JPH0589350A - 自動販売機のサーペンタイン式商品ラツク - Google Patents

自動販売機のサーペンタイン式商品ラツク

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JPH0589350A
JPH0589350A JP2402071A JP40207190A JPH0589350A JP H0589350 A JPH0589350 A JP H0589350A JP 2402071 A JP2402071 A JP 2402071A JP 40207190 A JP40207190 A JP 40207190A JP H0589350 A JPH0589350 A JP H0589350A
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rack
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connecting plate
serpentine
groove
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Masaki Fujinami
正樹 藤波
Toshihiko Gensui
敏彦 源水
Takeshi Kawakita
武 川北
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サーペンタイン式ラックを対象に、出口調整板
の調節操作に連動してラック内の商品通路幅を販売商品
の径サイズに合わせて自動的に調整する。 【構成】左右のラック側壁1と、ラック側壁間に架設し
た固定側,可動側のセグメント列3,4と、その下端に
並べて商品通路2の出口側に対向配備した商品搬出機構
5,および商品の径サイズに合わせて出口通路幅を調節
する出口調整板6とで構成したサーペンタイン式商品ラ
ックに対し、ラック側壁1に重ねて上下方向にガイド支
持された連結板7を設けるとともに、該連結板7に形成
した傾斜長溝7bとラック側壁1に形成した水平長溝1bと
にまたがって通したスルーピン9に前記可動側のラック
セグメント列4を懸架させ、さらに連結板7の下端を出
口調整板6に連係結合し、出口調整板6の調節操作に連
動して可動側ラックセグメント列を前後に移動させてラ
ック内の商品通路幅を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機のサーペン
タイン式商品ラック、特にその商品通路幅を商品の径サ
イズに対応して可変調節できるようにした商品ラックの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】缶, 瓶入り商品を販売対象とした自動販
売機の商品ラックとして、従来よりサーペンタイン式商
品ラックが周知である。このサーペンタイン式商品ラッ
クは、左右のラック側壁の間に、互いに向き合う前後一
対のセグメント列を1組とした蛇行状のラックセグメン
ト列と、該ラックセグメント列の下端延長上に並べて商
品通路の出口側に対向配備した商品搬出機構,および出
口通路幅を商品の径サイズに合わせて調節する出口調整
板と、上部の商品投入口に通じるトップトレーとを架設
して構成され、前記商品通路内に一列に並べて収納した
商品を搬出機構の動作により1個宛搬出するようにした
ものである。
【0003】ところで、販売商品の径サイズは中身容量
によって異なるものであり、大容量の商品は径サイズが
大きく、小容量の商品は径サイズが小さい。したがっ
て、同じ商品ラックで販売商品を変更する際には、中身
容量の大きな商品に対してはラック内の商品通路幅を広
げ、逆に中身容量の小さな商品を販売する場合には商品
通路幅を狭めることが商品の搬出動作を円滑に行う上で
必要である。
【0004】一方、前記問題の対応策として、蛇行状商
品通路を画成する一対のラックセグメント列のうち、一
方のラックセグメント列をラック側壁に対して固定,他
方を可動とし、かつ可動側のラックセグメント列をラッ
ク側壁に重ね合わせて水平方向へ可動にガイド支持され
た連結板に取付けるとともに、該連結板を先記の出口調
整板と連動して水平方向に調節移動してラック内の商品
通路幅を商品の径サイズに合わせて可変調節するように
したサーペンタイン式商品ラックが特公昭58−165
19号公報に開示されて公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記公報に
