JPH0590595A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH0590595A
JPH0590595A JP3248773A JP24877391A JPH0590595A JP H0590595 A JPH0590595 A JP H0590595A JP 3248773 A JP3248773 A JP 3248773A JP 24877391 A JP24877391 A JP 24877391A JP H0590595 A JPH0590595 A JP H0590595A
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JP
Japan
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region
channel
channel region
insulated gate
gate
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JP3248773A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Murakami
善則 村上
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0590595A publication Critical patent/JPH0590595A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/63Vertical IGFETs
    • H10D30/635Vertical IGFETs having no inversion channels, e.g. vertical accumulation channel FETs [ACCUFET] or normally-on vertical IGFETs
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D64/00Electrodes of devices having potential barriers
    • H10D64/20Electrodes characterised by their shapes, relative sizes or dispositions 
    • H10D64/23Electrodes carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched, e.g. sources, drains, anodes or cathodes
    • H10D64/251Source or drain electrodes for field-effect devices
    • H10D64/252Source or drain electrodes for field-effect devices for vertical or pseudo-vertical devices
    • H10D64/2527Source or drain electrodes for field-effect devices for vertical or pseudo-vertical devices for vertical devices wherein the source or drain electrodes are recessed in semiconductor bodies

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オン抵抗が低く、かつ従来のMOS型パワー
デバイス同等の電流遮断特性を実現できる半導体装置を
提供する。 【構成】 ドレイン領域1となる半導体の一主面に接し
て形成され、絶縁膜5に被覆されたゲート電極4からな
る絶縁ゲート44と、ドレイン領域1と絶縁ゲート44
に接して形成されたチャネル領域1'と、チャネル領域
1'と絶縁ゲート44に接し、ドレイン領域1には接し
