JPH0588648A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH0588648A
JPH0588648A JP27659891A JP27659891A JPH0588648A JP H0588648 A JPH0588648 A JP H0588648A JP 27659891 A JP27659891 A JP 27659891A JP 27659891 A JP27659891 A JP 27659891A JP H0588648 A JPH0588648 A JP H0588648A
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JP
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liquid crystal
signal
ram
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JP27659891A
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Tomohiro Mogi
智宏 茂木
Satoshi Watanabe
諭 渡辺
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレーム周波数を上げた液晶駆動において表
示状態の良い画像を表示する。 【構成】 画像表示装置2は、各フィールド期間中にア
クティブ状態となる非表示データ・コントロール信号E
Cを作成する制御回路69と、非表示データ・コントロ
ール信号ECが入力されると信号側駆動回路23,24
にデータ“0”を供給する非表示データ供給回路91,
92を設け、各フレーム期間中に夫々非表示データ供給
期間を分散して供給するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶プロジェクタ、液
晶テレビ等に用いられる比較的大画面の画像表示装置に
関し、特に、STNなどの単純マトリクス液晶を用いた
画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶テレビ画面の表示では、高解像度、
高階調性、高速応答、高コントラストなどの高性能で高
品質の表示機能が要求される。表示方式としてはTN
(Twisted Nematic)形、STN(Supertwisted Nemati
c)形などが用いられ、駆動方式にはTFT(Thin Film
Transistor)を用いたアクティブマトリクス駆動と単
純マトリクス駆動が採用されている。液晶表示装置には
上記単純マトリクス方式とTFT方式があり、画質も応
答速度もTFTの方が優れているといわれている。すな
わち、単純マトリクスは、 i)累積応答性の影響で応答時間が遅い、 ii)高デューティのためマージンが小さくなりコントラ
ストが低い、 という欠点がある。特に、液晶の応答性は遅く、STN
を採用するとコントラストは向上するものの更に応答性
が悪くなる。ところで、液晶テレビのテレビジョン信号
には垂直帰線期間があり、その間は表示データがない。
そのため、従来はその期間中は非表示データ、例えばデ
ータ“0”を信号電極に供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よって明らかとされた。すなわち、液晶パネルを1回走
査した後の垂直線帰線期間分を非表示データを供給する
期間としているため、表示に悪影響を与えることが確か
められた。特に、本実施例において詳述するようにコン
トラストを向上させるためにフレーム周波数を高くして
液晶を駆動した場合には1回の走査時間が短いのでそれ
に対して非表示データを供給する期間がかなり長くな
り、かつその非表示データ供給期間が1ヶ所にまとまっ
ているため表示にかなりの悪影響を及ぼすことが確認さ
れた。そこで本発明は、フレーム周波数を上げた液晶駆
動において表示状態の良い画像を表示可能な画像表示装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的達成のため、走査電極と信号電極がマトリクス
状に配置され、同一画面について所定期間内に複数回表
示する画像表示装置において、前記複数回の表示期間中
に夫々非表示データを前記信号電極に供給する期間を設
けている。前記非表示データは、例えば請求項2に記載
されているように、所定の値をもつデータであってもよ
く、さらに、前記所定の値をもつデータは、例えば請求
項3に記載されているように、“0”データであっても
よい。請求項4記載の発明は、走査電極と信号電極がマ
トリクス状に配置され、同一画面について所定期間内に
複数回表示する画像表示装置において、前記複数回の表
示期間中に夫々非表示期間を設け、この非表示期間中に
前記信号電極に所定のバイアスをかける手段を備えてい
る。
【0005】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。請求項
1、請求項2、及び請求項3の本発明では、同一画面を
所定期間内に複数回表示する際に、複数回の表示期間中
にいずれも非表示データが信号電極に供給される期間が
設けられる。従って、垂直帰線期間を複数回の表示デー
タ供給期間に分散することによって非表示データの1ヶ
所の集中を回避して表示の悪影響を防止することができ
る。請求項4記載の発明では、複数回の表示期間中に夫
々非表示期間が設けられ、この非表示期間中に、信号電
極に所定のバイアスをかける手段が設けられる。従っ
て、非表示期間の1ヶ所の集中を回避して表示の悪影響
を防止することができる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図17を参照して実施例を説明
する。図1〜図17は画像表示装置の一実施例を示す図
であり、本実施例は画像表示装置を1つの光源からの光
をR(赤)成分、G(緑)成分、B(青)成分の3つの
光に分解して、それぞれ対応する3つの液晶表示モジュ
ールに照射させ、各液晶表示モジュールにR,G,Bの
3色に分解されて表示された画像を反射および透過によ
り合成して1つの投影レンズでスクリーンに拡大投影す
る液晶プロジェクタに適用した例である。
【0007】図1は液晶プロジェクタ1の全体構成図で
ある。図1において、液晶プロジェクタ1は、R,G,
Bの3色に分解されて入力された映像信号をR,G,B
用3枚の液晶パネルに表示させる画像表示装置2と、
R,G,B用液晶パネルに表示された画像を光源からの
光を基に反射及び透過により合成して1つ投影レンズで
スクリーン3に拡大投影する光学系4を備えている。