開示された商品ラックの構成では、構造,操作面で次記
のような難点がある。
【0006】(1)可動側のラックセグメント列に結合
した連結板を出口調整板に連動して水平方向へ移動調節
させるために、連結板と出口調整板との間にまたがって
上下方向にガイド支持された作動板を設置し、かつ作動
板と連結板,および出口調整板との間をそれぞれ傾斜長
溝,スルーピンを介して連係結合し、出口調整板の調節
操作に連動して上下運動する前記作動板の動きを連結板
の水平運動に変換して通路幅の調節を行うようにしてい
るが、かかる構造では多くの部品点数を必要としてラッ
ク構造が複雑化するのみならず、機構的にもその連係動
作をスムーズに行うことが困難である。
【0007】(2)出口調整板の調節機構として、出口
調整板に手動操作で係止,釈放する係止ピンを設け、こ
の係止ピンをラック側壁側に穿孔した複数調節段のピン
穴に差し込んで通路幅を可変調節するようにしている。
ところで、自動販売機の機内には十分な余裕スペースが
ないため、通常は前方からラック内に手を差し入れて手
探りにより出口調整板を調節操作するようにしている
が、前記の調節機構では各調節段の選択,位置の確認を
目視せずに手探り作業で行うことが中々困難である。
【0008】(3)ラック側壁,連結板に開口した長溝
にスルーピンを通した構造で商品通路幅の調節操作を行
うと、金属部品同士が擦れ合って摩耗,変形が生じ、こ
のために長期使用中に調節動作が円滑を欠くようにな
る。
【0009】(4)また、サーペンタイン式商品ラック
にはラック上部に商品投入口と通じ合うトップトレーを
備え、補充商品をこのトップトレーの上を転動させてラ
ック内の商品通路に送り込むようにしている。しかして
トップトレーが固定のままであると、先記のようにラッ
クセグメント列を移動して商品通路幅を調節した際には
トップトレーの先端とラックセグメント列との位置が一
致しなくなり、補充商品をトップトレーからラック内の
商品通路へ円滑に送り込むことができなくなると言った
問題点もある。
【0010】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、前記した従来構造による各問題点を解消し、少
ない部品点数,簡単な調節操作でラック内の商品通路
幅,およびトップトレーの位置を商品サイズに合わせて
スムーズに調整できるようにした自動販売機のサーペン
タイン式商品ラックを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では商品ラックを次記のように構成するもの
とする。
【0012】(1)ラック側壁に対して一対のラックセ
グメント列の一方を固定,他方を可動とし、かつ左右の
ラック側壁に重ねて上下方向にガイド支持された連結板
を設けるとともに、該連結板に形成した傾斜長溝とラッ
ク側壁に形成した水平長溝とにまたがって通したスルー
ピンに前記可動側のラックセグメント列を懸架し、さら
に連結板の下端を出口調整板に連係結合する。
【0013】(2)ラック側壁に対し一対のラックセグ
メント列の一方を固定,他方を可動とし、かつ左右のラ
ック側壁に重ねて上下斜め方向にガイド支持された連結
板を設けるとともに、該連結板に形成した縦長溝とラッ
ク側壁板に形成した水平長溝にまたがって通したスルー
ピンに前記可動側のラックセグメント列を懸架し、さら
に連結板を前記出口調整板に連係結合する。
【0014】(3)前項(1),(2)の構成において、
出口調整板の上下二箇所に取付けたスルーピンの一方と
連結板とを連係結合するととも、前記の各スルーピンを
ラック側壁に形成した傾斜ガイド溝,および該傾斜ガイ
ド溝と平行に並ぶ複数の調節段を有する櫛歯状溝にそれ
ぞれ掛け渡して出口調整板の調節機構を構成する。
【0015】(4)前項(3)の構成において、傾斜ガ
イド溝は傾斜溝部と各調節段に対応する縦溝部を交互に
連ねた階段状溝とする。また櫛歯状溝は斜め方向の渡り
溝部と各調節段に対応して前記の渡り溝部から下方に枝
分かれした分岐溝部とからなり、かつ各分岐溝部の相互
間で渡り溝部の経路に段差を設けるものとする。
【0016】(5)前項(1)の構成において、ラック
側壁に形成したピン穴と連結板に形成した縦長溝との間
にまたがりスルーピンを通して連結板をラック側壁に対
し上下方向にガイド支持するとともに、連結板を各調節
段の対応位置に係止保持するための手段として、前記縦
長溝の溝縁にスルーピンと係合し合う切欠き段部を設け