ないように形成されたソース領域3と、ソース領域3と
オーミックコンタクトし、かつチャネル領域1'とショ
ットキー接合する金属からなるソース電極33と、を備
え、チャネル領域1'の上記半導体の一主面に平行な断
面において、ショットキー接合面と絶縁ゲート表面との
最短距離があらゆるところでほぼ同一であるようにした
構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄積層をチャネルとし
て利用したMOSデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMOS型デバイスとしては、例え
ば、「モダン パワー デバイセス(“MODERN POWER D
EVICES”B.Jayant Baliga著 John Wiley & Sons,In
c.)の第263頁」に記載されているものがある。図21
は上記のDMOS構造の断面図である。図21におい
て、1はn-型ドレイン領域、11はドレイン電極、2
はp型ベース領域、22はベース領域のコンタクト用の
p+型領域、3はn+型ソース領域、33はソース電極、
4はゲート電極、5はゲート絶縁膜、6は層間絶縁膜、
Cはチャネル、Lはチャネル長である。なお、ドレイン
領域1とドレイン電極11はオーミックコンタクトして
いるものとする。図21のような構造単位が同一半導体
チップの表面上に複数並列に配置されているのが一般的
な縦型MOSFETの構造である。
【0003】以下、図21の素子の動作を説明する。
【0004】上記の構造ではドレイン電極を正の電位
に、ソース電極を接地して使用する。ゲート電極4がソ
ース電極33と同電位の時は、ソース領域3とドレイン
領域1の間はp型ベース領域2の存在によって電気的に
遮断され、電流は流れない。ゲート電極4にしかるべき
正電位を印加すると、ゲート絶縁膜5と接するp型ベー
ス領域2の界面に反転層が形成され、これがチャネルC
となってソース領域とドレイン領域は電気的に接続され
て主電流が流れる。いわゆる「オン抵抗」と呼ばれる動
作時の素子自身の抵抗は低いほどよい。上記の構造にお
いて、チャネルとなる反転層中を電流が通ることによる
「チャネル抵抗」はオン抵抗の大きな要素のひとつであ
る。チャネル長Lを短くすれば、その分チャネル抵抗は
小さくなるし、構造単位のサイズも小さくなって単位面
積当りの電流容量も増大するのであるが、チャネル長L
は素子耐圧と深く関係しており、むやみに短くすると素
子耐圧が低下してしまう。そのため耐圧やしきい値など
の設定に制約され、チャネル長を短くするには限界があ
る。また、上記の構造においては、寄生デバイスとし
て、(ドレイン領域1)−(ベース領域2)−(ソース領域
3)からなるnpnバイポーラトランジスタが存在し、
急激なドレイン電圧の変化が加わると、この寄生トラン
ジスタが作動して素子が破壊されるという問題がある。
【0005】また、従来のMOS構造の他の例として
は、特開昭58−63130号公報に記載されているよ
うな、いわゆるUMOS構造がある。図22は上記のU
MOS構造の断面図である。図22において、図21と
同符号は同じ部分を示す。この素子は、素子表面にU字
型の溝を形成し、その中に絶縁ゲートを埋め込むことに
より、チャネルを素子の深さ方向に形成し、構造単位の
密度向上を計ったものである。この素子においては、チ
ャネルを縦に作ったことにより、同じチャネル長でも図
21より構造単位のサイズは大幅に小さくなり、その分
だけオン抵抗も低くなるが、チャネル長と耐圧の関係お
よび寄生トランジスタの存在による問題は図21の場合
と同じである。
【0006】一方、チャネル長の短い素子構造というこ
とであれば、静電誘導トランジスタ(前記DMOSと同
じ文献の第182頁に記載)が従来からよく知られてお
り、ゲート構造として接合ゲートも絶縁ゲートも考案さ
れている。この静電誘導トランジスタは、チャネル構造
に反対導電型不純物領域を用いないので寄生トランジス
タもなく、主電流が反転層などの狭い領域を通らないこ
とからオン抵抗も低い構造である。しかし、これまで説
明した縦型MOSFETではゲート電圧を印加しない状
態が素子の遮断状態であるのに対し、静電誘導トランジ