【0008】上記画像表示装置2は、各種タイミング信
号を発生しこれらタイミング信号を各回路に供給するタ
イミング制御回路11と、映像信号源からの映像信号を
サンプリングクロックΦsを基に所定ビット(例えば、
5ビット)のディジタル信号に変換するA/D変換器1
2と、タイミング制御回路11からのコントロール信号
によりR,G,B表示信号毎に表示制御を行うR表示制
御部13、G表示制御部14、B表示制御部15と、R
表示制御部13、G表示制御部14、B表示制御部15
の出力によりR,G,Bの液晶パネルを駆動するR液晶
表示装置16、G液晶表示装置17、B液晶表示装置1
8を備えている。上記画像表示装置2についての詳細な
説明は図9で後述する。
【0009】図2はA/D変換器12のブロック構成図
である。この図において、符号101は基準電圧発生回
路であり、基準電圧発生回路101は電源電圧RLL,
RHHを値の等しい31個の抵抗r1により分圧して3
0種の基準電圧を得ている。基準電圧発生回路101か
ら出力される基準電圧はコンパレータB1〜B15の基
準電圧端子R1L〜R15L,R1H〜R15Hに夫々
供給されるとともに、各コンパレータB1〜B15に
は、サンプリングクロックΦs、フィールド毎に基準電
圧を切換える切換信号Φp(図17)、及び抵抗r1
より分圧された所定の電圧差を持つ第1及び第2の基準
電圧が供給される。また、上記コンパレータB1〜B1
5のデータ入力端子I1〜I15には、前段の映像増幅
回路(不図示)から送られてくる映像信号が入力され
る。
【0010】上記コンパレータB1〜B15は、映像信
号を切換信号Φpによりフィールド毎に上記第1あるい
は第2の基準電圧を交互に選択し、映像信号を上記選択
基準電圧を比較してサンプリングクロックΦsのタイミ
ングでデジタル信号に変換し、次段のエンコーダ102
に出力する。エンコーダ102は、コンパレータB1〜
B15の出力X1〜X15をエンコードして5bitの画
像データD1〜D5として表示制御部13,14,15
に出力する。
【0011】このようにコンパレータB1〜B15にお
いては、図17のΦpに示すようにフィールド毎に比較
基準電圧が切換られ、入力される映像信号が同じレベル
であっても場合により異なるデータに変換される。そし
て、上記コンパレータB1〜B15から出力されるデー
タがエンコーダ102によりエンコードされ、5bitの
データD1〜D5が作成されて表示制御部13,14,
15に送られる。すなわち、このデータD1〜D5は、
同じ映像信号が与えられた場合でも例えば奇数フィール
ドと偶数フィールドで異なった値となり、5bitで得ら
れる階調数より多い階調数で液晶表示パネルを表示駆動
可能にすることができる。
【0012】図3は液晶表示部16,17,18のブロ
ック構成図であり、R,G,Bの3系統同一回路で構成
されるため、R液晶表示部16を代表して示す。図3に
示すように、R液晶表示部16は、上下分割された液晶
パネル20、上側の液晶パネル20Aを駆動する走査側
駆動回路21、下側の液晶パネル20Bを駆動する走査
側駆動回路22、R表示制御部13の出力により階調表
示駆動する信号側駆動回路23,24を備えている。
【0013】R液晶表示部16は、上限走査側駆動回路
21,22から液晶パネル20の上下走査線電極に走査
信号を印加し、信号側駆動回路23,24から液晶パネ
ル20の信号線電極に映像信号を印加して、両信号線電
極の交差する液晶画素の駆動を制御している。R表示制
御部13から出力された階調信号データが1Hの間液晶
に供給されるが、まず信号側駆動回路23,24によっ
てパルス幅(PWM)に変換される。16種類のパルス
幅をもった信号のいずれか1つずつが、信号駆動回路2
3,24内で作成され、これによって選択されている走
査線電極中の各画素の濃淡を決定する。以上の動作は、
走査線電極の選択が切り替えられるたびに繰り返され
る。
【0014】以下、本実施例の説明をするにあたり、説
明の便宜上、先ず技術的特徴点を簡単に述べる。 フレーム周波数を速くする。画像表示装置では1画面
全部を走査する期間を1フレームといい、映像信号の1
フィールドで1画面を表示するからそのサイクル(フレ
ーム周波数)は1/60Sである。上記画像表示装置2
は、液晶パネル20を1/60Sの間に4回走査するこ
とによって1画面を4回表示し、240Hzとしてい
る。これを実現するために、本実施例では表示制御部1
3,14,15に4つのフレームメモリ(RAM−A,
RAM−B,RAMC,RAM−D)を設け、一旦メモ
リに入れたデータを所定のタイミングで4回読出すよう
にしている。なお、映像信号の2フィールドのこともフ
レームと言い、本明細書では「フレーム」という語を液
晶パネルの1走査の意味と映像信号の2フィールドの意
味の両方に使っているので注意されたい。
【0015】上下分割パネルを用いる。前記図3に示
すように、上下分割液晶パネル20を駆動する液晶駆動
装置16の走査側駆動回路を走査側駆動回路21と走査
側駆動回路22とに分割し、同時に上側液晶パネル20
Aの走査線電極と下側液晶パネル20Bの走査線電極を
選択する。すなわち、液晶のデューテイが大きい程マー
ジンが高くなる条件下において、走査線電極の数を増や
すとマージンが足りなくなる状況が生じていたが、この
ような操作をすることによってデューティを半減させる
ことができ、1走査の選択時間は2倍になる。ところ
が、上記のように同時に表示させるためには、例えばX
1のデータとX241のデータとが同時に得られなくて
はならないので少なくとも何れか一方のデータはメモリ
から読出す必要がある。本実施例では、このメモリを前
記RAM−A,RAM−B,RAM−C,RAM−Dを
使用することにより実現する。
【0016】ROMテーブルを用いて階調信号の変換
を行う。図4に示すように液晶パネル20上のある画素
が、あるフレームで階調信号が「2」であった場合、次
のフレームでこれが「10」になったとしても液晶の応
答速度が小さいので「2」から「10」にはゆっくりと
追随することになる。こ10輝度としてとらえてみると
図5の実線に示すように階調信号の「10」が4回続い
ても「2」の輝度が「10」の輝度になるのに応答遅れ
が生じる。
【0017】そこで、本願は図4の破線に示すようにか
かる場合には上記「10」を、「16」にデータ変換す
ることによって図5の破線に示すように応答速度を大幅
に高めるようにしている。また、同様に次のフレームで
「3」になったときはこの「3」を「0」に変換するこ
とによって立下りの応答速度を向上させている。
【0018】上記階調信号の変換を行うためにROMに
前回のフレームと今回のフレームの値をテーブル化した
