JPH0588510A - 半導電性組成物 - Google Patents
半導電性組成物Info
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- JPH0588510A JPH0588510A JP3276881A JP27688191A JPH0588510A JP H0588510 A JPH0588510 A JP H0588510A JP 3276881 A JP3276881 A JP 3276881A JP 27688191 A JP27688191 A JP 27688191A JP H0588510 A JPH0588510 A JP H0588510A
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- roll
- oxide
- conductive
- semiconductive
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 疎水性合成樹脂をマトリツクス成分として、
このマトリツクス成分中に金属複酸化物を主成分とする
導電材を分散含有させる。 【効果】 耐環境依存性および抵抗の均一性に優れ、高
速機種にも対応することのできる半導電性ロールを形成
することができる。
このマトリツクス成分中に金属複酸化物を主成分とする
導電材を分散含有させる。 【効果】 耐環境依存性および抵抗の均一性に優れ、高
速機種にも対応することのできる半導電性ロールを形成
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写方式を
使用した複写機,プリンターの帯電ロール,現像ロール
等に用いられる半導電性組成物に関するものである。
使用した複写機,プリンターの帯電ロール,現像ロール
等に用いられる半導電性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機は、感光ドラムの表面に
原稿像を静電潜像として形成し、これにトナーを付着さ
せてトナー像を形成し、このトナー像を複写紙に転写す
ることにより複写を行うものである。この場合、感光ド
ラム表面に対して静電潜像を形成させるには、予め感光
ドラム表面を帯電させ、その帯電部分に対して原稿像を
光学系を介して投射し、光の当たつた部分の帯電を消す
ことにより静電潜像をつくるということが行われてい
る。上記静電潜像の形成に先立つて感光ドラム表面を帯
電させる方式として、コロナ放電方式が一般的である。
上記コロナ放電方式は、感光ドラム表面に対してコロナ
放電器からコロナ放電を施し、帯電処理を施すものであ
る。この方式は、一般に、5〜10kVという高圧電源を
使用するため、万全な安全策をとる必要があるうえ、放
電に伴い有害なオゾンが発生するという難点がある。こ
のため、最近では、半導電性ロールを感光ドラム表面に
直接接触させて感光ドラム表面を帯電させるロール帯電
方式が注目されている。このようなロール帯電方式を応
用した電子写真複写機は、図2に示すように構成され、
つぎのようにして複写を行う。すなわち、軸1aを中心
に矢印方向に回転する感光ドラム1の外周面に導電性ロ
ールからなる帯電ロール2を上記感光ドラム1とつれ回
りさせ、部分的に弾性変形させながら摺接させる。3は
露光機構部で、ここを介して原稿光像のスリツト露光8
が感光ドラム1表面に到達し、原稿像に対応した静電潜
像が感光ドラム1表面に形成される。4は現像装置であ
り、上記静電潜像に対してトナーを付着させトナー像を
形成する。6は給紙機構ロールであり、複写紙11を感
光ドラム1表面に対して供給し、転写装置5を介してト
ナー像を複写紙11上に転写する。7はトナー像が形成
された複写紙11を通過させて定着する定着ロールであ
る。このようにして、複写体(コピー)が得られる。な
お、感光ドラム1表面はクリーナー9により転写残像や
残存トナーが除去される。12は上記帯電ロール2に対
して1〜3kV程度の電圧を印加する電源である。
原稿像を静電潜像として形成し、これにトナーを付着さ
せてトナー像を形成し、このトナー像を複写紙に転写す
ることにより複写を行うものである。この場合、感光ド
