JPH0590700A - 半導体発光装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体発光装置およびその製造方法

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JPH0590700A
JPH0590700A JP25147491A JP25147491A JPH0590700A JP H0590700 A JPH0590700 A JP H0590700A JP 25147491 A JP25147491 A JP 25147491A JP 25147491 A JP25147491 A JP 25147491A JP H0590700 A JPH0590700 A JP H0590700A
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JP
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conductivity type
mesa stripe
semi
mask
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JP25147491A
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Inventor
Shinichi Matsumoto
信一 松本
Kazuo Kasatani
和生 笠谷
Hiroshi Yasaka
洋 八坂
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高抵抗層埋め込み構造半導体レーザにおい
て、素子の直列抵抗が低減され、かつ複数の電極を必要
とする素子に適用した場合、電極間の分離抵抗が十分に
とれるようにする。 【構成】 第1の導電型を有する半導体基板4と、この
基板上に配置され、第1の導電型を有するバッファ層
2、活性層1、および第2の導電型を有するクラッド層
3を少なくとも含み、かつストライプ状に形成されたメ
サストライプと、このメサストライプの両側面に配置さ
れた半絶縁性高抵抗層5を少なくとも備えた半導体発光
装置である。メサストライプの上面において、メサスト
ライプに沿って配置され、メサストライプよりも幅の広
い、第2の導電型を有するクラッド層8と電極層9から
なるストライプ状の積層体13と、この第2の導電型を
有するストライプ状の積層体13の両側面に配置された
半絶縁性高抵抗層6とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体発光装置に関
し、特に光伝送用光源として重要である高抵抗層埋め込
み構造半導体レーザ、およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半絶縁性InP結晶を埋め込み層とする
高抵抗層埋め込み構造半導体レーザは、素子容量が小さ
く、高速変調が可能となることから、大容量光伝送用光
源として重要視されている。
【0003】図5に、従来の高抵抗層埋め込み構造半導
体レーザの構造の断面図を示す(参考文献:佐々木達也
ほかジャーナル オブ ライトウェイブ テクノロジー
(Journal of Lightwave Tec
hnology)vol.8(1990) 1343−
1349)。この素子は、n−InP基板31にn−I
nGaAsPガイド層32、活性層33を含むメサスト
ライプを形成し、その両わきを半絶縁性InP結晶を含
む電流阻止層34によって埋め込んだ後、その上にn型
InPバッファ層35,さらに全面にp型InPクラッ
ド層36およびp型InGaAsP電極層37を形成
し、さらに両面にn型電極38およびP型電極39を形
成したものである。なお、40は電極39からの拡散防
止および絶縁のためのSiO2 層である。この素子で
は、活性層を含むメサストライプの両わきを、半絶縁性
InP結晶を含む電流阻止層によって埋め込んだのち、
素子全面にp型InPクラッド層、およびp型InGa
AsP電極層を形成している。これにより、素子内のp
型半導体層による抵抗が低減され、素子の直列抵抗が小
さくなり、高速動作、および高出力動作を実現するうえ
で有利となる。
【0004】しかしながら、図5に示すような構造の埋
め込み構造半導体レーザを、複数の電極を有する素子に
適用しようとした場合、図6のように分離溝41を形成
しても、素子全面にp型半導体層が形成されているた
め、広範囲にわたって電極間の導通経路が形成されてし
まう。このため、電極間の分離抵抗を十分にとることが
できない。