ROMテーブルを設け、ROMテーブルを参照して階調
信号の変換を行いスピードアップを図るようにする。例
えば、前回フレームが「0」、今回フレームが「0」の
ときはテーブルデータ「0」、前回フレームが「2」、
今回フレームが「10」のときはテーブルデータ「1
5」とする。このように、映像信号の表示データ(階調
信号)をそのまま液晶パネルに与えるのではなくROM
テーブルを用いて変形して与えるようにするものであ
る。
【0019】また、今回フレームが「10」のときRO
Mテーブルにより「15」が与えられた場合、その次の
フレームが「10」のときは前回フレームが「10」、
今回フレームが「10」ということであるからROMテ
ーブルから例えば「10」が読出される。この場合、次
のフレームで「10」が続く限り、ROMテーブルから
は「10」が読出され、データは「10」に収束する。
【0020】また、単に応答速度を上げるだけでよいも
のとすると、前回の値よりも大きければ最大値を、小さ
ければ最小値を与えるようにすれば追随性は良くなるが
反動(オーバシュート、アンダーシュート)が生じる。
そこで実際には予めシミュレーション等により最適値を
求め、これをROMテーブルに格納しておく。また、温
度によっても最適値は異なるので、温度に応じた複数の
ROMテーブルを用意するようにしてもよい。
【0021】階調信号を分解し4回に分けて階調を実
現する。これにより(以下に詳述する)駆動系の伝送ビ
ット数を下げることができるようになるが、先ず伝送ビ
ット数を下げるメリットについて述べる。例えば、A/
D変換器12で得られる階調信号が5bitである場合に
は00000〜11111までの32階調である。この
場合、図1に示す表示制御部13,14,15内部のシ
フトレジスタ(後述)は5bitで動作させなければなら
ず、メモリのアクセスも1画素について5bitで行わな
ければならない。しかし、液晶駆動装置16,17,1
8については配線の数を削減するために3bitで動作さ
せたいという要望がある。そこで以下に説明するように
4回に分けて階調を実現することによって液晶駆動装置
におけるビット数を例えば5bitから3bitに下げる。
【0022】すなわち、上記で述べたように1画素を
4回表示して240Hzとしている。これは同じデータ
を4回表示するということである。例えば、従来であれ
ば図6(a)(b)に示すように1画面が1/60でデータ
が「5」であったものを、図6(c)に示すように1画面
を4回に分けて4分割した夫々に「5」を表示するよう
にしている。すなわち、5bitで00000〜1111
1の32階調で表わす代わりに、本願は1画面を4回に
分けて各々を3bitで表わす(図6(d)参照)。そし
て、例えば元の5bitのデータが「0」のときは図6
(e)に示すように3bitのデータを4回に分けた各々を
「0」「0」「0」「0」で表せばよく、また、元の5
bitデータが「31」のときは図6(f)に示すように3b
itのデータを4回に分けた各々を「7」「7」「7」
「7」と表示すればよい。このように液晶は印加した電
圧の実効値に依存して動作するから4回に分けても平均
すれば同様の結果を得ることができる。つまり、3bit
では0〜7までの8階調しか得られないが、これを4回
に分けることによって8階調を4つの組合せで表現する
ことができ、3bit×4で28階調が実現できる。
【0023】以上のことを図7に示す波形図を用いて具
体的に説明する。図7において、同図中実線は60Hz
時の階調信号波形を示し、破線は本願における240H
z時の信号波形を示している。
【0024】図7(a)に示すように階調信号波形が
「1」であれば本願も同様に「1」でよいが(図7
(b)参照)、図7(c)に示すように階調信号波形が
「20」である場合にはこれを4回に分けて「5」
「5」「5」「5」とすれば5×4=20で幅(すなわ
ち、階調)としては5bitの場合の「20」と同じにな
る(図7(d)参照)。同様に、図7(e)に示すよう
に階調信号波形が「21」の場合にはこれを「6」
「5」「5」「5」と4回に分ければ「21」となる
(図7(f)参照)。また、階調信号波形が「31(f
ull)」のときは図7(g)に示すように「7」
「7」「7」「7」とすれば7×4で「28」となる。
従って、従来例では32階調を表現するのに5bit必要
であったが、本願では波形を分割することによって3bi
t×4で28階調を表現することができる。なお、5bit
のときは0〜31までの階調表現ができるが、3bitの
ときは0〜28までしか表現できないので、データが2
8,29,30,31のときは全てfull(図7
(g))とするようにしている。
【0025】走査電極を2本ずつ駆動する。図8に示
すように走査線が480本あるとすると1フィールドに
は240本となる。CRTの場合は飛び越し走査を行っ
て最初に奇数ライン1,3,5,7…の表示をして次の
フィールドに偶数ライン2,4,6…の表示をしている
が、液晶の場合はデューティが高いと動作マージン(電
圧駆動比)が下がってしまうので走査線の飛び越しは避
けたい。そこで本来であれば1,3,5,7と表示する
フィールドのときに図8a.に示すようにライン1のと
きにライン2、ライン3のときにライン4、ライン5の
ときにライン6も同時に表示し、次のフィールドのとき
には組み合せを変えて同図b.に示すようにライン2の
ときにライン3、ライン4のときにはライン5としてい
る。これは信号側とは無関係に液晶駆動側によって動作
され、例えば前記図3に示すように本来走査されないラ
イン2(X2)のところをライン1(X1)と一緒にオ
ンし、次のフレームではライン3(X3)とライン4
(X4)を一緒にオンするようにする。
【0026】フレーム周波数を上げた液晶駆動におい
て各フレーム期間中に非表示データを供給する期間を設
ける。前述したように、テレビジョン信号には垂直帰線
期間があり、その間は表示データがないから、その期間
中は非表示データ、例えばデータ“0”を信号電極に供
給している。
【0027】上記で述べたように液晶表示のコントラ
ストを向上させるため、フレーム周波数を高くし、同一
画面を複数回(4回)走査することによって240Hz
で液晶を駆動しているが、その際、上記垂直帰線期間を
考慮すると、240Hzであれば、液晶パネルを4回走
査した後、垂直帰線期間分の非表示データ供給期間を設
けることになる。
【0028】しかしこのような240Hz駆動により表
示を行ってみると1回の走査時間が短いので従来の60
Hz駆動に比べて非表示データ供給期間の割合がかなり
長くなり、また、その非表示データ供給期間が1ヶ所に
まとまっていると表示に悪影響を与えることが確かめら
れた。