スタではゲート電極が接地もしくは正電位の状態では素
子の導通状態であり、ドレインと反対極性の電圧を印加
しなければ主電流を遮断することが出来ない。また遮断
したとしても、本来、三極管特性を示す素子構造である
ことから、ドレイン電圧が上昇するにつれて主電流が流
れ出てしまうなど、取扱いに困難な点が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
DMOSやUMOSにおいては、耐圧やしきい値などの
設定に制約されてチャネル長を短くするには限界があ
り、そのためオン抵抗の大きな部分を占めるチャネル抵
抗を低減するのが困難であり、また、構造上発生する寄
生トランジスタによって素子が破壊される畏れがあると
いう問題があった。また、静電誘導トランジスタにおい
ては、主電流の遮断にドレインとは反対極性の電圧を印
加しなければならず、また、三極管特性を示す素子構造
であることから、ドレイン電圧が上昇するにつれて主電
流が流れ出てしまうなど、取扱いに困難な点が多い、と
いう問題があった。
【0008】本発明は、上記のごとき従来技術の問題を
解決するためになされたものであり、オン抵抗が低く、
かつ従来のMOS型パワーデバイスに比肩する電流遮断
特性を実現することの出来る新規な半導体装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】なお、前記のごとき従来技術の問題を解決
するため、本出願人は、ソース領域と同電位の金属から
なるショットキー接合と絶縁ゲートとに囲まれたチャネ
ル領域を持ち、ショットキー障壁と絶縁ゲートのポテン
シャルで形成される空乏領域によってチャネル領域を遮
断し、絶縁ゲート周辺に蓄積層を形成して電流を流す方
式の半導体装置を既に出願(特願平2−90095号)
している。また、本出願人は、絶縁ゲートとショットキ
ー接合とに囲まれたチャネル領域を半導体多結晶薄膜で
形成することにより、上記本出願人の先行出願の半導体
装置と同一の動作原理に基づいて動作し、かつ工業的に
簡便な製造方法で実現することの出来る半導体装置を既
に出願している(特願平3−129049号)。本発明
は、上記のごとき本出願人による先行出願の半導体装置
をさらに改良したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、本発明においては、ドレイ
ン領域となる第1導電型の単結晶半導体の一主面に接し
て形成され、表面を絶縁膜に被覆されたゲート電極から
なる絶縁ゲートと、上記ドレイン領域と上記絶縁ゲート
に接して形成された第1導電型のチャネル領域と、上記
チャネル領域と上記絶縁ゲートに接し、上記ドレイン領
域には接しないように形成された第1導電型のソース領
域と、上記ソース領域とオーミックコンタクトし、かつ
上記チャネル領域とショットキー接合する金属からなる
ソース電極と、を備え、上記チャネル領域の上記半導体
の一主面に平行な断面において、上記ショットキー接合
面と上記絶縁ゲート表面との最短距離があらゆるところ
でほぼ同一であるように構成したものである。
【0011】
【作用】本発明の半導体装置においては、上記ショット
キー接合と然るべき電位にした上記絶縁ゲートのポテン
シャルによって上記チャネル領域を空乏化して電流を遮
断する。また、チャネル領域の長さLと厚みHとの比
は、ドレイン電極に所望の電圧を印加してもチャネルの
遮断状態を保持するように設定する。なお、チャネル領
域の長さLとは、絶縁ゲートに沿ってソース領域との界
面からショットキー金属の端部までの長さであり、チャ
ネル領域の厚さHとは、絶縁ゲートの表面すなわちゲー
ト絶縁膜の表面とショットキー金属の表面との間隔(な
お、LおよびHについては後記図1参照)である。ま
た、電流の導通には、絶縁ゲートに然るべき電位を印加
し、絶縁ゲートに接するチャネル領域に蓄積層を形成し
て、ソース領域とドレイン領域をつなぐ構造としたもの
である。なお、この蓄積層チャネルは従来のMOSデバ
イスに使われている反転層チャネルより抵抗率が低い。
【0012】また、上記のように、ショットキー接合面
と絶縁ゲート表面との最短距離をあらゆるところでほぼ
