JPH0592629U - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

Info

Publication number
JPH0592629U
JPH0592629U JP5152692U JP5152692U JPH0592629U JP H0592629 U JPH0592629 U JP H0592629U JP 5152692 U JP5152692 U JP 5152692U JP 5152692 U JP5152692 U JP 5152692U JP H0592629 U JPH0592629 U JP H0592629U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft member
grease
shaft
rotation detecting
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5152692U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2546482Y2 (ja
Inventor
真佐樹 広田
孝之 青島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1992051526U priority Critical patent/JP2546482Y2/ja
Publication of JPH0592629U publication Critical patent/JPH0592629U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546482Y2 publication Critical patent/JP2546482Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定対象物内の潤滑油を利用することなくシ
ャフト部材を軸受部材で円滑に支持することのできる回
転検出装置を提供することを目的としている。 【構成】 測定対象物(エンジン)に設けられた回転体
(歯車)の回転運動を回転検出手段30側に伝えるシャ
フト部材15と、このシャフト部材15を回転自在に保
持する軸受部材11aとを備えた回転検出装置であっ
て、前記シャフト部材15は、内部を中空に形成したグ
リース溜め18を有しているとともに、このグリース溜
めから外周面に通じるグリース供給孔19を有する構成
になっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えばエンジンの出力軸等の回転体の回転数を検出するための回 転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の回転検出装置としては、例えばエンジン(測定対象物)の回転 数を検出するものとして、図7に示すものが知られている。すなわち、ハウジン グ1が図示しないエンジンのミッションケースに取り付けられるようになってお り、ハウジング1の外周部には、ミッション内の潤滑油の漏れを防止するOリン グ2が設けられている。ハウジング1の内部には、伝達軸(シャフト部材)3が 回転自在に設けられており、この伝達軸3の先端部には、ミッション内の歯車( 回転体)に噛み合うドリブンギヤ4が取り付けられている。
【0003】 伝達軸3は、外周に螺旋状の油溝5が形成されたものであり、ミッション内の 潤滑油を導入することによって、外周面を潤滑するようになっている。また、伝 達部材3の基端部には、カップリング部6が形成されており、このカップリング 部6には、磁気ロータ7を回転駆動する駆動軸8が接続されている。磁気ロータ 7は、端面7aが多極着磁されたものであり、この端面7aに近接するようにし て磁気感応素子9が設けられている。そして、磁気ロータ7及び磁気感応素子9 によって回転検出手段10が構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の回転検出装置においては、ミッション内の潤滑油を利用 して伝達軸3の外周面を潤滑しているので、伝達軸3に潤滑油が十分侵入するよ うに、ミッション上の取付位置を検討しなければならず、取付が面倒であるとい う問題があった。そして、潤滑油を使用していない測定対象物には、取り付ける ことができないという問題があった。
【0005】 この考案は上述した問題を解消するためになされたもので、その目的は、測定 対象物内の潤滑油を利用することなくシャフト部材を軸受部材で円滑に支持する ことのできる回転検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の考案は、測定対象物に設けられた回転 体の回転運動を回転検出手段側に伝えるシャフト部材と、このシャフト部材を回 転自在に保持する軸受部材とを備えた回転検出装置であって、前記シャフト部材 は、内部を中空に形成したグリース溜めを有しているとともに、このグリース溜 めから外周面に通じるグリース供給孔を有するものであることを特徴としている 。
