欠陥があれば、
局部的な減肉と同じ効果で共振周波数が変化するため欠
陥を検出できる。2番目に、金属管中を肉厚方向に伝播
し管軸方向に偏波する横波用電磁超音波トランスデュー
サーの原理を述べる。図3に示すように、2つの円筒形
の磁石10、11をその軸方向に対向する磁極が同極性
となるように対向させて肉厚方向の磁界成分が大となる
ようにして、磁石10、11間に磁石の軸方向を軸とす
る円筒12の外表面に螺旋状にコイル13を巻き付けた
電磁超音波トランスデューサー14を構成する。このト
ランスデューサーを金属管5の内部に挿入すれば図4に
示すように肉厚方向に磁界15ができ、コイル13に高
周波電流を流すと渦電流16は管周方向に流れ、管軸方
向にローレンツ力17が発生し、肉厚方向18に伝播し
管軸方向19に偏波する横波超音波を発生・検出でき
る。縦波用電磁超音波トランスデューサー14と同様
に、肉厚dを得ることができる。また、同様に内表面に
平行な面状欠陥を検出できる。さらに、偏波方向と直交
する欠陥すなわち管周方向欠陥の場合、共振スペクトラ
ム強度が小さくなることから欠陥検出が可能となる。
【0007】3番目に、金属管中を肉厚方向に伝播し管
周方向に偏波する横波用電磁超音波トランスデューサー
の原理を述べる。図5に示すように、2つの円筒形の磁
石20、21をその軸方向に対向する磁極が同極性とな
るように対向させて肉厚方向の磁界成分が大となるよう
にして、その間に磁石の軸方向を軸とする中空状円筒2
2を配置し、この円筒の外表面と内表面間にコイル23
を巻き付けた電磁超音波トランスデューサー24を構成
する。このトランスデューサーを金属管5の内部に挿入
すれば図6に示すように肉厚方向に磁界ができ、コイル
23に高周波電流を流すと渦電流26は管軸方向に流
れ、管周方向にローレンツ力27が発生し、肉厚方向2
8に伝播し管周方向29に偏波する横波超音波を発生・
検出できる。縦波用電磁超音波トランスデューサー14
と同様に、肉厚dを得ることができる。また、同様に内
表面に平行な面状欠陥を検出できる。さらに、偏波方向
と直交する欠陥すなわち管軸方向欠陥の場合、共振スペ
クトラム強度が小さくなることから欠陥検出が可能とな
る。
周方向に偏波する横波用電磁超音波トランスデューサー
の原理を述べる。図5に示すように、2つの円筒形の磁
石20、21をその軸方向に対向する磁極が同極性とな
るように対向させて肉厚方向の磁界成分が大となるよう
にして、その間に磁石の軸方向を軸とする中空状円筒2
2を配置し、この円筒の外表面と内表面間にコイル23
を巻き付けた電磁超音波トランスデューサー24を構成
する。このトランスデューサーを金属管5の内部に挿入
すれば図6に示すように肉厚方向に磁界ができ、コイル
23に高周波電流を流すと渦電流26は管軸方向に流
れ、管周方向にローレンツ力27が発生し、肉厚方向2
8に伝播し管周方向29に偏波する横波超音波を発生・
検出できる。縦波用電磁超音波トランスデューサー14
と同様に、肉厚dを得ることができる。また、同様に内
表面に平行な面状欠陥を検出できる。さらに、偏波方向
と直交する欠陥すなわち管軸方向欠陥の場合、共振スペ
クトラム強度が小さくなることから欠陥検出が可能とな
る。
【0008】管軸方向偏波横波用電磁超音波トランスデ
ューサー14において円筒12を、また管周方向偏波横
波用電磁超音波トランスデューサー24において中空状
円筒22をフェライト製とし磁石によってつくられる磁
界強度を増大することも可能である。
ューサー14において円筒12を、また管周方向偏波横
波用電磁超音波トランスデューサー24において中空状
円筒22をフェライト製とし磁石によってつくられる磁
界強度を増大することも可能である。
【0009】これまでに説明した縦波1種、横波2種の
電磁超音波トランスデューサーを複合的に用いて、縦波
超音波1種及び横波超音波2種、合計3種の厚み共振周
波数測定により、内表面に平行な面状欠陥、管周・管軸
方向欠陥の検出ならびに、肉厚測定を総合的に行うこと
も可能となる。
電磁超音波トランスデューサーを複合的に用いて、縦波
超音波1種及び横波超音波2種、合計3種の厚み共振周
波数測定により、内表面に平行な面状欠陥、管周・管軸
方向欠陥の検出ならびに、肉厚測定を総合的に行うこと
も可能となる。
【0010】
【実施例】図1の縦波用電磁超音波トランスデューサー
