JPH059073B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH059073B2 JPH059073B2 JP2435084A JP2435084A JPH059073B2 JP H059073 B2 JPH059073 B2 JP H059073B2 JP 2435084 A JP2435084 A JP 2435084A JP 2435084 A JP2435084 A JP 2435084A JP H059073 B2 JPH059073 B2 JP H059073B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum
- sugar beet
- beet pulp
- dewatering
- lime milk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
この発明は石膏を助材として使用する湿甜菜パ
ルプの圧搾脱水方法の改良に関するものである。 甜菜を原料として砂糖を製造する場合、甜菜抽
出装置において、蔗糖の抽出を完了した湿甜菜パ
ルプが該抽出装置から排出される。湿甜菜パルプ
は、通常90〜91重量%の水分を有し、この状態で
の一部利用もあるが、大部分は圧搾脱水、乾燥工
程を経て乾燥パルプとして飼料用途に向けられて
いる。 上記湿甜菜パルプは原料甜菜100トン当りおよ
そ45〜55トン産出され、これを77〜78重量%水分
にまで圧搾脱水した後乾燥して乾燥パルプとする
もので、この乾燥に要する熱エネルギーは製糖工
場全コストに大きなウエイトを占める。このた
め、乾燥装置に供給する圧搾脱水した甜菜パルブ
の水分を出来る限り低くするための方策として例
えば、甜菜抽出条件の最適化、圧搾装置の改良並
びに操作条件の適正化等工程上の各種改善、ある
いはまた圧搾助材の使用等が検討もしくは実施さ
れている。後者の圧搾助材の使用として近年、カ
ルシウム塩、アルミニウム塩等の使用が試みられ
ていて、圧搾脱水に効果のあることが報告されて
いるが、塩化カルシウムや塩化アルミニウムのよ
うな溶解度の比較的大なるものは、圧搾脱水に際
し液側に移行する部分もあり、通常圧搾脱水によ
つて生じた液側は若干の蔗糖分を含むことから甜
菜抽出装置に戻されるので、使用に好ましくな
い。また、カルシウムの硫酸塩として知られる石
膏(硫酸カルシウム)は溶解度が小で効果のある
ことも報告されているが、実際の使用に当つて
は、市販の石膏(CaSO4、2H2O)を単に混合し
て懸濁液としたのみでは輸送管等を閉塞するなど
の問題が多く、効果と取扱いの両者を満足するも
のは未だ確立していない。 この発明者らは上記事情に鑑み、湿甜菜パルプ
の圧搾脱水助材としての石膏の利用度を高めるべ
く鋭意研究した結果、陽イオン交換樹脂硫酸再生
廃液とライムミルクとを混合することにより、均
質で乳化性の良好な石膏スラリーを得ることを知
りこの発明に想到したのである。 この発明で使用する陽イオン交換樹脂硫酸再生
廃液(以下単に硫酸廃液と言う。)とライムミル
クは共に製糖工場において容易に入手することが
でき、硫酸廃液は糖液の精製に供した使用済の強
酸性もしくは弱酸性の陽イオン交換樹脂を硫酸で
再生したときに生ずる再生廃液であり、その一例
を示すと第1表のとおりである。 第1表 (単位 g/) 固形分 全硫酸 遊離硫酸 91 62 27 また、ライムミルクは生石灰を消和して得た乳
状の消石灰液を言い、製糖工場において糖液の清
浄処理方法の一つとして実施している炭酸法に使
用するために、通常はCaCO3純度98%以上の石
灰石を〓焼して得た多孔性で活性な生石灰を水も
しくは甘水(糖液を処理した濾器の洗浄あるいは
各種イオン交換樹脂塔のスイートニング・オン、
オフに際して生ずる若干の蔗糖を含む薄物水を言
う。)で消和することによつて調製する。このよ
うにして調製されたライムミルクはCaOとしての
濃度が190g/程度で、きわめて均質な乳状で
ある。なお、消和に甘水を用いた場合には、甘水
中の蔗糖のために消和がより良好となり、乳化性
が一段とよくなる。 上記硫酸廃液とライムミルクから石膏を調製す
るには両者を混合して緩やかな撹拌下で反応させ
ればよい。この場合、反応完了液のPHを6〜7の
ほぼ中性域にすることが望ましい。これは、甜菜