【0029】そこで、本願では非表示データ供給期間を
各フレームに分散することにより非表示データ供給期間
の1ヶ所への集中を回避して上記表示の悪影響を防止す
るようにしている。
【0030】また、フレーム周波数を上げて駆動するた
めにはフレームメモリ(本実施例では、RAM−A,R
AM−B,RAM−C,RAM−D)が必要であるか
ら、これらのメモリを使用すれば垂直帰線期間が映像信
号の1ヶ所にまとまっていても所定の表示期間中に非表
示データ供給期間を分散することが可能になる。
【0031】ここで、上記フレームメモリから読み出し
たデータによって表示を行うのであれば、理論的には垂
直帰線期間なしで表示することも可能である。すなわ
ち、1フィールドを均等に4分割して240Hz駆動を
行えばよい。ところが、実際の設計上それは不可能に近
い。なぜなら、1フィールドは262.5Hであり、こ
れを4等分すると1フレームは65.625Hという半
端な数値になる。このような半端なタイミングを作るこ
とは実際には得策でなく、従って、本実施例では1Hの
整数倍でできるタイミングで駆動し余りを非表示データ
として供給して駆動することにしている。
【0032】本実施例では図8に示したように走査線が
480本であり、また上下分割液晶パネル20を用いて
上下液晶パネル20A,20Bとも2本ずつ走査線電極
を同時に選択しているので実質120本となり、そして
1本あたりの選択期間が1/2Hであるから、表示期間
は、 120×(1/2)×4=240H となる。また、余りは、 262.5−240=22.5 となる。従って、1フレームあたり 22.5÷4=5.265 となり、各フレームに5.265Hの非表示データ供給
期間を設けることになる。
【0033】さらに、垂直帰線期間中は走査電極と信号
電極を同一電位に保つゼロバイアスという考え方もある
が、そのためには液晶駆動用のドライバの回路を変更し
なくてはならない。
【0034】図9〜図17は上記基本的な考え方に基づ
く画像表示装置の一実施例を示す図である。先ず、構成
を説明する。図9は画像表示装置2のブロック構成図で
あり、R(赤),G(緑),B(青)の3系統同一回路
で構成され、ここでは3系統あるうちのある1つの系統
(例えば、R)についての回路(すなわち、タイミング
制御回路11、A/D変換器12、R表示制御部13及
びR液晶表示装置16)が代表して示されている。
【0035】この図において、画像表示装置2は、各種
タイミング信号を発生しこれを基にコントロール信号を
生成するタイミング制御回路11、タイミング制御回路
11からのコントロール信号により表示制御を行う表示
制御回路51,52、表示制御回路51の出力により階
調表示駆動をする信号側駆動回路51,52、所定のタ
イミング信号に基づいて液晶パネル20を駆動する走査
側駆動回路21,22を備えている。ここで、制御系で
ある上記タイミング制御回路11、表示制御回路51は
5bit動作であり、駆動系の信号側駆動回路23,24
及び走査側駆動回路21,22は3bit動作である。
【0036】タイミング制御回路11は、垂直同期信号
ΦvをカウントするVカウンタ62、Vカウンタ62の
出力を基にタイミングをとりながら各種垂直タイミング
用クロックを生成するタイミング発生回路63(動作タ
イミングは図13参照)、電圧制御発振器(OSC)6
4、位相比較器65及びHカウンタ66からなり水平同
期信号ΦHとOSC64出力を分周した信号の位相を比
較しロックするPLL回路67、PLL回路67のHカ
ウンタ66の出力を基にタイミングをとりながら各種水
平タイミング用クロックを生成するタイミング発生回路
68、タイミング発生回路63,68の出力に基づいて
各種コントロール信号を作成する制御回路69により構
成されている。上記制御回路69からはD/Dコントロ
ール信号が出力されるとともに、図17に示すようにA
/D変換器12には1フィールド毎に“1”と“0”が
反転する切換信号Φpが、走査側駆動回路21,22
(後述)には1H毎に“1”と“0”が反転する反転信
号Φfが、非表示データ供給回路91,92(後述)に
は非表示データを供給する非表示データ・コントロール
信号ECが夫々出力される。
【0037】A/D変換器12の出力は液晶パネル20
の上側液晶パネル20Aを制御する表示制御回路51と
下側液晶パネル20Bを制御する表示制御回路52に夫
々入力され、制御回路69で作成されたD/Dコントロ
ール信号も上記表示制御回路51,52に夫々供給され
る。上記表示制御回路51のハード的構成は上記表示制
御回路52と同一であるが、各内部回路の動作タイミン
グは異なっている。
【0038】上記表示制御回路51は、タイミング制御
回路11からのD/Dコントロール信号をデコードして
後述するRAM−A73,RAM−B74,SOM(Se
rialOut Memory)−A75,SOM−B76の書込動作
を可能にするライトイネーブル信号WEA,WEB,読
出しパルスRS(図13参照)を出力するOPデコーダ
(operation decoder)71と、5bitのディジタル信号
に変換されたビデオデータ(例えば、R(赤)のデータ
RD)を1走査線分(1H分)蓄えるシフトレジスタ
(SIM(Serial In Memory)−A)72と、シフトレ
ジスタ(SIM−A)72に蓄えられた1HのデータR
Dを図13に示すライトイネーブルWEAのタイミング
で順次書込むフレームメモリ(RAM−A)73と、シ
フトレジスタ(SIM−A)72に蓄えられた1Hのデ
ータRDを図13に示すライトイネーブルWEBのタイ
ミングで順次書込むフレームメモリ(RAM−B)74
と、RAM−A73に書き込まれたビデオデータを読出
しパルスRSのタイミングで同一行を一度に読み出して
蓄えるパラレルシリアル変換動作を行うシフトレジスタ
(SOM−A)75と、RAM−B74に書き込まれた
ビデオデータを読出しパルスRSのタイミングで同一行
を一度に読み出して蓄えるパラレルシリアル変換動作を
行うシフトレジスタ(SOM−B)76と、図11に示
すROMテーブル100を記憶するとともに、SOM−
A75及びSOM−B76に蓄えられたデータをROM
アドレスとして前回フレームのデータと今回フレームの
データを順次比較しROMテーブル100に基づくデー
タ変換値を信号側駆動回路55に出力するROM77と
により構成されている。
【0039】同様に、上記表示制御回路52は、タイミ
ング制御回路11からのD/Dコントロール信号をデコ
ードして後述するRAM−C83,RAM−D84,S
OM−C85,SOM−D86の書込動作を可能にする
ライトイネーブル信号WEC,WED,読出しパルスR
S(図13参照)を出力するOPデコーダ81と5bit