る。
【0017】(6)前項(1),(2)の構成において、
可動側のラックセグメント列を支持した各スルーピンを
相互連結するように、連結板の外側に各スルーピンにま
たがる補助連結板を設ける。
【0018】(7)前項(1),(2)の構成において、
ラックに組み込んだスルーピンの両端部に摺動軸受部材
を取り付け、該摺動軸受部材を介してスルーピンをラッ
ク側壁,連結板の溝にガイド支持する。
【0019】(8)商品投入口に通じてラック側壁板の
上部に架設したトップトレーを前後方向へ可動に支持し
て先端を可動ラックセグメント列の上端に連係結合す
る。
【0020】
【作用】上記の構成において、商品の径サイズに合わせ
て出口調整板の位置を櫛歯状溝に沿って段階的に調節移
動すると、これに連動して連結板が従動し、さらに連結
板の移動により可動のラックセグメント列に通したスル
ーピンがラック側壁板の水平長溝に沿って移動する。つ
まり、出口調整板の調節に連動して可動側のラックセグ
メント列が水平方向に移動し、固定側のラックセグメン
ト列との間の商品通路幅が販売商品の径サイズに対応し
た新たな通路幅に調整される。また、可動側のラックセ
グメント列の上端に連係結合されたトップトレーも前記
の商品通幅調節動作に連動して新たな位置に移動調節さ
れる。
【0021】ここで、出口調整板に取付けたスルーピン
をガイド支持するようラック側壁に形成した階段状の傾
斜ガイド溝は、出口調整板を押し広げる方向に加わる商
品荷重をガイド溝の縦溝部で受け止めて出口調整板が所
定の調節位置から不当にずれ動くのを阻止するように働
く。また、出口調整板に取付けた他方のスルーピンを各
調節段に係止保持させる櫛歯状溝については、各調節段
の間で渡り溝部の経路に段差を設けることにより、手動
操作で出口調整板のスルーピンを溝内経路に沿って移動
させる際に、スルーピンが前記段差を乗り越えるときの
手応えで各調節段の選択,および選択位置を手探り作業
でも容易に確認できる。
【0022】また、ラック内に収納された商品の重量は
可動側のセグメント列を押し退けて商品通路を拡大する
ように作用するが、連結板に形成した上下ガイド用の縦
長溝の溝縁に各調節段に対応してスルーピンと係合し合
う切欠き段部を設け、かつ商品の重量による押圧力を利
用して連結板を前記スルーピンに押しつけることによ
り、スルーピンと切欠き段部との間の拘束力で連結板の
ずれを阻止し、商品通路幅が不当に変化するのを防止で
きる。
【0023】一方、連結板に付設した補助連結板は、可
動側ラックセグメント列の個々のセグメントに通した各
スルーピンを相互連結してり各スルーピンがばらばらに
動くのを規制するように働く。したがって組立寸法に多
少のばらつきがあったり、連結板の長溝に摩耗が生じて
も、これに影響を受けることなく可動側ラックセグメン
ト列を一括してスムーズに移動操作できる。
【0024】さらに、スルーピンの両端部に取り付けた
摺動軸受部材は、例えば摩擦係数が小さい樹脂,あるい
は潤滑油を含浸させた焼結合金などで作られたカラー付
きスリーブであり、かかる摺動軸受部材をスルーピンと
摺動相手であるラック側壁などの長溝との間に介在させ
ることにより、ラックセグメント列の調節動作の動きが
スムーズとなり、かつ摺動部分の早期摩耗も防げる。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図1ないし図5は請求項1に対応した実施例
を示すものである。図において、1は左右のラック側
壁、2は前後一対の固定側ラックセグメント列3と可動
側ラックセグメント列4との間に画成された蛇行状の商
品通路、5は商品通路4の出口側端で固定側ラックセグ
メント列3の延長上に並べて設置した商品搬出機構、6
は商品搬出機構5に対向して可動側ラックセグメント列
4の延長上に配備した出口調整板、7は左右のラック側
壁1の外側に重ね合わせて設置した連結板、8,9,1
0,11はスルーピン、12は左右のラック側壁1の間にまた
がって架設した円管状の梁部材、13は商品投入口に通じ
るトップトレーであり、これら部品を組合わせて商品ラ
ックを構成している。
【0026】ここで、前記のラックセグメント列3,4
は、それぞれ湾曲形のセグメントをヒンジ結合して連結
したものであり、かつセグメントの山と谷とが向かい合
うようにラックセグメント列3と4を前後に並べてその
間に蛇行状の商品通路2を形成している。また、左右2
枚のラック側壁1は側壁間に梁部材12を架設して所定の