【0007】 また、請求項2の考案は、測定対象物に設けられた回転体の回転運動を回転検 出手段側に伝えるシャフト部材と、このシャフト部材を回転自在に保持する軸受 部材とを備えた回転検出装置であって、前記シャフト部材は樹脂で形成されてい ることを特徴としている。
【0008】 さらに、請求項3の考案は、前記請求項2のシャフト部材を次のように形成し ていることを特徴としている。すなわち、シャフト部材は、内部を中空に形成し たグリース溜めを有するとともに、このグリース溜めから外周面に通じるグリー ス供給孔を有するように形成している。
【0009】 さらにまた、請求項4の考案は、前記請求項1ないし請求項3のいずれかのシ ャフト部材の外周面に、軸方向に沿う溝を形成していることを特徴としている。
【0010】 また、請求項5の考案は、請求項1又は請求項3のシャフト部材の外周面に、 軸方向に沿う溝を形成し、この溝にグリース供給孔を通じさせていることを特徴 としている。
【0011】 さらに、請求項6に考案は、請求項1ないし請求項3のいずれかのシャフト部 材の外周面に、螺旋状の溝を形成していることを特徴としている。
【0012】 さらにまた、請求項7の考案は、前記請求項1又は請求項3のシャフト部材の 表面に、螺旋状の溝を形成し、この溝にグリース供給孔を通じさせていることを 特徴としている。
【0013】
【作用】
上記のように構成された請求項1の考案においては、グリース溜め内のグリー スがグリース供給孔から、シャフト部材の外周面に徐々に流れ、シャフト部材と 軸受部材との潤滑が長期にわたって保たれる。このため、測定対象物内に設けら れた潤滑油を利用せずにシャフト部材を軸受部材で円滑に支持することができ、 測定対象物上の自由な位置に取り付けて、回転の検出をすることができる。
【0014】 また、請求項2の考案においては、シャフト部材が樹脂で形成されているから 、軸受部材に対するシャフト部材の摩擦係数が極めて小さくなる。したがって、 この場合も測定対象物内の潤滑油を利用せずにシャフト部材を軸受部材で円滑に 支持することができる。
【0015】 さらに、請求項3の考案においては、シャフト部材を樹脂で形成している上に 、グリース溜め及びグリース供給孔を有しているから、より円滑にシャフト部材 を支持することができる。
【0016】 さらにまた、請求項4の考案においては、シャフト部材の外周面に軸方向に沿 う溝が形成されているから、シャフト部材を軸受部材より熱膨張係数の大きな材 料で形成しても、シャフト部材の周方向の膨脹成分を溝で吸収して、この周方向 の膨脹成分が半径方向の膨脹成分となるのを防止することができる。したがって 、熱膨張を考慮して、シャフト部材と軸受部材との隙間を大きくとる必要がなく 、シャフト部材と軸受部材との隙間を小さくすることができるから、シャフト部 材を軸受部材によって円滑に支持することができる。さらに、溝によって、シャ フト部材の外周面の放熱面積が増加するので、シャフト部材の温度上昇を抑える ことができ、この点からもシャフト部材と軸受部材との隙間を小さくすることが できる。しかも、シャフト部材の温度を低く抑えることができるので、シャフト 部材の劣化の低減を図ることができる。
【0017】 さらに、請求項5の考案においては、溝にグリースが供給されるので、シャフ ト部材の外周面全体に満遍なくグリースを供給することができる。また、請求項 6の考案においては、上記請求項4と同様の作用を呈し、請求項7の考案におい ては、上記請求項5と同様の作用を呈する。
【0018】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1〜図6を参照して説明する。
【0019】 まず、図1〜図3を参照してこの考案の第1実施例を説明する。図1において 、11は、測定対象物である例えばエンジンのミッション(図示せず)に取り付 け可能に形成したハウジングであり、このハウジング11の外周部には、ミッシ ョン等の内部から潤滑油が漏れるのを防止するOリング12が設けられている。 ハウジング11は、アルミダイキャストにより形成されたものであり、その軸心 部には、後述する伝達軸(シャフト部材)15を保持する断面円形状の軸受孔( 軸受部材)11aが先端側から基端側に向けて形成されている。軸受孔11aは 、機械加工等により、真円度、真直度、内面の表面あらさ等が精密に仕上げられ たものであり、この軸受孔11aには、先端側から回転運動取出部材13が挿入 されている。
【0020】 回転運動取出部材13は、図2に示すように、ドリブンギヤ14及び伝達軸1 5をナイロン、ポリフェニレンサルファイド等の樹脂で同軸状に一体に成形した ものである。ドリブンギヤ14は、図示しないミッション内の歯車(回転体)に 噛み合うようになっており、伝達軸15は、外周に形成した環状溝16によって 先端部15aと基端部15bとに分かれている。先端部15a及び基端部15b の外周にはそれぞれ螺旋溝17が形成れており、基端部15bの軸心には、グリ ース溜め18が形成されている。