ラム表面に対して静電潜像を形成させるには、予め感光
ドラム表面を帯電させ、その帯電部分に対して原稿像を
光学系を介して投射し、光の当たつた部分の帯電を消す
ことにより静電潜像をつくるということが行われてい
る。上記静電潜像の形成に先立つて感光ドラム表面を帯
電させる方式として、コロナ放電方式が一般的である。
上記コロナ放電方式は、感光ドラム表面に対してコロナ
放電器からコロナ放電を施し、帯電処理を施すものであ
る。この方式は、一般に、5〜10kVという高圧電源を
使用するため、万全な安全策をとる必要があるうえ、放
電に伴い有害なオゾンが発生するという難点がある。こ
のため、最近では、半導電性ロールを感光ドラム表面に
直接接触させて感光ドラム表面を帯電させるロール帯電
方式が注目されている。このようなロール帯電方式を応
用した電子写真複写機は、図2に示すように構成され、
つぎのようにして複写を行う。すなわち、軸1aを中心
に矢印方向に回転する感光ドラム1の外周面に導電性ロ
ールからなる帯電ロール2を上記感光ドラム1とつれ回
りさせ、部分的に弾性変形させながら摺接させる。3は
露光機構部で、ここを介して原稿光像のスリツト露光8
が感光ドラム1表面に到達し、原稿像に対応した静電潜
像が感光ドラム1表面に形成される。4は現像装置であ
り、上記静電潜像に対してトナーを付着させトナー像を
形成する。6は給紙機構ロールであり、複写紙11を感
光ドラム1表面に対して供給し、転写装置5を介してト
ナー像を複写紙11上に転写する。7はトナー像が形成
された複写紙11を通過させて定着する定着ロールであ
る。このようにして、複写体(コピー)が得られる。な
お、感光ドラム1表面はクリーナー9により転写残像や
残存トナーが除去される。12は上記帯電ロール2に対
して1〜3kV程度の電圧を印加する電源である。
【0003】上記ロール帯電方式に使用される帯電ロー
ルには、ロールが直接感光ドラムに接触しているため、
導電性ロールを使用すると感光層にピンホール等の欠陥
が生じた場合、ピンホール部に過大な電流が流れ込み、
帯電に必要な電圧を維持できず、ピンホール部軸方向全
長が帯電不良となる、また感材に流れる電流値が大きく
感光ドラムの寿命が短くなるという問題が生じる。この
ような問題を解決するために、帯電ロールの抵抗値を半
導電領域にすることが検討され、例えば本発明者らは、
半導電領域の帯電ロールである半導電性ロールを提案し
た(特願昭62−301107号,特願平1−1344
30号)。上記半導電性ロールは、図3に示すように、
軸体15の外周に導電性弾性体層16が形成され、上記
導電性弾性体層16の外周に半導電領域の抵抗調整層1
7が形成され、さらにこの抵抗調整層17の外周に保護
層18が形成されている。なお、上記導電性弾性体層1
6と抵抗調整層17の間に感材による移行防止層が形成
されている場合もある。
ルには、ロールが直接感光ドラムに接触しているため、
導電性ロールを使用すると感光層にピンホール等の欠陥
が生じた場合、ピンホール部に過大な電流が流れ込み、
帯電に必要な電圧を維持できず、ピンホール部軸方向全
長が帯電不良となる、また感材に流れる電流値が大きく
感光ドラムの寿命が短くなるという問題が生じる。この
ような問題を解決するために、帯電ロールの抵抗値を半
導電領域にすることが検討され、例えば本発明者らは、
半導電領域の帯電ロールである半導電性ロールを提案し
た(特願昭62−301107号,特願平1−1344
30号)。上記半導電性ロールは、図3に示すように、
軸体15の外周に導電性弾性体層16が形成され、上記
導電性弾性体層16の外周に半導電領域の抵抗調整層1
7が形成され、さらにこの抵抗調整層17の外周に保護
層18が形成されている。なお、上記導電性弾性体層1
6と抵抗調整層17の間に感材による移行防止層が形成
されている場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような半
導電性ロールは、上記抵抗調整層17に高誘電性弾性体
を使用しているため、電気抵抗の環境依存性が大きく、
電源の制約条件が厳しくなるという問題を有している。
すなわち、このロールでは、半導電性で、かつ高い絶縁