のディジタル信号に変換されたビデオデータ(例えば、
R(赤)のデータRD)を1走査線分(1H分)蓄える
シフトレジスタ(SIM−C)82と、シフトレジスタ
(SIM−B)82に蓄えられた1HのデータRDを図
13に示すライトイネーブルWECのタイミングで順次
書込むフレームメモリ(RAM−C)83と、シフトレ
ジスタ(SIM−B)82に蓄えられた1HのデータR
Dを図14に示すライトイネーブルWEDのタイミング
で順次書込むフレームメモリ(RAM−D)84とRA
M−C83に書き込まれたビデオデータを読出しパルス
RSのタイミングで同一行を一度に読み出して蓄えるパ
ラレルシリアル変換動作を行うシフトレジスタ(SOM
−C)85と、RAM−D84に書き込まれたビデオデ
ータを読出しパルスRSのタイミングで同一行を一度に
読み出して蓄えるパラレルシリアル変換動作を行うシフ
トレジスタ(SOM−A)86と、前記ROMテーブル
100を記憶するとともに、SOM−C85及びSOM
−D86に蓄えられたデータをROMアドレスとして前
回フレームのデータと今回フレームのデータを順次比較
しROMテーブル100に基づくデータ変換値を信号側
駆動回路56に出力するROM87とにより構成されて
いる。
【0040】ここで、本実施例では液晶パネル20の画
素数が1ラインに736ドットあるものとすると上記シ
フトレジスタ(SIM−A)72,(SIM−B)82
は、736段のシフトレジスタとなる。このSIM−A
72,SIM−B82に蓄えられたデータがフレームメ
モリのRAM−A73,RAM−B74,RAM−C8
3,RAM−D84に入力されることになる。この場合
の動作は後述する(図12、図13参照)。
【0041】表示制御回路51のROM77の内容によ
りデータ処理されたデータは非表示データ供給回路91
を通して信号側駆動回路23に出力され、表示制御回路
52のROM87の内容によりデータ処理されたデータ
は非表示データ供給回路92を通して信号側駆動回路2
4に出力される。上記信号側駆動回路23,24は、上
記表示制御回路51,52から出力されたデータに基づ
いて3bitで階調表現を行う(前記表示制御回路51,
52内部では階調表現するbit数は5bit(32階調)で
ある)。
【0042】上記非表示データ供給回路91,92は、
非表示データ・コントロール信号ECのタイミング(図
17参照)に応じて信号側駆動回路23,24に非表示
データ(例えば、データ“0”)を供給するための回路
である。ここで、非表示データを信号電極に供給すると
いうことは、信号電極自体は所定の電圧を印加して駆動
可能な状態にしておくとともに、この信号電極に供給す
るデータ(階調データ)を非表示データ、例えば“0”
データにするものである。例えば、図10(a)(b)
(c)に示すような階調信号に対して同図(d)に示す
階調信号“0”の状態が上記非表示データに相当する。
また、非表示データ・コントロール信号ECは、非表示
データ供給期間を各フレームに分散して設定するための
信号であり、前記各フレーム期間中に非表示データ供
給期間を設ける考え方に基づいて図17に示すように各
フレーム毎に分散して出力される。この非表示データ・
コントロール信号ECは、常時は“0”信号レベルであ
るが、各フレームの終了前に垂直帰線期間分の非表示デ
ータ供給期間を4分割した期間だけ“1”信号レベルと
なる。
【0043】また、走査側駆動回路21は後述する図1
5に示すタイミングで液晶パネル20を駆動する。
【0044】また、液晶パネル20は、図3に示すよう
に画素数が736画素であり走査線電極数がX1〜X2
40,X241〜X480のものがR,G,B用に3枚
使用される。この場合の投影表示の画素数は、 (表示の画素数)=480×736×3 となり、データ量としては データ量=(表示の画素数)×5bit となる。また、デューティは、 デューティー=1/480×2(上下分割しているた
め) ×2(走査線電極を2ライン選択するため) =1/120 となる。
【0045】図11はROM77,82に記憶されたR
OMテーブル100の構成を示す図である。図11にお
いてROMテーブル100は、前記図4及び図5で説明
した階調信号の変換の考え方と、前記図6及び図7で
説明した階調信号の分解の考え方の両方の考え方に従
って作成されたテーブルであり以下のような特徴を有す
る。
【0046】すなわち、前記階調信号の変換を行う観
点からは、図11に示すようにROMテーブル100の
縦方向に前回フレームにおける5bitの階調信号を示す
0〜31を、また、横方向に今回フレームにおける5bi
tの階調信号を示す0〜31をとり、前回フレーム0〜
31と今回フレーム0〜31とでテーブル化された各テ
ーブル値には3bitを4回に分けてデータ変換値0〜7
(3bitであるから7が最大値となる)を格納する。こ
のデータ変換値は、前回フレームと今回フレームのフレ
ーム間の動きを基に応答速度ができるだけ高くなるよう
に設定した階調信号データであり、予めシミュレーショ
ン等により最適値が算出されて格納される。本実施例で
は、以下に述べる理由によりこのデータ変換値は3bit
のデータとして格納される。例えば、前回フレームが
「2」、今回フレームが「15」(何れも5bit情報)
のときはROMテーブル100から3bitの最大値であ
る「7」が読出され、このROMテーブル100から読
み出されたデータ変換値「7」を用いることによって応
答速度を向上させることができる。
【0047】一方、前記階調信号の分解を行う観点か
らは、図11に示すように1画面を4回に分けることに
よって3bit表現されたその回の各々に前記データ変換
値0〜7を設けるようにする。従って、5bitでアクセ
スされたROMテーブル100からは3bit×4のデー
タが読出されることになり、後段の駆動系を3bitで動
作させることが可能になる。
【0048】例えば、図11に示すように前回フレーム
が「2」、今回フレームが「15」のときはテーブル値
は「7777」であるから1回目は3bitのデータ変換
値「7」が、2回目は「7」が、3回目は「7」が、4
回目は「7」が夫々読出される。また、前回フレームが
「15」で今回フレームも「15」のときは「444
3」であるから1回目は3bitのデータ変換値「4」、
2回目は「4」、3回目は「4」、4回目は「3」が夫
々読み出される。
【0049】このように、上記ROMテーブル100を
用いることにより階調信号の変換と分解とを同時に実現
することができ、階調信号の変換による応答速度の向上
と階調信号の分解による駆動系の伝送ビット数の削減と
いう相反する目的を同時に達成することができる。
【0050】次に、本実施例の動作を説明する。全体動作 先ず、タイミング制御回路11では、ビデオ信号から作