パルプが飼料用途に向けられるため極端な酸性あ
るいはアルカリ性が好ましくないことによる。 硫酸廃液とライムミルクから調製された石膏の
濃度は稀薄であるため、これを固液分離処理して
濃縮することが望ましい。濃縮装置としては各種
形式のものが使用できるが、例えばハイドロサイ
クロンなどを用いると固液分離が良好に起こり、
石膏濃度(CaSO4・2H2Oとして)を200g/
程度まで高めることができる。 いま、上記濃縮石膏スラリー(石膏濃度200
g/)を用いて湿甜菜パルプを圧搾脱水した場
合について示すと第2表のとおりである。
ルプの圧搾脱水方法の改良に関するものである。 甜菜を原料として砂糖を製造する場合、甜菜抽
出装置において、蔗糖の抽出を完了した湿甜菜パ
ルプが該抽出装置から排出される。湿甜菜パルプ
は、通常90〜91重量%の水分を有し、この状態で
の一部利用もあるが、大部分は圧搾脱水、乾燥工
程を経て乾燥パルプとして飼料用途に向けられて
いる。 上記湿甜菜パルプは原料甜菜100トン当りおよ
そ45〜55トン産出され、これを77〜78重量%水分
にまで圧搾脱水した後乾燥して乾燥パルプとする
もので、この乾燥に要する熱エネルギーは製糖工
場全コストに大きなウエイトを占める。このた
め、乾燥装置に供給する圧搾脱水した甜菜パルブ
の水分を出来る限り低くするための方策として例
えば、甜菜抽出条件の最適化、圧搾装置の改良並
びに操作条件の適正化等工程上の各種改善、ある
いはまた圧搾助材の使用等が検討もしくは実施さ
れている。後者の圧搾助材の使用として近年、カ
ルシウム塩、アルミニウム塩等の使用が試みられ
ていて、圧搾脱水に効果のあることが報告されて
いるが、塩化カルシウムや塩化アルミニウムのよ
うな溶解度の比較的大なるものは、圧搾脱水に際
し液側に移行する部分もあり、通常圧搾脱水によ
つて生じた液側は若干の蔗糖分を含むことから甜
菜抽出装置に戻されるので、使用に好ましくな
い。また、カルシウムの硫酸塩として知られる石
膏(硫酸カルシウム)は溶解度が小で効果のある
ことも報告されているが、実際の使用に当つて
は、市販の石膏(CaSO4、2H2O)を単に混合し
て懸濁液としたのみでは輸送管等を閉塞するなど
の問題が多く、効果と取扱いの両者を満足するも
のは未だ確立していない。 この発明者らは上記事情に鑑み、湿甜菜パルプ
の圧搾脱水助材としての石膏の利用度を高めるべ
く鋭意研究した結果、陽イオン交換樹脂硫酸再生
廃液とライムミルクとを混合することにより、均
質で乳化性の良好な石膏スラリーを得ることを知
りこの発明に想到したのである。 この発明で使用する陽イオン交換樹脂硫酸再生
廃液(以下単に硫酸廃液と言う。)とライムミル
クは共に製糖工場において容易に入手することが
でき、硫酸廃液は糖液の精製に供した使用済の強
酸性もしくは弱酸性の陽イオン交換樹脂を硫酸で
再生したときに生ずる再生廃液であり、その一例
を示すと第1表のとおりである。 第1表 (単位 g/) 固形分 全硫酸 遊離硫酸 91 62 27 また、ライムミルクは生石灰を消和して得た乳
状の消石灰液を言い、製糖工場において糖液の清
浄処理方法の一つとして実施している炭酸法に使
用するために、通常はCaCO3純度98%以上の石
灰石を〓焼して得た多孔性で活性な生石灰を水も
しくは甘水(糖液を処理した濾器の洗浄あるいは
各種イオン交換樹脂塔のスイートニング・オン、
オフに際して生ずる若干の蔗糖を含む薄物水を言
う。)で消和することによつて調製する。このよ
うにして調製されたライムミルクはCaOとしての
濃度が190g/程度で、きわめて均質な乳状で
ある。なお、消和に甘水を用いた場合には、甘水
中の蔗糖のために消和がより良好となり、乳化性
が一段とよくなる。 上記硫酸廃液とライムミルクから石膏を調製す
るには両者を混合して緩やかな撹拌下で反応させ
ればよい。この場合、反応完了液のPHを6〜7の
ほぼ中性域にすることが望ましい。これは、甜菜
パルプが飼料用途に向けられるため極端な酸性あ
るいはアルカリ性が好ましくないことによる。 硫酸廃液とライムミルクから調製された石膏の
濃度は稀薄であるため、これを固液分離処理して
濃縮することが望ましい。濃縮装置としては各種
形式のものが使用できるが、例えばハイドロサイ
クロンなどを用いると固液分離が良好に起こり、
石膏濃度(CaSO4・2H2Oとして)を200g/