破壊電圧が要求され、さらに電気抵抗の均一性をも要求
されるため、弾性体中に導電性粒子を分散させた系(電
子導電系)では上記要求を満足させることができず、抵
抗調整層17には高誘電性弾性体自身の抵抗値を、要求
されるレベルに見合うよう設定した系(高誘電性弾性
体)が使用されている(イオン導電系)。そして、上記
半導電性ロールには、感光体と帯電部材との相互作用防
止のため保護層が設けられているが、上記抵抗調整層1
7がイオン導電系を利用しているため、環境変動(特に
湿度)による抵抗値の変化を抑えるには限界があり、実
際には抵抗値は2.0桁を超えて変化する。また、上記
半導電性ロールは、高速の機種には対応することができ
ないという問題を有している。すなわち、低温低湿下に
おいて複写速度を上げるのに必要な電流値を流す抵抗値
を調整すると、高温高湿下では抵抗値が低くなり過ぎて
しまい、電源の容量が不足し帯電不良が生じる。
導電性ロールは、上記抵抗調整層17に高誘電性弾性体
を使用しているため、電気抵抗の環境依存性が大きく、
電源の制約条件が厳しくなるという問題を有している。
すなわち、このロールでは、半導電性で、かつ高い絶縁
破壊電圧が要求され、さらに電気抵抗の均一性をも要求
されるため、弾性体中に導電性粒子を分散させた系(電
子導電系)では上記要求を満足させることができず、抵
抗調整層17には高誘電性弾性体自身の抵抗値を、要求
されるレベルに見合うよう設定した系(高誘電性弾性
体)が使用されている(イオン導電系)。そして、上記
半導電性ロールには、感光体と帯電部材との相互作用防
止のため保護層が設けられているが、上記抵抗調整層1
7がイオン導電系を利用しているため、環境変動(特に
湿度)による抵抗値の変化を抑えるには限界があり、実
際には抵抗値は2.0桁を超えて変化する。また、上記
半導電性ロールは、高速の機種には対応することができ
ないという問題を有している。すなわち、低温低湿下に
おいて複写速度を上げるのに必要な電流値を流す抵抗値
を調整すると、高温高湿下では抵抗値が低くなり過ぎて
しまい、電源の容量が不足し帯電不良が生じる。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、耐環境依存性および抵抗の均一性に優れ、高
速の機種にも対応することのできる半導電性ロールを形
成する半導電性組成物の提供をその目的とする。
たもので、耐環境依存性および抵抗の均一性に優れ、高
速の機種にも対応することのできる半導電性ロールを形
成する半導電性組成物の提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の半導電性組成物は、疎水性合成樹脂をマ
トリツクス成分とし、このマトリツクス成分中に金属複
酸化物を主成分とする導電材を分散含有させているとい
う構成をとる。
め、この発明の半導電性組成物は、疎水性合成樹脂をマ
トリツクス成分とし、このマトリツクス成分中に金属複
酸化物を主成分とする導電材を分散含有させているとい
う構成をとる。
【0007】
【作用】すなわち、本発明者は、耐環境依存性を備え、
抵抗の均一性に優れたロールを形成することのできる半
導電性組成物を得ることを目的に研究を重ねた。その結
果、疎水性合成樹脂を用い、これをマトリツクス成分と
してこのマトリツクス成分中に導電材として金属複酸化
物を分散含有させると、環境条件の変動による電気抵抗
の変化を抑制することができることを見出しこの発明に
到達した。
抵抗の均一性に優れたロールを形成することのできる半
導電性組成物を得ることを目的に研究を重ねた。その結
果、疎水性合成樹脂を用い、これをマトリツクス成分と
してこのマトリツクス成分中に導電材として金属複酸化
物を分散含有させると、環境条件の変動による電気抵抗
の変化を抑制することができることを見出しこの発明に
到達した。
【0008】なお、上記主成分とするとは、主成分のみ
からなる場合も含める趣旨である。
からなる場合も含める趣旨である。
【0009】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0010】この発明の半導電性組成物は、疎水性合成
樹脂と、導電材を用いて得られる。
樹脂と、導電材を用いて得られる。