同一にするためには、チャネル領域の形状が絶縁ゲート
側に凸の部分ではチャネル領域と絶縁ゲートとの境界面
のなす形状における曲部の曲率半径をチャネル領域の厚
さと同等もしくはそれ以上の長さにし、チャネル領域の
形状がソース電極側に凸の部分ではチャネル領域とソー
ス電極との境界面のなす形状における曲部の曲率半径を
チャネル領域の厚さと同等もしくはそれ以上の長さにす
ればよい。上記の形状を判り易く説明すると、例えば、
後記図1(b)に示すように、絶縁ゲート44(ゲート
電極4と絶縁膜5)、チャネル領域1'およびソース電
極33の平面パターン(半導体の主面に平行な平面で切
った断面)においては、チャネル領域1'の厚さHはど
の場所でも一定であり、かつチャネル領域1'と絶縁ゲ
ート44との境界面の角の部分が丸くなっており、その
曲率半径Rは少なくともチャネル領域1'の厚さHと同
等以上になっている。なお、上記図1(b)はチャネル
領域1'の形状が絶縁ゲート44側に凸の部分の例であ
るが、後記図20の円K2で囲んだ部分に示すように、
チャネル領域1'の形状がソース電極33側に凸の部分
では、チャネル領域1'とソース電極33との境界面の
なす形状における曲部の曲率半径がチャネル領域1'の
厚さと同等以上になっている。このような形状とするこ
とにより、チャネル領域が絶縁ゲート44やソース電極
と接する部分における角部において、それ以外の場所よ
りもチャネル領域の厚さHが大きくなってチャネル領域
の性能を落とすという問題を生じることがなくなる(詳
細後述)。なお、ソース電極33の角の部分も丸く(曲
率半径r)することにより、製造時にソース電極となる
金属の充填に支障をきたす畏れがなくなる(詳細後
述)。
【0013】上記の作用をまとめると次にようになる。 (1)チャネル領域として反対導電型領域を利用しない
ので、npnバイポーラトランジスタのような寄生デバ
イスを持たない。 (2)耐圧がチャネル構造と無関係なので、高耐圧で短
いチャネル領域長のデバイスを構成できる。 (3)ゲートの表面パターンに存在する角の部分にチャ
ネル領域の厚さ以上の曲率半径を持つ丸みを付け、チャ
ネル領域の厚さを均一にすることにより、安定した特性
の素子を構成できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例図であり、(a)は半導
体の主面に垂直方向の断面図、(b)は(a)のB−B
断面図(主面に平行な方向の断面)である。この半導体
装置は、半導体としてシリコンを、ドレイン領域として
n型不純物領域を用いたものである。図1において、1
はn-型ドレイン領域、11はドレイン電極、3はn+ソ
ース領域、33は金属からなるソース電極、4はゲート
電極で、ノーマリ・オフ構造とするためにドレイン領域
とは反対導電型のp+型多結晶シリコンで形成してい
る。5はゲート絶縁膜、6は層間絶縁膜である。なお、
ゲート電極4とゲート絶縁膜5を併せて絶縁ゲート44
と呼ぶことにする。7はチャネル領域形成用のサイドウ
ォールである。また、Lはチャネルの長さ、Hはチャネ
ルの厚さである。
【0015】図1に示すように、絶縁ゲート44は素子
表面から縦に掘り込まれた溝の中に形成され、ソース電
極33も絶縁ゲート44の近傍に、同様に縦に掘り込ま
れた溝の中に埋め込まれている。ソース電極33はソー
ス領域3とはオーミックコンタクトするが、n-ドレイ
ン領域1とはショットキー接合する。ドレイン領域1の
うち、絶縁ゲート44とソース領域3とソース電極33
とによって囲まれた部分をこの半導体装置のチャネル領
域1'と呼ぶことにする。このチャネル領域1'はゲート
電位がゼロ(ソース電極と同電位)の時でも、ショット
キー接合の効果と、チャネル領域1'とゲート電極材料
の仕事関数差によって空乏化しており、素子は遮断状態
にある。また、後述するように、チャネルの長さLとチ
ャネルの厚さHの比は、ドレイン電位を所望の耐圧まで
高めてもチャネルが開かないようにする値、例えばL/
H>2に設定されている。
【0016】なお、図1は素子の断面構造を模式的に表
わしたもので、絶縁ゲート44およびソース電極33の
底部は角張っているが、実際は丸みを帯びていてもかま