程度まで高めることができる。 いま、上記濃縮石膏スラリー(石膏濃度200
g/)を用いて湿甜菜パルプを圧搾脱水した場
合について示すと第2表のとおりである。
【表】
石膏スラリーを添加した場合、無添加に比べて
脱水率は添加量にほぼ比例して高くなる傾向にあ
るが8〜10g/Kg乾物以上添加の場合には、その
効果は漸減し、遂には平衡状態となる。 湿甜菜パルプへの石膏の添加は、上記例のよう
に湿甜菜パルプに直接添加してもよく、また、甜
菜抽出装置へ適当な手段で供給してもよいが、後
者の場合添加量が多くなる傾向にある。 以上の如く、この発明は、湿甜菜パルプの圧搾
脱水に硫酸廃液とライムミルクから調製した石膏
スラリーを使用することにより、従来市販の石膏
(CaCO4・2H2O)を水に懸濁させて使用した際
に生じた輸送配管の閉塞、甜菜パルプとの混合不
良あるいは取扱い設備への沈着等の諸問題が解消
でき、人手に掛かる作業も無くすることができ、
取扱いが容易で運転操作の自動化を可能とすると
共に設備を小型化できるので省人、省力をもたら
し、かつ工程を安定化させて究極的には甜菜糖製
造のエネルギーコストを引下げ、また、廃液処理
費用の軽減をもたらして、きわめて実用的で有益
な発明である。 以下実施例により、この発明の態様を具体的に
説明する。 実施例 円筒堅型ライムキルンに直径6〜10cmの石灰石
(CaCO3純度98%)をコークスとの比率を100対
12として供給し、温度1000〜1100℃に管理して〓
焼し、生石灰(CaO)純度98%の塊状活性生石灰
を得た。これを横置回転ドラム型スレーカ(回転
数4r.p.m)に毎時3〜4トンで供給し、Bx度
(ブリツクス度、ブリツクス度計で測定した固形
分%)3〜4の甘水を供給してBx度がおよそ35
のライムミルクを調製した。このライムミルクを
容積約200の撹拌機付反応槽に毎時20で導入
しながら、これに甜菜糖液(Bx度約22)を処理
したアンバーライトIR−120B(強酸性陽イオン交
換樹脂)を1.5N硫酸で再生したときの硫酸廃液
(酸度0.5N)を反応液のPHが6〜6.3範囲となるよ
うに混合した(毎時約200の混合となつた)。 上記反応によつて得た石膏乳化液を反応槽底部
から取り出し、ハイドロサイクロンに供給して固
液分離処理し、石膏濃度200g/の乳化石膏ス
ラリーを得た。 上記で得た石膏スラリーを甜菜抽出装置から排
出された湿甜菜パルプ(平均水分90.20重量%)
に横置U型混合機を用いてパルプ乾物重量1Kg当
り石膏量が6.1gとなるように添加混合した後ス
トードMS−64S型圧搾機(横型ツインスクリユ
ー式)で圧搾脱水した結果平均水分7.24重量%に
まで脱水できた。一方、同じ水分の湿甜菜パルプ
に石膏を添加しなかつた場合の圧搾後の水分は
77.75重量%であつた。 このことから、石膏添加により脱水率が無添加
の場合に対しおよそ3.1%アツプした。
脱水率は添加量にほぼ比例して高くなる傾向にあ
るが8〜10g/Kg乾物以上添加の場合には、その
効果は漸減し、遂には平衡状態となる。 湿甜菜パルプへの石膏の添加は、上記例のよう
に湿甜菜パルプに直接添加してもよく、また、甜
菜抽出装置へ適当な手段で供給してもよいが、後
者の場合添加量が多くなる傾向にある。 以上の如く、この発明は、湿甜菜パルプの圧搾
脱水に硫酸廃液とライムミルクから調製した石膏
スラリーを使用することにより、従来市販の石膏
(CaCO4・2H2O)を水に懸濁させて使用した際
に生じた輸送配管の閉塞、甜菜パルプとの混合不
良あるいは取扱い設備への沈着等の諸問題が解消
でき、人手に掛かる作業も無くすることができ、
取扱いが容易で運転操作の自動化を可能とすると
共に設備を小型化できるので省人、省力をもたら
し、かつ工程を安定化させて究極的には甜菜糖製
造のエネルギーコストを引下げ、また、廃液処理
費用の軽減をもたらして、きわめて実用的で有益
な発明である。 以下実施例により、この発明の態様を具体的に
説明する。 実施例 円筒堅型ライムキルンに直径6〜10cmの石灰石
(CaCO3純度98%)をコークスとの比率を100対
12として供給し、温度1000〜1100℃に管理して〓
焼し、生石灰(CaO)純度98%の塊状活性生石灰
を得た。これを横置回転ドラム型スレーカ(回転
数4r.p.m)に毎時3〜4トンで供給し、Bx度