【0021】 グリース溜め18は、基端部15bの基端面から環状溝16に達するように、 断面円形の中空孔状に形成されたものであり、このグリース溜め18から外周部 の螺旋溝17に貫通するように複数のグリース供給孔19が形成されている。グ リース供給孔19は、直径が0.1mm〜2mm位に形成されたものであり、グ リース溜め18内のグリースが螺旋溝17へ出過ぎないようにまた不足しないよ うにその直径が決定されている。
【0022】 また、基端部15bの基端側には、カップリング部20が形成されている。カ ップリング部20は、基端部15bの基端面から先端側に延びる一対の溝21を 有するものであり、この溝21に係合するようにして、磁気ロータ22を回転駆 動する駆動軸(シャフト部材)23が接続されている。磁気ロータ22は、図3 に示すように、端面22aが多極着磁された円板状のものである。駆動軸23は 、基端部が磁気ロータ22の軸心に同軸状に固定されており、ナイロン、ポリフ ェニレンサルファイド等の樹脂で磁気ロータ22をインサートして成形したもの である。また、駆動軸23は、磁気ロータ22に近い部分が滑り軸受(軸受部材 )24によって回転自在に支持されている。
【0023】 さらに、駆動軸23には、先端側から滑り軸受24の部分を貫通するように中 空孔状のグリース溜め25が形成されているとともに、グリース溜め25から滑 り軸受24が嵌合する部分の外周面へ貫通するグリース供給孔26が複数形成さ れている。グリース供給孔26は、直径が0.1mm〜2mm位に形成されたも のであり、グリース溜め25内のグリースが外周面へ出過ぎることなくまた不足 することがないようにその直径が決定されている。また、駆動軸23の先端部の 外周には、伝達軸15のカップリング部20の溝21に係合するキー27が設け られている。
【0024】 また、ハウジング11の基端部は、軸受孔11aに連続して形成された貫通孔 11bが開口しており、この開口部を閉塞するようにしてエンドキャップ28が 固定されている。エンドキャップ28には、磁気ロータ22の端面22aに近接 するように磁気感応素子29が設けられている。そして、磁気ロータ22及び磁 気感応素子29によって、回転検出手段30が構成されている。
【0025】 磁気感応素子29は、ホール素子等からなるものであって、磁気ロータ22の 回転数に応じて電気信号を発するようになっており、エンドキャップ29に設け られた端子31に電気的に接続されている。端子31は、図示しない指示計器等 に接続して、磁気感応素子29で発生した電気信号を指示計器等に送るようにな っている。
【0026】 また、図1において、符号32で示すものは、伝達軸15の抜止部材であり、 この抜止部材32は、伝達軸の環状溝16に嵌まる形状の円筒状の外周面を有す るものであり、ハウジング11の外部から、伝達軸15の環状溝16を通って貫 通するように設けられている。
【0027】 上記のように構成された回転検出装置においては、グリース溜め18、25内 にグリースを詰め、かつ伝達軸15及び駆動軸23の外周面にグリースを薄く塗 った状態で、これらの伝達軸15及び駆動軸23をハウジング11内に組み付け る。そして、このようにして組み立てた回転検出装置をミッションに取り付ける 。
【0028】 この状態でエンジンをかけると、ミッション内の歯車の回転運動がドリブンギ ヤ14を介して取り出され、さらに伝達軸15及び駆動軸23を介して磁気ロー タ22に伝えられる。そして、磁気感応素子29から磁気ロータ22の回転数に 応じた電気信号が指示計器等に出力される。
【0029】 伝達軸15及び駆動軸23は、初期のうちは最初に塗布したグリースによって 十分な潤滑が得られる。そして、使用期間の経過とともに、外周面に塗布したグ リースが徐々に消費され、外周面上のグリースの圧力が徐々に低下する。そうす ると、グリース溜め18、25から遠心力で外側に流出しようとするグリースの 圧力が、外周面上のグリースの圧力より大きくなって、グリースがグリース供給 孔19、26を通って、螺旋溝17あるいは外周面に徐々に流出するようになる 。このようにして、伝達軸15及び駆動軸23の潤滑が長期にわたって安定的に 維持される。
【0030】 上記のように構成された回転検出装置によれば、伝達軸15及び駆動軸23の 潤滑をグリース溜め18、25内のグリースによって、長期にわたって安定的に 維持することができるから、測定対象物である例えばエンジンのミッション内の 潤滑油を利用することなく伝達軸15や駆動軸23の潤滑をすることができる。 したがって、ミッション内の潤滑油の位置に制限されることなく、ミッション上 の自由な位置に取り付けることができ、設計上、取付位置を決定する面倒を解消 することができる。