間口寸法に組立てられており、さらに固定側のラックセ
グメント列3,および商品搬出機構5が左右のラック側
壁板1の間に挟まれてスルーピンなどで固定的に懸架支
持されている。
【0027】一方、ラック側壁1には、前記の梁部材12
に通したスルーピン8を支持するピン穴1aと、可動側の
ラックセグメント列4の各セグメント関節部4aに通した
スルーピン9をガイドする水平長溝1bと、出口調整板6
の下部に取付けたスルーピン10を各調節段に係止する複
数の調節段を備えた斜めの方向の櫛歯状ガイド溝1cと、
該櫛歯状ガイド溝1cと平行して出口調整板6の上部に通
した別なスルーピン11をガイドする傾斜ガイド溝1dとが
形成されている。また、連結板7には前記のスルーピン
8を通すように上下2箇所に開口したガイド支持用の縦
長溝7aと、可動側のラックセグメント列4を支持した各
スルーピン9に対応して上下位置に分散した傾斜長溝7b
と、出口調整板6と連結板7との間を連結するスルーピ
ン11を通す水平に近い長溝7c (出口調整板6に向けてや
や上向きに傾斜している) が形成されている。
【0028】かかる構成により、ラック側壁1に穿孔し
たピン穴1aと連結板7の縦長溝7aにまたがるスルーピン
8を介して連結板7がラック側壁1に対し上下方向にガ
イド支持され、また、ラック側壁1の水平長溝1bと連結
板7の傾斜長溝7bとの交差位置に差し込んだスルーピン
9を介して可動側ラックセグメント列4が左右のラック
側壁の間に懸架されている。さらに、出口調整板6と連
結板7との間が、ラック側壁1の傾斜長溝1dと連結板7
の下端に形成した水平方向の長溝7cを通して出口調整板
6の上部に取付けたスルーピン11で相互連結されてい
る。
【0029】次に、上記構成による商品通路2の通路幅
調節操作を図4,図5により説明する。なお、図4は商
品通路2の出口側通路幅を最大幅Lに設定した状態を、
また図5は通路幅を最小幅Sに設定した状態を表してい
る。ここで、商品通路2の通路幅を販売商品の径サイズ
に合わせて調整するには、自動販売機の前方より商品ラ
ックの下側に手を差し入れ、出口調整板6を斜め方向の
櫛歯状ガイド溝1cに沿って段階的に調節する。これによ
り出口調整板6が前後方向に移動し、商品搬出機構5と
の間の商品出口の通路幅が変わる。
【0030】一方、出口調整板6を前後方向に調節移動
すると、スルーピン11が出口調整板6と一緒にラック側
壁1に穿孔した傾斜ガイド溝1dに沿って移動し、スルー
ピン11と水平長溝7cを介して連係し合う連結板7が出口
調整板6の動きに連動して上下方向に移動する(連結板
7は縦長溝7a, スルーピン8を介してラック側壁板1に
対し上下方向にガイド支持されている)。そして、連結
板7が上下方向に移動すると、連結板7の傾斜長溝7bと
ラック側壁1の水平長溝1bとの交差位置に通したスルー
ピン9が可動側ラックセグメント列4を懸架したまま水
平長溝1bに沿って水平方向に平行移動する。つまり、出
口調整板6の調節操作に連動して固定側ラックセグメン
ト3と可動側ラックセグメント4との間に画成された商
品通路2の通路幅が自動的に調整される。
【0031】次に、先記した出口調整板6の調節機構に
ついて、本発明の請求項4,5に対応する実施例を図
6,図7に示す。この実施例では、出口調整板6を指定
の調節段位置に支持するために、出口調整板の上下端部
に通したスルーピン10, 11をガイドするようにラック側
壁1に開口した櫛歯状ガイド溝1c, 傾斜ガイド溝1dが特
殊な形状に形成されている。すなわち、櫛歯状ガイド溝
1cはついては、溝が斜め方向の渡り溝部1c-1と、符号
I,II,III,IVで示す各調節段に対応して前記の渡り溝
部1c-1から下方に枝分かれした分岐溝部1c-2とから形成
されており、かつ各調節段の分岐溝部1c-2の相互間を結
ぶ渡り溝部1c-1の経路には図示のような不規則的な段差
が設けてある。これに対して傾斜ガイド溝1dは、溝が傾
斜溝部1d-1と各調節段I,II,III,IVに対応する縦溝部
1c-2を交互に連ねた階段状溝として形成されている。な
お、6aは出口調整板6の下端に設けた手動操作用の把手
である。
【0032】かかる構成で、ラック内の商品通路幅を販
売商品の径サイズに合わせて調整するには、前記した把
手6aに手を掛けて出口調整板6と一緒にスルーピン10,
11を櫛歯状ガイド溝1c, 傾斜ガイド溝11の溝経路に沿っ
て移動する。そして移動の途上で出口調整板6の位置が