(ブリツクス度、ブリツクス度計で測定した固形
分%)3〜4の甘水を供給してBx度がおよそ35
のライムミルクを調製した。このライムミルクを
容積約200の撹拌機付反応槽に毎時20で導入
しながら、これに甜菜糖液(Bx度約22)を処理
したアンバーライトIR−120B(強酸性陽イオン交
換樹脂)を1.5N硫酸で再生したときの硫酸廃液
(酸度0.5N)を反応液のPHが6〜6.3範囲となるよ
うに混合した(毎時約200の混合となつた)。 上記反応によつて得た石膏乳化液を反応槽底部
から取り出し、ハイドロサイクロンに供給して固
液分離処理し、石膏濃度200g/の乳化石膏ス
ラリーを得た。 上記で得た石膏スラリーを甜菜抽出装置から排
出された湿甜菜パルプ(平均水分90.20重量%)
に横置U型混合機を用いてパルプ乾物重量1Kg当
り石膏量が6.1gとなるように添加混合した後ス
トードMS−64S型圧搾機(横型ツインスクリユ
ー式)で圧搾脱水した結果平均水分7.24重量%に
まで脱水できた。一方、同じ水分の湿甜菜パルプ
に石膏を添加しなかつた場合の圧搾後の水分は
77.75重量%であつた。 このことから、石膏添加により脱水率が無添加
の場合に対しおよそ3.1%アツプした。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 陽イオン交換樹脂硫酸再生廃液とライムミル
クから調製した石膏を湿甜菜パルプの圧搾脱水助
材として使用することを特徴とする湿甜菜パルプ
の圧搾脱水方法。 2 石膏が調製後固液分離により濃縮処理された
スラリー状である特許請求の範囲第1項記載の圧
搾脱水方法。 3 固液分離がハイドロサイクロンによる特許請
求の範囲第2項記載の圧搾脱水方法。 4 ライムミルクを石灰石を〓焼して得た活性生
石灰に甘水を使用して調製する特許請求の範囲第
1項記載の圧搾脱水方法。 5 石膏の添加を湿甜菜パルプに直接行う特許請
求の範囲第1項記載の圧搾脱水方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2435084A JPS60168400A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | 湿甜菜パルプの圧搾脱水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2435084A JPS60168400A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | 湿甜菜パルプの圧搾脱水方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60168400A JPS60168400A (ja) | 1985-08-31 |
| JPH059073B2 true JPH059073B2 (ja) | 1993-02-03 |
Family
ID=12135744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2435084A Granted JPS60168400A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | 湿甜菜パルプの圧搾脱水方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60168400A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19545803C2 (de) * | 1995-12-08 | 1999-07-29 | Braunschweigische Masch Bau | Verfahren zur mechanischen Entwässerung extrahierter Zuckerrübenschnitzel |
-
1984
- 1984-02-14 JP JP2435084A patent/JPS60168400A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60168400A (ja) | 1985-08-31 |
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