【0031】 しかも、ミッションの潤滑油が存在しない部分に設置することにより、ハウジ ング11の取り付け部からの潤滑油の漏れを確実に防止することができる。さら に、潤滑油を有しない測定対象物にも取り付けることができるという顕著な作用 効果を奏する。
【0032】 なお、上記実施例においては、グリース供給孔19を、図2に示すように、一 つの方向に3つ並べて形成したものを示したが、このグリース供給孔19は、周 方向に異なる位置に複数設けてもよいことはいうまでもない。そして、好ましく は、複数対のグリース供給孔19を設けて、各対のものを周方向に180度離れ た位置に配置することが、遠心力によって内部のグリースを全て供給するうえで 望ましい。同様にして、駆動軸23のグリース供給孔26も周方向に180度離 れた位置に設けることが好ましい。
【0033】 また、グリース溜め18を基端部15bのみに形成したが、基端部15b及び 先端部15aの内部にともに貫通するように形成し、グリース溜め18から先端 部15a側の螺旋溝17に通じるようにもグリース供給孔19を形成してもよい 。さらに、グリース溜め18から環状溝16に通じるようにグリース供給孔19 を形成してもよい。また、駆動軸23の滑り軸受24の部分には、螺旋溝を形成 していないが、この部分にも伝達軸15と同様の螺旋溝17を形成し、この螺旋 溝17に通じるグリース供給孔26を形成するようにしてもよい。
【0034】 さらに、伝達軸15とドリブンギヤ14とを一体に形成したが、分離可能に形 成してもよいことはいうまでもない。しかも、伝達軸15、ドリブンギヤ14及 び駆動軸23を樹脂で形成して潤滑性の向上を図ったが、金属等の他の材料で形 成してもよいことはいうまでもない。
【0035】 さらにまた、伝達軸15及び駆動軸23は、樹脂で形成することによってのみ 、潤滑性の向上を図るようにしてもよい。すなわち、伝達軸15及び駆動軸23 を樹脂で形成し、グリース溜め18、グリース供給孔19及び螺旋溝17等のグ リースの貯留供給手段を設けなくてもよい。
【0036】 次に、図4〜図6を参照してこの考案の第2実施例を説明する。ただし、上記 図1〜図3に示す第1実施例と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を 省略する。
【0037】 すなわち、ハウジング41は、先端側の内周面に形成された雌ねじ部41aを 介して、測定対象物である例えばエンジンのミッション(図示せず)に取り付け られるようになっており、雌ねじ部41aの基端側には、同雌ねじ部41aと同 軸状に形成された伝達軸(シャフト部材)42の導入孔41bが形成されている 。また、ハウジング41の基端部は、導入孔41bに連続する貫通孔41cが開 口しており、この貫通孔41cを閉塞するようにしてエンドキャップ28が固定 されている。
【0038】 伝達軸42は、図示しないミッション内の回転体の回転運動を駆動軸(シャフ ト部材)43に伝達するものであり、先端部の外周にキー42aが形成されてい る。キー42aは、プレス等によって伝達軸42の一部を隆起させたものであり 、上記ミッション内の回転体に形成されたキー溝(図示せず)に嵌まるようにな っている。また、伝達軸42の基端部は、断面が正方形状に形成された継手部4 2bとなっている。
【0039】 駆動軸43は、ナイロン、ポリフェニレンサルファイド等の樹脂で形成された ものであり、その軸心には、先端側から、伝達軸42の継手部42bが嵌合する 断面正方形状の継手孔部43aが形成されている。また、駆動軸43の基端部に は、磁気ロータ22が同軸状に固定されている。さらに、駆動軸43は、磁気ロ ータ22に近い部分が滑り軸受24に回転自在に嵌合する摺動面(外周面)43 bになっている。
【0040】 摺動面43bには、図5に示すように、軸方向に平行の延びる直線溝43cが 複数形成されている。直線溝43cは、図6に示すように、底面43dが軸心を 中心とする円弧状の面によって形成されており、この底面43dに隣接する側面 43e、43eが軸心からの半径方向を向く面によって形成されている。この直 線溝43cは、周方向に等間隔に形成されており、隣接する直線溝43c間の外 周面の寸法Aと底面43dの周方向の寸法Bとが下記の(1)式のように形成さ れている。
【0041】 B≦A≦2B …… (1) また、上記寸法Bと側面43eの深さ方向の寸法Dとがほぼ等しく形成されてい る。
【0042】 上記(1)式に示すように、寸法Aを寸法B以上に形成しているのは、寸法A が寸法Bより小さくなると、摺動面43bが滑り軸受24に当接する面積が小さ くなって、摺動面43bの面圧が大きくなりすぎるからであり、寸法Aを寸法B の2倍以下に形成しているのは、次の理由からである。すなわち、駆動軸43の 温度が上昇した際に、周方向に向かって膨脹する成分は、直線溝43cがない場 合には、半径方向に膨脹する成分となって径の増加をもたらすが、直線溝43c がある場合には、周方向の膨脹成分が直線溝43cで吸収され、この周方向の膨 脹成分が半径方向の膨脹成分となることが防止される。しかし、寸法Aが寸法B の2倍より大きくなると、周方向の膨脹成分を直線溝43cで吸収することが難 しくなって、駆動軸43の径が増加してしまうからである。