【0011】上記疎水性合成樹脂としては、熱可塑性ウ
レタン樹脂,オレフイン系熱可塑性樹脂等があげられ
る。
レタン樹脂,オレフイン系熱可塑性樹脂等があげられ
る。
【0012】上記導電材としては、金属複酸化物を主成
分とする導電性粉末があげられる。上記金属複酸化物と
しては、特に酸化亜鉛と酸化アルミニウムの固溶体,酸
化スズと酸化アンチモンの固溶体,酸化インジウムと酸
化スズの固溶体等が好適に用いられ、単独でもしくは併
せて用いられる。また、上記金属複酸化物とともにカー
ボンブラツク等の従来から用いられる導電性粉末を併用
してもよい。
分とする導電性粉末があげられる。上記金属複酸化物と
しては、特に酸化亜鉛と酸化アルミニウムの固溶体,酸
化スズと酸化アンチモンの固溶体,酸化インジウムと酸
化スズの固溶体等が好適に用いられ、単独でもしくは併
せて用いられる。また、上記金属複酸化物とともにカー
ボンブラツク等の従来から用いられる導電性粉末を併用
してもよい。
【0013】上記導電材の添加量は、用いる疎水性合成
樹脂の熱膨張,吸湿膨張の性質を利用して、低温低湿下
では熱収縮により分散した導電材間の距離が短くなつて
抵抗改善効果がみられるよう、また高温高湿下では熱膨
張により導電材間の距離が長くなり導電材自身による抵
抗値の改善ではなく、実質的に合成樹脂自身の抵抗値を
示すように適宜調整される。そして、上記環境依存性に
よる現象にもとづき合成樹脂と導電材の組み合わせによ
つて適宜設定される。例えば、合成樹脂として熱可塑性
ウレタン樹脂を用い、導電材として酸化チタン粒子表面
に酸化スズと酸化アンチモンの固溶体を被覆した金属複
酸化物を用いる場合、導電材の含有量は、合成樹脂中2
1〜25容積%の範囲に設定するのが好ましく、特に好
ましくは22〜24容積%である。上記含有量に設定す
ることにより、得られる半導電性組成物品に106 〜1
09 Ω・cmの範囲の半導電性が付与されるようになる。
樹脂の熱膨張,吸湿膨張の性質を利用して、低温低湿下
では熱収縮により分散した導電材間の距離が短くなつて
抵抗改善効果がみられるよう、また高温高湿下では熱膨
張により導電材間の距離が長くなり導電材自身による抵
抗値の改善ではなく、実質的に合成樹脂自身の抵抗値を
示すように適宜調整される。そして、上記環境依存性に
よる現象にもとづき合成樹脂と導電材の組み合わせによ
つて適宜設定される。例えば、合成樹脂として熱可塑性
ウレタン樹脂を用い、導電材として酸化チタン粒子表面
に酸化スズと酸化アンチモンの固溶体を被覆した金属複
酸化物を用いる場合、導電材の含有量は、合成樹脂中2
1〜25容積%の範囲に設定するのが好ましく、特に好
ましくは22〜24容積%である。上記含有量に設定す
ることにより、得られる半導電性組成物品に106 〜1
09 Ω・cmの範囲の半導電性が付与されるようになる。
【0014】なお、この発明の半導電性組成物には、上
記疎水性合成樹脂および導電材以外に必要に応じて架橋
剤,分散剤等の他の添加剤が適宜配合される。
記疎水性合成樹脂および導電材以外に必要に応じて架橋
剤,分散剤等の他の添加剤が適宜配合される。
【0015】この発明の半導電性組成物は、例えばつぎ
のようにして得られる。すなわち、疎水性合成樹脂と導
電材および他の添加剤を配合し、分散機等により凝集塊
の生じないよう充分に分散させる。
のようにして得られる。すなわち、疎水性合成樹脂と導
電材および他の添加剤を配合し、分散機等により凝集塊
の生じないよう充分に分散させる。
【0016】そして、この発明の半導電性組成物を用い
て複数層の半導電性ロールを作製することができる。上
記半導電性ロールは、例えばつぎのようにして作製する
ことができる。すなわち、まず導電性弾性体層形成材料
を作製し、これを軸体(芯金)が配設された成形金型内
に充填し加硫することにより導電性弾性体層を形成す
る。ついで、第1抵抗調整層形成材料を作製し、上記導
電性弾性体層の外周面にデイツピング等によりコーテイ
ングし加熱加硫する。つぎに、この発明の半導電性組成
物に溶媒を加えて所定の粘度に調整して第2抵抗調整層
形成材料を作製する。そして、上記第1抵抗調整層の外
周面にデイツピング等によりこの第2抵抗調整層をコー