指定された調節段に到達したところで、下部のスルーピ
ン10を渡り溝部1c-1から指定された調節段に対応する分
岐溝部1c-2へ落とし込むことにより出口調整板6が新た
な調節位置にセットされる。この場合に櫛歯状ガイド溝
1cは各調節段の間で渡り溝部1c-1に段差が設けてあるの
で、手探り作業でも段差を乗り越えるときの手応えで各
調節段の位置が容易に確認できる。
【0033】一方、下部のスルーピン10が指定の調節段
に対応する分岐溝部1c-2に嵌まり込むと、これに従動す
るかたちで上部のスルーピン11が傾斜ガイド溝1dの経路
に沿った縦溝部1d-2の位置に停止する。したがって、こ
の状態では出口調整板6が商品通路に収納した商品によ
って側方(水平方向)へ押されても、その押圧荷重はス
ルーピン11を介して傾斜ガイド溝1dの縦溝部1d-2で確実
に受け止められるので、出口調整板6が指定の調節段位
置から不用意にずれ動くことはない。
【0034 】次に、図1で述べた連結板7をラック側壁
1に対して上下方向へガイド支持する機構について、本
発明の請求項6に対応する実施例を図8に示す。図8の
構成では、ラック側壁1に支持したスルーピン9と係合
し合うように連結板7に形成した縦長溝7aに対し、図の
右側の溝側縁には各調節段I,II,III,IVと対応する位
置にスルーピン9と係合し合う円弧状の切欠き段部7a-1
が形成されている。
【0035】ところで、ラック内の商品通路2に商品が
充填された状態では、商品の重量Wによって可動側のラ
ックセグメント列4を側方へ押し広げるような荷重が加
わり、その押圧力はラックセグメント列4を懸架したス
ルーピン8,該スルーピン8と係合する連結板7の傾斜
長溝7bを介して連結板7を上方へ押上げるように作用す
る。これに対して、先記のように縦長溝7aの溝側縁には
各調節段ごとに切欠き段部7a-1が形成されており、この
切欠き段部にスルーピン9が嵌まり込んで連結板7がそ
の位置に係止保持されている。しかも連結板7は傾斜長
溝7bに作用する商品荷重の水平分力でスルーピン9に押
さえつけて拘束されており、これにより連結板自身が上
方へずれ動くことが阻止される。
【0036】次に図9ないし図11に本発明の請求項2
に対応した実施例の構成を示す。この実施例は、基本的
な構造は先記した実施例(図1ないし図3)と同様であ
るが、連結板7の動きを上下方向から斜め方向に変更し
て出口調整板6の調節移動と同じ方向に移動ガイドさせ
るように構成したものである。すなわち、図1でのべた
実施例において、連結板7に形成したガイド支持用の縦
長溝7a, 傾斜長溝7b,および水平長溝7cに対応する各溝
は、この実施例ではそれぞれ出口調整板6の通路幅調節
用の櫛歯状溝1cと平行な傾斜長溝7A,傾斜長溝7B, およ
び丸穴7Cに置き換えて形成されている。そして、傾斜長
溝7Aにはスルーピン8が、縦長溝7Bには可動側のラック
セグメント列4を支持するスルーピン9が、さらに丸穴
7Cには出口調整板6に結合したスルーピン11が通してあ
る。
【0037】かかる構成で、ラック内の商品通路幅を販
売商品の径サイズに合わせて調節するように、出口調整
板6を斜め方向の櫛歯状溝1cに沿って指定された調節段
へ向けて移動操作すると、出口調整板6にスルーピン1
1,丸穴7Cを介して直結されている連結板7はスルーピ
ン8と傾斜長溝7Aにガイドされて上下斜め方向に移動す
る。一方、連結板7が斜め方向に移動すると、連結板7
の縦長溝7Bとラック側壁板1の水平長溝1bとの交叉位置
にまたがるスルーピン9が可動側のラックセグメント列
4を懸架したまま水平方向に平行移動する。つまり、連
結板7は出口調整板6と一体に動き、その上下斜め方向
の動きが可動側ラックセグメント列4の水平方向の動き
に変換されてラック内の商品通路幅が変わることにな
る。
【0038】なお、この実施例では、調節動作の過程で
可動側ラックセグメント列4を懸架したスルーピン9が
連結板7の縦長溝7Bの溝側縁で水平方向に押されるので
動きがスムーズとなり、かつ溝の摩耗も抑えられる。
【0039】また、図12,図13は本発明の請求項7
に対応した実施例を示すものであり、可動側のラックセ
グメント列4の各セグメントを懸架した各スルーピン9
の間を一括して相互連結するように、連結板7の外側に
重ねて各スルーピン9にまたがる補助連結板14が設けて
ある。この補助連結板14は図13で示すように縦に細長
い板であり、各スルーピン9と係合し合うように各スル
ーピン9に対応した丸穴15が穿孔してある。