【0043】 また、寸法Bと寸法Dとをほぼ等しい寸法に形成しているのは、寸法Dが寸法 Bより小さくなると、直線溝43cが浅いために、この直線溝43cで周方向の 膨脹成分を吸収することができなくなるからであり、寸法Dが寸法Bより大きく なると、直線溝43cが深くなって、摺動面43bの凸状に突出する部分の強度 が低下してしまうからである。
【0044】 上記のように構成された回転検出器によれば、滑り軸受24を金属で形成して いる場合には、樹脂で形成した駆動軸43の熱膨脹係数の方が滑り軸受24の熱 膨脹係数より大きいため、熱膨脹を考慮して、滑り軸受24と駆動軸43との隙 間を大きくとっておく必要があったが、駆動軸43の摺動面43bに直線溝43 cが複数形成されているから、駆動軸43の周方向の膨脹成分を直線溝43cで 吸収して、この周方向の膨脹成分が半径方向の膨脹成分となるのを防止すること ができ、このため直線溝43cがない場合に比べて、滑り軸受24と駆動軸43 との隙間を小さくすることができる。
【0045】 したがって、滑り軸受24と駆動軸43とのガタを小さくすることができ、こ れによって駆動軸43の寿命を向上させることができるとともに、より高速回転 に耐えることができるという効果を奏する。さらに、直線溝43cによって、摺 動面43bの放熱面積が増加するので、駆動軸43の温度上昇を抑えることがで き、この点からも滑り軸受24と駆動軸43との隙間を小さくすることができる 。しかも、駆動軸43の温度を低く抑えることができるので、駆動軸43の劣化 の低減を図ることができる。
【0046】 なお、上記第2実施例においては、駆動軸43の摺動面43bに直線溝43c を形成したが、この直線溝43cの代えて、前記第1実施例で示した螺旋溝17 を形成してもよい。また、駆動軸43内に、前記第1実施例と同様のグリース溜 め25及びグリース供給孔26を設けてもよい。この場合、グリース供給孔26 は直線溝43cに通じさせることが好ましい。さらに、前記第1実施例の伝達軸 15や駆動軸23の摺動面に、直線溝43cを形成してもよいことはいうまでも ない。
【0047】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、グリース供給孔からシャフト部材の外周面に徐々に 流出するグリースによって、シャフト部材と軸受部材との潤滑を長期にわたって 安定的に維持することができるから、潤滑油が存在しないような測定対象物に取 り付けて、回転の検出を行なうことができる。したがって、測定対象物内の潤滑 油を利用せずにシャフト部材を軸受部材で円滑に支持することができる。
【0048】 また、請求項2の考案によれば、シャフト部材が樹脂で形成されているから、 軸受部材に対するシャフト部材の摩擦係数を極めて小さくすることができる。し たがって、この場合も測定対象物内の潤滑油を利用せずにシャフト部材を軸受部 材で円滑に支持することができる。
【0049】 さらに、請求項3の考案においては、シャフト部材を樹脂で形成している上に 、グリースを軸受部材の外周面に供給するためのグリース溜め及びグリース供給 孔を有しているから、より円滑にシャフト部材を支持することができる。
【0050】 さらにまた、請求項4の考案においては、シャフト部材の外周面に軸方向に沿 う溝が形成されているから、シャフト部材が軸受部材に対して熱膨張係数の大き な材料で形成されていたとしても、シャフト部材の周方向の膨脹成分を溝で吸収 して、この周方向の膨脹成分が半径方向の膨脹成分となるのを防止することがで きる。したがって、熱膨張を考慮して、シャフト部材と軸受部材との隙間を大き くとる必要がなく、すなわちシャフト部材と軸受部材との隙間を小さくすること ができるから、シャフト部材を軸受部材によって円滑に支持することができる。 さらに、溝によって、シャフト部材の外周面の放熱面積が増加するので、シャフ ト部材の温度上昇を抑えることができ、この点からもシャフト部材と軸受部材と の隙間を小さくすることができ、シャフト部材を円滑に支持することができる。 しかも、シャフト部材の温度を低く抑えることができるので、シャフト部材の劣 化の低減を図ることができる。
【0051】 さらに、請求項5の考案においては、溝にグリースが供給されるので、シャフ ト部材の外周面全体に満遍なくグリースを供給することができる。また、請求項 6の考案においては、上記請求項4と同様の作用効果を呈し、請求項7の考案に おいては、上記請求項5と同様の作用効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例として示した回転検出装
