JPH059002U - 低域通過フイルタ - Google Patents
低域通過フイルタInfo
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- JPH059002U JPH059002U JP6303191U JP6303191U JPH059002U JP H059002 U JPH059002 U JP H059002U JP 6303191 U JP6303191 U JP 6303191U JP 6303191 U JP6303191 U JP 6303191U JP H059002 U JPH059002 U JP H059002U
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Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低域通過フィルタを有極化し且つ小型化す
る。 【構成】 誘電体ブロック10に2個の貫通孔12を並
設し、両貫通孔の内面に導体膜14を、誘電体ブロック
の側面にアース電極16を設ける。両貫通孔に金属端子
20を挿入して導体膜に接続し、金属端子間にコイル3
0を接続する。誘電体ブロックの外側にアース金具40
を取り付ける。
る。 【構成】 誘電体ブロック10に2個の貫通孔12を並
設し、両貫通孔の内面に導体膜14を、誘電体ブロック
の側面にアース電極16を設ける。両貫通孔に金属端子
20を挿入して導体膜に接続し、金属端子間にコイル3
0を接続する。誘電体ブロックの外側にアース金具40
を取り付ける。
Description
【0001】
本考案は、マイクロ波帯域などで使用する有極形の低域通過フィルタに関する
ものである。更に詳しく述べると、誘電体ブロックに形成した2個の貫通孔内壁
の導体膜と側面アース電極との間の接地容量と、両貫通孔の導体膜間の対向容量
と、コイルのインダクタンスとを組み合わせた低域通過フィルタに関するもので
ある。
【0002】
マイクロ波帯域で使用する従来の低域通過フィルタとしてはストリップ線路フ
ィルタが一般的である。これはアルミナ等のセラミック基板の表面に複数個の電
極を形成すると共に裏面に全面アース電極を形成し、表面の電極間をストリップ
線路で接続した構成である。基板の表裏両面の電極間で接地容量(C成分)を形
成し、表面電極間を接続するストリップ線路がインダクタンス(L成分)となっ
て、それらによるLC回路網で低域通過フィルタ特性を実現している。
【0003】
接地容量はセラミック基板の誘電率と厚み、及び電極面積により変化し、イン
ダクタンスはストリップ線路(導体パターン)の幅や長さによって変化する。
【0004】
上記のような低域通過フィルタを小型化するには、基板に誘電率の高い材料を
用いることが考えられる。高誘電率の基板を用いると接地容量及びインダクタン
ス共に面積を小さく出来るが、これらはスクリーン印刷によって作られるため印
刷精度によって特性のばらつきが決定され、電極面積を調整する煩瑣な作業が必
要となる。
【0005】
更にストリップ線路フィルタを有極化するには、上記の表面電極とは別に有極
帰還用の電極を設ける必要が生じ、設計や製造において工数が多くなり高価とな
るし、基板寸法も大きくなるなどの欠点が生じる。
【0006】
本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消し、有極帰還回路を有し
且つ小型化できる低域通過フィルタを提供することである。
【0007】
本考案に係る低域通過フィルタでは、2個の貫通孔を平行に形成した誘電体ブ
ロックを使用する。その両貫通孔の内面に導体膜を形成すると共に、誘電体ブロ
ックの側面に導体膜を形成してアース電極とする。そして両貫通孔内にそれぞれ
金属端子を挿入して貫通孔内面の導体膜に接続し、両金属端子間にコイルを接続
する。金属端子は、外部接続用のリード部と貫通孔内に挿入する挿入部分とが一
体になった構造をなし、同じ向きで貫通孔内に挿入してその先端にコイル端部を
半田付けするのが望ましい。
【0008】
貫通孔内の導体膜と誘電体ブロック側面のアース電極との間で接地容量が形成
され、コイルによってインダクタンスが生じる。インダクタンス素子の両端に並
列に接地容量を接続した4端子LC回路で基本的な低域通過特性が得られる。ま
た両貫通孔内面の導体膜間で対向容量が生じ、それと前記コイルのインダクタン
スとによって並列共振回路(有極帰還回路)ができ通過阻止の減衰極を作る。こ
の減衰極は通過域に近いところに形成できるため通過域が急峻になりフィルタ特
性が改善される。金属端子は外部回路との接続及び回路基板への固定、並びにコ
イルの接続を容易にする機能を果たす。
【0009】
図1は本考案に係る低域通過フィルタの一実施例を示す分解斜視図であり、図