テイングし加熱乾燥する。さらに、保護層形成材料し
て、N−メトキシメチル化ナイロンのメタノール溶液に
導電材を添加し、分散機により充分分散させて粘度を調
整した後デイツピング等によつて上記第2抵抗調整層表
面にこの保護層形成材料をコーテイングし加熱架橋を行
い保護層化させる。このようにして、図1に示すような
4層構造の半導電性ロールが得られる。図において、2
0は芯金、21は導電性弾性体層、22は第1抵抗調整
層、23は第2抵抗調整層、24は保護層である。この
ようにして得られる半導電性ロールのうち、上記第2抵
抗調整層23は106 〜109 Ω・cmの半導電領域とな
る。
て複数層の半導電性ロールを作製することができる。上
記半導電性ロールは、例えばつぎのようにして作製する
ことができる。すなわち、まず導電性弾性体層形成材料
を作製し、これを軸体(芯金)が配設された成形金型内
に充填し加硫することにより導電性弾性体層を形成す
る。ついで、第1抵抗調整層形成材料を作製し、上記導
電性弾性体層の外周面にデイツピング等によりコーテイ
ングし加熱加硫する。つぎに、この発明の半導電性組成
物に溶媒を加えて所定の粘度に調整して第2抵抗調整層
形成材料を作製する。そして、上記第1抵抗調整層の外
周面にデイツピング等によりこの第2抵抗調整層をコー
テイングし加熱乾燥する。さらに、保護層形成材料し
て、N−メトキシメチル化ナイロンのメタノール溶液に
導電材を添加し、分散機により充分分散させて粘度を調
整した後デイツピング等によつて上記第2抵抗調整層表
面にこの保護層形成材料をコーテイングし加熱架橋を行
い保護層化させる。このようにして、図1に示すような
4層構造の半導電性ロールが得られる。図において、2
0は芯金、21は導電性弾性体層、22は第1抵抗調整
層、23は第2抵抗調整層、24は保護層である。この
ようにして得られる半導電性ロールのうち、上記第2抵
抗調整層23は106 〜109 Ω・cmの半導電領域とな
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明の半導電性組成
物は、疎水性合成樹脂をマトリツクス成分とし、これに
金属複酸化物を主成分とする導電材が分散含有されてい
る。このため、これを用いて例えば半導電性ロールを作
製すると、電気抵抗に対する耐環境依存性が向上し、例
えば低温低湿下でも低電圧で帯電に必要な電流を流すこ
とができる。また、ドラムに欠陥部があつても帯電不良
が生じず、高速の機種にも適用可能である。
物は、疎水性合成樹脂をマトリツクス成分とし、これに
金属複酸化物を主成分とする導電材が分散含有されてい
る。このため、これを用いて例えば半導電性ロールを作
製すると、電気抵抗に対する耐環境依存性が向上し、例
えば低温低湿下でも低電圧で帯電に必要な電流を流すこ
とができる。また、ドラムに欠陥部があつても帯電不良
が生じず、高速の機種にも適用可能である。
【0018】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
明する。
【0019】
【実施例1〜7】下記に示す各成分を配合することによ
り導電性弾性体層形成材料を作製した。 イソプレンゴム(クラレ社製、クラレIR−10) 40 重量部 液状イソプレンゴム(クラレ社製、CIR−290) 60 重量部 ケツチエンブラツクEC 13 重量部 酸化亜鉛 5 重量部 ステアリン酸 1 重量部 加硫促進剤〔ジベンゾチアゾールジスルフイド(DM)、ソクシノールDM(住 友化学社製)〕 2 重量部 加硫促進剤〔ジンクジメチルジチオカーバメート(PZ)、ソクシノールPZ( 住友化学社製)〕 0.6重量部 イオウ 0.5重量部 ついで、芯金を配設した成形金型内に上記導電性弾性体
層形成材料を充填し加熱加硫することにより約3mmの導
電性弾性体層(アスカーC硬度58°)を形成した。こ
の導電性弾性体層の外周に、エピクロルヒドリン−エチ
レンオキサイドゴムを主成分とし、これにトリオクチル
プロピルアンモニウムパークロレート(イオン性導電率
制御剤)を添加した第1抵抗調整層形成材料をデイツピ
ングにより厚み120μmでコーテイングしオーブンに
よつて加熱架橋した。つぎに、熱可塑性ウレタン樹脂