【0040】かかる構成により、可動側のラックセグメ
ント列4を懸架した各スルーピン9は、補助連結板14を
介して一体的な動きとなる。したがって、各スルーピン
9と個々に摺動する連結板7の長溝が摩耗により部分的
変形し、その溝形状にばらつきが生じても、その影響を
受けることなくラックセグメント列4の各セグメントを
一体的に,かつスムーズに移動させることができる。な
お、図12は図9で述べた実施例に補助連結板14を追加
装備した例を示したが、図1に示した実施例にも同様に
実施適用できることは勿論である。
【0041】次に本発明の請求項8に対応した実施例の
構成を図14,図15に示す。この実施例では、ラック
の各所に組み込んだスルーピンのうち、特にラック側壁
1,連結板7に形成した長溝と摺動し合うスルーピン
8,9,11に対し、その両端部に符号16で示す摺動軸受
部材を取り付け、該摺動軸受部材16を相手側の長溝と摺
動し合うようにしたものである。ここで、摺動軸受部材
16は、例えば摺動摩擦係数が小さくて滑動性に優れたフ
ッ素樹脂, あるいは潤滑油を含浸させた焼結金属で作ら
れたカラー付きスリーブであり、図示のようにラック側
壁1,連結板7に形成した長溝へ外側から嵌め込み、こ
こにスルーピン8,9を通して使用される。
【0042】上記のようにスルーピンの両端に摺動軸受
部材16を取付けたことにより、金属製のスルーピンと同
じく金属製のラック側壁1, 連結板7とが直接摺動し合
って生じる摩耗, 変形が回避される。これにより、商品
通路幅の調節動作が円滑となる他、摺動軸受部材16を用
いない場合に比べて商品ラックの寿命が長くなる。
【0043】次に図16,図17は本発明の請求項9に
対応した実施例を示す。この実施例は先の実施例で述べ
た商品ラックに対し、ラック内の商品通路幅を販売商品
の径サイズに対応して調節操作する際に、この調節操作
に連動して同時に商品投入口に設けたトップトレーを適
正位置に調節移動するよう構成したものである。そのた
めに、商品投入口に通じてラック側壁1の上部に架設し
たトップトレー13の前後端が、該トップトレーに対応し
てラック側壁1に形成した水平長溝1bにスルーピン9を
介して前後方向へ可動に架設されており、かつ該トップ
トレー13の先端がスルーピン9を介して可動側ラックセ
グメント列4の最上部のセグメントに連結されている。
【0044】かかる構成により、図1の実施例で述べた
と同様な調節操作でラックセグメント列4を前後方向に
移動すると、このラックセグメント列4の動きに連動し
てトップトレー13も前後方向に動く。したがって、可動
側ラックセグメント列4の上端とトップトレー13の先端
とが常に一定した相対位置に保たれる。つまり、販売商
品のサイズに合わせてラック内の商品通路幅を調節する
ようにラックセグメント列4を新たな設定位置に移動す
ると、同時にトップトレーも新たな位置に移動調節され
る。したがって商品取出口より投入した補充商品を円滑
にラック内の商品通路に送り込むことができる。
【0045】
【発明の効果】本発明のサーペンタイン式商品ラック
は、以上説明したように構成されているので、次記の効
果を奏する。
【0046】請求項1,2の構成によれば、商品搬出機
構に対向する出口調整板を販売商品の径サイズに対応し
て手動操作で調節移動するだけで、該出口調整板と連動
する連結板を介して可動側ラックセグメント列が水平方
向に移動し、固定側ラックセグメント列と可動側ラック
セグメント列との間に画成した商品通路の通路幅を自動
的,かつスムーズに調整できる。しかも、構造面でもラ
ック側壁板の外側に連結板を追加装備しただけであり、
在来の商品ラックと殆ど変わらない外形寸法で商品ラッ
クをコンパクトに構成できる。
【0047】また、請求項3,4,5の構成を採用する
ことにより、ラック内の商品通路幅の調整に際して、各
調節段の選択,確認を手探り作業でも容易に行うことが
できて作業性の改善が図れるし、さらに収納商品に押さ
れて出口調整板が調節位置から不用意にずれ動くのを確
実に防止できる。
【0048】また、請求項6の構成を採用することによ
り、ラック内に充填した商品の重量荷重で可動側のラッ
クセグメント列,連結板が指定の調節位置から不用意に
ずれて商品通路幅が変化するのを確実に防止できる。
【0049】また、請求項7の構成においては、可動側
ラックセグメント列を支持した各スルーピンの相互間を
一括して補助連結板により連結したので、可動側ラック
セグメント列の移動操作がスムーズに行える。