4と図7の電磁超音波計測部を使って測定する実施例を
述べる。電磁超音波計測部は、高周波電流を送信するR
Fオシレーター31、RFパワーアンプ32、超音波信
号を受信するワイドバンドアンプ33、バンドパスフィ
ルタ34、A/Dコンバータ35、マイクロコンピュー
タ36、CRTデイスプレイ37等からなる。高周波電
流の周波数掃引範囲は公称肉厚と既知の金属管の超音波
音速から予め設定できる。この周波数を掃引して厚み共
振する共振周波数fを測定する。そして、d=nv/
(2f)より肉厚dを得ることができる。肉厚dは共振
周波数fに反比例する。肉厚が均一であれば、トランス
デューサーを管軸方向に走査しても共振ピークは1個
(高調波成分を除く)で共振周波数は一定となる。管軸
方向に沿って局部的な肉厚変化があれば、すなわち、減
肉していれば、トランスデューサーの管軸に沿う位置変
化に従って、共振周波数が変化する(大きくなる)から
肉厚異常を検出できる。内径が20.0mm,肉厚が
1.0mmのステンレス管サンプルの内部にこのトラン
スデューサー4を挿入し、このトランスデューサーを管
軸方向に走査しながら測定した例を図8に示す。この図
では、横軸は管軸に沿った測定位置、縦軸は共振周波数
を示す。共振周波数が大きくなっている部分が減肉部で
ある。これは肉厚の5%減肉部であった。内表面に平行
な面状欠陥の場合も同様であり、共振周波数が大きくな
る。
4と図7の電磁超音波計測部を使って測定する実施例を
述べる。電磁超音波計測部は、高周波電流を送信するR
Fオシレーター31、RFパワーアンプ32、超音波信
号を受信するワイドバンドアンプ33、バンドパスフィ
ルタ34、A/Dコンバータ35、マイクロコンピュー
タ36、CRTデイスプレイ37等からなる。高周波電
流の周波数掃引範囲は公称肉厚と既知の金属管の超音波
音速から予め設定できる。この周波数を掃引して厚み共
振する共振周波数fを測定する。そして、d=nv/
(2f)より肉厚dを得ることができる。肉厚dは共振
周波数fに反比例する。肉厚が均一であれば、トランス
デューサーを管軸方向に走査しても共振ピークは1個
(高調波成分を除く)で共振周波数は一定となる。管軸
方向に沿って局部的な肉厚変化があれば、すなわち、減
肉していれば、トランスデューサーの管軸に沿う位置変
化に従って、共振周波数が変化する(大きくなる)から
肉厚異常を検出できる。内径が20.0mm,肉厚が
1.0mmのステンレス管サンプルの内部にこのトラン
スデューサー4を挿入し、このトランスデューサーを管
軸方向に走査しながら測定した例を図8に示す。この図
では、横軸は管軸に沿った測定位置、縦軸は共振周波数
を示す。共振周波数が大きくなっている部分が減肉部で
ある。これは肉厚の5%減肉部であった。内表面に平行
な面状欠陥の場合も同様であり、共振周波数が大きくな
る。
【0011】以下に横波用電磁超音波トランスデューサ
ーを使って蒸気サンプルを測定した例を示す。本発明の
図3に示した管軸方向偏波横波用電磁超音波トランスデ
ューサー14を使用した場合を説明する。縦波用トラン
スデューサー4と同様に、図8の例のように肉厚測定及
び内表面に平行な面状欠陥検出ができる。この超音波は
管軸方向に偏波するのでこの方向と直交する管周方向欠
陥を図9の例のように測定できる。この図では、横軸は
管軸に沿った測定位置、縦軸は共振スペクトラム強度を
示す。この欠陥は外表面から肉厚の10%深さまである
管周方向クラックであった。図5に示した管周方向偏波
横波用電磁超音波トランスデューサー24を使った場合
も、肉厚測定及び内表面に平行な面状欠陥検出の例、偏
波方向と直交する管軸方向欠陥測定の例は、それぞれ図
8、図9と同様になる。
ーを使って蒸気サンプルを測定した例を示す。本発明の
図3に示した管軸方向偏波横波用電磁超音波トランスデ
ューサー14を使用した場合を説明する。縦波用トラン
スデューサー4と同様に、図8の例のように肉厚測定及
び内表面に平行な面状欠陥検出ができる。この超音波は
管軸方向に偏波するのでこの方向と直交する管周方向欠
陥を図9の例のように測定できる。この図では、横軸は
管軸に沿った測定位置、縦軸は共振スペクトラム強度を
示す。この欠陥は外表面から肉厚の10%深さまである
管周方向クラックであった。図5に示した管周方向偏波
横波用電磁超音波トランスデューサー24を使った場合
も、肉厚測定及び内表面に平行な面状欠陥検出の例、偏