成された水平同期信号ΦHと、OSC64及びHカウン
タ66により分周した信号をPLL回路67により位
相、周波数をロックさせる。分周回路を構成するHカウ
ンタ66の出力はタイミング発生回路68に入力され、
タイミング発生回路68はH(水平)用の各種タイミン
グ用クロック等を作成する。また、垂直同期信号Φvは
Vカウンタ62に入力され、Vカウンタ62でHカウン
タ66のカウント出力を基にビデオ信号からのΦvと同
期をとりながらHの数をカウントし、タイミング発生回
路63でV(垂直)内の各種タイミング用クロック等を
作成する。
【0051】一方、R,G,Bのビデオ信号はA/D変
換器12により5bitのディジタル信号に変換されて表
示制御回路51,52のSIM−A72,SIM−B8
2に出力される。表示制御回路51,52では、A/D
されたビデオ信号R(赤)のデータRDを1H分SIM
−A72に蓄え、SIM−A72に蓄えられたデータは
A・BフィールドのデータとしてライトイネーブルWE
A(図13)のタイミングでRAM−A73に順次書き
込まれる。同様に、C・Dフィールドのデータはライト
イネーブルWEB(図13)のタイミングでRAM−B
74に順次書き込まれる。RAM−A73,RAM−B
74に書き込まれたビデオデータは読出しパルスRS
(図13)により同一行が一度に各々SOM−A75,
SOM−B76に読み出され、SOM−A75,SOM
−B76のデータをROMのアドレスとして、ROM7
7により前回フレームのデータと今回フレームのデータ
を順次比較する。そして、同一画素に表示するデータを
比較してROM77に記憶されたROMテーブル100
の内容に従ってデータ変換処理されたデータを信号側駆
動回路23に送り出す。ここで、本画像表示装置2はフ
レーム周波数240Hz/上下分割であるから、1/2
H期間内に1ライン分のデータを読出し、信号側駆動回
路23を通して液晶パネル54に表示する。下画面も同
様の手順で表示し、G・Bに対してRと同様に表示制御
する。
【0052】表示制御回路51,52における動作 A/D変換されたビデオ信号Rのデータの1H分がSI
M−A72,SIM−B82に蓄えられ、この1H分の
データがフレームメモリRAM−A73,RAM−B7
4,RAM−C83,RAM−D84に書き込まれる
が、この場合の動作を図12及び図13を用いて説明す
る。
【0053】図12はフィールドf1〜f8のうちのf5
を例にとった場合のRAM−A〜RAM−Dの書込み動
作を説明するための図であり、図13はフィールドf5
〜f8における各部の詳細な動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【0054】図13に示すように、先ず、フィールドf
5において上半分のデータ(H1〜H120)がライト
イネーブルWEAによってRAM−A73に書込まれ、
フィールドf5の下半分のデータ(H121〜H24
0)がライトイネーブルWECによってRAM−C83
に書込まれる。その後、フィールドf6になるとまた上
半分のデータがライトイネーブルWEAによってRAM
−A73に書込まれ、下半分のデータがライトイネーブ
ルWECによってRAM−C83に書込まれる。そし
て、フィールドf7になると上半分のデータがライトイ
ネーブルWEBによってRAM−B74に書込まれ、下
半分のデータがライトイネーブルWEDによってRAM
−D84に書込まれる。その後、フィールドf8になる
とまた上半分のデータがライトイネーブルWEBによっ
てRAM−B74に書込まれ、下半分のデータがライト
イネーブルWECによってRAM−C84に書込まれ
る。従って、表示制御装置52は、図13に示すSIC
Aによってフィールドf5H1のデータがSIM−A7
2に取込まれ、SICBによってフィールドf5H12
1のデータがSIM−B82に取込まれる。このよう
に、SIC−A72,SIC−B82には1Hかかって
個々にデータが取込まれるが、フレームメモリ(ここで
は、RAM−A73,RAM−C83)にはラッチクロ
ックで1ライン毎に書込まれる。同様に、次のフレーム
でフレームメモリ(RAM−B74,RAM−D84)
に1ライン毎にデータが書込まれる。
【0055】しかして、図12に示すようにフィールド
2のタイミングではf2のデータをフレームメモリにラ
イトし(f2W)、f3のタイミングではf3のデータを
フレームメモリにライトする(f3W)。以下、同様に
8のタイミングではf8のデータをライトする(f
8W)。
【0056】この場合、フィールドf5のタイミングに
着目して説明すると、f5のタイミングになってf2のデ
ータのリード(f2R)を4回行う。f2Rの1回につい
てのフレームメモリとの関係は図12の拡大部に示さ
れ、この図に示すようにフィールドf5のf2Rの1回で
は、RAM−A73からf2上側データ(H1R H2
R H3R〜H120R)が、RAM−B74からf4
上側データ(H1R H2R H3R〜H120R)
が、RAM−C83からf2下側データ(H240R
H239R〜H121R)が、RAM−D84からf4
下側データ(H240R H239R〜H121R)が
それぞれ読み出される(ここで、Hは各水平数を表
す)。また、f2Rの他の回及び他のフィールドにあっ
ても同様にしてフレームメモリから前回画面用上半分、
今回画面用上半分、前回画面用上半分、今回画面用下半
分のデータが読出される。ここで、RAM−C83,R
AM−D84から下側データを読み出す際に、H240
からH121に向けて逆方向で読み出す理由については
後述する。
【0057】前述したように、シフトレジスタ(SIM
−A)72には1H分736ドットのデータが入力さ
れ、SIM−A72に蓄えられた736のデータでRA
M−A73,RAM−B74がアクセスされる。RAM
−A73,RAM−B74から736×5bitのデータ
が読み出され、これらのデータがSOM−A85,SO
M−B86に出力される。SOM−A85,SOM−B
86はRAM−A73,RAM−B74から読み出す7
36×5bitデータを、読出しパルスRS(図13)に
より同一行が一度に並ぶパラレル−シリアル変換のよう
にして読み出し、読出した736×5bitのデータでR
OM77をアクセスする。ここで、5bitが736回ア
クセスされ、これは1/2Hの間に行われる。すなわ
ち、前記フレーム周波数を速くするために1画面を4
回表示し240Hzとしているので、本来であれば1/
4Hでアクセスしなければならないが、本実施例では上
側の表示制御回路51と下側の表示制御回路52で分担
(2分割)しているから1/2Hで736回アクセスす