わない。また、絶縁ゲート44の深さとソース電極33
の深さは同じに描いているが、必ずしも同じである必要
はない。また、図1(a)においては、ソース電極33
や絶縁ゲート44の側面が垂直になっている場合を例示
しているが、必ずしも垂直である必要はなく、曲線や折
線状になっていてもよい。ただし、チャネル領域1'の
厚さHはどこでもほぼ一定である必要がある。
【0017】次に、図2〜図5を用いて本発明の半導体
装置のチャネルの動作原理について説明する。図2およ
び図3は、従来のnチャネルMOSFETのチャネル部
のバンド構造、すなわち前記図21のA−A断面のバン
ド構造図であり、図2はゲート電位0Vの遮断状態、図
3はゲート電極を然るべき正電位にした導通状態を示し
ている。なお、本発明と比較するために、ゲート電極の
材料はp+ポリシリコンとする。図2の状態では、p型
であるベース領域とゲート絶縁膜との界面の電位は低
く、電子は通さない。図3のようにゲートに正の電圧が
印加され、それにつれて界面の電位が上昇し、反転層が
形成されると導通状態となる。
【0018】一方、図4および図5は、本発明の半導体
装置のチャネル部のバンド構造、すなわち前記図1のA
−A断面のバンド構造を示したものである。なお、ゲー
ト電極の材料はp+ポリシリコンである。図4は前記図
2に対応した状態で、ゲート電位0Vであり、チャネル
領域1'はショットキー接合と、チャネル領域とゲート
電極材料による仕事関数差の影響で全域が空乏化されて
おり、電子はチャネルを通ることができず、素子は遮断
状態である。図5は前記図3に対応した状態で、ゲート
電極に然るべき正の電圧を印加した状態を示している。
ゲート絶縁膜界面の電位はゲート電位につれて上昇し、
界面に蓄積層が形成されると導通状態となる。このと
き、チャネル領域1'内は蓄積層と空乏層しか存在せ
ず、伝導電子のほとんどはゲート絶縁膜界面に偏って存
在する。
【0019】次に、図6〜図8を用いて本発明の半導体
装置のチャネル構造の良好な電流遮断特性を実現する条
件について説明する。図6〜図8は、図1のA−A断面
のバンド構造であり、便宜的にショットキー障壁、半導
体領域の伝導帯下端の線および絶縁膜の存在のみを示し
ている。各図中、φGはゲート電極となるp+型ポリシリ
コンの伝導帯下端のポテンシャルをフェルミ準位を基準
にして示したもの、φBはチャネル領域とソース電極3
3とのなすショットキー障壁高さ、Egはシリコンのバ
ンドギャップ、toxは絶縁膜の厚さである。なお、各図
ではゲート電極は接地状態とする。図6は、図中の諸量
及びチャネルの厚さH、半導体領域の不純物密度ND
どによってチャネル断面の電位分布に極値がなく、チャ
ネル領域をよぎるA−A断面内(以下、ここでは単に
「チャネル領域内」という)に多数キャリアの集中する
領域のない条件である。図7は、チャネル領域内に極値
はできているが、フェルミ準位を基準とした場合、極値
が−Eg/2より小さいので多数キャリアが存在しない
条件である。図8は、チャネル領域内の極値が−Eg
2より大きく、チャネル領域は空乏化していても多数キ
ャリアの集中した領域が存在する条件である。この条件
では漏れ電流として、かなりの電流が流れてしまう。こ
の場合でも、ゲート電極に負の電圧を印加して絶縁ゲー
ト44界面のポテンシャルを上げてやれば、漏れ電流を
除去することは可能である。しかし、本発明はノーマリ
・オフ型デバイスであることを前提としているので、チ
ャネル領域の不純物濃度NDやチャネルの厚さHなどの
諸量は、図8のような状態にならないように選ばなけれ
ばならない。この条件は単純なポアソン方程式を解くこ
とによって容易に求まる。一例を示すと、チャネル領域
の不純物濃度NDが1×1015cm~3の場合、チャネルの
厚さHは1.07μm以下、NDが1×1016cm~3の場
合、チャネルの厚さHは0.27μm以下であればよ
い。
【0020】また、図1において、ソース領域を接する
チャネル領域のポテンシャルは、ソース領域の影響を受
けて高められる。この影響はチャネル領域内に、上記の
条件を満たす範囲内において、およそチャネルの厚さH
分の距離まで及ぶことが数値計算によって明らかになっ