波方向と直交する管軸方向欠陥測定の例は、それぞれ図
8、図9と同様になる。
【0012】なお、これまでに説明した電磁超音波トラ
ンスデューサーの磁石は磁界を発生するためのものであ
り、永久磁石あるいは電磁石どちらでも良い。
ンスデューサーの磁石は磁界を発生するためのものであ
り、永久磁石あるいは電磁石どちらでも良い。
【0013】3種の電磁超音波トランスデューサーを複
合して使用する場合、電磁超音波計測部もトランスデュ
ーサー毎に独立な3系統構成にすることにより高速・高
精度で測定できる。
合して使用する場合、電磁超音波計測部もトランスデュ
ーサー毎に独立な3系統構成にすることにより高速・高
精度で測定できる。
【0014】また、電磁超音波計測部も図7に示した通
りのものである必要はなく高周波電流発生器・高周波信
号増幅器、それらを制御するための装置から構成される
ものであればどのようなものでもよい。
りのものである必要はなく高周波電流発生器・高周波信
号増幅器、それらを制御するための装置から構成される
ものであればどのようなものでもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、縦波用電磁超音波トランスデ
ューサー1種及び横波用電磁超音波トランスデューサー
2種を組み合わせて、金属管の内面側から、肉厚測定、
内表面に平行な面状欠陥、ならびに管周方向・管軸方向
の管内表面・管外表面・管内部の欠陥検出を可能とし、
金属管の欠陥検出、減肉等の損傷を検出可能とする。
ューサー1種及び横波用電磁超音波トランスデューサー
2種を組み合わせて、金属管の内面側から、肉厚測定、
内表面に平行な面状欠陥、ならびに管周方向・管軸方向
の管内表面・管外表面・管内部の欠陥検出を可能とし、
金属管の欠陥検出、減肉等の損傷を検出可能とする。
【図1】肉厚方向に伝播する縦波用電磁超音波トランス
デューサーの斜視図である。
デューサーの斜視図である。
【図2】縦波用電磁超音波トランスデューサーによる電
磁超音波発生・検出原理図である。
磁超音波発生・検出原理図である。
【図3】肉厚方向に伝播し管軸方向に偏波する横波用電
磁超音波トランスデューサーの斜視図である。
磁超音波トランスデューサーの斜視図である。
【図4】図3の横波用電磁超音波トランスデューサーに
よる超音波発生・検出原理図である。
よる超音波発生・検出原理図である。
【図5】肉厚方向に伝播し管周方向に偏波する横波用電
磁超音波トランスデューサーの斜視図である。
磁超音波トランスデューサーの斜視図である。
【図6】図5の横波用電磁超音波トランスデューサーに
よる超音波発生・検出原理図である。
よる超音波発生・検出原理図である。
【図7】電磁超音波計測部のブロック図である。
【図8】電磁超音波トランスデューサーによる肉厚測定
例を示す図である。
例を示す図である。
【図9】図3または図5の横波用電磁超音波トランスデ
ューサーによる欠陥検出例を示す図である。
ューサーによる欠陥検出例を示す図である。
1、2 磁石 3 コイル 4 縦波電磁超音波トランスデューサー 5 金属管 6 磁界の方向 7 渦電流の方向 8 ローレンツ力 9 超音波の伝播方向 10、11 磁石 12 円筒 13 コイル 14 管軸方向偏波横波電磁超音波トランスデューサー 15 磁界の方向 16 渦電流の方向 17 ローレンツ力 18 超音波の伝播方向 19 超音波の偏波方向 20、21 磁石 22 中空状円筒 23 コイル 24 管周方向偏波横波電磁超音波トランスデューサー 25 磁界の方向 26 渦電流の方向 27 ローレンツ力 28 超音波の伝播方向 29 超音波の偏波方向 30 電磁超音波トランスデューサー 31 RFオシレーター 32 RFパワーアンプ 33 WBアンプ 34 バンドパスフィルタ 35 A/Dコンバータ 36 マイクロコンピュータ 37 CRTデイスプレイ
Claims (10)
- 【請求項1】 金属管の損傷を金属管内部から検査する
方法において、2個の円筒形の磁石をその軸方向に対向
する磁極が異極性となるように対向させその間に磁石の
軸方向を軸とする螺旋状空心コイルを配置し、電磁超音
波トランスデューサーを構成し、このトランスデューサ
ーを金属管の内部に挿入し、肉厚方向に伝播する縦波超
音波を発生・検出すること及び、厚み共振する共振周波
数を測定し、欠陥ならびに、肉厚を測定することを特徴