2はその組立断面図である。本考案ではチタン酸バリウム等の高誘電率材料から
なる誘電体ブロック10を使用する。誘電体ブロック10は直方体状をなし、そ
れに2個の同一穴径の貫通孔12を上下方向に平行に形成してある。両方の貫通
孔12の内面には導体膜14を形成し、また誘電体ブロック10の両側面にも導
体膜を形成してアース電極16とする。従って、この実施例では誘電体ブロック
10の上下面及び両端面には導体膜は無い。なお図1では理解し易くするため、
導体膜が無く誘電体の素地がそのまま露出している部分は細かな点々によって表
示してある。このような誘電体ブロック10は高誘電率材料の粉体を所定形状に
プレス成形し焼結することで製造する。また貫通孔内面の導体膜14やアース電
極16は、例えば銀ペーストの焼付けなどにより形成する。
【0010】
誘電体ブロック10の両貫通孔12内にそれぞれ金属端子20を挿入して貫通
孔内面の導体膜14に接続する。ここで金属端子20は、細径のリード部22と
中央のフランジ部24と大径の挿入部分26とが一体になり、挿入部分26の先
端に細穴28を形成した構造である。両貫通孔12内にそれぞれ金属端子20の
挿入部分26をフランジ部24まで同じ方向から(ここでは下方から)挿入し、
リード部22を誘電体ブロック10から突出させる。そして挿入部分26を導体
膜14に半田付けすることにより接続固定し、また前記挿入部分26の先端の細
穴28にコイル30の端部を挿入して半田付け接続する。
【0011】
更に必要に応じて誘電体ブロック10にアース金具40を取り付ける。このア
ース金具40は金属薄板を打抜き折曲げた成形加工品であり、両側板42と、そ
れらを結合する底部連結板44と、両側板下方に突出する接続固定部46とを備
え、両側板42にそれぞれ細長の半田付け用窓48を形成した構造である。アー
ス金具40に誘電体ブロック10を嵌め込み、半田付け用窓48の部分で誘電体
ブロック10のアース電極16に半田付け固着する。アース金具40の接続固定
部46は、この低域通過フィルタを基板に固定する機能とアースに電気的に接続
する機能の両方を果たす。
【0012】
図3は本考案の低域通過フィルタの等価回路図を示している。図3においてL
はコイル30のインダクタンスを表しており、C1 ,C2 は貫通孔12の内面の
導体膜14とアース電極16とによって形成される接地容量を表している。これ
らの組み合わせによって基本的な低域通過フィルタ特性が生じる。またC3 は両
貫通孔12の内面の導体膜14間で形成される対向容量を表しており、この対向
容量C3 とインダクタンスLとで並列共振回路(有極帰還回路)となり通過阻止
の減衰極を作る。C3 とLの値を適当に選定することで有極の程度(強く入れた
り弱く入れる)を調節できる。
【0013】
誘電体ブロックの側面に形成するアース電極(導体膜)の形状は、フィルタ特
性で必要な接地容量などに応じて適宜変更してよい。上記の実施例では両側面に
アース電極を形成しているが、両側面と両端面全体にわたってアース電極を設け
てもよいし、一方の側面のみ、あるいは側面に部分的に形成してもよい。貫通孔
内の導体膜は、内面全体に形成するのが好ましいが、内面の一部分であってもよ
い。
【0014】
図4に金属端子の他の例を示す。Aに示す金属端子50は、上記実施例と同様
に、細径のリード部と中央フランジ部と大径の貫通孔挿入部分とが一体になり、
挿入部分の先端にコイル端末接続用の突出部を形成した構造である。Bに示す金
属端子52は、リード部とU型の貫通孔挿入部分とが一体になった構造であり、
Cに示す金属端子54はリード部とX状の貫通孔挿入部分とが一体になった構造
である。金属端子52,54は挿入部分が弾性を有するから、貫通孔に挿入した
ときに拡開しようとして内壁に密着し、仮固定できる。勿論、最終的には半田付
け等で接続固定する。
【0015】
図5は本考案の応用例を示している。これは本考案の低域通過フィルタ60と
帯域通過フィルタ62とを組み合わせた誘電体フィルタである。帯域通過フィル
タ62は、直方体状の誘電体ブロックに複数の共振子穴66と結合子穴68とを
交互に設け、共振子穴66の内面と誘電体ブロックの外表面(共振子穴が開口し
ている面の一方を除く全面)に導体膜を形成した周知の構造である。両フィルタ
60,62を共通のアース金具64に搭載する。上記の誘電体帯域通過フィルタ
はλ/4共振形同軸共振器構造であり、小型化でき製作し易く、優れた帯域通過
フィルタ特性を呈するが、高域側でスプリアス(高調波域、特に3倍波)が現れ
る。しかし本考案の低域通過フィルタ60と組み合わせることで3倍波をカット
でき、フィルタ全体として小型化し且つ良好なフィルタ特性が発現する。
【0016】
本考案は上記のように、誘電体ブロックに並設した2個の貫通孔に導体膜を形