置の断面図。
【図2】同回転検出装置の伝達軸及びドリブンギヤを示
す断面図。
【図3】同回転検出装置の駆動軸を示す断面図。
【図4】この考案の第2実施例として示した回転検出装
置の断面図。
【図5】同回転検出装置の駆動軸を示す要部断面斜視
図。
【図6】図5のVI部を拡大した図。
【図7】従来例として示した回転検出装置の断面図。
【符号の説明】
11a 軸受部材(軸受孔) 15 シャフト部材(伝達軸) 17 螺旋溝 18 グリース溜め 19 グリース供給孔 23 シャフト部材(駆動軸) 24 軸受部材(滑り軸受) 25 グリース溜め 26 グリース供給孔 30 回転検出手段 42 シャフト部材(伝達軸) 43 シャフト部材(駆動軸) 43b 摺動面(外周面) 43c 軸方向に沿う溝(直線溝)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01P 3/487 B 9010−2F // F02D 35/00 362 G 9038−3G

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物に設けられた回転体の回転運
    動を回転検出手段側に伝えるシャフト部材と、このシャ
    フト部材を回転自在に保持する軸受部材とを備えた回転
    検出装置であって、 前記シャフト部材は、内部を中空に形成したグリース溜
    めを有しているとともに、このグリース溜めから外周面
    に通じるグリース供給孔を有するものであることを特徴
    とする回転検出装置。
  2. 【請求項2】 測定対象物に設けられた回転体の回転運
    動を回転検出手段側に伝えるシャフト部材と、このシャ
    フト部材を回転自在に保持する軸受部材とを備えた回転
    検出装置であって、 前記シャフト部材は樹脂で形成されていることを特徴と
    する回転検出装置。
  3. 【請求項3】 シャフト部材は、内部を中空に形成した
    グリース溜めを有しているとともに、このグリース溜め
    から外周面に通じるグリース供給孔を有していることを
    特徴とする請求項2記載の回転検出装置。
  4. 【請求項4】 シャフト部材の外周面には、軸方向に沿
    う溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載の回転検出装置。
  5. 【請求項5】 シャフト部材の外周面には、軸方向に沿
    う溝が形成されており、この溝にグリース供給孔が通じ
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の回
    転検出装置。
  6. 【請求項6】 シャフト部材の外周面には、螺旋状の溝
    が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載の回転検出装置。
  7. 【請求項7】 シャフト部材の表面には、螺旋状の溝が
    形成されており、この溝にグリース供給孔が通じている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の回転検
    出装置。
JP1992051526U 1992-03-10 1992-07-22 回転検出装置 Expired - Lifetime JP2546482Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992051526U JP2546482Y2 (ja) 1992-03-10 1992-07-22 回転検出装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-11748 1992-03-10
JP1174892 1992-03-10
JP1992051526U JP2546482Y2 (ja) 1992-03-10 1992-07-22 回転検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0592629U true JPH0592629U (ja) 1993-12-17
JP2546482Y2 JP2546482Y2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=26347259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992051526U Expired - Lifetime JP2546482Y2 (ja) 1992-03-10 1992-07-22 回転検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546482Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093485A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Nsk Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP2011174577A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Brother Industries Ltd 歯車機構及び画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607330U (ja) * 1983-06-23 1985-01-19 三菱自動車工業株式会社 プロペラシヤフト