ることになる。また、SOM−B86についても全く同
様である。
【0058】ここで、RAM−A73の内容とRAM−
B74の内容とは1フレームずれているので、例えば前
述の場合ではフィールドf5とフィールドf7の内容を2
入力としてROM77をアクセスする。5bitデータで
アクセスされたROM77からはデータ変換された3bi
tのデータが読出されて信号側駆動回路23に出力され
ているので、液晶パネル54の駆動系は全て3bitで動
作させることができる(図14参照)。従って、図12
(a)に示すようにf2のデータをフレームメモリに入れ
て、このf2のデータを比較するためには次のフレーム
の同じ位置のデータが必要であるからf4のデータをフ
レームメモリに入れてこれらf2とf4のデータをf5
ときに比較することになる。このために表示はフレーム
遅れになる。以上を実現するために本実施例の画像表示
装置2は、フレームメモリを4ブロック、すなわちRA
M−A73,RAM−B74,RAM−C83,RAM
−D84を有するように構成している。
【0059】前記図14で説明したように、液晶パネル
20を駆動する液晶駆動系を全て3bitで動作させるこ
とができるので回路規模を大幅に減少させることができ
る。この場合、R,G,B3系統あるそれぞれを3bit
動作させることができ、しかも、3bitで動作させなが
ら5bit分の情報量を得ることができる。
【0060】液晶駆動系における動作 図16は走査側駆動回路21,22の駆動波形を示す波
形図である。本実施例では前記走査電極を2本ずつ駆
動する(図8参照)ために、図15に示すように1フィ
ールド(f1)ではライン2(X2)とライン3(X
3)、ライン4(X4)とライン5(X5)、また、次
の2フィールド(f2)、ライン3(X3)とライン4
(X4)というように組合せがずれるようにしている。
これにより、液晶の駆動マージンを上げるようにしてい
る。
【0061】また、この実施例では、液晶パネル20を
交流駆動するために、走査線電極の1選択期間毎に駆動
波形を反転させる手法をとっている。また、本実施例で
は、上下分割された液晶パネル20を走査する際に、図
16aに示すように上側液晶パネル20Aと下側液晶パ
ネル20Bを両方とも準方向に走査するのではなく、同
図bに示すように、下側液晶パネル20Bは逆方向に走
査するようにしている。このように駆動することによっ
て上側液晶パネル20Aと下側液晶パネル20Bのつな
がり目の線を目立たないようにすることができる。この
ために、表示制御回路52のRAM−C83,RAM−
D84からデータを読み出す際に、図13に示すように
H240からH121へ向けて逆向きに読み出している
のである。
【0062】一方、制御回路69から非表示データ供給
回路91,92に非表示データ・コントロール信号EC
が入力されると(すなわち、図17に示すように各フレ
ーム期間毎に非表示データ・コントロール信号ECが
“1”になると)、ROM77,78から読出された表
示データに代えて図10(d)に示すようなデータ
“0”が信号側駆動回路23,24に供給されることに
なり、液晶パネル20は非表示状態となる。
【0063】以上説明したように、本実施例の画像表示
装置2は、各フィールド期間中にアクティブ状態となる
非表示データ・コントロール信号ECを作成する制御回
路69と、非表示データ・コントロール信号ECが入力
されると信号側駆動回路23,24にデータ“0”を供
給する非表示データ供給回路91,92を設け、各フレ
ーム期間中に夫々非表示データ供給期間を分散して供給
するようにしているので、フレーム周波数を高くしてコ
ントラストを向上させるという効果を得ながら、フレー
ム周波数を高くした場合に1回の走査時間が短くなり非
表示データ供給期間の割合が長くなって表示に悪影響を
及ぼす不具合を防止することができる。
【0064】また、本実施例の画像表示装置2の表示制
御回路51は、5bitのビデオデータを1走査線分(1
H分)蓄えるSIM−A72と、SIM−A72に蓄え
られた1HのデータWEAのタイミングで順次書込むR
AM−A73と、シフトレジスタ(SIM−A)72に
蓄えられた1HのデータWEBのタイミングで順次書込
むRAM−B74と、RAM−A73に書き込まれたデ
ータを読出しパルスRSのタイミングで同一行を一度に
読み出して蓄えるSOM−A75と、RAM−B74に
書き込まれたデータを読出しパルスRSのタイミングで
同一行を一度に読み出して蓄えるSOM−B76と、R
OMテーブル100を記憶するとともに、SOM−A7
5及びSOM−B76に蓄えられたデータをROMアド
レスとして前回フレームのデータと今回フレームのデー
タを順次比較しROMテーブル100に基づくデータ変
換値を信号側駆動回路55に出力するROM77とを設
け、RAM−A73,RAM−B74,RAM−C83
及びRAM−D84は書込まれた表示データを4回読み
出すとともに、RAM−C83及びRAM−D84は書
込み時とは異なった順序で記憶された表示データを読み
出すようにしているので、フレーム周波数を高めること
ができ、コントラストを向上させることができる。ま
た、上下分割された液晶パネル20のつながり目の線を
目立たなくすることができ、画質の向上を図ることがで
きる。
【0065】なお、本実施例では、非表示データとして
データ“0”を供給するようにしているが、これに限ら
ず、実際にはコモン側が選択されていないので表示され
ることはなく非表示データとしてはどのようなデータを
供給するようにしてもよい。
【0066】また、本発明では、非表示データ供給回路
にデータ“0”を供給しているが、データラインにゲー
ト素子を設け、データラインをこのゲート素子で止める
ようにして“0”を作成するようにしてもよい。
【0067】また、本実施例では、A/D変換器12の
基準電圧を1フィールド毎に分割抵抗1個(1レンジ)
分シフトするようにしているが、これに限らず、例え
ば、分割抵抗3個(3レンジ)分シフトするようにして
もよい。このようにすることによって画質が改善される
場合もある。
【0068】また、本実施例では、非表示データ供給期
間を各フレームに分散するようにしているが、同一画面
を複数回表示する表示期間であればどのような期間に分
散するものであってもよく、必ずしも全ての期間に非表
示データ供給期間を設けないものも含むことは勿論であ
る。
【0069】また、本実施例では、非表示データ供給期
間を各フレームに4等分しているが、非表示データ供給
期間を分散するものであれば必ずしも均一に設けなくて
もよく、例えば各フレームに4等分している非表示デー
タ供給期間「5.265」Hを、各フレームに「5」
「5」「5」「7.5」Hとしてもよく、また、「5.