成して外側のアース電極との間で接地容量をもたせ、両貫通孔内に金属端子を挿
入してコイルを接続した構造だから、それらによる4端子LC回路で所望の低域
通過特性が得られる。また両貫通孔内面の導体膜間で生じる対向容量とコイルの
インダクタンスとによって有極帰還回路が付加され、通過阻止の減衰極を通過域
の近くに形成できるため通過域が急峻となりフィルタ特性が改善される。
【0017】
本考案のフィルタは従来の平板型と異なり同軸型であり高誘電率の材料を使用
でき、また有極帰還用の電極を別に設ける必要がないため小型化できる。そのた
め取り付け面積が小さくなり、回路基板等への実装密度が向上する。導体膜は貫
通孔の内面と誘電体ブロック側面に設ければよいため、従来の同軸型の誘電体フ
ィルタの製造技術を応用でき、特性のばらつきも少なくなり、設計や製造も容易
となる。本考案の低域通過フィルタは誘電体ブロック構造であるため同軸型の誘
電体帯域通過フィルタと並べてアース金具に搭載することができ、全体として小
型で、フィルタ特性が良好で、使い易い誘電体フィルタが得られる。
【図1】本考案に係る低域通過フィルタの一実施例を示
す分解斜視図。
す分解斜視図。
【図2】図1の低域通過フィルタの組立断面図。
【図3】図1の低域通過フィルタの等価回路図。
【図4】本考案で用いる金属端子の他の例を示す説明
図。
図。
【図5】本考案に係る低域通過フィルタの応用例を示す
説明図。
説明図。
10 誘電体ブロック
12 貫通孔
14 導体膜
16 アース電極
20 金属端子
30 コイル
40 アース金具
Claims (2)
- 【請求項1】 誘電体ブロックに2個の貫通孔を並設
し、両貫通孔の内面に導体膜を形成すると共に、前記誘
電体ブロックの側面に導体膜を形成してアース電極と
し、両貫通孔内にそれぞれ金属端子を挿入して貫通孔内
面の導体膜に接続し、両金属端子間にコイルを接続した
低域通過フィルタ。 - 【請求項2】 両貫通孔内にそれぞれ金属端子を同じ向
きで挿入し、金属端子のリード部を誘電体ブロックから
突出させ、挿入部分の先端にコイル端部を接続した請求
項1記載の低域通過フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6303191U JPH0744082Y2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 低域通過フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6303191U JPH0744082Y2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 低域通過フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059002U true JPH059002U (ja) | 1993-02-05 |
| JPH0744082Y2 JPH0744082Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13217555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6303191U Expired - Fee Related JPH0744082Y2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 低域通過フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744082Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2690780A3 (en) * | 2012-07-26 | 2017-07-26 | Oxley Developments Company Limited | Electrical component |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP6303191U patent/JPH0744082Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2690780A3 (en) * | 2012-07-26 | 2017-07-26 | Oxley Developments Company Limited | Electrical component |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0744082Y2 (ja) | 1995-10-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |