JPH059048Y2 - - Google Patents

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JPH059048Y2
JPH059048Y2 JP4113088U JP4113088U JPH059048Y2 JP H059048 Y2 JPH059048 Y2 JP H059048Y2 JP 4113088 U JP4113088 U JP 4113088U JP 4113088 U JP4113088 U JP 4113088U JP H059048 Y2 JPH059048 Y2 JP H059048Y2
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polymer
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ポリエステル、ポリアミド等の熱可
塑性樹脂のフイルムや繊維の製造に用いるポリマ
ー用フイルタにおいて、ろ材を支持するためのろ
材支持体に関する。
〔従来の技術〕
溶融ポリマーを口金又はダイから押し出して繊
維又はフイルムを製造するに当たり、ポリマー中
の異物、ゲル等の除去は製品品質上極めて重要な
問題であり、従来より種々なフイルタが開発さ
れ、使用されている。その1例として第6図に示
すリーフフイルタ1が知られている。このリーフ
フイルタ1は、細い金属繊維の不織布の焼結体で
できた一対の円板状ろ材2,2の外周を、例えば
溶接にて固着し、かつ内部にろ材2,2を支持
し、ろ材2,2間に空隙6を形成するための目の
粗い金網3と、多孔板4,4とを配置し、中央に
ハブリング5を取付けて構成されたものである。
このようなリーフフイルタ1は中央のハブリング
5を利用して、外周面にポリマー導入孔を有する
ポリマー排出管(図示せず)の周囲に積み重ねら
れ、フイルタユニツトを形成する。ろ過されるべ
きポリマーはリーフフイルタ1の外部からろ材
2,2を通つてリーフフイルタ1内の空隙6に入
り、空隙6内を半径方向内方に流れ、ハブリング
5を通つてポリマー排出管に取り出される。ここ
で、空隙6を形成するための金網3としては、通
常、8メツシユの金網(線径1.2mm)をロールに
かけて、平たくし、厚さ2mm程度としたものが使
用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、かかるポリマー用リーフフイルタで
は、高いろ過圧を必要とするという問題点があつ
た。
リーフフイルタにおける通過抵抗としては、 (a) ろ材2自体のろ過抵抗、 (b) ポリマーがハブリングを通過する時の抵抗、 (c) ろ材2を通つたポリマーが、多孔板4を通
り、金網3を横方向に流れてハブリングに到る
までの抵抗、 等があり、従来は、これらの内、(a),(b)の抵抗が
大きいものと考えられていた。ところが、本考案
者等がこれらの通過抵抗を実験にて確認したとこ
ろ、上記(a),(b),(c)の比率が1〜2:2〜3:7
〜5程度であり、金網3による抵抗が極めて大き
いことが判明した。この原因は、第7図に示すよ
うに金網3では横方向の針金3aの通路を縦方向
の針金3bが塞いでおり、開口率が小さく(例え
ば20%程度)になつているためと考えられる。従
つて、(c)の抵抗を小さくすることがリーフフイル
タ全体としての抵抗を減少させるのに効果的であ
る。
本考案はかかる知見に基づいてなされたもの
で、従来の金網に比べてポリマーの通過抵抗の小
さいろ材支持体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成すべくなされた本考案は、少な
くとも二つの互いに平行な平坦面を有する針金
を、前記平坦面に直角方向に波状に湾曲させ、且
つその針金を前記平坦面に平行な面上で巻いて平
板状に構成してなるろ材支持体を要旨とする。
ここで、ろ材支持体を構成する針金としては、
断面形状が長円形の偏平なものが好ましい。
〔実施例〕
以下、図面に示す本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の実施例になるろ材支持体を使
用したリーフフイルタ11を示す概略断面図、第
2図はその一部の拡大断面図、第3図は第2図の
−矢視断面図である。このリーフフイルタ1
1は、細い金属繊維の不織布の焼結体でできた一
対の円板状ろ材12,12と、その内側に配置さ
れた焼結金属板13,13と、この焼結金属板1
3,13の間に配置され、焼結金属板13,13
を所定の間隔に保つためのろ材支持体14と、中
心のハブリング15等を有し、ろ材及び焼結金属
板の外周部を溶接等によつて閉じたものである。
ろ材支持体14は、第2図、第3図に断面及び
側面を示し、また、第4図にその一部を概略的に
斜視図で示すように、上下に互いに平行な平坦面
17aを有する断面長円形の針金17を、前記平
坦面に直角方向に波状に湾曲させ、且つその針金
を前記平坦面に平行な面上でらせん状に巻いて平
板状としたものである。この構成により、波状に
湾曲した針金17の各頂点17bが焼結金属板1
3及びその外側のろ材12を支持し、針金の谷の
部分17cがリーフフイルタ半径方向のポリマー
通路を形成する。この針金17をらせん状に巻付
ける際、半径方向に隣接する針金の谷と谷とは必
ずしも一致する必要はなく、ランダムにずれてい
ても半径方向に連続したポリマー通路が形成され
るので、何等支障はない。また、半径方向に隣接
した針金17と17は図示実施例のように適当な
間隔lを開けていても、或いは間隔零としてもよ
い。
焼結金属板13は従来のリーフフイルタ1に使
用している多孔板4の代わりに用いたものである
が、単にろ材12を支持するためのみならず、二
次フイルタとして使用することも可能である。二
次フイルタとして使用する場合には、金属粉体或
いは金属短繊維の焼結体とすることが好ましい。
このような焼結体はポリマー中のゲルの破砕、捕
捉に有効である。
上記構成のポリマー用リーフフイルタ11も従
来のリーフフイルタ1と同様に使用される。すな
わち、ポリマーがリーフフイルタ11の外部から
ろ材12,12及びその内側の焼結金属板13,
13を通つて異物除去され、リーフフイルタ11
内に入り、ろ材支持体14によつて形成される焼
結金属板13,13間の空隙を通つてリーフフイ
ルタの半径方向内方に流れ、中央のハブリング1
5から取り出される。この際、上記構成のろ材支
持体14では、波状に湾曲させた針金17の谷の
部分17cがポリマーの通路を構成するが、金網
と異なり、この空間17c内に挿入される針金は
ないので、開口率が大きく、このため、ポリマー
の通過抵抗が金網に比べて減少し、従来の金網を
使用したリーフフイルタに比べ、ろ過圧力を下げ
ることができる。特に、本実施例では、断面長円
形の偏平な針金17を用いたので、谷の部分17
cを大きくとることができ、且つ針金の端面が円
弧で構成されるので、ポリマーの流れに対する抵
抗が極めて小さく、一層ポリマーの通過抵抗を減
少させることができる。
また、ろ材12,12及び焼結金属板13,1
3に作用するろ過圧をろ材支持体14で支持する
ことになるが、ろ材支持体14の針金17を波状
に湾曲させて形成する頂点17bのピツチを小さ
くし且つらせん状に巻かれる針金の間隔を小さく
することにより、極めて多くの頂点17bで焼結
金属板13を支持することができる。例えば、従
来の8メツシユの金網3(第6図参照)では、1
インチ四角を64個の支持点で支持するに対し、針
金17として厚み0.5mm、幅0.8mmのものを使用
し、針金の長さ方向の頂点17bのピツチを4
mm、針金のピツチを1.0mmとすると、1インチ四
角における頂点17bの数は、約150個となり、
8メツシユ金網よりも多くの点で支持することが
できる。このようにろ材支持体14にきわめて多
くの頂点17bを形成することにより、各頂点1
7bでの支持荷重を小さく分散させることがで
き、第3図に示すように頂点17bの下に空隙1
7cを形成していても強度不足になることはな
く、焼結金属板13を良好に支持することができ
る。更に、針金17は、第2図に示すように平坦
面17aを焼結金属板13に接触させているの
で、上下の圧縮荷重を受けた時にも、安定して焼
結金属板13を支持することができる。もし、第
8図に示すように、円形断面の針金20を用いた
場合には、圧縮荷重Fを受けると、二点鎖線で示
すように倒れる恐れがあり、このため、耐圧縮荷
重が低くなるが、本実施例では、偏平な針金17
を用いたのでこのようなことが起こりにくく、耐
圧縮荷重を大きくすることができる。なお、波状
の針金17が第2図で横に(即ちリーフフイルタ
の半径方向に)倒れないように構成しておくと、
耐圧縮荷重を一層大きくすることが可能であり、
このためには、針金の半径方向の間隔lを零にす
る(即ち、針金が隣接の針金に接触するようにす
る)とか、隣接の針金同志を円周上の1箇所或い
は複数箇所で溶接、ろう付け等で固定することが
好ましい。
一般に、焼結金属板13は、従来使用している
多孔板に比べると、変形しやすく、目の粗い金網
3で支持した場合には、支持点が少ないため、変
形してトラブルを起こす恐れがある。しかし、本
実施例におけるろ材支持体14は、従来の目の粗
い金網3に比べて支持点即ち頂点17bがはるか
に多く、また、頂点17bは平坦面17aによつ
て形成されるため、線接触若しくは面接触によつ
て支持できるため、薄い焼結金属板に対しても良
好な支持が可能となる。このため、本考案の実施
例になるろ材支持体14を用いたリーフフイルタ
11では多孔板に代えて焼結金属板13を使用す
ることが可能である。焼結金属板13は多孔板に
比べてデツドスペースが少なく、従つてろ材12
の全面積を有効に使用できる利点がある。
本考案において、ろ材支持体14を構成する針
金17の線径、針金17に形成する頂点17bの
間隔、針金17の巻き密度等は、ポリマーの通過
抵抗、焼結金属板13を支持する頂点の数、支持
すべき圧縮荷重等を考慮して定めればよい。ここ
で、針金の巻き密度は全体を均一にする必要はな
く、適当な変化を与えてもよい。例えばろ材支持
体14をポリマーが外周から内周に向けて流れる
場合、内周部での抵抗が少ない方が望ましいの
で、内周部での抵抗が小さくなるように巻き密度
を決めることが好ましい。また、このろ材支持体
14の各部のポリマー通過抵抗を適当に定めるこ
とにより、円板状ろ材12を通過するポリマーの
流れの均一化を助けることも可能である。
なお、上記実施例においては、針金17として
断面が長円形の偏平なものを使用したが、本考案
に用いる針金は、この断面形状に限定されるもの