【0005】図7に示すような、n型バッファ層42,
活性層43,p型クラッド層44を含むメサストライプ
の両側を高抵抗の半絶縁性電流阻止層34によって埋め
込んだだけの構造では、メサストライプ内のp型クラッ
ド層44のみが電極間の導通経路となり、電極間の分離
抵抗をある程度確保することができる。しかしながら、
抵抗の大きなp型半導体層がストライプ幅に限定されて
いるため、図5に示した素子構造のように直列抵抗を低
減できず、高速動作、高出力動作を実現する上で不利と
なる。
【0006】このように、従来の高抵抗層埋め込み構造
半導体レーザを、複数の電極を有する素子に適用しよう
とした場合、電極間の分離抵抗の確保と直列抵抗の低減
を同時に実現することが困難であった。
【0007】さらに、高抵抗層埋め込み構造半導体レー
ザでは、素子容量低減のため、3μm程度の厚い高抵抗
層を必要とする。このため、メサストライプの高さもま
た高くなり、このような高いメサストライプの両わき
を、InPへのFeドーピングが容易な有機金属気相成
長法によって埋め込む場合、異常成長が発生し、素子の
平坦化を実現することができない。このため、従来、メ
サストライプの形成工程において、図8に示すようなマ
スク46に庇46Aを設け、異常成長の発生を抑えてい
た(参考文献:真田達行ほかアプライド フィジックス
レターズ(Applied Physic Lett
ers) vol.51(1987) 1054−10
56)。しかし、庇の形成は、プロセスが複雑となるば
かりではなく、共振器方向に沿って活性層幅を均一に揃
えることが困難となる。また、プロセス工程の途中にお
いて庇が破損すると、平坦化埋め込みができなくなり、
素子作製歩留まりを著しく損うことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の問題を解決し、素子の直列抵抗が低減され、
かつ複数の電極を必要とする素子に適用しようとした場
合、電極間の分離抵抗が十分にとれる構造を有した高抵
抗層埋め込み構造半導体レーザを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体発光
装置は第1の導電型を有する半導体基板と、該基板上に
配置され、第1の導電型を有するバッファ層、活性層、
および第2の導電型を有するクラッド層を少なくとも含
み、かつストライプ状に形成されたメサストライプと、
該メサストライプの両側面に配置された半絶縁性高抵抗
層を少なくとも備えた半導体発光装置において、前記メ
サストライプの上面において、該メサストライプに沿っ
て配置され、該メサストライプよりも幅の広い、第2の
導電型を有するクラッド層と電極層からなるストライプ
状の積層体と、前記第2の導電型を有するストライプ状
の積層体の両側面に配置された半絶縁性高抵抗層とを具
えていることを特徴とする。
【0010】本発明による製造方法は第1の導電型を有
する半導体基板上に、第1の導電型を有するクラッド
層、活性層、および第2の導電型を有するクラッド層を
この順序に積層して積層体を形成する工程と、前記積層
体の上に所定の形状のマスクを形成する工程と、前記マ
スクを介して、前記積層体を少なくとも前記活性層まで
エッチングしてメサストライプを形成する工程と、前記
メサストライプの両側面を半絶縁性高抵抗半導体層から
なる電流阻止層によって、埋め込む工程と、前記マスク
を除去して、前記メサストライプ、および前記電流阻止
層の上面に、第2の導電型を有するクラッド層、および
電極層を、この順序に積層して第2の積層体を形成する
工程と、前記第2の積層体の上に前記メサストライプよ
りも広い幅を有する、所定の形状の第2のマスクを形成
する工程と、前記第2のマスクを介して、前記第2の積
層体を少なくとも前記半絶縁性高抵抗InP半導体層に
至るまでエッチングして、第2の導電型を有するストラ
イプ状の積層体を形成する工程と、前記第2の導電型を
有するストライプ状の積層体の両側面を、半絶縁性高抵
抗半導体層からなる電流阻止層によって埋め込む工程と
を有することを特徴とする。
【0011】さらに本発明による製造方法は第1の導電
型を有する半導体基板上に、第1の導電型を有するクラ
ッド層、活性層、および第2の導電型を有するクラッド
層をこの順序に積層して積層体を形成する工程と、前記
積層体の上に所定の形状のマスクを形成する工程と、前
記マスクを介して、前記積層体を少なくとも前記活性層
までエッチングしてメサストライプを形成する工程と、
前記メサストライプの両側面を、半絶縁性高抵抗半導体
層からなる電流阻止層によって埋め込む工程と、前記マ
スクを除去して、前記メサストライプ、および前記電流
阻止の上面に、第2の導電型を有するクラッド層、およ