(大日本インキ社製、パンデツクスT6990)溶液
に、酸化チタン表面に酸化スズ−酸化アンチモン固溶体
を被覆した導電性粉末(石原産業社製、ET−500
W)の配合量を下記の表1に示す割合で添加し、分散機
にて凝集塊が形成されないように充分に分散した後、所
定の粘度に調整して厚み20μmの第2抵抗調整層形成
材料を作製した。この第2抵抗調整層形成材料をデイツ
ピングにて上記第1抵抗調整層外周面にコーテイングし
加熱乾燥することにより第2抵抗調整層を形成した。さ
らに、N−メトキシメチル化ナイロン(帝国化学社製、
トレジンEF30T)のメタノール溶液に、固形分換算
で14容積%になるように酸化スズ−酸化アンチモン固
溶体(三菱マテリアル社製、T−1)を添加し分散機に
掛けた後、所定量の架橋剤(クエン酸)を加えて粘度を
調整することにより膜厚5〜30μmの保護層形成材料
を作製した。この保護層形成材料をデイツピングにて上
記第2抵抗調整層の外周面にコーテイングし加熱乾燥す
ることにより保護層を形成した。このようにして図1に
示すような半導電性ロールを製造した。
り導電性弾性体層形成材料を作製した。 イソプレンゴム(クラレ社製、クラレIR−10) 40 重量部 液状イソプレンゴム(クラレ社製、CIR−290) 60 重量部 ケツチエンブラツクEC 13 重量部 酸化亜鉛 5 重量部 ステアリン酸 1 重量部 加硫促進剤〔ジベンゾチアゾールジスルフイド(DM)、ソクシノールDM(住 友化学社製)〕 2 重量部 加硫促進剤〔ジンクジメチルジチオカーバメート(PZ)、ソクシノールPZ( 住友化学社製)〕 0.6重量部 イオウ 0.5重量部 ついで、芯金を配設した成形金型内に上記導電性弾性体
層形成材料を充填し加熱加硫することにより約3mmの導
電性弾性体層(アスカーC硬度58°)を形成した。こ
の導電性弾性体層の外周に、エピクロルヒドリン−エチ
レンオキサイドゴムを主成分とし、これにトリオクチル
プロピルアンモニウムパークロレート(イオン性導電率
制御剤)を添加した第1抵抗調整層形成材料をデイツピ
ングにより厚み120μmでコーテイングしオーブンに
よつて加熱架橋した。つぎに、熱可塑性ウレタン樹脂
(大日本インキ社製、パンデツクスT6990)溶液
に、酸化チタン表面に酸化スズ−酸化アンチモン固溶体
を被覆した導電性粉末(石原産業社製、ET−500
W)の配合量を下記の表1に示す割合で添加し、分散機
にて凝集塊が形成されないように充分に分散した後、所
定の粘度に調整して厚み20μmの第2抵抗調整層形成
材料を作製した。この第2抵抗調整層形成材料をデイツ
ピングにて上記第1抵抗調整層外周面にコーテイングし
加熱乾燥することにより第2抵抗調整層を形成した。さ
らに、N−メトキシメチル化ナイロン(帝国化学社製、
トレジンEF30T)のメタノール溶液に、固形分換算
で14容積%になるように酸化スズ−酸化アンチモン固
溶体(三菱マテリアル社製、T−1)を添加し分散機に
掛けた後、所定量の架橋剤(クエン酸)を加えて粘度を
調整することにより膜厚5〜30μmの保護層形成材料
を作製した。この保護層形成材料をデイツピングにて上
記第2抵抗調整層の外周面にコーテイングし加熱乾燥す
ることにより保護層を形成した。このようにして図1に
示すような半導電性ロールを製造した。
【0020】
【表1】
【0021】
【比較例1〜3】下記の表2に示す各成分を同表に示す
割合で配合し、各層の形成材料を作製した。これら形成
材料を用い実施例1と同様にして半導電性ロールを製造
した。
割合で配合し、各層の形成材料を作製した。これら形成
材料を用い実施例1と同様にして半導電性ロールを製造
した。
【0022】
【表2】
【0023】このようにして得られた実施例品および比
較例品の半導電性ロールを用いて、低温低湿下から高温
高湿下までの電気抵抗値の変化、画像出しテストおよび
感光ドラム表面の汚染の度合いを測定し評価した。その
結果を下記の表3および表4に示す。
較例品の半導電性ロールを用いて、低温低湿下から高温
高湿下までの電気抵抗値の変化、画像出しテストおよび
感光ドラム表面の汚染の度合いを測定し評価した。その
結果を下記の表3および表4に示す。
【0024】〔電気抵抗値の測定法〕図4に示すよう
に、半導電性ロール30の所定部分(斜線部分)Aにロ
ール表面に接触するよう幅10mmのアルミブロツク(図
示せず)を配設し、抵抗値を測定した。
に、半導電性ロール30の所定部分(斜線部分)Aにロ
ール表面に接触するよう幅10mmのアルミブロツク(図
示せず)を配設し、抵抗値を測定した。
【0025】〔画像出しテスト〕レーザーシヨツトA4
04(キヤノン製)中の感光ドラムに、予め直径1.0
mmの欠陥部分を作製し、半導電性ロールを組み込んだ。
そして、温度および湿度を変えて実際に画像出しを行
い、それを評価した。画像不良の大きさが欠陥部分の大
きさと同じものを○、欠陥部分の大きさの1.2倍以上
のものを×、欠陥部分の大きさの1〜1.2倍のものを
△とした。
04(キヤノン製)中の感光ドラムに、予め直径1.0
mmの欠陥部分を作製し、半導電性ロールを組み込んだ。
そして、温度および湿度を変えて実際に画像出しを行
い、それを評価した。画像不良の大きさが欠陥部分の大
きさと同じものを○、欠陥部分の大きさの1.2倍以上
のものを×、欠陥部分の大きさの1〜1.2倍のものを
△とした。
【0026】〔感光ドラム表面の汚染〕画像出しを行
い、感光ドラム表面を目視し汚染されたものを×、汚染
されなかつたものを○とした。
い、感光ドラム表面を目視し汚染されたものを×、汚染
されなかつたものを○とした。
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】表3,表4および表5の結果から、比較例
1品は感光ドラム表面に汚染が発生し、比較例2品は電
気抵抗値が環境条件(温度および湿度)により大きく変
動した。また、比較例3品は高温高湿下で電気抵抗値が
下がりすぎ画像不良が発生した。これに対して、実施例
品は全て環境条件が変化しても電気抵抗値は大きく変動
せず、画像出しテストでも良好な結果が得られ、感光ド
ラム表面の汚染も生じなかつた。
1品は感光ドラム表面に汚染が発生し、比較例2品は電
気抵抗値が環境条件(温度および湿度)により大きく変
動した。また、比較例3品は高温高湿下で電気抵抗値が
下がりすぎ画像不良が発生した。これに対して、実施例
品は全て環境条件が変化しても電気抵抗値は大きく変動
せず、画像出しテストでも良好な結果が得られ、感光ド
ラム表面の汚染も生じなかつた。
【図1】この発明の半導電性組成物を用いて得られる半
導電性ロールの横断面図である。
導電性ロールの横断面図である。
【図2】半導電性ロールを組み込んだ電子写真複写機の
構成図である。
構成図である。
【図3】従来の半導電性ロールを示す横断面図である。
【図4】電気抵抗値を測定する方法を示す説明図であ
る。
る。
20 芯金 21 導電性弾性体層 22 第1抵抗調整層 23 第2抵抗調整層 24 保護層
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】上記ロール帯電方式に使用される帯電ロー
ルには、ロールが直接感光ドラムに接触しているため、
導電性ロールを使用すると感光層にピンホール等の欠陥
が生じた場合、ピンホール部に過大な電流が流れ込み、
帯電に必要な電圧を維持できず、ピンホール部軸方向全
長が帯電不良となる、また感材に流れる電流量が大きく
感光ドラムの寿命が短くなるという問題が生じる。この
ような問題を解決するために、帯電ロールの抵抗値を半
導電領域にすることが検討され、例えば本発明者らは、
半導電領域の帯電ロールである半導電性ロールを提案し
た(特願昭62−301107号,特願平1−1344
30号)。上記半導電性ロールは、図3に示すように、
軸体15の外周に導電性弾性体層16が形成され、上記
導電性弾性体層16の外周に半導電領域の抵抗調整層1
7が形成され、さらにこの抵抗調整層17の外周に保護
層18が形成されている。なお、上記導電性弾性体層1
6と抵抗調整層17の間に感材による移行防止層が形成
されている場合もある。
ルには、ロールが直接感光ドラムに接触しているため、
導電性ロールを使用すると感光層にピンホール等の欠陥
が生じた場合、ピンホール部に過大な電流が流れ込み、
帯電に必要な電圧を維持できず、ピンホール部軸方向全
長が帯電不良となる、また感材に流れる電流量が大きく