でなく、少なくとも二つの互いに平行な平坦面を
有するものであればよい。例えば、第5図aに示
すように矩形断面の針金21、第5図bに示すよ
うに矩形の角部を丸めた断面の針金22等を使用
することができる。更に、上記実施例では、1本
の針金17をらせん状に巻いて円板状のろ材支持
体14を構成したが、複数本の針金をらせん状に
巻いて円板状としてもよく、更には、針金を矩形
状等の多角形状に巻いて、多角形状のろ材支持体
としてもよい。
また、第1図〜第3図には、本考案のろ材支持
体14を、金属繊維の不織布からなるろ材12と
焼結金属板13を備えたリーフフイルタに使用
し、焼結金属板13を介してろ材12を支持する
場合を示したが、本考案はこの場合に限定される
ものでなく、焼結金属板を介して支持されるろ材
の種類は任意である。また、焼結金属板の代わり
に従来の多孔板を介してろ材を支持する構成とし
てもよく、更にはろ材自体が適当な強度を有して
いれば、直接ろ材を支持しても良いことは言うま
でもない。
更に、上記実施例では一対のろ材12,12の
外周を互いに固着して一体構造としたリーフフイ
ルタに使用した場合を示したが、本考案のろ材支
持体は、この形式のフイルタに限らず、ろ材支持
体をはさんでろ材を積層した形式の分解可能なフ
イルタに使用してもよい。また、ろ材支持体の形
状として、図面では円形のものを示したが、円形
に限らず、矩形、多角形等任意である。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案のろ材支持体
は、少なくとも二つの互いに平行な平坦面を有す
る針金を、前記平坦面に直角方向に波状に湾曲さ
せ、且つその針金を前記平坦面に平行な面上で巻
いて平板状に構成したものであるので、このろ材
支持体で支持したろ材にろ過圧力が加わつた際に
ろ材を安定して支持することができ、しかもこの
ろ材支持体を通過するポリマーの抵抗を小さくで
き、これを用いたフイルタ全体のろ過抵抗を小さ
くできるという効果を有している。
また、本考案のろ材支持体は、多数の支持頂点
を有しておりかつ各頂点が線接触又は面接触によ
つて支持するので、比較的剛性の低い材料、例え
ば薄い金属焼結板を支持することが可能であり、
ろ材を支持するために従来の多孔板に代えて金属
焼結板を使用することができ、ろ材の有効面積を
拡大することができる。更には、ろ材として焼結
金属板のように適度な剛性を有するものを使用す
る場合には、そのろ材のみを直接支持でき、ろ材
の有効面積を拡大するのみならずフイルタ全体の
厚みを薄くすることができるという効果も有して
いる。
なお、ろ材支持体を構成する針金として、偏平
な長円形断面のものを用いると、一層ポリマー通
過抵抗を少なくできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例になるろ材支持体を使
用したリーフフイルタ11を示す概略断面図、第
2図はその一部の拡大断面図、第3図は第2図の
−矢視断面図、第4図はろ材支持体の一部を
概略的に示す斜視図、第5図a,bはそれぞれ針
金の変形例を示す断面図、第6図は従来のリーフ
フイルタの概略断面図、第7図はそのリーフフイ
ルタに使用する金網の一部を拡大して示す断面
図、第8図は波状の針金20に圧縮荷重が作用し
た時の状態を説明する図である。 11……リーフフイルタ、12……ろ材、13
……焼結金属板、14……ろ材支持体、17……
針金、17a……平坦面、17b……頂点、17
c……谷の部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも二つの互いに平行な平坦面を有す
    る針金を、前記平坦面に直角方向に波状に湾曲
    させ、且つその針金を前記平坦面に平行な面上
    で巻いて平板状に構成してなるろ材支持体。 (2) 前記針金が長円形断面を有することを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のろ材
    支持体。
JP4113088U 1988-03-30 1988-03-30 Expired - Lifetime JPH059048Y2 (ja)

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JP4113088U JPH059048Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30

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JP4113088U JPH059048Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30

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Publication Number Publication Date
JPH01148713U JPH01148713U (ja) 1989-10-16
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ID=31267580

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