び電極層を、この順序に積層して第2の積層体を形成す
る工程と、前記第2の積層体の上に少なくとも前記メサ
ストライプよりも広い幅を有する、所定の形状の第2の
マスクを形成する工程と、前記第2のマスクを介して、
前記第2の積層体を少なくとも前記半絶縁性高抵抗半導
体層に至るまでエッチングして、第2の導電型を有する
ストライプ状の積層体を形成し、同時に該第2の導電型
を有するストライプ状の積層体をメサストライプ方向に
沿って少なくとも2つ以上に分離する分離溝を形成する
工程と、前記第2の導電型を有するストライプ状の積層
体の両側面、および前記分離溝を、半絶縁性高抵抗半導
体層によって埋め込む工程とを有することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明においては、活性層を含んだメサストラ
イプの上面において、メサストライプよりも幅が広く、
かつクラッド層と電極層から構成されたストライプ状の
積層体と、この積層体の両わきに配置された半絶縁性高
抵抗層とを有する。半絶縁高抵抗層はFeドーピングし
たInP半導体結晶であることが望ましい。
【0013】この素子では、複数の電極を有する素子に
適用しようとした場合、従来の素子構造では困難であっ
た電極間の分離抵抗の確保と、素子直列抵抗の低減を同
時に実現することができる。
【0014】また、本発明では、3μm程度の厚い埋め
込み層を、2回の成長にわけて行うため、1回あたりの
埋め込み層の形成、すなわちメサストライプの高さが、
1.5μmから2.0μmと低くなる。このような低い
メサストライプの両わきは、マスクに庇を形成しなくて
も、有機金属気相成長法によって、平坦に埋め込むこと
ができる。このため、庇を備えたマスクの形成といった
複雑なプロセスが不要となり、素子の作製が容易とな
る。
【0015】さらに、2回目の高抵抗埋め込み層形成時
において、第2の導電型を有するストライプ状の積層体
内に、積層体を少なくとも2つ以上の領域に分離する電
極間分離用の溝を形成しておけば、メサストライプ両わ
きの埋め込み層の形成と、分離溝内への電極分離層の形
成を同時に行うことができ、分離抵抗がより大きい素子
構造を実現することができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を用いて説明
する。
【0017】(実施例1)図1は、本発明の一実施例で
ある、n基板FeドープInP埋め込み構造半導体レー
ザの構造を示す断面図である。
【0018】活性層1は、発光波長1.30μmに相当
するInGaAsP半導体結晶である。活性層1は、n
型(100)InP基板4上のメサストライプ12にお
いて、第1のp型InPクラッド層3とn型InPバッ
ファ層2に上下から挟まれている。
【0019】メサストライプ12の両わきは、第1の半
絶縁性InP電流阻止層5とn型InPからなる導電性
ブロック層7によって埋め込まれている。
【0020】第1のp型InPクラッド層3の上には、
第2のp型InPクラッド層8が、またその上には、p
型電極11と良好なコンタクトが得られるように、p型
InGaAsPからなる電極層9が設けられている。
【0021】第1の半絶縁性InP電流阻止層5と第2
のp型InPクラッド層8との間に設置されている導電
性ブロック層7は、第2のp型InPクラッド層8から
第1の半絶縁性電流阻止層5への正孔の注入を防ぎ、ダ
ブルインジェクションによるリーク電流の発生を抑えて
いる。
【0022】第2のp型InPクラッド層8と電極層9
から構成される積層体13の両わきは、第2の半絶縁性
InP電流阻止層6によって埋め込まれており、素子の
平坦化が実現されている。
【0023】n型電極10はn型InP基板4の全面
に、またp型電極11は素子上面に形成されている。
【0024】図2に本実施例の製造工程の各段階におい
て形成される構造の断面図を示す。
【0025】まず、(100)面n型InP基板4(キ
ャリア濃度2×1018cm-3)上に、Seをドーパント
とするn型InPバッファ層2(キャリア濃度1×10
18cm-3、厚さ1μm)、発光波長1.30μmに相当
するノンドープInGaAsP活性層1(厚さ0.15
μm)、Znをドーパントとする第1のp型InPクラ
ッド層3(キャリア濃度3×1018cm-3、厚さ0.2
μm)、発光波長1.30μmに相当するノンドープI
nGaAsPバッファ層15(厚さ0.1μm)を減圧
有機金属気相成長法により形成したのち、SiO2 膜1
4(厚さ0.1μm)からなる所定の形状のマスクを用
いて、高さ約2.0μm、幅約1.5μmのメサストラ
イプ12を作成する(図2(a))。
【0026】次にメサストライプ12の両わきを、減圧
有機金属気相成長法を用いて、FeドープInP層によ
って埋め込み、第1の半絶縁性電流阻止層5、およびS
eをドーパントとするn型InP導電性ブロック層7
(キャリア濃度1×1018cm-3、厚さ0.3μm)を
形成する(図2(b))。
【0027】こののち、SiO3 膜14、およびInG
aAsPバッファ層15を除去し、減圧有機金属気相成
長法によって、第2のp型InPクラッド層8(キャリ
ア濃度1×1018cm-3、厚さ1μm)、およびp型I
nGaAsP電極層9(キャリア濃度1×1018
-3、厚さ0.5μm)を形成する(図2(c))。そ
してSiO2 膜16(厚さ0.1μm)からなる所定の
形状のマスクを用いて、第1の半絶縁性電流阻止層5に
至るまでエッチングし、高さ約2.0μm、幅約5.0
μm程度のストライプ状の積層体13を作成する(図2
(d))。
【0028】このストライプ状の積層体13の両わき
を、減圧有機金属気相成長法を用いて、FeドープIn
P層によって埋め込み、第2の半絶縁性電流阻止層6を
形成する。
【0029】最後に、電極10および11を形成し、個
々のレーザチップに切り出して、図1に示すような構造
のレーザを得た。
【0030】製作された半導体レーザの室温における特
性は、発振しきい値電流12mA、外部微分量子効率
0.25mW/mA、最高出力20mWであった。素子
の直列抵抗は、3Ω程度と低く、変調強度が3dB低下
する遮断周波数も13GHzであった。
【0031】(実施例2)図3は、本発明の一実施例で
ある、n基板FeドープInP埋め込み構造半導体レー
ザの構造を示す断面図である。
【0032】活性層1は、発光波長1.30μmに相当
するInGaAsP半導体結晶である。また、ガイド層
16は、発光波長1.1μmに相当するInGaAsP
半導体結晶である。活性層1、およびガイド層16は、
n型InP基板4上のメサストライプ12において、第
1のp型InPクラッド層3とn型InPバッファ層2
に上下から挟まれている。
【0033】メサストライプ12の両わきは、第1の半
絶縁性InP電流阻止層5とn型InPからなる導電性
ブロック層7によって埋め込まれている。
【0034】第1のp型InPクラッド層3の上には、
第2のp型InPクラッド層8が、またその上には、p
型電極11と良好なコンタクトが得られるように、p型
InGaAsPからなる電極層9が設けられている。
【0035】第1の半絶縁性InP電流阻止層5と第2
のp型InPクラッド層8との間に設置されている導電
性ブロック層7は、第2のp型InPクラッド層8から
第1の半絶縁性電流阻止層5への正孔の注入を防ぎ、ダ
ブルインジェクションによるリーク電流の発生を抑えて
いる。
【0036】第2のp型InPクラッド層8と電極層9
から構成されるストライプ状の積層体13の両わきは、
第2の半絶縁性InP電流阻止層6によって埋め込まれ
ており、素子の平坦化が実現されている。また、積層体
13は、電極間分離層17によって、第1の注入領域1
8と、第2の注入領域19の2つの領域に分離されてい
る。
【0037】n型電極10はn型InP基板4の全面
に、またp型電極11および20がそれぞれ第1の注入
領域18と第2の注入領域19の各電極の上面に形成さ
れている。
【0038】図4に本実施例の製造工程の各段階におい
て形成される構造を示す。図4(a)〜(d)はそれぞ
れ断面図、(e)は斜視図、(f)は図2(e)におけ
るA−A′線に沿った断面図である。
【0039】まず、(100)面n型InP基板4(キ
ャリア濃度2×1018cm-3)上に、Seをドーパント
とするn型InPバッファ層2(キャリア濃度1×10
18cm-3、厚さ1μm)、発光波長1.30μmに相当
するノンドープInGaAsP活性層1(厚さ0.15
μm)、発光波長1.0μmに相当するノンドープIn
GaAsPガイド層16(厚さ0.10μm)、および
Znをドーパントとする第1のp型InPクラッド層3
(キャリア濃度3×1018cm-3、厚さ0.2μm)、
発光波長1.30μmに相当するノンドープInGaA
sPバッファ層15(厚さ0.1μm)を減圧有機金属
気相成長法により形成したのちSiO2膜14(厚さ
0.1μm)からなる所定の形状のマスクを用いて、高
さ約2.0μm、幅約1.5μmのメサストライプ12
を作成する(図4(a))。
【0040】次にメサストライプ12の両わきを、減圧
有機金属気相成長法を用いて、FeドープInP層によ
って埋め込み、第1の半絶縁性電流阻止層5、およびS
eをドーパントとするn型InP導電性ブロック層7
(キャリア濃度1×1018cm-3、厚さ0.3μm)を
形成する(図4(b))。
【0041】こののち、SiO2 膜14、およびInG
aAsPバッファ層15を除去し、減圧有機金属気相成
長法によって、第2のp型InPクラッド層8(キャリ
ア濃度1×1018cm-3、厚さ1μm)、およびp型I
nGaAsP電極層9(キャリア濃度1×1018
-3、厚さ1μm)を形成する(図4(c))。そし
て、SiO2 膜21(厚さ0.1μm)からなる所定の
形状のマスクを用いて、第1の半絶縁性電流阻止層5に
至るまでエッチングし、高さ約2.0μm、幅約5.0
μm程度のストライプ状の積層体13、および分離溝2
2を形成し、第1の注入領域17と第2の注入領域18
を形成する(図4(d)、(e))。
【0042】分離溝の形成は、InPとInGaAsP
の選択エッチング液を用い、InPのみをエッチングす
る。このとき、図4(e)のA−A′に沿った断面図で
ある図4(f)に示すように、オーバーエッチングにな
ったとしてもガイド層16がエッチングストッパー層と
なり、活性層下のn型InPバッファ層が逆メサ形状に
なるだけで、素子製作上問題を生じない。
【0043】そして、このストライプ状の積層体13の
両わき、および分離溝22を、減圧有機金属気相成長法
を用いて、FeドープInP層によって埋め込み、第2
の半絶縁性電流阻止層6、および電極間分離層17を形
成する。
【0044】最後に、電極10、および11,20を形
成し、個々のレーザチップに切り出して、図3に示すよ
うな構造のレーザを得た。
【0045】第1および第2の注入領域のp型電極間
に、10V印加したときのリーク電流から求めた分離抵
抗は10Ω以上であり、十分な電極間分離抵抗を確保す
ることができた。
【0046】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれば
素子上面の全面にクラッド層、および電極層を形成する
ことなく、素子の直列抵抗の低い高抵抗層埋め込み構造
半導体レーザを作製することができた。また、埋め込み
層の形成を2回に分けることで、従来厚い埋め込み層の
形成に必要であった、庇を備えたマスクを用いることな
く、異常成長のない平坦化埋め込み成長が実現できた。
これにより、庇を備えたマスクの作製といった複雑なプ
ロセスが省略され、素子作製が容易になるとともに、素
子作製中における庇の破損といった問題がなくなり、素
子作製歩留りが著しく向上した。
【0047】また、本発明による素子を、複数の電極を
備えた素子に適用した場合、電極間の導通経路がストラ
イプ幅に限定されるため、電極間の分離抵抗を十分に確
保することができた。
【0048】さらに、本発明では、高抵抗層の形成を2
回に分けて行うため、2回めの高抵抗埋め込み成長時に
おいて、メサストライプに分離溝を形成しておくこと
で、電極分離層の形成と高抵抗埋め込み層の形成を同時
に行うことができた。これにより、電極間の分離抵抗が
大きな素子を、簡便なプロセスによって作製することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である高抵抗層埋め込み
構造半導体レーザの斜視図である。
【図2】第一の実施例の製造工程の各段階において形成
される構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第二の実施例である高抵抗層埋め込み
構造半導体レーザの断面図である。
【図4】第二の実施例の製造工程の各段階において形成
される構造を示す図である。
【図5】素子上面の全面にクラッド層と電極層を有する
従来の高抵抗層埋め込み構造半導体レーザの一例を示す
断面図である。
【図6】素子上面の全面にクラッド層と電極層を有する
従来の高抵抗層埋め込み構造半導体レーザを、複数の電
極を有する素子に適用した場合の素子構造を示す斜視図
である。
【図7】メサストライプ内にクラッド層と電極層を有す
る従来の高抵抗層埋め込み構造半導体レーザの断面図で
ある。
【図8】従来技術における平坦化埋め込み成長のために
メサストライプ上に設けられた庇を有するマスクを示す
断面図である。
【符号の説明】
1 活性層 2 n型InPバッファ層 3 第1のp型InPクラッド層 4 n型InP基板 5 第1の半絶縁性電流阻止層 6 第2の半絶縁性電流阻止層 7 n型InP導電性ブロック層 8 第2のp型InPクラッド層 9 p型InGaAsP電極層 10 n型電極 11 p型電極 12 メサストライプ 13 積層体 14,21 SiO2 マスク 15 InGaAsPバッファ層 16 ガイド層 17 電極間分離層 18 第1の注入領域 19 第2の注入領域 20 p型電極 22 電極間分離溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型を有する半導体基板と、 該基板上に配置され、第1の導電型を有するバッファ
    層、活性層、および第2の導電型を有するクラッド層を
    少なくとも含み、かつストライプ状に形成されたメサス
    トライプと、 該メサストライプの両側面に配置された半絶縁性高抵抗
    層を少なくとも備えた半導体発光装置において、 前記メサストライプの上面において、該メサストライプ
    に沿って配置され、該メサストライプよりも幅の広い、
    第2の導電型を有するクラッド層と電極層からなるスト
    ライプ状の積層体と、 前記第2の導電型を有するストライプ状の積層体の両側
    面に配置された半絶縁性高抵抗層とを具えていることを
    特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の導電型を有するストライプ状
    の積層体が、半絶縁性高抵抗半導体からなる電極分離層
    によって、少なくとも2つ以上の領域に分離されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 【請求項3】 前記半絶縁性高抵抗層がFeをドーピン
    グしたInP層であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の半導体発光装置。
  4. 【請求項4】 第1の導電型を有する半導体基板上に、
    第1の導電型を有するクラッド層、活性層、および第2
    の導電型を有するクラッド層をこの順序に積層して積層
    体を形成する工程と、 前記積層体の上に所定の形状のマスクを形成する工程
    と、 前記マスクを介して、前記積層体を少なくとも前記活性
    層までエッチングしてメサストライプを形成する工程
    と、 前記メサストライプの両側面を半絶縁性高抵抗半導体層
    からなる電流阻止層によって埋め込む工程と、 前記マスクを除去して、前記メサストライプ、および前
    記電流阻止層の上面に、第2の導電型を有するクラッド
    層、および電極層を、この順序に積層して第2の積層体
    を形成する工程と、 前記第2の積層体の上に前記メサストライプよりも広い
    幅を有する、所定の形状の第2のマスクを形成する工程
    と、 前記第2のマスクを介して、前記第2の積層体を少なく
    とも前記半絶縁性高抵抗InP半導体層に至るまでエッ
    チングして、第2の導電型を有するストライプ状の積層
    体を形成する工程と、 前記第2の導電型を有するストライプ状の積層体の両側
    面を、半絶縁性高抵抗半導体層からなる電流阻止層によ
    って埋め込む工程と、 を有することを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の導電型を有する半導体基板上に、
    第1の導電型を有するクラッド層、活性層、および第2
    の導電型を有するクラッド層をこの順序に積層して積層
    体を形成する工程と、 前記積層体の上に所定の形状のマスクを形成する工程
    と、 前記マスクを介して、前記積層体を少なくとも前記活性
    層までエッチングしてメサストライプを形成する工程
    と、 前記メサストライプの両側面を、半絶縁性高抵抗半導体
    層からなる電流阻止層によって埋め込む工程と、 前記マスクを除去して、前記メサストライプ、および前
    記電流阻止の上面に、第2の導電型を有するクラッド
    層、および電極層を、この順序に積層して第2の積層体
    を形成する工程と、 前記第2の積層体の上に少なくとも前記メサストライプ
    よりも広い幅を有する、所定の形状の第2のマスクを形
    成する工程と、 前記第2のマスクを介して、前記第2の積層体を少なく
    とも前記半絶縁性高抵抗半導体層に至るまでエッチング
    して、第2の導電型を有するストライプ状の積層体を形
    成し、同時に該第2の導電型を有するストライプ状の積
    層体をメサストライプ方向に沿って少なくとも2つ以上
    に分離する分離溝を形成する工程と、 前記第2の導電型を有するストライプ状の積層体の両側
    面、および前記分離溝を、半絶縁性高抵抗半導体層によ
    って埋め込む工程と、 を有することを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
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