JPS62243975A (ja) * 1986-04-17 1987-10-24 Matsushita Refrig Co 圧縮機の給油機構
JPH01110322U (ja) * 1988-01-18 1989-07-25
JPH0277621U (ja) * 1988-12-01 1990-06-14

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607330U (ja) * 1983-06-23 1985-01-19 三菱自動車工業株式会社 プロペラシヤフト
JPS62243975A (ja) * 1986-04-17 1987-10-24 Matsushita Refrig Co 圧縮機の給油機構
JPH01110322U (ja) * 1988-01-18 1989-07-25
JPH0277621U (ja) * 1988-12-01 1990-06-14

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093485A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Nsk Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP2011174577A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Brother Industries Ltd 歯車機構及び画像形成装置
US9169870B2 (en) 2010-02-25 2015-10-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Gear system and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2546482Y2 (ja) 1997-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5141338A (en) Dynamic pressure type fluid bearing apparatus
US20040234181A1 (en) Synthetic resin retainer and angular ball bearing
GB2104980A (en) Dynamic pressure fluid bearing
US5210665A (en) Floppy disk apparatus having an improved disk rotating mechanism
JPH02261923A (ja) 磁界センサ付スラスト軸受
US6412984B2 (en) Dynamic pressure bearing apparatus
US20040056547A1 (en) Hydrodynamic bearing system
JP3970264B2 (ja) 軸封装置およびその軸封装置を備えるモータ
JP4017818B2 (ja) 玉軸受
JPH0592629U (ja) 回転検出装置
JP4017827B2 (ja) 玉軸受
US5498085A (en) Shaft sealing systems
CN211648567U (zh) 一种磁力泵轴承箱结构
US6848829B2 (en) Hydrodynamic bearing arrangement for a spindle motor
JPS6360247B2 (ja)
JP2003343567A (ja) 深溝玉軸受
US3964321A (en) Fixing device for speed meter driven gear
JPH11311253A (ja) 動圧型焼結含油軸受ユニット
EP0392739A2 (en) Motor bearing assemblies
JPH1198763A (ja) 動圧軸受装置
CN212744910U (zh) 螺母旋转式滚珠丝杆
JPH11117935A (ja) 軸受装置
CN108953531A (zh) 行星辊式动力传递装置
JP2004156726A (ja) センサ付き転がり軸受装置
JPH0284017U (ja)