ている。同様のことが、チャネル領域にドレイン電界が
加わったときにも生じる。ドレイン電位を上げてゆき、
チャネル領域付近の電界強度がシリコンのアバランシェ
降伏条件にまで達したとしても、その影響はやはりチャ
ネル領域内にチャネルの厚さH分程度しか及ばない。従
って、本実施例の場合、ドレイン電圧を所望の耐圧まで
高めてもチャネルが開かないようにするためには、チャ
ネルの長さLをチャネルの厚さHの2〜2.5倍程度に
する必要があり、余裕を見込んでも3〜4倍もあれば十
分である。例えばチャネルの厚さが5000Åの場合に
は、チャネルの長さは1.5〜2μm、Hが3000Å
の場合はチャネルの長さは1〜1.2μmあれば十分で
あり、このチャネル構造で素子耐圧1000Vの素子も
設計可能である。
【0021】次に、本発明の半導体装置の動作について
説明する。図9は本実施例の電流−電圧特性図である。
本実施例の素子は、ソース電極を接地、ドレイン電極を
正電位にして使用する。まず、ゲート電位が接地状態の
時は、電流は遮断されて流れない。この状況を図9中の
線Cに示す。電流は素子の降伏電圧まで流れない。次
に、ゲート電極に然るべき正の電圧を印加し、チャネル
領域の絶縁ゲート44周辺に蓄積層が形成されると、素
子は導通状態となる。この状況を図9中の線Bに示す。
電流は蓄積層内の電子の移動度によって制限される。ド
レイン電圧が上昇するにつれて電流が僅かずつ上昇する
のは、ドレイン電界によって蓄積層が僅かずつ短くなる
からである。さらに、ゲート電圧を上げてゆくと、主電
流はさらに多く流れるようになる。この状況を線Aに示
す。
【0022】次に、図1の実施例の製造工程の一例を図
10〜図16を用いて説明する。まず、図10に示すご
とく、ドレイン領域であるn-シリコン基板表面にマス
ク材100をパターニングして絶縁ゲート用の溝を蝕刻
する。蝕刻は方向性ドライエッチングによって、溝の側
壁が基板表面になるべく垂直になるように蝕刻する。次
に、図11に示すごとく、溝の内壁にゲート絶縁膜5を
形成し、次いでゲート電極材であるp+型ポリシリコン
4を堆積させて埋め、表面が平坦になるように蝕刻し
て、ポリシリコンが溝の内部のみに残るようにする。そ
して、露出しているポリシリコンを酸化して層間絶縁膜
6を形成し、絶縁ゲート44を完成させる。次に、マス
ク材100を除去し、図12に示すごとく露出したシリ
コン基板1を蝕刻し、絶縁ゲート44の一部を露出させ
る。次に、図13に示すごとく、リンガラスなどのマス
ク材7を表面に堆積させる。この際、マスク材7は露出
した絶縁ゲート44の側壁にも平坦な部分と同じ厚さに
堆積するようにする。これを短時間加熱すれば、リンガ
ラスからの不純物拡散によってソース領域3となるn+
領域が形成される。もちろんソース領域の形成には別途
イオン注入によっても構わない。次に、図14に示すご
とく、マスク材7を方向性ドライエッチングによって基
板表面に垂直に蝕刻し、露出した絶縁ゲート44の側壁
にのみマスク材7を残す。素子のチャネルの厚さHは、
このマスク材7の厚さ(図の横方向の幅)によって精度
良く制御される。次に、図15に示すごとく、この側壁
のマスク材7をマスクにして、基板シリコン1を方向性
ドライエッチングによって垂直に蝕刻し、ソース電極用
の溝を形成する。これにソース電極を蒸着等の方法で形
成し、パターニングすることによって図1の基本構造が
完成する。なお、ソース電極33は、n-ドレイン領域
1の一部であるチャネル領域1'とはショットキー接合
するが、n+ソース領域3とはオーミック接続する。
【0023】次に、これまでの説明は半導体の主面に垂
直な方向の断面構造についての説明であるが、主面と平
行な方向の断面構造(主面と平行な面で切った断面)に
ついて考えると、以下の点に注意しなければならない。
図16は、半導体の主面に水平な方向の断面図であり、
前記図1(b)に示すB−B断面図を複数の素子に拡張
した図である。ゲート電極4と絶縁膜5からなる絶縁ゲ
ート44の平面パターンは、後述するように様々なもの
があるが、ここでは格子構造を例にとって説明する。図
16の絶縁ゲート44の角の部分(図中の円Kで囲んだ