感光ドラムの寿命が短くなるという問題が生じる。この
ような問題を解決するために、帯電ロールの抵抗値を半
導電領域にすることが検討され、例えば本発明者らは、
半導電領域の帯電ロールである半導電性ロールを提案し
た(特願昭62−301107号,特願平1−1344
30号)。上記半導電性ロールは、図3に示すように、
軸体15の外周に導電性弾性体層16が形成され、上記
導電性弾性体層16の外周に半導電領域の抵抗調整層1
7が形成され、さらにこの抵抗調整層17の外周に保護
層18が形成されている。なお、上記導電性弾性体層1
6と抵抗調整層17の間に感材による移行防止層が形成
されている場合もある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 和信 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600 東海 ゴム工業株式会社内 (72)発明者 加藤 宏泰 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600 東海 ゴム工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 疎水性合成樹脂をマトリツクス成分と
し、このマトリツクス成分中に金属複酸化物を主成分と
する導電材を分散含有させていることを特徴とする半導
電性組成物。 - 【請求項2】 金属複酸化物が、酸化亜鉛と酸化アルミ
ニウムとの固溶体,酸化スズと酸化アンチモンとの固溶
体および酸化インジウムと酸化スズとの固溶体の少なく
とも一つである請求項1記載の半導電性組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3276881A JPH0588510A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 半導電性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3276881A JPH0588510A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 半導電性組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0588510A true JPH0588510A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17575704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3276881A Pending JPH0588510A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 半導電性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0588510A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08160738A (ja) * | 1994-12-07 | 1996-06-21 | Canon Inc | 現像スリーブ及び現像装置 |
| JPH08160737A (ja) * | 1994-12-07 | 1996-06-21 | Canon Inc | 現像スリーブ及び現像装置 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP3276881A patent/JPH0588510A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08160738A (ja) * | 1994-12-07 | 1996-06-21 | Canon Inc | 現像スリーブ及び現像装置 |
| JPH08160737A (ja) * | 1994-12-07 | 1996-06-21 | Canon Inc | 現像スリーブ及び現像装置 |
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