【0050】また、請求項8の構成においては、スルー
ピンの摺動部に摺動軸受部材を取り付けたので、調節操
作に伴う部品の摩耗を防いで動作の円滑化を図るととも
に、商品ラックの耐久性を高めることができる。
【0051】さらに、請求項9の構成においては、トッ
プトレーを可動式として可動側のラックセグメント列に
連動結合させたので、商品通路幅の調節操作に連動して
トップトレーも同時に適正位置へ移動調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する実施例の構成を示
す商品ラックの分解斜視図
【図2】図1の組立状態を示す商品ラックの側面図
【図3】図1の組立状態を示す商品ラックの側断面図
【図4】図1の商品ラックで商品通路を最大幅に設定し
た状態を示す商品ラックの要部側面図
【図5】図1の商品ラックで商品通路を最小幅に設定し
た状態を示す商品ラックの要部側面図
【図6】本発明の請求項3,4,5に対応する実施例の
構成を示す出口調整板の調節機構図
【図7】図6における要部の拡大図
【図8】本発明の請求項6に対応する実施例の構成を示
す連結板のガイド支持機構図
【図9】本発明の請求項2に対応する実施例の構成を示
す商品ラックの分解斜視図
【図10】図9の商品ラックで商品通路を最大幅に設定
した状態を示す商品ラックの要部側面図
【図11】図9の商品ラックで商品通路を最小幅に設定
した状態を示す商品ラックの要部側面図
【図12】本発明の請求項7に対応する実施例の構成を
示す商品ラックの側面図
【図13】図12における補助連結板の側面図
【図14】本発明の請求項8に対応する実施例の構成を
示す商品ラックの分解斜視図
【図15】図14の組立状態における要部の拡大断面図
【図16】本発明の請求項9に対応する実施例の構成を
示す商品ラックの部分側面図
【図17】図16における要部の分解斜視図
【符号の説明】
1 ラック側壁 1b 水平長溝 1c 櫛歯状ガイド溝 1c-1 渡り溝部 1c-2 分岐溝部 1d 傾斜ガイド溝 1d-1 傾斜溝部 1d-2 縦溝部 2 商品通路 3 固定側ラックセグメント列 4 可動側ラックセグメント列 5 商品搬出機構 6 出口調整板 7 連結板 7a 縦長溝 7a-1 切欠き段部 7b 傾斜長溝 7c 水平長溝 7A 傾斜長溝 7B 縦長溝 7C 丸穴 8 スルーピン 9 スルーピン 10 スルーピン 11 スルーピン 12 梁部材 13 トップトレー 14 補助連結板 16 摺動軸受部材 I 調節段 II 調節段 III 調節段 IV 調節段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右のラック側壁と、互いに向き合う前後
    一対のセグメント列を1組としてラック側壁の間に架設
    したラックセグメント列と、該ラックセグメント列の下
    端に並べて商品通路の出口側に対向配備した商品搬出機
    構,および商品の径サイズに合わせて出口通路幅を調節
    する出口調整板とで構成した自動販売機のサーペンタイ
    ン式商品ラックにおいて、前記一対のラックセグメント
    列の一方を固定,他方を可動とし、かつ左右のラック側
    壁に重ねて上下方向にガイド支持された連結板を設ける
    とともに、該連結板に形成した傾斜長溝とラック側壁に
    形成した水平長溝とにまたがって通したスルーピンに前
    記可動側のラックセグメント列を懸架し、さらに連結板
    の下端を出口調整板に連係結合させ、出口調整板の移動
    操作に連動してラック内の商品通路幅を調整することを
    特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商品ラック。
  2. 【請求項2】左右のラック側壁と、互いに向き合う前後
    一対のセグメント列を1組としてラック側壁の間に架設
    したラックセグメント列と、該ラックセグメント列の下
    端に並べて商品通路の出口側に対向配備した商品搬出機
    構,および商品の径サイズに合わせて出口通路幅を調節
    する出口調整板とで構成した自動販売機のサーペンタイ
    ン式商品ラックにおいて、前記一対のラックセグメント
    列の一方を固定,他方を可動とし、かつ左右のラック側
    壁に重ねて上下斜め方向にガイド支持された連結板を設
    けるとともに、該連結板に形成した縦長溝とラック側壁
    板に形成した水平長溝にまたがって通したスルーピンに