部分)を見ると、辺の部分のチャネルの厚さHに対して
角の部分のチャネルの厚さは実効的に√2Hとなり、こ
の部分だけチャネルの厚さが大きくなる。そのため、前
記図6〜図8を用いて説明したように、ここだけチャネ
ルの遮断特性が劣ることになる。したがって、絶縁ゲー
ト44の角の部分には、図17に示すように、少なくと
もチャネルの厚さH分の曲率半径を持つ丸みを持たせな
ければならない。
【0024】しかしこれだけでは、チャネルの厚さは均
一にできても、前述した製造工程の図15のエッチング
を行なうと、溝の側壁にはきっちりとした角が形成さ
れ、ソース電極33を蒸着する際、この角部に金属が充
填されないおそれがある。そのため、ソース電極が容易
に充填されるようにソース電極33の角部にも丸みを持
たせ、かつチャネルの厚さが均一になるようにするた
め、ゲートパターンの角部の丸みの曲率半径は、さらに
大きめに設定することが望ましい。図18は、上記のこ
とを考慮した、絶縁ゲート44の平面構造の第1の実施
例図である。図18は、図16と同様に、半導体の主面
に水平な方向の断面図であり、前記図1(b)に示すB
−B断面図を複数の素子に拡張した図である。例えば、
最小径1μmのコンタクトホールに金属を充填する能力
のあるプロセス技術を使う場合には、ソース電極の周辺
形状において最小曲率半径が5000Å以上になるよう
にする。図18中の半径rがこれに相当し、チャネルの
厚さHが5000Åとすれば、ゲートパターンの角部の
半径Rは1μm程度ということになる。
【0025】次に、図19は、絶縁ゲート44の平面構
造の第2の実施例図である。図19は、図18の変形で
あり、絶縁ゲート44が蜂の巣状の構造をしているもの
を示す。
【0026】次に、図20は、絶縁ゲート44の平面構
造の第3の実施例図である。図20は、絶縁ゲート44
がストライプ状をなした構造である。このパターンにお
いても、パターン端部で角の部分が発生するので、上記
の丸みを付けることが有効である。また、このようなパ
ターンでは、円K1で囲んだ部分に示すように、チャネ
ル領域1'が絶縁ゲート44側に凸の部分と、円K2で
囲んだ部分に示すように、チャネル領域1'がソース電
極33側に凸の部分とがある。上記のどちらの場合にお
いてもチャネル領域1'の厚さを一定に保つ必要があ
る。そのため、チャネル領域1'が絶縁ゲート44側に
凸の部分では絶縁ゲート44とチャネル領域1'との境
界面の形状の曲率半径R1が少なくともチャネル領域
1'の厚さH以上になるようにし、チャネル領域1'がソ
ース電極33側に凸の部分ではソース電極33とチャネ
ル領域1'との境界面の形状の曲率半径R2が少なくと
もチャネル領域1'の厚さH以上になるようにする。
【0027】なお、これまでの説明においては、前記本
出願人による先行出願(特願平2−90095号)と基
本構造が類似した構成、すなわちチャネル領域がドレイ
ン領域と連続した単結晶半導体で構成されたもの(請求
項2に記載)に基づいて説明したが、前記本出願による
他の先行出願(特願平3−129049号)と基本構造
が類似した構成、すなわちチャネル領域が多結晶半導体
で構成されたもの(請求項3に記載)についても、上記
と同様に、チャネル領域と絶縁ゲートとの境界面または
チャネル領域とソース電極との境界面の角部の曲率半径
をチャネル領域の厚さH以上にすることにより、上記と
同様の効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したごとく、本発明において
は、 (1)従来のMOSFETが反転層によって主電流を制
御していたのに対し、これより抵抗率の低い蓄積層を使
って主電流制御を行なうこと。 (2)チャネルの長さが短くてもチャネル遮断特性が保
てるので、素子の耐圧に関係なくチャネルの長さを短く
することができる。 (3)基本構造を実現するのに、フォトプロセスが1回
ですみ、かつチャネルがデバイスの深さ方向に形成され
ていることから構造単位が小さく、チャネル密度を高く
できる。 上記(1)〜(3)の効果により、チャネル抵抗を従来
のMOSFETに比べて1桁程度低くすることができ
る。 (4)さらに、反転層を使わないので素子の基本構造に