5」「5.5」「5.5」「6」Hとしてもよい。
【0070】また、本実施例では画像表示装置を例えば
STNを用いた液晶プロジェクタに適用した例である
が、勿論これには限定されず、メモリを使用するもので
あれば全ての装置に適用可能であることは言うまでもな
い。
【0071】また、本実施例では階調信号を4回に分け
ているが、要は階調信号を分解するものであればどのよ
うなものでもよいことは言うまでもない。
【0072】さらに、画像表示装置の制御ビット数やR
OMテーブルのビット数は前述した実施例に限られるも
のではなく任意のものが使用可能である。
【0073】さらにまた、上記画像表示装置や液晶パネ
ル等を構成する回路や画素数、種類などは前述した実施
例に限られないことは言うまでもない。
【0074】
【発明の効果】請求項1、請求項2、及び請求項3の発
明によれば、複数回の表示期間中に夫々非表示データ供
給期間を設けるようにしているので、フレーム周波数を
上げた液晶駆動において表示状態の良い画像を表示する
ことができる。
【0075】請求項4記載の発明によれば、複数回の表
示期間中に夫々非表示期間を設け、この非表示期間中に
信号電極に所定のバイアスをかける手段を設けているの
で、フレーム周波数を上げた液晶駆動においてマージン
を高めながら表示状態の良い画像を表示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶プロジェクタの全体構成図である。
【図2】画像表示装置のA/D変換器のブロック構成図
である。
【図3】画像表示装置の液晶表示装置のブロック構成図
である。
【図4】画像表示装置の階調信号の変換を説明するため
の波形図である。
【図5】画像表示装置の階調信号の応答速度を説明する
ための波形図である。
【図6】画像表示装置の階調信号の分解を説明するため
の図である。
【図7】画像表示装置の階調信号の分解を説明するため
の波形図である。
【図8】画像表示装置の走査電極を2本づつ駆動するこ
とを説明するための図である。
【図9】画像表示装置のブロック構成図である。
【図10】画像表示装置の階調信号を説明するための波
形図である。
【図11】画像表示装置のROMテーブルの構造を示す
図である。
【図12】画像表示装置の動作を説明するための波形図
である。
【図13】画像表示装置の動作を説明するための波形図
である。
【図14】画像表示装置の駆動系の伝送ビット数が削減
されることを示す図である。
【図15】画像表示装置の液晶駆動回路の動作を説明す
るための波形図である。
【図16】画像表示装置の走査電極の駆動方法を説明す
るための図である。
【図17】画像表示装置の液晶駆動系における動作を説
明するための波形図である。
【符号の説明】
1 液晶プロジェクタ 2 画像表示装置 11 タイミング制御回路 12 A/D変換器 13,14,15 表示制御部 16,17,18 液晶表示装置 20 液晶パネル 20A 上側の液晶パネル 20B 下側の液晶パネル 21,22 走査側駆動回路 23,24 信号側駆動回路 51,52 表示制御回路 69 制御回路 71 OPデコーダ 72,82 シフトレジスタ(SIM−A,SIM−
B) 73,74,83,84 フレームメモリ(RAM−
A,RAM−B,RAM−C,RAM−D) 75,76,85,86 シフトレジスタ(SOM−
A,SOM−B,SOM−C,SOM−D) 77,78 ROM 91,92 非表示データ供給回路 100 ROMテーブル 101 基準電圧発生回路 102 エンコーダ EC 非表示データ・コントロール信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査電極と信号電極がマトリクス状に配
    置され、同一画面について所定期間内に複数回表示する
    画像表示装置において、 前記複数回の表示期間中に夫々非表示データを前記信号
    電極に供給する期間を設けたことを特徴とする画像表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記非表示データは、所定の値をもつデ
    ータであることを特徴とする請求項1記載の画像表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記所定の値をもつデータは、“0”デ
    ータであることを特徴とする請求項2記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 走査電極と信号電極がマトリクス状に配
    置され、同一画面について所定期間内に複数回表示する
    画像表示装置において、 前記複数回の表示期間中に夫々非表示期間を設け、この
    非表示期間中に前記信号電極に所定のバイアスをかける
    手段を具備したことを特徴とする画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013537649A (ja) * 2010-08-25 2013-10-03 プラスティック ロジック リミテッド ディスプレイ制御モード

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JP2013537649A (ja) * 2010-08-25 2013-10-03 プラスティック ロジック リミテッド ディスプレイ制御モード

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