    前記可動側のラックセグメント列を懸架し、さらに連結
    板の下端を出口調整板に連係結合させ、出口調整板の移
    動操作に連動してラック内の商品通路幅を調整すること
    を特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商品ラッ
    ク。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のサーペンタイン
    式商品ラックにおいて、出口調整板の上下二箇所に取付
    けたスルーピンの一方と連結板とを連係結合し、かつ前
    記の各スルーピンをラック側壁に形成した傾斜ガイド
    溝,および該傾斜ガイド溝と平行に並ぶ複数の調節段を
    有する櫛歯状溝にそれぞれ掛け渡したことを特徴とする
    自動販売機のサーペンタイン式商品ラック。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のサーペンタイン式商品ラ
    ックにおいて、傾斜ガイド溝が傾斜溝部と各調節段に対
    応する縦溝部を交互に連ねた階段状溝であることを特徴
    とする自動販売機のサーペンタイン式商品ラック。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のサーペンタイン式商品ラ
    ックにおいて、櫛歯状溝が斜め方向の渡り溝部と、各調
    節段に対応して前記の渡り溝部から下方に枝分かれした
    分岐溝部とからなり、かつ各分岐溝部の相互間で渡り溝
    部の経路に段差を設けたことを特徴とする自動販売機の
    サーペンタイン式商品ラック。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のサーペンタイン式商品ラ
    ックにおいて、ラック側壁に形成したピン穴と連結板に
    形成した縦長溝との間にまたがりスルーピンを通して連
    結板をラック側壁に対し上下方向にガイド支持するとと
    もに、連結板を各調節段の対応位置に係止保持するため
    の手段として、前記縦長溝の溝側縁にスルーピンと係合
    し合う切欠き段部を設けたことを特徴とする自動販売機
    のサーペンタイン式商品ラック。
  7. 【請求項7】請求項1または2に記載のサーペンタイン
    式商品ラックにおいて、可動側のラックセグメント列を
    支持した各スルーピンを相互連結するように、連結板の
    外側に各スルーピンにまたがる補助連結板を設けたこと
    を特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商品ラッ
    ク。
  8. 【請求項8】請求項1または2に記載のサーペンタイン
    式商品ラックにおいて、ラックに組み込んだスルーピン
    の両端部に摺動軸受部材を取り付け、該摺動軸受部材を
    介してスルーピンをラック側壁,連結板の溝にガイド支
    持したことを特徴とする自動販売機のサーペンタイン式
    商品ラック。
  9. 【請求項9】請求項1または2に記載のサーペンタイン
    式商品ラックにおいて、商品投入口に通じてラック側壁
    の上部に架設したトップトレーを前後方向に可動に支持
    して可動ラックセグメント列の上端に連係結合したこと
    を特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商品ラッ
    ク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5540315A (en) * 1993-11-30 1996-07-30 Fuji Electric Co., Ltd. Serpentine-type vending rack for a vending machine
KR100473424B1 (ko) * 1996-06-11 2005-04-14 후지 덴끼 가부시키가이샤 자동판매기의사행식상품수납용래크

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5850089A (ja) * 1982-08-30 1983-03-24 サンデン株式会社 自動販売機の商品収納器

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