は反対導電型領域が存在せず、従来のMOSFETが持
つような寄生デバイスを持たない。 (5)ゲートの表面パターンに存在する角の部分にチャ
ネルの厚さ以上の曲率半径を持つ丸みを付け、チャネル
の厚さを均一にすることにより、ソース電極も充填され
易くなって、安定した特性の素子を実現することが構成
できる。等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図。
【図2】従来のMOSFETにおけるチャネル領域のバ
ンド図。
【図3】従来のMOSFETにおけるチャネル領域のバ
ンド図。
【図4】図1の実施例におけるチャネル領域のバンド
図。
【図5】図1の実施例におけるチャネル領域のバンド
図。
【図6】図1の実施例におけるチャネル領域のバンド
図。
【図7】図1の実施例におけるチャネル領域のバンド
図。
【図8】図1の実施例におけるチャネル領域のバンド
図。
【図9】図1の実施例の電流−電圧特性図。
【図10】図1の実施例の一連の製造工程のその1を示
した断面図。
【図11】図1の実施例の一連の製造工程のその2を示
した断面図。
【図12】図1の実施例の一連の製造工程のその3を示
した断面図。
【図13】図1の実施例の一連の製造工程のその4を示
した断面図。
【図14】図1の実施例の一連の製造工程のその5を示
した断面図。
【図15】図1の実施例の一連の製造工程のその6を示
した断面図。
【図16】絶縁ゲート44の平面パターンの一例を示す
図であり、半導体の主面に平行な平面で切った断面図。
【図17】絶縁ゲート44の平面パターンの他の一例を
示す図であり、半導体の主面に平行な平面で切った断面
図。
【図18】本発明の絶縁ゲート44の平面パターンの第
1の実施例図であり、図1のB−B断面図を複数の素子
に拡張した図。
【図19】本発明の絶縁ゲート44の平面パターンの第
2の実施例図。
【図20】本発明の絶縁ゲート44の平面パターンの第
3の実施例図。
【図21】従来の縦型MOSFETの一例の断面図。
【図22】従来のUMOSFETの一例の断面図。
【符号の説明】
1…n-型ドレイン領域 1'…チャネル領域 11…ドレイン電極 2…p型ベース領域 22…ベース領域コンタクト用のp+型領域 3…n+型ソース領域 33…ソース電極 4…ゲート電極 44…絶縁ゲート 5…ゲート絶縁膜 6…層間絶縁膜 7…サイドウォール 100…マスク材 H…チャネルの厚さ L…チャネルの長さ K、K1、K2…絶縁ゲート44の角の部分を示す円 R、R1…角の部分における絶縁ゲート44境界面の曲
率半径 R2…角に部分におけるソース電極33境界面の曲率半
径 r…角の部分におけるソース電極の曲率半径

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレイン領域となる第1導電型の単結晶半
    導体の一主面に接して形成され、表面を絶縁膜に被覆さ
    れたゲート電極からなる絶縁ゲートと、 上記ドレイン領域と上記絶縁ゲートに接して形成された
    第1導電型のチャネル領域と、 上記チャネル領域と上記絶縁ゲートに接し、上記ドレイ
    ン領域には接しないように形成された第1導電型のソー
    ス領域と、 上記ソース領域とオーミックコンタクトし、かつ上記チ
    ャネル領域とショットキー接合する金属からなるソース
    電極と、を備え、 上記チャネル領域の上記半導体の一主面に平行な断面に
    おいて、上記ショットキー接合面と上記絶縁ゲート表面
    との最短距離があらゆるところでほぼ同一である、 ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体装置において、上
    記チャネル領域が上記ドレイン領域と連続した単結晶半
    導体からなることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の半導体装置において、上
    記チャネル領域が多結晶半導体からなることを特徴とす
    る半導体装置。
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