とする金属管の非破壊検査の方法。 - 【請求項2】 金属管の損傷を金属管内部から検査する
方法において、2個の円筒形の磁石をその軸方向に対向
する磁極が同極性となるように対向させその間に磁石の
軸方向を軸とする円筒の外表面に螺旋状にコイルを巻き
付けた空心コイルを配置し、電磁超音波トランスデュー
サーを構成し、このトランスデューサーを金属管の内部
に挿入し、肉厚方向に伝播し管軸方向に偏波する横波超
音波を発生・検出すること、及び厚み共振する共振周波
数を測定し、欠陥ならびに、肉厚を測定することを特徴
とする金属管の非破壊検査の方法。 - 【請求項3】 金属管の損傷を金属管内部から検査する
方法において、2個の円筒形の磁石をその軸方向に対向
する磁極が同極性となるように対向させその間に磁石の
軸方向を軸とする中空状円筒の外表面と内表面間にコイ
ルを巻き付けた空心コイルを配置し、電磁超音波トラン
スデューサーを構成し、このトランスデューサーを金属
管の内部に挿入し、肉厚方向に伝播し管周方向に偏波す
る横波超音波を発生・検出すること、及び厚み共振する
共振周波数を測定し、欠陥ならびに、肉厚を測定するこ
とを特徴とする金属管の非破壊検査の方法。 - 【請求項4】 請求項1、2、3記載の電磁超音波トラ
ンスデューサー3種を複合的に用いて、縦波超音波1種
及び横波超音波2種、合計3種の厚み共振周波数測定に
より、欠陥ならびに、肉厚を測定することを特徴とする
金属管の非破壊検査の方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の電磁超音波トランスデュ
ーサーを用いて厚み共振周波数を測定し、欠陥ならび
に、肉厚を測定する装置。 - 【請求項6】 請求項2記載の電磁超音波トランスデュ
ーサーを用いて厚み共振周波数を測定し、欠陥ならび
に、肉厚を測定する装置。 - 【請求項7】 請求項3記載の電磁超音波トランスデュ
ーサーを用いて厚み共振周波数を測定し、欠陥ならび
に、肉厚を測定する装置。 - 【請求項8】 請求項6におて、2個の磁石の間に円筒
形フェライトコアを配置し、このフェライトコアの外表
面にコイルを巻き付けて構成した電磁超音波トランスデ
ューサー。 - 【請求項9】 請求項7において、2個の磁石の間に中
空状の円筒形フェライトコアを配置し、このフェライト
コアの外表面と内表面間にコイルを巻き付けて構成した
電磁超音波トランスデューサー。 - 【請求項10】請求項4記載の電磁超音波トランスデュ
ーサー3種を複合して使用して3種の厚み共振周波数を
測定し、欠陥ならびに、肉厚を測定する装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3276349A JPH0587780A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 金属管の非破壊検査の方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3276349A JPH0587780A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 金属管の非破壊検査の方法と装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587780A true JPH0587780A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17568198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3276349A Withdrawn JPH0587780A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 金属管の非破壊検査の方法と装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0587780A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-09-30 JP JP3276349A patent/JPH0587780A/ja not_active Withdrawn
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